JP2558621Y2 - 先入先出物品保管棚装置の物品搬出装置 - Google Patents

先入先出物品保管棚装置の物品搬出装置

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JP2558621Y2
JP2558621Y2 JP1993015972U JP1597293U JP2558621Y2 JP 2558621 Y2 JP2558621 Y2 JP 2558621Y2 JP 1993015972 U JP1993015972 U JP 1993015972U JP 1597293 U JP1597293 U JP 1597293U JP 2558621 Y2 JP2558621 Y2 JP 2558621Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、高所から搬入された物
品を、互いに逆方向に傾斜した複数段の傾斜棚に保管
し、搬入順に低所から搬出する物品保管棚装置の傾斜棚
に物品が停滞しないように搬出するための装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の物品保管棚装置は、本考案の出
願人によって、実願平3−79767号として出願され
ている。この物品保管棚装置は、図5、図6に示すよう
に、右下がりの傾斜棚21と左下がりの傾斜棚22とを
上下方向に交互に有する物品収納棚23と、傾斜棚21
に物品Wに搬入する物品搬入手段24と、上段の傾斜棚
から送られて来た物品を下段の傾斜棚に送り込む搬送方
向変換手段25と、傾斜棚21,22に保管された物品
Wを搬出する物品搬出手段26とを具えている。
【0003】右傾斜棚21と左傾斜棚22は、それぞれ
回転自在な複数なローラ30を有している。右傾斜棚2
1と左傾斜棚22は上下方向に交互に複数配列され、上
下方向の1つの配列によって1つの物品収納エリア27
を構成している。
【0004】物品収納棚23は、図5において紙面の表
裏方向に複数の物品収納エリア27を有している。最上
段の右傾斜棚21の物品搬入口は、各物品収納エリア2
7の物品搬入部28になっている。このため、物品搬入
手段24は各物品収納エリア27に共通に使用され、搬
送方向変換手段25と物品搬出手段26は各物品収納エ
リア27毎に具えられている。
【0005】搬送方向変換手段25(図6参照)は、物
品収納棚23の支柱40にピン49によって傾動自在に
設けられた傾動ストッパー41と、ピン43によって傾
動テーブル44が設けられ支柱40に沿って昇降する昇
降フレーム42と、昇降フレーム42に設けられ傾動ス
トッパー41に当接する傾動ストッパー作動片45とを
有している。
【0006】次に、物品保管棚装置20の動作を説明す
る。物品搬入手段24は選択した物品収納エリア27の
最上段の右傾斜棚21に物品Wを搬入する。搬入された
物品Wは右傾斜棚21上を自重によって滑り降りる。昇
降フレーム42は、予め、支柱40上の昇降用エアーシ
リンダ46によって右傾斜棚21まで上昇させられ、傾
動ストッパー作動片45によって、傾動ストッパー41
を想像線の位置に押し上げ、物品Wを受け入れるように
なっている。
【0007】右傾斜棚21を滑り降りてきた物品Wは、
そのまま傾動テーブル44上に滑り込む。その後、昇降
フレーム42は支柱40上のストッパー50に当接する
まで下降し、傾動テーブル44が左傾斜棚22と同じ高
さになる。このとき、傾動ストッパー作動片45は、昇
降フレーム42と一体に下降し、傾動ストッパー41か
ら離れる。傾動ストッパー41は自重によって図4の実
線の位置に傾く。このため、後続の物品Wは、傾動スト
ッパー41の先端に受け止められ、右傾斜棚21の右端
から落下するようなことがない。
【0008】傾動テーブル44は、昇降フレーム42上
の傾動用エアーシリンダ47の作動によって図6におい
て右端が上昇させられ、左下がりの状態になる。物品W
は、自重によって傾動テーブル44から後向きに滑り出
て、左傾斜棚22を滑り降り、次の搬送方向変換手段2
5に受け止められる。
【0009】物品Wは、次の搬送方向変換手段25によ
って、さらに下段の右傾斜棚21に今度は前向きに送り
込まれ、前向きのまま右傾斜棚21上を滑り降りて行
く。このようにして、物品Wは、走行方向を変換させら
れながら次々に右、左傾斜棚21,22上を滑り降りて
行き、物品搬出手段26に受け止められて停止し、保管
される。その後、次に搬入された物品Wも、同様にし
て、次々に右、左傾斜棚21,22を滑り降り、先に搬
入された物品Wに当接して停止し、保管される。保管さ
れた物品Wは、物品搬出手段26によって搬入順に搬送
コンベヤ69上に必要に応じて搬出される。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
先入先出物品収納棚は、高さを低くするため、傾斜棚の
傾斜を緩くすると、物品が棚の途中に停滞し、作業員が
外部から停滞した物品を強制的に動かさないかぎり、動
作不能に陥るという問題点を有している。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案は、右下がりの傾
斜棚と左下がりの傾斜棚とを上下方向に交互に具えた物
品収納棚と、上段の前記傾斜棚と下段の前記傾斜棚との
間を昇降して上段の前記傾斜棚上の物品を下段の前記傾
斜棚に移載する昇降フレームと、前記昇降フレームの昇
降に伴って昇降フレームに一体に設けた傾動ストッパー
作動片に支承されて上下方向に傾動し前記昇降フレーム
が下降したとき上段の前記傾斜棚上を送られてきた前記
物品を先端で受け止める傾動ストッパーとを有し、前記
物品収納棚に搬入された順に前記物品を搬出する先入先
出物品保管棚装置であって、前記傾動ストッパーの先端
は、前記傾動ストッパーの傾動中心より下方まで傾動し
て物品を受け止める物品搬出装置により、前記の課題を
解決した。
【0012】
【作用】先ず、物品搬出装置が設けられた先入先出物品
保管棚装置の動作を説明する。高所の傾斜棚に搬入され
た物品は、自重により滑り降り、搬送方向変換手段の昇
降フレーム上に滑り込み受け止められる。昇降フレーム
は下降し、昇降フレーム上の物品を下段の傾斜棚に後向
きに送り込む。物品は、後向きになって滑り降りて行
き、次の搬送方向変換手段の昇降フレームに滑り込み受
け止められ、さらに下段の傾斜棚に今度は前向きに送り
込まれる。
【0013】このようにして、物品は走行方向を変換さ
せられながら次々に傾斜棚を滑り降りていき、傾斜棚上
に保管される。後続の物品も同様にして、傾斜棚を滑り
降りて行き、前方の物品に当接し、前詰めの状態で傾斜
棚上に保管される。物品は、搬入順に搬出される。
【0014】次に、物品搬出装置の動作を説明する。上
記の一連の動作において、昇降フレームは、上下方向で
隣り合う傾斜棚を往復昇降し、物品を上段の傾斜棚から
受け取って、下段の傾斜棚に送り出す動作を繰り返す。
又、傾動ストッパーは、昇降フレームの昇降に伴って、
上下方向に往復傾動を繰り返す。傾動ストッパーは、上
方へ傾いたとき物品を昇降フレームに受け入れさせ、下
方に傾いたとき続けて滑り降りて来る後続の物品を先端
で受け止め、その後続の物品が傾斜棚の端から滑り落ち
ないようにする。
【0015】傾動ストッパーが上方へ傾くとき、傾動ス
トッパーの先端は傾動ストッパーの傾動中心より下方の
位置から円弧を描きならがら上方へ移動する。このた
め、傾動ストッパーは、受け止めている物品を一旦傾斜
棚内に強制的に押し込んでから、その物品を解放し、昇
降フレーム上へ滑り込ませる。このため、受け止められ
ていた物品は、そのまま解放されるのではなく、一旦傾
斜棚内に押し込まれてから解放されるため、停滞せずに
搬送方向変換手段に滑り込む。
【0016】
【0017】このようにして、物品は走行方向を変換さ
せられながら次々に傾斜棚を滑り降りていき、物品搬出
手段に受け止められて停止し、傾斜棚上に保管される。
後続の物品も同様にして、傾斜棚を滑り降りて行き、前
方の物品に当接し、前詰めの状態で傾斜棚上に保管され
る。物品は、搬入順に搬出される。
【0018】最後に、物品停滞解除システムの動作につ
いて説明する。傾斜棚上に停滞する物品が生じると、こ
の停滞物品の下方の物品は停滞することなく、継続して
傾斜棚上を滑り降りるが、停滞物品より上方の物品は停
滞させられる。このため、停滞物品の下段の傾斜棚の第
1センサーは、上記下方の物品が通過した後、次の物品
が送られて来ないことを検知し、この第1センサーの上
方隣の搬送方向変換手段に次の物品を受取らせるように
する。しかし、次の物品は、停滞しているため、搬送方
向変換手段に滑り込んで行かない。従って、搬送方向変
換手段の第2センサーも次の物品が送られて来ないこと
を検知する。しかし、停滞物品の後方には後続の物品が
順次搬入されているため、停滞物品の傾斜棚、又は、こ
の傾斜棚の上段の傾斜棚の第1センサーは、物品を検知
している。
【0019】このように、或る第2センサーとこの第2
センサーより下方の第1センサーとが物品の非検知状態
で、且つ、この第2センサーより上方の第1センサーが
物品の検知状態であるとき、物品停滞解除システムは、
この第2センサーより上方の搬送方向変換手段を作動さ
せ、停滞物品の後方に上段の傾斜棚の物品を強制的に送
り込ませる。停滞物品は、強制的に送り込まれた物品に
押されて、傾斜棚を滑り降りる。これによって、物品の
停滞が解除され、物品は前詰めされる。
【0020】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1乃至図4に基づ
いて説明する。物品保管棚装置(先入先出物品保管棚装
置)120は、図1に示すように、右下がりの右傾斜棚
121と左下がりの左傾斜棚122とを上下方向に交互
に有する物品収納棚123と、最上段の右傾斜棚121
に物品Wを搬入する物品搬入手段124と、上段の傾斜
棚から送られて来た物品Wを下段の傾斜棚に送り込む搬
送方向変換手段125と、傾斜棚121,122に保管
された物品Wを搬出する物品搬出手段126とを具えて
いる。なお、右下がりとは図1において右側が下がって
いることであり、左下がりとは左側が下がっていること
をいう。
【0021】右傾斜棚121と左傾斜棚122はそれぞ
れ複数のローラ130を有している。ローラ130は物
品Wを自重によって滑り降ろさせるため回転自在に設け
られている。右傾斜棚121と左傾斜棚122の上端側
には、物品Wを検知する第1センサー131が取付けら
れている。右傾斜棚121と左傾斜棚122は上下方向
に交互に複数配列され、上下方向の1つの配列によって
1つの物品収納エリア127を構成している。
【0022】物品収納棚123は、図1において紙面の
表裏方向に複数の物品収納エリア127を有している。
最上段の右傾斜棚121の物品搬入口は、各物品収納エ
リア127の物品搬入部128になっている。このた
め、物品搬入手段124は各物品収納エリア127に共
通に使用され、搬送方向変換手段125と物品搬出手段
126は各物品収納エリア127毎に具えられている。
【0023】搬送方向変換手段125(図1参照)は、
右、左傾斜棚121,122の両端近くに具えられてい
る。この搬送方向変換手段125(図2参照)は、物品
収納棚123の支柱140にピン(傾動中心)149に
よって傾動自在に設けられた傾動ストッパー141と、
支柱140に沿って昇降する昇降フレーム142と、こ
の昇降フレーム142上にピン143によって傾動自在
に設けられた傾動テーブル144と、昇降フレーム14
2と一体で傾動ストッパー141に当接する傾動ストッ
パー作動片145と、昇降フレーム142を昇降させる
昇降用エアーシリンダ146と、傾動テーブル144を
傾動させる傾動用エアーシリンダ147とを有してい
る。傾動テーブル144には複数のローラ148が回転
自在に設けられている。傾動ストッパー141の先端1
51は、ピン149より下方まで移動するようになって
いる。傾動テーブル144には、第2センサー132が
取付けられている。
【0024】搬送方向変換手段125の動作を説明す
る。昇降フレーム142は、上段の右傾斜棚121を滑
り降りて来る物品Wを受け止めるため、昇降用エアーシ
リンダ146によって右傾斜棚121まで上昇させら
れ、想像線で示すように搬入待機状態になっている。こ
のとき、傾動ストッパー作動片145は、傾動ストッパ
ー141を想像線の位置に押し上げ、物品Wが傾動テー
ブル144上に滑り込めるようにしている。また、傾動
テーブル144は、図2において右下がりの状態になっ
ている。
【0025】右傾斜棚121を滑り降りてきた物品W
は、そのまま傾動テーブル144上に滑り込み、傾動テ
ーブル144に受け止められる。その後、昇降フレーム
142は支柱140上のストッパー150に当接するま
で下降し、傾動テーブル144は左傾斜棚122と同じ
高さになる。このとき、傾動ストッパー作動片145も
昇降フレーム142と一体に下降するため、傾動ストッ
パー141は、自重により下方へ傾動し、図2の実線の
状態になる。このため、次に滑り降りてくる物品Wは、
傾動ストッパー141の先端151に受け止められ、右
傾斜棚121の右端から落下するようなことがない。
【0026】左傾斜棚122と同じ高さになった傾動テ
ーブル144は、傾動用エアーシリンダ147の作動に
よって図2において右端が上昇させられ、左下がりの状
態になる。このことによって、物品Wは自重によって傾
動テーブル144から後向きに滑り出て、左傾斜棚12
2を滑り降り次の搬送方向変換手段125に受け止めら
れる。
【0027】その後、昇降フレーム142は次の物品を
受け入れるべく傾動ストッパー141を押し上げながら
上昇する。この間に、傾動テーブル144は、右下がり
の状態に戻り、且つ、傾動用エアーシンダ147は引っ
込む。又、傾動ストッパー141の先端151は、ピン
149より下方の位置から円弧を描きながら上方へ移動
する。このため、先端151は、受け止めている次の物
品Wを、一旦、図2において距離Lだけ、傾斜棚121
内に押し込んだ後に、解放し、傾動テーブル144上に
滑り込ませる。
【0028】従って、底面が凹凸状の物品の場合、傾斜
棚121のローラ130に引っ掛かるようなことがあっ
ても、その物品は、傾動ストッパー141によって、一
旦、押し戻されてから滑り降りるため、引っ掛かりが解
除されて、傾動テーブル144上に滑り込むことができ
る。又、長時間、傾動ストッパー141によって受け止
められ、底面にローラ130の跡が付いた物品であって
も、同様に、引っ掛かりが解除されて、傾動テーブル1
44上に滑り込むことができる。
【0029】次に、物品保管棚装置120全体の動作を
説明する。物品搬入手段124は選択した物品収納エリ
ア127の最上段の右傾斜棚121に物品Wを搬入す
る。搬入された物品Wは右傾斜棚121を自重によって
滑り降り搬送方向変換手段125に受け止められる。搬
送方向変換手段125は受け止めた物品Wを下段の左傾
斜棚122に後向きに送り込む。このため、上段の右傾
斜棚121を前向に滑り降りてきた物品Wは下段の左傾
斜棚122を後向きに滑り降りていく。物品Wは、次の
搬送方向変換手段125に受け止められ、さらに下段の
右傾斜棚121に今度は前向きに送り込まれ、前向きの
まま右傾斜棚121を滑り降りていく。
【0030】このようにして、物品Wは、走行方向を変
換させられながら次々に右、左傾斜棚121,122を
滑り降りていき、物品搬出手段126に受け止められて
停止し、保管される。その後、次に搬入された物品W
も、同様にして、次々に右、左傾斜棚121,122を
滑り降り、先に搬入された物品Wに当接して停止し、保
管される。最後に、物品Wは、図1に示すように、各
右、左傾斜棚121,122上に前詰めされた状態で保
管され、必要に応じて、物品搬出手段126によって搬
入順に搬送コンベヤ169上に搬出される。なお、搬送
方向変換手段125上には物品Wが保管されないように
なっている。
【0031】次に、右、左傾斜棚121,122上を物
品Wが正常に滑り降りられるときの、第1、第2センサ
ー131,132の動作を説明する。仮に、図3のよう
に1つの物品Wが搬出されたとすると、最下段の左傾斜
棚122上の各物品Wは、その分、滑り降り、左傾斜棚
122の右端に物品1つ分のスペースSが生じる。左傾
斜棚122に設けられた第1センサー131は物品が無
くなりスペースSが生じたことを検知する。
【0032】すると、その第1センサー131の上方隣
の搬送方向変換手段125の昇降フレーム142は、上
昇して上段の右傾斜棚121上の物品を受取った後に、
下降して最下段の左傾斜棚122に送り込み、スペース
Sを埋める。なお、昇降フレーム142は、第2センサ
ー132で物品を受取ったことを検知しないときには、
上段の右傾斜棚121に上昇したままで、下降しないよ
うになっている。以上の動作は、物品が出庫されたとき
とみならず、入庫時に物品を前詰めしているときも同様
にして行われる。
【0033】ところが、上記の一連の動作において、例
えば、図4に示すように、下から2段目の棚である右傾
斜棚121の途中に物品W1,W2が停滞した場合、最
下段の左傾斜棚122のスペースSに送り込む物品W1
を受取りに昇降フレーム142が上昇しても、その物品
W1を受取ることができないため、昇降フレーム142
は上昇し、停止したままになり、物品保管棚装置120
が動作不能に陥ることになる。
【0034】そこで、このようなことが生じないよう
に、右傾斜棚121上の第1センサー131が、図4の
ように、物品W2を検知している場合には、その右傾斜
棚121の上方隣の搬送方向変換手段125、すなわ
ち、図4において、左下の搬送方向変換手段125は特
別に作動し、さらに上方の左傾斜棚122から物品W3
を受取り、右傾斜棚121に送り込み、停滞している最
後尾の物品W2に押し当てる。これによって、停滞して
いる物品W1,W2は、衝撃を受け、右傾斜棚121を
滑り降り、昇降フレーム142に受け止められ、昇降フ
レーム142による前詰め動作が継続される。
【0035】このようにして、前詰めが行われ、図4に
示すように、下から3段目の傾斜棚122に設けられた
第1センサー131と、この第1センサー131の右隣
の搬送方向変換手段125の第2センサー132とが物
品の無いことを検知し、且つ、この搬送方向変換手段1
25より上方の何れの第1センサー131も物品の無い
ことを検知した場合には、下から4段目以上の傾斜棚2
1,22には物品が無いことになり、全ての搬送方向変
換手段125は作動するようなことがない。以上の動作
は、公知の回路の組合せによって構成されている制御回
路(図示省略)によって自動的に行われる。
【0036】
【考案の効果】本考案の物品搬出装置は、傾動ストッパ
ーの下方傾動位置に停止している先端が該ストッパーの
傾動中心より下方にあるので、該ストッパーの上方への
傾動時に該先端で受け止めている物品を上流側に押動後
退させることにより、該物品の後続停滞物品に後退動を
与えて停滞を解除することができるものである。このた
め、物品収納棚全体の高さを低くて傾斜棚の傾斜を緩や
かにしても、物品を前詰めすることができ、物品保管棚
装置が動作不能に陥ることを防止することができる。
又、物品の底が凹凸状になっていても、同様に、物品を
前詰めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の物品搬出装置を具えた物品保管棚装置
の概略正面図である。
【図2】本考案の物品搬出装置を具えた搬送方向変換手
段の正面図である。
【図3】物品保管棚装置の動作説明用の図である。
【図4】物品保管棚装置の動作説明用の図である。
【図5】従来の物品保管棚装置の正面図である。
【図6】従来の搬送方向変換手段の正面図である。
【符号の説明】
W 物品 120 物品保管棚装置(先入先出物品保管棚装置) 121 右傾斜棚(傾斜棚) 122 左傾斜棚(傾斜棚) 123 物品収納棚 125 搬送方向変換手段 131 第1センサー 132 第2センサー 141 傾動ストッパー 142 昇降フレーム 149 ピン(傾動中心) 151 傾動ストッパーの先端

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 右下がりの傾斜棚と左下がりの傾斜棚と
    を上下方向に交互に具えた物品収納棚と、上段の前記傾
    斜棚と下段の前記傾斜棚との間を昇降して上段の前記傾
    斜棚上の物品を下段の前記傾斜棚に移載する昇降フレー
    ムと、前記昇降フレームの昇降に伴って昇降フレームに
    一体に設けた傾動ストッパー作動片に支承されて上下方
    向に傾動し前記昇降フレームが下降したとき上段の前記
    傾斜棚上を送られてきた前記物品を先端で受け止める傾
    動ストッパーとを有し、前記物品収納棚に搬入された順
    に前記物品を搬出する先入先出物品保管棚装置であっ
    て、前記傾動ストッパーの先端は前記傾動ストッパーの
    傾動中心より下方まで傾動して物品を受け止めることを
    特徴とする、先入先出物品保管棚装置の物品搬出装置。
JP1993015972U 1993-03-10 1993-03-10 先入先出物品保管棚装置の物品搬出装置 Expired - Lifetime JP2558621Y2 (ja)

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JPH0667414U (ja) 1994-09-22

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