JPS5919780A - 吐出圧力調整弁の弁鳴り防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 吐出圧力調整弁において、弁座にタ・１回してボールを
配置し、該ボールを弁座に押圧する弾性押圧手段を設り
、該押圧力を加減設定して、該弁により通過流体の吐出
圧力一定に８１ｌｉＩ整される。流体がボールに対向し
て弁座から流入し、弁開方向へ流出するとき、いわゆる
弁鳴りが生ずることがある。

殊に弁が開き始めたとき、ニュートラルポイントで最も
顕著にあられれる。

本発明の課題とするところは、上記の弁鳴りを防止する
ことにある。弁鳴りは、流体が弁部を通過するときに生
ずる波動、弁部の振動、共振が相互に影響して起ると考
えられる。

ところで従来、上記吐出圧力調整弁の構造において、ボ
ールを弁座に対向して配置するにあたり、ボールを弁座
中心線上に保持する工夫が施されてきた。例えば弁座中
心軸線上にボールの上下変位のため、該軸線方向の円筒
面に沿って摺動自在に配設した案内羽根材に上記ボール
をスボノＩ−熔接し、該ボールと案内羽根材を一体とし
た弁主体として構成している。この構成は上記中心保持
と振動の吸収を意図していた。そして、上記ボールに、
ベローズ、コイルスプリング等の適宜の弾性材を介在し
て、弁座へ押圧力を及ほしている。

しかるに、上記の弁主体構成で、現実には、」二記中心
保持、弁閉塞の完全および振動予防による弁鳴りの防除
か夫々に極めて達成され芹り、問題そのものであること
が経験されている。

本発明は上記問題について種々対策を試みた中から導き
出された。その目的とするところは、従来の構造を基本
としてこれに改良を加え、しかも弁鳴りを排除し、かつ
弁閉塞は完全に行われる吐１」」圧力調整弁を提供する
にある。

本発明は、」１記ポールを回動自在に凹窩部に収容する
皿状の案内羽根材を介してボールを弁座に弾性押圧する
とともに、上記押圧方向に対向して、」１記弁座孔径に
満たない外径を有する円筒子と、」二記円筒子を」１記
ボールに押圧する？ｉｌｉ助スプリスプリンタなる整流
素子を設りてなる弁鳴り防止装置を提供する。

次に本発明を図面の実施例とともに説明する。

図示の吐出圧力調整弁はルームクーラ、冷蔵庫等に用い
られる加圧冷媒の圧力調整弁である。

本体］の下方に流入管２、側方に流出管３が接続され、
その間を連」ｍする通路にボール４を弁体とした弁が示
される。

弁座２１にり４向して配置された上記ボール４は、弁室
２０の上方に伸びる円筒内面にその外縁を接して上下摺
動自在に配設した案内羽根月５に当接して、後述の押圧
手段で、」１記ホールを下方向弁座へ押圧して設けられ
ている。

上記案内羽根材５の中心部分はボール４に接する球面か
らなる凹窩５ａにボール４を抱えて、この間にボール４
の遊ひなく、しかじ回動自在に設けられている。

従来の上記ボール弁の構造では、上記に類似の案内羽根
付中心部にボールを配置し、これをスポット溶接により
、案内羽根材とホールとを一体にしてよＴ摺動自在とし
た弁主体が構成されていたものであった。

次に、上記案内羽根材５とガイド９の間にヘローズ６が
配設され、ヘローズ６を支承するヘローズ受け７とばね
受け１２との間に、上記ガイＦ　９を貫通してロノ［・
８が設けられている。上記カイト９は本体１に固定され
、ロッド８を中心線方向摺動自在に案内する。

ヘロース６およびヘローズ受け７の下端面は、上記案内
羽根材５の凹窩５ａに適合して球面状の凹窩６ａがへロ
ーズ６に、および凹窩７ａがへローズ受し」７に夫々設
けられ、ボール４の中心線方向位置を維持する。

ばね箱１０は本体１の上方に延在し、その内面に沿って
、ばね受け１２の中心線方向摺動を助ける案内羽根在１
３がその周縁部をばね箱１０に接し、かつ中央部に上記
ばね受け１２を保持して設けられ、ばね受け１２と調整
ねし１４の間にコイルスプリングＩＩが設けられている
。上記調整ねじ１４によりスプリング１１の圧力が任意
に調整され、その押圧力がぼ４に加えられる。

従って図示例では、ボール４の押圧力はへロース６およ
びスプリング１１からなる正方向の押圧手段によって与
えられる。もっとも、上記押圧手段はその１」的に従い
適宜の手段におき換えることは自由である。

弁座２１（’Ｌ経内に、ボール４に当接する整流素子が
設りられている。上記整流素子は、流入管２から流体流
入方向に、ボール４に向り圧接する円筒子２２とこれに
上記押圧を加える弾性手段が設りられている。すなわち
、コイルスプリング２３が上記円筒子２２と、流入管２
に固定したはね受け２４の間に挿入して設りられている
。

円筒子２２は弁座２１孔径に満たない外径を有する円筒
体からなり、その上端縁辺はボール４に環状に当接する
。上記上端縁辺は基本的には円筒子２２の中心線に直角
な平面上にあって、ボール４の中心線上、ひいては弁座
２１の中心線上に円筒子２２を維持する。そして図示例
の如くボール４との当接縁辺は、円筒子２２の内面に適
宜角度で面取りし、ボール４の接触の安定を計ることか
できる。

はね受け２４は環状部材が用いられ、スプリング２３を
中心線上に維持すると共に、流体の流入を妨害しない。

しかして、円筒子２２はボール４と作用し合って中心線
上を維持するとともに、弁座２１との間に適宜すき間の
環状流路２５を形成している。また、」二記補助スプリ
ンク２３は、−・ロース６およびスプリング１１からな
る」１記の正の押圧手段にり・ｊ同方向に作用し、その
ばね強さは、ホール４の変位に従随して當に円筒子２２
をボール４に当接・ヒしめるに足りるものである。例え
は正の押圧カフ　ｋｇにおいて補助スプリングの押圧力
は０．５　ｋｇである。

しかして、」−記吐出圧力の設定は専ら上記１！ｉｔ整
ねし１４により、正の押圧圧力の加減設定によって行わ
れ、上記設定圧を上進る圧力の流体か流入管２に流入す
るとき、ボール４を弁座２１から開いて弁室２０へ流入
し、流出管３ら吐出される。

」１記弁座２１とボール４の開口の稈度、つまり十記正
の押圧力と流体圧の平（納による開口を通り、流体の流
動抵抗を受けて吐出圧力闘減少された定圧で流出する。

ルーＪ、クーラ等の冷凍回路の例にｔｊＬうまでもない
ごとごあるが、流体流入時には弁部の振すノかヰし易い
。殊に弁の開き始め、二：１．−トラルポイントで最も
弁鳴りをη−し易いことか知られている。

また流体が気体の場合に（Ｊ弁部で擦過音を伴い易く、
気液混合流体では不安定で振動を生し易い。

これらのいずれもがり−ｊ策を求められてきたものであ
る。

本発明は叙上の如く、弁の主体となるホールはそれ自体
浮動自在に構成して回動自在とするごとにより、弁座閉
塞の精度が向上し、加工精度の隘路から解放することが
できることは勿論のこと、ボールに対向する整流素子を
当接し−ζ、ホールの中心位置保持を補助するとともに
振動を防除し、共振を抑制し、かつ弁座と円筒子との間
に適当なすき間の環状流路の構成によって流体流れの整
流作用ならびにボール表面におりる流動の均整化作用が
あって、弁部に発生し易い共振の抑制効果が８忍められ
る。

かくて本発明の弁鳴り防止装置によるときは従来の弁構
造を基本としてこれに改良を加え、簡単な構造によって
弁鳴りを排除し、かつ弁閉塞も完全にした吐出圧力調整
弁がｉηられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す吐出圧力調整弁の切断面
図、第２図は弁主体部を拡大して示す切断面図である。 ２・・・流入管、３・・・流出管、４・・・ホール、５
・・・案内羽根材、５ａ・・・案内羽根材の凹窩、６・
・・ヘロース、１１・・・スプリング、２１・・・弁座
、２２・・円筒子、２３・・・補助スプリング、２５・
・・環状流路。 特許出願人　　株式会社′！宮製作所

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 弁座に対向して配置したボールと、該ホールを上記弁座
   に押圧する弾性押圧手段を有する吐出圧力調整弁におい
   て、上記ボールを回動自在に凹窩部に収容する皿状の案
   内羽根材を介在して上記弾性押圧するとともに、」二記
   弾性押圧方向にター１向して、上記弁座孔径に満たない
   外径を有する円筒子と、該円筒子を上記ホールに押圧す
   る補助スプリングとからなる整流素子を設ジノでなるこ
   とを特徴とする弁鳴り防止装置・