JP2558628B2 - 異方性樹脂マグネツトの製造方法 - Google Patents
異方性樹脂マグネツトの製造方法Info
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- JP2558628B2 JP2558628B2 JP60289943A JP28994385A JP2558628B2 JP 2558628 B2 JP2558628 B2 JP 2558628B2 JP 60289943 A JP60289943 A JP 60289943A JP 28994385 A JP28994385 A JP 28994385A JP 2558628 B2 JP2558628 B2 JP 2558628B2
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- JP
- Japan
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- magnet
- resin magnet
- waveform
- uniform
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、整流リップルの小さいモータ等に用いられ
る異方性樹脂マグネットの製造方法に関するものであ
る。
る異方性樹脂マグネットの製造方法に関するものであ
る。
従来の技術 近年、音響機器の小型化が進み、モータもそれに伴い
小型化の要求が強くなっているが、モータが小型になる
につれて界磁マグネットの厚さを薄くする等、焼結品で
は製造不可能な界磁マグネットが望まれつつあり、樹脂
マグネットを界磁マグネットとして使う傾向が高まって
きている。
小型化の要求が強くなっているが、モータが小型になる
につれて界磁マグネットの厚さを薄くする等、焼結品で
は製造不可能な界磁マグネットが望まれつつあり、樹脂
マグネットを界磁マグネットとして使う傾向が高まって
きている。
以下図面に従って従来の樹脂マグネットについて説明
する。
する。
第4図は従来の樹脂マグネットの構成を示すものであ
る。第4図において、3はラジアル配向された円環状の
樹脂マグネット、4はそのゲート口を示すものであり、
着磁はゲート口4に直角方向に着磁されている。
る。第4図において、3はラジアル配向された円環状の
樹脂マグネット、4はそのゲート口を示すものであり、
着磁はゲート口4に直角方向に着磁されている。
発明が解決しようとする問題点 このように構成された樹脂マグネットにおいては、ゲ
ート口近傍の配向性が不均一となるため、第5図に示す
ように着磁波形がくずれた台形状となる。このため、こ
のマグネットを界磁マグネットとして使用してモータに
した場合、第6図に示すようなモータ整流波形となる。
即ち、N側の着磁センタとS側の着磁センタが、180°
位置に来ないため、第6図のような不均一な整流波形と
なるのである。この不均一な整流波形は、回転ムラの原
因となったり、音響機器の電源ラインに誘導され、ライ
ンノイズとして電気雑音の原因となり、機器の性能に悪
影響を与え好まれない波形であった。
ート口近傍の配向性が不均一となるため、第5図に示す
ように着磁波形がくずれた台形状となる。このため、こ
のマグネットを界磁マグネットとして使用してモータに
した場合、第6図に示すようなモータ整流波形となる。
即ち、N側の着磁センタとS側の着磁センタが、180°
位置に来ないため、第6図のような不均一な整流波形と
なるのである。この不均一な整流波形は、回転ムラの原
因となったり、音響機器の電源ラインに誘導され、ライ
ンノイズとして電気雑音の原因となり、機器の性能に悪
影響を与え好まれない波形であった。
本発明はこれらの問題点に鑑み、整流波形を均一化
し、回転ムラ、電気雑音などを減少させるものである。
し、回転ムラ、電気雑音などを減少させるものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明の樹脂マグネッ
トは、ゲート口を円環状マグネットの機械的角度180°
の対向位置に2点設け、着磁はゲート方向に行ったこと
を特徴とするものである。
トは、ゲート口を円環状マグネットの機械的角度180°
の対向位置に2点設け、着磁はゲート方向に行ったこと
を特徴とするものである。
作用 本発明は上述した構成により、樹脂マグネットの着磁
分布を均一にし、モータの整流波形を均一にし、回転ム
ラ、電気雑音などを減少させるものである。
分布を均一にし、モータの整流波形を均一にし、回転ム
ラ、電気雑音などを減少させるものである。
実施例 以下、本発明の実施例の樹脂マグネットについて、図
面を参照しながら説明する。
面を参照しながら説明する。
第1図は本発明の実施例における樹脂マグネットの構成
を示すものである。第1図において、1はラジアルに配
向された円環状の樹脂マグネット、2及び2′はそのゲ
ート口を示すものであり、着磁はゲート口2及び2′の
方向に行われている。このように構成された樹脂マグネ
ット1においては、第2図に示すように着磁波形が、台
形または正弦波に近い形となり、また着磁のセンターも
機械的に180°位置に等分された位置となり、均一な磁
束分布となる。このため、このマグネットを使用したモ
ータは第3図に示されるように均一な整流波形となり、
回転ムラ、電気雑音への影響を少なくすることができる
のである。
を示すものである。第1図において、1はラジアルに配
向された円環状の樹脂マグネット、2及び2′はそのゲ
ート口を示すものであり、着磁はゲート口2及び2′の
方向に行われている。このように構成された樹脂マグネ
ット1においては、第2図に示すように着磁波形が、台
形または正弦波に近い形となり、また着磁のセンターも
機械的に180°位置に等分された位置となり、均一な磁
束分布となる。このため、このマグネットを使用したモ
ータは第3図に示されるように均一な整流波形となり、
回転ムラ、電気雑音への影響を少なくすることができる
のである。
発明の効果 以上のように、本発明はラジアル異方性樹脂マグネッ
トにおいて、ゲート口をマグネットの180°対向位置に
2点設け、着磁をゲート口方向に行ったことによってモ
ータの整流波形を均一化し、回転ムラ、電気雑音を減少
させることができる。
トにおいて、ゲート口をマグネットの180°対向位置に
2点設け、着磁をゲート口方向に行ったことによってモ
ータの整流波形を均一化し、回転ムラ、電気雑音を減少
させることができる。
第1図は本発明の樹脂マグネットの構成図、第2図は本
発明における樹脂マグネットの着磁分布図、第3図は本
発明のマグネットを使用したモータの整流波形図、第4
図は従来の樹脂マグネットの構成図、第5図は従来の樹
脂マグネットの着磁分布図、第6図は従来の樹脂マグネ
ットを使用したモータの整流波形図である。 1……樹脂マグネット、2,2′……ゲート口。
発明における樹脂マグネットの着磁分布図、第3図は本
発明のマグネットを使用したモータの整流波形図、第4
図は従来の樹脂マグネットの構成図、第5図は従来の樹
脂マグネットの着磁分布図、第6図は従来の樹脂マグネ
ットを使用したモータの整流波形図である。 1……樹脂マグネット、2,2′……ゲート口。
Claims (1)
- 【請求項1】ゲート口を円環状マグネットの機械的角度
180°対向位置に2点設け、ゲート口方向に内面着磁を
行った異方性樹脂マグネットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60289943A JP2558628B2 (ja) | 1985-12-23 | 1985-12-23 | 異方性樹脂マグネツトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60289943A JP2558628B2 (ja) | 1985-12-23 | 1985-12-23 | 異方性樹脂マグネツトの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62149109A JPS62149109A (ja) | 1987-07-03 |
JP2558628B2 true JP2558628B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=17749744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60289943A Expired - Fee Related JP2558628B2 (ja) | 1985-12-23 | 1985-12-23 | 異方性樹脂マグネツトの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2558628B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02178011A (ja) * | 1988-12-29 | 1990-07-11 | Seikosha Co Ltd | ドーナツ型永久磁石の製造方法とこの方法によって製造したドーナツ型永久磁石およびドーナツ型永久磁石の成形金型 |
CN1228794C (zh) * | 2001-07-30 | 2005-11-23 | 株式会社新王磁材 | 稀土类磁体的磁化方法及稀土类磁体 |
-
1985
- 1985-12-23 JP JP60289943A patent/JP2558628B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62149109A (ja) | 1987-07-03 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |