JP3479164B2 - フローリング材施工用固着具打込機 - Google Patents

フローリング材施工用固着具打込機

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JP3479164B2
JP3479164B2 JP16866395A JP16866395A JP3479164B2 JP 3479164 B2 JP3479164 B2 JP 3479164B2 JP 16866395 A JP16866395 A JP 16866395A JP 16866395 A JP16866395 A JP 16866395A JP 3479164 B2 JP3479164 B2 JP 3479164B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノーズの先端から固着
具を打出してフローリング材を床面に施工するためのフ
ローリング材施工用固着具打込機に関する。
【0002】
【従来の技術】フローリング材を床面に施工する場合、
施工済みのフローリング材に、施工すべきフローリング
材を隣接配置してハンマー等によって緊密に寄せてか
ら、釘等の固着具を打込まねばならない。このフローリ
ング材の施工において、施工済みのフローリング材への
寄せが不十分であると、床鳴りが発生したり、隙間がで
きたりするので好ましくない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在、フローリング材
を床面に施工する場合、施工済みのフローリング材に施
工すべきフローリング材を寄せるのは、作業者の手作業
によって行われている。このため、熟練作業者による施
工作業とそうでない施工作業とにはその仕上がりや作業
時間において大きな差があった。
【0004】従って、本発明の目的は、フローリング材
施工用固着具打込機に、フローリング材を寄せる機能を
持たせて、熟練を必要とせずに、短時間に良好な仕上が
りのフローリング材施工作業を行うことのできるフロー
リング材施工用固着具打込機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明によれば、ノーズの先端から固着具を打出し
てフローリング材を床面に施工するためのフローリング
材施工用固着具打込機であって、フローリング材への固
着具の打込みに際し、フローリング材を叩いて該フロー
リング材を所定の方向に寄せつける手段が、前記ノーズ
の先端に設けられていることを特徴とするフローリング
材施工用固着具打込機が提供される。かかる固着具打込
機によって、フローリング材への固着具の打込み作業の
ときに、施工されるフローリング材が、施工済みのフロ
ーリング材に自動的に寄せられ、ハンマー等による寄せ
作業を必要とせずに、極めて良好な仕上がりのフローリ
ング材施工作業が短時間で行える。
【0006】本発明の固着具打込機において、フローリ
ング材を叩いて寄せつける手段を、ノーズ先端に設けら
れ、フローリング材に接する位置に設けられた打撃部材
と、該打撃部材をノーズの軸方向に振動させる手段とか
ら構成し、フローリング材を振動によって寄せることが
できる。また、フローリング材を叩いて寄せつける手段
を、ノーズ先端にフローリング材に接する位置に設けら
れた打撃部材と、メインピストンが打込位置に下降する
ときリターンエアチャンバからの加圧空気を受けて該加
圧空気によって打撃部材をノーズ先端方向に急激に移動
させる手段とから構成して、打込みのときに、フローリ
ング材を寄せたり、寄せた後の寄せを更に増すこと(い
わゆる「増す締め」)ができる。更に、フローリング材
を叩いて寄せつける手段を、メインピストンに取付けら
れた打込部材が固着具を打込むためにノーズ先端に延び
出るとき打込部材に駆動されてフローリング材を施工済
みの他のフローリング材に寄せるように、ノーズ先端に
枢動可能に取付けられた打撃部材で構成して、フローリ
ング材を寄せたり、増す締めすることができ、この外
に、フローリング材を叩いて寄せつける手段を、固着具
打込み方向にスライド可能に設けたノーズ先端に当接可
能な突部を有する打込部材で構成し、この打込部材によ
って、固着具の打込み時にノーズ先端を打撃してフロー
リング材を寄せたり、増す締めしたりできる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明に係るフロ
ーリング材施工用固着具打込機の実施例を説明する。図
1〜図13に、本発明の第1実施例に係るフローリング
材施工用固着具打込機1が示されている。図1におい
て、本発明に係るフローリング材施工用固着具打込機1
は、ノーズ2の先端から固着具としての釘を打出し、フ
ローリング材3を床面5に施工する。施工済みのフロー
リング材3には、固着具打込機1から釘6が床面5に打
込まれて固定される。この打込み姿勢は図示のように、
ノーズ2を斜めに傾けてフローリング材3に当接させ
て、釘をフローリング材3に対して斜め打ちする。この
ように、ノーズ2は水平なフローリング材3に対して傾
斜しているが、図示の便宜上、図2以降では、ノーズ軸
を垂直にした状態で示す。固着具打込機1は、、釘の連
結体7を収容してノーズ2に釘を供給するマガジン9
と、ノーズ2にある釘を打込む打込部材を有するメイン
ピストン及びメインシリンダを収容した本体部10と、
ハンドル11とから構成され、ハンドル11の端部には
ホースの連結部13が設けられ、コンプレッサ(図示せ
ず)から加圧空気が送られてハンドル11の内側のリザ
ーバに加圧空気が供給される。本発明の固着具打込機1
には、通常の固着具としての釘の打込みの外に、フロー
リング材3への釘の打込みに際し、フローリング材を叩
いてフローリング材を所定の方向に寄せつける機構がノ
ーズ2の先端に設けられている。フローリング材を所定
の方向に寄せつける機構の説明の前に、図2〜図5を参
照して、本発明に係る固着具打込機1の釘の打込み機構
及び動作を説明する。
【0008】図2は、固着具打込機1をノーズ2を中心
として拡大し、本体部10の全体、マガジン9の一部、
ハンドル11の一部を示しており、固着具打込機1は、
釘の打込み前の静止状態にある。図3は、図2の固着具
打込機1の左側面図であり、ノーズ2の外観の詳細を示
している。図4は、釘の打込み前であるが、フローリン
グ材を所定の方向に寄せつける機構が作動した状態の図
であり、図5は、釘の打込み状態の図である。先ず、本
体部10には、メインシリンダ14と、メインシリンダ
内を往復動するように配置され、ノーズ2にある釘を打
込む打込部材としてのブレード15が連結されたメイン
ピストン17とが設けられている。メインシリンダ14
の下部外周と本体部10の内壁との間には、メインピス
トン復帰用の加圧空気を溜めるリターンエアチャンバ1
8が形成され、メインシリンダ14の下部穴19を介し
てメインシリンダに連通している。メインシリンダ14
の上部には、メインバルブ21(図4及び図5参照)が
設けられており、メインシリンダ14への加圧空気の供
給及びその停止を制御している。この制御のため、メイ
ンバルブ21は、メインシリンダ14への加圧空気の供
給を阻止する下方の静止位置(図4の位置)と、ハンド
ル11及び本体部10の内部空洞であるリザーバ22の
加圧空気をメインシリンダ14にその上方から供給する
上方の打込位置(図5の位置)とを移動する。
【0009】このメインバルブ21の移動のために、ト
リガ装置23がハンドル11の根元部分に設けられてい
る。トリガ装置23からは制御空気通路25がメインバ
ルブ21の制御空気室26に延びている。トリガ装置2
3を通して制御空気室26に加圧空気が供給されると、
メインバルブ21は下方の静止位置に保持され、制御空
気室26の加圧空気が制御空気通路25及びトリガ装置
23を通して大気に排出されると、メインバルブ21は
上方の打込位置に移動する。このように、メインバルブ
21は、トリガ装置23によって制御される。
【0010】図5に図示のように、トリガ装置23は、
バルブハウジング28とバルブピン29とバルブピン2
9を押上げるトリガレバー30とを備えている。そし
て、トリガレバー30の先端にはトリップレバー32が
枢支され、このトリップレバー32の先端がトリガレバ
ー30の根元側に延び出ている。公知の固着具打込機と
同様に、固着具打込機1には安全装置が設けられてい
る。すなわち、ノーズ2がフローリング材に押し付けら
れていない場合には、ノーズ2からトリガ装置23に延
びる安全装置のロッド33がトリップレバー32の先端
を作用位置まで押上げないため、トリガレバー30を引
いてもバルブピン29を押上げない。ノーズ2がフロー
リング材に押し付けられると、ロッド33が押上げられ
て、先端がトリップレバー32の先端を作用位置まで押
上げる。これにより、トリガレバー30の引き操作によ
ってバルブピン29を押上げることができる。
【0011】固着具打込機1の固着具の打込み動作につ
いて、図4及び図5を参照して説明する。図4は釘の打
込み前すなわち静止状態を、また、図5は打込状態を示
している。図4の静止位置において、リザーバ22の加
圧空気が、トリガ装置23のバルブハウジング28を通
して制御空気通路25に送られ、制御空気通路25から
制御空気室26に加圧空気が供給されてメインバルブ2
1を下方に押下げて、メインシリンダ14への加圧空気
の供給を阻止している。このため、メインピストン17
は静止位置に保持されたままになる。次に、図5に示す
ように、ノーズ2の先端がフローリング材3に押付けら
れて安全装置のロッド33がトリップレバー32の先端
を作用位置まで押上げた状態で、トリガレバー30を引
くとトリップレバー32によってバルブピン29が上部
の打込位置にまで押上げられ、バルブハウジング28へ
の加圧空気の供給が停止される。同時に、制御空気室2
6の空気が制御空気通路25及びバルブハウジング28
の下方部分を通して大気へ排気される。制御空気室26
の空気圧が大気圧に下がると、メインバルブ21の押下
げ力が低下し、他方、メインバルブ21の下部フランジ
にはリザーバ22の加圧空気の空気圧が加わっているの
で、メインバルブ21が上方の打込位置に移動させられ
る。
【0012】メインバルブ21の上方への移動によっ
て、リザーバ22の加圧空気がメインシリンダ14へ急
速に供給され、メインピストン17が下方に急激に押下
げられる。メインピストン17に取付けられたブレード
15が下方のノーズ側に急激に移動させられてノーズ2
にある釘がフローリング材3に打込まれる。このとき、
メインピストン17の下面側の空気が、メインシリンダ
14の下部穴19を通してリターンエアチャンバ18に
溜められる。また、中間穴34を通してリザーバ22の
加圧空気もリターンエアチャンバ18に供給される。そ
して、トリガレバー30をはなすとバルブピン29が下
がり、再び、リザーバ22の加圧空気がトリガ装置23
及び制御空気通路25を通して制御空気室26に供給さ
れる。これにより、メインバルブ21の上面に加圧空気
が加わってメインバルブ21が押下げられ、メインシリ
ンダ14の上端をシールし、リザーバ22からの加圧空
気の供給を停止する。他方、リターンエアチャンバ18
の加圧空気が、メインシリンダ14の下部穴19を通し
てメインピストン17の下面側に供給されるので、メイ
ンピストン17は上昇して図4の静止位置に復帰させら
れる。なお、マガジン9には、釘連結体7の先端の釘を
ノーズ2の釘の打込通路36に押込むように押すプッシ
ャー37が設けられており、メインピストン17に取付
けられたブレード15の打込運動によって釘が打込まれ
ると、次の釘がノーズ2の打込通路36に供給され、以
上の動作の繰り返しによって、1本づつ釘がフローリン
グ材3に打込まれる。以上によって、固着具打込機1の
釘の打込機構の説明を終える。
【0013】本発明においては、フローリング材3への
釘の打込みに際し、施工しようとするフローリング材3
を叩いて施工済みのフローリング材3の方向に寄せつけ
る機構がノーズ2の先端に設けられている。以下、かか
るフローリング材の寄せ機構について図2〜図5の外
に、図6〜図13も参照して説明する。図3及び図6〜
図8には、ノーズ2の詳細が示されている。ノーズ2
は、打込機1の本体部10に連結され、マガジン9が連
結されたノーズ本体38と、このノーズ本体38にマガ
ジン9と反対の側にノーズ軸方向にスライド可能に取付
けられたフロントノーズ40とから構成されている。フ
ロントノーズ40は、ノーズ先端がフローリング材に押
付けられていないときにはトリガ装置23のトリガレバ
ー30の引き動作を無効にする安全装置の一部を成して
おり、フロントノーズ40の上部がアーム41にねじ4
2によって連結され、更に、アーム41はトリガ装置2
3に延びるロッド33に連結されている。従って、ノー
ズ先端がフローリング材に押付けられて、フロントノー
ズ40が上方に移動すると、ロッド33がトリップレバ
ー32を作用位置に押上げ、トリガレバー30の引き動
作を有効にする。フロントノーズ40には、本発明に係
るフローリング材の寄せ機構が設けられている。
【0014】本発明に係るフローリング材の寄せ機構
は、フロントノーズ40によって支持され、内部にノー
ズ軸方向に延びる空洞44が形成された筒状体すなわち
シリンダ部材45と、このシリンダ部材45の空洞44
の中に移動可能に収容された振動部材46と、シリンダ
部材45の下端側に取付けられて、フローリング材3の
打込み部分の形状に合わせて形成されたフローリング材
用アタッチメント48とから構成される。アタッチメン
ト48は、シリンダ部材45の下端にピン49によって
連結されている。ピン49の通る穴50は長穴に形成さ
れて、アタッチメント48をフローリング材3に当接し
たとき、アタッチメント48の上方延長部52がシリン
ダ部材45にある振動部材46を押上げるのを可能に
し、また、押上げられたアタッチメント48は、下降し
た振動部材46の当接によって下方に押下げられて、フ
ローリング材を叩くのを可能にしている。従って、アタ
ッチメント48はフローリング材の打撃部材として機能
するので、打撃部材と称することがある。なお、シリン
ダ部材45は、角筒または円筒形状の部材で形成されて
おり、その全体が、フロントノーズ40に抱持されるよ
うに支持され、フロントノーズ40の下端の取付金具5
3及びねじ54を用いて、フロントノーズ40にしっか
りと固定されている。
【0015】シリンダ部材45の内部構造について更に
説明する。シリンダ部材45には、ノーズ軸方向に延び
る空洞44が形成され、この空洞44には、ノーズ軸方
向に移動可能に振動部材46が収容されている。空洞4
4の上部には、加圧空気供給部57が設けられ、この加
圧空気供給部57にはトリガ装置23から延びるパイプ
56(図2及び図3参照)が連結されていて、リザーバ
22の加圧空気がトリガ装置23を通して空洞44に供
給される。かかるパイプ56の大部分は、図示の便宜
上、図2、図4及び図5において一点鎖線によって示さ
れている。図6〜図8を参照すると、空洞44におい
て、加圧空気供給部57と振動部材46との間に、シリ
ンダ部材45の空洞44に送られた加圧空気を振動部材
46の下端側と上端側とに交互に供給するように作動す
る切換弁58が設けられている。この切換弁58は、加
圧空気供給部57から加圧空気を受ける弁室60の中に
上下動可能に配置される。
【0016】弁室60の上方には、第1エア通路61が
形成され、弁室60の下方には、第2エア通路62が形
成されている。切換弁58は、弁室60の下方に位置す
るとき第2エア通路62を遮断し、弁室60の上方に位
置するとき第1エア通路61を遮断する。上方に向かう
第1エア通路61は、シリンダ部材45の頂部から側壁
を通って空洞44の下端付近に通じる第3エア通路64
に連結して、第1エア通路61の加圧空気を空洞44の
下端付近に導く。第2エア通路62は、空洞44の頂部
に通じており、加圧空気を振動部材46の上端側に導
く。なお、第3エア通路64の空洞44への出口の位置
は、振動部材46が図6に図示のように最下位置にある
とき出口部分が振動部材46に塞がれる位置であって且
つ図7に図示のようにアタッチメント48の延長部52
によって押上げられた振動部材46によっては塞がれな
い位置である。従って、第1エア通路61を通った加圧
空気は、押上げられた振動部材46の下端側に供給され
る。更に、シリンダ部材45には、振動部材46が加圧
空気によって図8に図示のように最上方位置に押上げら
れた状態のときに、空洞44の加圧空気を大気に排出す
る排気穴65が形成されている。また、この排気穴65
の位置は、振動部材46が最下位置にあるとき及び図7
の少し押上げられた位置にあるときに、振動部材上方の
空洞44の空気を排気できる位置にある。
【0017】図6の非作動状態において加圧空気供給部
57に加圧空気が供給された場合、加圧空気は、弁室6
0に入り、切換弁58を下方に押付けて第2エア通路6
2を遮断し、第1エア通路61に加圧空気を供給する。
第1エア通路61の加圧空気は第3エア通路64を通し
て空洞44に出ようとするが、振動部材46によって遮
断されているために、加圧空気は第3エア通路64に密
閉される。
【0018】次に、アタッチメント48をフローリング
材に押付けて、図7に示すように、延長部52によって
振動部材46を押上げると、第3エア通路64から加圧
空気が空洞44に入る。加圧空気は、振動部材46の下
端側に供給されて、振動部材46を上方に急速に押上げ
る。この押上げによって、振動部材46の上方側の空気
が第2エア通路62を通って切換弁58を押上げる。図
8のように、振動部材46が最上位置に押上げられる
と、切換弁58が第1エア通路61を遮断し、第3エア
通路64への加圧空気の供給を停止する。他方、振動部
材46が最上位置にあるので空洞44の加圧空気は排気
穴65を通って排気される。更に、切換弁58が第1エ
ア通路61を遮断する位置にあって、第2エア通路62
を開放しているので、加圧空気供給部57の加圧空気は
第2エア通路62を通して、振動部材46の上端側に供
給される。振動部材46の下端側の空洞内の加圧空気は
既に排気されているので、第2エア通路62から供給さ
れた加圧空気によって、振動部材46は急激に下方に移
動して、アタッチメント48の延長部52に強く衝突す
る。この衝突によってアタッチメント48がフローリン
グ材3を叩いて、図7の矢印66の方向にフローリング
材3を寄せる。
【0019】振動部材46が最下方位置近くに移動する
と、振動部材上方の空洞44の加圧空気は排気穴65を
通して排気され、第2エア通路62の空気圧を下げる。
これにともない、第2エア通路62の加圧空気によって
押上げられていた切換弁58が自重によって下がる。切
換弁58が下がると、第2エア通路62が切換弁58に
よって遮断され、同時に、第1エア通路61が開放し
て、再び、第1エア通路61に加圧空気が送られる。他
方、アタッチメント48はフローリング材3に押付けら
れているので、振動部材46の下端側に加圧空気が供給
されて、再び、振動部材46を上方に急速に移動させ
る。このようにして、アタッチメント48を押付けた状
態に維持すると、切換弁58によって振動部材46の下
端側と上端側とに交互に加圧空気が供給され、振動部材
46が上下に繰り返して移動して、アタッチメント48
を振動させて、フローリング材3を連続的に叩いて、寄
せることができる。
【0020】シリンダ部材45への加圧空気はリザーバ
22から適当な開閉弁を介して供給することができる。
しかし、トリガ装置23の作動用レバーに連動して加圧
空気を供給できれば、作業者の取扱いが便利になる。本
発明の実施例においては、リザーバ22の加圧空気は、
一旦、トリガ装置23を通した後、パイプ56を通して
シリンダ部材45の加圧空気供給部57に供給されてい
る。この加圧空気の供給を制御するトリガ装置23につ
いて、図9〜図13を参照して説明する。
【0021】トリガ装置23は、既述のように、バルブ
ハウジング28と、バルブピン29と、バルブピン29
を押上げるトリガレバー30と、トリップレバー32と
を備え、安全装置のロッド33がトリップレバー32の
自由端部を作用位置に押上げるとトリガレバー30の動
作が有効にされる。トリガ装置23には、トリガレバー
30とは別に、リザーバ22の加圧空気をノーズ2のシ
リンダ部材45に供給するように作動する加圧空気供給
レバー68が、トリガレバー30の枢支ピン69によっ
て取付けられている。この加圧空気供給レバー68は、
トリガレバー30よりバルブピン29に近い側に設けら
れ、トリガレバー30を引き上げることなく、加圧空気
供給レバー68だけを引けるようにしてある。加圧空気
供給レバー68は、その引上げ操作によって、バルブピ
ン29を全ストロークの半分だけ移動させる。加圧空気
供給レバー68を引いて半ストロークだけバルブピン2
9を引き上げた状態が図12に示されている。このよう
に、加圧空気供給レバー68だけを引いたとき、バルブ
ピン29が半ストロークだけ確実に引き上げられるよう
に、加圧空気供給レバー68には中間長さ位置に中間金
具70がピン72によって取付けられている。中間金具
70には長穴73が形成されて、この長穴73をピン7
2が貫通しており、加圧空気供給レバー68を引くとバ
ルブピン29が半ストローク以上に移動しないようにな
っている。なお、加圧空気供給レバー68を引くとバル
ブピン29が半ストロークだけ移動するのであれば、か
かる金具は不要になる。
【0022】バルブハウジング28の上端には、リザー
バ22の加圧空気をバルブハウジング28に供給する開
口75が形成されている。バルブピン29には、上端か
ら中間高さ位置に延びる逆T字形のエア通路74が形成
されている。バルブピン29が静止位置(図9参照)に
あるとき、エア通路74の下端側の出口は、バルブハウ
ジング28の、制御空気通路25に通じるエア通路76
に通じており、リザーバ22の加圧空気を制御空気通路
25に送っている。バルブハウジング28のエア通路7
6の上方には、ノーズ2のシリンダ部材45の加圧空気
供給部57に連結されるパイプ56に接続される振動用
加圧空気出力室77が形成されている。この振動用加圧
空気出力室77に、図2及び図4に図示のように、カッ
プラ78が連結されて、このカップラ78にパイプ56
が連結される。これによって、図12に図示のように、
加圧空気供給レバー68を引いてバルブピン29を半ス
トロークだけ引き上げると、リザーバ22の加圧空気が
バルブハウジング28の開口75を通ってバルブピン2
9の上端に至り、バルブピン29とバルブハウジング2
8との隙間を通って振動用加圧空気出力室77に送られ
る。振動用加圧空気出力室77からは、カップラ78及
びパイプ56を通ってシリンダ部材45の加圧空気供給
部57に送られる。この加圧空気によって、既述の通
り、シリンダ部材45の振動部材46が上下動を繰り返
してフローリング材に接する位置に設けられた打撃部材
すなわちアタッチメント48が施工しようとするフロー
リング材を施工済みのフローリング材に叩き寄せる。
【0023】なお、図13に示すように、トリガレバー
30を引き上げて、バルブピン29を全部引き上げる
と、振動用加圧空気出力室77への加圧空気の供給が停
止されて、アタッチメント48の打撃運動を停止する。
また、制御空気通路25に通じる、バルブハウジング2
8のエア通路76は、バルブハウジング28の排気穴8
0に連結され、制御空気通路25から加圧空気が大気に
排出され、図5及びこの図に関連した先の説明に明らか
なように、メインピストン17を急激に下降させて、ブ
レード15によってノーズ2にある釘をフローリング材
3に打込む。
【0024】動作において、図2に図示のように、ノー
ズ2のアタッチメント48をフローリング材3の釘の打
込部分に押付ける。これによって、アタッチメント48
の延長部52が振動部材46を図7の位置に押上げ、ま
た、アタッチメント48がフロントノーズ40を押上げ
てロッド33にトリップレバー32の先端を作用位置ま
で押上げさせる。次に、図4及び図12に図示のよう
に、加圧空気供給レバー68を引くと加圧空気がシリン
ダ部材45の加圧空気供給部57に供給される。図7及
び図8に示すように、加圧空気が、振動部材46の下端
側に供給されて、振動部材46を上方に押上げて切換弁
58を押上げ、加圧空気を振動部材46の上端側に供給
する。振動部材46は急激に下方に移動して、アタッチ
メント48の延長部52に強く衝突し、アタッチメント
48がフローリング材3を叩いて、図7の矢印66の方
向にフローリング材3を寄せる。加圧空気供給レバー6
8を引いて、加圧空気をシリンダ部材45に供給してい
る限り、切換弁58によって振動部材46の下端側と上
端側とに交互に加圧空気が供給され、振動部材46が上
下に繰り返して移動して、アタッチメント48を振動さ
せて、フローリング材3を連続的に叩いて寄せる。
【0025】この寄せの後、トリガレバー30を引く
と、バルブピン29が上部の打込位置にまで押上げられ
るので、アタッチメント48の振動が停止する。同時
に、図5及び図13に示すように、制御空気室26の加
圧空気が制御空気通路25及びバルブ装置23を通して
排気されるので、メインバルブ21が上方の打込位置に
移動させられ、リザーバ22の加圧空気がメインシリン
ダ14へ供給され、メインピストン17が下方に急激に
押下げられる。メインピストン17に取付けられたブレ
ード15が下方のノーズ側に急激に移動させられてノー
ズ2にある釘がフローリング材3に打込まれる。トリガ
レバー30をはなすと、トリガレバー30及び加圧空気
供給レバー68は図2の位置に復帰し、メインバルブ2
1が押下げられてリザーバ22からの加圧空気の供給を
停止し、リターンエアチャンバ18の加圧空気がメイン
ピストン17の下面側に供給されてメインピストン17
を静止位置に復帰させる。
【0026】このように、固着具打込機1は、フローリ
ング材3への釘の打込み作業のときに、アタッチメント
48をフローリング材3へ押付け、加圧空気供給レバー
68を引くだけで、施工されるフローリング材が繰り返
し打撃されて、ハンマー等による寄せ作業を必要とせず
に、施工済みのフローリング材に自動的に寄せられ、こ
の寄せの作業の後に、トリガレバー30を引くと、極め
て良好な仕上がりのフローリング材施工作業が短時間で
行える。
【0027】図14〜図16には、本発明の第2実施例
に係るフローリング材施工用固着具打込機82が示され
ている。フローリング材施工用固着具打込機82の固着
具打込機構の構成は、第1実施例の固着具打込機1とほ
ぼ同じであるので、同じ部分には同じ符号を付すことに
よって説明を省略する。固着具打込機82において、本
体部10と、メインシリンダ14と、メインシリンダ内
に往復動するように配置されたメインピストン17と、
本体部10内のリザーバ22の加圧空気をメインシリン
ダ14へ供給するのを制御するメインバルブ(図示せ
ず)とを備え、メインシリンダ14の下部と本体部10
との間にはメインピストン17が打込位置に下降すると
きメインピストン下面側の空気及びリザーバ22の加圧
空気を溜めるリターンエアチャンバ18が形成されてい
る。そして、固着具打込機82にも、フローリング材3
への釘の打込みに際し、フローリング材を叩いてフロー
リング材を所定の方向に寄せつける機構がノーズ2の先
端に設けられている。
【0028】ノーズ2は、ノーズ本体38と、このノー
ズ本体38にノーズ軸方向にスライド可能に取付けられ
たフロントノーズ83とから構成されている。フロント
ノーズ83も安全装置のアーム84に連結され、トリガ
装置23に延びるロッド33に連結されている。フロー
リング材の寄せ機構は、フロントノーズ83の下部に形
成されたシリンダ86と、シリンダ86の中に収容され
たピストン87と、ピストン87を上方に押上げるよう
に付勢するコイルばね88とを有し、ピストン87のピ
ストンロッド90の先端には、フローリング材用アタッ
チメント91が連結されている。シリンダ86の上端に
は、加圧空気供給部93が形成され、この加圧空気供給
部93にはリターンエアチャンバ18の加圧空気が供給
され、ピストン87を下降させる。このため、加圧空気
供給部93にはカップラ92が取付けられ、このカップ
ラ92からパイプ94が延びている。図14の一点鎖線
で示すように、パイプ94は、リターンエアチャンバ1
8から本体部10の下方に延びるエア通路95に連結さ
れた別のカップラ96に連結されており、リターンエア
チャンバ18の加圧空気を、シリンダ86の上端の加圧
空気供給部93に供給している。
【0029】動作において、図16のように、アタッチ
メント91をフローリング材3に押付けてトリガレバー
30を引くと、メインピストン17が急激に下方に移動
し、ブレード15がノーズ2の打込通路にある釘をフロ
ーリング材3に打込む。この打込みのとき、リターンエ
アチャンバ18には加圧空気が供給され、この加圧空気
が、エア通路95及びパイプ94を通してシリンダ86
の上端の加圧空気供給部93に供給される。加圧空気の
供給により、シリンダ86にあるピストン87が、コイ
ルばね88の付勢力に打ち勝って下方に移動し、ピスト
ンロッド90の先端に連結されたアタッチメント91を
下方に移動させ、フローリング材3を叩く。すなわち、
釘の打込みと同時に、フローリング材3はアタッチメン
ト91によって打撃され、矢印98の方向に寄せられ
る。トリガレバー30をはなすと、リターンエアチャン
バ18の加圧空気によって、メインピストン17及びブ
レード15が上方に復帰し、リターンエアチャンバ18
の空気圧の低下によって、ピストン87はコイルばね8
8の付勢力が作用して上方に復帰し、次の打込みに備え
る。
【0030】このように、固着具打込機82は、フロー
リング材3への釘の打込み作業と同時に、施工されるフ
ローリング材が施工済みのフローリング材に自動的に寄
せられる。施工されるフローリング材は打込み時に施工
済みのフローリング材に自動的に寄せられるので、寄せ
を更に増すいわゆる「増す締め」もできる。
【0031】図17〜図20には、本発明の第3実施例
に係るフローリング材施工用固着具打込機99が示され
ている。このフローリング材施工用固着具打込機99の
固着具打込機構の構成は、第1実施例の固着具打込機1
とほぼ同じであるので、同じ部分には同じ符号を付すこ
とによって説明を省略する。固着具打込機99におい
て、メインシリンダ14内に往復動するように配置され
たメインピストン17には、ノーズ2の打込通路36に
ある釘を打込む打込部材すなわちブレード15が取付け
られている。そして、固着具打込機99にも、フローリ
ング材3への釘の打込みに際し、フローリング材を叩い
てフローリング材を所定の方向に寄せつける機構がノー
ズ2の先端に設けられている。
【0032】ノーズ2のノーズ本体38にノーズ軸方向
にスライド可能に取付けられたフロントノーズ100に
は、フローリング材用アタッチメント102が固定され
ている。フローリング材の寄せ機構となる、フローリン
グ材打撃部材103が、アタッチメント102に対向す
る位置に、ノーズ本体38に、ピン104によって枢動
可能に取付けられている。更に詳しくは、フローリング
材打撃部材103は、その先端が、アタッチメント10
2の先端と協働してフローリング材3の打込み部分の形
状に合う形状をなすように形成されている。打撃部材1
03の上部は、ノーズ本体38に水平のピン104によ
って枢動可能に取付けられ、ピン104の両端部には、
打撃部材の先端が常時アタッチメント102の先端に当
接するように付勢するねじりばね106がそれぞれ設け
られている。そして、ねじりばね106の付勢によっ
て、フローリング材打撃部材103の先端部は、ノーズ
2の打込通路36すなわちブレード15の通路にまで入
り込んでいる。
【0033】動作において、図19のように、アタッチ
メント102及び打撃部材103をフローリング材3に
押付けてトリガレバー30を引くと、メインピストン1
7が急激に下方に移動し、ブレード15がノーズ2の打
込通路にある釘をフローリング材3に打込む。この打込
みのとき、ブレード15は、打込通路にある打撃部材1
03の先端を強く打撃して、ねじりばね106の付勢力
に打ち勝って、打撃部材先端を打込通路外に押出す。こ
の押出しによって、打撃部材103がフローリング材3
を叩く。すなわち、釘の打込みと同時に、フローリング
材3は打撃部材103によって打撃されて矢印107の
方向に寄せられる。
【0034】このように、固着具打込機99は、フロー
リング材3への釘の打込み作業と同時に、施工されるフ
ローリング材を施工済みのフローリング材に自動的に寄
せることができる。施工されるフローリング材は打込み
時に施工済みのフローリング材に自動的に寄せられるの
で、寄せを更に増すいわゆる「増す締め」もできる。
【0035】図20及び図21には、本発明の第4実施
例に係るフローリング材施工用固着具打込機109が示
されている。フローリング材施工用固着具打込機109
の固着具打込機構の構成は、第1実施例の固着具打込機
1とほぼ同じであるので、同じ部分には同じ符号を付す
ことによって説明を省略する。固着具打込機109にお
いて、メインシリンダ14内を往復動可能に配置された
メインピストン17には、ノーズ2の打込通路36にあ
る釘を打込む打込部材すなわちブレード110が取付け
られており、該ブレード110がフローリング材3への
釘の打込みに際し、フローリング材を叩いてフローリン
グ材を所定の方向に寄せつける機構の一部となる。この
ブレード110は、図21の断面図で明らかなように、
フロントノーズ111に対面する側に突出する突部11
3が形成されている。この突部113は、ブレード11
0の根元から先端近くまで延びているのが好ましいが、
これに限らず、ブレード110の所定位置に設けられる
ものでもよい。
【0036】ノーズ2のノーズ本体38にノーズ軸方向
にスライド可能に取付けられたフロントノーズ111に
は、フローリング材用アタッチメント114が固定され
ている。フロントノーズ111には、ブレード110が
通る打込通路36に対面する側に、ブレード110の突
部113が通過できる通路115が形成されている。こ
の通路115の下端側には、肩部117が形成されて、
この肩部117に、ブレード110の突部113が衝突
して、フロントノーズ111を衝撃的に移動させる。
【0037】動作において、フロントノーズ111のア
タッチメント114をフローリング材3に押付けてトリ
ガレバー30を引くと、メインピストン17が急激に下
方に移動し、ブレード110がノーズ2の打込通路36
にある釘をフローリング材3に打込む。この打込みのと
き、ブレード110の突部113は、フロントノーズ1
11の通路115を通り下端側の肩部117に衝突す
る。この衝突によってフロントノーズ111を衝撃的に
移動させ、フローリング材3を叩く。すなわち、釘の打
込みと同時に、フローリング材3は、フロントノーズ1
11によって打撃されて矢印118の方向に寄せられ
る。
【0038】このように、固着具打込機109は、フロ
ーリング材3への釘の打込み作業と同時に、施工される
フローリング材を施工済みのフローリング材に自動的に
寄せることができる。施工されるフローリング材は打込
み時に施工済みのフローリング材に自動的に寄せられる
ので、寄せを更に増す、いわゆる「増す締め」もでき
る。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、フローリング材への固
着具の打込みに際し、フローリング材を叩いて所定の方
向に寄せつける手段が設けられているので、フローリン
グ材への固着具の打込み作業のときに、施工されるフロ
ーリング材が、施工済みのフローリング材に自動的に寄
せられ、ハンマー等による寄せ作業を必要とせずに、極
めて良好な仕上がりのフローリング材施工作業が短時間
で行える。また、フローリング材を叩いて寄せつける手
段を、フローリング材に接する位置に設けられた打撃部
材と、該打撃部材をノーズの軸方向に振動させる手段と
から構成して、フローリング材を振動によって寄せるこ
とができ、更に寄せの後に打込む作業を連続してでき
る。また、フローリング材を叩いて寄せつける手段を、
フローリング材に接する位置に設けられた打撃部材と、
リターンエアチャンバからの加圧空気によって打撃部材
をノーズ先端方向に急激に移動させる手段とから構成し
て、打込みのときに、フローリング材を寄せたり、寄せ
た後の寄せを更に増すこと(いわゆる「増す締め」)も
できる。更に、フローリング材を叩いて寄せつける手段
を、メインピストンに取付けられた打込部材が固着具を
打込むためにノーズ先端に延び出るときフローリング材
を施工済みの他のフローリング材に寄せるように、ノー
ズ先端に枢動可能に取付けられた打撃部材で構成して、
フローリング材を寄せたり、増す締めすることができ、
この外に、フローリング材を叩いて寄せつける手段をフ
ロントノーズに当接可能な突部を有する打込部材と打込
み方向に移動可能なフロントノーズとで構成し、打込部
材によって、固着具の打込み時にフロントノーズを打撃
して該フロントノーズによりフローリング材を寄せた
り、増す締めしたりできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフローリング材施工用固着具打込
機によってフローリング材を施工する様子を示す概略図
である。
【図2】フローリング材にノーズを押付け、寄せ動作及
び打込み動作前の状態にある本発明の第1実施例の固着
具打込機の主要部の正面図である。
【図3】図2の固着具打込機の一部破断した左側面図で
ある。
【図4】フローリング材の寄せ動作状態にある図2の固
着具打込機を一部破断した正面図である。
【図5】釘の打込み動作状態にある図2の固着具打込機
の一部破断正面図である。
【図6】図3のA−A線断面図である。
【図7】フローリング材にアタッチメントを押付けた状
態の図6と同様の図である。
【図8】振動部材が最上位置にある図6と同様の図であ
る。
【図9】寄せ動作及び打込み動作前の状態にある固着具
打込機のトリガ装置の部分断面正面図である。
【図10】図9のB−B線断面図である。
【図11】図9のC−C線断面図である。
【図12】加圧空気供給レバーを引いた状態にある図9
と同様の図である。
【図13】トリガレバーを引いた状態にある図9と同様
の図である。
【図14】フローリング材にノーズを押付け、寄せ動作
及び打込み動作前の状態にある本発明の第2実施例の固
着具打込機の主要部の一部破断正面図である。
【図15】図14の固着具打込機のノーズの左側面図で
ある。
【図16】寄せ動作及び打込み動作状態にある図14の
固着具打込機の一部破断正面図である。
【図17】フローリング材にノーズを押付け、寄せ動作
及び打込み動作前の状態にある本発明の第3実施例の固
着具打込機の主要部の一部破断正面図である。
【図18】フローリング材打撃部材を図17の右側から
見た図である。
【図19】寄せ動作及び打込み動作状態にある図17の
固着具打込機の背面図である。
【図20】フローリング材にノーズを押付け、寄せ動作
及び打込み動作前の状態にある本発明の第4実施例の固
着具打込機の主要部の一部破断正面図である。
【図21】図20のD−D線断面図である。
【符号の説明】
1 フローリング材施工用固着具打込機 2 ノーズ 3 フローリング材 5 床面 6 釘 9 マガジン 10 本体部 11 ハンドル 14 メインシリンダ 15 ブレード(打込部材) 17 メインピストン 18 リターンエアチャンバ 21 メインバルブ 22 リザーバ 23 トリガ装置 28 バルブハウジング 29 トリガピン 30 トリガレバー 32 トリップレバー 33 安全装置のロッド 36 打込通路 38 ノーズ本体 40 フロントノーズ 44 空洞 45 シリンダ部材 46 振動部材 48 フローリング材用アタッチメント 52 アタッチメントの延長部 56 加圧空気供給用パイプ 58 切換弁 60 弁室 61 第1エア通路 62 第2エア通路 64 第3エア通路 65 排気穴 68 加圧空気供給レバー 74 バルブピンのエア通路 75 バルブハウジングの開口 76 バルブピンの別のエア通路 77 振動用加圧空気出力室 80 排気穴 82 第2実施例の固着具打込機 83 フロントノーズ 86 シリンダ 87 ピストン 88 コイルばね 90 ピストンロッド 94 加圧空気供給用パイプ 95 エア通路 99 第3実施例の固着具打込機 100 フロントノーズ 103 フローリング材打撃部材 104 ピン 106 ねじりばね 109 第4実施例の固着具打込機 110 ブレード 111 フロントノーズ 113 ブレードの突部 114 アタッチメント 117 肩部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノーズの先端から固着具を打出してフロ
    ーリング材を床面に施工するためのフローリング材施工
    用固着具打込機において、フローリング材への固着具の
    打込みに際し、フローリング材を叩いて該フローリング
    材を所定の方向に寄せつける手段が、前記ノーズの先端
    に設けられていることを特徴とするフローリング材施工
    用固着具打込機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の固着具打込機におい
    て、前記フローリング材を叩いて寄せつける手段は、ノ
    ーズ先端に設けられ、フローリング材に接する位置に設
    けられた打撃部材と、該打撃部材をノーズの軸方向に振
    動させる手段とから構成されていることを特徴とする固
    着具打込機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の固着具打込機におい
    て、前記打撃部材を振動させる手段が、ノーズに取付け
    られたシリンダ部材と、該シリンダ部材内にノーズ軸方
    向に移動可能に収容された振動部材と、固着具打込機に
    供給された加圧空気を前記シリンダ部材に送る手段と、
    シリンダ部材に送られた加圧空気を前記振動部材の下端
    側と上端側とに交互に供給する切換弁とから成ることを
    特徴とする固着具打込機。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の固着具打込機におい
    て、前記加圧空気をシリンダ部材に送る手段が、固着具
    打込機のトリガ装置から前記シリンダ部材の加圧空気供
    給部に延びるパイプと、トリガ装置に、トリガレバーと
    は別に設けられた作動レバーとから成り、前記作動レバ
    ーは、固着具打込み動作には至らないがトリガ装置に供
    給された加圧空気を前記パイプに供給するように、トリ
    ガ装置のバルブピンを半ストロークだけ移動させること
    を特徴とする固着具打込機。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の固着具打込機におい
    て、打込機本体部と、メインシリンダと、メインシリン
    ダ内に往復動するように配置されたメインピストンと、
    本体部内のリザーバの加圧空気をメインシリンダへ供給
    するのを制御するメインバルブとを備え、メインシリン
    ダの下部と本体部との間にはメインピストンが打込位置
    に下降するときメインピストン下面側の空気を溜めるリ
    ターンエアチャンバが形成されており、前記フローリン
    グ材を叩いて寄せつける手段は、ノーズ先端にフローリ
    ング材に接する位置に設けられた打撃部材と、メインピ
    ストンが打込位置に下降したとき前記リターンエアチャ
    ンバからの加圧空気を受けて該加圧空気によって前記打
    撃部材をノーズ先端方向に急激に移動させる手段とから
    構成されていることを特徴とする固着具打込機。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の固着具打込機におい
    て、メインシリンダ内に往復動するように配置されたメ
    インピストンに取付けられ、ノーズにある固着具を打込
    む打込部材を有し、前記フローリング材を叩いて寄せつ
    ける手段が、前記打込部材が固着具を打込むようにノー
    ズ先端に延び出るとき、打撃部材に当接されてノーズ先
    端に当接したフローリング材を打撃し施工済みの他のフ
    ローリング材に寄せるように、ノーズ先端に枢動可能に
    取付けられた打撃部材で成ることを特徴とする固着具打
    込機。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の固着具打込機におい
    て、前記フローリング材を叩いて寄せつける手段が、メ
    インシリンダ内に往復動するように配置されたメインピ
    ストンに取付けられてノーズにある固着具を打込む打込
    部材と固着具打込み方向にスライド可能なノーズ先端部
    とで構成されており、該打込部材には前記スライド可能
    なノーズ先端部に当接可能な突部が形成され、前記打込
    部材が固着具を打込むようにノーズ先端に延び出ると
    き、前記突部が前記ノーズ先端部に当接してこれをスラ
    イドさせ、ノーズ先端が当接したフローリング材を施工
    済みの他のフローリング材に寄せるように打撃すること
    を特徴とする固着具打込機。
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