JP2558067Y2 - 空気圧式固定具打込工具 - Google Patents

空気圧式固定具打込工具

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JP2558067Y2
JP2558067Y2 JP4622192U JP4622192U JP2558067Y2 JP 2558067 Y2 JP2558067 Y2 JP 2558067Y2 JP 4622192 U JP4622192 U JP 4622192U JP 4622192 U JP4622192 U JP 4622192U JP 2558067 Y2 JP2558067 Y2 JP 2558067Y2
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cylinder
piston
magazine
pressurized air
housing
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Inventor
憲 荒田
Original Assignee
兼松日産農林株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、空気圧式固定具打込工
具に関し、特に、加圧空気の排気部分に工夫を加えた空
気圧式固定具打込工具に関する。
【0002】
【従来の技術】釘打機等の空気圧式固定具打込工具は建
築現場等において多用されている。かかる工具は、加圧
空気が供給されるハウジングと、ハウジング内に設けら
れたシリンダと、シリンダ内を往復動するように配置さ
れたピストンと、ピストンに連結された打撃部材と、ハ
ンドルに取付けられたマガジンと、該マガジンからノー
ズに固定具を給送する手段と、トリガ手段とを備え、ト
リガ手段は、作動時ピストン背面側のシリンダ室へ加圧
空気を供給してノーズにある固定具を打撃部材が対象物
に打込むようにピストンを移動させ、非作動時シリンダ
への加圧空気の供給を阻止してピストンをシリンダ上部
に復帰させるように作用している。この工具において、
ピストンの復帰の際にピストン背面のシリンダ室内の空
気はハウジングの外側に排気される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の工具における排
気は、ピストン背面側のシリンダ室の延長方向から周囲
方向に向けられるか、あるいはハンドルの後端部から吹
き出すように構成されている。このため、吹き出す排気
によって、かんな屑等を作業者に向けて巻き上げたり、
工具中の潤滑油等を作業者に吹き付けたりして好ましく
ない。
【0004】従って、本考案の目的は、工具を持つ作業
者に向けては排気しない、空気圧式固定具打込工具を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本考案によれば、加圧空気が供給されるハウジング
と、ハウジング内に設けられたシリンダと、シリンダ内
を往復動するように配置されたピストンと、ピストンに
連結された打撃部材と、ハンドルに取付けられたマガジ
ンと、マガジンからノーズに固定具を給送する手段と、
作動時ピストン背面側のシリンダ室へ加圧空気を供給し
てノーズにある固定具を打撃部材が対象物に打込むよう
にピストンを移動させ、非作動時シリンダへの加圧空気
の供給を阻止してピストンをシリンダ上部に復帰させる
ように作用するトリガ手段とを備え、ピストンの復帰の
際にピストン背面のシリンダ室内の空気をハウジングの
外側に排気する空気圧式固定具打込工具であって、ピス
トンの背面側のシリンダの端部の周囲は蓋により密閉さ
れ、該シリンダ端部側からはシリンダの外側を通ってマ
ガジンに至る排気用の通路が形成され、復帰しつつある
ピストンの背面側のシリンダ室から排出される加圧空気
は前記通路を介してマガジン内に、またはマガジンに
設けた排気用の室内に排気されることを特徴とする空気
圧式固定具打込工具が提供される。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1において、空気圧式固定具打込工
具としての釘打機1は、加圧空気が供給されるハウジン
グ2と、ハウジング2内に設けられたシリンダ3と、シ
リンダ3内を往復動するように配置されたピストン4
と、ピストン4に連結された打撃部材としてのブレード
5と、ハンドル6に取付けられたマガジン7とを備え、
マガジン7には固定具としての釘の連設体がコイル状に
巻回して収容され、この連設体は給送部8を経由してノ
ーズ9に給送される。また、ハンドル6にはトリガ装置
10が設けられており、このトリガ装置10は、シリン
ダ上部の主バルブ(図示せず)に作用して、非作動時
(トリガを引かない状態の時)にはシリンダ3への加圧
空気の供給を阻止し、シリンダ3の上部にあるピストン
4をそのままに維持する。次に、トリガ装置10は、作
動時(トリガを引いた状態の時)において、ピストン4
の背面すなわち上面側のシリンダ室へ加圧空気を供給す
るように主バルブを制御して、ノーズ9にある固定具す
なわち釘をブレード5が木材等の対象物に打込むように
ピストン4を下方に移動させる。そして、釈放時には、
再びシリンダ3への加圧空気の供給を阻止してピストン
4をシリンダ3の上部に復帰させるように作用する。こ
のピストン4の復帰の際にピストン背面のシリンダ室内
の空気はハウジングの外側に排気されねばならない。
【0007】本考案においては、ピストン4の背面すな
わち上部の側のシリンダ3の端部の周囲は蓋12により
密閉されて排気室13を形成している。そして、図2に
示すように、このシリンダ3の端部側の排気室13から
は、シリンダ外周側のハウジング2に形成されて、シリ
ンダ3に沿って下方のノーズ9に至る排気用の通路14
が形成されている。この排気用通路14は、更に、ノー
ズ9から給送部8に沿ってマガジン7に延びる排気用の
通路15に通じている。この排気用通路15の出口は、
マガジン7の中に入っている。従って、復帰しつつある
ピストン4の背面すなわち上面側のシリンダ室から排出
される加圧空気はマガジン7内に排出され、作業者に向
けて排気されることがなくなる。
【0008】図3及び図4は排気用通路の変形例を示し
ている。すなわち、排気用通路16は、排気用通路14
からの排気を受ける点で同じであるが、その出口がマガ
ジン7の中には入っていない。この排気用通路16の出
部は、マガジン7の外側に設けられた室17に接続さ
ている。この排気用の室17は、排気用通路16より
幅広に形成され、その中に排気を通す迷路を形成するこ
とができる。また、排気用室17には、発泡材や孔の大
きい多孔性焼結材やグラスウール等の消音効果を有する
材料を用いてフィルタを設けてもよい。これらにより、
高い消音効果を得ることができる。また、フィルタの場
合には、消音効果に加えて排気中のごみ等も吸収でき
る。
【0009】
【考案の効果】本考案によれば、ピストンの背面側のシ
リンダの端部の周囲は密閉され、このシリンダ端部側か
らはシリンダの外側を通ってマガジンに延びる排気用の
通路が設けられていて、復帰中のピストンの背面側のシ
リンダ室から排出される加圧空気はこの通路を経由して
マガジン内又はマガジンに設けた排気用の室内に向けて
排気されるので、作業者に排気が向けられることがなく
なり、ほこりを巻き上げることもなくなり、また、排気
の騒音も低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気圧式固定具打込工具としての釘打機の透視
斜視図である。
【図2】本考案に係る空気圧式釘打機の排気用通路を示
す部分断面図である。
【図3】本考案に係る空気圧式釘打機の排気用通路の他
の例を示す部分図である。
【図4】図3のA方向から見たマガジンの一部を示す図
である。
【符号の説明】
1 空気圧式固定具打込工具としての釘打機 2 ハウジング 3 シリンダ 4 ピストン 5 打撃部材としてのブレード 6 ハンドル 7 マガジン 9 ノーズ 10 トリガ装置 12 蓋 13 排気室 14 排気用の通路 15 排気用の通路 16 排気用の通路 17 排気用の室

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧空気が供給されるハウジングと、ハ
    ウジング内に設けられたシリンダと、該シリンダ内を往
    復動するように配置されたピストンと、該ピストンに連
    結された打撃部材と、ハンドルに取付けられたマガジン
    と、該マガジンからノーズに固定具を給送する手段と、
    作動時ピストン背面側のシリンダ室へ加圧空気を供給し
    てノーズにある固定具を打撃部材が対象物に打込むよう
    にピストンを移動させ、非作動時シリンダへの加圧空気
    の供給を阻止してピストンをシリンダ上部に復帰させる
    ように作用するトリガ手段とを備え、ピストンの復帰の
    際にピストン背面のシリンダ室内の空気をハウジングの
    外側に排気する空気圧式固定具打込工具において、 ピストンの背面側のシリンダの端部の周囲は蓋により密
    閉され、該シリンダ端部側からはシリンダの外側を通っ
    てマガジンに至る排気用の通路が形成され、復帰しつつ
    あるピストンの背面側のシリンダ室から排出される加圧
    空気は前記通路を介してマガジンに内に排気されること
    を特徴とする空気圧式固定具打込工具。
  2. 【請求項2】 加圧空気が供給されるハウジングと、ハ
    ウジング内に設けられたシリンダと、該シリンダ内を往
    復動するように配置されたピストンと、該ピストンに連
    結された打撃部材と、ハンドルに取付けられたマガジン
    と、該マガジンからノーズに固定具を給送する手段と、
    作動時ピストン背面側のシリンダ室へ加圧空気を供給し
    てノーズにある固定具を打撃部材が対象物に打込むよう
    にピストンを移動させ、非作動時シリンダへの加圧空気
    の供給を阻止してピストンをシリンダ上部に復帰させる
    ように作用するトリガ手段とを備え、ピストンの復帰の
    際にピストン背面のシリンダ室内の空気をハウジングの
    外側に排気する空気圧式固定具打込工具において、 ピストンの背面側のシリンダの端部の周囲は蓋により密
    閉され、該シリンダ端部側からはシリンダの外側を通っ
    てマガジンに至る排気用の通路が形成され、復帰しつつ
    あるピストンの背面側のシリンダ室から排出される加圧
    空気は前記通路を介してマガジンに設けた排気用の室内
    に排気されることを特徴とする空気圧式固定具打込工
    具。
JP4622192U 1992-07-02 1992-07-02 空気圧式固定具打込工具 Expired - Lifetime JP2558067Y2 (ja)

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JPH065873U JPH065873U (ja) 1994-01-25
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