JP2557954Y2 - 差圧制御弁 - Google Patents

差圧制御弁

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JP2557954Y2
JP2557954Y2 JP8770491U JP8770491U JP2557954Y2 JP 2557954 Y2 JP2557954 Y2 JP 2557954Y2 JP 8770491 U JP8770491 U JP 8770491U JP 8770491 U JP8770491 U JP 8770491U JP 2557954 Y2 JP2557954 Y2 JP 2557954Y2
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JP
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plunger
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pressure side
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low
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文夫 渡部
真司 佐伯
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TGK Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、高圧側流路と低圧側
流路との差圧を所定圧に維持して流量を制御するための
差圧制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】差圧制御弁は一般に、高圧側流路と低圧
側流路との間に形成したシリンダ内に嵌挿したプランジ
ャを低圧側流路側から高圧側流路側に向かって付勢し、
細長いロッド状の弁体を高圧側流路側に形成された弁座
に向けてプランジャで付勢して、高圧側流路と低圧側流
路とを一定の差圧に維持した状態で弁体と弁座との間を
流体が流れるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし上述のような従
来の差圧制御弁は、ロッド状の弁体がプランジャの軸線
上(即ちシリンダの軸線上)に配置されていたので、流
体の流れに脈動があるような場合には、プランジャと弁
体がその流体の脈動の影響をまともに受けて振動し、定
差圧による流量制御状態にむらが発生する欠点があっ
た。
【0004】そこでこの考案は、流体の流れに脈動があ
ってもプランジャや弁体が振動せず、安定した一定差圧
による流量制御をすることができる差圧制御弁を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案の差圧制御弁は、高圧側流路と低圧側流路と
の間に形成されたシリンダと、上記シリンダ内に摺動自
在に嵌挿され上記高圧側流路側と上記低圧側流路側とを
連通する連通路が形成されたプランジャと、上記プラン
ジャを上記低圧側流路側から上記高圧側流路側に向かっ
て付勢する付勢手段と、上記高圧側流路側に形成された
弁座に向けて上記プランジャによって付勢され、上記プ
ランジャの軸線に対して傾けて配置された細長いロッド
状の弁体とを設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】細長いロッド状の弁体は弁座に向けてプランジ
ャによって付勢されているが、プランジャの軸線に対し
て傾けて配置されているので、プランジャと弁体とには
各々プランジャの軸線と直角の方向に分力が作用して、
プランジャをシリンダの側面に押しつける力と弁体をプ
ランジャの側面に押しつける力が発生する。その結果、
プランジャと弁体の動きは、流体の流れの振動に対して
感度が鈍いものとなる。
【0007】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図1は、
流体の流量を制御するための差圧制御弁を示している。
11は、高圧側流路1が形成された高圧側接続管、12
は、低圧側流路2が形成された低圧側接続管であり、両
接続管11,12は螺合接続されている。13は、その
接続部をシールするためのOリングである。
【0008】低圧側接続管12の中間部分はシリンダ1
5に形成されていて、その中に、鉄製のプランジャ16
が摺動自在に嵌挿されている。また、シリンダ15の周
囲には電磁コイル17が配置されている。18は、電磁
コイル17のリール、19はヨークである。
【0009】このように取り付けられた電磁コイル17
に通電をすると、プランジャ16に軸線方向に電磁力が
作用する。したがって、その電流の大きさを変えること
によって、プランジャ16に軸線方向に作用する付勢力
を任意に調整することができる。
【0010】プランジャ16は、低圧側流路2側から高
圧側流路1側に向かってコイルバネ21によって付勢さ
れている。22は、そのコイルバネ21の受けであり、
低圧側接続管12に螺合している。23は、プランジャ
16と高圧側接続管11との間に介装された弱いコイル
バネであり、プランジャ16を高圧側流路1側から低圧
側流路2に向かって弱い力で付勢している。
【0011】プランジャ16に対向する高圧側流路1の
出口には弁座25が形成されている。プランジャ16
は、その弁座25に向かって開口する筒状に形成されて
いる。そして、球状に形成された頭部26aが弁座25
に当て付けられるロッド状の弁体26のステム部26b
が、プランジャ16の筒状部内に配置されている。
【0012】弁体26のステム部26bの直径はプラン
ジャ16の筒状部の内径の半分程度度であり、その末端
部は、プランジャ16の筒状部の底部に配置されたボー
ル20の横の空間に嵌め込まれている。したがって、弁
体26は、プランジャ16の軸線に対して傾いた状態
で、プランジャ16によって弁座25に向けて付勢され
ている。
【0013】したがって、プランジャ16と弁体26と
には、各々プランジャ16の軸線と直角の方向に分力が
作用して、プランジャ16をシリンダ15の側面に押し
つける力と、弁体26をプランジャ16の側面に押しつ
ける力とが作用する。
【0014】プランジャ16の外周面には、流体を通す
ための溝27が軸線方向に形成されている。また、筒状
部の側部と底部とに流体を通すための孔28,29が穿
設されている。したがって、弁体26と弁座25との間
が開いていれば、これら溝27および孔28,29を介
して高圧側流路1側と低圧側流路2とが連通し、流体が
そこを流れる。
【0015】このように構成された本実施例の差圧制御
弁は、高圧側流路1と低圧側流路2の差圧が、2つのコ
イルバネ21,23と電磁コイル17とによってプラン
ジャ16に作用する付勢力よりも大きいと、プランジャ
16が低圧側に移動して弁座25と弁体26との間が開
き、高圧側流路1から低圧側流路2に流体が流れる。そ
して、差圧が付勢力と釣り合う位置でプランジャ16が
静止し、高圧側流路1から低圧側流路2へ一定の流量が
流れる。
【0016】その際に、流体の流れに脈動があると、そ
れがプランジャ16と弁体26を振動させようとする
が、プランジャ16と弁体26は側方に押しつけられる
力が働いていて、流体の流れの振動に対して感度が鈍く
なっているのでほとんど振動せず、高圧側流路1と低圧
側流路2とが安定した一定差圧となるように流体が流れ
る。
【0017】
【考案の効果】本考案の差圧制御弁によれば、弁体をプ
ランジャの軸線に対して傾けて配置したことにより、弁
体とプランジャの動きが流体の流れの振動に対して感度
が鈍くなっているので、流体の流れに脈動などがあって
もプランジャや弁体が振動せず、乱れのない安定した一
定差圧による流量制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図である。
【符号の説明】
1 高圧側流路 2 低圧側流路 15 シリンダ 16 プランジャ 17 電磁コイル 21 コイルバネ 25 弁座 26 弁体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】高圧側流路と低圧側流路との間に形成され
    たシリンダと、 上記シリンダ内に摺動自在に嵌挿され上記高圧側流路側
    と上記低圧側流路側とを連通する連通路が形成されたプ
    ランジャと、 上記プランジャを上記低圧側流路側から上記高圧側流路
    側に向かって付勢する付勢手段と、 上記高圧側流路側に形成された弁座に向けて上記プラン
    ジャによって付勢され、上記プランジャの軸線に対して
    傾けて配置された細長いロッド状の弁体とを設けたこと
    を特徴とする差圧制御弁。
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