JPH07309045A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07309045A
JPH07309045A JP12815394A JP12815394A JPH07309045A JP H07309045 A JPH07309045 A JP H07309045A JP 12815394 A JP12815394 A JP 12815394A JP 12815394 A JP12815394 A JP 12815394A JP H07309045 A JPH07309045 A JP H07309045A
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image forming
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Setsu Uchida
節 内田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】記録幅とその前後の記録幅との間につなぎスジ
の発生を防止し、記録材搬送時に傷やたるみやしわを発
生させず、さらに搬送ローラについたインクミストによ
る記録材への汚れ付着を防止し、またプラテンや搬送手
段であるローラのメインテナンスを容易にする。 【構成】記録手段1に対し、記録手段1の上流側と下流
側に配置された、第1及び第2の搬送手段21,22及
び31,32と、第1及び第2の搬送手段に対してそれ
ぞれ配置され、搬送手段の長手方向に圧分布が変更可能
な第1及び第2の加圧手段23,33と、第1の搬送手
段に接続された第1の駆動列と、第2の搬送手段に接続
された第2及び第3の駆動列と、第1,第2,第3の駆
動列にそれぞれ設けられた第1,第2,第3の駆動遮断
手段と、前記構成要素を支持する複数の支持部材とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャリッジに搭載した
記録手段から記録材へインクを吐出して記録を行うイン
クジェット式画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェット方式による、シリ
アル型の画像形成装置が数多く商品化されている。
【0003】これらは、複数の吐出口からインク滴を吐
出させる記録ヘッドを主走査方向にシリアルスキャンさ
せ、非記録時に記録材を記録幅に等しい送り量で間欠的
に搬送(副走査)するものである。この記録方法は記録
信号に応じてインクを記録媒体に吐出させて記録を行う
ものであり、ランニングコストが安く、静かな記録方式
として広く用いられている。また、多数のノズルを記録
媒体と記録ヘッドとの相対移動方向と垂直な直線上に形
成したヘッドを用いることにより、ヘッドと記録媒体と
の1回のスキャンでノズル数に対応した幅を記録するこ
とが出来、比較的容易に高速化を達成することが可能で
ある。
【0004】更に、昨今では3〜4色の記録ヘッドを搭
載し、フルカラーで画像形成出来る装置も実用化されて
いる。
【0005】上記プリンタは比較的容易にA1等の大判
記録が可能なので、画像を読み取るリーダーを接続し原
稿を複写するA1版カラー画像形成装置も製品化されて
いる。
【0006】上記従来例の一つとして、図16に示す装
置がある。
【0007】この装置では、第一の搬送系301から第
二の搬送系302にむかって記録材303が送られる。
その後キャリッジ2が主走査記録を行い、記録材303
は矢印Y方向に送られる。この時、第一の搬送系301
の搬送量をL1、第二の搬送系302の搬送量をL2と
すると、 L1<L2 なる関係が成立している。従って、各搬送系の挟持力の
関係によりどちらかの搬送系と記録材との間ですべりが
生じ、記録領域の記録材に一定のテンションをかけて平
面性を確保している。
【0008】また、加圧は各搬送系の一対のローラの両
端をばねにより付勢するようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】特にフルカラー画像の
ように高画質を要求される記録に、記録紙を間欠的に搬
送しながら記録ヘッドを記録紙上を往復走査させて画像
を形成していく、いわゆるシリアル型インクジェット式
画像記録装置を採用すると、ある記録幅とその前後の記
録幅との間につなぎスジが発生する。このつなぎスジを
解決する搬送系の一つとして前述の構成がとられる。
【0010】しかし、特に大判記録が可能な装置におい
ては記録材にかける圧も高く、ローラにも表面の粗いも
のを使用するため、前述の方式では記録材に傷がつくこ
とがあった。特に、樹脂をベースとした記録材ではその
傷がめだっていた。
【0011】さらに、記録材の先端がローラ間にかみこ
まれるときに乱れが生じ易く、最初の記録幅と2番目の
記録幅との間のつなぎスジが発生することがあった。
【0012】また、大判記録が可能な装置ではロール紙
を利用して副走査方向に数mにおよぶいわゆる長尺出力
が可能な装置があるが、幅方向の圧分布に対する記録材
の挙動が敏感で、一対のローラの両端をばねにより付勢
して加圧するような方式では微妙な調整ができず、長尺
出力の途中で記録材にしわが生じて記録ヘッドがこすれ
てしまうという問題があった。また、幅方向の圧分布が
均等な状態では記録材中央と端の送り量がほぼ同じにな
るが、ロール紙の送り方向の長さは、吸湿の影響などに
より端の方が長い傾向があり、このまま搬送すると記録
材にひずみが生じやはりこすれが発生していた。
【0013】また、ヘッドからインクを吐出する際に、
印字に関与する主滴以外に微少なインク滴が噴出し、こ
れがインクミストとなって搬送ローラに付着し画像を汚
すことがあった。
【0014】さらに、従来の大判記録が可能な装置にお
いては前記のプラテン、搬送手段であるローラ、等が装
置の側板の外側から固定されておりそのメンテナンスは
非常に困難であった。
【0015】本願は上記した従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、画像
形成装置、特にシリアル型インクジェット式画像記録装
置において、記録幅とその前後の記録幅との間につなぎ
スジの発生を防止し、搬送ローラによる記録材に傷をつ
けることなく、記録材搬送時にしわやひずみを発生させ
ず、さらに搬送ローラについたインクミストによる記録
材への汚れ付着を防止し、またプラテンや搬送手段であ
るローラのメインテナンスを容易にした画像形成装置を
提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題および目的を達
成するために本発明にあっては、記録材に沿って移動可
能なキャリッジに搭載した記録手段により、記録材をキ
ャリッジの移動方向に対して直角方向にステップ送りし
て、シリアル型の画像記録を行う画像形成装置におい
て、記録手段に対し、記録材をはさみこむように対向配
置されたプラテンと、プラテンに対し、記録材搬送方向
の上流側と下流側に配置された、第1及び第2の搬送手
段と、第1及び第2の搬送手段に対してそれぞれ配置さ
れ、搬送手段の長手方向に圧分布が変更可能な第1及び
第2の加圧手段と、第1の搬送手段に接続された第1の
駆動列と、第2の搬送手段に接続された第2及び第3の
駆動列と、第1,第2,第3の駆動列にそれぞれ設けら
れた第1,第2,第3の駆動遮断手段と、前記構成要素
を支持する複数の支持部材と、を備える。
【0017】前記第1,2および第3の駆動列が、同一
の駆動源に接続されていて第1及び第3の駆動列の減速
比が同一であり、第2の駆動列の減速比が第1および第
3の駆動列の減速比よりも小さくするとよい。
【0018】前記第2の駆動列が一定のトルク以下の駆
動力を伝達するように構成してもよい。
【0019】また、前記装置において以下のシーケンス
のうち少なくとも一つを実行し、 第1の駆動遮断手段を遮断状態にしつつ第2の搬送手
段を正転させる 第2の駆動遮断手段を遮断状態にしつつ第1の搬送手
段を逆転させる その後、第1及び第2の駆動遮断手段を連結状態にして
第1及び第2の搬送手段を正転させるとよい。
【0020】また、前記加圧手段に、長手方向に複数個
に分割されたローラと、それぞれのローラの両端を支持
するアーム部材と、それぞれのアーム部材に接続された
ばねと、ばね圧を調整する調整部材と、を設けてもよ
い。
【0021】また、前記プラテン、第1及び第2の搬送
手段が前記複数の支持部材のうちの一対に支持され、一
対の支持部材の間に備えられた位置規制部材により、長
手方向の位置決めするとよい。
【0022】さらに、前記複数個に分割されたローラの
圧を調整し、記録材端部の送り量が記録材中央の送り量
より多くし、例えば、前記記録材端部の送り量の記録材
中央の送り量にたいする増分が、0.02%〜0.15
%とするとよい。
【0023】搬送手段の上流にガイド部材と、ガイド部
材先端に設けられたクリーニング部材とを搬送手段に当
接させることもできる。
【0024】また、記録材に記録を行う記録手段と、前
記記録手段の上流側および下流側に配置された第1およ
び第2の搬送手段とを有する画像形成装置において、前
記記録手段が記録材に記録を行う前に、以下のシーケン
スのうち少なくとも一つを実行するように前記第1およ
び第2の搬送手段を制御する制御手段を有することを特
徴とする。
【0025】前記第1の搬送手段を停止させたまま、
前記第2の搬送手段を記録材を下流側に搬送するように
駆動する。
【0026】前記第2の搬送手段を停止させたまま、
前記第1の搬送手段を記録材を上流側に搬送するように
駆動する。
【0027】前記第1の搬送手段を記録材を上流側に
搬送するように駆動するとともに、前記第2の搬送手段
を記録材を下流側に搬送するように駆動する。
【0028】
【作用】上記のように構成された画像形成装置にあって
は、記録手段に対し、記録材をはさみこむように対向配
置されたプラテンと、プラテンに対し、記録材搬送方向
の上流側と下流側に配置された、第1及び第2の搬送手
段と、第1及び第2の搬送手段に対してそれぞれ配置さ
れ、搬送手段の長手方向に圧分布が変更可能な第1及び
第2の加圧手段と、第1の搬送手段に接続された第1の
駆動列と、第2の搬送手段に接続された第2及び第3の
駆動列と、第1,第2,第3の駆動列にそれぞれ設けら
れた第1,第2,第3の駆動遮断手段と、前記構成要素
を支持する複数の支持部材とを備えることで、記録材が
第1及び第2の搬送手段により画像記録領域に導かれ、
それぞれの駆動遮断可能に接続した搬送手段による記録
材搬送動作および圧分布が変更可能な加圧手段により記
録材を撓みやしわのない最適な記録を行える状態に保持
する。
【0029】前記第1,2および第3の駆動列が、同一
の駆動源に接続されていて第1及び第3の駆動列の減速
比が同一であり、第2の駆動列の減速比が第1および第
3の駆動列の減速比よりも小さくすることにより、第1
および第2の駆動列により第1および第2の搬送手段を
駆動させる場合には記録材にテンションを与えながら記
録材を搬送し、第1および第3の駆動列を作動させるこ
とにより第1および第2の搬送手段を等速度で駆動させ
る。
【0030】前記第2の駆動列が一定のトルク以下の駆
動力を伝達するように構成することでスリップを発生さ
せずに記録材を搬送できる。また、前記装置において以
下のシーケンスのうち少なくとも一つを実行し、 第1の駆動遮断手段を遮断状態にしつつ第2の搬送手
段を正転させる 第2の駆動遮断手段を遮断状態にしつつ第1の搬送手
段を逆転させる その後、第1及び第2の駆動遮断手段を連結状態にして
第1及び第2の搬送手段を正転させることで搬送される
記録材を第1及び第2の搬送手段の間に位置する画像形
成部において弛むことなく搬送される。
【0031】また、前記加圧手段に、長手方向に複数個
に分割されたローラと、それぞれのローラの両端を支持
するアーム部材と、それぞれのアーム部材に接続された
ばねと、ばね圧を調整する調整部材とを設ければ各々の
ローラの加圧力をローラの左右で異なるように調節可能
となる。
【0032】また、前記プラテン、第1及び第2の搬送
手段が前記複数の支持部材のうちの一対に支持され、一
対の支持部材の間に備えられた位置規制部材により、長
手方向の位置決めができ、該位置規制部材を移動させる
ことによりプラテン、第1及び第2の搬送手段を長手方
向に位置変更可能とする。
【0033】さらに、前記複数個に分割されたローラの
圧を調整し、記録材端部の送り量が記録材中央の送り量
より多くし、例えば、前記記録材端部の送り量の記録材
中央の送り量にたいする増分が、0.02%〜0.15
%とすることで記録材を搬送方向の幅方向に送り量を変
えて搬送できる。
【0034】搬送手段の上流にガイド部材と、ガイド部
材先端に設けられたクリーニング部材を搬送手段に当接
すれば搬送手段の回転に伴って搬送手段をクリーニング
できる。
【0035】また、記録材に記録を行う記録手段と、前
記記録手段の上流側および下流側に配置された第1およ
び第2の搬送手段とを有する画像形成装置において、前
記記録手段が記録材に記録を行う前に、 前記第1の搬送手段を停止させたまま、前記第2の搬
送手段を記録材を下流側に搬送するように駆動する。
【0036】前記第2の搬送手段を停止させたまま、
前記第1の搬送手段を記録材を上流側に搬送するように
駆動する。
【0037】前記第1の搬送手段を記録材を上流側に
搬送するように駆動するとともに、前記第2の搬送手段
を記録材を下流側に搬送するように駆動する。シーケン
スのうち少なくとも一つを実行するように前記第1およ
び第2の搬送手段を制御する制御手段を有することによ
り、記録前の第1及び第2の搬送手段の間に位置する記
録材の画像形成部における弛みやしわが取り除かれる。
【0038】
【実施例】以下に本発明の図示の実施例に基づいて説明
する。
【0039】(第1実施例)本発明を適用した第1実施
例としてのシリアル型のインクジェット方式のフルカラ
ー画像形成装置の主要断面図を図1に、印字領域を中心
とした斜視説明図を図2に、加圧系の説明図を図3およ
び4に、搬送部に接続される駆動系の説明図を図5に示
す。また給紙動作のフローチャートを図6に示す。
【0040】図1に於いてA1サイズの原稿を読み込む
読み取り部501に置かれた原稿は、副走査方向(A1
サイズの長手方向)及び主走査方向(A1サイズの短手
方向)に移動可能な不図示の主走査ユニット上に搭載さ
れたCCDセンサでその反射光或いは透過光が読み取ら
れる。読み取られた原稿の画像信号は、画像処理装置に
より必要な画像処理が加えられた後、画像形成部の記録
手段としての記録ヘッド1に送られる。ヘッド1は25
6個のノズル(吐出口)を16個/mm(400dp
i)の密度で設けた記録ヘッドであり、各ノズルにはこ
れを連通する流路に吐出エネルギーを発生するヒータ
(発熱体)を備えている。ヒータは印加される電気パル
スに応じて熱を発生し、これによりインク中に膜沸騰を
生じさせ、この膜沸騰による気泡(バブル)の成長に伴
って上記ノズルからインクが吐出される。
【0041】次に、図2を用いて主走査系の説明をす
る。
【0042】1C,1M,1Y,Bkはそれぞれシア
ン、マゼンタ、イエロー、ブラックのインクを吐出する
記録ヘッド、3C,3M,3Y,3Bkはそれぞれシア
ン、マゼンタ、イエロー、ブラックのインクを記録ヘッ
ドに補給するためのインクタンク、2,4はそれぞれ記
録ヘッドとインクタンクを載置した被記録材に沿って移
動可能なキャリッジとしてのヘッドキャリッジとインク
キャリッジで、これらはレール5によって支持されてい
る。
【0043】6はモーター7とプーリー8によって張設
されたベルトで、ヘッドキャリッジ2に接続されてい
る。また、9はモーター10とプーリー11によって張
設されたベルトで、インクキャリッジ4に接続されてい
る。12は記録ヘッドが非使用時にノズルが乾燥しない
ようにするキャップユニット、13は記録ヘッドが印字
前に増粘インクを吐出させるための空吐箱、14は記録
ヘッドのノズル面を清掃するための清掃部材である。1
5は、空吐箱13、清掃部材14を保持し、記録中の記
録材の平面を保つためのプラテンである。プラテン15
は後に説明するピンおよびスラストストッパにより、装
置側板間に回動可能に支持されている。
【0044】つぎに、主走査の動作について説明する。
ヘッドキャリッジ2およびインクキャリッジ4は非動作
時は、図2のHで示す位置(以後、ホームポジションと
呼ぶ)にいて、記録ヘッド1C〜1Bkのノズル面はキ
ャップユニット12によって密閉状態に保たれている。
この状態から主走査動作にはいると、まず、キャップユ
ニット12が不図示の駆動系により記録ヘッドから遠ざ
かる方向に退避する。そして、モータ7及び10が回転
することでヘッド6及び9が移動してヘッドキャリッジ
2及びインクキャリッジ4が図中矢印X方向に移動し、
記録ヘッド1C〜1Bkが空吐箱13と対向する位置で
停止し、記録ヘッドのノズル内の増粘インクを排出する
ための空吐動作をする。後述の給紙動作によって記録材
がプラテン15上にセットされた後に、記録ヘッドは再
び矢印X方向に一定速で移動しつつライン記録Pを行
い、記録終了後のノズル面は清掃部材14によって汚れ
を拭き払われた後、空吐出箱13との対向位置まで戻り
空吐動作を行って、再び次のライン記録を行う。所定回
数のライン記録を行った後に、ホームポジションに戻っ
て記録を終了する。
【0045】つぎに、図1により副走査系を含む紙送り
系の説明をする。30は後に詳述する画像記録領域、1
01は記録材であるロール紙、103はロール紙をセッ
トするためのガイド板、102はガイド板103に支持
されたガイドローラである。104はロール紙を搬送す
る搬送ローラ、105はロール紙を所定の長さで切断す
るカッター、106,107,108はそれぞれ記録材
を画像記録領域30に導くガイド部材としてのガイド板
である。このうち、ガイド板106の詳細を図15に示
す。ガイド板106には、その先端にマイラガイド10
6Mが設けられており、副走査ローラ21と対向ローラ
22とのニップ近傍まで、その先端が達している。ニッ
プ近傍には、クリーニング部材106Cがマイラガイド
106Mの対向ローラ側に接着されていて、常時対向ロ
ーラ表面に接触している。
【0046】一方、121はシート状の記録材であるカ
ット紙、122はカット紙121を装置本体内に送り込
むピックアップローラ、123,124はカット紙を縦
パス126に送り込むための搬送ローラ、127は縦パ
ス内のカット紙を搬送する搬送ローラ、128は縦パス
からカット紙を装置本体に送り込むガイド板であり、そ
の上部はカット紙を装置外部から手差しする際の載置台
となっている。125は縦パス126、搬送ローラ12
7、ガイド板128を保持している前ドアである。ま
た、129は縦パス及び手差し部からの記録材を、画像
記録領域30に送り込むための搬送ユニットである。
【0047】つぎに、画像記録領域30について図1お
よび図3を用いて説明する。20は、記録材の先端を検
知するセンサ、21は記録時の記録材の副走査を行う第
1の搬送手段としての副走査ローラ、22は副走査ロー
ラ21とのあいだに記録材を挟んで搬送するための対向
ローラ、23は副走査ローラに対して対向ローラを加圧
するための加圧手段としての加圧ローラである。加圧ロ
ーラ23は、図3に示すようにローラ長手方向に複数個
に分割され、例えば本実施例では4分割(23a〜d)
されており、それぞれのローラの両端がアーム24によ
って支持されている。R1はアーム24を回動可能に支
持する軸である。25はアーム24の一端に掛けられた
バネ部材、27はバネ部材25の他端がかけられた支持
コマ、28は支持コマ27を上下させてバネ部材のバネ
圧を調整する調整部材としての調整ビスである。また、
26は非通紙時に加圧ローラ23の圧力が、対向ローラ
22にかからないようにし、また、カット紙のサイズに
応じて加圧を切り替えるための解除カムである。51
は、プラテン15との間に記録材を通す為の可動ガイド
であり、52は記録材がプラテン上に到達したことを検
知するセンサである。
【0048】31はおもに記録時に記録材にテンション
をかける第2の搬送手段としての引張りローラ、32は
引張りローラ31とのあいだに記録材を挟んで搬送する
ための対向ローラ、33は第2の加圧手段としての加圧
ローラ、34はアーム、R2は軸、35はバネ部材、3
6は解除カム、37は支持コマ、38は調整部材として
の調整ビスであり、それぞれ加圧ローラ23、アーム2
4、軸R1、バネ部材25、解除カム26、支持コマ2
7、調整ビス28と同一の機能を持つ。
【0049】また、222は副走査ローラ21および引
張りローラ31の両端を支持するベアリング、223は
対向ローラ22,23の両端を支持するベアリングであ
る。40は副走査ローラ21および引張りローラ31を
固定する位置規制部材としてのスラストストッパ、41
は対向ローラ22,23を固定する位置規制部材として
のスラストストッパである。
【0050】109は画像記録領域から送り出された記
録済みの記録材を、装置前方に排出させる排紙ガイド、
130は前ドア125に設けられた記録材排出口であ
る。
【0051】加圧ローラ23及び33は、ロール紙10
1の長手方向中心に対して対称に配置されている。ま
た、バネ部材25及び35のバネ圧も対称になるように
調整されている。調整方法について、図4を用いて説明
する。
【0052】図4は、引張りローラ31に対する加圧系
の一部である。280R,280Lは、加重測定用の圧
電素子であり、対向ローラ32をはずした位置におかれ
ていて、加圧ローラ33の端部より、同じ距離の位置
(たとえば1)にある。この状態で、不図示のカム36
を解除して加圧ローラを加圧状態にし、圧電素子280
R,280Lの示す値を不図示の表示部で読みとりなが
ら調整ビス38R,38Lを回転させる。そして、支持
コマ37R,37Lを上下させバネ部材35R,35L
の長さを変化させ、加圧ローラの両端の加圧力を独立に
調整する。
【0053】さらに、長手方向の加圧力分布は中央に対
して左右対称であり、加圧ローラの端部を図示のように
A〜Dとすると、Dの位置での圧電素子280Rでの測
定値を100としたときのA〜Cの最適値は実験の結
果、 A:20〜80 B:100〜150 C:40〜
60 であり、この時の記録材端部近傍の送り量は、記録材中
央の送り量より0.02%〜0.15%多くなってい
る。
【0054】このとき、加圧ローラ33の端部A〜Dの
位置は、記録材の中央の位置を基準とし記録材端部の位
置を300とすると、 A:280〜300 B:155〜185 C:130
〜155 D:5〜25 の値をとりうる。
【0055】つぎに、副走査ローラ21と引張りローラ
31を駆動する駆動系について、図5を用いて説明す
る。
【0056】201はモータ、202はモータの軸に固
定されたプーリ205,207,209はそれぞれ駆動
遮断手段であるクラッチ204,206,208に備え
られているプーリである。203は駆動ベルトでありプ
ーリ202,205,207,209に掛け回され、モ
ータの回転を伝えている。各プーリに伝えられた回転は
クラッチ204,206,208がONしたときのみ、
第1,第2,第3の駆動列としての軸210,212,
214に伝えられる。211,213はそれぞれ軸21
0,212に固定されたプーリである。215は軸21
4に固定されたスリップクラッチ、216はスリップク
ラッチ215に接続されたプーリであり、プーリ216
に一定のトルクがかかるとスリップクラッチ215内部
で滑りが生じる構成になっている。
【0057】218,220はそれぞれ副走査ローラ2
1および引張りローラ31に固定された駆動プーリであ
る。217はプーリ211と駆動プーリ218に掛けら
れたベルト、219はプーリ213,216と駆動プー
リ220に掛けられたベルトである。
【0058】以上の構成において、モータ201が一定
角回転したときの駆動プーリ218,220の回転角の
関係は以下の通りである。
【0059】クラッチ204がON したときのプ
ーリ218の回転角:θ1 クラッチ206がON したときのプーリ220の
回転角:θ2 クラッチ208はOFF クラッチ206がOFF したときのプーリ220の
回転角:θ3 クラッチ208はON としたとき、 θ1=θ2<θ3 つぎに、紙送り動作について図1,3,5,6および図
7を用いて説明する。まず、ロール紙の紙送り動作につ
いて説明する。図1において、前ドア125をあけて装
置内にセットされたロール紙は、オペレーターによりそ
の先端が搬送ローラ104にセットされる。このときガ
イドローラ102、ガイド板103に沿うようにセット
する。
【0060】図6のフローチャートにおいて画像読取部
500からコピー開始信号が送られてくると(60
2)、不図示の駆動系により搬送ローラ104が駆動さ
れる(603)。ロール紙101はカッター104、ガ
イド板106,107を通過して、その先端がセンサ2
0により検知される(604)と同時に図5のモータ2
02が起動する。同時にクラッチ204,208がON
して副走査ローラ21、引張りローラ31が回転し始め
る(605)。このときの副走査ローラの搬送スピード
をV1、ロール紙の搬送スピードをV2とすると、 V1>V2 なる関係が成立している。(ステップ1) 一定時間経過後(606)に、ロール紙の先端は副走査
ローラ21と対向ローラ22に挟持搬送されて、プラテ
ン15と可動ガイド51との間に送られる。このとき搬
送ローラ104の駆動はOFFする(607)。その
後、センサ52でロール紙先端が検知され(608)、
一定時間経過後(609)で引張りローラ31と対向ロ
ーラ32からロール紙先端が一定量送られたときにモー
タ202が停止する(610)。(ステップ2) このとき、プラテン15と可動ガイド51との間のすき
までロール紙101はたるみがあるので、つぎにたるみ
取り動作を行う。
【0061】図6,7において、まず、ステップ2終了
後の状態では、記録材101はプラテン15と可動ガイ
ド51との間でたるみを生じている。また、ベルト21
7,219と駆動プーリ218,220のかみあいは図
示のように駆動方法下流側に隙間sが生じている。(図
7(a)) この状態からクラッチ204がOFFになってモータ2
02が正転すると、(611)引張りローラ31のみが
回転して転写材101のたるみを吸収する(612)。
このときの搬送量はたるみが十分に吸収できる量に設定
されているので、停止直前には転写材によって副走査ロ
ーラが回転し、ベルト217と駆動プーリ218との隙
間Sは駆動方向下流側に移る。(図7(b)) 次に、先端の余白量を最少にするために今度はクラッチ
204をONしクラッチ208をOFFにしてモータ2
02を逆転させる(613)と、副走査ローラ21のみ
が逆転するので転写材101の先端が引張りローラ31
と対向ローラ32とのニップから抜けない程度の位置ま
で巻き戻す。このときのベルト219と駆動プーリ22
0との隙間は駆動方向上流側に移る(614)。(図7
(c)) その後、クラッチ208もONにしてモータ202を正
転させ(615)、ベルト217,219と駆動プーリ
218,220とそれぞれの隙間sを、駆動方向下流側
に戻し駆動系のバックラッシュを印字搬送時の状態にす
る。(図7(d)) このような手順を行うことにより、引張りローラ31か
らのロール紙先端の吐出量を最小にしつつ、たるみ取り
を行うことができる。(ステップ3) また、このたるみ取り動作は前記に説明したようなステ
ップ3(シーケンス611,612,613)の方法の
みならず、シーケンス611を実施せずにシーケンス6
12から行うこともできる。さらには引張りローラ31
と副走査ローラ21を独立して逆方向にも駆動可能に構
成した場合で、例えば各々のローラに別々のモータを接
続した場合には、引張りローラ31で記録材を下流側に
搬送するように駆動するとともに副走査ローラ21で記
録材を上流側に搬送するように駆動することもできる。
たるみ取り終了後の記録材には、前述の方法により1回
目のライン記録がおこなわれる(616)。1回目のラ
イン記録終了後、記録幅分に対応した量の副走査送りが
行われて(617)再び次回の画像記録が行われる。こ
のとき、副走査ローラ21と引張りローラ31との間に
記録材がないときの副走査ローラ21での送り量をL
1、引張りローラ31での送り量をL2とすると、 L1<L2 なる関係が成立しているので、両ローラ間に記録材10
1がある場合には、引張りローラ31側は常にスリップ
クラッチ215での滑りが生じていて、実際の送り量の
関係は L1=L2′ となり、引張りローラ31と記録材101との間のすべ
りはなく、かつ、両ローラ間の記録材には常に一定のテ
ンションがかかっている。
【0062】所定量の記録がおこなわれると(61
8)、カッタ105によってロール紙101は切断され
(619)、その後再び記録が続けられる(619,6
20,621)。
【0063】ロール状の記録紙101の後端が副走査ロ
ーラ21、対向ローラ22を抜ける副走査の直前に、ク
ラッチ206をONにしクラッチ208をOFFにす
る。このときの引張りローラ31の搬送量をL3とする
と、 L1=L3 なる関係が成立している(623)。
【0064】その後はクラッチ206がONした状態で
引張りローラ31のみで副走査を行い(624,62
5)、所定量の画像記録が終了(626)したら記録材
排出口130に画像出力を送り出す(627)。(ステ
ップ4) つぎに、カット紙の紙送り動作について図1,3,6,
8にて説明する。
【0065】装置本体下部に収納されているカット紙1
21は、画像形成信号により(801)、まず、ピック
アップローラ122により1枚ずつ送り出され(80
2)、搬送ローラ123,124により前ドア125内
の縦パス部126に送られる(803)。縦パス内では
搬送ローラ127によって搬送され、ガイド板128を
経て本体内の搬送ユニット129に送られる。(ステッ
プ1) また、装置外部より一枚ずつ手差しする場合には、ガイ
ド板128の上部に置いたカット紙を、搬送ユニット1
29に手で送り込む。
【0066】搬送ユニット129には、その長手方向に
カット紙のサイズを検知するセンサが設けられており
(804)、この信号により解除カム26,36の位相
を変化させて加圧ローラ23a〜d,33a〜dを、カ
ット紙のサイズに応じて選択的に加圧/解除している
他、必要な切り替えを行っている(805)。
【0067】搬送ユニット129から送り出されたカッ
ト紙121はガイド板107,108を経てセンサ20
に達する(806)。そして一定時間経過後(807)
に、モータ202が起動して副走査ローラ21が回転す
る(808)。この間に、カット紙は副走査ローラ21
に達し、ループを形成して斜行が修正される。(ステッ
プ2) 以下、副走査ローラが回転し始めてからの動作は、カッ
タ105の動作の部分を除き上記ロール紙搬送の場合と
同じである。
【0068】次に、搬送ローラ対、プラテンの着脱方法
について図9及び10を用いて説明する。
【0069】まず、図9を用いて搬送ローラの交換方法
について説明する。副走査ローラ21及び引張りローラ
31、対向ローラ22,32は前述のように、ベアリン
グ222,223、スラストストッパ40,41により
側板298,299間に支持されている。そして、副走
査ローラ21および引張りローラ31には、ナット22
1により駆動プーリ218,220が固定され、それぞ
れにベルト217,219が巻きかけられている。(図
9(a)) この状態から、まずベルト217,219をはずし、次
のナット221をはずして駆動プーリ218,220を
はずす。そしてスラストストッパ40を緩めて矢印A方
向にスライドさせる。(図9(b)) この状態で副走査ローラ21および引張りローラ31は
スラスト方向に移動可能になるので、まず矢印B方向に
移動させて側板298からはずす。このとき、ベアリン
グ222は側板298上に残しても、図示のように副走
査ローラ21または引張りローラ31と一緒にはずして
も良い。(図9(c)) そして、矢印C方向に旋回させつつ、ベアリング222
を側板299からはずすことで、副走査ローラ21及び
引張りローラ31を、容易に装置前方からはずすことが
できる。(図9(d)) 以下、副走査ローラ21及び引張りローラ31について
説明したが、対向ローラ22,32についても、駆動系
の取り外しが必要ない以外はまったく同様の手順で取り
外すことができる。
【0070】さらに、搬送ユニット129も軸を中心と
して本体側板に支持されており、その軸をスラストスト
ッパで固定しているので、同様の作業で装置前方からの
取り外しが可能である。
【0071】つぎに、図10を用いてプラテン15の着
脱方法について説明する。
【0072】図10において、支持ピン150は側板2
98に、支持ピン151は側板299に固定されてい
る。プラテン15はプラテン側板15Rが支持ピン15
0に、プラテン側板15Lが支持ピン151に嵌合して
いる。152はスラストストッパであり、支持ピン15
0との間にプラテン側板15Rを規制している。(図1
0(a)) この状態からスラストストッパ152をはずし、プラテ
ン15を矢印E方向にスライドさせる。このとき、支持
ピン150,151の小径部150s,151s(外径
d)と、プラテン側板15R,15Lの切り欠き部15
Rt,15Lt(幅D)の位置が一致すると、 D>d なので、プラテン15を装置前方から容易に取り外すこ
とができる。
【0073】(第2実施例)第2の実施例を図11に示
す。本実施例では、引張りローラ31に対する等速駆動
系のクラッチ206の代わりに、ワンウェイプーリ24
0が設けられている。ワンウェイプーリ240は、モー
タ201の駆動を駆動プーリ220に伝える方向のみに
駆動力を伝達している。
【0074】この系においては、クラッチ208、スリ
ップクラッチ215を介した増速駆動系で駆動プーリ2
20を駆動しているときは、ベルト219がワンウェイ
プーリ240を回している。その方向は、前記駆動力伝
達方向とは逆の方向なので、ワンウェイプーリ240は
軸212上で空転し、駆動系に何の悪影響も及ぼさない
で、クラッチを1ヶ減らすことができる。
【0075】(第3実施例)図12に第3の実施例を示
す。
【0076】駆動プーリ220は軸244に圧入されて
いる。軸244はベアリング222を介して駆動側板2
50,251に支持されていて、一端にはワンウェイク
ラッチ245が備えられている。引張りローラ31は側
板298,299により支持されている。(図12
(a)) この状態から、スラストストッパ40を緩めて矢印B方
向にスライドさせ、引張りローラ31をスラスト方向に
移動可能にする。(図12(b)) 次に、引張りローラ31を矢印A方向にスライドさせ
て、側板299からはずず。このとき、ベアリング22
2は図示のように側板299上に残しても、引張りロー
ラ31とともにはずしても良い。(図12(c)) そして、矢印C方向に旋回させつつ、ベアリング222
を側板298からはずすことで、引張りローラ31を、
容易に装置前方からはずすことができる。(図12
(d)) この構成にすることで、装置側面からの駆動系の取り外
しが不要となり、装置前面からのみの交換が可能とな
る。
【0077】以上、引張りローラ31について説明した
が、正逆転を行う副走査ローラ21についても、図13
に示すように2ヶのワンウェイクラッチ245,246
を、ロック方向を逆向きにして軸244に備えること
で、同様の取り外し方が可能になる。
【0078】また、図14に示すように、軸244のワ
ンウェイクラッチ側を側板299で支持することで、ベ
アリング222が1ヶと駆動側板251が不要となる。
また、側板299上のベアリング222は、側板299
に右からではなく左から取り付けることもでき、その場
合、ローラを取り外してもベアリング222は保持され
るという利点がある。
【0079】図15はクリーニング部材の形態を示して
おり、ガイド板106のローラ近傍端には長手方向に単
数、あるいは複数個の可撓性部材により形成されたガイ
ドシート106Mと、ガイドシート106Mの通紙面と
反対側にもうけられた吸収体106Cが備えられてい
る。この吸収体106Cは対向ローラ22に微小力で接
するように配置されている。ここで、印字動作は対向ロ
ーラ22の上方で行われるので、その時発生するインク
ミストは下方にある対向ローラ22に付着するが、前記
の構成のクリーニング部材を備えることにより、対向ロ
ーラ22に付着したインクが常時清掃されるので、印字
面汚れを防止できる。
【0080】
【発明の効果】本発明は以上の構成および作用を有する
もので、記録材を第1及び第2の搬送手段により画像記
録領域に導き、それぞれの駆動遮断可能に接続した搬送
手段による記録材搬送動作および圧分布が変更可能な加
圧手段により記録材を撓みやしわのない最適な記録を行
える状態に保持・搬送し、搬送ローラとのスリップによ
る傷を防止する。
【0081】また、搬送手段に設けられた加圧手段の長
手方向の圧分布の微妙な調整が可能で1番目の記録幅と
2番目の記録幅との間に、つなぎスジが発生することの
ない、しわのない長尺出力を可能とした。
【0082】そして位置規制部材を移動させることによ
りプラテン、第1及び第2の搬送手段を長手方向に位置
変更可能とすることで、搬送ローラ等の主要部品のメン
テナンスが主に装置前方から容易に行えメンテナンス性
が向上する。さらに、前記複数個に分割されたローラの
圧を調整し、記録材端部の送り量が記録材中央の送り量
より多くし、例えば、前記記録材端部の送り量の記録材
中央の送り量にたいする増分が、0.02%〜0.15
%とすることで記録材を搬送方向の幅方向に送り量を変
えて搬送でき、記録材の搬送方向の長さが長い傾向の場
合でもさらに良好に記録材を撓みやしわのない最適な記
録を行える状態に保持・搬送できる。
【0083】搬送手段の上流にガイド部材と、ガイド部
材先端に設けられたクリーニング部材を搬送手段に当接
すれば搬送手段の回転に伴って搬送手段をクリーニング
でき、搬送手段のインクミスト付着による画像汚れを防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明を適用したシリアル型のカラーイ
ンクジェット式画像記録装置の主要断面図。
【図2】図2は上記記録装置の要部斜視図。
【図3】図3は上記記録装置の記録材搬送系の要部斜視
図。
【図4】図4は加圧ローラ調整機構及び調整方法説明
図。
【図5】図5は搬送ローラの駆動系概略図。
【図6】図6は画像形成シーケンスのフローチャート。
【図7】図7は先端たるみ取りの説明図。
【図8】図8はカット紙における画像形成シーケンスの
フローチャート。
【図9】図9は搬送ローラの取り外し方法説明図。
【図10】図10はプラテンの取り外し方法説明図。
【図11】図11は第2の実施例を示す駆動系概略図。
【図12】図12は第3の実施例を示す搬送ローラの取
り外し方法説明図。
【図13】図13は第3の実施例を示す駆動系説明図。
【図14】図14は第3の実施例を示す駆動系説明図。
【図15】図15はガイド板のクリーニング部材を示す
説明図。
【図16】図16は従来のシリアルスキャン型画像形成
部の要部斜視図。
【符号の説明】
1 記録ヘッド(記録手段) 15 プラテン 21 副走査ローラ(第1の搬送手段) 31 引張りローラ(第2の搬送手段) 22,32 対向ローラ 23,33 加圧ローラ(第1,第2の加圧手段) 40,41 スラストストッパ 218,220 駆動プーリ 210,211,212 軸(第1,第2,第3の駆動
列) 204,206,208 クラッチ(第1,第2,第3
の駆動遮断手段) 101 ロール紙(記録材) 121 カット紙(記録材)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材に沿って移動可能なキャリッジに
    搭載した記録手段により、上記記録材をキャリッジの移
    動方向に対して直角方向に搬送して、画像記録を行う画
    像形成装置において、 記録手段に対し、上記記録材をはさみこむように対向配
    置されたプラテンと、 前記記録手段に対し、該記録材搬送方向の上流側と下流
    側に配置された、第1及び第2の搬送手段と、 前記第1及び第2の搬送手段に対してそれぞれ配置さ
    れ、搬送手段の長手方向に圧分布が変更可能な第1及び
    第2の加圧手段と、 前記第1の搬送手段に接続された第1の駆動列と、 前記第2の搬送手段に接続された第2及び第3の駆動列
    と、 前記第1,第2,第3の駆動列にそれぞれ設けられた第
    1,第2,第3の駆動遮断手段と、 前記構成要素を支持する複数の支持部材と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第1,2および第3の駆動列が、同
    一の駆動源に接続されていて第1及び第3の駆動列の減
    速比が同一であり、第2の駆動列の減速比が第1および
    第3の駆動列の減速比よりも小さいことを特徴とする請
    求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の駆動列が一定のトルク以下の
    駆動力を伝達することを特徴とする請求項1または2に
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 以下のシーケンスのうち少なくとも一つ
    を実行し、 第1の駆動遮断手段を遮断状態にしつつ第2の搬送手
    段を正転させる 第2の駆動遮断手段を遮断状態にしつつ第1の搬送手
    段を逆転させる その後、第1及び第2の駆動遮断手段を連結状態にして
    第1及び第2の搬送手段を正転させることを特徴とする
    請求項1,2または3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記加圧手段は、長手方向に複数個に分
    割されたローラと、それぞれのローラの両端を支持する
    アーム部材と、それぞれのアーム部材に接続されたばね
    と、ばね圧を調整する調整部材と、 よりなることを特徴とする請求項1,2,3または4に
    記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記プラテン、第1及び第2の搬送手段
    が前記複数の支持部材のうちの一対に支持され、一対の
    支持部材の間に備えられた位置規制部材により、長手方
    向の位置決めがなされていることを特徴とする請求項
    1,2,3,4または5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記複数個に分割されたローラの圧を調
    整し、記録材端部の送り量が記録材中央の送り量より多
    いことを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6
    の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記記録材端部の送り量の記録材中央の
    送り量にたいする増分が、0.02%〜0.15%であ
    ることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6また
    は7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 搬送手段の上流に設けられたガイド部材
    と、 ガイド部材先端に設けられたクリーニング部材を搬送手
    段に当接させたことを特徴とする請求項1,2,3,
    4,5,6,7,または8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 記録材材に記録を行う記録手段と、前
    記記録手段の上流側および下流側に配置された第1およ
    び第2の搬送手段と、 前記記録手段が記録材に記録を行う前に、以下のシーケ
    ンスのうち少なくとも一つを実行するように前記第1お
    よび第2の搬送手段を制御する制御手段を有することを
    特徴とする画像形成装置。 前記第1の搬送手段を停止させたまま、前記第2の搬
    送手段を記録材を下流側に搬送するように駆動する。 前記第2の搬送手段を停止させたまま、前記第1の搬
    送手段を記録材を上流側に搬送するように駆動する。 前記第1の搬送手段を記録材を上流側に搬送するよう
    に駆動するとともに、前記第2の搬送手段を記録材を下
    流側に搬送するように駆動する。
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