JP2000246329A - アルミニウム合金小型薄肉断面形材用押出ダイス - Google Patents

アルミニウム合金小型薄肉断面形材用押出ダイス

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JP2000246329A
JP2000246329A JP11047352A JP4735299A JP2000246329A JP 2000246329 A JP2000246329 A JP 2000246329A JP 11047352 A JP11047352 A JP 11047352A JP 4735299 A JP4735299 A JP 4735299A JP 2000246329 A JP2000246329 A JP 2000246329A
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JP
Japan
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die
extrusion
thickness
female
outer diameter
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Yokota
佳之 横田
Nobuyuki Azuma
信行 東
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Aisin Keikinzoku Co Ltd
Original Assignee
Aisin Keikinzoku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】押出比１５００〜２０００の小型薄肉断面形材
の押出成形用ダイス構造の提供を目的とする。 【構成】ダイスの押出孔を１つとし、ダイス中央部に設
け、メス型外径の直径を８０〜１２０ｍｍとし、厚みを
５０〜８０ｍｍとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミニウムまた
はアルミニウム合金（以下アルミニウム合金という）を
用いて押出形材を成形するためのダイス構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】アルミニウム合金は円柱形状のビレット
を用いて、押出加工機にて押出形材として広く使用され
ているところである。
【０００３】押出成形方法の概要を図４に基づいて説明
すると、オス型１Ｂ、メス型２Ｂおよびフローガイド５
Ｂを、ダイリング４Ｂを介してセットした押出工具をコ
ンテナ７に装着し、ビレット１０をダミーブロック９を
介してステム８にて押出圧力を加えると、押出形材１１
が連続的に生産される。
【０００４】この際に、ビレット、押出工具は予熱し、
コンテナはヒーターにて所定温度に加熱して使用に供さ
れるが、従来から押出比（ここでいう押出比とは、ビレ
ット断面積を形材断面積で除した値をいう）が３００以
下に設定しないと押出圧が高くなり、生産できないの
で、小型断面形材の場合には押出比を考慮して、図３に
示すように２孔以上配置していた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】小型薄肉断面形状から
なる押出形材を生産するために、従来技術に基づいてダ
イス設計をすれば押出比を下げることができるために、
図３に示すように６〜８孔にし、各孔から押し出される
形材スピードを均一にするために、同心円状に均等に配
置することになるが、それでも実用的なスピードで押出
生産できない技術課題があり、本発明者が押出成形時の
ビレットのアルミフローを研究した結果、図５に模式図
に示すようにダイス中央部が最も摩擦抵抗が小さいこと
が判明した。
【０００６】そのような知見から、本願発明は押出比１
５００以上となるような押出形材でも、実用的に生産可
能なダイス構造を提供せんとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】押出比１５００以上とな
る押出形材用ダイス構造において、メス型孔の配置を中
央部１孔とし、押出圧力に対するたわみ変形を防止する
ために、メス型外径直径を８０〜１２０ｍｍにし、型厚
を５０〜８０ｍｍにしたものである。
【０００８】これにより、押出比１５００〜２０００で
あっても、従来押出成形できなかったものが押出スピー
ド（形材が押し出されるスピードをいう）８０〜３００
ｍ／分にて連続生産可能になった。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明における実施の形態におけ
るダイス構造例を図１に示し、該ダイスを装着した押出
工具の例を図２に示す。
【００１０】メス型２の外径を小さくした分だけバッカ
ー６にて調整し、メス型の厚みを厚くした分だけオス型
１、フローガイド５の厚みで調整し、ダイリング４にて
組み合わせたことにより、従来から使用されている押出
加工機に装着でき、かつ、高速押出が可能になった。
【００１１】
【実施例】本発明に係るメス型外形直径１２０ｍｍ、メ
ス型厚み６０ｍｍに設定し、ダイス中央部１孔ダイスに
て押出比１５００の押出形材を押出成形したところ、押
出スピード１００ｍ／分にて生産可能であった。
【００１２】また、ビレット２０本を連続生産した後の
メス型の変形量を従来ダイスと比較調査した結果を図６
に示すように、メス型のたわみ変形量および高さ変形量
ともに、本発明によるダイス構造が非常に小さい。
【００１３】
【発明の効果】本発明に係るダイス構造を用いれば、押
出比１５００以上でも押出形材の成形が可能であるばか
りか、８０〜３００ｍ／分の高速押出が実現でき、多孔
ダイスに比較して製品歩留まりが飛躍的に向上できた。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明におけるダイス構造例を示す。
【図２】本発明におけるダイスを装着した押出工具の例
を示す。
【図３】従来の孔の配置例を示す。
【図４】直接押出の場合の構造例を示す。
【図５】アルミフロー図を示す。
【図６】ビレット２０本押出成形後のダイス変形量を示
す。
【符号の説明】
１ オス型 １Ｂ オス型 ２ メス型 ２Ａ メス型 ２Ｂ メス型 ３ 孔 ３Ａ 孔 ４ ダイリング ４Ｂ ダイリング ５ フローガイド ５Ｂ フローガイド ６ バッカー ６Ｂ バッカー ７ コンテナ ８ ステム ９ ダミーブロック １０ ビレット １１ 押出形材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 アルミニウム合金からなる円柱形状ビレ
    ットを用いて押出形材を成形するオス型およびメス型か
    らなるダイス構造において、押出形材の成形孔を１つと
    し、かつ、ダイス中央部に配置し、メス型外径の直径８
    ０〜１２０ｍｍ、該ダイス厚みを５０〜８０ｍｍとした
    ことを特徴とする押出成形用ダイス構造。
JP11047352A 1999-02-25 1999-02-25 アルミニウム合金小型薄肉断面形材用押出ダイス Pending JP2000246329A (ja)

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