JP2559418Y2 - カップホルダー - Google Patents
カップホルダーInfo
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- JP2559418Y2 JP2559418Y2 JP6273993U JP6273993U JP2559418Y2 JP 2559418 Y2 JP2559418 Y2 JP 2559418Y2 JP 6273993 U JP6273993 U JP 6273993U JP 6273993 U JP6273993 U JP 6273993U JP 2559418 Y2 JP2559418 Y2 JP 2559418Y2
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- JP
- Japan
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- housing
- coil spring
- holder
- torsion coil
- holder body
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Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のインストルメ
ントパネル等に設置されるカップホルダーの改良に関す
るものである。
ントパネル等に設置されるカップホルダーの改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】各種カップホルダーの中で、所謂プッシ
ュオープン機能を備えるものにあっては、多少の構造上
の相違を有するものも存在するが、基本的には、いずれ
も、インストルメントパネル側に固定されるハウジング
と、該ハウジング内に引き出し可能に支承されるホルダ
ー本体と、該ホルダー本体を常時ハウジングの外方に付
勢する付勢手段と、ホルダー本体を該付勢手段に抗して
ハウジング内にロックする解除可能なロック手段とを有
する構成となっている。そして、上記の付勢手段に関し
ては、従来から様々なばね部材が使用されているが、そ
の一例として、例えば、実公平4−31151号公報等
に示すトーションコイルばねを挙げることができる。
ュオープン機能を備えるものにあっては、多少の構造上
の相違を有するものも存在するが、基本的には、いずれ
も、インストルメントパネル側に固定されるハウジング
と、該ハウジング内に引き出し可能に支承されるホルダ
ー本体と、該ホルダー本体を常時ハウジングの外方に付
勢する付勢手段と、ホルダー本体を該付勢手段に抗して
ハウジング内にロックする解除可能なロック手段とを有
する構成となっている。そして、上記の付勢手段に関し
ては、従来から様々なばね部材が使用されているが、そ
の一例として、例えば、実公平4−31151号公報等
に示すトーションコイルばねを挙げることができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】然し乍ら、斯るトーシ
ョンコイルばねを付勢手段に使用する場合には、上記し
た公報からも明らかな如く、通常は、ハウジング後端部
の片側寄りに支持軸を設けて、該支持軸にトーションコ
イルばねの本体部を装着し、その他端部側を固定する状
態を得て、当該トーションコイルばねの一端部側のみを
ホルダー本体に作用させる構成となしているので、以下
の如き不都合が招来されている。即ち、ハウジング内に
ロックされているホルダー本体を若干内方に押し込む
と、ホルダー本体のロック手段によるロック状態が解除
されるので、その後は、ホルダー本体が上記トーション
コイルばねの付勢ばね圧でハウジング内から自動的に外
方に引き出されることとなるが、この時に、トーション
コイルばねの一端部のみが片側方向からホルダー本体に
作用する関係で、その付勢ばね圧をホルダー本体に対し
てバランス良く付与することが困難となって、ホルダー
本体の引き出し過程で、ホルダー本体がハウジング内で
不用意に傾き、円滑な引き出し状態が保障できなくなる
恐れが十分にあった。
ョンコイルばねを付勢手段に使用する場合には、上記し
た公報からも明らかな如く、通常は、ハウジング後端部
の片側寄りに支持軸を設けて、該支持軸にトーションコ
イルばねの本体部を装着し、その他端部側を固定する状
態を得て、当該トーションコイルばねの一端部側のみを
ホルダー本体に作用させる構成となしているので、以下
の如き不都合が招来されている。即ち、ハウジング内に
ロックされているホルダー本体を若干内方に押し込む
と、ホルダー本体のロック手段によるロック状態が解除
されるので、その後は、ホルダー本体が上記トーション
コイルばねの付勢ばね圧でハウジング内から自動的に外
方に引き出されることとなるが、この時に、トーション
コイルばねの一端部のみが片側方向からホルダー本体に
作用する関係で、その付勢ばね圧をホルダー本体に対し
てバランス良く付与することが困難となって、ホルダー
本体の引き出し過程で、ホルダー本体がハウジング内で
不用意に傾き、円滑な引き出し状態が保障できなくなる
恐れが十分にあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、斯るトーショ
ンコイルばねを使用した場合の課題を有効に解決するた
めに開発されたもので、車体側に固定されるハウジング
と、該ハウジング内に引き出し可能に支承されるホルダ
ー本体と、該ホルダー本体をハウジングの外方に付勢す
るトーションコイルばねと、ホルダー本体を該トーショ
ンコイルばねのばね圧に抗してハウジング内にロックす
る解除可能なロック手段とを有するカップホルダーを前
提として、上記トーションコイルばねの本体部をオープ
ンコイル状に成形する一方、ハウジングの後端側中央部
に抜け外れ防止爪を有する支持軸を設け、該支持軸に上
記トーションコイルばねの本体部を圧縮させて装着し
て、当該トーションコイルばねの両端部をホルダー本体
の両側に均等に作用させる構成を採用した。
ンコイルばねを使用した場合の課題を有効に解決するた
めに開発されたもので、車体側に固定されるハウジング
と、該ハウジング内に引き出し可能に支承されるホルダ
ー本体と、該ホルダー本体をハウジングの外方に付勢す
るトーションコイルばねと、ホルダー本体を該トーショ
ンコイルばねのばね圧に抗してハウジング内にロックす
る解除可能なロック手段とを有するカップホルダーを前
提として、上記トーションコイルばねの本体部をオープ
ンコイル状に成形する一方、ハウジングの後端側中央部
に抜け外れ防止爪を有する支持軸を設け、該支持軸に上
記トーションコイルばねの本体部を圧縮させて装着し
て、当該トーションコイルばねの両端部をホルダー本体
の両側に均等に作用させる構成を採用した。
【0005】
【作用】依って、本考案にあって、ホルダー本体のロッ
ク状態を解除して、当該ホルダー本体をハウジングの外
方へ自動的に引き出す場合には、トーションコイルばね
の両端部がホルダー本体に左右均等に作用して、ホルダ
ー本体に対して常にバランスのとれた付勢ばね圧が付与
できるので、従来の如く、ホルダー本体の引き出し過程
で、ホルダー本体がハウジング内で不用意に傾き、円滑
な引き出し状態が保障できなくなる心配が全くない。そ
の上、トーションコイルばねは、自身のオープンコイル
状に成形された本体部を抜け外れ防止爪を有する支持軸
に圧縮して装着される関係で、支持軸に対する確実な装
着状態が保障されることとなるので、これにより、トー
ションコイルばね自体が支持軸上でガタつくことをも有
効に防止できることとなる。
ク状態を解除して、当該ホルダー本体をハウジングの外
方へ自動的に引き出す場合には、トーションコイルばね
の両端部がホルダー本体に左右均等に作用して、ホルダ
ー本体に対して常にバランスのとれた付勢ばね圧が付与
できるので、従来の如く、ホルダー本体の引き出し過程
で、ホルダー本体がハウジング内で不用意に傾き、円滑
な引き出し状態が保障できなくなる心配が全くない。そ
の上、トーションコイルばねは、自身のオープンコイル
状に成形された本体部を抜け外れ防止爪を有する支持軸
に圧縮して装着される関係で、支持軸に対する確実な装
着状態が保障されることとなるので、これにより、トー
ションコイルばね自体が支持軸上でガタつくことをも有
効に防止できることとなる。
【0006】
【実施例】以下、本考案を図示する一実施例に基づいて
詳述すれば、該実施例に係るカップホルダーも、基本的
には、図1・図2に示す如く、インストルメントパネル
側に固定されるハウジング1と、該ハウジング1内に引
き出し可能に支承されるホルダー本体19と、該ホルダ
ー本体19を常時ハウジング1の外方に付勢する付勢手
段たるトーションコイルばね13と、ホルダー本体19
を該トーションコイルばね13の付勢ばね圧に抗してハ
ウジング1内にロックするロック手段たるカム部材14
とを有するものであるが、機構的には、ホルダー本体1
9を途中までしか自動的に引き出せない半自動式のもの
として開発されたものである。
詳述すれば、該実施例に係るカップホルダーも、基本的
には、図1・図2に示す如く、インストルメントパネル
側に固定されるハウジング1と、該ハウジング1内に引
き出し可能に支承されるホルダー本体19と、該ホルダ
ー本体19を常時ハウジング1の外方に付勢する付勢手
段たるトーションコイルばね13と、ホルダー本体19
を該トーションコイルばね13の付勢ばね圧に抗してハ
ウジング1内にロックするロック手段たるカム部材14
とを有するものであるが、機構的には、ホルダー本体1
9を途中までしか自動的に引き出せない半自動式のもの
として開発されたものである。
【0007】これを具体的に説明すると、ハウジング1
は、図3にも示す如く、全体が断面倒コ字形状に成形さ
れて、両側壁の内面にホルダー本体19の進退動を案内
するガイドレール2を設ける一方、上壁と両側壁の開口
寄りにインストルメントパネル側に画成された取付空所
の縁部に弾性的に係止する複数の係止爪3を設けると共
に、後端壁の中央部に同取付空所の奥部に開設された固
定孔内に嵌入される突起脚4を一体に延設し、且つ、開
口両側縁に孔5a又は切欠部5bを有するフランジ部5
を設けて、上記突起脚4の固定孔に対する嵌入状態を得
て、各係止爪3を取付空所の縁部に係止すると同時に、
フランジ部5の孔5a又は切欠部5b内に同縁部側に予
め設けられている凸部を嵌合するだけで、ハウジング1
をインストルメントパネルの取付空所内に簡単且つ確実
に固定できる構成となすと共に、両側壁に係合爪7を有
する差し込み空間6を別途形成して、該各空間6内に金
属製底板11の両側立上り片12を差し込んで、各立上
り片12の切欠孔12a内に上記係合爪7を係合するこ
とにより、底板11をもハウジング1の底部側に簡単に
取り付けることができる構成となっている。
は、図3にも示す如く、全体が断面倒コ字形状に成形さ
れて、両側壁の内面にホルダー本体19の進退動を案内
するガイドレール2を設ける一方、上壁と両側壁の開口
寄りにインストルメントパネル側に画成された取付空所
の縁部に弾性的に係止する複数の係止爪3を設けると共
に、後端壁の中央部に同取付空所の奥部に開設された固
定孔内に嵌入される突起脚4を一体に延設し、且つ、開
口両側縁に孔5a又は切欠部5bを有するフランジ部5
を設けて、上記突起脚4の固定孔に対する嵌入状態を得
て、各係止爪3を取付空所の縁部に係止すると同時に、
フランジ部5の孔5a又は切欠部5b内に同縁部側に予
め設けられている凸部を嵌合するだけで、ハウジング1
をインストルメントパネルの取付空所内に簡単且つ確実
に固定できる構成となすと共に、両側壁に係合爪7を有
する差し込み空間6を別途形成して、該各空間6内に金
属製底板11の両側立上り片12を差し込んで、各立上
り片12の切欠孔12a内に上記係合爪7を係合するこ
とにより、底板11をもハウジング1の底部側に簡単に
取り付けることができる構成となっている。
【0008】これに加えて、本実施例は、ハウジング1
の上壁内面に後述するホルダー本体19のストッパー爪
が当接する規制リブ8を設けると共に、該規制リブ8に
ホルダー本体19の引き出し時に節度感を提供する一対
の弾性腕9を一体に横設する一方、上壁の後端側中央部
に一対の抜け外れ防止爪10aを有する支持軸10を一
体に垂設して、該支持軸10に下記のトーションコイル
ばね13の本体部13aを装着する構成となすと共に、
該支持軸10の前方に設けられた取付軸15にロック手
段たるカム部材14をワッシャー16を介して旋回可能
に取り付ける構成なっている。
の上壁内面に後述するホルダー本体19のストッパー爪
が当接する規制リブ8を設けると共に、該規制リブ8に
ホルダー本体19の引き出し時に節度感を提供する一対
の弾性腕9を一体に横設する一方、上壁の後端側中央部
に一対の抜け外れ防止爪10aを有する支持軸10を一
体に垂設して、該支持軸10に下記のトーションコイル
ばね13の本体部13aを装着する構成となすと共に、
該支持軸10の前方に設けられた取付軸15にロック手
段たるカム部材14をワッシャー16を介して旋回可能
に取り付ける構成なっている。
【0009】上記トーションコイルばね13は、図示す
る如く、通常のものと同様に、コイル状の本体部13a
と直線状の両端部13b・13bとから成るものである
が、本実施例の下では、本体部13aに対しては、所定
ピッチを有するオープンコイル状に成形して、このオー
プンコイル状本体部13aを圧縮させて上記支持軸10
に装着し、両端部13b・13bに対しては、所定の角
度をもって等しく拡開する形態を付与して、当該両端部
13b・13bを一緒にホルダー本体19の左右両側に
均等に作用させる構成となしている。従って、トーショ
ンコイルばね13の本体部13aの高さは、ハウジング
1面から支持軸10の抜け外れ防止爪10aまでの寸法
よりも若干高く設定されている。尚、図中、17は上記
トーションコイルばね13の両端部13b・13bの規
制壁部、18はカム部材14の規制壁部である。
る如く、通常のものと同様に、コイル状の本体部13a
と直線状の両端部13b・13bとから成るものである
が、本実施例の下では、本体部13aに対しては、所定
ピッチを有するオープンコイル状に成形して、このオー
プンコイル状本体部13aを圧縮させて上記支持軸10
に装着し、両端部13b・13bに対しては、所定の角
度をもって等しく拡開する形態を付与して、当該両端部
13b・13bを一緒にホルダー本体19の左右両側に
均等に作用させる構成となしている。従って、トーショ
ンコイルばね13の本体部13aの高さは、ハウジング
1面から支持軸10の抜け外れ防止爪10aまでの寸法
よりも若干高く設定されている。尚、図中、17は上記
トーションコイルばね13の両端部13b・13bの規
制壁部、18はカム部材14の規制壁部である。
【0010】他方、ホルダー本体19は、その前端部に
カップを差し入れる一対の保持孔20を開設し、後端部
の両側に段部21を一体に形成して、該各段部21上に
上記規制リブ8に当接する一対のストッパー爪22を設
けると共に、該各ストッパー爪22の略中間部に上記カ
ム部材14のカム溝14aに係合するピン23を立設す
る一方、図4にも示す如く、後端両側の上部に対して
は、夫々、上記ガイドレール2にスライド可能に嵌入す
る2個の突起24を一定の間隔をおいて形成して、該各
突起24間に小突起を有して対応するガイドレール2の
上側面に弾接する第一弾性体25を設け、後端両側の下
部に対しては、同じく、小突起を有して対応するガイド
レール2の縁部に横方向から弾接する第二弾性体26を
背面側に空部27を画成して設ける構成となっている。
カップを差し入れる一対の保持孔20を開設し、後端部
の両側に段部21を一体に形成して、該各段部21上に
上記規制リブ8に当接する一対のストッパー爪22を設
けると共に、該各ストッパー爪22の略中間部に上記カ
ム部材14のカム溝14aに係合するピン23を立設す
る一方、図4にも示す如く、後端両側の上部に対して
は、夫々、上記ガイドレール2にスライド可能に嵌入す
る2個の突起24を一定の間隔をおいて形成して、該各
突起24間に小突起を有して対応するガイドレール2の
上側面に弾接する第一弾性体25を設け、後端両側の下
部に対しては、同じく、小突起を有して対応するガイド
レール2の縁部に横方向から弾接する第二弾性体26を
背面側に空部27を画成して設ける構成となっている。
【0011】依って、斯る構成のカップホルダーを組み
立てる場合には、まず、ハウジング1側にカム部材14
とトーションコイルばね13を組み付けた後、該ハウジ
ング1内にホルダー本体19を支承することとなるが、
特に、トーションコイルばね13を組み付ける場合に
は、その本体部13aを支持軸10に抜け外れ防止爪1
0aの撓みを得ながら嵌め込むだけで、当該本体部13
aは抜け外れ防止爪10aの作用を得て圧縮された状態
で支持軸10上に簡単且つ確実に装着されることとなる
し、且つ、この圧縮装着の下では、当該トーションコイ
ルばね13自体が、不用意に上下方向にガタつくことも
確実に防止できる。
立てる場合には、まず、ハウジング1側にカム部材14
とトーションコイルばね13を組み付けた後、該ハウジ
ング1内にホルダー本体19を支承することとなるが、
特に、トーションコイルばね13を組み付ける場合に
は、その本体部13aを支持軸10に抜け外れ防止爪1
0aの撓みを得ながら嵌め込むだけで、当該本体部13
aは抜け外れ防止爪10aの作用を得て圧縮された状態
で支持軸10上に簡単且つ確実に装着されることとなる
し、且つ、この圧縮装着の下では、当該トーションコイ
ルばね13自体が、不用意に上下方向にガタつくことも
確実に防止できる。
【0012】又、底板11を伴って内部にホルダー本体
19を支承したハウジング1をインストルメントパネル
側に固定する場合には、図5・図6に示す如く、上記突
起脚4の固定孔28に対する嵌入状態を得て、各係止爪
3を取付空所の縁部29に係止すると同時に、フランジ
部5の孔5a又は切欠部5b内に同縁部29側に予め設
けられている凸部30を嵌合するだけで、ハウジング1
を簡単且つ確実に固定できるので、いずれにしても、本
実施例のカップホルダーは、それ自体の組み付けにおい
ても、インストルメントパネル側への固定においても、
ネジ部材等の付属部品を用いずとも、全てワンタッチ作
業で行なうことが可能となるので、作業性の向上に大い
に貢献できることとなる。
19を支承したハウジング1をインストルメントパネル
側に固定する場合には、図5・図6に示す如く、上記突
起脚4の固定孔28に対する嵌入状態を得て、各係止爪
3を取付空所の縁部29に係止すると同時に、フランジ
部5の孔5a又は切欠部5b内に同縁部29側に予め設
けられている凸部30を嵌合するだけで、ハウジング1
を簡単且つ確実に固定できるので、いずれにしても、本
実施例のカップホルダーは、それ自体の組み付けにおい
ても、インストルメントパネル側への固定においても、
ネジ部材等の付属部品を用いずとも、全てワンタッチ作
業で行なうことが可能となるので、作業性の向上に大い
に貢献できることとなる。
【0013】そして、実際の使用に際して、従来と同様
に、ホルダー本体19を若干ハウジング1内に押し込む
と、図7に示す如く、カム部材14の旋回を促して、ホ
ルダー本体19側のピン23がカム部材14のカム溝1
4aから外れて、ホルダー本体19の前端部側がトーシ
ョンコイルばね13のばね圧でハウジング1の外方へ自
動的に引き出されるので、後は、ストッパー爪22が規
制リブ8に当接するまで、図8に示す如く、ホルダー本
体19を手動でハウジング1内から完全に引き出せば、
コンソールボックス等の一部をカップの底受けとして利
用するその使用状態が保障できることとなるし、又、こ
の手動による引き出し時には、ホルダー本体19の段部
21が一対の弾性腕9を乗り越えて移動することとなる
ので、明確な節度感も得られることとなる。
に、ホルダー本体19を若干ハウジング1内に押し込む
と、図7に示す如く、カム部材14の旋回を促して、ホ
ルダー本体19側のピン23がカム部材14のカム溝1
4aから外れて、ホルダー本体19の前端部側がトーシ
ョンコイルばね13のばね圧でハウジング1の外方へ自
動的に引き出されるので、後は、ストッパー爪22が規
制リブ8に当接するまで、図8に示す如く、ホルダー本
体19を手動でハウジング1内から完全に引き出せば、
コンソールボックス等の一部をカップの底受けとして利
用するその使用状態が保障できることとなるし、又、こ
の手動による引き出し時には、ホルダー本体19の段部
21が一対の弾性腕9を乗り越えて移動することとなる
ので、明確な節度感も得られることとなる。
【0014】しかし、ホルダー本体19をハウジング1
の外方へ自動的に引き出す場合にはあっては、本実施例
の下では、図示する如く、トーションコイルばね13の
両端部13b・13bがホルダー本体19側に左右均等
な状態をもって作用して、ホルダー本体19に対して常
にバランスのとれた付勢ばね圧が付与されることとなる
ので、従来の如く、ホルダー本体19の引き出し過程
で、ホルダー本体19がハウジング1内で傾き、円滑な
引き出し状態が保障できなくなる心配は完全に解消でき
る。又、これは、ホルダー本体19の押し込み時にも言
えることであるが、ホルダー本体19の引き出し時に
は、既述した第一・第二の弾性体25・26の弾接作用
で、ホルダー本体19のガイドレール2に対するガタつ
きをも効果的に吸収できるので、この点からも、円滑な
引き出しが保障される訳である。
の外方へ自動的に引き出す場合にはあっては、本実施例
の下では、図示する如く、トーションコイルばね13の
両端部13b・13bがホルダー本体19側に左右均等
な状態をもって作用して、ホルダー本体19に対して常
にバランスのとれた付勢ばね圧が付与されることとなる
ので、従来の如く、ホルダー本体19の引き出し過程
で、ホルダー本体19がハウジング1内で傾き、円滑な
引き出し状態が保障できなくなる心配は完全に解消でき
る。又、これは、ホルダー本体19の押し込み時にも言
えることであるが、ホルダー本体19の引き出し時に
は、既述した第一・第二の弾性体25・26の弾接作用
で、ホルダー本体19のガイドレール2に対するガタつ
きをも効果的に吸収できるので、この点からも、円滑な
引き出しが保障される訳である。
【0015】又、本実施例にあっても、トーションコイ
ルばね13のばね圧に抗して、ホルダー本体19をハウ
ジング1内に押し込めば、ピン23がカム部材14のカ
ム溝14aに係止して、ホルダー本体19がハウジング
1内にロックされることは言うまでもない。
ルばね13のばね圧に抗して、ホルダー本体19をハウ
ジング1内に押し込めば、ピン23がカム部材14のカ
ム溝14aに係止して、ホルダー本体19がハウジング
1内にロックされることは言うまでもない。
【0016】尚、上記の実施例にあっては、プッシュオ
ープン機能を備えるものの内、半自動式のカップホルダ
ーを対象としたものであるが、本考案はこれに限定され
るものではなく、ホルダー本体19をハウジング1内か
ら完全自動で引き出せる全自動式のものにも、容易に実
施応用できるものである。
ープン機能を備えるものの内、半自動式のカップホルダ
ーを対象としたものであるが、本考案はこれに限定され
るものではなく、ホルダー本体19をハウジング1内か
ら完全自動で引き出せる全自動式のものにも、容易に実
施応用できるものである。
【0017】
【考案の効果】以上の如く、本考案は、上記構成の採用
により、トーションコイルばねの両端部がホルダー本体
側に左右均等に作用して、ホルダー本体に対しては常に
バランスのとれた付勢ばね圧を付与することができるの
で、従来の如く、ホルダー本体の引き出し過程で、ホル
ダー本体がハウジング内で傾き、円滑な引き出し状態が
保障できなくなる心配が解消できる。その上、トーショ
ンコイルばねが自身のオープンコイル状に成形された本
体部を支持軸に圧縮して装着されることは、支持軸に対
する確実な装着状態が保障できるばかりか、当該トーシ
ョンコイルばね自体のガタつきをも確実に防止できるこ
ととなる。
により、トーションコイルばねの両端部がホルダー本体
側に左右均等に作用して、ホルダー本体に対しては常に
バランスのとれた付勢ばね圧を付与することができるの
で、従来の如く、ホルダー本体の引き出し過程で、ホル
ダー本体がハウジング内で傾き、円滑な引き出し状態が
保障できなくなる心配が解消できる。その上、トーショ
ンコイルばねが自身のオープンコイル状に成形された本
体部を支持軸に圧縮して装着されることは、支持軸に対
する確実な装着状態が保障できるばかりか、当該トーシ
ョンコイルばね自体のガタつきをも確実に防止できるこ
ととなる。
【図1】本考案の実施例に係るカップホルダーを分解し
て示す斜視図である。
て示す斜視図である。
【図2】ハウジングのみを一部分解して底面側から示す
斜視図である。
斜視図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】図1のB−B線断面図である。
【図5】インストルメントパネル側に対する固定状態を
一部切欠して示す要部平面図である。
一部切欠して示す要部平面図である。
【図6】インストルメントパネル側に対する固定状態を
示す要部側面図である。
示す要部側面図である。
【図7】ホルダー本体の半引き出し状態を一部切欠して
示す要部平面図である。
示す要部平面図である。
【図8】ホルダー本体の完全引き出し状態を示す要部平
面図である。
面図である。
1 ハウジング 10 支持軸 10a 抜け外れ防止爪 13 トーションコイルばね 13a 同本体部 13b 同端部 14 カム部材(ロック手段) 19 ホルダー本体 20 保持孔 28 固定孔 29 縁部 30 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−104776(JP,A) 実開 平2−125440(JP,U) 実開 平3−57138(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 車体側に固定されるハウジングと、該ハ
ウジング内に引き出し可能に支承されるホルダー本体
と、該ホルダー本体をハウジングの外方に付勢するトー
ションコイルばねと、ホルダー本体を該トーションコイ
ルばねのばね圧に抗してハウジング内にロックする解除
可能なロック手段とを有するカップホルダーにおいて、
上記トーションコイルばねの本体部をオープンコイル状
に成形する一方、ハウジングの後端側中央部に抜け外れ
防止爪を有する支持軸を設け、該支持軸に上記トーショ
ンコイルばねの本体部を圧縮させて装着して、当該トー
ションコイルばねの両端部をホルダー本体の両側に均等
に作用させるように構成したことを特徴とするカップホ
ルダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6273993U JP2559418Y2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | カップホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6273993U JP2559418Y2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | カップホルダー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0727942U JPH0727942U (ja) | 1995-05-23 |
JP2559418Y2 true JP2559418Y2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=13209066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6273993U Expired - Fee Related JP2559418Y2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | カップホルダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2559418Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP6273993U patent/JP2559418Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0727942U (ja) | 1995-05-23 |
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