JP2558303B2 - ポリフェニレンエーテルーポリアミド組成物の耐衝撃性改質法 - Google Patents

ポリフェニレンエーテルーポリアミド組成物の耐衝撃性改質法

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の利用分野 本発明は、卓越した耐衝撃性を含む数多くの優れた特
性を有するポリフェニレンエーテル−ポリアミド組成物
の製造に関する。
従来の技術及び問題点 ポリフェニレンエーテル樹脂は、約−170℃のぜい化
点から約190℃の熱変形温度までに亘る350℃以上の温度
範囲にわたり無類の組合せの化学的、物理的及び電気的
特性によって特徴づけられる。これら特性の組合せが、
ポリフェニレンエーテルを、幅広い範囲の用途に適した
ものとしている。しかし、前述の有用な特性にも拘ら
ず、ポリフェニレンエーテル樹脂の有用性は、その加工
性、耐衝撃性並びに耐薬品性の乏しさのために限られた
ものとなっている。
米国特許第3,379,792号明細書には、0.1乃至25重量%
のポリアミドを配合することによってポリフェニレンエ
ーテルの加工性が改良されたポリマーブレンドが開示さ
れている。しかし、この発明の優越性は、ポリアミドの
濃度が20重量%を超えると、他の特性にかなりの損失が
生じる事実により、限られてしまう。特に、ポリフェニ
レンエーテルとポリアミドの間には、相溶性がないかあ
っても乏しい。この結果、成型時に樹脂間の相分離が起
り、あるいは成型品が機械的特性に劣るものとなる。
米国特許第4,315,086号明細書には、ポリフェニレン
エーテルに、ポリアミド;及び、液体ジエン重合体、エ
ポキシ化合物及び、分子中に(i)エチレン性炭素−炭
素二重もしくは炭素−炭素三重結合及び(ii)カルボン
酸基、酸無水物基、酸アミド基、イミド基、カルボン酸
エステル基、アミノ基もしくはヒドロキシル基、の両者
を有する化合物から本質的になる群から選ばれる特定の
化合物;を配合することにより、他の機械的特性の損失
なしに、改良された耐薬品性を有するポリフェニレンエ
ーテルブレンドが開示されている。1986年7月14日付米
国特許出願第885,497号明細書には、ポリアミドとの相
溶化にあたりポリフェニレンエーテルを官能化するため
に同一の化合物群を使用することが開示されている。
ポリフェニレンエーテル、ポリアミド及びポリフェニ
レンエーテル−ポリアミド組成物中に、これらの衝撃強
さを改良するため、耐衝撃性改質剤を導入することも、
また公知である。多数の適切な耐衝撃性改質剤が、以上
及び他の箇所に掲載された特許明細書及び出願明細書に
開示されている。例えば、適切なポリフェニレンエーテ
ル耐衝撃性改質剤には、ビニル芳香族化合物群及び共役
ジエンの、選択的に水素添加されていてもよい、ジブロ
ック及びトリブロック共重合体が包含される。上記耐衝
撃性改質剤は、ポリフェニレンエーテル−ポリアミド組
成物にも有用であることが知られている。
ポリアミドの耐衝撃性改質剤の多くは、カルボン酸
基、エポキシ基もしくはニトリル基等の官能基を含む重
合体である。ポリアミドもしくはポリフェニレンエーテ
ル−ポリアミド系中に単純な非官能化オレフィンポリマ
ーを使用しても、一般に、衝撃強さを高めるために非常
に有効であるとはいえない。
問題点を解決するための手段 本発明は、ポリフェニレンエーテル−ポリアミド組成
物において、オレフィン共重合体を耐衝撃性改質剤とし
て利用する方法を提供する。更に、本発明は、高い衝撃
強さを含む数多くの優れた特性を有する、この種の組成
物をも提供する。
最も広い意味で、本発明は、樹脂組成物の製造法及び
これにより製造される組成物を包含する。上記方法は、 (I)およそ270乃至350℃の範囲の温度で、(A)少な
くとも1種のポリフェニレンエーテル、又は該少なくと
も1種のポリフェニレンエーテルと少なくとも1種のポ
リスチレンとの混合物、(B)成分A100重量部あたり少
なくとも約0.5重量部の、少なくとも1個の炭素−炭素
二重もしくは三重結合及び少なくとも1個のカルボン酸
基もしくはその官能性誘導体を含有する官能化作用化合
物及び(C)、エチレン及び少なくとも1種の炭素数3
乃至8の1−オレフィンから誘導された構造単位を主要
な割合で含む少なくとも1種の非官能化エラストマー性
オレフィン共重合体を、緊密に配合する工程;及び (II)およそ270乃至350℃の範囲の温度で、前記Iの工
程の生成物を、(D)少なくとも1種のポリアミドと配
合する工程; からなる。
本発明において成分Aとして使用されるポリフェニレ
ンエーテルは、良く知られた種類のポリマーである。こ
れらは、産業界、特に強じん性と耐熱性を要する用途で
のエンジニアリング・プラスチックとして幅広く使用さ
れている。これらポリマーの発見以来、以下に記載され
るものを含め、しかしそれらに限定されない数多くの変
形や改質が行れており、これ等全てが本発明に適用しう
る。ポリフェニレンエーテルは、式(I): を有する構造単位を複数個含む。前記単位の各々におい
て、夫々、各Q1は、夫々、ハロゲン原子、第一もしくは
第二低級アルキル基[即ち、7個までの炭素原子を含む
アルキル基]、フエニル基、ハロアルキル基、アミノア
ルキル基、炭化水素オキシ基、又は少なくとも2個の炭
素原子がハロゲン原子と酸素原子とを離隔しているハロ
炭化水素オキシ基である。各Q2は、夫々、水素原子、ハ
ロゲン原子、第一もしくは第二低級アルキル基、フエニ
ル基、ハロアルキル基、炭化水素オキシ基、又はQ1に関
して定義したとおりのハロ炭化水素オキシ基である。適
切な第一低級アルキル基の例は、メチル基、エチル基、
n−プロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、n−ア
ミノ基、イソアミル基、2−メチルブチル基、n−ヘキ
シル基、2,3−ジメチルブチル基、2−,3−又は4−メ
チルペンチル基及び相応するヘプチル基である。第二低
級アルキル基の例は、イソプロピル基、sec−ブチル基
及び3−ペンチル基である。好ましくは、何れのアルキ
ル基も、分枝状であるよりも、むしろ直鎖状である。最
も頻繁には、各Q1がアルキル基又はフエニル基、特に炭
素数1乃至4のアルキル基であり、且つ各Q2が水素原子
である。適切なポリフェニレンエーテルが、多数の特許
明細書に開示されている。
ホモポリマー及びコポリマーの両方のポリフェニレン
エーテルが包含される。適切なホモポリマーは、例え
ば、2,6−ジメチル−1,4−フエニレンエーテル単位を含
有するものである。適切なコポリマーは、上記2,6−ジ
メチル−1,4−フェニレンエーテル単位と、例えば2,3,6
−トリメチル−1,4−フェニレンエーテル単位とを組合
せて含有するランダム共重合体が包含される。多くの適
切なランダム共重合体、及びホモポリマーが、特許文献
に記載されている。
更に包含されるものは、分子量、溶融粘度及び/又は
衝撃強さなどの特性を改良する成分を含むポリフェニレ
ンエーテルである。このポリマーは、特許文献に記載さ
れており、また公知の方法によりポリフェニレンエーテ
ルに、アクリロニトリルやビニル芳香族化合物(例え
ば、スチレン)等のビニルモノマー、あるいはポリスチ
レンやエラストマー等のポリマーをグラフトさせること
により調製することができる。この生成物は、典型的に
は、グラフト化及び非グラフト化の両方の部分を含有し
ている。他の適切なポリマーは、カップリング剤が公知
の様式で2個のポリフェニレンエーテル鎖のヒドロキシ
ル基と反応して、ヒドロキシル基とカップリング剤との
反応生成物を含む高分子量ポリマーとなるカップリング
化ポリフェニレンエーテルである。カップリング剤の実
例としては、低分子量ポリカーボネート、キノン、ヘテ
ロ環式化合物及びホルマールである。
ポリフェニレンエーテルは、一般に、ゲル透過クロマ
トグラフィーにより測定して、およそ3,000乃至40,000
の範囲内の数平均分子量、及びおよそ20,000乃至80,000
の重量平均分子量を有する。固有粘度は、最も頻繁に
は、クロロホルム中25℃で測定して、およそ0.35乃至0.
6dl/gの範囲である。
ポリフェニレンエーテルは、典型的には、少なくとも
1種の相応するモノヒドロキシ化合物の酸化カップリン
グにより調製される。特に有用且つ容易に入手可能なモ
ノヒドロキシ芳香族化合物は、ポリ(2,6−ジメチル−
1,4−フェニレンエーテル)をもたらす2,6−キシレノー
ル(各Q1がメチル基、各Q2が水素原子である。)、及び
2,3,6−トリメチルフェノール(各Q1及びQ2の1つがメ
チル基、他のQ2が水素原子である。)である。
ポリフェニレンエーテルの酸化カップリングによる調
製に関して、多種多様な触媒系が公知である。触媒の選
択に関し特別な制限はなく、公知の触媒の何れをも使用
することができる。これらの大部分は、例えば銅、マン
ガンもしくはコバルト化合物等の重金属化合物の少なく
とも1種を、通常は種々の他の材料と組合せて含有して
いる。
第一の好適な触媒系は、銅化合物を含有する触媒系で
ある。この触媒は、例えば米国特許第3,306,874号、同
3,306,875号、同3,914,266号及び同4,028,341号各明細
書に記載されている。これらは、通常第一銅もしくは第
二銅イオン、ハライド(即ちクロリド、ブロミドもしく
はヨージド)イオン及び少なくとも1種のアミンの組合
せである。
マンガン化合物を含有する触媒系は、第二の好適な種
類を構成する。これらは、一般に2価のマンガンが、ハ
ライド、アルコキシド又はフェノキシド等のアニオンと
組み合わさったアルカリ系である。最も頻繁には、マン
ガンは、例えばジアルキルアミン、アルカノールアミ
ン、アルキレンジアン、o−ヒドロキシ芳香族アルデヒ
ド、o−ヒドロキシアゾ化合物、ω−ヒドロキシオキシ
ム(モノマー性及びポリマー性)、o−ヒドロキシアリ
ールオキシム及びβ−ジケトン等の1種もしくはこれ以
上の錯化及び/又はキレート化剤との錯体として存在す
る。同様に有用なのは、公知のコバルト含有触媒系であ
る。ポリフェニレンエーテルの調製に適したマンガン及
びコバルト−含有触媒系は、数多くの特許明細書及び刊
行物に開示されているため、当該技術分野で公知であ
る。
本発明の目的のために特に有用なポリフェニレンエー
テルは、式(II): 及び(III): の末端基の少なくとも1種を有する分子を成分とする。
式中、Q1及びQ2は、前記で定義したとおりである。各R1
は、両方のR1基中の炭素原子の合計が、6もしくはこれ
以下であるという条件で、夫々水素原子又はアルキル基
である。各R2は、夫々、水素原子又は炭素数1乃至6の
第一アルキル基である。好ましくは、各R1が水素原子、
各R2がアルキル基、特にメチル基又はn−ブチル基であ
る。
式IIのアミノアルキル置換末端基を含有するポリマー
は、酸化カップリング反応混合物中の1つの成分として
適切な第一もしくは第二モノアミンを導入し、特に銅−
又はマンガン−含有触媒が使用された場合に、調製可能
である。上記アミン、特にジアルキルアミン、好適には
ジ−n−ブチルアミン及びジメチルアミンは、最も頻繁
には、1個もしくはそれ以上Q1基上にあるα−水素原子
の1つを置換して、しばしば、ポリフェニレンエーテル
に化学的に結合されることになる。反応の主な場所は、
ポリマー鎖中の末端単位のヒドロキシル基に隣接するQ1
基である。更に加工及び/又は配合する間に、アミノア
ルキル置換末端基は、衝撃強さ及び他のブレンド成分と
の相溶性の増大を含む数多くの有利な効果を伴って、恐
らく式(IV): のキノンメチド型の中間体を含む種々の反応に加わり得
る。米国特許第4,054,553号、同4,092,294号、同4,477,
649号、同4,477,651号及び4,517,341号各明細書を参照
できる。
式IIIの4−ヒドロキシビフェニル末端基を有するポ
リマーは、典型的には式(V): の副生成物ジフェノキノンが存在する反応混合物から、
特に銅−ハライド−第二もしくは第三アミン系において
得られる。この点に関し、米国特許第4,477,649号明細
書の開示内容は、米国特許第4,234,706号及び同4,482,6
97号各明細書の開示内容と同様に、参照しうる。この類
型の混合物において、前記ジフェノキノンは、最終的
に、可成りの割合で、殆んど末端基としてポリマー中に
導入される。
前述の条件下で得られる多くのポリフェニレンエーテ
ルにおいて、典型的にはポリマーの90重量%程の可成り
の割合のポリマー分子が、式II及びIIIのうちの1つ又
はしばしば両方の末端基を含有する。しかし、その他の
末端基も存在し得ること、及び最も広い観点において本
発明はポリフェニレンエーテル末端基の分子構造に依存
しないことが理解されるべきである。
当該技術分野の熟達者であれば、前述の事項から、本
発明に使用されるポリフェニレンエーテルが、構造単位
の変形及び付随的な化学的特徴に拘らず、現在知られて
いる全てのポリフェニレンエーテルを包含することが明
らかであろう。
成分Aとしてある種の官能化ポリフェニレンエーテル
を使用することも、意図されている。適切な官能化作用
化合物は、(1)炭素−炭素二重及び三重結合及び
(2)カルボン酸基もしくはその官能性誘導体から成る
群から選ばれる少なくとも2個の官能基を含み且つ前記
カルボン酸基もしくはその官能性誘導体を少なくとも1
つ含む。「官能性誘導体」とは、塩、エステル、アミ
ド、無水物、及びイミド等の材料群を意味している。
前記官能化作用化合物における官能基の少なくとも1
個は、カルボン酸基もしくはその官能性誘導体である。
2個を超える、典型的には3個の官能基がしばしば存在
する。好適な官能化作用化合物には、無水マレイン酸、
フマル酸及びトリメリト酸無水物酸クロリド(TAAC)が
ある。
ポリフェニレンエーテルの官能化は、前記特許明細書
及び出願明細書に記述されている方法により、溶液中も
しくは溶融物中において達成され得る。官能化の方法
は、本発明の臨界的な観点ではない。
官能化作用化合物の割合は、最も簡便には成分A中に
存在する総ポリフェニレンエーテルを基準とする重量パ
ーセントにより表わされる。一般に、この基準で、約0.
01乃至5.0%、好ましくは約0.1乃至3.0%、最も好まし
くは約0.5乃至3.0%の官能化剤が使用される。
官能化作用化合物は、成分Aとして使用されるポリフ
ェニレンエーテルの全部と反応することもあり、これは
しばしば無水マレイン酸、フマル酸又は類似の化合物が
使用される場合に起る。しかし、官能化作用化合物がポ
リフェニレンエーテルの一部分のみ、典型的にはポリフ
ェニレンエーテルの約1乃至50重量%、好ましくは約10
乃至50重量%とのみ反応することも、本発明の範囲内で
ある。官能化ポリフェニレンエーテルは、次いで追加の
非官能化ポリフェニレンエーテルと配合されて成分Aを
構成する。これは、官能化剤がTAACである場合に、しば
しば便利である。
官能化ポリフェニレンエーテルの製造は、下記実施例
により説明される。これら全ての実施例において、部及
び百分率は重量に依る。これらの及びこのほかの実施例
で使用されたポリフェニレンエーテルは、約20,000の数
平均分子量及びクロロホルム中、25℃で0.48乃至0.49dl
/gの固有粘度を有するポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェ
ニレンエーテル)であった。
実施例1 ポリフェニレンエーテル100部及び無水マレイン酸1
部の混合物が、ウエルナー−フライダラー(Werner−Pf
leiderer)二軸押出機で、300回転/分、285℃で押出さ
れる。生成物は、所望された無水マレイン酸で官能化さ
れたポリフェニレンエーテルであった。
実施例2 ポリフェニレンエーテル100部、TAAC2部及びジメチル
−n−ブチルアミン5部のトルエン500部での溶液が、
撹拌下95℃で3時間加熱された。生成物が、メタノール
の添加により沈澱され、トルエン中に再溶解され、再沈
澱され、更に減圧下で乾燥された。赤外線スペクトル検
査により、所望の無水物で官能化されたポリフェニレン
エーテルであることが示された。
成分Aには、更に少なくとも1種のポリスチレンが含
有され得る。本明細書中で使用される「ポリスチレン」
という用語には、塊状、懸濁及び乳化重合を含む、当該
技術分野で公知の方法により調製されるポリマーが包含
され、式(VI): のモノマーから誘導される構造単位を少なくとも25重量
%含有する。式中、R3は、水素原子、低級アルキル基又
はハロゲン原子である。Zは、ビニル基、ハロゲン原子
又は低級アルキル基である。pは、0乃至5である。こ
れらの樹脂には、スチレン、クロロスチレン及びビニル
トルエンのホモポリマー;スチレンと、アクリロニトリ
ル、ブタジエン、α−メチルスチレン、エチルビニルベ
ンゼン、ジビニルベンゼン及び無水マレイン酸で例示さ
れる1種又はそれ以上のモノマーとのランダム共重合
体;ゴムがポリブタジエン又は約98乃至70%のスチレン
及び約2乃至30%のジエンモノマーでのゴム状共重合体
である、ブレンド及びグラフトを含めた、ゴム改質ポリ
スチレン;が包含される。これらのゴム改質ポリスチレ
ンには、耐衝撃性ポリスチレン、即ちHIPSが包含され
る。
成分Aにおけるポリスチレンの割合は、ポリフェニレ
ンエーテルとポリスチレンが全ての割合において混和し
得るため、臨界的ではない。成分Aは、もし存在するな
らば、一般におよそ5乃至50重量%のポリスチレンを含
有することになる。
本発明に関して成分Bとして使用される官能化作用化
合物は、前述のとおり、1個又はこれ以上の炭素−炭素
二重及び/又は三重結合を、1個又はこれ以上のカルボ
ン酸もしくはカルボン酸官能性誘導体基と組合せて含有
する。「官能性誘導体」とは、塩、エステル、アミド、
無水物及びイミド等の材料を意味する。適切な官能化作
用化合物には、前述の米国特許第4,315,086号明細書、
及び米国特許第4,600,741号明細書、米国特許出願第88
5,497号明細書に開示されているものの多くが包含され
る。
この種の化合物の具体例には、マレイン酸、フマル
酸、無水マレイン酸、N−フェニルマレイミド及び1,4
−フェニレン−ビス−メチレン−α,α′−ビスマレイ
ミド等のマレイミド群、マレインヒドラジド、メチルナ
ジック酸無水物、脂肪油(例えば、大豆油、きり油、あ
まに油、ごま油)及びアクリル酸、クロトン酸、メタク
リル酸及びオレイン酸等の不飽和モノカルボン酸があ
る。好適な官能化作用化合物は、無水マレイン酸及びフ
マル酸である。
本発明に従って、成分A100重量部あたり少なくとも約
0.5重量部の成分Bが使用される。もし、この量より少
ない成分Bが使用されると、衝撃強さに改良が認められ
ない。成分A100重量部あたり約5重量部を超える成分B
を使用しても格別の利点はなく、多すぎると最終樹脂組
成物の暗色化を引き起す可能性があるため、最も頻繁に
は、最多で1.5重量部使用される。
成分Cは、少なくとも1種の非官能化エラストマー性
ポリオレフィンである。その必須構造単位、エチレン;
及び例えばプロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン及び
1−オクテン等の炭素数3乃至8の1−オレフィンの少
なくとも1種、好ましくはプロピレン;から誘導され
る。エチレン及び炭素数3乃至8のオレフィンの割合
は、これらから誘導される構造単位を合わせてポリマー
の主要な割合を構成する限り臨界的ではない。
成分Cは、好ましくはEPDMポリマー、即ちエチレン、
プロピレン及び例えばエチリデンノルボルネン、1,4−
ヘキサジエンもしくはジシクロペンタジエン等の非共役
ジエンの少なくとも1種、から誘導される単位を含有す
るものである。多くのEPDMが、市場で入手可能であり、
こうした市場で入手可能なポリマーの何れの使用もが、
本発明の範囲内にある。
本発明方法の工程Iにおいて、成分A,B及びCが、お
よそ270乃至350℃の範囲の温度で緊密に配合される。従
来からの溶液及び溶融配合が使用でき、相対的な簡便性
及び有効性から溶融配合が好ましい。適切な溶融配合法
には、押出機、バンバリー・ミキサー、ローラー、ニー
ダー等の使用を含んだ溶融粘稠集合体を扱い得る全ての
方法が含まれる。
工程IIは、更に(D)少なくとも1種のポリアミドを
使用する配合工程である。適切なポリアミドは、モノア
ミノ−モノカルボン酸又はアミノ基とカルボン酸基の間
に少なくとも2個の炭素原子を有するそのラクタムの重
合;実質的に等モル割合の、アミノ基間に少なくとも2
個の炭素原子を含有するジアミンとジカルボン酸との重
合;又は、モノアミノカルボン酸もしくはその上記で定
義したラクタムと、実質的に等モル割合のジアミン及び
ジカルボン酸とを伴った重合;を含む公知の方法により
形成可能である(「実質的に等モル」割合という用語に
は、厳密な等モル割合と、得られるポリアミドの粘度を
安定化する従来の技法に使われる、前記割合からの僅か
なづれと、の両方が包含される。ジカルボン酸は、例え
ばエステル又は酸クロリド等の上記酸の官能性誘導体の
形態で使用され得る。
ポリアミドを調製するのに有用な前記モノアミノーモ
ノカルボン酸及びそのラクタムには、アミノ基とカルボ
ン酸基の間に2乃至16個の炭素原子を含有し、ラクタム
の場合には前記炭素原子が−CO−NH−基と共に環を形成
している、化合物が包含される。アミノカルボン酸及び
ラクタムの特定例として、ε−アミノカプロン酸、ブチ
ロラクタム、ピバロラクタム、ε−カプロラクタム、カ
プリルラクタム、エナントラクタム、ウンデカノラクタ
ム、ドデカノラクタム、及び3−及び4−アミノ安息香
酸を挙げることができる。
ポリアミドの調製に使用するのに適したジアミンに
は、直鎖状及び分枝鎖状のアルキル、アリール及びアル
カリールジアミンが包含される。上記ジアミンには、例
えば一般式: H2N(CH2)nNH2 で表わされるものが含まれる。式中、nは2乃至16の整
数である。ジアミンの具体例には、トリメチレンジアミ
ン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミ
ン、オクタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン
(しばしば好ましい)、トリメチルヘキサメチレンジア
ミン、m−フェニレンジアミン及びm−キシリレンジア
ミンがある。
ジカルボン酸は、式: HOOC−Y−COOH で表わされ得る。式中、Yは少なくとも2個の炭素原子
を含有する2価の脂肪族もしくは芳香族基である。脂肪
族酸の具体例には、セバシン酸、オクタデカン二酸、ス
ベリン酸、グルタン酸、ピメリン酸及びアジピン酸があ
る。例えばイソフタル酸、テレフタル酸等の芳香族酸が
好適である。
ポリアミド、即ち、ナイロンの代表例には、例えばポ
リアミド−6,6/6,11,12,6/3,6/4,6/10及び6/12;テレフ
タル酸及び/又はイソフタル酸とトリメチルヘキサメチ
レンジアミンからのポリアミド;アジピン酸とm−キシ
リレンジアミンからのポリアミド;アジピン酸、アゼラ
イン酸及び2,2−ビス(p−アミノシクロヘキシル)プ
ロパンからのポリアミド;及びテレフタル酸及び4,4′
−ジアミノジシクロヘキシルメタンからのポリアミド;
が包含される。以上に記述したポリアミドもしくはその
プレポリマーの2種もしくはこれ以上の混合物及び/又
は共重合体も、夫々本発明の範囲内にある。好適なポリ
アミドは、ポリアミド−6,6/6,11及び12で、最適にはポ
リアミド−6/6である。
一般に、工程IIにおいて有用な配合法は、工程Iに関
して前記された方法の様な、溶融配合法である。最初に
成分A、B及びCを配合して押出し、最初の配合操作か
ら下流の押出機中の第2の地点で成分Dを導入すること
により、工程I及びIIを連続して行なうことも、本発明
の範囲内にある。配合に要する時間及び温度は、特に制
限されず、成分の性質及び割合に応じて決めることがで
きる。
成分Bの成分Aに対する割合は、前記に論じた。成分
群A及びDは、本質的にあらゆる割合で配合でき、最も
頻繁には成分Aが約5乃至95重量%、好ましくは約25乃
至75重量%及び残部がDの割合で配合され得る。成分C
の耐衝撃性改質剤は、成分A及びDを基準として、一般
に約1乃至100重量%、好ましくは約5乃至50重量%の
量で存在する。
本発明方法は、他の配合及び押出法を用いて製造され
る組成物よりも可成り高い衝撃強さを有するポリフェニ
レンエーテル−ポリアミド組成物を生成する。例えば、
最初に成分Aと及びBもしくはCを押出し、次いで他の
成分を加えて再び押出すことにより得られる組成物は、
実質的に低い衝撃強さを有する。
どうしてこうなるかは確実には分っていない。1つの
可能性は、工程Iにおいて成分Bが成分Aを官能化する
ように反応すると共に成分C上にグラフトすることであ
る。(無水マレイン酸でグラフト化されたEPDMの様な材
料は、勿論当該技術分野において公知である。)何れに
しても、本発明は理論には全く依存していない。
本発明の組成物は、更に当該技術分野において公知の
材料を含有し得る。これらの材料に、例えばガラス・フ
アイバー、カーボン・フアイバー、鉱物充填材等の補強
材料が包含される。更には、難燃剤、発泡剤、着色材及
び安定剤等の添加剤が包含される。
多くの状況下で、特に有用な種類の他の材料は、ポリ
フェニレンエーテル相に対し当該技術分野で認められて
いる耐衝撃性改質剤である。これらは、典型的にはビニ
ル芳香族モノマーから誘導されるポリマーである。これ
らには、モキアルケニルアレーン(通常はスチレン)ブ
ロック及び共役ジエン(例えばブタジエンもしくはイソ
プレン)ブロックを成分とし、AB及びABAブロック共重
合体として表わされるブロック共重合体である。共役ジ
エンブロックは、部分的に又は全体的に水素添加されて
いてもよい。
適切なAB型ブロック共重合体は、例えば、米国特許第
3,078,254号、同3,402,159号、同3,297,793号、同3,26
5,765号及び同3,594,452号明細書及び英国特許第1,264,
741号明細書に開示されている。ABブロック共重合体の
典型的な種類の例には、 ポリスチレン−ポリブタジエン(SBR)、 ポリスチレン、ポリイソプレン及び ポリ(α−メチルスチレン)−ポリブタジエンがあ
る。上記ABブロック共重合体は、フイリップス・ペトロ
リアム社(Phillips Petroleum)から商標ソルプレン
(SOLPRENE)の名で入手されるものを含め、数多くの販
売元から市場で入手可能である。
加えて、ABAトリブロック共重合体及びその製造及び
水素添加法(所望されるならば)が米国特許第3,149,18
2号、同3,231,635号、同3,462,162号、同3,287,333号、
同3,595,942号、同3,694、523号及び同3,842,029号各明
細書に開示されている。
トリブロック共重合体の例には、 ポリスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレン(SB
S)、 水素添加ポリスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレ
ン(SEBS)、 ポリスチレン−ポリイソプレン−ポリスチレン(SI
S)、 ポリ(α−メチルスチレン)−ポリブタジエン−ポリ
(α−メチルスチレン)、及び ポリ(α−メチルスチレン)−ポリイソプレン−ポリ
(α−メチルスチレン) が包含される。特に好適なトリブロック共重合体は、シ
エル社(Shell)から、登録商標カリフレックス(CARIF
LEX )、クレイトン・デイー(KRATON D )、及びク
レイトン・ジー(KRATON G )として市場で入手可能で
ある。
もし使用される場合、前記耐衝撃性改質剤は、成分A1
00重量部あたり、通常約5乃至50重量部の量で存在す
る。
本発明は、下記実施例によって例証される。全ての部
は、重量による。使用されたポリフェニレンエーテル
は、およそ20,000の数平均分子量及びクロロホルム中、
25℃で0.48乃至0.49dl/gの固有粘度を有するポリ(2,6
−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)であった。オ
レフィン共重合体は、エクソン・ケミカル・カンパニー
(Exxon Chemical Company)からビスタロン3708(VIST
ALON 3708)及びビスタロン7000(VISTALON 7000)とし
て入手可能なEPDMゴムおよび同様にビスタロン719(VIS
TALON 719)として入手可能なエチレン−プロピレンエ
ラストマー性ポリマーであった。ポリアミドは、市場入
手可能なポリアミド−6/6であった。
実施例3乃至9 ポリフェニレンエーテル49部、オレフィン共重合体10
部及び種々の割合の無水マレイン酸の混合物が、ロール
・ミルにより30分間回転混合され、400回転/分で、完
全に真空排気しながら、ウエルディング・エンジニアズ
(Welding Engineers)二軸押出機により288℃で押出さ
れた。押出物が、水中で急冷され、ペレット化され、乾
燥され、次いでポリアミド41部と共に同様に配合され、
押出された。この押出物が、288℃でノッチ付アイゾッ
ト試験試料に射出成型され、アイゾット衝撃強さが、AS
TM法D−256に従って測定された。
無水マレイン酸の割合及び試験結果が、2個の参照試
料との比較で、表Iに与えられている。参照試料Aにお
いては、ポリフェニレンエーテルと無水マレイン酸が最
初に押出され、オレフィン共重合体と合されて2回目の
押出がなされ、次いでポリアミドと合されて3回目の押
出がなされた。参照試料Bにおいては、ポリフェニレン
エーテルとオレフィン共重合体が最初に押出され、かく
して得られたブレンドがポリアミド及び無水マレイン酸
と共に押出された。
実施例10乃至18 実施例3乃至9の方法に従って、他の成分を含む種々
のポリフェニレンエーテル押出物が調製され、ポリアミ
ド−6/6と共に押出され、試験された。実施例12乃至18
で使用されたスチレン−ブタジエン−スチレントリブロ
ック共重合体は、表IIに同定されるクレイトン製品であ
った。
関連するパラメーター及び試験結果が表IIIに与えら
れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 77/00 LQS C08L 77/00 LQS LQV LQV (56)参考文献 特開 昭56−49753(JP,A) 特開 昭63−183954(JP,A) 特開 昭62−253652(JP,A)

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(I)270乃至350℃の範囲の温度で、
    (A)少なくとも1種のポリヘェニレンエーテル、又は
    該少なくとも1種のポリヘェニレンエーテルと少なくと
    も1種のポリスチレンとの混合物、(B)成分A100重量
    部あたり少なくとも0.5重量部の、少なくとも1個の炭
    素−炭素二重もしくは三重結合及び少なくとも1個のカ
    ルボン酸基もしくはその官能性誘導体を含有する官能化
    作用化合物及び(C)エチレン及び少なくとも1種の炭
    素数3乃至8の1−オレフィンから誘導された構造単位
    を主要な割合で含む少なくとも1種の非官能化エラスト
    マー性オレフィン共重合体を緊密に配合する工程;及び (II)270乃至350℃の範囲の温度で前記Iの工程の生成
    物を(D)少なくとも1種のポリアミドと配合する工
    程; からなる、樹脂組成物の製造法。
  2. 【請求項2】ポリフェニレンエーテルが式(I): を有する構造単位を複数個含み、前記単位の各々におい
    て、夫々、各Q1が、夫々、ハロゲン原子、第一もしくは
    第二低級アルキル基、フエニル基、ハロアルキル基、ア
    ミノアルキル基、炭化水素オキシ基、又は少なくとも2
    個の炭素原子がハロゲン原子と酸素原子とを離隔してい
    るハロ炭化水素オキシ基であり、各Q2が、夫々、水素原
    子、ハロゲン原子、第一もしくは第二低級アルキル基、
    フエニル基、ハロアルキル基、炭化水素オキシ基、又は
    Q1に関して定義したとおりのハロ炭化水素オキシ基であ
    る、特許請求の範囲第1項記載の樹脂組成物の製造法。
  3. 【請求項3】官能化作用化合物が無水マレイン酸又はフ
    マル酸である特許請求の範囲第2項記載の樹脂組成物の
    製造法。
  4. 【請求項4】成分Cがエチレンとプロピレンの共重合体
    又はエチレンとプロピレンと非共役ジエンの共重合体で
    ある特許請求の範囲第3項記載の樹脂組成物の製造法。
  5. 【請求項5】ポリアミドがポリアミド−6/6又はポリア
    ミド−6である特許請求の範囲第4項記載の樹脂組成物
    の製造法。
  6. 【請求項6】成分Aがポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェ
    ニレンエーテル)である特許請求の範囲第5項記載の樹
    脂組成物の製造法。
  7. 【請求項7】成分Bの割合が成分A100重量部あたり0.5
    乃至1.5重量部である特許請求の範囲第6項記載の樹脂
    組成物の製造法。
  8. 【請求項8】工程I及びIIが溶融配合により達成される
    特許請求の範囲第6項記載の樹脂組成物の製造法。
  9. 【請求項9】ポリアミドがポリアミド−6/6である特許
    請求の範囲第6項記載の樹脂組成物の製造法。
  10. 【請求項10】ポリアミドがポリアミド−6である特許
    請求の範囲第6項記載の樹脂組成物の製造法。
  11. 【請求項11】成分Cが、成分A及びDを基準として、
    5乃至50重量%の量で存在する特許請求の範囲第8項記
    載の樹脂組成物の製造法。
  12. 【請求項12】更に、工程Iにおいて、成分A100重量部
    あたり5乃至50重量部のスチレン−ブタジエン−スチレ
    ン・トリブロック共重合体が、ポリフェニレンエーテル
    相に対する耐衝撃性改質剤として、配合される特許請求
    の範囲第11項記載の樹脂組成物の製造法。
  13. 【請求項13】耐衝撃性改質剤のブタジエン中央ブロッ
    クが、選択的に水素添加されている特許請求の範囲第12
    項記載の樹脂組成物の製造法。
  14. 【請求項14】成分Cが、エチレン、プロピレン及び非
    共役ジエンの共重合体である特許請求の範囲第11項記載
    の樹脂組成物の製造法。
  15. 【請求項15】成分Aが、成分A及びDの25乃至75重量
    %の量で存在する特許請求の範囲第11項記載の樹脂組成
    物の製造法。
  16. 【請求項16】ポリフェニレンエーテルが、(1)炭素
    −炭素二重及び三重結合及び(2)カルボン酸基もしく
    はその官能性誘導体から成る群から選ばれる少なくとも
    2個の官能性基を含み、且つ前記カルボン酸基もしくは
    その官能性誘導体の少なくとも1つを含む化合物との反
    応により官能化されている特許請求の範囲第6項記載の
    樹脂組成物の製造法。
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