JPH0616659Y2 - 繰返し作動式打撃工具における反動吸収機構 - Google Patents

繰返し作動式打撃工具における反動吸収機構

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JPH0616659Y2
JPH0616659Y2 JP10010088U JP10010088U JPH0616659Y2 JP H0616659 Y2 JPH0616659 Y2 JP H0616659Y2 JP 10010088 U JP10010088 U JP 10010088U JP 10010088 U JP10010088 U JP 10010088U JP H0616659 Y2 JPH0616659 Y2 JP H0616659Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は繰返し作動式打撃工具の作動時の反動によって
生じる振動を吸収する繰返し作動式打撃工具における反
動吸収機構に関する。
(従来技術と問題点) コンクリート等の固い物質を釘、鋲等の止め具を打ち込
む工具として、打撃ドライバを備えた打撃ピストンを摺
動自在に収容するとともに、上記打撃ピストンを収容す
るシリンダをハウジング内に摺動可能に保持し、この可
動シリンダと上記打撃ピストンを圧縮エアにより繰返し
て作動させることにより止め具を連打して打ち込む方式
の繰返し作動式の打撃工具が知られている。
上記打撃工具では、可動シリンダはハウジング内に下方
に(打ち込み方向に)バネ付勢されている。そして、自
動切り換えバルブ機構により、可動シリンダ内に供給さ
れた圧縮空気の作用で打撃ピストンが下方に駆動される
と同時に、これの反作用で可動シリンダがバネ付勢に抗
して上方に摺動し、可動シリンダの上昇に伴って可動シ
リンダ内の圧縮エアが排気され、バネ付勢により可動シ
リンダが元の位置に下降復帰(打撃ピストンは上昇復
帰)したときに再び圧縮エアが供給されて可動シリンダ
が上昇し、打撃ピストンが下降し、これを繰り返し作動
させる構成となっている。
ところが、上述の作動機構においては、ハウジングには
可動シリンダの上方への動きに関連して付勢バネを介し
て反動が振動として伝達される。この反動は可動シリン
ダが上昇端で付勢バネを最大に撓ませ、下降端で荷重が
ゼロとなるので、このときの大きな荷重変化により発生
する。すなわち、可動シリンダが上昇するときは、可動
シリンダの重さを無視して考えると、荷重ゼロの状態か
らバネの最大撓み時までの間にゼロから最大荷重分の力
がハウジングに加わり、可動シリンダが下方に移動する
ときは、最大荷重からゼロまでの力が作用する。
付勢バネは最大伸長時においても下死点位置の可動シリ
ンダを下方に付勢し、その取付け荷重がハウジングに対
して加えられているから、可動シリンダがハウジングの
底部から離れる瞬間に反動によりハウジングに加えられ
る荷重はゼロから一気にバネの取付け荷重まで立ち上が
る。反対に、バネが伸びて可動シリンダがハウジングの
底部に当たる瞬間に可動シリンダに加えられる荷重はバ
ネの取付け荷重からゼロまで一気に立ちさがることにな
る。
上述の反動に抗して工具が被打ち込み材の表面から離れ
るのを防ぐため、作業者は工具を大きな押し付け力で押
しつけていなければならないが、上記反動によって生じ
る荷重の変化はハウジングを把持している手に振動とし
て伝わり、この振動は、第4図に点線で示すように非常
に大きいので、作業者に不快感を与えるほか、傷病の原
因ともなるものである。
(考案の技術的課題) 本考案は上記欠点を解消し、可動シリンダの反動によっ
てハウジングに繰り返し伝わる振動の振幅を小さくし
て、作業者の不快感を減少しまた傷病発生の危険を防止
することができる繰返し作動式打撃工具における反動吸
収機構を提供することをその技術的課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案に係る繰返し作動式打
撃工具における反動吸収機構は、グリップ部を有すると
ともに下部に止め具射出用の筒状の射出部を設けたハウ
ジングと、該ハウジング内に上下方向に往復動自在に収
容されるとともに上記ハウジングの下方にバネ付勢され
た可動シリンダと、該可動シリンダ内に上下方向に往復
動自在に収容されるとともに、前記射出部内を摺動可能
な打撃ドライバを一体に形成した打撃ピストンと、上記
可動シリンダの往復動に伴って上記可動シリンダ内を駆
動用圧縮エアの供給源と大気とに選択的に接続させる自
動切り換えバルブ機構と、下端面が上記射出部の先端よ
り下方に突出するように付勢されて設けられたコンタク
ト部材と手動操作可能に設けられたコンタクトレバーと
の操作により上記自動切り換えバルブを作動させるトリ
ガ機構とを備える繰返し作動式打撃工具において、上記
コンタクト部材の一部をハウジング内に進入させて上記
可動シリンダの下端面と対峙するように配置し、上記コ
ンタクト部材の下端を被打ち込み材の表面に対する押し
付け操作時にハウジングに対して相対的に上方に移動し
た上記進入部を可動シリンダの下端面に当接させること
により、該可動シリンダを離反させて支持することを特
徴とする。
(考案の作用、効果) 上述のように、本考案に係る反動吸収機構によれば、釘
打機を作動させるにあたり、まずコンタクト部材を被打
ち込み材に押し当てると、コンタクト部材はハウジング
に対して相対的に上昇し、その一部は可動シリンダ内に
進入し、上端が下死点位置にある可動シリンダを押し上
げてハウジングから離反させるから、ハウジングには下
死点位置の可動シリンダを下方に付勢するバネの取付け
荷重分の力が上向きに作用する。
したがって、その後、釘打機が自動切り換えバルブによ
り繰り返し作動する際、まず可動シリンダが付勢バネの
最小撓み状態から最大撓み状態となるまで上昇すると
き、ハウジングに対してはバネの取付け荷重(最小撓み
時の荷重)から最大荷重(最大撓み時の荷重)分の大き
さの反力が漸増しながら作用する。反対に、可動シリン
ダが下降するときは、その移動端付近で可動シリンダの
下端面はコンタクト部材に当たる。コンタクト部材がな
いときは、この瞬間から可動シリンダの下端面がハウジ
ングの下端に当たるまでの間、ハウジングに対しては上
記バネの取付け荷重から零までの大きさの反力が作用す
る。したがって、可動シリンダの下端面がコンタクト部
材に当たることにより、上記反力荷重はコンタクト部材
を介して被打ち込み材が負担するので、ハウジングに対
してはバネの最大荷重から取付け荷重分の大きさの反力
が漸減しながら作用することになる。
このように、ハウジングに加えられる反力荷重は零にな
ることがないから、作業者の手に伝わる振動の振幅は小
さくなり、不快感が大幅に改善され、操作感が非常によ
くなる。
(実施例) 以下、図面により本考案の実施例について説明する。
第1図は繰返し作動式の釘打機の中央縦断面図を示すも
ので、この釘打機は、一側にグリップ部2を有するとと
もに下部に筒状の射出部3を設けたハウジング1と、該
ハウジング1内に上下方向に往復動自在に収容されると
ともに上記ハウジング1の下方にバネ付勢された可動シ
リンダ4と、該可動シリンダ4内に上下方向に往復動自
在に収容されるとともに、前記射出部3内を摺動可能な
打撃ドライバ5を一体に形成した打撃ピストン6と、上
記可動シリンダ4の往復動に伴って上記可動シリンダ4
内を圧縮空気供給源7と大気とに選択的に接続させる自
動切り換えバルブ機構8と、下端面が上記射出部3の先
端より下方に突出するように付勢されて設けられたコン
タクト部材9と手動操作可能に設けられたトリガ43と
の操作により上記自動切り換えバルブ機構8を作動させ
るトリガ機構11と、射出部3とグリップ部2との間に
設けられたマガジン12とから構成され、可動シリンダ
4に対する圧縮空気の供給、排出を反復させることによ
り打撃ピストン6を繰り返し駆動し、打撃ドライバ5に
よりマガジン12から射出部3に供給された釘13を連
打して打ち出すものである。
次に、上記釘打機の構成各部について詳しく述べる。
まず、ハウジング1は筒状に形成され、上下端の内壁に
はダンパ29、30が設けられ、内側中央部には筒状の
スリーブ15が設けられている。
スリーブ15の上部には上方に開口する環状収容部16
が形成され、該収容部16にヘッドバルブ17が上下動
可能に収容されている。ヘッドバルブ17は上部17a
が下部17bよりも小径に形成され、下部大径部17b
にはグリップ部2と可動シリンダ4とを接続させる圧縮
空気供給孔18が形成されているとともに、バネ19と
空気圧により下方に付勢されている。
また、スリーブ15の下部の外側にはスリーブガイド2
0が設けられ、その内側には可動スリーブ21が上下動
可能に設けられている。
可動シリンダ4は上記スリーブ15の内側に、上下の端
面が上記上下のダンパ29、30に当接する間を往復動
できるように収容されている。可動シリンダ4のヘッド
部4aとハウジング1の上端内壁との間にはバネ22が
設けられている。該バネ22は可動シリンダ4を常に下
死点に位置するように下方に付勢するとともに、可動シ
リンダ4の往復動の際、撓み状態は最小から最大まで変
化する。また、可動シリンダ4の側壁の上部には圧縮空
気の給排孔23が形成され、中間部と下部には可動シリ
ンダ4とスリーブ15との間に形成されたリターン用エ
アチャンバ24に連通する連通孔25、26が形成され
ている。可動シリンダ4の上下端の内壁にもダンパ3
1、32が設けられ、打撃ピストン6は、その上下の端
面がそれぞれ可動シリンダ4の上下ダンパ31、32に
当接する間を往復動できるように収容されている。そし
て、上記可動シリンダ4と打撃ピストン6により打撃機
構が構成されている。
グリップ部2は中空に形成され、内部にはエアチャンバ
27が形成されているとともに、先端には圧縮空気供給
源7に接続するエアホースのエアプラグの取付部28が
設けられている。
射出部3はハウジング1から打ち出された打撃ドライバ
5の摺動を案内するとともに、一側にはマガジン12か
ら供給された連結釘Nを受容する釘供給口33が開口さ
れている。
マガジン12は渦巻き状に巻装した連結釘Nを収容する
部材で、上記マガジン12と上記射出部3の釘供給口3
3との間には連結釘Nの釘供給路34が設けられ、該釘
供給路34には連結釘Nの送り機構が設けられている。
次に、自動切り換えバルブ機構8はヘッドバルブ17と
可動シリンダ4とにより構成され、上記可動シリンダ4
の往復動に伴って上記可動シリンダ4内に対する圧縮空
気の供給、排気を自動的に切り換えることにより可動シ
リンダ4と打撃ピストン6が繰返し往復作動させるもの
である。すなわち、可動シリンダ4の給排孔23の上部
及び下部の外周面に上部Oリング35a及び下部Oリン
グ35bが周設され、これに対してヘッドバルブ17の
小径部17aの内面には上記上下部のOリングが当接す
る当接面36が形成されている。
上記構成において、ヘッドバルブ17が可動シリンダ4
に対して相対的に上方に移動すると、下部Oリング35
bがヘッドバルブ17の小径部17aの当接面36の内
壁から離れ、同時に上部Oリング35aが上記当接面3
6に当接するため、可動シリンダ4の内部は給排孔23
と圧縮空気供給孔18とグリップ部2のエアチャンバと
を介して圧縮空気供給源7に接続する。このため、圧縮
空気が可動シリンダ4内に急激に供給されるから、打撃
ピストン6は下方に駆動されると同時に、その反動によ
り可動シリンダ4がバネ22のバネ力に抗して上方に駆
動される。
可動シリンダ4が上方に移動すると、上部Oリング35
aがヘッドバルブ17の小径部の当接面36から離れ、
同時に下部Oリング35bが上記当接面36に当接する
ため、可動シリンダ4の給排孔23は大気に通じ、可動
シリンダ4内に供給された圧縮空気は大気に排気され
る。このため、自動的に可動シリンダ4内に対する圧縮
空気の給排の切り換えが行なわれ、可動シリンダ4のシ
リンダヘッド4aの下面に作用する空気圧は急減するか
ら、バネ22の力によって可動シリンダ4は下方に移動
する。可動シリンダ4が下方に移動すると、上述のよう
に再び圧縮空気の給排の切り換えが自動的に行なわれる
ので、可動シリンダ4は上方に移動する。以下、同様に
して可動シリンダ4は上下方向に繰り返し往復作動す
る。
また、可動シリンダ4内に圧縮空気が供給されて可動シ
リンダ4が上方に駆動されるとき、同時に打撃ピストン
6が下方に駆動されるが、その下面により圧縮された空
気は連通孔25、26からリターン用エアチャンバ24
内に貯留される。そして、上記圧縮空気が排気される
と、打撃ピストン6の上面に作用する圧力は、リターン
用エアチャンバ24から連通孔26を経て可動シリンダ
4内に供給されて打撃ピストン6の下面に作用する圧力
よりも小さくなるから、打撃ピストン6は上昇する。こ
のようにして、可動シリンダ4の往復動に伴って自動切
り換えバルブ機構8が自動的に作動すると同時に、打撃
ピストン6が可動シリンダ4と逆向きに繰り返し往復作
動し、射出部3内の釘13は打撃ドライバ5により連打
されて被打ち込み材50内に打ち込まれる。
上述のように、上記自動切り換えバルブ機構8の作動
は、ヘッドバルブ17の上昇によって自動的に開始され
るものであるが、ヘッドバルブ17の上昇は、トリガ機
構11の作動操作によって行なわれる。
トリガ機構はトリガバルブ11によって構成されてい
る。トリガバルブ11はヘッドバルブ17の環状収容部
16の下端面に開口するエア通路37を大気又はグリッ
プ部2のエアチャンバ27に選択的に接続させるもの
で、第2図のように、通常はバネ38により上記エア通
路37を大気に開くように付勢され、トリガバルブステ
ム39を上記バネ38のバネ力に抗して押し込むことに
より上部に設けられたOリング40を移動させて上記エ
ア通路37をグリップ部2のエアチャンバ27に通じる
エア通路41に接続させるものである。
上記エア通路37が大気に開かれているときは、ヘッド
バルブ17はバネ38の力と空気圧により第1図に実線
で示す下端位置にあり、トリガバルブステム39の押し
込み操作によりトリガバルブ11が作動し、ヘッドバル
ブ17はバネ19のバネ力に抗して点線のように上昇移
動し、自動切り換えバルブ機構8が作動するのである。
ところで、トリガ機構11の作動は、コンタクト部材9
の押し上げ操作とコンタクトレバー10の手動操作とに
より初めて可能となるように構成されている。
コンタクト部材9は射出部3に沿って摺動自在に設けら
れ、バネ42により下端9aが射出部3の先端から突出
するように付勢されている。なお、コンタクト部材9は
中途で分岐され、一方の上端9bはコンタクトレバー1
0に対峙するように配置され、他方の上端9cは可動シ
リンダ4内に進入するように配置されている。
コンタクトレバー10は第3図のようにグリップ部の基
部に設けられたトリガ43の下方に延長形成された延長
杆44の下端に枢着されている。該コンタクトレバー1
0の中間部はトリガバルブステム39に、また先端は上
記コンタクト部材9の上端9bに対峙するように配置さ
れ、また弱いバネ45により先端が上方に位置するよう
に付勢されている。
上記構成により、射出部3の先端を被打ち込み材50の
表面に押し当てることにより、コンタクト部材9がハウ
ジング1に対して相対的に上方に移動し、その一方の上
端9bがコンタクトレバー10の先端に接触する。次
に、トリガ43を上方に引き上げると、コンタクトレバ
ー10の中間部も上方に移動するから、トリガバルブス
テム39を上方に押し込む。これにより、トリガ機構1
1が上述のように作動するのである。
次に、上記構成の釘打機には、可動シリンダ4の反動吸
収機構が設けられている。この反動吸収機構は、上記コ
ンタクト部材9から分岐して可動シリンダ4内に進入し
た上端9cを上記可動シリンダ4の下端面と対峙するよ
うに配置し、上記コンタクト部材9の下端を被打ち込み
材50の表面に押し付け操作することによりハウジング
1に対して相対的に上方に移動した上記進入上端9cを
可動シリンダ4の下端面に当接させてハウジング1から
離反させるようにして構成されている。
上記反動吸収機構によれば、釘打機を作動させるにあた
り、まずコンタクト部材9を被打ち込み材50に押し当
てると、コンタクト部材9はハウジング1に対して相対
的に上昇し、その一部は可動シリンダ4内に進入し、第
2図のように上端9cが下死点位置にある可動シリンダ
4を押し上げてハウジング1から離反させるから、ハウ
ジング1には下死点位置の可動シリンダ4を下方に付勢
するバネ22の取付け荷重分の力が上向きに作用する。
したがって、その後、釘打機が繰り返し作動する際、ま
ず可動シリンダ4がバネ22の最小撓み状態から最大撓
み状態となるまで上昇するとき、ハウジング1に対して
はバネ22の取付け荷重(最小撓み時の荷重)から最大
荷重(最大撓み時の荷重)分の大きさの反力が漸増しな
がら作用する。
反対に、可動シリンダ4が下降するときは、その移動端
付近で可動シリンダ4の下端面はコンタクト部材9に当
たる。コンタクト部材9がないときは、この瞬間から可
動シリンダ4の下端面がハウジング1の下端に当たるま
での間、ハウジング1に対してはバネ22の取付け荷重
から零までの大きさの反力が作用する。したがって、可
動シリンダ4の下端面がコンタクト部材9に当たること
により、上記反力荷重はコンタクト部材9を介して被打
ち込み材50が負担するので、ハウジング1に対しては
バネの最大荷重から取付け荷重分の大きさの反力が漸減
しながら作用することになる。
このように、ハウジング1に加えられる反力荷重は零に
なることがないから、その振動は第4図に実線で示すよ
うになる。したがって、作業者の手に伝わる振動の振幅
は小さくなり、不快感が大幅に改善され、操作感が非常
によくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る繰り返し作動式釘打機の中央縦断
面図、第2図は上記釘打機のエア回路説明図、第3図は
トリガ機構と反動吸収機構の説明図、第4図は従来の釘
打機と本考案の釘打機による振動の比較図である。 符号1……ハウジング、2……グリップ部、3……射出
部、4……可動シリンダ、5……打撃ドライバ、6……
打撃ピストン、7……圧縮空気供給源、8……バルブ機
構、9……コンタクト部材、10……コンタクトレバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】グリップ部を有するとともに下部に止め具
    射出用の筒状の射出部を設けたハウジングと、該ハウジ
    ング内に上下方向に往復動自在に収容されるとともに上
    記ハウジングの下方にバネ付勢された可動シリンダと、
    該可動シリンダ内に上下方向に往復動自在に収容される
    とともに、前記射出部内を摺動可能な打撃ドライバを一
    体に形成した打撃ピストンと、上記可動シリンダの往復
    動に伴って上記可動シリンダ内を駆動用圧縮エアの供給
    源と大気とに選択的に接続させる自動切り換えバルブ機
    構と、下端面が上記射出部の先端より下方に突出するよ
    うに付勢されて設けられたコンタクト部材と手動操作可
    能に設けられたコンタクトレバーとの操作により上記自
    動切り換えバルブを作動させるトリガ機構とを備える繰
    返し作動式打撃工具において、 上記コンタクト部材の一部をハウジング内に進入させて
    上記可動シリンダの下端面と対峙するように配置し、上
    記コンタクト部材の下端を被打ち込み材の表面に対する
    押し付け操作時にハウジングに対して相対的に上方に移
    動した上記進入部を可動シリンダの下端面に当接させる
    ことにより、該可動シリンダを離反させて支持すること
    を特徴とする繰返し作動式打撃工具における反動吸収機
    構。
JP10010088U 1987-11-05 1988-07-28 繰返し作動式打撃工具における反動吸収機構 Expired - Lifetime JPH0616659Y2 (ja)

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JP10010088U JPH0616659Y2 (ja) 1988-07-28 1988-07-28 繰返し作動式打撃工具における反動吸収機構
US07/265,840 US4909419A (en) 1987-11-05 1988-11-01 Percussion tool
DE3837694A DE3837694C2 (de) 1987-11-05 1988-11-06 Schlagwerkzeug
FR888814506A FR2622826B1 (fr) 1987-11-05 1988-11-07 Outil a percussion

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JPH0223975U JPH0223975U (ja) 1990-02-16
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