JP3289764B2 - 空気圧式釘打機における排気の排出機構 - Google Patents
空気圧式釘打機における排気の排出機構Info
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Description
の打撃機構を駆動する釘打機において、打撃機構駆動後
の排気を釘打機の後方に排出させるようにした空気圧式
釘打機における排気の排出機構に関する。
釘の打撃機構を駆動させて釘を打込むものであるが、釘
打ち込んだ後は圧縮空気は打撃機構から大気に排出され
る。従来の打撃機構は打撃シリンダ内に釘打ち込みドラ
イバを備えた打撃ピストンを上下に摺動自在に収容し、
打撃シリンダ内に圧縮空気を供給して上記打撃ピストン
を駆動させるように構成され、釘打ち込み後に打撃シリ
ンダ内の圧縮空気は打撃シリンダのシリンダキャップの
上方に設けられた排気カバーから排気されている。そし
て、排気カバーを回転させることにより排気方向を自由
に変更することができるように構成されている。
はかなり高圧であり、排気方向がどの方向であれ、シリ
ンダキャップの周辺には釘の打ち込みに関係する天井材
や壁材などが位置しているため、排気のたびに埃や塵が
吹き上げられることが問題となっている。
たびに大きくて不快な排気ノイズが発生していた。
することがなく、排気音も静かな空気圧式釘打機におけ
る排気の排出機構を提供することをその課題とする。
め、本発明に係る空気圧式釘打機における排気の排出機
構は、打撃機構を内蔵するボディと、圧縮空気供給源に
接続するグリップと、ボディの先端の釘射出用ノーズ部
に釘を供給するマガジンとを備え、上記圧縮空気供給源
から供給された圧縮空気によって上記打撃機構を駆動し
てノーズ部内の釘を打ち出す空気圧式釘打機において、
上記グリップとマガジンとの間に排気チャンバを設け、
上記打撃機構の駆動時に排出される排気を上記排気チャ
ンバから大気に排出するようにしたことを特徴とする。
を示すもので、この打ち回し機は、ボディ1の内部の打
撃シリンダ2内に打ち回し用ビット3を備えた打撃ピス
トン4を上下に摺動自在に収容し、上記打撃シリンダ2
内に圧縮空気を供給して上記打撃ピストン4を駆動さ
せ、ビット3によって上記ボディ1の先端に設けられた
ノーズ部5内の打ち込みネジ6を打撃する打ち込みネジ
の打撃機構aと、上記打撃シリンダ2に供給された圧縮
空気の一部で駆動されるエアモータ7により上記打撃ピ
ストン4の駆動により打撃された打ち込みネジ6をねじ
込むネジ回転機構bとを備えたものである。
ップ8とボディ1に形成されたエアチャンバ27を介し
て打撃シリンダ2内に供給される。
よって作動する。図2に示されるように、トリガレバー
9によりトリガバルブ10を作動させ、このトリガバル
ブ10に連動してヘッドバルブ12を開き作動させて、
エアチャンバ27内の高圧の圧縮空気を打撃シリンダ2
に瞬時に供給して打撃ピストン4を駆動するのである。
これにより、打撃機構aによって打ち出された打ち込み
ネジ6は一部を残して被打込み材13に打ち込まれ、さ
らにネジ回転機構bによってねじ込まれる。
と、図1のように、トリガバルブ10によりヘッドバル
ブ12が打撃シリンダ2をエアチャンバ27に閉じ、排
気導出口14に開くように作動するので、打撃ピストン
4の上面に対する圧力が減じ、下面に対する圧力は打ち
込み時に打撃ピストン4により圧縮されてブローバック
チャンバ15内に貯留された圧縮空気の作用により上昇
し、打撃ピストン4の上下面に対する差圧が逆転するの
で、打撃ピストン4は上死点に復帰する。
6の回転を中間歯車17を介して駆動歯車18に伝達
し、駆動歯車18の中心の非円形状の貫通孔に挿通され
たビット3を回転させるのである。ビット3は上記駆動
歯車18に対し軸方向に摺動自在で、駆動歯車18とと
もに回転するように挿通されている。エアモータ7はマ
ガジン19の上部に配置されている。また、打撃シリン
ダ2に供給された圧縮空気の一部は図示しないエア通路
を介してエアモータ7に供給されるように構成されてい
る。
てマガジン19内にコイル状に収納されている。そし
て、ネジ送りシリンダ装置20によって1本ずつノーズ
部5内に供給される。
ピストン4が上死点に復帰移動するとき、打撃シリンダ
2内に供給された圧縮空気は、ヘッドバルブ12の中央
に形成された排気導出口14から長い排気経路を経て大
気に排気される。同様に、ネジ回転機構bのエアモータ
7の作動用圧縮空気も大気に排出される。
ャップ21に設けられて上記排気導出口14に続く第1
のチャンバ22と、第1のチャンバ22からボディ1に
沿って下方に、さらにネジ回転機構bに沿って後方に形
成された排気通路23と、この排気通路23に続く第2
のチャンバ24と、第2のチャンバ24と絞り部25を
介して接続する排気チャンバ26とから構成されてい
る。第2のチャンバ24はエアモータ7の後方でマガジ
ン19の上部に配置され、また排気チャンバ26はグリ
ップ8とマガジン19との間に形成されている。排気チ
ャンバ26の後壁には排気口28が開口形成されてい
る。上記第1のチャンバ22、第2チャンバ24及び排
気チャンバ26の少なくとも1つにはフィルターを取り
付けるのが好ましい。なお、エアモータ7の作動用圧縮
空気は上記の排気通路23とは別系統の排気通路(図示
せず)を介して第2のチャンバ24に送り出されるよう
に構成されている。
からの排気は、図1に示されるように、排気導出口14
から第1のチャンバ22、排気通路23、第2チャン
バ、絞り部25及び排気チャンバ26を経て大気に排出
される。ところで、打撃シリンダ2からの高圧の圧縮空
気は排気導出口14から第1のチャンバ22に導入され
るときに膨張し、排気通路23では収縮し、しかも比較
的長い時間をかけて通過するとともに、第2のチャンバ
24に導入されるときに再膨張し、さらに絞り部25で
再収縮した後、最後に排気チャンバ26で再々膨張して
排気口28から排気される。このように、排気が膨張、
収縮を繰り返しながら長い排気経路を通過するうちに排
気圧が急減し、流速も急激に落ちる。そのため、排気圧
で埃や塵が吹き上げられることが防止されるとともに、
排気音が減音されて静かになり、作業能率が向上する。
また、排気はグリップ8とマガジン19との間の部位か
ら後方に排出されるが、この排出方向は作業上全く不都
合がない。もちろん、排気方向を可変するように構成し
てもよい。
記の排気通路23とは別系統の排気通路を介して第2の
チャンバ24に送り出された後に排気されるから、エア
モータ7からの排気も減音されて排気される。
い。排気が通過するチャンバの数を増やしてもよく、ま
た排気経路はグリップ8に沿って配設してもよい。
に限定されない。通常の空気圧式釘打機の打撃機構の排
気の排出機構にも適用することができる。
機の縦断面図
Claims (1)
- 【請求項1】 打ち込みネジの打撃機構を内蔵するボデ
ィと、圧縮空気供給源に接続するグリップと、ボディの
先端の釘射出用ノーズ部に釘を供給するマガジンと、マ
ガジンの上部に配置されたエアモータで駆動される打ち
込みネジのネジ回転機構とを備え、上記圧縮空気供給源
から供給された圧縮空気によって上記打撃機構を駆動し
てノーズ部内の釘を打ち出す空気圧式釘打機において、 上記グリップとマガジンとの間に、上記エアモータの後
部に配置されたチャンバとこのチャンバに続く絞り部を
介して接続された排気チャンバを設け、上記打撃機構と
エアモータの駆動時に排出される排気を上記チャンバと
絞り部を経て排気チャンバから大気に排出するようにし
たことを特徴とする空気圧式釘打機における排気の排出
機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32510595A JP3289764B2 (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 空気圧式釘打機における排気の排出機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32510595A JP3289764B2 (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 空気圧式釘打機における排気の排出機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09141570A JPH09141570A (ja) | 1997-06-03 |
JP3289764B2 true JP3289764B2 (ja) | 2002-06-10 |
Family
ID=18173185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32510595A Expired - Fee Related JP3289764B2 (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 空気圧式釘打機における排気の排出機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3289764B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3835078B2 (ja) * | 1999-10-12 | 2006-10-18 | マックス株式会社 | 釘打ち機の排気装置 |
JP4026313B2 (ja) * | 2000-10-31 | 2007-12-26 | 日立工機株式会社 | 空気釘打機 |
JP2007245306A (ja) * | 2006-03-16 | 2007-09-27 | Hitachi Koki Co Ltd | 打込機 |
JP5262461B2 (ja) * | 2008-09-03 | 2013-08-14 | マックス株式会社 | 空気圧式ネジ打ち機 |
TWI385057B (zh) * | 2010-09-13 | 2013-02-11 | Basso Ind Corp | High pressure nail gun with switch exhaust system |
-
1995
- 1995-11-20 JP JP32510595A patent/JP3289764B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09141570A (ja) | 1997-06-03 |
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