JP2558886B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JP2558886B2
JP2558886B2 JP1220728A JP22072889A JP2558886B2 JP 2558886 B2 JP2558886 B2 JP 2558886B2 JP 1220728 A JP1220728 A JP 1220728A JP 22072889 A JP22072889 A JP 22072889A JP 2558886 B2 JP2558886 B2 JP 2558886B2
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port
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浩二 神埼
正人 要田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はセンサによる調理の自動化手段をそなえた高
周波加熱装置に関するものである。
従来の技術 従来より調理の自動化のために、調理物が加熱により
おこる蒸気の発生、形状の変化、色の変化、温度の変
化、重量の変化などさまざまな物理変化をとらえ、これ
に反応するセンサを用いてきた。これらのうち、現在実
用的で利用度の高い蒸気の発生を検出するセンサを用い
た構成の従来例について説明する。
第8図に示すように加熱室4内におかれた調理物23か
ら加熱によって発生した蒸気17が主なる排気口2を通っ
て加熱室外に排出され、その排気口に含まれる蒸気によ
り高くなった湿度を主なる排気口で、近傍の排気ガイド
21に支持された湿度センサ20が検出し、センサ素子の抵
抗値変化となってマイクロコンピュータなどの制御装置
へ伝えられ、しかるべき加熱出力及び、加熱時間を算出
し自動調理していた。加熱室4内に冷却風を送り加熱で
生じた蒸気17を排出させるための吸気口1が高周波発生
手段をもつ機械室24側となり、湿度センサ20の取付位置
は必然的に相対湿度が十分に高くなる向面の排気口近傍
におかれる。このためセンサからの信号を取り出すリー
ドセン22には十分な長さを必要とした。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、この構成においては、調理物23の加熱
によって生ずる蒸気の量を検出するという寸法の一つで
ある湿度センサ22には使えるが、蒸気に含まれる温度を
検出するという蒸気センサには蒸気の絶対量というもの
が必要でないので十分に使えなかった。第9図に蒸気セ
ンサの簡単な原理を示すが、熱や歪を加えると起電力を
生ずる圧電セラミックス26の両面に金属板電極25及び金
属膜電極27を貼りつけ、蒸気センサとしては金属板電極
25側に蒸気28があたるとその蒸気のもつ熱で今まで平衡
状態にあった圧電セラミックス板26中の電子の移動がお
こり、起電力が生ずるもので、原理上、蒸気の温度と圧
電セラミックス板26の温度差がなければ、起電力は生じ
ない。そのため、蒸気センサの蒸気があたる面とは反対
の金属膜電極27面を室温近くに保つ必要がある。
そこで本発明は、焦電蒸気センサにより被加熱物の調
理状態を検出し自動調理をおこなう高周波加熱装置を提
供することにある。
課題を解決するための手段 そこで前記目的を達成するために本発明は、冷却風を
加熱室相に取り込む吸気口と、前記冷却風を加熱室外に
排出する排気口を加熱室の側面の相対する面に設け、焦
電蒸気センサで検知する蒸気を取り込む通気口を、吸気
口と排気口の位置を結ぶ線上からはずれた加熱室上面に
設け、通気口を覆うように設け上面に通気用の穴を備え
た集合容器と、下面に集合容器の通気用穴に対応する周
囲に下向きに凸の突起部を備えた通気路を接続すること
で、加熱室内の蒸気を含んだ気体を焦電蒸気センサに導
く構成にしたものである。
作用 本発明の高周波加熱装置は、加熱室右側面に冷却風を
加熱室内に取り込む吸気口、相対する加熱室左側面に前
記冷却風を加熱室外に排出する排気口、吸気口と排気口
の位置を結ぶ線上からはずれた加熱室上面後方右隅部に
焦電蒸気センサに導かれる気体を取り込む通気口を配置
することにより、吸気口と排気口の位置を結ぶ線上から
はずれている通気口周辺には加熱室内での吸気口から排
気口に流れる風の通路からはずれ、空気の流れは少な
く、被加熱物から発生した蒸気が上昇して蒸気密度が高
くなり、効率良く蒸気を含んだ気体を焦電蒸気センサに
導くことができる。また焦電蒸気センサの検知では蒸気
の絶対量は必要ないので、加熱室内の一部の蒸気を取り
出して検知させ、残りの大半の蒸気は従来通り排気口か
ら加熱室外へ排気することができる。
また通気口を覆うように設け上面に通気用穴を備えた
集合容器と、下面に集合容器の通気用穴に対応する周囲
に下向きの突起部を備えた通気路を接続することで、接
続時の挿入寸法のバラツキによる気体の通路の大きさが
変わらないので、焦電蒸気センサへ安定して蒸気を含ん
だ気体を導くことができる。
実施例 以下、本発明の一実施例における高周波加熱装置につ
いて図面とともに説明する。
第1図、第2図および第3図に示すように、加熱室4
内には機械室24側にある冷却ファン32からの冷却風34が
マグネトロン33ガイド14を通り、吸気口1から吹き込
む。一方調理物23は加熱されて蒸気17を発生し、大部分
の蒸気は通気口3よりも大きい排気口2から排出され加
熱室後方右隅部に空気の流れの少ない蒸気密度の高い範
囲が生じ、通気口3から排出され、焦電蒸気センサ18へ
と導かれる。
通気口3の位置はヒーターユニット7の機械室24側の
ヒーター端子6の近傍に設けられており、第4図に示す
ように、通気口3には集合容器9がヒーターユニット7
上にスポット溶接された保持金具8にて保持され、集合
容器9に集められた蒸気は水平方向に回転可能な形で結
合された通気路11にて、さらに水平方向に回転可能な形
で結合されるセンサ保持ケース10と接続され導かれる。
第5図、第6図に示すように、通気路11の一方の端部
下方向に設けた突起部11aは集合容器9に設けた吹出し
口9aと結合し、蒸気を含んだ気体17を通気路へ導く。セ
ンサ保持ケース10内に入った蒸気を含んだ気体17は焦電
蒸気センサ18に当りリードセンから起電力が生ずる。一
方冷却風15は蒸気センサ8の下に設けられたセンサ開口
31にて冷却され、蒸気センサ18自身の温度が上がって飽
和し、起電力が低下しない様にしてある。センサ開口31
を冷却したあとの冷気は絞口部16にて通風路の断面積が
1/2に絞られたあと再びもとの断面積に広げられ、加熱
室から導いてきた蒸気17は吸引され、冷気と混合してボ
ディ13の排気ルーバー12を通じて高周波加熱装置外へ放
出される。
第5図、第6図に示すように、通気路11の一方の端部
下面に下方向に設けた突起部11aは集合容器9に設けた
吹出し口9aと結合し、蒸気17が突起などの衝害物に当ら
ずスムーズに流れる構造になっている。
第7図に集合容器と通気路の結合状態を示すが従来の
湿度センサであれば蒸気の絶対量が必要であったため結
合部からの蒸気も漏れを防ぎ、集合容器に集められた蒸
気をスムーズに導くことができるように第7図(a)に
示すような集合容器上面に突起部を設ける方が有利であ
った。しかし焦電蒸気センサでは蒸気の絶対量は必要で
はなく、蒸気を含んだ気体を安定して導かなければなら
ない。そのため第7図(a)の構成では集合容器と通気
路の結合状態により、気体の通路となる突起部先端と通
気路との距離がx、x′というようにばらついてしまい
気体の流量が安定しない。しかし第7図(b)のように
通気路側に突起部を設けることで、結合部からの蒸気の
漏れについては不利ではあるが、結合の状態による通路
幅はyで一定になり、気体の流量を安定して焦電蒸気セ
ンサに導くことができる。
発明の効果 以上のように本発明によれば次のような効果が期待で
きる。
(1) 加熱室右側面に高周波発生手段を冷却した冷却
風を加熱室内に取り込む吸気口、相対する加熱室左側面
に冷却風を加熱室外へ排出する排気口、吸気口と排気口
の位置を結ぶ線上からはずれた加熱室上面後方右隅部に
焦電蒸気センサに導かれる気体をを排出する通気口を配
置することにより、通気口周辺には加熱室内の吸気口か
ら排気口へ流れる風の通路からはずれ空気の流れは少な
く、被加熱物から発生した蒸気が上昇して蒸気密度が高
くなり、効率良く蒸気を含んだ気体を焦電極蒸気センサ
に導くことができるので、蒸気の絶対量を必要としない
焦電蒸気センサで被加熱物の調理状態を検知することが
できる。
(2) 通気口を覆うように設け上面に通気用穴を備え
た集合容器と、下面に集合容器の通気用穴に対応する周
囲に下向きの突起部を備えた通気路を接続することで、
接続時の挿入寸法のバラツキによる気体の通路の大きさ
が変わらないため、焦電蒸気センサへ安定して蒸気を含
んだ気体を導くことができるので、被加熱物の加熱状態
が遅れることなく検出され、被加熱物が加熱されすぎる
ことを防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における高周波加熱装置の加
熱室の正面図、第2図は同高周波加熱装置の要部の透視
斜視図、第3図は同高周波加熱装置における風の流れを
示す図、第4図は同高周波加熱装置の要部詳細図、第5
図は焦電蒸気センサ保持ケースの斜視図、第6図は同焦
電蒸気センサ保持ケースの要部断面図、第7図は集合容
器と通気路の結合状態を示す図、第8図は従来の高周波
加熱装置の透視斜視図、第9図は焦電蒸気センサの構成
図である。 1……吸気口、2……排気口、3……通気口、4……加
熱室、9……集合容器、10……センサ保持ケース、11…
…通気路、18……焦電蒸気センサ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加熱物を収納する加熱室と、冷却風を加
    熱室内に取り込む吸気口と、前記冷却風を加熱室外に排
    出する排気口と、加熱室内の気体の熱気を検出する焦電
    蒸気センサと、加熱室内の蒸気を含んだ気体を取り込む
    通気口と、前記通口を覆うように設けた集合容器と、前
    記集合容器に結合され焦電蒸気センサに加熱室内の気体
    を導く通気路を備え、吸気口と排気口は加熱室側面の相
    対する面に設け、通気口は吸気口と排気口の位置を結ぶ
    線上からはずれた加熱室上面に設けた高周波加熱装置。
  2. 【請求項2】集合容器の上面と通気路の一方の端部下面
    にそれぞれ気体の通気用の穴を設け、通気路側の穴の周
    囲には下向きに凸の突起を備え、前記集合容器と通気路
    を結合させた請求項(1)記載の高周波加熱装置。
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