JP2560064Y2 - 搬送台車 - Google Patents

搬送台車

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JP2560064Y2
JP2560064Y2 JP9942991U JP9942991U JP2560064Y2 JP 2560064 Y2 JP2560064 Y2 JP 2560064Y2 JP 9942991 U JP9942991 U JP 9942991U JP 9942991 U JP9942991 U JP 9942991U JP 2560064 Y2 JP2560064 Y2 JP 2560064Y2
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JP
Japan
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trolley
link mechanism
head
main body
support shaft
Prior art date
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JP9942991U
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JPH0542034U (ja
Inventor
啓二郎 中村
Original Assignee
麻布成形株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は搬送台車に係り、特に台
車本体上部に配置されたトロリーヘッドを搬送経路空間
に設けたレールに懸吊するようにした搬送台車に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】底面に自在車輪を設けた台車本体に昇降
軸を設けて該昇降軸に1個又は2個の車輪を備えたトロ
リーヘッドを配置し、該車輪を搬送経路空間に設置され
たレールに係脱するようにした搬送台車が古くから提案
されている(例えば、米国特許第3059587号、同
第3139840号、同第3265012号及び同第4
015538号明細書)。また、この場合、トロリーヘ
ッドを昇降軸に起倒自在に取り付けて該昇降軸を昇降さ
せることにより車輪をレールに係脱できるようにし、こ
のようなトロリーヘッドを台車本体の前後2箇所に配置
した搬送台車がある(例えば、特公昭57ー50697
号、同61ー10348号、同62ー2177号及び同
62ー26941号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが台車本体の前
後2箇所にトロリーヘッドを配置した従来の搬送台車に
あっては、台車本体に設けた軸受部で昇降軸を軸受けす
ると共にこの昇降軸にトロリーヘッドを起倒自在に取り
付ける形式であるため、台車本体の有効内寸が制限され
ると共に走行方向の振動が発生する欠点があり、また、
昇降軸のガタツキを防止するために軸受側を精度よく機
械加工する必要があり、コストアップとなる等の欠点が
あった。
【0004】本考案の目的は、上記した従来の搬送台車
の欠点を解消し、台車本体の有効内寸を大きくできるの
は勿論、走行方向の振動を防止でき、しかも高精度な機
械加工等が不要でコストダウンを図ることができる搬送
台車を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係る搬送台車
は、底面側に自在車輪が装着されていて床面上を走行す
るようにした台車本体の上部の前後2箇所に、該台車本
体の上方に架設されたトロリーレールに掛け外しできる
車輪を備えたトロリーヘッドを起倒自在に配置してなる
搬送台車において、台車本体上面側の前後2箇所に該上
面側の一側部から他側部方向に延びるリンク機構を設け
ると共に該リンク機構の先端部に支持部材を配置し、該
支持部材には支持軸を回転自在に取り付けると共に該支
持軸にトロリーヘッドを起倒自在に取り付けて、リンク
機構を起すことにより、支持部材及び支持軸を台車本体
上面の中央部上方に旋回させると共にトロリーヘッドを
起して車輪をトロリーレールに掛けるように構成し、リ
ンク機構先端部の振れ及び振動を防止するために、台車
本体の上面側には支持部材及び支持軸を挟持するように
ガイドボックスを設け、前後のガイドボックスを連結部
材で連結する。
【0006】
【作用】トロリーヘッドの不使用時にはトロリーヘッド
は台車本体の上面側に位置しており、トロリーヘッドに
設けたハンドルで該トロリーヘッドを上方に押し上げる
とリンク機構により支持部材及び支持軸等が台車本体上
面の中央部上方に旋回し、トロリーヘッドは台車本体の
上方に架設されたトロリーレールの近傍に位置する。こ
の状態でトロリーヘッドを傾倒させて車輪をトロリーレ
ールに掛ける。搬送台車は別に設けた移送手段でトロリ
ーレールに沿って走行し、トロリーレールに曲線部分が
あっても支持軸が回転できるためこれに対応して走行す
る。また、トロリーレールが階下側から階上方向等に傾
斜しているような場合には搬送台車は床面から離脱し、
懸吊された状態で移送される。台車本体の上面側には支
持部材及び支持軸を挟持するようにガイドボックスが設
けられているから、走行過程においてもリンク機構が振
れたり振動したりすることはない。車輪をトロリーレー
ルから取り外す場合にはリンク機構を少許持ち上げてト
ロリーヘッドを倒せばよい。
【0007】
【実施例】本考案に係る搬送台車の実施例を図面に基づ
いて説明するが、図1は搬送台車全体の概略的正面図、
図2はリンク機構の正面図、図3はリンク機構の側面
図、図4は支持部材の平面図、図5はトロリーヘッドを
構成するブラケットの正面図、図6はブラケットの側面
図、図7は図6におけるAーA線断面図である。図にお
いて、Aは搬送台車であって、底面側1bに自在車輪1
0が装着されていて床面上を走行するようにした台車本
体1の上面側1aの前後2箇所に該上面側の一側部12
から他側部13方向に延びるリンク機構2を設けると共
に該リンク機構2の先端部に支持部材3を配置し、該支
持部材3には支持軸4を回転自在に取り付けると共に該
支持軸4には、該台車本体1の上方に架設されたトロリ
ーレールBに掛け外しできる車輪6を備えたトロリーヘ
ッド5を起倒自在に取り付けて、リンク機構2を起すこ
とにより、支持部材3及び支持軸4を台車本体上面の中
央部上方に旋回させると共にトロリーヘッド5を起して
車輪6を上記トロリーレールBに掛けるように構成し、
リンク機構先端部の進行方向の振れ及び振動を防止する
ために、台車本体1の上面側1aには支持部材3及び支
持軸4を挟持するようにガイドボックス7を設けたもの
である。
【0008】上記の構成を詳説すると、台車本体1の構
成、特に下部の構成は従来のものと略同様であり、底面
側1bに自在車輪10が装着されていて床面上を走行す
るようになっている。台車本体1の上面側1aに位置す
る前後のフレーム11には一側部12側に架台21が取
り付けられ、この架台21から他側部13方向に延びる
ように2本のリンク22,23が支点22a,23aを
中心として回転するように取り付けられてリンク機構2
が構成され、該リンク22,23の先端部には支点22
b,23bを介して支持部材3が取り付けられていて、
リンク機構2を起すことによって支持部材3が水平状態
を保ったまま上記上面側1aの中央部上方に旋回するよ
うになっている。この支持部材3は軸受部31と二股状
の取付部32とからなり、該取付部32に上記リンク2
2,23が取り付けられる。また、上記フレーム11の
上面には走行時にリンク機構2の先端部が前後に振れた
り振動したりするのを防止するためにガイドボックス7
が取り付けられている。そしてこの前後のガイドボック
ス7は上端部において連結部材71で連結されており、
この連結部材71に従来から見られるような多数のハン
ガー用フック(図示しない)が設けられている。
【0009】上記支持部材3には支持軸4が回転自在に
取り付けられ、該支持軸の上端部には上記トロリーヘッ
ド5が起倒自在に取り付けられている。トロリーヘッド
5は略「L」字状をなすブラケット8とその上部に車輪
用ブラケット9を介して取り付けられた車輪6とからな
り、ブラケット8の下端部には上記支持軸4の上端部4
1を挿入する軸孔81が長孔状に形成され、この軸孔8
1に挿入された上記支持軸上端部41に横方向から支持
ピン42を挿通して支持している。従って、ブラケット
8は上記軸孔81が長孔状になっているため支持ピン4
2を支点として起倒自在となっている。ブラケット8の
下部側方には上記リンク機構2を旋回させたりトロリー
ヘッド5を起倒させたりする操作のためのハンドル82
が取り付けられている。なお、上記車輪用ブラケット9
は支点91を中心として揺動するように上記ブラケット
8の上端部に取り付けられ、この車輪用ブラケット9に
2個の車輪6が前後に取り付けられている。
【0010】次に操作例を説明すると、トロリーヘッド
5の不使用時にはトロリーヘッドは台車本体1の上面側
1aに位置しており、ハンドル82で該トロリーヘッド
5を上方に押し上げるとリンク機構2により支持部材3
及び支持軸4等がガイドボックス7内で台車本体上面の
中央部上方に旋回し、トロリーヘッド5は台車本体の上
方に架設されたトロリーレールBの近傍に位置する。こ
の状態でトロリーヘッド5を傾倒させて車輪6をトロリ
ーレールに掛ける。搬送台車1は別に設けた移送手段で
トロリーレールBに沿って走行し、トロリーレールに曲
線部分があっても支持軸4が回転できるためこれに対応
して走行する。トロリーレールBが階下側から階上方向
等に傾斜しているような場合には搬送台車1は床面から
離脱し、懸吊された状態で移送される。台車本体の上面
側には支持部材及び支持軸4を挟持するようにガイドボ
ックスが設けられているから、走行過程においてもリン
ク機構先端部が走行方向に振れたり振動したりすること
はない。車輪6をトロリーレールBから取り外す場合に
はリンク機構2を少許持ち上げてトロリーヘッド5を倒
す。
【0011】
【考案の効果】本考案に係る搬送台車によれば、台車本
体の上面側の前後2箇所に該上面側の一側部から他側部
方向に延びるリンク機構を設けると共に該リンク機構の
先端部に支持部材を配置し、該支持部材に回転自在に取
り付けた支持軸にトロリーヘッドを起倒自在に取り付け
たから、台車本体の有効内寸を広く取ることができ、し
かもリンク機構を起すことによりトロリーヘッドを台車
本体上面の中央部上方に旋回させて、トロリーヘッドの
車輪をトロリーレールに掛ける操作を容易に行なうこと
ができると共に車輪のトロリーレールからの取り外しに
際してもトロリーヘッドを少許持ち上げることにより簡
単に操作することができる。また、リンク機構の先端部
に取り付けられた支持部材等をガイドするためのガイド
ボックスが取り付けられているから、搬送台車が走行す
る際にリンク機構の先端部が走行方向に振れたり振動す
ることはなく、しかも支持部材の取り付けに際しても特
に精度確保のための加工等は不要であり、コストダウン
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る搬送台車全体の概略的正面図であ
る。
【図2】リンク機構の正面図である。
【図3】リンク機構の側面図である。
【図4】支持部材の平面図である。
【図5】トロリーヘッドを構成するブラケットの正面図
である。
【図6】ブラケットの側面図である。
【図7】図6におけるAーA線断面図である。
【符号の説明】
Aは搬送台車 Bはトロリーレール 1は台車本体 1aは台車本体の上面側 1bは台車本体の底面側 10は自在車輪 11はフレーム 12は一側部 13は他側部 2はリンク機構 21は架台 22,23はリンク 3は支持部材 4は支持軸 5はトロリーヘッド 6は車輪 7はガイドボックス 71は連結部材 8はブラケット 9は車輪用ブラケット

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面側(1b)に自在車輪(10)が装
    着されていて床面上を走行するようにした台車本体
    (1)の上部の前後2箇所に、該台車本体の上方に架設
    されたトロリーレール(B)に掛け外しできる車輪
    (6)を備えたトロリーヘッド(5)を起倒自在に配置
    してなる搬送台車(A)において、 台車本体(1)上面側(1a)の前後2箇所に該上面側
    の一側部(12)から他側部(13)方向に延びるリン
    ク機構(2)を設けると共に該リンク機構の先端部に支
    持部材(3)を配置し、該支持部材には支持軸(4)を
    回転自在に取り付けると共に該支持軸にトロリーヘッド
    (5)を起倒自在に取り付けて、リンク機構(2)を起
    すことにより、支持部材(3)及び支持軸(4)を台車
    本体上面の中央部上方に旋回させると共にトロリーヘッ
    ド(5)を起して車輪(6)をトロリーレール(B)に
    掛けるように構成し、リンク機構先端部の振れ及び振動
    を防止するために、台車本体上面には支持部材及び支持
    軸を挟持するようにガイドボックス(7)を配置したこ
    とを特徴とする搬送台車。
  2. 【請求項2】 前後のガイドボックス(7)が連結部材
    (71)で連結されていることを特徴とする請求項1記
    載の搬送台車。
JP9942991U 1991-11-07 1991-11-07 搬送台車 Expired - Lifetime JP2560064Y2 (ja)

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JP9942991U JP2560064Y2 (ja) 1991-11-07 1991-11-07 搬送台車

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JP9942991U JP2560064Y2 (ja) 1991-11-07 1991-11-07 搬送台車

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JPH0542034U JPH0542034U (ja) 1993-06-08
JP2560064Y2 true JP2560064Y2 (ja) 1998-01-21

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