JP2560120Y2 - シートバックの背裏構造 - Google Patents

シートバックの背裏構造

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JP2560120Y2
JP2560120Y2 JP4903491U JP4903491U JP2560120Y2 JP 2560120 Y2 JP2560120 Y2 JP 2560120Y2 JP 4903491 U JP4903491 U JP 4903491U JP 4903491 U JP4903491 U JP 4903491U JP 2560120 Y2 JP2560120 Y2 JP 2560120Y2
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JP
Japan
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trim cover
back panel
side plate
seat
terminal
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JP4903491U
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JPH04133798U (ja
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紀雄 遠藤
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Tachi S Co Ltd
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Tachi S Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用シート(座席)
のシートバック、詳しくは、シートバックの背面側にお
けるトリムカバーの端末とバックパネルのサイドプレー
トに対する固定構造に関する。
【0002】従来の自動車用シート(フロントシート)
のシートバックには、背裏側下部にバックパネルを固定
して、シートバックの外観品質を向上させているものが
ある。この種の従来品の構造の一例を図5から図8に示
す。図5は、略シートバックの外形形状にモールド成形
した発泡体製クッション体(5)をトリムカバー(3)
で被覆した後、バックパネル(4A)をシートバック
(SB)のバックフレームと一体のサイドプレート
(2)(2)に固定する状態を示す。トリムカバー
(3)は開口部がシートバック(SB)の背裏側に位置
するように袋状に縫製され、その開口部の縦方向の端末
にはフック状の合成樹脂製リテーナが縫着され、このリ
テーナがサイドプレート(2)(2)の内側端縁に掛止
されている。
【0003】図6は、前記クッション体(5)、トリム
カバー(3)を取付ける前のシートバックのバックフレ
ームを示し、バックフレームはパイプ製の上部フレーム
部(10)と、この上部フレーム部(10)の両下端に
溶接したサイドフレーム部(13)(13)と、左右の
サイドフレーム(13)(13)の両下端間に架設した
パイプ製の下部フレーム部(12)及び上部フレーム部
(10)の下部間に固定した支杆(11)とから構成さ
れ、この支杆(11)と下部フレーム部(12)の左右
には縦方向に、サイドプレート(2)(2)が固着さ
れ、この左右のサイドプレート(2)(2)の内側端縁
(左右のサイドプレート(2)(2)が向き合う端縁)
には、前記リテーナを掛止するリテーナ掛止部(21)
…と、バックパネル(4A)を締結するバックパネル固
定部(22)…とが設けてあり、このバックパネル固定
部(22)はリテーナ掛止部(21)…に対して内方に
突出状に形成してある。
【0004】図7、8は前記トリムカバー(3)を示
し、このトリムカバー(3)はその開口部における縦方
向の端末には、前記サイドプレート(2)(2)のリテ
ーナ掛止部(21)…に掛止されるリテーナ(31)…
が一体に縫着され、また、このリテーナ(31)…を縫
着した部分の上下には、サイドプレート(2)(2)の
バックパネル固定部(22)を挿通するスリット(3
2)…が設けてある。図中(33)は、トリムカバー
(3)の下部被覆部を示す。
【0005】以上のトリムカバー(3)で、図6に示す
バックフレームに設けたクッション体(5)を被覆した
後、各リテーナ(31)をサイドプレート(2)(2)
のリテーナ掛止部(21)…に掛止すると共に、トリム
カバーの端末に設けたスリット(32)内にサイドプレ
ート(2)(2)のバックパネル固定部(22)を挿通
すると、図5に示すようにトリムカバー(3)の端末が
固定される。然る後、バックパネル(4A)に設けた通
孔(41)…にビス等を挿通してバックパネル固定部
(22)…にバックパネル(4A)を締結している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】従って、以上の従来品
によれば、トリムカバー(3)の端末の一部にリテーナ
(31)…を縫着して、このリテーナ(31)…、サイ
ドプレート(2)側に掛止し、リテーナ(31)を有し
ない部分はスリット(32)で、バックパネル固定部
(22)…に掛止している。そのため、トリムカバーの
縦方向の全体を均一の張力で固定できないため、図5の
(イ)に示すように、トリムカバー(3)の端末に皺、
たるみが生じ、この皺、たるみは外部に露呈するため、
シートバックの外観品質が頗る悪い不具合があった。加
えて、トリムカバー(3)の端末に設けたスリット内
に、バックパネル固定部(22)を挿込む必要があり、
トリムカバー(3)の取付に工数を要する不具合もあっ
た。そこで本考案は、トリムカバーが均一の張力で掛止
でき、且つトリムカバーの端末の取付性を向上すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本考案は、前記サイドプレートに設けるバックパネ
ル固定部を、トリムカバーの端末を固定する部分の反対
側である外側に設け、サイドプレートの内側である内側
端縁全体にトリムカバーの端末を掛止できるようにした
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】トリムカバーの開口部における縦方向全体が、
サイドプレートに掛止されるため、トリムカバーの張力
が均一になり、皺、たるみが生じない。また、トリムカ
バーの開口部の縦方向の端末を一度にサイドプレートに
掛止できる。
【0009】
【実施例】本考案の一実施例を図1乃至図4に基づいて
説明する。図1乃至図4において、前記図5乃至図8と
同一符号は同一部材を示し、その説明を省略する。図1
は本考案を示し、図中(4)はバックパネルで、このバ
ックパネル(4)は前記従来品に対して横方向の幅を大
きくしたものを使用し、ビス(41)…によって、各サ
イドプレート(2)(2)の外側に一体に設けたバック
パネル固定部(22)…に締結されている。
【0010】図2は、バックパネル(4)とトリムカバ
ー(3)の端末との固定部分を示し、トリムカバー
(3)の端末に設けたリテーナ(31)はサイドプレー
ト(2)(2)の内側端縁に掛止され、このサイドプレ
ート(2)(2)に掛止されたトリムカバー(3)の端
末周囲は、バックパネル(4)で被覆されている。
【0011】図3はバックフレームを示し、各サイドプ
レート(2)(2)の内側端縁全体に、トリムカバー
(3)のリテーナ(31)を掛止するリテーナ掛止部
(21)(21)が設けてあり、各サイドプレート
(2)(2)の外側における上、下に外方に突出するバ
ックパネル固定部(22)…が、サイドプレート(2)
(2)と一体に設けてある。
【0012】図4は本考案に使用するトリムカバー
(3)を示し、トリムカバー(3)の開口部における縦
方向の全体にリテーナ(31)(31)が一体に縫着さ
れている。このトリムカバー(3)で、図3に示すバッ
クフレームに設けたクッション体(5)を被覆し、リテ
ーナ(31)(31)をサイドプレート(2)(2)の
リテーナ掛止部(21)に掛止した後、バックパネル
(4)をトリムカバー(3)の端末の上より当て、サイ
ドプレート(2)(2)のバックパネル固定部(22)
にビス(41)…止めすることにより、シートバック
(SB)が組立られる。
【0013】
【効果】本考案によれば、トリムカバーの端末をサイド
プレートの内側端縁全体に固定できるため、トリムカバ
ーを均一の張力で張設でき、トリムカバーの端縁周囲に
皺、たるみが生じない。また、前記従来品の如く、バッ
クパネル固定部が邪魔にならないため、トリムカバーの
端末のサイドプレートに対する取付性が向上する。更
に、前記従来品におけるバックパネル固定部を、サイド
プレートの外側に設けるのみでよいため、構造が簡単で
低原価で提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るシートバックの背裏方向からの斜
視図である。
【図2】図1におけるIIーII線断面図である。
【図3】本考案に使用するバックフレームの背面図であ
る。
【図4】本考案に使用するトリムカバーの斜視図であ
る。
【図5】従来のシートバックにおける背裏部分で、バッ
クパネルを取付ける前の状態を示す斜視図である。
【図6】従来のシートバックにおけるバックフレームの
背面図である。
【図7】従来のシートバックのトリムカバーを示す斜視
図である。
【図8】図7のVIIIーVIII線に沿える断面図である。
【符号の説明】
10、11、12、13 バックフレーム 2 サイドプレート 22 サイドプレートのバック
パネル固定部 3 トリムカバー 4 バックパネル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックフレームの背面側における左右
    に、縦方向にサイドプレートを固定し、該左右のサイド
    プレートの内側端縁に沿ってトリムカバーの端末を固定
    し且つ該サイドプレートにバックパネルを締結してなる
    自動車用シートのシートバックにおいて、前記各サイド
    プレートの外側に、バックパネル固定用のバックパネル
    固定部を設け、前記サイドプレートの内側端縁全体に固
    定したトリムカバーの端末を被覆するバックパネルを、
    前記サイドプレートのバックパネル固定部に締結してな
    ることを特徴とするシートバックの背裏構造。
JP4903491U 1991-05-30 1991-05-30 シートバックの背裏構造 Expired - Lifetime JP2560120Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4903491U JP2560120Y2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 シートバックの背裏構造

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JP4903491U JP2560120Y2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 シートバックの背裏構造

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Publication Number Publication Date
JPH04133798U JPH04133798U (ja) 1992-12-11
JP2560120Y2 true JP2560120Y2 (ja) 1998-01-21

Family

ID=31927274

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2796789C1 (ru) * 2022-09-01 2023-05-29 Общество с ограниченной ответственностью "ЖИВЫЕ ДИВАНЫ" Узел крепления чехла к элементу мягкой мебели

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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RU2796789C1 (ru) * 2022-09-01 2023-05-29 Общество с ограниченной ответственностью "ЖИВЫЕ ДИВАНЫ" Узел крепления чехла к элементу мягкой мебели

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