JP2528638Y2 - モータのロータ - Google Patents

モータのロータ

Info

Publication number
JP2528638Y2
JP2528638Y2 JP4075290U JP4075290U JP2528638Y2 JP 2528638 Y2 JP2528638 Y2 JP 2528638Y2 JP 4075290 U JP4075290 U JP 4075290U JP 4075290 U JP4075290 U JP 4075290U JP 2528638 Y2 JP2528638 Y2 JP 2528638Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
face
frequency generator
rotor case
peripheral side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4075290U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04154U (ja
Inventor
登 大槻
肇 桝谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP4075290U priority Critical patent/JP2528638Y2/ja
Publication of JPH04154U publication Critical patent/JPH04154U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2528638Y2 publication Critical patent/JP2528638Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、周波数発電機付きのモータであって、駆動
マグネットに周波数発電機用着磁を施してなるモータの
ロータに関する。
(従来の技術) 例えば、ビデオテープレコーダの回転シリンダヘッド
駆動用モータやフロッピーディスク駆動装置のスピンド
ルモータなどには、周波数発電機付きのブラシレスモー
タが用いられる。そして、周波数発電機付きブラシレス
モータには、駆動マグネットに周波数発電機用着磁を施
したものがある。
第8図は、駆動マグネットに周波数発電機用着磁を施
した周波数発電機付きブラシレスモータの従来例を示
す。第8図において、カップ状のロータケース1の内周
面にはリング状の駆動マグネット10が固着されている。
マグネット10は例えばポリマーマグネットなどからなっ
ていて可撓性を有している。マグネット10は、もともと
は第9図、第10図に示すように帯状に形成され、この帯
状のマグネットがカーリングされることによりリング状
に形成されてロータケース1の内周面に取付けられる。
第11図、第12図に示すように、リング状に形成されたマ
グネット10には、その内周面11に駆動用着磁が施され、
ロータケース開口側の端面12に周波数発電機用着磁が施
されている。第12図において符号7は周波数発電機用の
着磁ヘッドを示しており、この着磁ヘッド7がマグネッ
ト10のロータケース開口側端面12に近接対向させられた
状態で着磁が行なわれる。
第8図において、リング状マグネット10の内周面11に
はステータコア2の適宜数の突極の外周面が適宜の間隙
をおいて対向しており、上記各突極には駆動コイル3が
巻き回されている。また、マグネット10のロータケース
開口側端面12には、基板4上にマグネット10の上記端面
12に沿って形成された発電コイルパターン5に適宜の間
隙をおいて対向している。
以上説明した周波数発電機付きブラシレスモータの回
転駆動原理及び周波数発電機の発電原理は周知であるか
ら、説明は省略する。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の周波数発電機付きブラシレスモータにおけ
るマグネット10のもともとの幅方向の断面形状は、第10
図に示すように長方形になっている。この断面形状長方
形のマグネットをカーリングしてリング状マグネット10
にするのであるが、マグネット10は弾力性を有している
ため、カーリングするとき、外周側は引っ張られるのに
対して内周側は圧縮され、内周側の軸方向寸法が外周側
の軸方向寸法よりも大きくなる。しかるに、マグネット
10をロータケース1の内周面に固着した状態では、マグ
ネット10の外周面がロータケース1の内周面に密着して
規制され、マグネット10のロータケース底部側の端面が
ロータケース1の底部に密着して規制されるため、第11
図に示すように、マグネット10のロータケース開口側の
端面12が半径方向に傾斜して円錐形状になる。この傾斜
の向きは、発電コイルパターン5の面に対して内周側が
近づき外周側が遠ざかる向きである。
マグネット10の端面12には、第12図に示すように着磁
ヘッド7を近接対向させて周波数発電機用着磁を施すわ
けであるが、マグネット10の内周面11には駆動用着磁が
施されるため、上記周波数発電機用着磁はマグネット10
の内周側において上記駆動用着磁の影響を受けることに
なり、内周側の周波数発電機用着磁が弱くなる。従っ
て、周波数発電機用着磁を効率よく施すにはマグネット
10の外周側をできるだけ強く着磁することが有効である
が、前述のように、マグネット10の端面12は発電コイル
パターン5の面に対して内周側が近づき外周側が遠ざか
る向きに傾斜しているため、上記端面12の外周側と着磁
ヘッド7との間に大きなギャップが生じて上記端面12の
外周側に強い着磁を施すことができず、周波数発電機用
着磁が全体として弱くなる。その結果、周波数発電機出
力が小さくなり、回転速度制御の精度が低下して回転む
らを生じるという問題がある。
本考案は、かかる従来技術の問題点を解消するために
なされたもので、可撓性を有する帯状のマグネットがカ
ーリングされてロータケースに取り付けられたモータの
ロータマグネットの開口端面の形状を改善することによ
り、周波数発電機用着磁をマグネットの外周側で強める
ことを可能にして、大きな周波数発電機出力を得ること
ができ、もって、高精度の回転速度制御を行なうことが
できるモータのロータを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、カップ状ロータケースと、上記ロータケー
スの内周面に取り付けられたマグネットとを備え、上記
マグネットは、可撓性を有する帯状のマグネットがカー
リングされて取付けられたものであり、上記マグネット
の内周面には駆動用着磁が施され、ロータケース開口側
の端面には周波数発電用着磁が施されてなるモータのロ
ータにおいて、上記マグネットの上記ロータケース開口
側の端面がこれと対向する発電コイルパターン面に対し
て平行となり、又は外周側が内周側よりも発電コイルパ
ターン面に近づくように、上記マグネットの軸方向の少
なくとも一端面を半径方向に傾斜させたことを特徴とす
る。
(作用) マグネットの軸方向の少なくとも一端面を半径方向に
傾斜させることにより、これをカーリングしてカップ状
ロータケースの内周面に取り付けたとき、マグネットの
ロータケース開口側の端面をこれと対向する発電コイル
パターン面に対して平行とし、又は外周側を内周側より
も発電コイルパターン面に近づかせることができる。従
って、マグネットの外周側に周波数発電機用着磁を強く
施すことができる。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本考案にかかるモータのロ
ータの実施例について説明する。
第1図は本考案に用いるマグネットの例を示すもの
で、マグネット20は、例えばポリマーマグネットなどの
ように可撓性のある材料で帯状に作られている。上記マ
グネット20は、前記従来例におけるマグネット10と同様
に、カーリングされてリング状に形成され、第3図に示
すようにカップ状のロータケース1の内周面に取り付け
られるが、リング状マグネット20の軸線方向の少なくと
も一端面は、半径方向に傾斜させられている。この傾斜
の方向は、マグネット20をロータケース1の内周面に取
り付けたときマグネット20のロータケース開口側の端面
22がこれと対向する発電コイルパターン5の面に対して
平行となるような方向、又は外周側が内周側よりも発電
コイルパターン5の面に近づくような方向とする。第3
図は、マグネット20のロータケース開口側の端面22がこ
れと対向する発電コイルパターン5の面に対して外周側
が内周側よりも近づくようにした例を示し、第5図はマ
グネット20のロータケース開口側の端面22がこれと対向
する発電コイルパターン5の面に対して平行となるよう
にした例を示す。
上記のように、マグネット20をロータケース1の内周
面に取り付けたときマグネット20のロータケース開口側
の端面22がこれと対向する発電コイルパターン5の面に
対して平行となるように、又は外周側が内周側よりも発
電コイルパターン5の面に近づくようにするためには、
前述のようにマグネット20の軸線方向の少なくとも一端
面を半径方向に傾斜させればよい。第2図はマグネット
20の軸線方向の少なくとも一端面を半径方向に傾斜させ
るための各種断面形状の例を示すもので、(a)に示す
マグネット20Aは両端面を傾斜させて断面形状菱形にし
たもの、(b)に示すマグネット20Bは発電コイルパタ
ーン側の一端面のみを傾斜させて台形状にしたもの、
(c)は両端面を互いに異なった向きに傾斜させて台形
状にしたものである。上記何れの例でも、カーリングし
てリング状に形成したとき外周側が引っ張られ内周側が
圧縮されるが、軸方向の少なくとも一端面が半径方向に
傾斜しているため、発電コイルパターンとの対向面は同
発電コイルパターン面と平行、又は発電コイルパターン
面に対して外周側が内周側よりも近づく向きに傾斜す
る。
カーリングさせてリング状に形成したマグネット20
は、前述の従来例と同様に、又第3図ないし第6図にも
示すように、内周面21に駆動用着磁が施され、ロータケ
ース開口側の端面22に周波数発電機用着磁8が施され
る。周波数発電機用着磁8は、第6図に示すようにマグ
ネット20のロータケース開口側の端面22に着磁ヘッド7
を対向させて行なう。第6図の例ではマグネット20の一
端面22は外周側が内周側よりも周波数発電コイルに近づ
く向きに傾斜しているため、上記端面22に着磁ヘッド7
を対向させたとき上記端面22の外周側が着磁ヘッド7に
近接することになり、上記端面22の外周側が強力に、内
周側が弱く着磁されることになる。内周側は前述のよう
に駆動用着磁に影響を受けてもともと強力な着磁を行な
うことは不可能であるから、上記内周側と着磁ヘッド7
との間に大きな間隙があっても問題はなく、それよりも
上記外周側が強力に着磁されることにより、周波数発電
機用着磁8全体としては大きな着磁力となり、周波数発
電機の出力を大きくすることができる。また、第5図に
示すように、上記端面22を周波数発電コイル5の面と平
行にした場合も、上記端面22の外周側に着磁ヘッド7を
近接させることができるため、上記端面22の外周側の着
磁を強くすることが可能であり、これによって周波数発
電機の出力を大きくすることができる。
第7図は、前記従来例と上記本考案の実施例とのマグ
ネット端面形状、周波数発電用着磁の様子及び周波数発
電出力波形を比較して示す。第7図に示すように、上記
本考案の実施例によれば、周波数発電機用着磁を有効
に、従って強力に行なうことができ、周波数発電機出力
を大きくすることができる。周波数発電機出力が大きく
なると回転速度制御の精度が向上し、回転むらを減少さ
せることができる。
(考案の効果) 本考案によれば、カップ状ロータケースの内周面に取
り付けるマグネットの軸方向の少なくとも一端面を半径
方向に傾斜させることにより、上記マグネットの発電コ
イルパターンとの対向面が発電コイルパターン面に対し
て平行となるように、又は上記対向面の外周側が内周側
よりも発電コイルパターン面に近づくように構成したた
め、上記マグネットの発電コイルパターンとの対向面の
外周側に着磁ヘッドを近接させてセットすることがで
き、これにより周波数発電機用着磁を有効かつ強力に行
なうことが可能になり、周波数発電機出力を大きくし
て、回転速度制御の精度向上と、回転むらの減少を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に用いることができるマグネットの原形
の例を示す正面図、第2図は同上マグネットの各種断面
形状の例を示す断面図、第3図は上記マグネットをモー
タのロータケースに取り付けた状態での周波数発電機コ
イルとの関係を示す断面図、第4図は同上底面図、第5
図はマグネットをロータケースに取り付けた状態の別の
例を示す断面図、第6図は上記本考案の実施例において
マグネットに周波数発電機用着磁を施すときの様子を示
す断面図、第7図はマグネット端面形状と周波数発電機
用着磁の様子と周波数発電機出力に関して上記本考案の
実施例と従来のモータのロータとを対比して示す比較
図、第8図は従来の周波数発電機付きブラシレスモータ
の例を示す断面図、第9図は同上従来のモータにおける
マグネットの原形を示す正面図、第10図は同上断面図、
第11図は上記マグネットをカーリングしてロータケース
に取り付けた状態を示す断面図、第12図は同上マグネッ
トに周波数発電機用着磁を施すときの様子を示す断面図
である。 1……ロータケース、5……発電コイルパターン、20…
…マグネット、21……マグネットの内周面、22……マグ
ネットの端面。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カップ状のロータケースと、 上記ロータケースの内周面に取り付けられたマグネット
    とを備え、 上記マグネットは、可撓性を有する帯状のマグネットが
    カーリングされて取付けられたものであり、上記マグネ
    ットの内周面には駆動用着磁が施され、ロータケース開
    口側の端面には周波数発電用着磁が施されてなるモータ
    のロータにおいて、 上記マグネットの上記ロータケース開口面側の端面は、
    これと対向する発電用コイルパターン面に対して平行と
    なるように、又は外周側が近づくように、上記マグネッ
    トの軸方向の少なくとも一端面側を半径方向に傾斜させ
    たことを特徴とするモータのロータ。
JP4075290U 1990-04-17 1990-04-17 モータのロータ Expired - Lifetime JP2528638Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4075290U JP2528638Y2 (ja) 1990-04-17 1990-04-17 モータのロータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4075290U JP2528638Y2 (ja) 1990-04-17 1990-04-17 モータのロータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04154U JPH04154U (ja) 1992-01-06
JP2528638Y2 true JP2528638Y2 (ja) 1997-03-12

Family

ID=31550812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4075290U Expired - Lifetime JP2528638Y2 (ja) 1990-04-17 1990-04-17 モータのロータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2528638Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010041872A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Panasonic Corp モータおよびそれを備えた電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04154U (ja) 1992-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR900007106B1 (ko) 브러시레스 모우터
JP2528638Y2 (ja) モータのロータ
JPH02142333A (ja) ブラシレスモータ用ロータ
JPS6338948B2 (ja)
JP2558628B2 (ja) 異方性樹脂マグネツトの製造方法
JPH0161016B2 (ja)
JP2631213B2 (ja) 周波数発電機付ブラシレスモータにおける駆動用磁石の着磁方法
JP3006788U (ja) 磁 石
JP2539926Y2 (ja) モータの回転位置検出装置
JPH0112537Y2 (ja)
JPH0475440A (ja) 小型モータ
JP2001008423A (ja) 永久磁石ロータ
JPH066708Y2 (ja) Dcブラシレスモ−タ
JPH0574175U (ja) モータ
JPH0685624B2 (ja) スロツト鉄心形モ−タ
JPH0336217Y2 (ja)
JPH0610812U (ja) 回転位相検出機構付モータ
JPH0448114Y2 (ja)
JPH0134532Y2 (ja)
JPS5935861Y2 (ja) 磁気消去装置
JPH08228447A (ja) 永久磁石付回転子を備える同期電動機
JP2004194423A (ja) ブラシレスモータ
JPH03222642A (ja) ラジアルギャップモータのロータ
JPH11164528A (ja) 着磁装置及び着磁方法
JPH0646540A (ja) ブラシレスdcモータのコイルヨーク形状