JP3249555B2 - 画像形成装置における熱処理装置 - Google Patents
画像形成装置における熱処理装置Info
- Publication number
- JP3249555B2 JP3249555B2 JP27656091A JP27656091A JP3249555B2 JP 3249555 B2 JP3249555 B2 JP 3249555B2 JP 27656091 A JP27656091 A JP 27656091A JP 27656091 A JP27656091 A JP 27656091A JP 3249555 B2 JP3249555 B2 JP 3249555B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- printed
- heat treatment
- paper
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Printing Methods (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置に用いら
れ、印刷済ＯＨＰ用紙上のインクを平滑にするための熱
処理装置に関する。
れ、印刷済ＯＨＰ用紙上のインクを平滑にするための熱
処理装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、この種の画像形成装置、特に
ホットメルトインクジェットプリンタにおいては、記録
媒体にＯＨＰ用紙を用い印刷した場合、米国特許第４８
５３７０６号明細書に示されているように、即ち図４に
示すように、オーバヘッドプロジェクタに印刷済ＯＨＰ
用紙４０を透した時、ＯＨＰ用紙４０上のインク４１
は、ＯＨＰ用紙に浸透しないため、インク４１は凸レン
ズ状態となり透過光４２を乱反射させるため、スクリー
ンに投影された記録結果は、色の発色が悪く、鮮明な画
像が得られなかった。この凸レンズ状態のインクによる
乱反射を防ぐための１つの方法として、印刷済ＯＨＰ用
紙４０に熱を加え、この印刷済ＯＨＰ用紙４０上の凸状
態のインク４１を溶かすことにより、図５に示すように
平滑にし、乱反射をなくす熱処理方法がある。
ホットメルトインクジェットプリンタにおいては、記録
媒体にＯＨＰ用紙を用い印刷した場合、米国特許第４８
５３７０６号明細書に示されているように、即ち図４に
示すように、オーバヘッドプロジェクタに印刷済ＯＨＰ
用紙４０を透した時、ＯＨＰ用紙４０上のインク４１
は、ＯＨＰ用紙に浸透しないため、インク４１は凸レン
ズ状態となり透過光４２を乱反射させるため、スクリー
ンに投影された記録結果は、色の発色が悪く、鮮明な画
像が得られなかった。この凸レンズ状態のインクによる
乱反射を防ぐための１つの方法として、印刷済ＯＨＰ用
紙４０に熱を加え、この印刷済ＯＨＰ用紙４０上の凸状
態のインク４１を溶かすことにより、図５に示すように
平滑にし、乱反射をなくす熱処理方法がある。
【０００３】一般に、複写機等で行われている熱処理
は、ヒートローラとそのヒートローラと連動して回転す
る押圧ローラとにより、印刷済用紙を搬送しながら加熱
するものが多いが、記録媒体にＯＨＰ用紙を用いた場
合、印刷済ＯＨＰ用紙上の加熱処理され溶けたインクは
ＯＨＰ用紙に浸透しないため、ヒートローラ及び押圧ロ
ーラに転写し、これらのローラを汚してしまう恐れがあ
る。このため図６に示すように、現在多くの熱処理装置
は加熱部Ｂと搬送部Ａ，Ｃからなる。
は、ヒートローラとそのヒートローラと連動して回転す
る押圧ローラとにより、印刷済用紙を搬送しながら加熱
するものが多いが、記録媒体にＯＨＰ用紙を用いた場
合、印刷済ＯＨＰ用紙上の加熱処理され溶けたインクは
ＯＨＰ用紙に浸透しないため、ヒートローラ及び押圧ロ
ーラに転写し、これらのローラを汚してしまう恐れがあ
る。このため図６に示すように、現在多くの熱処理装置
は加熱部Ｂと搬送部Ａ，Ｃからなる。
【０００４】この熱処理装置の加熱部Ｂは、ヒータ５０
をもち、搬送されてきた印刷済ＯＨＰ用紙４３と接触し
加熱するための接触面を扇形状としたヒータプラテン４
９と、このヒータプラテン４９の用紙接触面の対面位置
にあり、印刷済ＯＨＰ用紙４３を搬送部Ａ，Ｃ間を案内
する、ヒータプラテン４９の用紙接触面に沿った緩やか
なＵ字形状の用紙ガイド４８を有している。搬送部Ａ
は、不図示の印刷位置から印刷済ＯＨＰ用紙４３を加熱
部Ｂに搬送するために、加熱部Ｂの上流に位置する第１
駆動ローラ４４とローラ４５を有し、搬送部Ｃは、加熱
部Ｂで加熱処理された印刷済ＯＨＰ用紙４３を不図示の
排紙位置に搬送するために、加熱部Ｂの下流に位置する
第２駆動ローラ４６とローラ４７を有する。この第２駆
動ローラ４６の搬送速度は第１駆動ローラ４４よりわず
かに速く設定されており、その搬送速度の差によって、
第１駆動ローラ４４、ローラ４５と第２駆動ローラ４
６、ローラ４７の間で搬送される印刷済ＯＨＰ用紙４３
にテンションが付与されるようになっている。また、ヒ
ータプラテン４９の印刷済ＯＨＰ用紙４３との接触面が
第１駆動ローラ４４と第２駆動ローラ４６の接線より突
出して固定されているため、上記で説明した第１駆動ロ
ーラ４４と第２駆動ローラ４６との間で張られた印刷済
ＯＨＰ用紙４３のテンションの分力が、ヒータプラテン
４９への接触力となりより有効に印刷済ＯＨＰ用紙４３
に熱が伝えられることになる。
をもち、搬送されてきた印刷済ＯＨＰ用紙４３と接触し
加熱するための接触面を扇形状としたヒータプラテン４
９と、このヒータプラテン４９の用紙接触面の対面位置
にあり、印刷済ＯＨＰ用紙４３を搬送部Ａ，Ｃ間を案内
する、ヒータプラテン４９の用紙接触面に沿った緩やか
なＵ字形状の用紙ガイド４８を有している。搬送部Ａ
は、不図示の印刷位置から印刷済ＯＨＰ用紙４３を加熱
部Ｂに搬送するために、加熱部Ｂの上流に位置する第１
駆動ローラ４４とローラ４５を有し、搬送部Ｃは、加熱
部Ｂで加熱処理された印刷済ＯＨＰ用紙４３を不図示の
排紙位置に搬送するために、加熱部Ｂの下流に位置する
第２駆動ローラ４６とローラ４７を有する。この第２駆
動ローラ４６の搬送速度は第１駆動ローラ４４よりわず
かに速く設定されており、その搬送速度の差によって、
第１駆動ローラ４４、ローラ４５と第２駆動ローラ４
６、ローラ４７の間で搬送される印刷済ＯＨＰ用紙４３
にテンションが付与されるようになっている。また、ヒ
ータプラテン４９の印刷済ＯＨＰ用紙４３との接触面が
第１駆動ローラ４４と第２駆動ローラ４６の接線より突
出して固定されているため、上記で説明した第１駆動ロ
ーラ４４と第２駆動ローラ４６との間で張られた印刷済
ＯＨＰ用紙４３のテンションの分力が、ヒータプラテン
４９への接触力となりより有効に印刷済ＯＨＰ用紙４３
に熱が伝えられることになる。
【０００５】これにより、印刷済ＯＨＰ用紙４３上の凸
レンズ状態をしたインクは、ヒータプラテン４９から伝
えられた熱によって速やかに溶け、透過光を乱反射しな
い平滑な形状となる。そして、ヒータプラテン４９を通
過した印刷済ＯＨＰ用紙４３上のインクはこの平滑な形
状のまま固まり、第２駆動ローラ４６、ローラ４７に転
写することなく搬送され、熱処理を終了した印刷済ＯＨ
Ｐ用紙４３は速やかに排出される。
レンズ状態をしたインクは、ヒータプラテン４９から伝
えられた熱によって速やかに溶け、透過光を乱反射しな
い平滑な形状となる。そして、ヒータプラテン４９を通
過した印刷済ＯＨＰ用紙４３上のインクはこの平滑な形
状のまま固まり、第２駆動ローラ４６、ローラ４７に転
写することなく搬送され、熱処理を終了した印刷済ＯＨ
Ｐ用紙４３は速やかに排出される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
示す熱処理装置においては図３に示すように、ローラ４
５はその支軸４５ａの両端においてバネ５１により第１
駆動ローラ４４に向かって付勢されている。このバネ５
１により第１駆動ローラ４４とローラ４５との間に所定
のニップ力が発生する。このニップ力による第１駆動ロ
ーラ４４、ローラ４５自体の中央部のたわみ、即ち中央
部に隙間ができ、且つ、ヒータプラテン４９によって加
熱された印刷済ＯＨＰ用紙４３が熱膨張により伸び、そ
の伸びた部分が第１駆動ローラ４４、ローラ４５の中央
部の隙間に寄り、その中央部で印刷済ＯＨＰ用紙４３が
浮く結果となる。この結果、浮いたまま加熱部Ｂに搬送
された印刷済ＯＨＰ用紙４３は、当然ヒータプラテン４
９との接触が不十分なまま熱処理が行われ、均一で良好
な熱処理効果が得られず、搬送部Ｃにより排紙位置に搬
送されていた。本発明は、上述した問題点を解決するた
めになされものであり、印刷済ＯＨＰ用紙とヒータプラ
テンの接触を十分なものとし、むらのない良好な熱処理
が可能な熱処理装置を提供することを目的としている。
示す熱処理装置においては図３に示すように、ローラ４
５はその支軸４５ａの両端においてバネ５１により第１
駆動ローラ４４に向かって付勢されている。このバネ５
１により第１駆動ローラ４４とローラ４５との間に所定
のニップ力が発生する。このニップ力による第１駆動ロ
ーラ４４、ローラ４５自体の中央部のたわみ、即ち中央
部に隙間ができ、且つ、ヒータプラテン４９によって加
熱された印刷済ＯＨＰ用紙４３が熱膨張により伸び、そ
の伸びた部分が第１駆動ローラ４４、ローラ４５の中央
部の隙間に寄り、その中央部で印刷済ＯＨＰ用紙４３が
浮く結果となる。この結果、浮いたまま加熱部Ｂに搬送
された印刷済ＯＨＰ用紙４３は、当然ヒータプラテン４
９との接触が不十分なまま熱処理が行われ、均一で良好
な熱処理効果が得られず、搬送部Ｃにより排紙位置に搬
送されていた。本発明は、上述した問題点を解決するた
めになされものであり、印刷済ＯＨＰ用紙とヒータプラ
テンの接触を十分なものとし、むらのない良好な熱処理
が可能な熱処理装置を提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、ＯＨＰ用紙対応の画像形成装置に用いら
れ、印刷後のＯＨＰ用紙上のインク凸状態を平滑にする
ため加熱する熱処理装置において、印刷済ＯＨＰ用紙を
加熱するための加熱部と、この加熱部の上流位置と下流
位置にそれぞれ設けられ、印刷済ＯＨＰ用紙を挟持して
該用紙が前記加熱部と接触するように搬送するローラと
を具備し、前記ローラは、ＯＨＰ用紙の搬送方向に直交
する向きに一体状に伸び、このローラのうち、少なくと
も上流位置にあるローラの用紙挟持幅を、ＯＨＰ用紙の
搬送方向に直交する向きの長さより短く設定したもので
ある。
に本発明は、ＯＨＰ用紙対応の画像形成装置に用いら
れ、印刷後のＯＨＰ用紙上のインク凸状態を平滑にする
ため加熱する熱処理装置において、印刷済ＯＨＰ用紙を
加熱するための加熱部と、この加熱部の上流位置と下流
位置にそれぞれ設けられ、印刷済ＯＨＰ用紙を挟持して
該用紙が前記加熱部と接触するように搬送するローラと
を具備し、前記ローラは、ＯＨＰ用紙の搬送方向に直交
する向きに一体状に伸び、このローラのうち、少なくと
も上流位置にあるローラの用紙挟持幅を、ＯＨＰ用紙の
搬送方向に直交する向きの長さより短く設定したもので
ある。
【０００８】
【作用】上記の構成によれば、加熱部の上流位置に設け
られているローラは、その用紙挟持幅を、印刷済ＯＨＰ
用紙の搬送方向に直交する向きの長さより短く設定して
いるため、ローラ自体の中央部のたわみが少なく、且
つ、印刷済ＯＨＰ用紙の熱膨張による伸びをローラの外
部に逃がすことができ、加熱部で印刷済ＯＨＰ用紙の中
央部が浮くことなく接触でき、均一な熱処理を行うこと
ができる。
られているローラは、その用紙挟持幅を、印刷済ＯＨＰ
用紙の搬送方向に直交する向きの長さより短く設定して
いるため、ローラ自体の中央部のたわみが少なく、且
つ、印刷済ＯＨＰ用紙の熱膨張による伸びをローラの外
部に逃がすことができ、加熱部で印刷済ＯＨＰ用紙の中
央部が浮くことなく接触でき、均一な熱処理を行うこと
ができる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例による画像形成装置
における熱処理装置について、図面を参照して説明す
る。図１は、本発明のホットメルトインクジェットプリ
ンタの熱処理装置周辺の構成を示す斜視図である。ガイ
ド軸１０に沿ってＯＨＰ用紙上を往復移動し印刷するイ
ンクジェットヘッド１１が、印刷位置に設けられてい
る。その印刷位置の下流位置には、インクジェットヘッ
ド１１によって印刷された印刷済ＯＨＰ用紙１３を紙送
り方向（矢印方向）に搬送するための第１駆動ローラ１
５とローラ１７が設けられている。ローラ１７はその支
軸１７ａの両端においてバネ２９により第１駆動ローラ
１５に向かって付勢されている。このバネ２９により第
１駆動ローラ１５とローラ１７との間に所定のニップ力
が発生する。そして、その隣接する下流位置には、ヒー
タ２７をもち、印刷済ＯＨＰ用紙１３との接触面を扇形
状としたヒータプラテン１９と、そのヒータプラテン１
９の扇形状をした外周と整合するよう緩やかなＵ字形状
に形成され、第１駆動ローラ１５とローラ１７によって
搬送された印刷済ＯＨＰ用紙１３を案内するための用紙
ガイド２１とが設けられている。
における熱処理装置について、図面を参照して説明す
る。図１は、本発明のホットメルトインクジェットプリ
ンタの熱処理装置周辺の構成を示す斜視図である。ガイ
ド軸１０に沿ってＯＨＰ用紙上を往復移動し印刷するイ
ンクジェットヘッド１１が、印刷位置に設けられてい
る。その印刷位置の下流位置には、インクジェットヘッ
ド１１によって印刷された印刷済ＯＨＰ用紙１３を紙送
り方向（矢印方向）に搬送するための第１駆動ローラ１
５とローラ１７が設けられている。ローラ１７はその支
軸１７ａの両端においてバネ２９により第１駆動ローラ
１５に向かって付勢されている。このバネ２９により第
１駆動ローラ１５とローラ１７との間に所定のニップ力
が発生する。そして、その隣接する下流位置には、ヒー
タ２７をもち、印刷済ＯＨＰ用紙１３との接触面を扇形
状としたヒータプラテン１９と、そのヒータプラテン１
９の扇形状をした外周と整合するよう緩やかなＵ字形状
に形成され、第１駆動ローラ１５とローラ１７によって
搬送された印刷済ＯＨＰ用紙１３を案内するための用紙
ガイド２１とが設けられている。
【００１０】そして、ヒータプラテン１９に隣接する下
流位置には、加熱処理された印刷済ＯＨＰ用紙１３を、
排紙位置へ搬送するための第２駆動ローラ２３とローラ
２５が設けられている。この第２駆動ローラ２３とロー
ラ２５は、第１駆動ローラ１とローラ１７よりわずかに
速い周速で回転するように設定されており、第２駆動ロ
ーラ２３とローラ２５とによりニップされた印刷済ＯＨ
Ｐ用紙１３はその速度差により、第１駆動ローラ１５，
ローラ１７と第２駆動ローラ２３，ローラ２５との間に
テンションを付与される。また、ヒータ２７で温められ
たヒータプラテン１９は、ＯＨＰ用紙１３との接触面
が、第１駆動ローラ１５と、第２駆動ローラ２３の接線
より突出するように設定されているため、上述したテン
ションによって、ヒータプラテン１９の接触面への印刷
済ＯＨＰ用紙１３の接触力が与えられ、印刷済ＯＨＰ用
紙１３は有効に加熱される。加熱処理された印刷済ＯＨ
Ｐ用紙１３は、用紙ガイド２１に案内され、第２駆動ロ
ーラ２３とローラ２５によりニップされ搬送されて、プ
リンタ外に排出される。
流位置には、加熱処理された印刷済ＯＨＰ用紙１３を、
排紙位置へ搬送するための第２駆動ローラ２３とローラ
２５が設けられている。この第２駆動ローラ２３とロー
ラ２５は、第１駆動ローラ１とローラ１７よりわずかに
速い周速で回転するように設定されており、第２駆動ロ
ーラ２３とローラ２５とによりニップされた印刷済ＯＨ
Ｐ用紙１３はその速度差により、第１駆動ローラ１５，
ローラ１７と第２駆動ローラ２３，ローラ２５との間に
テンションを付与される。また、ヒータ２７で温められ
たヒータプラテン１９は、ＯＨＰ用紙１３との接触面
が、第１駆動ローラ１５と、第２駆動ローラ２３の接線
より突出するように設定されているため、上述したテン
ションによって、ヒータプラテン１９の接触面への印刷
済ＯＨＰ用紙１３の接触力が与えられ、印刷済ＯＨＰ用
紙１３は有効に加熱される。加熱処理された印刷済ＯＨ
Ｐ用紙１３は、用紙ガイド２１に案内され、第２駆動ロ
ーラ２３とローラ２５によりニップされ搬送されて、プ
リンタ外に排出される。
【００１１】次に、ホットメルトインクジェットプリン
タの本熱処理装置の動作について説明する。インクジェ
ットヘッド１１によって印刷された印刷済ＯＨＰ用紙１
３は、そのインクジェットヘッド１１対面側、即ち下面
に印刷済ＯＨＰ用紙１３に浸透されず凸レンズ状態をし
たインクが乗っており、第１駆動ローラ１５とローラ１
７よって紙送り方向（矢印方向）に搬送される。そし
て、第１駆動ローラ１５とローラ１７によって搬送され
た印刷済ＯＨＰ用紙１３は、予め温められ印刷済ＯＨＰ
用紙１３との接触面を扇形状に形成されたヒータプラテ
ン１９と、そのヒータプラテン１９の外周と整合するよ
うに形成された用紙ガイド２１の間に送られる。第２駆
動ローラ２３とローラ２５は、第１駆動ローラ１５とロ
ーラ１７よりわずかに速い周速で回転しているため、第
２駆動ローラ２３とローラ２５とにニップされたＯＨＰ
用紙１３はその速度差により、第１駆動ローラ１５，ロ
ーラ１７と第２駆動ローラ２３，ローラ２５との間にテ
ンションを付与され、接触面への接触力が与えられる。
そして、印刷済ＯＨＰ用紙１３上の凸状態にあるインク
は、ヒータプラテン１９から伝えられた熱によって速や
かに溶け、周囲に広がり、透過光に対して乱反射しない
平滑な形状となる。
タの本熱処理装置の動作について説明する。インクジェ
ットヘッド１１によって印刷された印刷済ＯＨＰ用紙１
３は、そのインクジェットヘッド１１対面側、即ち下面
に印刷済ＯＨＰ用紙１３に浸透されず凸レンズ状態をし
たインクが乗っており、第１駆動ローラ１５とローラ１
７よって紙送り方向（矢印方向）に搬送される。そし
て、第１駆動ローラ１５とローラ１７によって搬送され
た印刷済ＯＨＰ用紙１３は、予め温められ印刷済ＯＨＰ
用紙１３との接触面を扇形状に形成されたヒータプラテ
ン１９と、そのヒータプラテン１９の外周と整合するよ
うに形成された用紙ガイド２１の間に送られる。第２駆
動ローラ２３とローラ２５は、第１駆動ローラ１５とロ
ーラ１７よりわずかに速い周速で回転しているため、第
２駆動ローラ２３とローラ２５とにニップされたＯＨＰ
用紙１３はその速度差により、第１駆動ローラ１５，ロ
ーラ１７と第２駆動ローラ２３，ローラ２５との間にテ
ンションを付与され、接触面への接触力が与えられる。
そして、印刷済ＯＨＰ用紙１３上の凸状態にあるインク
は、ヒータプラテン１９から伝えられた熱によって速や
かに溶け、周囲に広がり、透過光に対して乱反射しない
平滑な形状となる。
【００１２】この時、図２に示すように印刷済ＯＨＰ用
紙１３を搬送する第１駆動ローラ１５とローラ１７のニ
ップ幅は、印刷済ＯＨＰ用紙の搬送方向に直交する長さ
より短いため、これらのローラ自体の中央部のたわみは
少なく、且つ、ヒータプラテン１９によって加熱された
印刷済ＯＨＰ用紙１３の熱膨張することによる伸びを、
第１駆動ローラ１５とローラ１７のニップ部の外に逃が
すことができるため、印刷済ＯＨＰ用紙１３の中央部に
伸びた部分が寄ることにより浮いてしまうこともなく、
ヒータプラテン１９と均一に接触でき、むらのない均一
でより有効な加熱処理が行われることになる。
紙１３を搬送する第１駆動ローラ１５とローラ１７のニ
ップ幅は、印刷済ＯＨＰ用紙の搬送方向に直交する長さ
より短いため、これらのローラ自体の中央部のたわみは
少なく、且つ、ヒータプラテン１９によって加熱された
印刷済ＯＨＰ用紙１３の熱膨張することによる伸びを、
第１駆動ローラ１５とローラ１７のニップ部の外に逃が
すことができるため、印刷済ＯＨＰ用紙１３の中央部に
伸びた部分が寄ることにより浮いてしまうこともなく、
ヒータプラテン１９と均一に接触でき、むらのない均一
でより有効な加熱処理が行われることになる。
【００１３】加熱処理された印刷済ＯＨＰ用紙１３は、
第２駆動ローラ２３、ローラ２５方向に搬送されていく
ことにより、ヒータプラテン１９を通過したＯＨＰ用紙
１３上のインクは平滑な形状のまま速やかに固まり、第
２駆動ローラ２３、ローラ２５に転写することなく熱処
理を終了し、排出される。
第２駆動ローラ２３、ローラ２５方向に搬送されていく
ことにより、ヒータプラテン１９を通過したＯＨＰ用紙
１３上のインクは平滑な形状のまま速やかに固まり、第
２駆動ローラ２３、ローラ２５に転写することなく熱処
理を終了し、排出される。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように本発
明によれば、加熱部の上流に位置するローラの用紙挟持
幅を、ＯＨＰ用紙の搬送方向に直交する向きの長さより
も短くすることにより、ローラ自体の中央部のたわみ
と、熱処理によるＯＨＰ用紙中央部の浮きを防ぎ、加熱
部においてＯＨＰ用紙に均一な加熱処理を行うことがで
きる。
明によれば、加熱部の上流に位置するローラの用紙挟持
幅を、ＯＨＰ用紙の搬送方向に直交する向きの長さより
も短くすることにより、ローラ自体の中央部のたわみ
と、熱処理によるＯＨＰ用紙中央部の浮きを防ぎ、加熱
部においてＯＨＰ用紙に均一な加熱処理を行うことがで
きる。
【図１】本発明の第１の実施例による画像形成装置の熱
処理装置とその周辺の構成を示す斜視図である。
処理装置とその周辺の構成を示す斜視図である。
【図２】本熱処理装置にある第１駆動ローラとローラに
よるＯＨＰ用紙挟持状態の正面図である。
よるＯＨＰ用紙挟持状態の正面図である。
【図３】従来の第１駆動ローラとローラによるＯＨＰ用
紙挟持状態の正面図である。
紙挟持状態の正面図である。
【図４】熱処理前のインクと透過光の関係を示す図であ
る。
る。
【図５】熱処理後のインクと透過光の関係を示す図であ
る。
る。
【図６】従来の画像形成装置の熱処理装置の構成を示す
断面図である。
断面図である。
１３ ＯＨＰ用紙 １５ 第１駆動ローラ（ローラ） １７ ローラ １９ ヒータプラテン ２１ 用紙ガイド ２３ 第２駆動ローラ ２５ ローラ ２７ ヒータ
Claims (1)
- 【請求項１】 ＯＨＰ用紙対応の画像形成装置に用いら
れ、印刷後のＯＨＰ用紙上のインク凸状態を平滑にする
ため加熱する熱処理装置において、印刷済ＯＨＰ用紙を
加熱するための加熱部と、この加熱部の上流位置と下流
位置にそれぞれ設けられ、印刷済ＯＨＰ用紙を挟持して
該用紙が前記加熱部と接触するように搬送するローラと
を具備し、前記ローラは、ＯＨＰ用紙の搬送方向に直交
する向きに一体状に伸び、このローラのうち、少なくと
も上流位置にあるローラの用紙挟持幅を、ＯＨＰ用紙の
搬送方向に直交する向きの長さより短く設定したことを
特徴とする画像形成装置における熱処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27656091A JP3249555B2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 画像形成装置における熱処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27656091A JP3249555B2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 画像形成装置における熱処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0585073A JPH0585073A (ja) | 1993-04-06 |
| JP3249555B2 true JP3249555B2 (ja) | 2002-01-21 |
Family
ID=17571196
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27656091A Expired - Fee Related JP3249555B2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 画像形成装置における熱処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3249555B2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-26 JP JP27656091A patent/JP3249555B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0585073A (ja) | 1993-04-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0098033B1 (en) | Thermal ink-transfer printing apparatus | |
| EP0616264B1 (en) | Device for eliminating sheet curl | |
| JPH0369980A (ja) | 加熱定着装置 | |
| JPH08262898A (ja) | 記録紙乾燥防止機構 | |
| JP3318457B2 (ja) | カール矯正装置およびこれを備えたプリンタ | |
| US6505833B2 (en) | Recording sheet feeding device | |
| JP3249555B2 (ja) | 画像形成装置における熱処理装置 | |
| JPH0544034B2 (ja) | ||
| JP2559528Y2 (ja) | 熱処理装置 | |
| JP2006007662A (ja) | 熱転写プリンタ | |
| JP4343036B2 (ja) | プリンタ | |
| JP3076420B2 (ja) | 画像形成装置の定着装置 | |
| JPH0624600A (ja) | シート搬送装置及び前記シート搬送装置を用いた記録装置 | |
| JPH06297798A (ja) | プリンタの用紙ガイド装置 | |
| JPH05220950A (ja) | ホットメルト式インクジェットプリンタ | |
| JP4385530B2 (ja) | ガイド搬送機構およびこれを備えた写真処理装置 | |
| JPS6318028Y2 (ja) | ||
| JPH06336001A (ja) | 孔版印刷装置の製版装置 | |
| JPH07319303A (ja) | プリンタ装置 | |
| JP2003103813A (ja) | 熱転写プリンタ | |
| JPS63262258A (ja) | 印刷装置 | |
| JPH0550706A (ja) | 画像記録担体に対する熱処理装置 | |
| JP2925335B2 (ja) | トナー像形成用の定着装置 | |
| JPH0858183A (ja) | 熱転写プリンタ | |
| JPS58124673A (ja) | 転写型感熱記録装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071109 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081109 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091109 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091109 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101109 Year of fee payment: 9 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |