JP2559629B2 - 噴気型土壌改良機のエアオペレーションシステム - Google Patents

噴気型土壌改良機のエアオペレーションシステム

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JP2559629B2
JP2559629B2 JP1217002A JP21700289A JP2559629B2 JP 2559629 B2 JP2559629 B2 JP 2559629B2 JP 1217002 A JP1217002 A JP 1217002A JP 21700289 A JP21700289 A JP 21700289A JP 2559629 B2 JP2559629 B2 JP 2559629B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は噴気型土壌改良機のエアオペレーションシ
ステムに関し、さらに詳しくは、噴気作業機の昇降なら
びに噴気の切換弁の開閉を圧縮空気を用いて制御するよ
うにしたオペレーションシステムに関する。
〔従来の技術〕
圧縮空気を土壌中に噴出させる噴気作業装置をトラク
タに装着し、この噴気作業装置をトラクタのリフトアー
ムを介して上下動させるように構成し、この噴気作業装
置は接地センサにより接地信号が得られたところで噴気
ノズルを降ろして土壌深く差入れて圧縮空気を土壌中に
噴気させるようにしたものは、特公昭62-10962号公報に
示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のような噴気式土壌改良機は、トラクタに装着さ
れた作業装置をトラクタにより移動させながら所期の作
業を行うものであるが、噴気作業中は一旦噴気位置で停
止し、トラクタの操作により噴気作業装置を接地状態と
なるまで降ろし、その後噴気ノズルを土壌中に打ち込
み、作業者が操作レバーを操作することによって操作ワ
イヤを作動させて空気噴出弁を開にさせ噴気ノズルによ
る噴気作業を行い、再び噴気ノズルと共に噴気作業装置
を持上げてから移動し、次の噴気位置まで移動するので
ある。
従って、圃場において比較的短かいピッチで噴気作業
を行う場合、噴気作業毎にその作業装置を噴気ノズルと
共に降ろしたり揚げたりしなければならず、噴気作業そ
のものの作業より作業装置の揚げ降ろし作業に時間を費
やし、作業時間の浪費はかなり大きいものになってい
る。
さらに、噴気ノズルが必要深さまで打ち込まれたかど
うかの確認が困難であり、このため土壌中の浅い位置で
噴気させて土壌及び作物を吹き飛ばす恐れがあった。
また、移動作業と、噴気作業とのタイミングはトラク
タなどの作業者の操作レバー等を操作することによる作
業手順で行われるために、初心者による作業は困難であ
り、手順を誤ると装置が破損するなどの問題があった。
そこで、この発明は、作業開始を指示するのみで噴気
作業機の揚げ降ろし及び噴気の作業指示を圧縮空気の供
給により自動化することで、これらに要する時間を極力
短縮して能率的な作業を行い得ると共に、作業手順の誤
りを解消し、併せて設定深さでの確実な噴気作業の行え
る噴気土壌改良機のエアオペレーションシステムを提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述のような目的を達成するために、この発明は、移
動農機100に装着された装着枠体200に上下動自在に装備
した噴気作業機300を備える噴気型土壌改良機におい
て、 前記噴気作業機300に搭載された蓄圧タンク326からの
圧縮空気を、一方は切換弁402を介して噴気ノズル328に
連通する噴気供給系401に供給し、他方は、前記噴気作
業機300を下降開始させるための作業開始制御系410と上
昇開始させるための作業終了制御系450と前記切換弁402
の開閉制御系との3者の制御系403に供給すると共に、 前記作業開始制御系410に対し作業開始指示を与える
操作機構を設け、作業開始制御系410が作動して噴気作
業機300が下降し、噴気ノズル328が所定深さ土中に打込
まれて下降端に至ったのを検知し、前記切換弁402を切
換えて前記噴気ノズル328と蓄圧タンク326とを連通させ
て噴気を行わせると共に、前記作業終了制御系450に連
通させてクラッチ切換弁412を作動させエアシリンダ314
によりドッグクラッチ313を接続させ噴気作業機300を上
昇させるエア切換え機構を設けたことを特徴とするもの
である。
〔作用〕
この発明は、作業開始を指示するのみで噴気作業機30
0の揚げ降ろし及び噴気の作業指示を圧縮空気の供給に
より自動化することで、これらに要する時間を極力短縮
して能率的な作業を行い得ると共に、作業手順の誤りを
解消する。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を添付した図面の第1図ない
し第12図に沿って説明する。これらの図において、符号
100は移動農機であり、その一例としてのトラクタを示
し、アッパリンク101,ロアリンク102を介して装着枠体2
00が取付けられ、リフトアーム103によって装着枠体200
が上下動させられるようになっている。移動農機100に
はオペレータの座席104があってステアリングホイール1
05と向い合っており、座席104から手が届く範囲に後述
する噴気作業機300の操作部106が配置されている。
この移動農機100のPTO軸107から自在継手を介して伝
動軸108が延び、噴気作業機300にその端部が連結されて
いる。
前記装着枠体200は、全体として上下方向に長い四角
形状の枠構造をしていてチャンネル材などの枠材201で
形成され、その立設した枠材の開口部は内側を向いてい
る。
この装着枠体200の下端部には、接地そりにて例示し
た走行体211をもつ接地検知部210が取付けられており、
前記走行体211は、非接地状態では先端部211Aが地面か
ら更に離れるように傾いて、枢支点213Bにおいて前記走
行体211に固定されたアーム213を介して枢支されると共
に、ばね212により付勢されていて、アーム213の動きは
アジャスト可能なストッパ213Aにより制限されている。
なお、走行体211は、接地車輪にて構成してもよい。
枠体201の高さ方向中間部には、アッパリンク101,ロ
アリンク102の端部を装着するリンク装着部214,215が移
動農機側に張出して設けてあり、両リンク装着部の中間
位置に噴気作業機300の最下降位置を検出する下降端セ
ンサ216が設けてある。この下降端センサ216と隣合って
L型をしたストッパ217が枠体201に固設した金具201Aに
固定のピン201Bに枢着されており、このストッパ217
は、ばね218により一端部217Aが常時噴気作業機300の上
昇・下降領域に突出するように習性が与えられている。
そして、ストッパ217の他端部217Bは、前記ストッパ2
17のストップ作動を解除する単動型のエアシリンダ219
の伸縮端部219Aが枢支され、エアシリンダ219の他端部2
19Bは枠体201に固設した金具201Cに固定のピン201Dに枢
着されている。
さらに、装着枠体200の上端部には、噴気作業機300の
最上昇位置を検出する上昇端センサ202,さらにその上側
に定位置センサ203がそれぞれ取付けられている。
前記アーム213の先端には遠隔操作ワイヤ220の一端部
220Aが連結され、その他端部220Bは、後述するテンショ
ンクラッチ324のアーム324Bに対してばね221を介して連
結されている。装着枠体201の下端部には、接地センサ2
22が取付けてあって、感知ローラ222Aが走行体211で押
されることで、後述する空気制御系の切換弁を切換える
ようになっている。
次に、噴気作業機300は、装着枠体200に沿って上下動
するもので、略正方形の機枠301の左右両側には、X,Y何
れの方向にも接触できるガイドローラ302X,302Yが設け
てあり、チャンネル型の前記装着枠体201の内側に接触
している。
なお、前記ガイドローラ302Yが支持される軸301Aに
は、同軸状に係止ローラ302Zが軸支されている。
前記機枠301には、前記伝動軸108の端部が連結される
入力軸303がその両端を軸受304,304で支持され、これが
機枠301に設けてある搭載台305上に搭載されて装備され
ている。入力軸303には、径の異なる出力プーリ306,307
が一体状に取付けられており、小径の出力プーリ306は
ベルト306Aを介して同じく機枠301に搭載されているハ
ンマユニット308の入力プーリ308Aに動力伝達を行って
いる。
また、大径の出力プーリ307は、ベルト307Aを介して
機枠301に搭載されている巻上機310の入力プーリ309に
伝達されて、巻上機310の駆動軸311を駆動するようにな
っている。
この駆動軸311は、第6図に示されるごとく後述の減
速メカ315を介して減速軸311Aに伝達され、この減速軸3
11Aには、巻上機310を形成するドラム312が遊嵌状態で
取付けられており、ドラム312にはワイヤ312Aが巻か
れ、このワイヤ312Aの一端部がドラム312に係止される
と共に、他端部は装着枠体200に対して係止されてい
る。
すなわち、ワイヤ312Aは、装着枠体200の上端部に設
けたハンガ200Aの支持軸200Bに係止され支持されてい
る。
また、減速軸311Aにはドッグクラッチ313がスプライ
ン取付けされており、ドッグクラッチ313がドラム312に
対して係合された状態のときのみ、ドラム312は強制回
転させられて、機枠301を装着枠体200に沿って上昇させ
る。ドッグクラッチ313のオン・オフは、複動型エアシ
リンダ314の伸長・収縮運動が連動アーム314A,フォーク
314Bを介して行われ、エアシリンダ314は機枠301の最上
昇位置,言換えると、機枠301が最上端まで上昇したこ
とが検出されるとコンプレッサからの空気の供給を受け
て収縮し、ドッグクラッチ313はオフとなる。
さらに、駆動軸311と減速軸311Aとの間には減速メカ3
15が配置され、入力プーリ309に対する入力トルクが増
大されて前記ドッグクラッチ313を介してドラム312に伝
達されている。
そして、前記機枠301に対しコンプレッサ320が搭載さ
れており、前記小径のプーリ306からベルト306Aを介し
て駆動されるハンマユニット308の入力プーリ308Aと同
軸反対側に設けた出力プーリ321からベルト322を介して
コンプレッサ320の入力プーリ323が駆動される。
このベルト322には、テンションクラッチ324のテンシ
ョンローラ324Aが接触しており、テンションローラ324A
を支えるアーム324Bには、前記接地検知部210から延び
る遠隔操作ワイヤ220がばね221を介して取付けられてお
り、このばね211よりやや弱いカウンタばね325によりテ
ンションクラッチ324に戻り習性が与えられている。
したがって、接地検知部210により接地状態になった
ことが検出されると、遠隔操作ワイヤ220にテンション
が加わり、テンションクラッチ324がオンとなってコン
プレッサ320は駆動される。
コンプレッサ320の駆動により機枠301に搭載されてい
る蓄圧タンク326に連結パイプ320Aを介して圧縮空気が
供給されて蓄圧され、この蓄圧タンク326から供給管326
Aを介して前記ハンマユニット308に装備されている中空
の打込パイプ327に圧縮空気が送られ、打込パイプ327の
先端部に設けた噴気ノズル328の噴孔328Aから土壌内に
噴出できるようになっている。
なお、供給管326Aの中途部には切換弁402が設けられ
ている。打込パイプ327の上端部にはフランジ327Aが設
けてあって、噴気時のエア抜けを抑制している。
打込パイプ327の上端部は被打撃部329を構成し、ばね
329Aにより打込パイプ327を弾力支持させており、前記
ハンマユニット308の偏心カム308Bの偏心量により打撃
を可能にしている。
また、作業を行わない状態では第6図のように、偏心
カム308Bと被打撃部329との間には間隙があって、打撃
が行われない。
そして、噴気作業機300を構成する機枠301の上端部側
面であって、前記上昇端センサ202,定位置センサ203の
存在領域に接近して面カム330が固定してあり、面カム3
30の下端部にカム突起331があり、噴気作業機300が最上
端に揚げられたとき、さらには、定位置、すなわち噴気
作業機300がストッパ217に係止されている状態をそれぞ
れ検出できるようになっている。
次に、これら各部の作動制御系について説明する。先
ず、蓄圧タンク326から2つの圧縮空気回路が延出され
ており、1つは噴気供給系401で、他の1つは制御エア
供給系としての制御系403であり、この制御系403は、噴
気作業機の下降を制御する作業開始制御系410と、噴気
作業機の上昇を制御する作業終了制御系450、及び噴気
ノズル328の切換弁402の制御系との3つに分けることが
できる。
先ず、作業開始制御系410は、フィルタ,潤滑油を圧
縮空気中に適当量供給するルプリケータなどを持った調
圧器404に接続されたもので、上昇端センサ202の出力で
切換えられ、自己復帰型で2ポジション3ポート型のス
プールを持つ上昇制御弁411をもち、さらに、クラッチ
切換弁412に延びている。このクラッチ制御弁412は2ポ
ジション5ポート型のスプールを持ち、エア圧で往復動
して切換え制御されるもので、他の制御端部は後述する
シャトルバルブ453からの出力端に接続されている。
さらに、調圧器404の出力端404Aから延びる回路に作
業開始弁413と、非常停止弁414とが並列的に接続されて
おり、作業開始弁413は2ポジション3ポートで自己復
帰型のブロックポジション413Xと、連通ポジション413Y
をもち、非常停止弁414は2ポジション3ポートで自己
復帰型であり、ブロックポジション414Xと、連通ポジシ
ョン414Yをもち、両者は操作用の釦413A,414Aをもって
いる。
作業開始弁413の出力端は下降開始弁415に対して回路
接続されており、下降開始弁415は接地センサ222により
駆動される自己復帰型で、2ポジション3ポート型のも
ので、その出力端はストッパ217の駆動用エアシリンダ2
19に接続されている。
また、作業終了制御系450の端部は前記クラッチ切換
弁412の入力端に接続され、他端部は前記調圧器404の出
力端404Aに接続されており、クラッチ切換弁412はクラ
ッチのエアシリンダ314に圧力空気を供給する2つのポ
ジション412X,412Yをもっている。
さらに、下降端センサ216で切換えられる下降制御弁4
51は、自己復帰型でポジション451X,451Yをもつ2ポジ
ション3ポートのスプールをもっている。この下降制御
弁451の一端部はアンローダ452に接続され、他端部はシ
ャトルバルブ453の一端と、前記切換弁402の制御端402A
に接続されて切換弁402の開閉制御系を形成している。
前記アンローダ452は、ブロックポジション452Xと、
連通ポジション452Yの2つのポジションをもち、かつ、
3ポート型のもので、その端部は調圧器404の出力端404
Aに接続され、他端部は下降制御弁451に接続されてい
る。
この作業モード表示切換弁405は、自己復帰型で2つ
のポジション405X,405Yと5ポートをもつもので、噴気
作業機300がストッパ217に係止された状態,すなわち定
位置状態と、それ以外の状態とを空気圧によりそれぞれ
突出表示するモード表示ボタン406A,406Bに接続されて
いる。
さらに、非常停止弁414の1つのポートは前記調圧器4
04の出力端404Aに、他の1つのポートは前記シャトルバ
ルブ453の一端に接続され、ポジション切換えにより調
圧器404からの圧力空気をシャトルバルブ453に供給でき
るようになっている。
なお、制御系403の回路には圧力計407が取付けられ、
制御系中の圧力を表示している。
次に、この発明による噴気型土壌改良機による土壌膨
軟作業,すなわち、装着枠体200に対して噴気作業機300
のみを昇降させて土壌中に圧縮空気を噴気する作業につ
いて説明する。
先ず、移動農機100に対しては、アッパリンク101,ロ
アリンク102による3点ヒッチにより噴気作業機300を搭
載した装着枠体200が装着される。この状態でリフトア
ーム103により装着枠体200を上下動させることができ、
路上移動の場合は適当な高さを保持し、圃場からの脱出
や圃場への進入の場合には、装着枠体200が地面と接触
することのないように揚上させた状態を保持して行動す
る。
そして、圃場において噴気作業を行う場合には、リフ
トアーム103の駆動により装着枠体200を圃場地面に接触
するまで降ろし、その下端部に設けた走行体211を接地
させる。この走行体211は、圃場地面に接しない状態に
あっては、ばね212の弾力によりアーム213を介して引張
られて、枢支点213Bを中心とした回転状態となり、走行
体211と一体のアーム213はストッパ213Aに当っているの
で、接地姿勢は第5図の鎖線図示の状態から実線図示の
姿勢に変更させられる。走行体211が接地して回転させ
られると、接地センサ222が押圧を受けることで、下降
開始弁415は、自己習性に抗して第12図に示すポジショ
ン415Xから他のポジション415Yに切換えられる。
このとき移動農機100の動力の一部が、PTO軸107から
伝動軸108を経由して装着枠体200に搭載した噴気作業機
300の入力軸312に伝達されており、プーリ306,307が共
に回転させられ、ベルト306A,307Aを介してハンマユニ
ット308ならびに巻上機310の減速軸311Aは、それら入力
プーリ308A,309からの駆動力により駆動されている。こ
のときベルト306A,307Aは、テンションプーリ306B,307B
によりトルク伝達に適した張力が与えられている。
巻上機310は、シリンダ314の伸長によりドッグクラッ
チ313がドラム312に対して係合しているときにドラム31
2が回転させられ、ワイヤ312Aが巻取られる。これによ
り噴機作業機300は上昇し、上昇端センサ202を面カム33
0のカム突起331で押されると、制御系の上昇制御弁411
のポジションが411Xから411Yに切換えられる。
このポジション切換えによりコンプレッサ320から供
給されたエアは、蓄圧タンク326から上昇制御弁411を経
てクラッチ切換弁412に供給され、ポジション412Xが選
択されてエアシリンダ314は収縮して、ドッグクラッチ3
13はオフとなり、巻上げ作業は停止される。
この状態では、ストッパ217の一端部217Aがばね218の
引張り力により回転させられて係止ローラ302Zの移動領
域に突き出ているので、ドッグクラッチ313がドラム312
を拘束していない状態であっても、噴気作業機300の上
昇状態を保持している。このときも上昇制御弁411は、
上昇端センサ202により駆動されてポジション411Xから4
11Yに切換えられている。
そして、前記走行体211が接地させられた状態となる
ことで、下降開始弁415はポジション415Yに切換られて
いるので作業可能状態となり、この状態で移動農機100
の操作部106における作業開始釦413Aを押すと、作業開
始弁413のポジションが413Xから413Yに切換えられ、下
降開始弁415のYポジションからエアシリンダ219に圧縮
空気が供給される。
エアシリンダ219の伸長により伸長端219Aがストッパ2
17を回転させて端部217Aを後退させ係止ローラ302Zの拘
束を解くと、噴気作業機300はその自重により下降し、
打込パイプ327の噴気ノズル328が接地するまで下がりそ
こで下降が止まる。
このとき作業モード表示切換弁405の定位置センサ203
の押圧が停止されるので、定位置センサ203によりポジ
ション405Yが選ばれていた作業モード表示切換弁405
は、噴気作業機300が定位置から下降することでポジシ
ョン405Xに自己復帰しているので、調圧器404からの空
気圧(矢印C1)が作業モード表示切換弁405を経てモー
ド表示ボタン406Bに加わり、これが突出状態となること
で噴気作業機300が定位置から移動したことを視覚的に
表示している。
このとき、入力プーリ308Aに入力されるトルクにより
ハンマユニット308のハンマ軸308Cは駆動されているか
ら、偏心カム308Bが回転させられ、被打撃部329を打撃
し、下降端センサ216から出力されるまで打込パイプ327
が打込まれる。
打込パイプ327が打込まれて下降制御弁451が作動した
時は、空気圧(矢印C1)によりアンローダ452がそのポ
ジション452Xからポジション452Yに切換えられていて、
空気圧C2は既にポジション451Yに切換られている下降制
御弁451を介して切換弁402の制御端402Aに加えられ、噴
気供給系401を開いて噴気ノズル328の先端から圧縮空気
を瞬時に土壌中に供給して、土壌を膨軟化する。
これとほぼ同時に、下降制御弁451のポジション451Y
が開かれることで、矢印C3の方向に圧縮空気が供給さ
れ、シャトルバルブ453からクラッチ切換弁412にその駆
動圧が加えられ、ドッグクラッチ313のエアシリンダ314
を伸長させてクラッチをオンにする。
これにより噴気作業機300は、ドラム312がワイヤ312A
を巻取ることで上昇し、上昇端センサ202が噴気作業機3
00の上昇完了を検出するまで巻上げが行われる。上昇完
了が検出されると巻上げが終了し、噴気作業機300は、
ワイヤ312Aによる牽引が解除される。このときストッパ
217の端部217Aは、ばね218により係止ローラ302Zの通過
位置に突出しているが、一旦このローラがストッパをキ
ックして通過する。従って、ストッパ217が係止ローラ3
02Zを下側から支えることで、噴気作業機300の下降を抑
えて定位置に保持させるのである。
また、噴気作業機300が上昇完了状態を保持している
間、言換えると、定位置にある間は、定位置を表示する
作業モード表示ボタン406Aに空気圧が加わり突出状態と
なって表示している。
とくに、非常停止釦414Aを押込んで非常停止弁414を
ポジション414Xからポジション414Yに切換えると、空気
圧は矢印C4の方向に加わり、シャトルバルブ453を経て
クラッチ切換弁412を駆動し、ドッグクラッチ313のエア
シリンダ314をクラッチオンの方向に駆動して巻上機310
を動かし、噴気作業機300を上昇させる。言換えると、
どのような場合にも非常停止用の釦414Aを押すことで、
噴気作業機300を上昇させて前述のごとく定位置に保持
させるのである。
コンプレッサ320には、その入力プーリ323にベルト32
2を介して出力プーリ321から動力伝達されているが、ベ
ルト322にはテンションクラッチ324を設けてあって、そ
のテンションクラッチ324は、走行体211が接地してばね
212に抗して第1図,第5図の実線状態にすることで、
遠隔操作ワイヤ220に引張り力を与えてテンションクラ
ッチ324をオンにしてベルト322にテンションを加えて、
動力伝達を行わせる。言換えると、走行体211が接地状
態におかれたときだけ、コンプレッサ320は稼動され
る。
また、ハンマユニット308は、偏心カム308Bが常時回
転させられているから打込パイプ327のノズル328が接地
状態になると、被打撃部329は偏心カム308Bに接触して
打撃され、打込パイプ327が土壌中に打込まれ、面カム3
30のカム突起331が下降端センサ216を叩くまで下降さ
れ、打込パイプ327が噴気作業に適した深さまで打込ま
れる。
また、噴気作業機300が上昇状態にあるときは打込パ
イプ327の自重により被打撃部329がばね329Aに抗して下
がるので、偏心カム308Bとの間に間隙が生じ打撃は行わ
れない。
一カ所での噴気作業が終了すると、次の土壌膨軟地点
まで順次移動するのであるが、移動の際には、噴気作業
機300は装着枠体200に対して上昇して定位置にあり、装
着枠体200の走行体211は接地状態のままであって、装着
枠体200は上昇されない。
したがって、一区画内の圃場にあっては装着枠体200
は、その走行体211が接地状態のままで連続的に噴気作
業を行うことができる。
なお、噴気作業機300が上述のごとく定位置にある状
態にて移動農機100により装着枠体200を上動させると、
走行体211が非接地状態となり、噴気作業機300が所定位
置に保持されたままとなり、作業開始釦413Aを押しても
噴気作業機300が下降しない非作業状態に切換わる。
〔発明の効果〕 以上の説明から明らかなように、この発明の噴気型土
壌改良機のエアオペレーションシステムは、噴気作業機
300の昇降、ならびに所定深さでの噴気を噴気作業機300
に搭載した蓄圧タンク326よりの圧縮空気を利用して、
制御系403により作業開始を支持するだけで自動的に行
うことができ、作業者の作業負担を軽減でき、噴気作業
機300の損傷を防止すると共に、能率的にしかも確実な
土壌改良作業を行い得る。
【図面の簡単な説明】
添付図面はこの発明の実施例を示し、第1図は移動農機
に装着した例の全体側面図、第2図は同側面図、第3図
は同正面図、第4図は同枠体と機枠の一部拡大側断面
図、第5図は同接地検知部とコンプレッサの関係を示す
一部側面図と一部背面図の説明図、第6図は同ドッグク
ラッチ部分とハンマユニットを示す断面図、第7図は打
込パイプの一部破断側面図、第8図は第4図VIII-VIII
線に沿う断面図、第9図は第3図IX-IX線に沿う断面
図、第10図は第3図X-X線に沿う断面図、第11図は第9
図XI-XI線に沿う断面図、第12図は空気制御系の説明図
である。 100……移動農機 101……アッパリンク、102……ロアリンク、103……リ
フトアーム、104……座席、105……ステアリングホィー
ル、106……操作部、107……PTO軸、108……伝動軸 200……装着枠体 200A……ハンガ、200B……支持軸、201……枠体、201A
……金具、201B……ピン、201C……金具、201D……ピ
ン、210……接地検知部、211……走行体、211A……先端
部、212……ばね、213……アーム、213A……ストッパ、
213B……枢支点、214,215……リンク装着部、216……下
降端センサ、217……ストッパ、217A……端部、217B…
…他端部、218……ばね、219……エアシリンダ、219A…
…伸縮端部、219B……他端部、220……遠隔操作ワイ
ヤ、220A,220B……端部、221……ばね、222……接地セ
ンサ、222A……感知ローラ 300……噴気作業機 301……機枠、301A……軸、302X,302Y……ガイドロー
ラ、302Z……係止ローラ、303……入力軸、304……軸
受、305……搭載台、306,307……出力プーリ、306A,307
A……ベルト、308……ハンマユニット、308A……入力プ
ーリ、308B……偏心カム、308C……ハンマ軸、309……
入力プーリ、310……巻上機、311……駆動軸、311A……
減速軸、312……ドラム、312A……ワイヤ、313……ドッ
ククラッチ、314……エアシリンダ、314A……連動アー
ム、314B……フォーク、315……減速メカ、320……コン
プレッサ、320A……連結パイプ、321……出力プーリ、3
22……ベルト、323……入力プーリ、324……テンション
クラッチ、324A……テンションローラ、324B……アー
ム、325……カウンタばね、326……蓄圧タンク、327…
…打込パイプ、327A……フランジ、328……噴気ノズ
ル、329……被打撃部、330……面カム、331……カム突
起 401……噴気供給系、402……切換弁、403……制御系、4
04……調圧器、405……作業モード表示切換弁、406A,40
6B……作業モード表示ボタン、407……圧力計、410……
作業開始制御系、411……上昇制御弁、412……クラッチ
切換弁、413……作業開始弁、414……非常停止弁、415
……下降開始弁、450……作業終了制御系、451……下降
制御弁、452……アンローダ、453……シャトルバルブ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動農機(100)に装着された装着枠体(2
    00)に上下動自在に装備した噴気作業機(300)を備え
    る噴気型土壌改良機において、 前記噴気作業機(300)に搭載された蓄圧タンク(326)
    からの圧縮空気を、一方は切換弁(402)を介して噴気
    ノズル(328)に連通する噴気供給系(401)に供給し、
    他方は、前記噴気作業機(300)を下降開始させるため
    の作業開始制御系(410)と上昇開始させるための作業
    終了制御系(450)と前記切換弁(402)の開閉制御系と
    の3者の制御系(403)に供給すると共に、 前記作業開始制御系(410)に対し作業開始指示を与え
    る操作機構を設け、作業開始制御系(410)が作動して
    噴気作業機(300)が下降し、噴気ノズル(328)が所定
    深さ土中に打込まれて下降端に至ったのを検知し、前記
    切換弁(402)を切換えて前記噴気ノズル(328)と蓄圧
    タンク(326)とを連通させて噴気を行わせると共に、
    前記作業終了制御系(450)に連通させてクラッチ切換
    弁(412)を作動させエアシリンダ(314)によりドッグ
    クラッチ(313)を接続させ噴気作業機(300)を上昇さ
    せるエア切換え機構を設けたことを特徴とする噴気型土
    壌改良機のエアオペレーションシステム。
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