JP2559528Y2 - 熱処理装置 - Google Patents

熱処理装置

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JP2559528Y2
JP2559528Y2 JP1992015112U JP1511292U JP2559528Y2 JP 2559528 Y2 JP2559528 Y2 JP 2559528Y2 JP 1992015112 U JP1992015112 U JP 1992015112U JP 1511292 U JP1511292 U JP 1511292U JP 2559528 Y2 JP2559528 Y2 JP 2559528Y2
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貴之 林
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、加熱すると溶融する固
形インクを用いるインクジェットプリンタ等に備えら
れ、印刷されたOHP用紙上のインクを加熱によって平
滑にする熱処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、加熱すると溶融する固形インクを
用いるホットメルト式インクジェットプリンタにおいて
は、OHP用紙に印刷した場合には、米国特許第485
3706号の明細書、および図面に記載されているよう
に、つまり図3に示すように、印刷されたOHP用紙4
0は、OHP用紙40に塗布されたインク41の盛り上
がりにより、透過光42が乱反射するので印刷されたO
HP用紙40をスクリーンに投影する場合、色の発色が
悪くなっていた。このインクの盛り上がりを平滑にする
対策の一つとして、印刷済のOHP用紙40に熱を加え
OHP用紙40上のインク41を溶かす熱処理方法があ
る。
【0003】この熱処理方法を実施する一例として、図
5に示すような装置が知られている。この装置は、第1
駆動ローラ44と第1駆動ローラ44にバネ51によっ
て押圧されているローラ45からなる第1ローラ対と、
その用紙送り方向の下流に設けられた第1駆動ローラ4
4の直径より同等もしくは大きい直径を有する第2駆動
ローラ46と、第2駆動ローラ46にバネ53によって
押圧されるローラ47からなる第2ローラ対と、第1駆
動ローラ44と第2駆動ローラ46を同じ回転数で回転
させる図示しない駆動源と、第1ローラ対と第2ローラ
対の間に第1駆動ローラ44と第2駆動ローラ46の接
線より突出した状態で固定されたヒータプラテン49
と、その対面に備えられた用紙ガイド48とによって構
成されている。
【0004】印字部で印字を為されたOHP用紙43は
印字面を下にして第1ローラ対に送り込まれ、第1駆動
ローラ44の回転にともないヒータプラテン49上に送
り込まれる。さらに用紙ガイド48に案内されて、第2
ローラ対に送り込まれ、第2駆動ローラ46の回転にと
もなって送り出される。
【0005】第1駆動ローラ44と第2駆動ローラ46
は図示しない駆動源によって同じ回転数で回転させられ
ているが、第2駆動ローラ44の直径に対し、第2駆動
ローラ46直径は同等もしくは大きいため、第2駆動ロ
ーラ46の送り速度の方が第1駆動ローラ44の送り速
度より速くなっている。このため、OHP用紙43は第
1ローラ対と第2ローラ対の間でテンションをあたえら
れる。
【0006】第1ローラ対と第2ローラ対の間に位置す
るヒータプラテン49は、第1駆動ローラ44と第2駆
動ローラ46の接線より突出した状態で固定されている
ので、OHP用紙43はさきに説明したテンションの分
力によって第1ローラ対と第2ローラ対の間でヒータプ
ラテン49に押し付けられ熱を伝えられる。
【0007】そして、OHP用紙43上の盛り上がった
状態で印刷されたインクは、ヒータプラテン49から伝
えられた熱によって速やかに溶け、周囲に広がり、図4
のように透過光に対して乱反射しない形状になる。さら
にOHP用紙43が搬送されていくことにより、ヒータ
プラテン49を通過した上記のインクはまた速やかに広
がった形状のまま固まり、第2駆動ローラ46、ローラ
47に転写することなく熱処理を終了して排出される。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来装置において、第1駆動ローラ44とローラ45
のニップ力は、図6に示すように第1駆動ローラ44と
ローラ45を回転自在に支持するフレーム55の外側に
おいて、ローラ45の両端をバネ51のバネ力にて第1
駆動ローラ44に向かって押すことにより与えられてい
る。
【0009】従って、第1駆動ローラ44とローラ45
の中央部がたわみ、この中央部に隙間が形成される。こ
の隙間にヒータプラテン49によって加熱されたOHP
用紙43の熱膨張による伸びが集中するため、図6に示
すように、第1の駆動ローラ44、ローラ45の中央部
でOHP用紙43が用紙送り方向に水平にたわみ、ヒー
タプラテン49から浮き上がって、ヒータプラテン49
に対して接触が不十分になり熱処理が完全に終了しない
という欠点があった。
【0010】本考案は、上述した問題点を解決するため
に為されたものであり、印刷後の用紙をムラなく熱処理
できる熱処理装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本考案の熱処理装置は第1の用紙搬送手段と、第1
の用紙搬送手段の用紙送り方向に対し所定の角度を持つ
用紙送り方向に用紙を送る第2の用紙搬送手段と、第1
の用紙搬送手段から送り出された用紙が第2の用紙搬送
手段に送り込まれるように、用紙の搬送方向を規制する
湾曲した用紙支持部材と、前記湾曲した用紙支持部材の
湾曲部に対向し、用紙の搬送を妨げないように設置され
た加熱部材と、前記第1の用紙搬送手段を、前記第2の
用紙搬送 手段の用紙送り速度に対して速い速度で駆動す
る駆動手段とを有している。
【0012】
【作用】上記の構成を有する本考案の熱処理装置は、第
1の用紙搬送手段による用紙送り速度が第2の用紙搬送
手段による用紙送り速度よりも速くなり、それによって
用紙送り方向に垂直な湾曲を有した状態で用紙を搬送
し、用紙の湾曲部に対向して加熱部材が設置されている
ので、印刷機構により印刷がなされたOHP用紙が加熱
部材に対し中央部が浮き上がることなく接触するため
に、均一な熱処理を行うことができる。
【0013】
【実施例】以下、本考案を具体化した一実施例を図1を
参照して説明する。
【0014】図1は本考案のホットメルトインクジェッ
トプリンタの熱処理機構部の構成を示す斜視図であり、
ガイド軸10にそって往復動するインクジェットヘッド
11が設けられている。その上方にには、第1駆動ロー
ラ15とその第1駆動ローラ15に圧接するローラ17
とからなる第1ローラ対30が設けられている。この第
1ローラ対30により、インクジェットヘッド11によ
って印刷されたOHP用紙13が矢印方向に搬送され
る。第1ローラ対30により本考案の第1の搬送手段が
構成される。
【0015】第1ローラ対30の用紙送り方向の下流に
は、第1駆動ローラ15の直径と同等もしくはそれ以上
の直径を有する第2駆動ローラ19と、その第2駆動ロ
ーラ19に圧接するローラ21とからなる第2ローラ対
32が設けられている。この第2ローラ対32により本
考案の第2の用紙搬送手段が構成される。尚、ローラ1
7とローラ21は図5に示す従来装置と同様にバネの付
勢力により第1駆動ローラ15と第2駆動ローラ19に
圧接されている。
【0016】第1ローラ対30によって決定される用紙
送り方向と、第2ローラ対32によって決定される用紙
送り方向は一直線上ではないので、第1ローラ対30に
よって送りだされた用紙が第2ローラ対32に支障なく
送り込まれるように第1ローラ対30と第2ローラ対3
2との間には、図1に示すように、用紙送り方向に沿っ
て上方に湾曲した上下一対の用紙ガイド23、25が設
けられている。この一対の用紙ガイド23、25が本考
案の用紙支持部材を構成する。
【0017】さらに、これらの上下一対の用紙ガイド2
3、25の上側のガイド25は、湾曲部分の頂点に当た
るところに切り欠き部を有し、この切り欠き部にヒータ
プラテン27が設置されている。このヒータプラテン2
7はアルミ引き抜き材の背面に発熱体が貼り付けられて
おり、この発熱体に電流を流すことにより発熱体を発熱
させ、ヒータプラテン27全体をOHPシート上のイン
クを溶融させるのに必要な温度にする。このヒータプラ
テン27が本考案の加熱部材を構成する。
【0018】前述の第1駆動ローラ15の直径は第2駆
動ローラ19の直径と同等、もしくは大きく形成されて
いる。一方、図2に示すように第1駆動ローラ15と第
2駆動ローラ19は図示しない駆動源に取り付けられた
ギヤ29の回転がギヤ31、ギヤ33をそれぞれ介し
て、第1駆動ローラ15を回転させるギヤ35と第2駆
動ローラ19を回転させるギヤ37に伝えられ、同じ方
向に同じ回転数で回転させられる。従って、第1駆動ロ
ーラ15の用紙送り速度V1は第2駆動ローラ19の用
紙送り速度V2より若干速くなる。
【0019】以上のように構成されたホットメルトイン
クジェットプリンタの熱処理機構部の動作について以下
に説明する。
【0020】インクジェットヘッド11によって印刷さ
れたOHP用紙13はインク面を下にして第1ローラ対
30に送り込まれ、第1駆動ローラ15とローラ17に
よって用紙ガイド23、25の間に送り込まれ、ヒータ
プラテン27上を通過しさらに第2ローラ対32に送り
込まれる。第1の駆動ローラ15の用紙送り速度V1は
第2の駆動ローラ19の用紙送り速度V2より若干速く
設定されているため、OHP用紙13は常に図1に示す
ように上方に湾曲した状態に維持されながら送られる。
【0021】このOHP用紙13の湾曲部の頂点に当た
る部分の用紙ガイド25には切り欠き部が形成されてお
り、そこにヒータプラテン27が設置されている。そし
て、OHP用紙13は上方に湾曲しているために、用紙
送り方向に水平なたわみが生ずること無く必ずヒータプ
ラテン27に接触する。
【0022】すなわち、インクジェットヘッド11によ
って印刷されたインクはOHP用紙13がヒータプラテ
ン27上に達すると同時にヒータプラテン27より熱を
受け、速やかに溶融し周囲に広がり、透過光に対して乱
反射しない形状になる。さらに、OHP用紙13が搬送
されていくことにより、その広がった状態のまま固ま
り、第2駆動ローラ19とローラ21に転写すること無
く熱処理を終了して排出される。
【0023】本考案は上記実施例に限定されるものでは
なく、その主旨を逸脱しない範囲において種々の変形を
加えることができる。
【0024】例えば、第1駆動ローラ15の用紙送り速
度V1を第2駆動ローラV2より速くするための駆動手
として、上記実施例では、第1駆動ローラ15と第2
駆動ローラ19を同じ回転数で回転させると共に、第1
駆動ローラ15の直径を第2駆動ローラ19の直径より
大きくすることで構成しているが、第1駆動ローラ15
と第2駆動ローラ19の直径を同じにして、この二つの
ローラを回転駆動させるための駆動源の回転を伝達する
ギヤトレインの中の歯車の一つに減速ギヤを用いて第2
駆動ローラ19の用紙送り速度V2を第1駆動ローラ1
5の用紙送り速度V1より遅くしたり、また同じように
増速ギヤを用いて第1駆動ローラ15の用紙送り速度V
1を第2駆動ローラ19の用紙送り速度V2より速くす
ることで構成することも可能である。
【0025】さらには、第1の駆動ローラ15と第2の
駆動ローラ19の各々別の駆動源にて回転させること
で、第2駆動ローラ19の用紙送り速度V2を第1駆動
ローラ15の用紙送り速度V1より遅くすることも可能
である。
【0026】また、本考案の熱処理装置は、上記実施例
においては熱処理機構部としてホットメルトインクジェ
ットプリンタに備えられたものであったが、ホットメル
トインクジェットプリンタとは別体の熱処理装置として
構成してもよい。
【0027】
【考案の効果】以上説明したことから明かなように、本
考案の熱処理装置においては、熱処理中にOHP用紙に
用紙送り方向に水平な方向にたわみが生じないため、加
熱部材によってOHP用紙を均一に加熱することがで
き、良好な熱処理をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の熱処理機構部を示す斜視図である。
【図2】本考案のローラの駆動機構を示す図である。
【図3】熱処理前のインクと透過光の関係を示す図であ
る。
【図4】熱処理後のインクと透過光の関係を示す図であ
る。
【図5】従来技術の基本断面図である。
【図6】従来技術の熱処理前の搬送断面図である。
【符号の説明】
15 第一駆動ローラ 17 ローラ 19 第二駆動ローラ 21 ローラ 23 用紙ガイド 25 用紙ガイド 27 ヒータプラテン 29 駆動源ギヤ 31 アイドルギヤ 33 アイドルギヤ 35 第一駆動ローラ駆動ギヤ 37 第二駆動ローラ駆動ギヤ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の用紙搬送手段と、 第1の用紙搬送手段の用紙送り方向に対し所定の角度を
    持つ用紙送り方向に用紙を送る第2の用紙搬送手段と、 第1の用紙搬送手段から送り出された用紙が第2の用紙
    搬送手段に送り込まれるように、用紙の搬送方向を規制
    する湾曲した用紙支持部材と、 前記湾曲した用紙支持部材の湾曲部に対向し、用紙の搬
    送を妨げないように設置された加熱部材と、前記第1の用紙搬送手段を、前記第2の用紙搬送手段の
    用紙送り速度に対して速い速度で駆動する駆動手段 とか
    らなることを特徴とする熱処理装置。
JP1992015112U 1992-03-23 1992-03-23 熱処理装置 Expired - Fee Related JP2559528Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4998639A (ja) * 1973-01-23 1974-09-18
JPH05155007A (ja) * 1991-12-05 1993-06-22 Seiko Epson Corp 記録装置

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