JP2589784Y2 - ロック板付コネクタソケット - Google Patents

ロック板付コネクタソケット

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JP2589784Y2
JP2589784Y2 JP1993024015U JP2401593U JP2589784Y2 JP 2589784 Y2 JP2589784 Y2 JP 2589784Y2 JP 1993024015 U JP1993024015 U JP 1993024015U JP 2401593 U JP2401593 U JP 2401593U JP 2589784 Y2 JP2589784 Y2 JP 2589784Y2
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茂美 関口
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Hosiden Corp
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はプラグの挿入状態をロ
ックするための金属製のロック板を具備したロック板付
コネクタソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来のロック板付コネクタソケッ
トの構造を示す。図中10はコネクタソケット、11は
このコネクタソケット10を構成する絶縁ボディを示
す。この絶縁ボディ11の一つの面FRにこの面FRか
ら後方に向って切込まれた環状凹溝12が形成される。
環状凹溝12で囲まれた内側に形成される円柱部13に
雌コンタクト収納孔14が複数形成され、この雌コンタ
クト収納孔14に雌コンタクトが収納される。絶縁ボデ
ィ11の前面の両側には製品への取付孔HOLが用意さ
れる。
【0003】環状凹溝12には図5に示すプラグ20の
円筒状のメタルカバー21が挿入される。メタルカバー
21の中空部には特に図には表われていないが絶縁ベー
スが嵌着され、この絶縁ベースに雄コンタクトが植設さ
れ、この雄コンタクトがコネクタソケット10の雌コン
タクト収納孔14に挿入され雌コンタクトと雄コンタク
トとが電気的に接触し、装置間の接続が達せられる。
【0004】この接続状態を確実に維持するためのに、
従来よりロック機構が設けられている。ロック機構は図
5に示したプラグ20に設けた爪22と、コネクタソケ
ット10側に設けた土手部分17と、土手部分17の後
方に形成したロック用孔16とによって構成される。つ
まり爪22はメタルカバー21から弾性的に突出し、メ
タルカバー21を環状凹溝12に挿入することにより爪
22は環状凹溝12の外周面に当接して一旦はメタルカ
バー21内に押し込まれるが、爪22の位置が絶縁ボデ
ィ11に形成した土手部分17を通過し、ロック用孔1
6と対向する位置まで押込まれると、爪22は与えられ
ている弾性によって突出して孔16に係合し、ロック状
態となる。
【0005】プラグ20を引き抜く場合はプラグ20に
設けた押釦23を押すことにより爪22がメタルカバー
21内に引き込み、この状態でプラグ20を引き抜くこ
とができる。このロック状態において、土手部分17に
は爪22から強い力が与えられ、土手部分17が削り取
られてしまう不都合が生じる。このため従来より金属板
から成るロック板15を土手部分17の両脇に設けた溝
17A,17Bに圧入し、ロック板15を土手部分17
の背面に配置して土手部分17が削られてしまう不都合
を解消し、耐久性を向上させる構造としている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】図4に示したコネクタ
ソケット10は円柱部13の面と環状凹溝12の外側の
部分の面FR(以下この面を製品への取付面と称するこ
とにする)とは同一面になっている。このため各種の装
置に組込む場合、絶縁ボディ10の取付面FRが装置の
ケースの裏面に取付けられて実用される。従って装置の
ケースにはプラグ20の挿入孔が形成され、このプラグ
挿入孔の奥にコネクタソケット10が配置される。
【0007】プラグの脱着操作の操作性及びケースの外
観から見た場合、円柱部13の前面がケースの表面と面
一になっている方が好ましい。このためにはコネクタソ
ケット10において、円柱部13の前面が取付面FRよ
りケースの肉厚分だけ突出していなければならない。こ
のような構造のコネクタソケットの出現が望まれている
が、ロック板15が存在するために円柱部13の前面を
取付面FRより突出させることができないと云う問題点
がある。
【0008】つまり円柱部13の前面を取付面FRより
突出させるためには、その突出量に相当する量だけロッ
ク板15の位置も前方に移動させなくてはならない。ロ
ック板15の位置を前方に移動させるためには土手部分
17の厚みTを薄くしなければならない。土手部分17
の厚みTはプラグ20における爪22と絶縁カバー24
との間の間隔Lによって規制される。爪22の位置はメ
タルカバー21の可及的に前端側に配置しているから、
間隔Lをこれ以上大きくすることはできない。この結果
土手部分17の厚みTも制限され、ロック板15を前方
に移動させるには土手部分17の厚みを薄くせざるを得
ないこととなる。
【0009】通常土手部分17の厚みTはT=2mm程
度しかない。これに対し、装置のケースの肉厚が2mm
であったとすると、この肉厚に相当する量だけ円柱部1
3の前面を取付面FRより突出させるには土手部分17
の厚みTはT=0となり、土手部分17を存在させるこ
とはできないこととなる。このため土手部分17を円柱
部13の突出量と同等に前方に突出して形成することも
考えられるが、土手部分17の全体を前方に突出させる
と組込む製品のケース面にこの土手部分の全体が露出さ
れることになり、製品のデザインを損なう不都合があ
る。
【0010】この考案の目的は、組込む製品のケース面
にコネクタソケットの円柱部の前面を露出させることが
できるように、円柱部の面を取付面より突出して形成す
ることができ、然もロック板を支持する土手部分の露出
量を小さくし、製品のデザインを損なうことのないロッ
ク板付コネクタソケットを提供しようとするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この考案では絶縁ボディ
の一つの面に環状凹溝を具備し、この環状凹溝の外側の
面が製品への取付面とされ、環状凹溝で囲まれて形成さ
れた円柱部に雌コンタクト収納孔が形成され、環状凹溝
内の外周壁面に外向に向って形成されたロック用孔を具
備し、このロック用孔の前端面に金属製のロック板を配
置して構成されるロック板付コネクタソケットにおい
て、円柱部の前面を取付面より前方に突出させると共
に、ロック板の上辺側に後方に向って折曲形成した圧入
板部を設け、この圧入板部を絶縁ボディの後方から形成
した圧入溝に圧入し、圧入板部によってロック板を取付
面に近い位置に支持する構造としたものである。
【0012】この考案の構造によればロック板はこのロ
ック板から折曲形成した圧入板部が圧入溝に圧入されて
支持する構造としたから、ロック板の前方に配置する土
手部分は特に強度を必要としない。よって土手部分の形
状を小さくすることができるから、土手部分の露出量を
小さくすることができる。
【0013】
【実施例】図1及び図2にこの考案の一実施例を示す。
図4と対応する部分には同一符号を付して示す。この考
案では絶縁ボディ10の一つの面に環状凹溝12を有
し、この環状凹溝12の外側に位置する面を製品への取
付面FRとすると共に、環状凹溝12で囲まれて形成さ
れた円柱部13を前面側に突出させる。この突出量量G
(図2参照)はこのコネクタソケットが組込まれる製品
のケースの肉厚に近いかわずかに小さい程度に選定す
る。
【0014】これと共に、絶縁ボディ11の天面にこの
例では後方に延長された一対の突条18A,18Bを設
けると共に、この突条18A,18Bの間に凹溝19を
形成し、更に突条18A,18Bの互に対向する二つの
面に圧入溝18Cを形成する。一方ロック板15は凹溝
19の幅よりわずかに狭い程度の横幅とし、ロック板1
5の上側辺から後方に圧入板部15Aを折曲形成する。
この圧入板部15Aの両端を圧入溝18Cに係合させ、
後方から圧入することにより、ロック板15を取付面F
Rと同一面か、わずかに前方に突出した位置に支持させ
る。図2にロック板15の実装位置を示す。図2に示す
例ではロック板15の後面(プラグ20の爪22と係合
する面)が取付面FRと同一面となるように支持した例
を示す。従ってロック板15の前面側は取付面FRより
ロック板15の肉厚分だけ前方に突出していることとな
る。
【0015】取付面FRから前方にロック板15が突出
しているため、この例では土手部分17をロック板15
の幅よりわずかに広い程度の幅で突出形成し、ロック板
15をかくすと共に、環状凹溝12に向ってテーパ面1
7Cを形成し、このテーパ面17Cによってプラグ20
の爪22を一旦メタルカバー21内に押し込むためのカ
イドを行なわせる。
【0016】このように、この考案の構造とすることに
より、ロック板15は圧入板部15Aによって支持され
るから、土手部分17に強度を要求しなくてよい。この
結果、土手部分17はロック板15を目かくしすること
と、テーパ面17Cを形成することの作用だけで済むか
ら、形状は小さくてもよい。よって土手部分17の横幅
W(図1参照)は小さくてよい。この例では土手部分1
7の横幅Wを円柱部13の半径程度に選定したから、土
手部分17の形状を円柱部13の形状に比較して小さく
することができ、製品のケースの外観を損なうことがで
きない。
【0017】尚、図1の実施例では取付孔HOLを図4
と同様に取付面FRの両側部に設けた例を示すが、図3
に示すように天井面側に設けることもできる。
【0018】
【考案の効果】上述したように、この考案によれば雌コ
ンタクト収納孔14が形成された円柱部13を取付面F
Rより所定量Gだけ突出させると共に、土手部分17を
わずかな横幅、つまり円柱部13の半径程度の横幅Wに
抑えることができたから、製品のケースに実装した場
合、ケースの表面に露出する部分は円柱部13の全面
と、わずかな長さの土手部分だけが露出するだけである
から、製品のデザインを損なうことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す斜視図。
【図2】図1に示したA−A線上の断面図。
【図3】この考案の変形実施例を示す斜視図。
【図4】従来の技術を説明するための斜視図。
【図5】ロック機構付のプラグの構造を説明するための
斜視図。
【符号の説明】
10 コネクタソケット 11 絶縁ボディ 12 環状凹溝 13 円柱部 14 雌コンタクト収納孔 15 ロック板 15A 圧入板部 16 ロック用孔 17 土手部分 18A,18B 突条 18C 圧入溝 HOL 取付用孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ボディの一つの面に環状凹溝を具備
    し、この環状凹溝の外側に位置する絶縁ボディの面を製
    品への取付面とされ、環状凹溝で囲まれて形成された円
    柱部に雌コンタクト収納孔が形成され、環状凹溝内の外
    周壁面に外向に向って形成されたロック用孔を具備し、
    このロック用孔の前端面に金属性のロック板を配置して
    構成されるロック板付コネクタソケットにおいて、 上記円柱部の前面を上記取付面より前方に突出させると
    共に、上記ロック板の上辺側に後方に向って折曲形成し
    た圧入板部を設け、この圧入板部を上記絶縁ボディの後
    方から形成した圧入溝に圧入し、この圧入板によって上
    記ロック板の板面を上記取付面の近傍に支持する構造と
    したことを特徴とするロック板付コネクタソケット。
JP1993024015U 1993-05-10 1993-05-10 ロック板付コネクタソケット Expired - Fee Related JP2589784Y2 (ja)

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