JP3318457B2

JP3318457B2 - カール矯正装置およびこれを備えたプリンタ

Info

Publication number: JP3318457B2
Application number: JP32325494A
Authority: JP
Inventors: 寿之山本; 孝信松浦
Original assignee: Alps Electric Co Ltd
Current assignee: Alps Alpine Co Ltd
Priority date: 1994-12-26
Filing date: 1994-12-26
Publication date: 2002-08-26
Anticipated expiration: 2017-08-26
Also published as: US5672018A; JPH08174947A

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、印字後の用紙のカール
を矯正することのできるカール矯正装置およびこれを備
えたプリンタに関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、普通紙、ＯＨＰ用紙、厚紙、葉
書等の用紙に文字や図形等の印字を行うようにした熱転
写プリンタ、インクジェットプリンタ、レーザービーム
プリンタ等の各種のプリンタが高印字品質、低騒音、低
コスト、メンテナンスの容易性等の理由により、コンピ
ュータ、ワードプロセッサ、ファクシミリ等の出力装置
として用いられている。

【０００３】このような一般的なプリンタについてシリ
アルタイプの熱転写プリンタを例示して説明する。

【０００４】シリアルタイプの熱転写プリンタは、プラ
テンと、このプラテンに沿って往復移動自在とされベー
スフィルムに所望の色のインクを塗布してなるインクリ
ボンを内部に具備するリボンカセットを搭載しうるキャ
リッジと、このキャリッジにプラテンに対して接離動作
する複数の発熱素子を整列配置させたサーマルヘッドと
を有しており、プラテンの前方に、用紙と、インクリボ
ンとを支持しておき、用紙およびインクリボンを介して
プラテンと圧接させたサーマルヘッドをキャリッジとと
もにプラテンに沿って往復動させながらインクリボンを
繰り出し、サーマルヘッドに整列配置されている複数の
発熱素子を、印字情報に基づいて選択的に発熱させるこ
とにより、インクリボンのインクを部分的に溶融して用
紙の所定の印字位置に転写し、用紙上に所望の文字等の
画像の印字を行うように構成されている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の熱転写プリンタにおいては、サーマルヘッドの
圧接状態での移動による用紙のしごき、発熱素子の発熱
による用紙表面の水分の蒸発等により、図１に示すよう
に、印字後の用紙は、印字面を内側にしてカールが形成
されるという問題点があった。この用紙に形成されるカ
ールの大きさは、印字パターン、印字の濃度等の印字の
デューティ（記録密度）が高いほど、また、モノクロ印
字より同一印字位置への重ね印字が行われるカラー印字
の方が大きくなるという問題点があった。

【０００６】また、印字後の用紙に形成されるカール
は、電子写真方式のプリンタにおいては、トナーの定着
時の加熱により発生し、インクジェットプリンタにおい
ては、インク付着後の水分の蒸発等により発生する。

【０００７】このような印字後の用紙に形成されるカー
ルは、カールの大きさが大きいと、印字後の用紙を重ね
た場合にかさばったり、用紙に印字した情報が確認しず
らく、取り扱いにくいという不具合があった。

【０００８】そこで、印字後の用紙に形成されたカール
を矯正するものが望まれていた。

【０００９】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、簡単な構造で、印字後の用紙に形成されたカー
ルを矯正することのできるカール矯正装置およびこれを
備えたプリンタを提供することを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため請求項１に記載の本発明のカール矯正装置は、印字
後のカールした用紙を支持する支持プラテンと、前記支
持プラテンに沿って往復移動可能とされたキャリッジ
と、前記キャリッジに前記支持プラテンと対向するよう
にして配設されるとともに前記キャリッジの移動に伴っ
て前記用紙に形成されたカールを除去するようにこの用
紙の印字面とは反対の裏面を押圧してしごきながら移動
する押圧部材とを有することを特徴としている。

【００１１】そして、請求項２に記載の本発明のカール
矯正装置は、請求項１において、前記押圧部材は、回転
自在に配設されたコロであることを特徴としている。

【００１２】さらに、請求項３に記載の本発明のプリン
タは、請求項１または請求項２に記載のカール矯正装置
を、印字位置より用紙の走行方向下流側に設けたことを
特徴としている。

【００１３】

【作用】前述した構成からなる請求項１に記載の本発明
のカール矯正装置によれば、往復移動するキャリッジに
配設された押圧部材は、キャリッジの移動に伴ってカー
ルが形成された用紙の印字面と反対の裏面を押圧してし
ごきながら移動させることができるので、用紙に印字に
より形成されたカールと反対向きの新たなカールを生じ
させてカールした用紙のカールを矯正することができ
る。

【００１４】また、請求項２に記載の本発明のカール矯
正装置によれば、往復移動するキャリッジに配設された
押圧部材は、キャリッジの移動に伴って用紙のカールを
除去するように用紙を押圧するとともに、押圧部材を回
転自在なコロとすることにより押圧部材の耐摩耗性を向
上させることができる。

【００１５】さらに、請求項３に記載の本発明のプリン
タによれば、プリンタにカール矯正装置が備えられてい
るので、印字により形成された用紙のカールを効果的に
矯正することができる。

【００１６】

【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により説明
する。

【００１７】まず、本発明に係るカール矯正装置の実施
例を図１により説明する。

【００１８】図１は本発明に係るカール矯正装置の要部
の構成を示す斜視図である。

【００１９】図１に示すように、本実施例のカール矯正
装置１においては、フレーム本体（図示せず）にカール
した用紙２を支持するための略平板状の支持プラテン３
が配設されており、この支持プラテン３の下方には、ガ
イドシャフト４が支持プラテン３に沿って平行に延在す
るようにして配設されている。そして、ガイドシャフト
４は、その両端部が支持フレーム５によりそれぞれ支持
されており、この支持フレーム５の前方下方には、略平
板状の案内部材６がガイドシャフト４に沿って平行に延
在するようにして形成されている。この案内部材６の前
面はカム面７とされており、このカム面７の長手方向中
央部は、用紙幅より広い範囲にわたって前方に突出した
凸部８とされ、カム面７の長手方向両端部は、凸部８よ
り後方に位置する凹部９とされている。そして、これら
の凸部８と各凹部９とは、それぞれ傾斜面３０を介して
連接されている。

【００２０】前記ガイドシャフト４には、キャリッジ１
０が摺動自在に取着されている。このキャリッジ１０に
は、無端ベルト等の牽引部材１１が取着されており、こ
の牽引部材１１は、支持フレーム５のキャリッジ１０の
移動範囲を外れた位置に設けられた２個のプーリ１２の
間に巻回されている。そして、図１において左方に示す
プーリ１２は、支持フレーム５の左端側下部に取着され
たモータ１３により回転駆動されるようになっている。
つまり、キャリッジ１０は、モータ１３を回転駆動する
ことにより支持プラテン３に沿って図１において両矢印
Ａにて示すように往復移動するようになっている。

【００２１】前記キャリッジ１０の図１において上方に
示す先端部には、支持プラテン３と対向するようにして
矯正ヘッド１４が配設されており、この矯正ヘッド１４
には、押圧部材としての回転自在なコロ１５が支持プラ
テン３と対向するようにして配設されている。このコロ
１５は、その軸心方向を支持プラテン３の長手方向に対
して直交する方向に配設されている。また、キャリッジ
１０の図１において下方に示す後端部には、キャリッジ
１０の移動に伴って案内部材６のカム面７上を移動する
回転自在な案内コロ体１６が配設されている。なお、コ
ロ１５をキャリッジ１０の先端部に直接設ける構成とし
てもよい。

【００２２】前記キャリッジ１０の矯正ヘッドに配設さ
れたコロ１５は、キャリッジ１０の移動に伴って、キャ
リッジ１０の下端部に配設された案内コロ体１６が案内
部材６のカム面７の凸部８に位置する場合には、支持プ
ラテン３と圧接するようにされており、キャリッジ１０
の下端部に配設された案内コロ体１６が案内部材６のカ
ム面７の凹部９に位置する場合には、コロ１５が支持プ
ラテン３から離間するように構成されている。

【００２３】なお、本実施例のカール矯正装置１に、カ
ールした用紙２を支持プラテン３の長手方向に対して直
交する方向に搬送する図示しない紙送り機構を設けても
よい。

【００２４】また、本実施例においては、キャリッジ１
０の後端部に案内コロ体１６を設けるとともに案内部材
６に凸部８および凹部９を有するカム面７を設けて、こ
のカム面７上を案内コロ体１６が移動する構成とするこ
とにより、キャリッジ１０の先端部に設けたコロ１５を
支持プラテン３に対して接離動作させたが、コロ１５と
支持プラテン３とが必要に応じて接離動作する構成であ
ればよく、特に、本実施例の構成に限定されるものでは
ない。

【００２５】つぎに、前述した構成からなる本実施例の
作用について説明する。

【００２６】本実施例のカール矯正装置１が駆動され、
印字後のカールが形成された用紙２が供給可能な待機状
態においては、キャリッジ１０はガイドシャフト４の何
れか一方の端部、例えば左端部に位置しており、キャリ
ッジ１０の下端部に配設された案内コロ体１６が案内部
材６のカム面７の凹部９に位置し、キャリッジ１０の図
１において上方に位置する矯正ヘッド１４のコロ１５
は、支持プラテン３から離間している。

【００２７】そして、この待機状態において、各種のプ
リンタ（図示せず）により印字されカールが形成された
用紙２が、支持プラテン３とキャリッジ１０との間に印
字面２ａが支持プラテン３と対向するようにしてセッテ
ィングされる。

【００２８】つぎに、モータ１４が駆動され、キャリッ
ジ１０は、ガイドシャフト４に沿ってガイドシャフト４
の他方の端部、例えば右端部に向かって移動を開始す
る。そして、キャリッジ１０の移動に伴って、キャリッ
ジ１０の下端部に配設された案内コロ体１６は、案内部
材６のカム面７の図１において左方に示す凹部９から凸
部７に移動し、案内コロ体１６が案内部材６のカム面７
の凸部８に位置すると、キャリッジ１０の先端部に配設
された矯正ヘッド１４のコロ１５が支持プラテン３と対
向するとともに支持プラテン３と所望の圧接力（押圧
力）をもって圧接する。

【００２９】そして、コロ１５は、さらなるキャリッジ
１０の左方に向かう移動に伴って、支持プラテン３との
圧接状態を保持しつつ支持プラテン３とキャリッジ１０
との間にセッティングされたカールが形成された用紙２
のカールを除去するように、用紙２の印字面２ａの反対
の裏面を押圧してしごきながら移動する。

【００３０】つぎに、キャリッジ１０がガイドシャフト
４の右端部に到達すると、キャリッジ１０の下端部に配
設された案内コロ体１６が案内部材６のカム面７の凹部
９に位置し、キャリッジ１０の先端部に配設された矯正
ヘッド１４のコロ１５は支持プラテン３から離間する。

【００３１】つぎに、カールが形成された用紙２を図１
において太矢印にて示す用紙２の走行方向に一定量搬送
し、キャリッジ１０をガイドシャフト４に沿ってガイド
シャフト４の右端部から左端部に向けて移動させる。以
下、同様の動作を繰り返すことによりカールが形成され
た用紙２の裏面がコロ１５でしごかれる。

【００３２】すなわち、印字によりカールが形成された
用紙２の印字面２ａの裏面側がコロ１５によってしごか
れることにより、印字により形成されたカールと反対向
きの新たなカールを生じさせて、印字により形成された
カールを新たなカールにより相殺することにより、印字
により形成された用紙２のカールを容易に矯正すること
ができるので、従来の印字後の用紙２を重ねた場合にか
さばったり、用紙２に印字した情報が確認しずらく、取
り扱い性にくいという不具合を確実に除去するすること
ができる。

【００３３】また、印字時とは反対向きの新たなカール
の大きさは、用紙２を介して支持プラテン３と圧接する
矯正ヘッド１４のコロ１５の圧接力の大きさにより制御
することができる。さらに、押圧部材として回転自在な
コロ１５を用い、このコロ１５をカールした用紙２に当
接させることにより、コロ１５はころがり摩擦による負
荷を受けるので、押圧部材としてのコロ１５の耐摩耗性
を向上させることができる。

【００３４】なお、本実施例のカール矯正装置１による
印字後のカールが形成された用紙２のカール矯正をより
効果的に行うために、用紙２に当接させるコロ１５を図
示しないヒータ等の加熱手段により加熱させる構成とし
てもよい。さらに、耐摩耗性は劣るもののカールした用
紙２に、コロ１５のかわりに当接部位をエッジ状とした
押圧部材（図示せず）を摺動させる構成としてもよい。

【００３５】また、押圧部材としてのコロ１５は、その
一部が用紙２と当接すればよく、必ずしもコロ１５の外
周面の全域が用紙２と当接しなくてもよいが、コロ１５
の軸長をあまり長くすると用紙２に対する当接力が分散
するので好ましくなく、コロ１５の軸長を長くする場合
には、コロ１５の形状を太鼓状に形成するとよい。

【００３６】つぎに、本発明に係るカール矯正装置を備
えたプリンタの実施例について図２により説明する。な
お、前述したカール矯正装置と同一ないしは相当する構
成については、図面中に同一の符号を付し、その説明は
省略する。

【００３７】図２は本発明に係るカール矯正装置を備え
たプリンタの一実施例の要部の構成を示す説明図であ
る。

【００３８】本実施例は、本発明に係るカール矯正装置
１をプリンタとして公知のシリアルタイプの熱転写プリ
ンタ１７に搭載したものである。

【００３９】図２に示すように、本実施例の熱転写プリ
ンタ１７のプリンタ本体（図示せず）の内部には、平板
状の印字用プラテン１８がその印字用面１８ａを略鉛直
方向となるようにして配設されている。この印字用プラ
テン１８の図２において右方に示す前方には、印字用プ
ラテン１８に対向し、図示しない駆動機構により印字用
プラテン１８に対して接離自在とされた複数の発熱素子
（図示せず）を整列配置させたサーマルヘッド１９が配
設されている。そして、印字用プラテン１８に対して当
接しているヘッドダウン状態（図示せず、図２はヘッド
アップ状態を示す）におけるサーマルヘッド１９と印字
用プラテン１８との当接位置が印字位置ＰＰとされて
る。また、印字用プラテン１８とサーマルヘッド１９と
の間には、印字用プラテン１８側から順に、用紙２およ
びインクリボン（図示せず）が供給されるようにされて
いる。

【００４０】前記サーマルヘッド１９は、図示しないス
テッピングモータにより印字用プラテンの印字用面に沿
って往復移動自在とされた印字用キャリッジ２０に配設
されており、この印字用キャリッジ２０には、ベースフ
ィルムに所望の色のインクを塗布してなるインクリボン
を内部に具備するリボンカセット（共に図示せず）が搭
載し得るようにされている。

【００４１】前記印字位置ＰＰより図２において矢印Ｂ
にて示す用紙２の走行方向の上流側（図２下方）には、
所定速度で用紙２を印字位置ＰＰに向かって搬送する紙
送りローラ２１が配設されている。この紙送りローラ２
１は図示しないステッピングモータにより回転駆動され
るようになっている。そして、紙送りローラ２１の右方
には、紙送りローラ２１の外周面に当接される補助ロー
ラ２２が回転自在に配設されており、この補助ローラ２
２は、紙送りローラ２１に従動回転するようにされてい
る。つまり、用紙２は、紙送り機構２３を構成する紙送
りローラ２１と補助ローラ２２との間に挟持されるよう
にして図２において矢印Ｂにて示す下方から上方に向か
って走行可能とされている。

【００４２】前記印字位置ＰＰより図２において矢印Ｂ
にて示す用紙２の走行方向の下流側（図２上方）には、
印字位置ＰＰから外部に向かって排出される印字の終了
した用紙２の印字面２ａ側に位置するようにして排紙ガ
イド３１が配設されており、この排紙ガイド３１に対し
て用紙２を介して略対向するようにして用紙２を外部へ
排出するための図示しない駆動モータの駆動力をもって
回転駆動される排紙ローラ３２が配設されている。

【００４３】さらに、排紙ローラ３１および排紙ガイド
３２より、図２において矢印Ｂにて示す用紙２の走行方
向の下流側（図２上方）には、印字の終了した用紙２の
印字面２ａ側に支持プラテン３が当接し、用紙２の印字
面２ａの裏面側に矯正ヘッド１４のコロ１５が当接する
ようにして前述した実施例と同様のカール矯正装置１が
配設されている。

【００４４】このように構成された本実施例の熱転写プ
リンタ１７によれば、紙送り機構２３により印字用プラ
テン１８の前方に、用紙２と、インクリボンとを支持し
ておき、用紙２およびインクリボンを介して印字用プラ
テン１８と圧接させたサーマルヘッド１９を印字用キャ
リッジ２０とともに印字用プラテン１８に沿って往復動
させながらインクリボンを繰り出し、サーマルヘッド１
９に整列配置されている複数の発熱素子を、印字情報に
基づいて選択的に発熱させることにより、インクリボン
のインクを部分的に溶融して用紙２の所定の印字位置に
転写し、用紙２上に所望の文字等の画像が形成される。
そして、印字動作によりカールが形成された印字後の用
紙２は、排紙ガイド３１および排紙ローラ３２により順
次カール矯正装置１の支持プラテン３とキャリッジ１０
との間に搬送され、カール矯正装置１のキャリッジ１０
をガイドシャフト４に沿って移動させることにより、印
字後のカールが形成された用紙２の裏面はコロ１５によ
りしごくことができ、前述したカール矯正装置１と同様
に、印字により形成された印字後の用紙２のカールを矯
正することができる。その後、印字後の用紙２は、カー
ルが矯正された状態で熱転写プリンタ１７から排出され
る。

【００４５】すなわち、本実施例の熱転写プリンタ１７
によれば、印字後の用紙２はカールが矯正された状態で
排出されるので、印字後の用紙２のカールを効率的に矯
正することができるとともに、従来の印字後の用紙２を
重ねた場合にかさばったり、用紙２に印字した情報が確
認しずらく、取り扱いにくいという不具合を確実に除去
することができる。

【００４６】なお、カール矯正装置１を搭載するプリン
タとしては、シリアルタイプの熱転写プリンタ１７を例
示したが、例えば電子写真方式のプリンタ、インクジェ
ットプリンタ等の各種のプリンタに用いることができ
る。

【００４７】なお、本発明は、前記各実施例に限定され
るものではなく、必要に応じて変更することができる。

【００４８】

【発明の効果】以上説明したように本発明のカール矯正
装置およびこれを備えたプリンタによれば、印字後の用
紙に形成されたカールを容易に矯正することができると
いう極めて優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るカール矯正装置の一実施例の要部
の構成を示す斜視図

【図２】本発明に係るカール矯正装置を備えたプリンタ
の一実施例の要部の構成を示す説明図

【符号の説明】

１カール矯正装置２用紙２ａ印字面３支持プラテン１０キャリッジ１５（押圧部材としての）コロ１７（プリンタとしての）熱転写プリンタ２３紙送り機構Ｂ用紙の走行方向ＰＰ印字位置

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献特開平６−64808（ＪＰ，Ａ) 特開平４−45052（ＪＰ，Ａ) 特開平１−105277（ＪＰ，Ａ) 実開昭58−171359（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) B41J 15/16 B41J 13/00 B65H 29/70

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】印字後のカールした用紙を支持する支持
プラテンと、前記支持プラテンに沿って往復移動可能と
されたキャリッジと、前記キャリッジに前記支持プラテ
ンと対向するようにして配設されるとともに前記キャリ
ッジの移動に伴って前記用紙に形成されたカールを除去
するようにこの用紙の印字面とは反対の裏面を押圧して
しごきながら移動する押圧部材とを有することを特徴と
するカール矯正装置。
【請求項２】前記押圧部材は、回転自在に配設された
コロであることを特徴とする請求項１に記載のカール矯
正装置。
【請求項３】請求項１または請求項２に記載のカール
矯正装置を、印字位置より用紙の走行方向下流側に設け
たことを特徴とするプリンタ。