JPS61186726A

JPS61186726A - 調理器

Info

Publication number: JPS61186726A
Application number: JP60027753A
Authority: JP
Inventors: Toshio Sato; 佐藤　寿夫
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1985-02-15
Filing date: 1985-02-15
Publication date: 1986-08-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕この発明は、高周波電波によるレンジ調理機能およびヒ
ータ発熱によるオーブン調理機能を備えた調理器に関す
る。

〔発明の技術的背景〕

一般に、この種の調理器たとえば電子レンジにあっては
、高周波電波によるレンジ調理時、プロワファンによっ
て高周波発生装置を冷却するとともに、その冷却した後
の風を加熱室函に導き、それを加熱室壁に形成した排気
口から排気ダクトを通して外部に排出するようにしてい
る。つまり、　　。

冷却によって高周波発生装置の安定動作を可能とすると
ともに、食品から発生して加熱室内に充満する蒸気や臭
いを加熱室外に排出し、良好な調理を行なうようにして
いる。

ざらに、上記排気口の排気ダクト側に温度検知器を密着
固定し、ヒータ発熱によるオーブン調理に際して上記温
度検知器によって加熱室内温度を検知し、この検知温度
に応じてヒータの動作を制御することにより加熱室内濃
度を設定温度に維持するようにしている。

〔背景技術の問題点〕

ただし、このような電子レンジにおいては、高周波によ
るレンジ調理時、排気口における温度検知器が通風の妨
げとなり、このため排気効率が低下して調理の出来具合
に悪影響を及ぼしたり、さらには高周波発生装置に対す
る冷却効果が低下するなどの欠点があった。

〔発明の目的〕

この発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、オーブン調理に際しての加熱
室内温度検知に支承を与えることなく９、レンジ調理に
際しての良好な排気効率を確保することができ、さらに
は高周波発生装置に対する十分な冷」効果をも得ること
ができる調理器を提供することにある。

〔発明の概要〕

この発明は、ヒータの発熱による調理時は加熱室からの
熱により変形して加熱室の排気口に密着し、かつ高周波
電波による調理時は形状復帰して加熱室の排気口から離
間する熱応動部材を排気ダクト内に設けるとともに、こ
の熱応動部材に加熱室内温度検知用の温度検知器を取付
けたものである。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。

第１図、第２図、第３図、および第４図（ａ）（ｂ）に
おいて、１は電子レンジの本体で、この本体１の前面に
はドア２が開閉自在に枢支されるとともに、操作パネル
３が設けられている。そして、ドア２に対応する本体１
内には加熱室４が配設され、この加熱室４内には被調理
食品を載置するための棚板５が設けられている。さらに
、加熱室４の天井面裏側には高周波発生装！であるとこ
ろのマグネトロン６が設けられ、このマグネトロン６の
アンテナ６ａは天井面を貫通して加熱室４内に導入され
ている。また、加熱室４内において、天井面近傍には上
ヒータ７が配設され、底板と棚板５との間には下ヒータ
８が配設されている。

しかして、加熱室４の一側壁には上ヒータ７と略同じ高
さの位置に多数のパンチング孔からなる排気口９が形成
されている。一方、本体１の背板上部にも排気口１０が
形成され、この排気口１０と上記排気口９との間には排
気ダクト１１が設けられている。この排気ダクト１１内
において、排気口９の近傍の加熱室壁フランジ部には熱
応動部材たとえば形状記憶合金で形成された温度検知器
支持部材２０がねじ止め固定されている。この支持部材
２０は、マルテンサイト変ＭＲＩｌｈｔｉ度、変態終了
温度および逆変１１開始温度、逆変態終了温度が上ヒー
タ７のオン時における感知温度と上ヒータ７のオフ時に
おける感知温度との間になるよう記憶熱処理された板ば
ね状のもので、ヒータ発熱によるオーブン調理時は加熱
室４からの熱により変形して排気口９に密着し、高周波
電波によるレンジ調理時は形状復帰して排気口９から離
間するようになっている。そして、支持部材２ｏの先端
には温度検知器たとえばサーモ感熱管２１が取付けられ
ている。

つぎに、上記のような構成において動作を説明する。

操作パネル３でレンジ調理を設定し、かつ調理開始操作
を行なう。すると、マグネトロン６が発振動作して加熱
室４内に高周波電波が供給され、棚板５上の食品が誘電
加熱される。このレンジ調理時、プＯワフ？ン（図示し
ない）が動作してマグネトロン６に冷却風が供給され、
そのマグネトロン６を冷却した後の風が加熱室４内に導
かれる。

導かれた風は加熱室４内を循環して食品から発生する蒸
気や臭いを伴い、排気口９．排気ダクト１１、および排
気口１０を通して外部に排出される。この場合、加熱室
４の温度は低いので支持部材２０は排気口９から離間し
ている（第１図）。

そして、所定の時間が経過すると、マグネトロン６の発
振動作が停止し、レンジ調理の終了となる。

一方、操作パネル３でオーブン調理を設定し、かつ調理
開始操作を行なう。すると、上ヒータ７および下ヒータ
８がそれぞれオンし、その発熱によって棚板５上の食品
が加熱される。このオーブン調理時、支持部材２０は排
気口９を通して上ヒータ７の輻射熱を受けるとともに、
加熱室４からの直接的な伝導熱を受け、これにより変形
して排気口９に密着する（第２図）。こうして、サーモ
感熱管２１に加熱室４の温度が確実に伝わり、そのサー
モ感熱管２１の検知温度が予め定めた設定温度に達する
と上ヒータ７および下ヒータ８がそれぞれオフする。以
後、サーモ感熱管２１の検知温度に応じて上ヒータ７お
よび下ヒータ８がオン。

オフ制御され、加熱室４内が設定温度に維持される。

このように、レンジ調理時は支持部材２０が排気口９か
ら離間するので、排気口９の通風を効率良く行なうこと
ができ、よって加熱室４内に充満する蒸気や臭いを確実
に排出することができ、良好な出来具合の調理が可能で
ある。また、排気効率が向上することにより、マグネト
ロン６に対する十分な冷却効果を得ることができる。特
に、支持部材２０はサーモ感熱管２１に対する熱伝導を
良好とするために幅が広くしてあり、よって上記のよう
に支持部材２０を排気口２０から離間させることは非常
に重要なことである。

さらに、オーブン調理に際しては支持部材２０が排気口
９に密着するので、加熱室４内の温度を的確に検知する
ことができ、適正な温度制御が可能である。

なお、上記実施例では支持部材２０に形状記憶合金を用
いたが、たとえば変形動作（熱膨張係数）が大きく異な
る２枚のバイメタルを組合わせたものを用いても同様に
実施可能である。その他、この発明は上記実施例に限定
されるものではなく、要旨を変えない範囲で種々変形実
施可能なことは勿論である。

〔発明の効果〕

以上述べたようにこの発明によれば、ヒータの発熱によ
る調理時は加熱室からの熱により変形して加熱室の排気
口に密着し、かつ高周波電波による調理時は形状復帰し
て加熱室の排気口から離間する熱応動部材を排気ダクト
内に設けるとともに、この熱応動部材に加熱室内温度検
知用の温度検知器を取付けたので、オーブン調理に際し
ての加熱室内温度検知に支承を与えることなく、レンジ
調理に際しての良好な排気効率を確保することができ、
さらには高周波発生装置に対する十分な冷却効果をも得
ることができる調理器を提供できる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示すもので、第１図は温度
検知器支持部材が排気口から離間した状態を示す図、第
２図は温度検知器支持部材が排気口に密着した状態を示
す図、第３図は熱応動部材および温度検知器を具体的に
示す斜視図、第４図（ａ）（ｂ）は内部機構の構成図で
、（ａ）は上方から見た図（ｂ）は側方から見た図であ
る。１・・・本体、２・・・ドア、４・・・加熱室、６・・
・マグネトロン（高周波発生装置）、７・・・上ヒータ
、８・・・下ヒータ、９・・・排気口、１１・・・排気
ダクト、２０・・・ｍｒ！１検知器支持部材（熱応動部
材）、２１・・・サーモ感熱管（温度検知器）。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦第２図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）加熱室と、この加熱室内に高周波電波を供給する
高周波発生装置と、前記加熱室内に設けられたヒータと
、前記加熱室壁に形成された排気口と、この排気口から
の排気を外部に導く排気ダクトと、この排気ダクト内に
設けられ、前記ヒータの発熱による調理時は加熱室から
の熱により変形して前記排気口に密着し、高周波電波に
よる調理時は形状復帰して前記排気口から離間する熱応
動部材と、この熱応動部材に取付けられた加熱室内温度
検知用の温度検知器とを具備したことを特徴とする調理
器。
（２）熱応動部材は、形状記憶合金であることを特徴と
する特許請求の範囲第１項記載の調理器。