JPH0632420U - 欠環状部材の自動整列装置 - Google Patents

欠環状部材の自動整列装置

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JPH0632420U
JPH0632420U JP7328192U JP7328192U JPH0632420U JP H0632420 U JPH0632420 U JP H0632420U JP 7328192 U JP7328192 U JP 7328192U JP 7328192 U JP7328192 U JP 7328192U JP H0632420 U JPH0632420 U JP H0632420U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 欠環状部材の自動整列装置の提供。 【構成】 位置決めガイド2aに開口部1aを係合させ
て複数個の欠環状部材1が積み重ね状態にて整列される
非回転の部品収納治具2と、下側部分が第1上向き円錐
面4aを形成し、上方が第1円形断面部4bを形成する
部品整列ローラ4と、回転自在に配置され、下側部分が
第1下向き円錐面7aを形成し、欠環状部材1の開口部
1aのみを通過させる第1隙間Aを形成し、第1下向き
円錐面7aより上方に第2円形断面部7bを形成する主
軸ローラ7と、主軸ローラ7を正逆方向に回転駆動する
第1回転駆動装置14と、第2上向き円錐面を形成する
アイドルローラ9を一方向に回転駆動する第2回転駆動
装置15とを備える。 【効果】 複数個の欠環状部材が自動的に整列され、整
列作業が著しく能率的となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、欠環状部材の自動整列装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
例えばブレーキ装置の製造工程において、欠環状部材(例えばCリング)を組 付ける場合、この欠環状部材を組付け工程に一個づつ供給する必要がある。従来 、この種の欠環状部材は、一般には自動整列させ難いため、人手によつて整列さ せて収納治具にセットし、この収納治具から一個づつ取り出している。このため 、欠環状部材の整列が極めて煩雑であると共に、整列作業中に欠環状部材同士が 絡みつくことがあるため、これを手でほぐしながら取り出す作業となつていた。 また、整列作業中に欠環状部材が落下し、汚れや異物の付着を生ずる恐れがあつ た。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本考案は、このような従来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、その構 成は、円筒面をなす外周面の一部に中心軸線方向に延在する位置決めガイド2a が突設され、該位置決めガイド2aに開口部1aを係合させて複数個の欠環状部 材1が積み重ね状態にて整列される非回転の部品収納治具2と、該部品収納治具 2の上端に接続され、下側部分が下方に向けて次第に拡径する第1上向き円錐面 4aを形成し、第1上向き円錐面4aの上方が同径又は上方に向けて次第に縮径 する第1円形断面部4bを形成する部品整列ローラ4と、該部品整列ローラ4に 接続され、該第1上向き円錐面4aとほぼ対向する下側部分が下方に向けて次第 に縮径する第1下向き円錐面7aを形成し、該第1下向き円錐面7aと該第1上 向き円錐面4aとの間に欠環状部材1の開口部1aのみを通過させる第1隙間A を形成し、該第1隙間Aが前記位置決めガイド2aの上端に臨むと共に、該第1 下向き円錐面7aよりも上方が同径又は上方に向けて次第に縮径する第2円形断 面部7bを形成する主軸ローラ7と、該主軸ローラ7を回転駆動する第1回転駆 動装置14と、該部品整列ローラ4の下端部に、該欠環状部材1の肉厚t以上の 第2隙間Bを有して配置され、上方に向けて次第に縮径する第2上向き円錐面を 形成するアイドルローラ9と、該アイドルローラ9を回転駆動する第2回転駆動 装置15とを備えることを特徴とする欠環状部材の自動整列装置である。
【作用】
【0004】 第1回転駆動装置によつて主軸ローラを回転駆動させると共に、第2回転駆動 装置によつてアイドルローラを回転駆動させる。この状態で、上端が比較的小径 をなす部品整列ローラの上方から複数個の欠環状部材をバラバラの姿勢のままで 差し入れれば、複数個の欠環状部材は次第に下降する。
【0005】 部品整列ローラの第1円形断面部にある欠環状部材は、主軸ローラの第2円形 断面部との間の隙間に入り、次に第1上向き円錐面と第1下向き円錐面との間の 隙間に入り、主軸ローラによつて部品整列ローラに強く押し付けられ、複数個の 欠環状部材は部品整列ローラと共に回転しながら次第に整列する。
【0006】 主軸ローラは、第1回転駆動装置によつて回転駆動されるので、絡み合つた欠 環状部材が部品整列ローラに外装された状態で次第にほぐされて、同一姿勢に整 えられる。アイドルローラは、同一姿勢に整えられて下降する欠環状部材を、そ の第2上向き円錐面によつて案内する。
【0007】 このようにして欠環状部材が回転しながら次第に下降し、主軸ローラの第1下 向き円錐面の下端部に達すると、回転する欠環状部材の開口部が第1下向き円錐 面と部品整列ローラの第1上向き円錐面の下部との間の第1隙間に合致する。そ の際、欠環状部材と主軸ローラとの接触が殆どなくなるので、開口部が部品収納 治具の位置決めガイドに入り込み、そのまま自由落下して部品収納治具に整列状 態にて外装される。なお、部品収納治具は、非回転であるので、常時、第1隙間 の下方に位置決めガイドが存在している。
【0008】 部品整列ローラの第1上向き円錐面と主軸ローラの第1下向き円錐面との間に 入り、絡み合つたままで径方向に膨らんで下降する欠環状部材は、次第に第1上 向き円錐面とアイドルローラの第2上向き円錐面との間に食い込まれていくが、 部品整列ローラの下端部に形成した第2隙間を通過することができない。そして 、アイドルローラによつて絡み合つた欠環状部材が第2上向き円錐面に沿つて持 ち上げられ、主軸ローラによつて部品整列ローラに押し付けられる動作が繰り返 され、次第に絡み合いが解ける。
【0009】 このようにして、複数個の欠環状部材が部品収納治具に外装された状態で次々 に重なり合つて整列する。 全ての欠環状部材が整列したなら、第1,第2回転駆動装置を停止し、例えば 部品整列ローラを部品収納治具から取外すと共に、非回転の部品収納治具の拘束 を解いて部品収納治具を取り出す。複数個の欠環状部材が整列する部品収納治具 は、組付け工程に搬送し、欠環状部材を1個づつ取り出して組付けに供する。
【実施例】
【0010】 以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。 図1〜図15は、本考案の1実施例を示す。図中において符号1は欠円筒状又 は欠リング状をなす欠環状部材(例えばCリング)を示し、欠環状部材1は図8 に示すように外径D、内径d及び肉厚tを有すると共に、0<θ≦170度の開 口部1aを有する。符号2は部品収納治具を示し、部品収納治具2は、金属、合 成樹脂、ゴム等にて形成され、その中心軸線方向に全長に亘つて延在する位置決 めガイド2aが、円筒面をなす外周面の一部にボルト2cにて固着して突設され ている。欠環状部材1は、その開口部1aに位置決めガイド2aを受入れて、部 品収納治具2の外周に積み重ねられて整列される。位置決めガイド2aは、金属 、合成樹脂、ゴム等にて製作されている。
【0011】 部品収納治具2の下端には、アングル状をなし、下面中央部に通孔2fを有す る支持部材2bがボルト2cにて固着され、この支持部材2bの下面がベースプ レート3上に載置されている。この支持部材2bの上面と部品収納治具2の下面 との間に、欠環状部材1を1個だけ取り出し可能な大きさの第3隙間Cを形成し てある。
【0012】 また、部品収納治具2の下端部及び上端部には、それぞれ挿入用穴2d,2e が形成され、下端の挿入用穴2dの下方には、支持部材2bの挿通孔2f及びベ ースプレート3の挿通孔3aが同軸に形成されている。なお、図1,図5に示す ようにベースプレート3上に固設したコ字状をなす案内部材5によつて、支持部 材2bひいては部品収納治具2が所定位置に回転を拘束して配置されるようにな つている。また、部品収納治具2は、欠環状部材1の内径dよりも僅かに小径を なして欠環状部材1が外装可能である。
【0013】 更に、部品収納治具2は、金属製の位置決めピン10bによつて位置決めされ る。位置決めピン10bは、ベースプレート3側に固設したシリンダ装置10に よつて昇降自在であり、シリンダ装置10のピストンロッド10aに位置決めピ ン10bを固設し、両挿通孔3a及び2fを挿通する位置決めピン10bの上端 部を、下端中央部の挿入用穴2dに緊密に挿入してある。しかして、シリンダ装 置10によつて位置決めピン10bを昇降駆動させることにより、部品収納治具 2をベースプレート3上に正確に位置決めし、又は位置決めピン10bによる拘 束を解いて、部品収納治具2を案内部材5に案内させつつベースプレート3上を スライドさせて取り外すことができる。
【0014】 この部品収納治具2の上端には、中心軸線を一致させて、かつ、中心軸線回り の回転自在に部品整列ローラ4が接続される。部品整列ローラ4は、下側部分が 下方に向けて次第に拡径する第1上向き円錐面4aを形成し、欠環状部材1の内 径dよりも小径をなす下端部が部品収納治具2の上端に接続し、第1上向き円錐 面4aよりも上方が同径又は上方に向けて次第に縮径する第1円形断面部4bを 形成する。
【0015】 具体的には、部品整列ローラ4は、図3に誇張して示すように第1上向き円錐 面4aが傾斜角θ4 =1〜30度をなし、第1上向き円錐面4aよりも上方が、 傾斜角θ5 =0〜30度の第1円形断面部4bを形成する。なお、第1上向き円 錐面4aの下端部は、部品収納治具2の上端に接続するように部品収納治具2よ りも若干大径に形成し、通過する欠環状部材1が部品収納治具2の上端に係止す ることを防止してある。このような部品整列ローラ4の下端中央部には、ピン4 cが軸受4dを介在して回転自在に突設されている。
【0016】 しかして、部品整列ローラ4は、金属製であり、ピン4cを挿入用穴2eに挿 入して、部品収納治具2と中心軸線を合致させて部品収納治具2に対して回転可 能かつ垂直に配置される。部品整列ローラ4と部品収納治具2との間の摩擦面に すべり軸受材料を介在させれば、部品整列ローラ4の回転摩擦力が良好に軽減さ れる。なお、部品収納治具2に部品整列ローラ4を接続した状態で、位置決めガ イド2aの上端が部品整列ローラ4の下端に干渉しないように、位置決めガイド 2aの上端に切欠き2gを形成してある。
【0017】 このような部品整列ローラ4の上端には、案内棒6が立設されている。案内棒 6は、上方から差し入れる欠環状部材1を案内する機能を有し、差し入れが容易 となるように上端が小径をなし、下端部が部品整列ローラ4の第1円形断面部4 bの上端と接続する形状をなしている。この案内棒6は、金属、合成樹脂、ゴム 等にて製作されている。
【0018】 この部品収納治具2、部品整列ローラ4及び案内棒6に隣接させて、主軸ロー ラ7を配置する。主軸ローラ7は、合成樹脂、ゴム等の比較的軟質な材料にて製 作され、図1に示すように上下両端のピン7e,7fを軸受11、12によつて ベースプレート3側に回転自在に支持して配置される。また、主軸ローラ7は、 部品整列ローラ4の第1上向き円錐面4aとほぼ対向する下側部分が、下方に向 けて次第に縮径する第1下向き円錐面7aを形成し、この第1下向き円錐面7a と部品整列ローラ4の第1上向き円錐面4aの下部との間に、図6,図7に示す ように欠環状部材1の開口部1aのみを通過させる第1隙間A(従つて、第1隙 間A≦欠環状部材1の肉厚t)を形成し、第1下向き円錐面7aよりも上方が同 径又は上方に向けて次第に縮径する第2円形断面部7bを形成する。この第1隙 間Aの下方に、位置決めガイド2aの上端が臨んでいる。
【0019】 具体的には、主軸ローラ7は、図2に示すように第1下向き円錐面7aが傾斜 角θ1 =1〜30度をなし、また、第1下向き円錐面7aよりも上方の第2円形 断面部7bが、傾斜角θ2 =0〜30度をなし、これに接続して傾斜角θ3 =0 〜30度の第2副円形断面部7cをそれぞれ形成し、第2円形断面部7bから上 端の第2副円形断面部7cに向けて同径又は次第に縮径するように形成してある 。
【0020】 また、主軸ローラ7には、主軸ローラ7を所定時間毎(1〜30秒毎)に正逆 方向に回転駆動する第1回転駆動装置14を付属させる。第1回転駆動装置14 は、電気モータ14aと、モータ軸14b側と主軸ローラ7の上端のピン7e側 との間に巻掛けたベルト14cとからなる。
【0021】 更に、部品整列ローラ4の下端部に図6,図7に示すように第2隙間Bを設け て、金属製のアイドルローラ9を配置する。この第2隙間Bは、絡み合つて径方 向に膨らんだ状態の欠環状部材1の通過を防止する大きさを有し、欠環状部材1 の肉厚tとして、2t>B≧tの関係を与えてある。アイドルローラ9は、上方 に向けて次第に縮径する第2上向き円錐面を形成し、最大径は10〜100mm の範囲であり、ベースプレート3側に回転自在に支持するための支持ピン9a, 9bが上下両側に突設されている。なお、主軸ローラ7の中心と部品整列ローラ 4の中心とを結ぶ線X−Xに対し、部品整列ローラ4の中心とアイドルローラ9 の中心とを結ぶ線Y−Yを、図6に示すように所定の鋭角αだけ傾斜させ、第1 隙間Aに開口部1aを合致させた1個の欠環状部材1に絡みつく他の欠環状部材 1を押し上げ易い位置にアイドルローラ9を配置してある。
【0022】 このアイドルローラ9には、アイドルローラ9を一方向に回転駆動する第2回 転駆動装置15を付属させる。第2回転駆動装置15は、電気モータ15aと、 モータ軸15b側と支持ピン9b側との間に巻掛けたベルト15cとを有する。 なお、図7に示すように、第1下向き円錐面7aの下端部を基準として、第1上 向き円錐面4aの下端部は下方に位置し、アイドルローラ9の第2上向き円錐面 の下端部は上方に位置し、図1に示すように位置決めガイド2aの上端部と第1 下向き円錐面7aの下端部との間に、欠環状部材1の通過を防止する僅かの隙間 を形成するようにしてある。
【0023】 次に、上記実施例の作用について説明する。 欠環状部材の自動整列装置を図1に示すように組付けた状態で、第1回転駆動 装置14によつて主軸ローラ7を所定時間(1〜30秒)毎に正逆方向に繰り返 して回転駆動させると共に、第2回転駆動装置15によつてアイドルローラ9を 一方向に回転駆動させる。この状態で、上端が小径をなす案内棒6の上方から複 数個の欠環状部材1をバラバラの姿勢のままで差し入れれば、案内棒6の下端部 が部品整列ローラ4の第1円形断面部4bの上端と接続する形状をなしているの で、複数個の欠環状部材1は、部品整列ローラ4に下降する。
【0024】 部品整列ローラ4に達した欠環状部材1は、図9に示すように第1円形断面部 4bと第2副円形断面部7cとの間の比較的大きな隙間に入り、次に図10に示 すように第1円形断面部4bと第2円形断面部7bとの間の少し絞られた隙間に 入り、更に図11に示すように第1上向き円錐面4aと第1下向き円錐面7aと の間の絞られた隙間に入り、所定時間毎に正逆に回転する主軸ローラ7によつて 段階的に部品整列ローラ4に強く押し付けられ、複数個の欠環状部材1は部品整 列ローラ4と共に正逆に回転しながら次第に整列する。
【0025】 部品整列ローラ4は片持ち状態であるので、絡み合つた欠環状部材1によつて 強く押圧された場合には、主として挿入用穴2eに係合する部品整列ローラ4の ピン4cのガタにより、部品整列ローラ4が図1にて右方に傾動して逃げる。こ れにより、欠環状部材1に過大な力が作用して損傷を受けることが防止される。 主軸ローラ7は、第1回転駆動装置14によつて所定時間毎に正転と逆転とを交 互に繰り返すので、絡み合つた欠環状部材1が部品整列ローラ4に外装された状 態で次第にほぐされて、同一姿勢に整えられて行く。アイドルローラ9は、同一 姿勢に整えられて下降する欠環状部材1を、その第2上向き円錐面によつて案内 する。
【0026】 このようにして欠環状部材1が回転しながら次第に下降し、第1下向き円錐面 7aの下端部に達すると、回転する欠環状部材1の開口部1aが、図11,図1 2に示すように第1下向き円錐面7aと部品整列ローラ4の第1上向き円錐面4 aの下部との間の第1隙間Aに合致する。その際、欠環状部材1と主軸ローラ7 との接触が実質的になくなるので、開口部1aが部品収納治具2の位置決めガイ ド2aに入り込み、そのまま自由落下して図13に示すように支持部材2b上に 蓄積され、欠環状部材1の内径dよりも僅かに小径をなす部品収納治具2に整列 状態にて外装される。なお、部品収納治具2は、ベースプレート3上に固設した 案内部材5によつて、支持部材2bと共に回転が拘束されているので、常時、第 1隙間Aの下方に位置決めガイド2aが存在している。
【0027】 部品整列ローラ4の第1上向き円錐面4aと主軸ローラ7の第1下向き円錐面 7aとの間に入り、絡み合つたままで径方向に膨らんで下降する複数個の欠環状 部材1は、次第に第1上向き円錐面4aとアイドルローラ9の第2上向き円錐面 との間に食い込まれていくが、部品整列ローラ4の下端部に形成した第2隙間B (2t>B≧t)を通過することができない。そして、主軸ローラ7による部品 整列ローラ4の回転方向と第2回転駆動装置15によつて一方向に回転駆動され るアイドルローラ9の回転方向とが逆向きになつた際、絡み合つた欠環状部材1 が第2上向き円錐面に沿つて持ち上げられ、主軸ローラ7によつて部品整列ロー ラ4に押し付けられる動作が繰り返され、次第に絡み合いが解ける。
【0028】 このようにして、複数個の欠環状部材1が部品収納治具2に外装された状態で 次々に重なり合つて整列する。 全ての欠環状部材1が整列したなら、第1,第2回転駆動装置14,15を停 止し、部品整列ローラ4及び案内棒6を部品収納治具2から取外すと共に、シリ ンダ装置10のピストンロッド10aを没入作動させ、位置決めピン10bを部 品収納治具2の挿入用穴2dから離脱させると共に、第2回転駆動装置15の中 心軸線回りにアイドルローラ9を回動退避させる。これにより、部品収納治具2 を、コ字状の案内部材5に沿わせてベースプレート3上をスライドさせて引き出 すことができる。複数個の欠環状部材1が整列した部品収納治具2は、組付け工 程に搬送し、支持部材2bの上面と部品収納治具2の下面との間の第3隙間Cか ら、欠環状部材1を1個づつ取り出して組付ける。
【考案の効果】
【0029】 以上の説明によつて理解されるように、本考案に係る欠環状部材の自動整列装 置によれば、複数個の欠環状部材が自動的に部品収納治具に整列されるので、こ の整列作業が著しく能率的となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の1実施例に係る欠環状部材の自動整
列装置を一部切開して示す正面図。
【図2】 同じく主軸ローラを示す正面図。
【図3】 同じく部品整列ローラを示す正面図。
【図4】 同じくアイドルローラを示す正面図。
【図5】 同じく部品収納治具の取付け状態を示す平面
図。
【図6】 同じく主軸ローラ、部品整列ローラ及びアイ
ドルローラの位置関係を示す平面図。
【図7】 同じく主軸ローラ、部品整列ローラ及びアイ
ドルローラの間隔関係を示す正面図。
【図8】 同じく欠環状部材を示す平面図。
【図9】 同じく作用説明図。
【図10】 同じく作用説明図。
【図11】 同じく作用説明図。
【図12】 同じく作用説明図。
【図13】 同じく作用説明図。
【図14】 同じく作用説明図。
【図15】 同じく作用説明図。
【符号の説明】
1:欠環状部材、1a:開口部、2:部品収納治具、2
a:位置決めガイド、2b:支持部材、2d,2e:挿
入用穴、3:ベースプレート、4:部品整列ローラ、4
a:第1上向き円錐面、4b:第1円形断面部、4c:
ピン、5:案内部材、6:案内棒、7:主軸ローラ、7
a:第1下向き円錐面、7b:第2円形断面部、7c:
第2副円形断面部、9:アイドルローラ、10:シリン
ダ装置、10b:位置決めピン、14:第1回転駆動装
置、15:第2回転駆動装置、D:外径、d:内径、
t:肉厚、A:第1隙間、B:第2隙間、C:第3隙
間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 増田 広次 埼玉県岩槻市大字鹿室1190 曙ブレーキ工 業株式会社岩槻製造所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒面をなす外周面の一部に中心軸線方
    向に延在する位置決めガイドが突設され、該位置決めガ
    イドに開口部を係合させて複数個の欠環状部材が積み重
    ね状態にて整列される非回転の部品収納治具と、該部品
    収納治具の上端に接続され、下側部分が下方に向けて次
    第に拡径する第1上向き円錐面を形成し、第1上向き円
    錐面の上方が同径又は上方に向けて次第に縮径する第1
    円形断面部を形成する部品整列ローラと、該部品整列ロ
    ーラに接続され、該第1上向き円錐面とほぼ対向する下
    側部分が下方に向けて次第に縮径する第1下向き円錐面
    を形成し、該第1下向き円錐面と該第1上向き円錐面と
    の間に欠環状部材の開口部のみを通過させる第1隙間を
    形成し、該第1隙間が前記位置決めガイドの上端に臨む
    と共に、該第1下向き円錐面よりも上方が同径又は上方
    に向けて次第に縮径する第2円形断面部を形成する主軸
    ローラと、該主軸ローラを回転駆動する第1回転駆動装
    置と、該部品整列ローラの下端部に、該欠環状部材の肉
    厚以上の第2隙間を有して配置され、上方に向けて次第
    に縮径する第2上向き円錐面を形成するアイドルローラ
    と、該アイドルローラを回転駆動する第2回転駆動装置
    とを備えることを特徴とする欠環状部材の自動整列装
    置。
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