JP2559813B2 - 押出加工装置 - Google Patents

押出加工装置

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JP2559813B2
JP2559813B2 JP63159715A JP15971588A JP2559813B2 JP 2559813 B2 JP2559813 B2 JP 2559813B2 JP 63159715 A JP63159715 A JP 63159715A JP 15971588 A JP15971588 A JP 15971588A JP 2559813 B2 JP2559813 B2 JP 2559813B2
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extrusion
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extrusion processing
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己信 鋤本
昇 大根田
治雄 有馬
国男 大久保
忠昭 森田
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は押出加工装置、特にアルミニウム材等の金
属の押出加工装置に関する。
従来の技術 アルミニウム材等の押出加工装置は、一般に押出製品
の断面形状を規定するダイスのほか、バッカー、ダイリ
ング、ボルスター等の組合わせからなる押出工具を、エ
ンドプラテン側に取付けたダイスライドに支持せしめ
て、ビレットを装填するコンテナの前端側に位置せし
め、押出ステムでコンテナ内のビレットを加圧すること
により前方のダイスから押出材料を所定断面形状に押出
すものとしている。
なお、この明細書において、前後は押出方向を基準に
して押出方向前方を前、同後方を後というものとする。
ところで、上記のようなアルミニウム材等の押出加工
において、その場合に基本的に最も重要なことは、押出
材に可及的良好な寸法、形状の精度を得ることである。
このために、従来から、ダイスは押出使用前にこれを予
めダイスオーブンで400℃前後に予熱し、各部を均一な
温度にしてから用いることが行われている。この予熱
は、通常ダイスをバッカー等と共に保持工具としてのダ
イリング内に収めて全体を加熱することによって行われ
ており、この予熱後、ダイスランドに組込んで支持し、
押出位置に移動して押出加工を開始するものとしてい
る。
発明が解決しようとする課題 ところが、このダイスを含む押出工具の予熱をいかに
十分に行ってもなお、殊に複雑な形状の精密押出材を製
造しようとする場合、とりわけその押出本数が増えるに
従って、ダイスからのメタルフローの不均整による形状
不良、肉厚不均整、製品のねじれ等を発生することがあ
り、歩留りを低下する要因になっていた。
そこで、本発明者らはその原因を解明するべく種々の
実験と研究を重ねたところ、次のことがその一因をなし
ていることをつきとめた。
即ち、ダイスは、上述のようにこれに隣接するバッカ
ー及びダイリングと共に全体を予熱して用いられるが、
バッカーの前面側に隣接されるボルスターや押出工具支
持用のダイスライドは通常予熱されることなく常温で使
用されるため、押出中においてダイスの熱がバッカー、
ダイリング、あるいはボルスターを通じてダイスライ
ド、エンドプラテン側に奪われ、押出機本体側に吸熱さ
れてしまう。このため、ダイスは特に前面側及び外周面
側から徐々に冷却され、時間が経つにつれてダイス内部
の温度が不均一になり、温度低下部分で有害な収縮を惹
起し、このことが押出材の形状不良や出方不良を起こす
一因をなしているものであることが解ってきた。
この発明は、上記のような解明を基礎として、押出加
工中を通じてダイスの部分的な温度低下、とくに外周部
分からの温度低下を確実に防止し、安定押出を可能なも
のとすることを初期目的とする。
課題を解決するための手段 この発明は、上記の目的において、次の点に着目して
なされたものである。即ちビレットを装填するコンテナ
は、その周壁内部にビレットの温度を押出し加工に適す
る所定温度に保持すべく加熱手段を装備して、常時所定
の加熱状態に保たれている。そこで押出工具のダイス対
応部分を上記コンテナ内に嵌入状態に設置するものとす
れば、上記ダイスの冷却を確実に防止しうる点に着目し
てなされたものである。
即ち、この発明は、ダイリングの後部であって少なく
ともダイスの後端部が位置する長さ領域部分が、コンテ
ナの前端部に嵌め込み状態に設置されてなることを特徴
とする押出加工装置を要旨とする。
押出ステムによる押出圧力が押出工具の前面の全体に
負荷されることによる所要押圧力の無益な増大を回避す
るためには、上記コンテナの前端部にそのビレット収納
空間より径大とした押出工具嵌合凹部を形成し、これに
ダイリングの後部を嵌合せしめるものとして、ビレット
からの圧力をダイスまたはその後面側に配置されるバッ
ファプレートのみで受けるものとなすことが好ましい。
作 用 押出工具のコンテナ内への嵌入部は、コンテナの有す
る加熱手段によって押出加工中常時周りから加熱作用を
受ける。このため、押出工具の当該嵌入部が外周部分か
ら冷却されるのを防止され、押出加工熱で高温状態とな
るダイスのベアリング部近傍の温度に対し、外周部の温
度も常時ほゞ平衡温度に保たれる。従って、ダイスの部
分的な温度不均一による押出材料の出方の不安定を生じ
るのが防止される。
実施例 第1図に示す実施例は、コンテナに押出工具嵌合凹部
を形成して、これに押出工具の後端部を嵌合せしめたも
のである。
同図において、(1)はコンテナ、(2)は押出ステ
ム、(3)は押出工具、(4)はこれを支持したダイス
ライドである。
押出工具(3)は、押出材(S)の断面形状を規定す
るダイス孔(5a)を有するダイス(5)と、必要に応じ
てその後面側に用いられるバッファプレート(6)と、
同前面側に設けられるバッカー(7)と、これらを収め
たダイリング(8)と、バッカー(7)の前面側に配置
されるボルスター(9)とで構成されている。そして、
ダイリグ(8)は長さの中間部外周面の環状段部(8a)
を介してそれより後方の部分が相対的に小径に形成され
ており、この小径部をもってコンテナ(1)への嵌入部
(8b)を構成したものとなされている。
一方、コンテナ(1)には、その前端部に、内部にビ
レット収納空間部(1a)より径大とした押出工具嵌合凹
部(10)が設けられ、該凹部(10)に前記押出工具
(3)におけるダイリング(8)の後部の嵌合部(8b)
がしっくりと嵌合されている。この嵌合長さは、距離に
おいて特に限定されるものではないが、内部のダイス
(5)にコンテナ(1)側からの加熱作用を及ぼしてそ
の冷却を防ぐことを所期目的とするものであることか
ら、少なくともダイス(5)の後端部が位置する領域部
分を含めて、コンテナ(1)内に位置せしめるものとす
ることが必要である。而して第1図に示す実施例では、
ダイス(5)の全体がコンテナ(1)内への嵌合部(8
b)内に位置せられるものとなされている。
上記押出装置は、予熱してコンテナ(1)に装填され
るビレット(B)を、ステム(2)で押圧することによ
り、アルミニウム材等の押出材料をバッファプレート
(6)の開口を通じてダイス孔(5a)ら押出し、所定断
面形状の押出材を得るものであるが、この押出加工中を
通じてダイス(5)は、コンテナ(1)の周壁から、そ
れが有する加熱手段による加熱作用を受けて冷却が防止
される。従って、ダイス(5)が外周面からの放熱によ
って温度不均一になるのが防止され、もって常時安定押
出を継続し、寸法精度の高い均整な押出材(S)の製出
を可能とする。
第2図に示す他の実施例は、バッファプレートを有し
ない押出工具(13)が用いられた場合において、そのダ
イリング(18)のほゞ全体がコンテナ(1)内に嵌合状
態に配置されたものである。従って、押出工具(13)の
上記嵌合領域は、ダイス(15)の全体と、その前面側に
隣接するバッカー(17)の全体をも含むものとなされて
いる。かつ、ダイリング(18)の嵌合部は、コンテナ
(1)のビレット収納空間部(1a)の内径に対応するも
のとなされ、該空間部(1a)の前端部内にそのまゝ嵌合
設置されたものとなされている。
この実施例の場合、押出工具(13)のバッカー(17)
の部分も周りからコンテナ(1)による加熱作用を受け
てその冷却が防止されるので、ダイス(15)がその前面
側に隣接するバッカー(17)によって熱を奪われるのを
防止でき、より一層ダイスの均熱状態の保持効果を確実
なものとすることができる。
発明の効果 この発明は上述のように、ダイリングの後部であって
少なくともダイスの後端部が位置する長さ領域部分が、
コンテナの前端部に嵌め込み状態に設置されたものとな
されているから、コンテナ側からの加熱作用でダイスの
外周部分からの冷却が防止され、その温度を内外両部に
おいて大きな偏差のない均一な温度状態に保ち得る。即
ち、ダイスの主な放熱経路である外周面側からの放熱に
よる温度低下を防ぎ、押出加工中を通じてダイスに部分
的な温度低下を生じるのを確実に防止しうる。従って、
長時間の押出加工を継続する場合に於ても、ダイスの温
度変化に基いて生じる種々の弊害を回避して、押出材の
出方不良、形状不良、精度不良等の発生を防止し、均整
かつ高精度の押出材を製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す縦断面図、第2図は他
の実施例を示す縦断面図である。 (1)……コンテナ、(3)(13)……押出工具、
(5)(15)……ダイス、(8)(18)……ダイリン
グ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 国男 大阪府堺市海山町6丁224番地 昭和ア ルミニウム株式会社内 (72)発明者 森田 忠昭 大阪府堺市海山町6丁224番地 昭和ア ルミニウム株式会社内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイリングの後部であって少なくともダイ
    スの後端部が位置する長さ領域部分が、コンテナの前端
    部に嵌め込み状態に設置されてなることを特徴とする押
    出加工装置。
  2. 【請求項2】コンテナの前端部に、該コンテナ内のビレ
    ット収納空間部より径大とした押出工具嵌合凹部が設け
    られ、該凹部にダイリングの後部が嵌合されてなる請求
    項(1)記載の押出加工装置。
JP63159715A 1988-06-28 1988-06-28 押出加工装置 Expired - Lifetime JP2559813B2 (ja)

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JP63159715A JP2559813B2 (ja) 1988-06-28 1988-06-28 押出加工装置

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JP63159715A JP2559813B2 (ja) 1988-06-28 1988-06-28 押出加工装置

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JPH0211217A JPH0211217A (ja) 1990-01-16
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JPH0211217A (ja) 1990-01-16

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