JPH10153275A - 高圧力減圧調節弁 - Google Patents

高圧力減圧調節弁

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JPH10153275A
JPH10153275A JP34642896A JP34642896A JPH10153275A JP H10153275 A JPH10153275 A JP H10153275A JP 34642896 A JP34642896 A JP 34642896A JP 34642896 A JP34642896 A JP 34642896A JP H10153275 A JPH10153275 A JP H10153275A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
fluid
pressure reducing
valve
flow path
Prior art date
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Pending
Application number
JP34642896A
Other languages
English (en)
Inventor
Teiji Jinnai
貞次 陣内
Takeshi Okayasu
武 岡安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKYO KOSO KK
Original Assignee
TOKYO KOSO KK
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH10153275A publication Critical patent/JPH10153275A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高圧流体のための減圧調節弁は発明考案せれ
てきた。例えば特許第698053号(特公昭47−4
9337号)、特公昭55−25314号等であるが、
これらのものは、未だキャビテーションの発生の虞ある
などの問題点があった。本発明はこの問題点を解決する
ことを目的とする。 【構成】 流体入口と流体出口11との間の流路の所要
位置に存する減圧装置に於て、弁座と弁座に着座可能な
弁プラグ3との間を通過した高圧力流体を所定以下の流
速を保ちながら減圧させる高圧力減圧機構6で構成さ
れ、而かも該高圧力減圧機構6は、該減圧機構6内の流
路を流体が流れることによって該流体の圧力水頭エネル
ギーを損失させ該圧力流体を所期の圧力に迄減圧させる
ように、所定の厚さを有する円板の両面に少なくとも4
ブロック以上の構成となるような所要数の間欠溝12を
設け、該円板を積み重ねることにより、所要数の直角の
曲りを有する流路を形成した高圧力減圧調節弁

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧流体のための高圧
力減圧調節弁に関する。本明細書に於て、流体とは蒸気
を含む気体又は流体を意味する。
【0002】従来、高圧流体のための減圧調節弁は発明
考案されてきた。例えば特許第698053号(特公昭
47−49337号)、特公昭55−25314号等で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、これらの発
明のものは、未だキャビテーションの発生の虞あるなど
の問題点があった。本発明者は、この問題点を解決すべ
く本発明を完成したのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、流体入口10と流体出口11との間の流
路の所要位置に存する減圧装置において、弁座4と弁座
に着座可能な弁プラグ3との間を通過した高圧力流体を
所定以下の流速を保ちながら減圧させる高圧力減圧機構
6で構成され、而かも該高圧力減圧機構6は、該減圧機
構6内の流路を流体が流れることによって該流体の圧力
水頭エネルギーを損失させ該圧力流体を所期の圧力に迄
減圧させるように、所定の厚さを有する円板15の両面
に少なくとも4ブロック以上の構成となるような所要数
の間欠溝12を設け、該円板15を積み重ねることによ
り、所要数の直角の曲りを有する流路を形成した構成と
なしたのである。
【0005】前記高圧力減圧機構6は、該機構の出口側
の流路抵抗条件に応じて、抵抗の多いブロックは、流路
の直角の曲りの数を少なく、抵抗の少ないブロックは直
角の流路の曲りの数を多くしすることによって、流体の
通過流量を平均化し、減圧装置での振動を防止するよう
にする。
【0006】高圧力流体を所定の流速以下に保つように
流路の直角の曲りの数を決めるに於て、前記高圧力減圧
機構6を通過する流体が絞り部又はオリフィスを通過す
る時に発生する高流速によって流体圧力が飽和圧力以下
になるような現象を生じないようにした曲りの数となす
ことが好ましい。
【0007】流体が気体の場合のためには前記円板15
の外側方向へ前記間欠溝12の幅を漸次大ならしめるも
のとする(図2及び図4参照)。図4は、気体の流れが
中心部より外側に向う場合のものであって、間欠溝1
2,12,12の幅を、図示のように中心側より順次w
,w,wとするとき w/w = w/w = k>1+α である。αの値は装置の使用状態に応じて規定する。
【0008】図5は気体の流れが外側より中心部に向う
場合のものであって、間欠溝12,12,12の幅を、
図示のように、中心側より順次w,w,wとする
とき w/w = w/w= k≦1.0 である。
【0009】
【作用】本発明に於ける高圧力減圧機構6は、該減圧機
構6内の流路を流体が流れることによって該流体の圧力
水頭エネルギーを損失させ該圧力流体を所期の圧力に迄
減圧させるように、所定の厚さを有する円板15の両面
に少なくとも4ブロック以上の構成となるような所要数
の間欠溝12を設け、該円板15を積み重ねることによ
り、所要数の直角の曲りを有する流路を形成した構成と
なしたので、流体圧力が飽和圧力以下になることが防止
され、キャビテーションが発生することはない。
【0010】前記高圧力減圧機構6は、該機構の出口側
の流路抵抗条件に応じて、抵抗の多いブロックは、流路
の直角の曲りの数を少なく、抵抗の少ないブロックは直
角の流路の曲りの数を多くしすることによって、流体の
通過流量を平均化し、減圧装置での振動を防止するよう
にしたので、静かな減圧を可能としたのである。
【0011】高圧力流体を所定の流速以下に保つように
流路の直角の曲りの数を決めるに於て、前記高圧力減圧
機構6を通過する流体が絞り部又はオリフィスを通過す
る時に発生する高流速によって流体圧力が飽和圧力以下
になるような現象を生じないようにした曲りの数となす
のは、前記の作用効果を充分ならしめるためである。
【0012】流体が気体の場合のためには、該気体の流
れが中心部より外側に向う場合のものを図示した図4に
図示のように、前記円板15の外側方向へ前記間欠溝1
2の幅を漸次大ならしめるのは、中心部より外側に進む
気体が、減圧されるに従い漸次膨張することに対応させ
て、流速を常に所定速度以下に保持させるためである。
【0013】図5に図示のように該気体の流れが外側よ
り中心部に向う場合のものに於ては、前記円板15の中
心部より外側方向の前記間欠溝12の幅を漸次小ならし
めるか又は少くとも相等しいものとするのも、気体が減
圧されるに従い漸次膨張することに対応させるためであ
る。
【0014】
【実施例】図1は、本発明に係わる高圧力減圧調節弁の
縦断面図である。図中、1は弁本体であって、該弁本体
は、流体の入口10及び流体の出口12を有し、その間
に流路が形成され、この弁本体1には、弁座4及び、外
部からの力を弁軸5に加えることにより自由に上下でき
て弁座4に着座可能な弁プラグ3を備える。該弁プラグ
3には、図示のように、圧力バランス穴8が上下方向に
穿設され、圧力バランスシリンダ7には圧力バランスシ
ールリング9が弁プラグ3との間に装着される。2は弁
蓋(ボンネット)、13は流路壁である。図1に図示さ
れるように、上記調節弁に弁プラグ3に外接する高圧力
減圧機構6が設けられる。
【0015】高圧力減圧機構6は、所定の厚みを有する
金属円板15の両面に図2に示すような間欠溝12,1
2を設け、そのブロック間には流路を遮断する流路壁を
少なくとも4個以上設け、4ブロック以上に流路を分
け、該円板15を、図3に図示のように積み重ねること
によって直角の曲りを有する流路を形成するものであっ
て、該流路を流体が流れることによって、流体が有して
いる圧力水頭エネルギーを損失させ、高圧流体を目的の
圧力にまで減圧させるのである。
【0016】図3は前記高圧力減圧機構6の一部拡大断
面図である。該図面中の流体通路溝12の厚み(流路の
間隙)は t = t = t =………= t である。
【0017】外径が86mm、内径が50mmである典
型的な、円板15においては、重なり合った上・下の円
板15,15で作る流路の間隙は、1mm乃至5mmで
十分である。
【0018】流体が気体の場合は、減圧するに従い体積
が増えるのであり、流速を所定以下にするために、流路
面積を増やす必要がある。図2と図4に図示のものは、
その具体例で、円板15の外側方向へなるに従い間欠溝
12の巾が広くなっている。流路の巾は、流路を円周上
に何ヶ所設けるかによって決ってくるのであるが、中心
部の入口側から出口側に向ってとなり合った溝の巾の広
がり率は、1.0乃至1.5が普通であって、典型的に
は1.0乃至1.3であり、最も好ましくは1.05乃
至1.15である。なお、流体が液体の場合は、減圧し
ても体積は増えないので、実施例たる図1と図2で示
す、流路方向とは逆の流路方向にしても本発明の作用効
果には変りはない。
【0019】
【発明の効果】本発明装置は、前記のようにして、高圧
力減圧機構を通過する流体は、一般弁やオリフィスを通
過する時に発生する高速流によって流体圧力が飽和圧力
以下になるような現象は全くないため、キャビテーショ
ンの発生もなく、気体の減圧騒音も発生しない、静かな
減圧が可能となったのである。而して、キャビテーショ
ンが発生しないので弁座、弁プラグ並びに弁内部の流体
通路などが損傷されないので長期間安定して使用するこ
とができると云う大きな特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明に係る高圧力減圧調節弁の一実施例
の縦断面図、
【図2】は、同上高圧力減圧調節弁のA−A横断面図、
【図3】は、同上高圧力減圧機構の一部拡大断面図、
【図4】は、同上に於ける高圧力減圧機構の円板の斜面
図、
【図5】は、別の実施例の高圧力減圧機構の円板の斜面
【符号の説明】
1 弁本体 2 ボンネット(弁蓋) 3 弁プラグ 4 弁座 5 弁軸 6 高圧力減圧機構 7 圧力バランスシリンダ 8 圧力バランス穴 9 圧力バランスシールリング 10 流体入口 11 流体出口 12 流体通路溝(間欠溝) 13 流路壁 15 円板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体入口と流体出口との間の流路の所要
    位置に存する減圧装置において、弁座と弁座に着座可能
    な弁プラグとの間を通過した高圧力流体を所定以下の流
    速を保ちながら減圧させる高圧力減圧機構で構成され、
    而かも該高圧力減圧機構は、該減圧機構内の流路を流体
    が流れることによって該流体の圧力水頭エネルギーを損
    失させ該圧力流体を所期の圧力に迄減圧させるように、
    所定の厚さを有する円板の両面に少なくとも4ブロック
    以上の構成となるような所要数の間欠溝を設け、該円板
    を積み重ねることにより、所要数の直角の曲りを有する
    流路を形成したものであることを特徴とする高圧力減圧
    調節弁。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の高圧力減圧調節弁に於
    て、前記高圧力減圧機構は、該機構の出口側の流路抵抗
    条件に応じて、抵抗の多いブロックは、流路の直角の曲
    りの数を少なく、抵抗の少ないブロックは直角の流路の
    曲りの数を多くすることによって、流体の通過流量を平
    均化し、減圧装置での振動を防止するものであることを
    特徴とする高圧力減圧調節弁。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の高圧力減圧調節弁に於
    て、高圧力流体を所定の流速以下に保つように流路の直
    角の曲りの数を決めるに於て、前記高圧力減圧機構を通
    過する流体が絞り部又はオリフィスを通過する時に発生
    する高速流によって流体圧力が飽和圧力以下になるよう
    な現象を生じないようにした曲りの数となしたことを特
    徴とする高圧力減圧調節弁。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の高圧力減圧調節弁に於
    て、流体が気体の場合のために、前記円板の外側方向へ
    前記間欠溝の幅を漸次大ならしめたことを特徴とする高
    圧力減圧調節弁。
JP34642896A 1996-11-21 1996-11-21 高圧力減圧調節弁 Pending JPH10153275A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000061975A1 (fr) * 1998-02-25 2000-10-19 Koso Kabushikikaisha Soupape regulatrice a haute pression differentielle
KR100432657B1 (ko) * 2001-12-28 2004-05-27 신우공업 주식회사 다중 유로 감압밸브
CN103148236A (zh) * 2013-03-20 2013-06-12 陈曙光 一种转弯调节球阀
CN116221466A (zh) * 2023-05-10 2023-06-06 天津市塘沽沃特斯阀门有限公司 一种具有紊流消除功能的减压阀

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