JPH0141728Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0141728Y2 JPH0141728Y2 JP1984033529U JP3352984U JPH0141728Y2 JP H0141728 Y2 JPH0141728 Y2 JP H0141728Y2 JP 1984033529 U JP1984033529 U JP 1984033529U JP 3352984 U JP3352984 U JP 3352984U JP H0141728 Y2 JPH0141728 Y2 JP H0141728Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spool
- winding
- wire rod
- wire
- winding start
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 53
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Coiling Of Filamentary Materials In General (AREA)
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
- Winding Filamentary Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
イ 産業上の利用分野
本考案は線材の巻始め部押付装置に関し、詳し
くはスプールに線材を整列巻きするに際して、そ
の線材の巻始め部を自動的にスプールに押し付け
る装置に関するものである。
くはスプールに線材を整列巻きするに際して、そ
の線材の巻始め部を自動的にスプールに押し付け
る装置に関するものである。
ロ 従来技術
例えば溶接ロボツト等に供給する溶接材料とし
ての金属線材(以下単に線材と称す)は、第1図
に示す如くスプール1に所定量だけ予め巻取つて
おく必要がある。このスプール1は、通常プラス
チツク製のものが使用され、両端にフランジ部1
a,1aを有する円筒状の巻取り部1bからな
り、この巻取り部1bの一方の隅部に、上記線材
の巻始め端を固定するスリツト状の係止孔1cが
穿設されている。
ての金属線材(以下単に線材と称す)は、第1図
に示す如くスプール1に所定量だけ予め巻取つて
おく必要がある。このスプール1は、通常プラス
チツク製のものが使用され、両端にフランジ部1
a,1aを有する円筒状の巻取り部1bからな
り、この巻取り部1bの一方の隅部に、上記線材
の巻始め端を固定するスリツト状の係止孔1cが
穿設されている。
上記線材をスプール1に巻取るのに際して、線
材の巻始め端をスプール1に固定する。即ち、第
2図及び第3図図示の如く線材2の巻始め端2a
をチヤツク部材(図示せず)にて把持し、スプー
ル1の巻取り部1bに設けられた係止孔1cに挿
通する。この巻取り部1bの内部では適宜の手段
にて上記巻始め端2aが段状つまりクランク状に
折曲される。この状態でスプール1を第3図矢印
方向に回転させると、上記段状部3が係止孔1c
に係止されて線材2の巻取りが可能となる(第4
図参照)。更にスプール1を回転させると共に、
トラバーサー4を線材2の径と略同一ピツチにて
スプール1の軸方向に移動させることにより上記
線材2をガイド送りしてスプール1の巻取り部1
bに所定のターン数ずつ整列巻回する。
材の巻始め端をスプール1に固定する。即ち、第
2図及び第3図図示の如く線材2の巻始め端2a
をチヤツク部材(図示せず)にて把持し、スプー
ル1の巻取り部1bに設けられた係止孔1cに挿
通する。この巻取り部1bの内部では適宜の手段
にて上記巻始め端2aが段状つまりクランク状に
折曲される。この状態でスプール1を第3図矢印
方向に回転させると、上記段状部3が係止孔1c
に係止されて線材2の巻取りが可能となる(第4
図参照)。更にスプール1を回転させると共に、
トラバーサー4を線材2の径と略同一ピツチにて
スプール1の軸方向に移動させることにより上記
線材2をガイド送りしてスプール1の巻取り部1
bに所定のターン数ずつ整列巻回する。
ところで上記スプール1はプラスチツク製のも
のが多く使用されるので変形することがあり、特
にそのフランジ部1a,1aの周縁部が内方へ変
形することが多く、第5図図示の如く上記フラン
ジ部1a,1aに反りを生じたスプール1に線材
2を巻取るに際して、その線材2の巻始め部2b
がスプール1のフランジ部1aの周縁部に当接
し、この状態から線材2が、トラバーサー4の送
りで巻取り部1bに巻回されるため、該巻取り部
1bの隅部、即ち巻取り部1bとフランジ部1a
の角部1b′には線材2が巻回されず、隙間gが形
成される。この隅部に隙間gがあると、巻始め以
降巻回される線材2がその隙間gに落ち込んで整
列巻回することができないという問題点があつ
た。そこで従来、作業者が治具を用いて線材2の
巻始め部2bを巻取り部1bの隅部に押付けなが
ら巻取りを開始して隙間防止を行つていた。しか
し、この作業は巻線の巻回力は損わず、しかも巻
線の張力に打勝つて押付けねばならず、面倒であ
り、その作業効率も大幅に低下するという問題点
があつた。
のが多く使用されるので変形することがあり、特
にそのフランジ部1a,1aの周縁部が内方へ変
形することが多く、第5図図示の如く上記フラン
ジ部1a,1aに反りを生じたスプール1に線材
2を巻取るに際して、その線材2の巻始め部2b
がスプール1のフランジ部1aの周縁部に当接
し、この状態から線材2が、トラバーサー4の送
りで巻取り部1bに巻回されるため、該巻取り部
1bの隅部、即ち巻取り部1bとフランジ部1a
の角部1b′には線材2が巻回されず、隙間gが形
成される。この隅部に隙間gがあると、巻始め以
降巻回される線材2がその隙間gに落ち込んで整
列巻回することができないという問題点があつ
た。そこで従来、作業者が治具を用いて線材2の
巻始め部2bを巻取り部1bの隅部に押付けなが
ら巻取りを開始して隙間防止を行つていた。しか
し、この作業は巻線の巻回力は損わず、しかも巻
線の張力に打勝つて押付けねばならず、面倒であ
り、その作業効率も大幅に低下するという問題点
があつた。
ハ 考案の目的
本考案は上記問題点に鑑み提案されたもので、
線材の巻取り開始時、スプールの巻取り部の隅部
に生ずる隙間を自動的に防止する装置を提供する
ことを目的とする。
線材の巻取り開始時、スプールの巻取り部の隅部
に生ずる隙間を自動的に防止する装置を提供する
ことを目的とする。
ニ 考案の構成
本考案はスプールの回転方向に揺動自在に設け
られた本体アームに取付けられ、且つ、回転する
出力軸を有する駆動源と、該駆動源の出力軸に取
付けされ、その基端部が上記スプールの軸方向に
対して揺動自在に軸支された揺動アームと、該揺
動アームの先端部に回転自在に軸支され、周縁面
にて線材の巻始め部をスプールの巻取り部の隅部
に押圧する押付けローラとを具備したものであ
る。
られた本体アームに取付けられ、且つ、回転する
出力軸を有する駆動源と、該駆動源の出力軸に取
付けされ、その基端部が上記スプールの軸方向に
対して揺動自在に軸支された揺動アームと、該揺
動アームの先端部に回転自在に軸支され、周縁面
にて線材の巻始め部をスプールの巻取り部の隅部
に押圧する押付けローラとを具備したものであ
る。
ホ 実施例
以下に本考案に係る装置の一実施例を第6図乃
至第7図に示し説明する。同図に於いて、1は前
記巻取り部1b及びフランジ部1a,1aからな
るスプール、2は巻始め部2bがスプール1の巻
取り部1bに巻回される線材、5は上記スプール
1の巻取り部1bの隅部1b′上方に配置され、且
つ、装置本体(図示省略)に上記スプール1の回
転方向、例えば時計回り方向に対して揺動自在に
軸支された本体アーム、6は該本体アーム5の先
端部下方でブラケツト7を介してスプール1の軸
方向と直交する方向に装着された駆動源で、この
駆動源6はエア圧により回転する出力軸6aを有
する。8は基端部8aが上記駆動源6の出力軸6
aに固着された揺動アームで、この揺動アーム8
はスプール1の軸方向に沿つて揺動可能である。
9は上記揺動アーム8の若干外側へ屈曲した先端
部8aにベアリング10を介して回転自在に軸支
された押付けローラで、この押付けローラ9の周
端面9aは線材2に接触するため、該線材を損傷
させないように弾性がありかつ耐摩耗性がある例
えばナイロン等の樹脂製のものが使用される。
至第7図に示し説明する。同図に於いて、1は前
記巻取り部1b及びフランジ部1a,1aからな
るスプール、2は巻始め部2bがスプール1の巻
取り部1bに巻回される線材、5は上記スプール
1の巻取り部1bの隅部1b′上方に配置され、且
つ、装置本体(図示省略)に上記スプール1の回
転方向、例えば時計回り方向に対して揺動自在に
軸支された本体アーム、6は該本体アーム5の先
端部下方でブラケツト7を介してスプール1の軸
方向と直交する方向に装着された駆動源で、この
駆動源6はエア圧により回転する出力軸6aを有
する。8は基端部8aが上記駆動源6の出力軸6
aに固着された揺動アームで、この揺動アーム8
はスプール1の軸方向に沿つて揺動可能である。
9は上記揺動アーム8の若干外側へ屈曲した先端
部8aにベアリング10を介して回転自在に軸支
された押付けローラで、この押付けローラ9の周
端面9aは線材2に接触するため、該線材を損傷
させないように弾性がありかつ耐摩耗性がある例
えばナイロン等の樹脂製のものが使用される。
上記構成による押付装置の動作例を以下に示
す。線材2の巻始め端2a(図示せず)を前述の
如くスプール1の巻取り部1bに固定し、更にス
プール1を回転させて線材2の巻始め部2bを上
記巻取り部1bに巻回するに際して、本体アーム
5を下方へ揺動させ、且つ、揺動アーム8を下方
〔スプール1のフランジ部1a側〕へ揺動させる
ことにより所定の位置に押付けローラ9を配置す
る。この押付けローラ9の周端面9aを線材2の
巻始め部2bに当接させ、駆動源6のエア圧によ
り上記巻始め部2bをスプール1の巻取り部1b
の隅部1b′即ち巻取り部1bとフランジ部1aと
の角部1b′に押付ける。そして上記線材2の巻始
め部2bが押付けローラ9により巻取り部1bの
隅部1b′に位置規制されながらスプール1の回転
によつて整列巻回される。この押付けローラ9に
よる線材2への押圧力は、常に一定にすることが
できればよく駆動力を例えばエア圧にする。した
がつて上記エア圧を変更することで押付けローラ
9の押圧力を調整することが可能である。そして
上記線材2の巻始め部2bが数ターン巻回されれ
ば、この駆動源6のエア圧を解除することにより
揺動アーム8を上方へ揺動させて押付けローラ9
を線材2の巻始め部2bから離隔させる。更に本
体アーム5を上方へ揺動させることにより揺動ア
ーム8及び押付けローラ9をスプール1の上方に
配置して待機する。
す。線材2の巻始め端2a(図示せず)を前述の
如くスプール1の巻取り部1bに固定し、更にス
プール1を回転させて線材2の巻始め部2bを上
記巻取り部1bに巻回するに際して、本体アーム
5を下方へ揺動させ、且つ、揺動アーム8を下方
〔スプール1のフランジ部1a側〕へ揺動させる
ことにより所定の位置に押付けローラ9を配置す
る。この押付けローラ9の周端面9aを線材2の
巻始め部2bに当接させ、駆動源6のエア圧によ
り上記巻始め部2bをスプール1の巻取り部1b
の隅部1b′即ち巻取り部1bとフランジ部1aと
の角部1b′に押付ける。そして上記線材2の巻始
め部2bが押付けローラ9により巻取り部1bの
隅部1b′に位置規制されながらスプール1の回転
によつて整列巻回される。この押付けローラ9に
よる線材2への押圧力は、常に一定にすることが
できればよく駆動力を例えばエア圧にする。した
がつて上記エア圧を変更することで押付けローラ
9の押圧力を調整することが可能である。そして
上記線材2の巻始め部2bが数ターン巻回されれ
ば、この駆動源6のエア圧を解除することにより
揺動アーム8を上方へ揺動させて押付けローラ9
を線材2の巻始め部2bから離隔させる。更に本
体アーム5を上方へ揺動させることにより揺動ア
ーム8及び押付けローラ9をスプール1の上方に
配置して待機する。
ヘ 考案の効果
本考案によれば、線材をスプールに巻取り開始
するに際し、押付けローラにより上記線材の巻始
め部をスプールの巻取り部の隅部に自動的に押付
けるようにしたことから、上記スプールのフラン
ジ部に反りが生じていても巻取り部の隅部に隙間
が形成されることなく線材の巻始め部が整列巻回
される。また従来のように作業者の手を煩わせる
ことなく、作業の省人化及び作業効率の大幅な向
上が実現され得る。
するに際し、押付けローラにより上記線材の巻始
め部をスプールの巻取り部の隅部に自動的に押付
けるようにしたことから、上記スプールのフラン
ジ部に反りが生じていても巻取り部の隅部に隙間
が形成されることなく線材の巻始め部が整列巻回
される。また従来のように作業者の手を煩わせる
ことなく、作業の省人化及び作業効率の大幅な向
上が実現され得る。
第1図はスプールの一例を示す斜視図、第2図
及び第3図は線材の巻始め端のスプールへの固定
を説明するための第1図のA−A線断面図、第4
図は線材のスプールへの巻取りを説明するための
斜視図、第5図は第4図の平面図、第6図は本考
案に係る押付装置の一実施例を示す正面図、第7
図は第6図のB−B線側断面図である。 1……スプール、1b……巻取り部、2……線
材、6……駆動源、6a……出力軸、8……揺動
アーム、8a……基端部、8b……先端部、9…
…押付けローラ、9a……周端面。
及び第3図は線材の巻始め端のスプールへの固定
を説明するための第1図のA−A線断面図、第4
図は線材のスプールへの巻取りを説明するための
斜視図、第5図は第4図の平面図、第6図は本考
案に係る押付装置の一実施例を示す正面図、第7
図は第6図のB−B線側断面図である。 1……スプール、1b……巻取り部、2……線
材、6……駆動源、6a……出力軸、8……揺動
アーム、8a……基端部、8b……先端部、9…
…押付けローラ、9a……周端面。
Claims (1)
- 回転する出力軸を有する駆動源と、該駆動源の
出力軸に取付けされ、その基端部がスプールの軸
方向に対して揺動自在に軸支された揺動アーム
と、該揺動アームの先端部に回転自在に軸支さ
れ、周端部にて線材の数回分の巻始め部をスプー
ルの巻取り部の隅部に押圧する押付けローラとを
具備したことを特徴とする線材の巻始め部押付装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3352984U JPS60145152U (ja) | 1984-03-07 | 1984-03-07 | 線材の巻始め部押付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3352984U JPS60145152U (ja) | 1984-03-07 | 1984-03-07 | 線材の巻始め部押付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60145152U JPS60145152U (ja) | 1985-09-26 |
JPH0141728Y2 true JPH0141728Y2 (ja) | 1989-12-08 |
Family
ID=30536066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3352984U Granted JPS60145152U (ja) | 1984-03-07 | 1984-03-07 | 線材の巻始め部押付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60145152U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS486469U (ja) * | 1971-06-04 | 1973-01-24 | ||
JPS4816469U (ja) * | 1971-07-06 | 1973-02-24 |
-
1984
- 1984-03-07 JP JP3352984U patent/JPS60145152U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS486469U (ja) * | 1971-06-04 | 1973-01-24 | ||
JPS4816469U (ja) * | 1971-07-06 | 1973-02-24 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60145152U (ja) | 1985-09-26 |
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