JP2559368Y2 - 欠環状部材の自動整列装置 - Google Patents

欠環状部材の自動整列装置

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JP2559368Y2
JP2559368Y2 JP7328192U JP7328192U JP2559368Y2 JP 2559368 Y2 JP2559368 Y2 JP 2559368Y2 JP 7328192 U JP7328192 U JP 7328192U JP 7328192 U JP7328192 U JP 7328192U JP 2559368 Y2 JP2559368 Y2 JP 2559368Y2
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貞夫 鈴木
伸二 額賀
忠義 滝本
広次 増田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、欠環状部材の自動整列
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】例えばブレーキ装置の製造
工程において、欠環状部材(例えばCリング)を組付け
る場合、この欠環状部材を組付け工程に一個づつ供給す
る必要がある。従来、この種の欠環状部材は、一般には
自動整列させ難いため、人手によつて整列させて収納治
具にセットし、この収納治具から一個づつ取り出してい
る。このため、欠環状部材の整列が極めて煩雑であると
共に、整列作業中に欠環状部材同士が絡みつくことがあ
るため、これを手でほぐしながら取り出す作業となつて
いた。また、整列作業中に欠環状部材が落下し、汚れや
異物の付着を生ずる恐れがあつた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本考案は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、その構成
は、円筒面をなす外周面の一部に中心軸線方向に延在す
る位置決めガイド2aが突設され、該位置決めガイド2
aに開口部1aを係合させて複数個の欠環状部材1が積
み重ね状態にて整列される非回転の部品収納治具2と、
該部品収納治具2の上端に接続され、下側部分が下方に
向けて次第に拡径する第1上向き円錐面4aを形成し、
第1上向き円錐面4aの上方が同径又は上方に向けて次
第に縮径する第1円形断面部4bを形成する部品整列ロ
ーラ4と、該部品整列ローラ4に接続され、該第1上向
き円錐面4aとほぼ対向する下側部分が下方に向けて次
第に縮径する第1下向き円錐面7aを形成し、該第1下
向き円錐面7aと該第1上向き円錐面4aとの間に欠環
状部材1の開口部1aのみを通過させる第1隙間Aを形
成し、該第1隙間Aが前記位置決めガイド2aの上端に
臨むと共に、該第1下向き円錐面7aよりも上方が同径
又は上方に向けて次第に縮径する第2円形断面部7bを
形成する主軸ローラ7と、該主軸ローラ7を回転駆動す
る第1回転駆動装置14と、該部品整列ローラ4の下端
部に、該欠環状部材1の肉厚t以上の第2隙間Bを有し
て配置され、上方に向けて次第に縮径する第2上向き円
錐面を形成するアイドルローラ9と、該アイドルローラ
9を回転駆動する第2回転駆動装置15とを備えること
を特徴とする欠環状部材の自動整列装置である。
【作用】
【0004】第1回転駆動装置によつて主軸ローラを回
転駆動させると共に、第2回転駆動装置によつてアイド
ルローラを回転駆動させる。この状態で、上端が比較的
小径をなす部品整列ローラの上方から複数個の欠環状部
材をバラバラの姿勢のままで差し入れれば、複数個の欠
環状部材は次第に下降する。
【0005】部品整列ローラの第1円形断面部にある欠
環状部材は、主軸ローラの第2円形断面部との間の隙間
に入り、次に第1上向き円錐面と第1下向き円錐面との
間の隙間に入り、主軸ローラによつて部品整列ローラに
強く押し付けられ、複数個の欠環状部材は部品整列ロー
ラと共に回転しながら次第に整列する。
【0006】主軸ローラは、第1回転駆動装置によつて
回転駆動されるので、絡み合つた欠環状部材が部品整列
ローラに外装された状態で次第にほぐされて、同一姿勢
に整えられる。アイドルローラは、同一姿勢に整えられ
て下降する欠環状部材を、その第2上向き円錐面によつ
て案内する。
【0007】このようにして欠環状部材が回転しながら
次第に下降し、主軸ローラの第1下向き円錐面の下端部
に達すると、回転する欠環状部材の開口部が第1下向き
円錐面と部品整列ローラの第1上向き円錐面の下部との
間の第1隙間に合致する。その際、欠環状部材と主軸ロ
ーラとの接触が殆どなくなるので、開口部が部品収納治
具の位置決めガイドに入り込み、そのまま自由落下して
部品収納治具に整列状態にて外装される。なお、部品収
納治具は、非回転であるので、常時、第1隙間の下方に
位置決めガイドが存在している。
【0008】部品整列ローラの第1上向き円錐面と主軸
ローラの第1下向き円錐面との間に入り、絡み合つたま
まで径方向に膨らんで下降する欠環状部材は、次第に第
1上向き円錐面とアイドルローラの第2上向き円錐面と
の間に食い込まれていくが、部品整列ローラの下端部に
形成した第2隙間を通過することができない。そして、
アイドルローラによつて絡み合つた欠環状部材が第2上
向き円錐面に沿つて持ち上げられ、主軸ローラによつて
部品整列ローラに押し付けられる動作が繰り返され、次
第に絡み合いが解ける。
【0009】このようにして、複数個の欠環状部材が部
品収納治具に外装された状態で次々に重なり合つて整列
する。全ての欠環状部材が整列したなら、第1,第2回
転駆動装置を停止し、例えば部品整列ローラを部品収納
治具から取外すと共に、非回転の部品収納治具の拘束を
解いて部品収納治具を取り出す。複数個の欠環状部材が
整列する部品収納治具は、組付け工程に搬送し、欠環状
部材を1個づつ取り出して組付けに供する。
【実施例】
【0010】以下、本考案の実施例について図面を参照
して説明する。図1〜図15は、本考案の1実施例を示
す。図中において符号1は欠円筒状又は欠リング状をな
す欠環状部材(例えばCリング)を示し、欠環状部材1
は図8に示すように外径D、内径d及び肉厚tを有する
と共に、0<θ≦170度の開口部1aを有する。符号
2は部品収納治具を示し、部品収納治具2は、金属、合
成樹脂、ゴム等にて形成され、その中心軸線方向に全長
に亘つて延在する位置決めガイド2aが、円筒面をなす
外周面の一部にボルト2cにて固着して突設されてい
る。欠環状部材1は、その開口部1aに位置決めガイド
2aを受入れて、部品収納治具2の外周に積み重ねられ
て整列される。位置決めガイド2aは、金属、合成樹
脂、ゴム等にて製作されている。
【0011】部品収納治具2の下端には、アングル状を
なし、下面中央部に通孔2fを有する支持部材2bがボ
ルト2cにて固着され、この支持部材2bの下面がベー
スプレート3上に載置されている。この支持部材2bの
上面と部品収納治具2の下面との間に、欠環状部材1を
1個だけ取り出し可能な大きさの第3隙間Cを形成して
ある。
【0012】また、部品収納治具2の下端部及び上端部
には、それぞれ挿入用穴2d,2eが形成され、下端の
挿入用穴2dの下方には、支持部材2bの挿通孔2f及
びベースプレート3の挿通孔3aが同軸に形成されてい
る。なお、図1,図5に示すようにベースプレート3上
に固設したコ字状をなす案内部材5によつて、支持部材
2bひいては部品収納治具2が所定位置に回転を拘束し
て配置されるようになつている。また、部品収納治具2
は、欠環状部材1の内径dよりも僅かに小径をなして欠
環状部材1が外装可能である。
【0013】更に、部品収納治具2は、金属製の位置決
めピン10bによつて位置決めされる。位置決めピン1
0bは、ベースプレート3側に固設したシリンダ装置1
0によつて昇降自在であり、シリンダ装置10のピスト
ンロッド10aに位置決めピン10bを固設し、両挿通
孔3a及び2fを挿通する位置決めピン10bの上端部
を、下端中央部の挿入用穴2dに緊密に挿入してある。
しかして、シリンダ装置10によつて位置決めピン10
bを昇降駆動させることにより、部品収納治具2をベー
スプレート3上に正確に位置決めし、又は位置決めピン
10bによる拘束を解いて、部品収納治具2を案内部材
5に案内させつつベースプレート3上をスライドさせて
取り外すことができる。
【0014】この部品収納治具2の上端には、中心軸線
を一致させて、かつ、中心軸線回りの回転自在に部品整
列ローラ4が接続される。部品整列ローラ4は、下側部
分が下方に向けて次第に拡径する第1上向き円錐面4a
を形成し、欠環状部材1の内径dよりも小径をなす下端
部が部品収納治具2の上端に接続し、第1上向き円錐面
4aよりも上方が同径又は上方に向けて次第に縮径する
第1円形断面部4bを形成する。
【0015】具体的には、部品整列ローラ4は、図3に
誇張して示すように第1上向き円錐面4aが傾斜角θ4
=1〜30度をなし、第1上向き円錐面4aよりも上方
が、傾斜角θ5 =0〜30度の第1円形断面部4bを形
成する。なお、第1上向き円錐面4aの下端部は、部品
収納治具2の上端に接続するように部品収納治具2より
も若干大径に形成し、通過する欠環状部材1が部品収納
治具2の上端に係止することを防止してある。このよう
な部品整列ローラ4の下端中央部には、ピン4cが軸受
4dを介在して回転自在に突設されている。
【0016】しかして、部品整列ローラ4は、金属製で
あり、ピン4cを挿入用穴2eに挿入して、部品収納治
具2と中心軸線を合致させて部品収納治具2に対して回
転可能かつ垂直に配置される。部品整列ローラ4と部品
収納治具2との間の摩擦面にすべり軸受材料を介在させ
れば、部品整列ローラ4の回転摩擦力が良好に軽減され
る。なお、部品収納治具2に部品整列ローラ4を接続し
た状態で、位置決めガイド2aの上端が部品整列ローラ
4の下端に干渉しないように、位置決めガイド2aの上
端に切欠き2gを形成してある。
【0017】このような部品整列ローラ4の上端には、
案内棒6が立設されている。案内棒6は、上方から差し
入れる欠環状部材1を案内する機能を有し、差し入れが
容易となるように上端が小径をなし、下端部が部品整列
ローラ4の第1円形断面部4bの上端と接続する形状を
なしている。この案内棒6は、金属、合成樹脂、ゴム等
にて製作されている。
【0018】この部品収納治具2、部品整列ローラ4及
び案内棒6に隣接させて、主軸ローラ7を配置する。主
軸ローラ7は、合成樹脂、ゴム等の比較的軟質な材料に
て製作され、図1に示すように上下両端のピン7e,7
fを軸受11、12によつてベースプレート3側に回転
自在に支持して配置される。また、主軸ローラ7は、部
品整列ローラ4の第1上向き円錐面4aとほぼ対向する
下側部分が、下方に向けて次第に縮径する第1下向き円
錐面7aを形成し、この第1下向き円錐面7aと部品整
列ローラ4の第1上向き円錐面4aの下部との間に、図
6,図7に示すように欠環状部材1の開口部1aのみを
通過させる第1隙間A(従つて、第1隙間A≦欠環状部
材1の肉厚t)を形成し、第1下向き円錐面7aよりも
上方が同径又は上方に向けて次第に縮径する第2円形断
面部7bを形成する。この第1隙間Aの下方に、位置決
めガイド2aの上端が臨んでいる。
【0019】具体的には、主軸ローラ7は、図2に示す
ように第1下向き円錐面7aが傾斜角θ1 =1〜30度
をなし、また、第1下向き円錐面7aよりも上方の第2
円形断面部7bが、傾斜角θ2 =0〜30度をなし、こ
れに接続して傾斜角θ3 =0〜30度の第2副円形断面
部7cをそれぞれ形成し、第2円形断面部7bから上端
の第2副円形断面部7cに向けて同径又は次第に縮径す
るように形成してある。
【0020】また、主軸ローラ7には、主軸ローラ7を
所定時間毎(1〜30秒毎)に正逆方向に回転駆動する
第1回転駆動装置14を付属させる。第1回転駆動装置
14は、電気モータ14aと、モータ軸14b側と主軸
ローラ7の上端のピン7e側との間に巻掛けたベルト1
4cとからなる。
【0021】更に、部品整列ローラ4の下端部に図6,
図7に示すように第2隙間Bを設けて、金属製のアイド
ルローラ9を配置する。この第2隙間Bは、絡み合つて
径方向に膨らんだ状態の欠環状部材1の通過を防止する
大きさを有し、欠環状部材1の肉厚tとして、2t>B
≧tの関係を与えてある。アイドルローラ9は、上方に
向けて次第に縮径する第2上向き円錐面を形成し、最大
径は10〜100mmの範囲であり、ベースプレート3
側に回転自在に支持するための支持ピン9a,9bが上
下両側に突設されている。なお、主軸ローラ7の中心と
部品整列ローラ4の中心とを結ぶ線X−Xに対し、部品
整列ローラ4の中心とアイドルローラ9の中心とを結ぶ
線Y−Yを、図6に示すように所定の鋭角αだけ傾斜さ
せ、第1隙間Aに開口部1aを合致させた1個の欠環状
部材1に絡みつく他の欠環状部材1を押し上げ易い位置
にアイドルローラ9を配置してある。
【0022】このアイドルローラ9には、アイドルロー
ラ9を一方向に回転駆動する第2回転駆動装置15を付
属させる。第2回転駆動装置15は、電気モータ15a
と、モータ軸15b側と支持ピン9b側との間に巻掛け
たベルト15cとを有する。なお、図7に示すように、
第1下向き円錐面7aの下端部を基準として、第1上向
き円錐面4aの下端部は下方に位置し、アイドルローラ
9の第2上向き円錐面の下端部は上方に位置し、図1に
示すように位置決めガイド2aの上端部と第1下向き円
錐面7aの下端部との間に、欠環状部材1の通過を防止
する僅かの隙間を形成するようにしてある。
【0023】次に、上記実施例の作用について説明す
る。欠環状部材の自動整列装置を図1に示すように組付
けた状態で、第1回転駆動装置14によつて主軸ローラ
7を所定時間(1〜30秒)毎に正逆方向に繰り返して
回転駆動させると共に、第2回転駆動装置15によつて
アイドルローラ9を一方向に回転駆動させる。この状態
で、上端が小径をなす案内棒6の上方から複数個の欠環
状部材1をバラバラの姿勢のままで差し入れれば、案内
棒6の下端部が部品整列ローラ4の第1円形断面部4b
の上端と接続する形状をなしているので、複数個の欠環
状部材1は、部品整列ローラ4に下降する。
【0024】部品整列ローラ4に達した欠環状部材1
は、図9に示すように第1円形断面部4bと第2副円形
断面部7cとの間の比較的大きな隙間に入り、次に図1
0に示すように第1円形断面部4bと第2円形断面部7
bとの間の少し絞られた隙間に入り、更に図11に示す
ように第1上向き円錐面4aと第1下向き円錐面7aと
の間の絞られた隙間に入り、所定時間毎に正逆に回転す
る主軸ローラ7によつて段階的に部品整列ローラ4に強
く押し付けられ、複数個の欠環状部材1は部品整列ロー
ラ4と共に正逆に回転しながら次第に整列する。
【0025】部品整列ローラ4は片持ち状態であるの
で、絡み合つた欠環状部材1によつて強く押圧された場
合には、主として挿入用穴2eに係合する部品整列ロー
ラ4のピン4cのガタにより、部品整列ローラ4が図1
にて右方に傾動して逃げる。これにより、欠環状部材1
に過大な力が作用して損傷を受けることが防止される。
主軸ローラ7は、第1回転駆動装置14によつて所定時
間毎に正転と逆転とを交互に繰り返すので、絡み合つた
欠環状部材1が部品整列ローラ4に外装された状態で次
第にほぐされて、同一姿勢に整えられて行く。アイドル
ローラ9は、同一姿勢に整えられて下降する欠環状部材
1を、その第2上向き円錐面によつて案内する。
【0026】このようにして欠環状部材1が回転しなが
ら次第に下降し、第1下向き円錐面7aの下端部に達す
ると、回転する欠環状部材1の開口部1aが、図11,
図12に示すように第1下向き円錐面7aと部品整列ロ
ーラ4の第1上向き円錐面4aの下部との間の第1隙間
Aに合致する。その際、欠環状部材1と主軸ローラ7と
の接触が実質的になくなるので、開口部1aが部品収納
治具2の位置決めガイド2aに入り込み、そのまま自由
落下して図13に示すように支持部材2b上に蓄積さ
れ、欠環状部材1の内径dよりも僅かに小径をなす部品
収納治具2に整列状態にて外装される。なお、部品収納
治具2は、ベースプレート3上に固設した案内部材5に
よつて、支持部材2bと共に回転が拘束されているの
で、常時、第1隙間Aの下方に位置決めガイド2aが存
在している。
【0027】部品整列ローラ4の第1上向き円錐面4a
と主軸ローラ7の第1下向き円錐面7aとの間に入り、
絡み合つたままで径方向に膨らんで下降する複数個の欠
環状部材1は、次第に第1上向き円錐面4aとアイドル
ローラ9の第2上向き円錐面との間に食い込まれていく
が、部品整列ローラ4の下端部に形成した第2隙間B
(2t>B≧t)を通過することができない。そして、
主軸ローラ7による部品整列ローラ4の回転方向と第2
回転駆動装置15によつて一方向に回転駆動されるアイ
ドルローラ9の回転方向とが逆向きになつた際、絡み合
つた欠環状部材1が第2上向き円錐面に沿つて持ち上げ
られ、主軸ローラ7によつて部品整列ローラ4に押し付
けられる動作が繰り返され、次第に絡み合いが解ける。
【0028】このようにして、複数個の欠環状部材1が
部品収納治具2に外装された状態で次々に重なり合つて
整列する。全ての欠環状部材1が整列したなら、第1,
第2回転駆動装置14,15を停止し、部品整列ローラ
4及び案内棒6を部品収納治具2から取外すと共に、シ
リンダ装置10のピストンロッド10aを没入作動さ
せ、位置決めピン10bを部品収納治具2の挿入用穴2
dから離脱させると共に、第2回転駆動装置15の中心
軸線回りにアイドルローラ9を回動退避させる。これに
より、部品収納治具2を、コ字状の案内部材5に沿わせ
てベースプレート3上をスライドさせて引き出すことが
できる。複数個の欠環状部材1が整列した部品収納治具
2は、組付け工程に搬送し、支持部材2bの上面と部品
収納治具2の下面との間の第3隙間Cから、欠環状部材
1を1個づつ取り出して組付ける。
【考案の効果】
【0029】以上の説明によつて理解されるように、本
考案に係る欠環状部材の自動整列装置によれば、複数個
の欠環状部材が自動的に部品収納治具に整列されるの
で、この整列作業が著しく能率的となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の1実施例に係る欠環状部材の自動整
列装置を一部切開して示す正面図。
【図2】 同じく主軸ローラを示す正面図。
【図3】 同じく部品整列ローラを示す正面図。
【図4】 同じくアイドルローラを示す正面図。
【図5】 同じく部品収納治具の取付け状態を示す平面
図。
【図6】 同じく主軸ローラ、部品整列ローラ及びアイ
ドルローラの位置関係を示す平面図。
【図7】 同じく主軸ローラ、部品整列ローラ及びアイ
ドルローラの間隔関係を示す正面図。
【図8】 同じく欠環状部材を示す平面図。
【図9】 同じく作用説明図。
【図10】 同じく作用説明図。
【図11】 同じく作用説明図。
【図12】 同じく作用説明図。
【図13】 同じく作用説明図。
【図14】 同じく作用説明図。
【図15】 同じく作用説明図。
【符号の説明】
1:欠環状部材、1a:開口部、2:部品収納治具、2
a:位置決めガイド、2b:支持部材、2d,2e:挿
入用穴、3:ベースプレート、4:部品整列ローラ、4
a:第1上向き円錐面、4b:第1円形断面部、4c:
ピン、5:案内部材、6:案内棒、7:主軸ローラ、7
a:第1下向き円錐面、7b:第2円形断面部、7c:
第2副円形断面部、9:アイドルローラ、10:シリン
ダ装置、10b:位置決めピン、14:第1回転駆動装
置、15:第2回転駆動装置、D:外径、d:内径、
t:肉厚、A:第1隙間、B:第2隙間、C:第3隙
間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 増田 広次 埼玉県岩槻市大字鹿室1190 曙ブレーキ 工業株式会社 岩槻製造所内 (56)参考文献 特開 昭60−19605(JP,A) 実開 昭61−200817(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒面をなす外周面の一部に中心軸線方
    向に延在する位置決めガイドが突設され、該位置決めガ
    イドに開口部を係合させて複数個の欠環状部材が積み重
    ね状態にて整列される非回転の部品収納治具と、該部品
    収納治具の上端に接続され、下側部分が下方に向けて次
    第に拡径する第1上向き円錐面を形成し、第1上向き円
    錐面の上方が同径又は上方に向けて次第に縮径する第1
    円形断面部を形成する部品整列ローラと、該部品整列ロ
    ーラに接続され、該第1上向き円錐面とほぼ対向する下
    側部分が下方に向けて次第に縮径する第1下向き円錐面
    を形成し、該第1下向き円錐面と該第1上向き円錐面と
    の間に欠環状部材の開口部のみを通過させる第1隙間を
    形成し、該第1隙間が前記位置決めガイドの上端に臨む
    と共に、該第1下向き円錐面よりも上方が同径又は上方
    に向けて次第に縮径する第2円形断面部を形成する主軸
    ローラと、該主軸ローラを回転駆動する第1回転駆動装
    置と、該部品整列ローラの下端部に、該欠環状部材の肉
    厚以上の第2隙間を有して配置され、上方に向けて次第
    に縮径する第2上向き円錐面を形成するアイドルローラ
    と、該アイドルローラを回転駆動する第2回転駆動装置
    とを備えることを特徴とする欠環状部材の自動整列装
    置。
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