JP2558173Y2 - 自動販売機の押しボタンスイッチ取付け構造 - Google Patents

自動販売機の押しボタンスイッチ取付け構造

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JP2558173Y2
JP2558173Y2 JP4987892U JP4987892U JP2558173Y2 JP 2558173 Y2 JP2558173 Y2 JP 2558173Y2 JP 4987892 U JP4987892 U JP 4987892U JP 4987892 U JP4987892 U JP 4987892U JP 2558173 Y2 JP2558173 Y2 JP 2558173Y2
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JP
Japan
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push button
button switch
cylindrical case
ring
vending machine
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JP4987892U
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JPH064871U (ja
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太市 渡辺
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イズミ電子株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動販売機の押しボ
タンスイッチの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の自動販売機の押しボタン
スイッチの取付け状態を示す説明図である。この押しボ
タンスイッチは、自動販売機体Aの操作パネル面3に設
けられたスイッチ取付け用孔31に押しボタンスイッチ
本体1が嵌挿配備される。押しボタンスイッチ本体1
は、先端に鍔板部12aを有する円筒状ケース部12
と、この円筒状ケース部12に対し出没可能に取付けら
れた操作スイッチ部(押しボタン部)11とからなる。
円筒状ケース部12の先端外周面、つまり鍔板部12a
側にOリング14が外嵌され、このOリング14の少し
基端側に溝部15が一周形成してある。この押しボタン
スイッチ本体1は、スイッチ取付け用孔31に嵌挿する
とき、操作パネル3の内側であってスイッチ取付け用孔
31近傍に配備されるバネフック4を、円筒状ケース部
12が押し上げて通過し、鍔板部12aの内面が操作パ
ネル3の外面に接面した時、バネフック4が溝部15に
係止する。この状態において、Oリング14はスイッチ
取付け用孔31の内周面に圧接状に位置する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記、従来の押しボタ
ンスイッチ取付け構造では、自動販売機体内側のバネフ
ックによって押しボタンスイッチを取付け固定してい
る。このため、一旦、取付けされた押しボタンスイッチ
は、フックと溝部との係合を手指では外し難く、故障修
理等の際に取外しが困難である。また、押しボタンスイ
ッチを操作パネルのスイッチ取付け用孔に嵌挿する際、
Oリングが取付け孔の鋭角な角部で傷つき易い等の不利
がある。更に、操作パネルは通常、アクリル板で成形さ
れているため膨張収縮が大きく、スイッチ取付け用孔が
伸縮しやすい。従って、スイッチ取付け用孔の内周面に
圧接するOリングの液密性が低くなる虞れがある許かり
でなく、上記フックの係合による固定ではOリングを圧
接する力がなく一層液密性が劣る等の不利があった。
【0004】この考案は、以上のような課題を解消さ
せ、取付け取外しが容易であり、操作パネルの伸縮にか
かわらず充分な液密性を確保し得る自動販売機の押しボ
タンスイッチ取付け構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】この目的を達成
させるために、この考案の自動販売機の押しボタンスイ
ッチ取付け構造では、次のような構成としている。自動
販売機の押しボタンスイッチ取付け構造は、自動販売機
体の操作パネル面のスイッチ取付け用孔に、円筒状ケー
ス部を嵌挿する押しボタンスイッチ本体と、この押しボ
タンスイッチ本体の円筒状ケース部に脱着可能に嵌着す
るリング状取付け固定用部材とからなり、上記円筒状ケ
ース部の周面には爪逃がし用平坦面部を設け、弯曲面部
の適所に溝部を形成すると共に、前記リング状取付け固
定用部材は面内にスリット孔を開口し、このスリット孔
によって分離する一方のバネ板部を細幅状に設定し、且
つ面内適所に上記溝部に対し嵌脱する爪部を内方向へ突
設し、他方の回動用板部の適所に指掛り部を外方向へ突
設したことを特徴としている。
【0006】このような構成を有する自動販売機の押し
ボタンスイッチ取付け構造では、リング状取付け固定部
材の内径を、押しボタンスイッチ本体の円筒状ケース部
の外径にほぼ等しく設定してある。また、円筒状ケース
部の先端外周面、つまり鍔板部裏面には、操作パネルの
外面に接面するOリングが配備してある。取付けに際し
ては、まず押しボタンスイッチ本体を取付け用孔に嵌挿
する。これにより、鍔板内面がOリングを介して操作パ
ネル外面に当接する。ここで、操作パネルの内側からリ
ング状取付け固定部材を、円筒状ケース部に対し嵌合す
る。円筒状ケース部は、例えば左右両側面を直線状にカ
ットした平坦面に設定してある。従って、リング状取付
け固定部材は、円筒状ケースに対し容易に外嵌し得る。
リング状取付け固定部材(リング体)の突出先端が、操
作パネルの内面に接面した状態において、細幅状バネ板
部は操作パネルの内面に接面していない。つまり、爪部
は溝部に対し僅かに後退した位置(爪部の後端が溝部の
後端より僅かに後退した位置)にある。ここで、リング
状取付け固定部材を押し付けながら回動させると、バネ
板部が操作パネル側へ撓み、爪部が溝部に嵌入する。そ
して、たわんだバネ板部の先端が、操作パネルの内面に
当接する。バネ板部のたわみバネ復帰性により、押しボ
タンスイッチ本体の円筒状ケース部が内方向へ強く引っ
張られ、鍔板(操作スイッチ部)と操作パネルとの間で
Oリングが強固に圧接され、液密性を確保できる。
【0007】
【実施例】図1は、この考案に係る自動販売機の押しボ
タンスイッチ取付け構造の具体的な一実施例を示す分解
斜視図である。
【0008】自動販売機の押しボタンスイッチ取付け構
造は、自動販売機体Aの前面操作パネル3のスイッチ取
付け用孔31に、円筒状ケース部12を嵌挿する押しボ
タンスイッチ本体1と、この押しボタンスイッチ本体1
の円筒状ケース部12に脱着可能に嵌着するリング状取
付け固定用部材2とからなる。
【0009】押しボタンスイッチ本体1は、先端に鍔板
部12aを備える円筒状ケース部12と、この円筒状ケ
ース部12に対し、先端部が鍔板部12aより臨出する
ように内装され、且つバネで出没可能に取付けられたス
イッチ操作部(押しボタン部)11とから成る。この円
筒状ケース部12には、電子部品(スイッチ部と表示L
ED等)を実装した回路基板が内装してある。また、円
筒状ケース部12の開口後端部には、小径のコネクタ1
2bが突設してある。この円筒状ケース部12は、左右
両周面を直線状にカットして爪逃がし用平坦面部12c
とし、上下弯曲面部12dに一定長さの溝部13を形成
している。この溝部13は、円筒状ケース部12が操作
パネル3のスイッチ取付け用孔31に嵌挿した際、パネ
ル3の内面に対応する位置から後ろ方向へ一定幅形成し
てある。また、円筒状ケース部12の先端外周面、つま
り鍔板部12aの内面にはスイッチ取付け用孔31より
大径のOリング14が嵌着してある。
【0010】上記リング状取付け固定用部材2は、前記
円筒状ケース部12の外径とほぼ等しい内径を有するリ
ング体21で、リング体21の幅は円筒状ケース部12
に外嵌した際に、コネクタ部12が僅かに臨出する程度
に設定してある。このリング体21の左右両側面には、
面内に一定幅長さのスリット孔22を開口している。こ
のスリット孔22によって分離する一方のバネ板部23
は、側周縁を切り欠き、この切り欠き部23bによって
細幅状に設定している。また、バネ板部23の面内適所
(長さ中央部)には、上記溝部13に対し嵌脱する爪部
23aを内方向へ突設している。この爪部23aは、溝
部13幅にほぼ等しく設定してある。更に、スリット孔
22によって分離された他方の回動用板部24の適所に
は、指掛り部24aが外方向へ突設してある。
【0011】このような構成を有する自動販売機の押し
ボタンスイッチ取付け構造により、押しボタンスイッチ
を取付ける際は、図2で示すように、まず押しボタンス
イッチ本体(円筒状ケース部12)1を取付け用孔31
に嵌挿する。これにより、鍔板12a内面がOリング1
4を介して操作パネル3外面に当接する。ここで、操作
パネル3の内側からリング状取付け固定部材2を、円筒
状ケース部12に対し嵌合する。円筒状ケース部12
は、例えば左右両側面を直線状にカットした平坦面12
cに設定してある。従って、リング状取付け固定部材2
は、円筒状ケース部12に対し、突出する爪部23aが
邪魔になることなく容易に外嵌し得る。リング体21の
突出先端(細幅状バネ板部より突出している先端)21
aが、操作パネル3の内面に接面した状態において、細
幅状バネ板部23の先端は操作パネル3の内面に接面し
ていない。つまり、爪部23aは溝部13に対し僅かに
後退した位置(たわみ用切り欠き部23bにより後退し
た分)、爪部の後端が溝部の後端より僅かに後退した位
置にある。ここで、リング状取付け固定部材2を押し付
けながら回動させると、スリット孔22によりバネ板部
23が操作バネル3側へ撓み、爪部23aが溝部13に
嵌入する。そして、たわんだバネ板部23の先端が、操
作パネル3の内面に当接する。バネ板部23のたわみバ
ネ復帰性により、押しボタンスイッチ本体(円筒状ケー
ス部12)1が内方向へ強く引っ張られ、鍔板(操作ス
イッチ部11)12aと操作パネル3との間でOリング
14が強固に圧接され、液密性を確保できる。
【0012】スイッチの破損・故障等により、押しボタ
ンスイッチを取り替え、修理する場合は、単に取付け固
定用部材2を逆回動させるだけで、溝部13から爪部2
3aが脱し、撓んでいたバネ板部23が現状へ復帰する
ことで、容易に取外し得る。
【0013】
【考案の効果】この考案では、以上のように、押しボタ
ンスイッチ本体の円筒状ケース部の弯曲面部に溝部を形
成し、この円筒状ケース部に嵌着するリング状取付け固
定用部材の細幅状バネ板部に上記溝部に対し嵌脱する爪
部を突設することとしたから、円筒状ケース部に対し外
嵌するリング状取付け固定用部材を回動させるだけの簡
単な操作で、たわみ変形するバネ板部の爪部が溝部に嵌
入して取付け固定できる。従って、押しボタンスイッチ
本体の取付け取外しが容易である許かりでなく、バネ板
部のたわみ変形によるバネ復帰性で円筒状ケース部が強
く内方向へ引っ張られる分、Oリングに充分な圧接力が
作用し、操作パネルの伸縮にかかわらず充分な液密性を
確保し得る等、考案目的を達成した優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例自動販売機の押しボタンスイッチ取付け
構造を示す分解斜視図である。
【図2】実施例自動販売機の押しボタンスイッチ取付け
構造の取付け状態を示す説明図である。
【図3】従来の自動販売機の押しボタンスイッチ取付け
構造の取付け状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 押しボタンスイッチ本体 2 リング状取付け固定用部材 3 操作パネル 12 円筒状ケース部 13 溝部 22 スリット孔 23 バネ板部 23a爪部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動販売機体の操作パネル面のスイッチ
    取付け用孔に、円筒状ケース部を嵌挿する押しボタンス
    イッチ本体と、この押しボタンスイッチ本体の円筒状ケ
    ース部に脱着可能に嵌着するリング状取付け固定用部材
    とからなり、上記円筒状ケース部の周面には爪逃がし用
    平坦面部を設け、弯曲面部の適所に溝部を形成すると共
    に、前記リング状取付け固定用部材は面内にスリット孔
    を開口し、このスリット孔によって分離する一方のバネ
    板部を細幅状に設定し、且つ面内適所に上記溝部に対し
    嵌脱する爪部を内方向へ突設し、他方の回動用板部の適
    所に指掛り部を外方向へ突設したことを特徴とする自動
    販売機の押しボタンスイッチ取付け構造。
JP4987892U 1992-06-23 1992-06-23 自動販売機の押しボタンスイッチ取付け構造 Expired - Lifetime JP2558173Y2 (ja)

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JPH064871U JPH064871U (ja) 1994-01-21
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