JPH10148267A - 翼形挿入物を有する低騒音のボール弁組立体 - Google Patents
翼形挿入物を有する低騒音のボール弁組立体Info
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- JPH10148267A JPH10148267A JP9192571A JP19257197A JPH10148267A JP H10148267 A JPH10148267 A JP H10148267A JP 9192571 A JP9192571 A JP 9192571A JP 19257197 A JP19257197 A JP 19257197A JP H10148267 A JPH10148267 A JP H10148267A
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K5/00—Plug valves; Taps or cocks comprising only cut-off apparatus having at least one of the sealing faces shaped as a more or less complete surface of a solid of revolution, the opening and closing movement being predominantly rotary
- F16K5/06—Plug valves; Taps or cocks comprising only cut-off apparatus having at least one of the sealing faces shaped as a more or less complete surface of a solid of revolution, the opening and closing movement being predominantly rotary with plugs having spherical surfaces; Packings therefor
- F16K5/0605—Plug valves; Taps or cocks comprising only cut-off apparatus having at least one of the sealing faces shaped as a more or less complete surface of a solid of revolution, the opening and closing movement being predominantly rotary with plugs having spherical surfaces; Packings therefor with particular plug arrangements, e.g. particular shape or built-in means
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K47/00—Means in valves for absorbing fluid energy
- F16K47/04—Means in valves for absorbing fluid energy for decreasing pressure or noise level, the throttle being incorporated in the closure member
- F16K47/045—Means in valves for absorbing fluid energy for decreasing pressure or noise level, the throttle being incorporated in the closure member and the closure member being rotatable
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- Y10T137/86743—Rotary
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 比較的少量の流量かつ比較的小さな弁開口度
で比較的大きな圧力降下がある場合に流体の流れによっ
て生じる騒音を十分に低減し、さらに比較的小さい圧力
降下の下で最大流量を達成し、かつガス流の分離を起こ
さないボール弁組立体と方法を提供すること。 【解決手段】 貫通孔１０ａには複数の比較的小径の通
路を有する挿入物３０が配置され、比較的大径の貫通通
路３６が貫通孔１０ａ内を延びている。ボール弁１０
は、その閉鎖位置から、一部開いた第１位置へ回転させ
られる。第１位置では、比較的小径の貫通通路３８が流
体の流路にあることによって、流量と、流体の流れによ
って生じる騒音が低減される。また、ボール弁１０は、
完全に開いた位置へ回転させられ、その位置では、比較
的大径の貫通通路３６が流体の流路にあることによっ
て、比較的大きな流量が達成される。挿入物３０は、流
体が比較的大径の貫通通路３６を通るときに流体の分離
が起こらないようにエア・フォイル面を形成している。
で比較的大きな圧力降下がある場合に流体の流れによっ
て生じる騒音を十分に低減し、さらに比較的小さい圧力
降下の下で最大流量を達成し、かつガス流の分離を起こ
さないボール弁組立体と方法を提供すること。 【解決手段】 貫通孔１０ａには複数の比較的小径の通
路を有する挿入物３０が配置され、比較的大径の貫通通
路３６が貫通孔１０ａ内を延びている。ボール弁１０
は、その閉鎖位置から、一部開いた第１位置へ回転させ
られる。第１位置では、比較的小径の貫通通路３８が流
体の流路にあることによって、流量と、流体の流れによ
って生じる騒音が低減される。また、ボール弁１０は、
完全に開いた位置へ回転させられ、その位置では、比較
的大径の貫通通路３６が流体の流路にあることによっ
て、比較的大きな流量が達成される。挿入物３０は、流
体が比較的大径の貫通通路３６を通るときに流体の分離
が起こらないようにエア・フォイル面を形成している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、低騒音のボール弁
組立体に関し、特に、圧縮性流体の伝送、分配を制御す
るための、低騒音のボール弁組立体に関する。
組立体に関し、特に、圧縮性流体の伝送、分配を制御す
るための、低騒音のボール弁組立体に関する。
【０００２】
【従来の技術】天然ガスのような圧縮性流体の伝送、分
配においては、弁は、変化する圧力、流量を制御し、ま
た高い圧力降下の下、すなわち上流と下流との間に大き
な圧力差が存在する下で作動することが要求される。こ
のような機能を有する弁では、コントローラーやコンピ
ューターからの制御信号に応答するアクチュエーターや
ポジショナーが装備される。
配においては、弁は、変化する圧力、流量を制御し、ま
た高い圧力降下の下、すなわち上流と下流との間に大き
な圧力差が存在する下で作動することが要求される。こ
のような機能を有する弁では、コントローラーやコンピ
ューターからの制御信号に応答するアクチュエーターや
ポジショナーが装備される。
【０００３】大きな圧力降下の下で圧縮性流体が制御弁
を通して絞られる場合、流体中に空気力学的に騒音が発
生し、次いで騒音が流体を伝わってパイプの壁を刺激し
（主に下流で生じる）、これにより周囲の環境に伝わる
騒音を起こす。この結果、騒音が作業者の会話が聞き取
り可能な限度を越えることがある。
を通して絞られる場合、流体中に空気力学的に騒音が発
生し、次いで騒音が流体を伝わってパイプの壁を刺激し
（主に下流で生じる）、これにより周囲の環境に伝わる
騒音を起こす。この結果、騒音が作業者の会話が聞き取
り可能な限度を越えることがある。
【０００４】制御弁を通しての圧縮性流体の絞りに関係
する第２の事柄は、それがしばしば過度な機械的振動を
生じさせ、その結果、必然的に、関連する測定機器や制
御機器の正常な操作に問題を引き起こすことである。ま
た、この振動は溶接部分や配管部分に疲労破壊を引き起
こす。
する第２の事柄は、それがしばしば過度な機械的振動を
生じさせ、その結果、必然的に、関連する測定機器や制
御機器の正常な操作に問題を引き起こすことである。ま
た、この振動は溶接部分や配管部分に疲労破壊を引き起
こす。
【０００５】これに関連して、天然ガスの伝送、分配に
ボール弁が遮断弁や制御弁としてしばしば使用されてい
る。しかしながら、騒音を良好に低減できる、ボール弁
のための弁装備の有用性は非常に限定されたものであ
る。また、騒音を低減することができるボール弁の適用
は、弁工程の初めから終わりまで大きな圧力降下がある
応用例にしばしば限定される。それらの応用例では、ボ
ール弁は、弁工程の初めから終わりまで連続的に騒音を
低減することができるように設計することができる。し
かし、比較的少量の流量で比較的小さな弁開口度の下で
は比較的大きな圧力降下が存在し、また最大流量で比較
的大きな弁開口度の下では比較的小さな圧力降下が存在
する応用例がある。後者、すなわち小さな圧力降下があ
る場合、流れ容量は、弁工程の初めから終わりまで大き
な圧力降下がある応用例において連続的に騒音を低減す
ることができるように設計された弁を用いて可能となる
ものよりも大きな流れ容量が要求される。
ボール弁が遮断弁や制御弁としてしばしば使用されてい
る。しかしながら、騒音を良好に低減できる、ボール弁
のための弁装備の有用性は非常に限定されたものであ
る。また、騒音を低減することができるボール弁の適用
は、弁工程の初めから終わりまで大きな圧力降下がある
応用例にしばしば限定される。それらの応用例では、ボ
ール弁は、弁工程の初めから終わりまで連続的に騒音を
低減することができるように設計することができる。し
かし、比較的少量の流量で比較的小さな弁開口度の下で
は比較的大きな圧力降下が存在し、また最大流量で比較
的大きな弁開口度の下では比較的小さな圧力降下が存在
する応用例がある。後者、すなわち小さな圧力降下があ
る場合、流れ容量は、弁工程の初めから終わりまで大き
な圧力降下がある応用例において連続的に騒音を低減す
ることができるように設計された弁を用いて可能となる
ものよりも大きな流れ容量が要求される。
【０００６】また、騒音を低減することができるボール
弁の多くは、ガスが弁を通る時にガス流の分離が起こ
り、その結果圧力降下のロスが起こり、弁の性能を落と
す。
弁の多くは、ガスが弁を通る時にガス流の分離が起こ
り、その結果圧力降下のロスが起こり、弁の性能を落と
す。
【０００７】それ故、必要なものは、騒音を低減するこ
とのできるボール弁であって、比較的少量の流量で比較
的小さな弁開口度の下で比較的大きな圧力降下がある場
合に騒音を低減し、さらに比較的小さい圧力降下の場合
にも対応して最大限の流量を達成できるボール弁であ
る。また、ガスが弁を通る時に、ガス流の分離が起こら
ない、上記のボール弁である。
とのできるボール弁であって、比較的少量の流量で比較
的小さな弁開口度の下で比較的大きな圧力降下がある場
合に騒音を低減し、さらに比較的小さい圧力降下の場合
にも対応して最大限の流量を達成できるボール弁であ
る。また、ガスが弁を通る時に、ガス流の分離が起こら
ない、上記のボール弁である。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、比較的少量の流量で比較的小さな弁開口度の下
で比較的大きな圧力降下がある場合に、流体の流れによ
って生じる騒音を、十分に低減することができるボール
弁組立体を提供することである。また、比較的小さい圧
力降下の下で最大流量を達成し、かつガス流の分離を起
こさないボール弁組立体を提供することである。
目的は、比較的少量の流量で比較的小さな弁開口度の下
で比較的大きな圧力降下がある場合に、流体の流れによ
って生じる騒音を、十分に低減することができるボール
弁組立体を提供することである。また、比較的小さい圧
力降下の下で最大流量を達成し、かつガス流の分離を起
こさないボール弁組立体を提供することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この目的のため、ボール
弁は、貫通孔内に流体が流れるのを選択的に許容するこ
とにより導管部分内の流体の流れを制御するように、導
管部分内で回転可能である。貫通孔には、複数の比較的
小径の通路を有する挿入物が配置され、比較的大径の通
路が貫通孔内を延びている。ボール弁は、その閉鎖位置
から、一部開いた第１の位置へ回転させられる。第１の
位置では、比較的小径の通路が流体の流路にあることに
よって、流量と、流体の流れによって生じる騒音が低減
される。また、ボール弁は、完全に開いた位置へ回転さ
せられ、その位置では、比較的大径の通路が流体の流路
にあることによって、比較的大きな流量が達成される。
挿入物は、流体が比較的大径の通路を通るときに流体の
分離が起こらないように翼形面を形成している。
弁は、貫通孔内に流体が流れるのを選択的に許容するこ
とにより導管部分内の流体の流れを制御するように、導
管部分内で回転可能である。貫通孔には、複数の比較的
小径の通路を有する挿入物が配置され、比較的大径の通
路が貫通孔内を延びている。ボール弁は、その閉鎖位置
から、一部開いた第１の位置へ回転させられる。第１の
位置では、比較的小径の通路が流体の流路にあることに
よって、流量と、流体の流れによって生じる騒音が低減
される。また、ボール弁は、完全に開いた位置へ回転さ
せられ、その位置では、比較的大径の通路が流体の流路
にあることによって、比較的大きな流量が達成される。
挿入物は、流体が比較的大径の通路を通るときに流体の
分離が起こらないように翼形面を形成している。
【００１０】流体の流れによって生じる騒音を比較的小
さな弁開口度でかつ比較的小さな流量で十分に低減し、
さらに比較的小さな圧力降下の下で最大流量が達成で
き、かつガス流の分離が起こらないので、本発明のボー
ル弁組立体によって主な効果が達成される。
さな弁開口度でかつ比較的小さな流量で十分に低減し、
さらに比較的小さな圧力降下の下で最大流量が達成で
き、かつガス流の分離が起こらないので、本発明のボー
ル弁組立体によって主な効果が達成される。
【００１１】
【発明の実施の形態】図１を参照すると、本発明のボー
ル弁組立体は、弁本体１２内に配置されたボール弁１０
を具備し、該弁本体１２は、入口孔１４ａと、該入口孔
から突出し、天然ガスのような圧縮性流体を入口部分に
供給するパイプ（図示せず）を連結するための円環状の
フランジ１４ｂとを有する円筒状の入口部分１４により
形成される。また、出口孔１６ａと、該出口孔から突出
し、出口部分からの流体を受け取るパイプ（図示せず）
を連結するための円環状のフランジ１６ｂとを有する円
筒状の出口部分１６が設けられる。内面がボール弁１０
の外面と離間した、外側の支持リング２０が、入口部分
１４と出口部分１６との間に延びる。
ル弁組立体は、弁本体１２内に配置されたボール弁１０
を具備し、該弁本体１２は、入口孔１４ａと、該入口孔
から突出し、天然ガスのような圧縮性流体を入口部分に
供給するパイプ（図示せず）を連結するための円環状の
フランジ１４ｂとを有する円筒状の入口部分１４により
形成される。また、出口孔１６ａと、該出口孔から突出
し、出口部分からの流体を受け取るパイプ（図示せず）
を連結するための円環状のフランジ１６ｂとを有する円
筒状の出口部分１６が設けられる。内面がボール弁１０
の外面と離間した、外側の支持リング２０が、入口部分
１４と出口部分１６との間に延びる。
【００１２】１対の軸方向に離間したシール組立体２
２，２４が入口部分１４、出口部分１６の内端に設けら
れた環状の切欠すなわち溝内にそれぞれ搭載される。支
持リング２０は公知の方法、例えばボルト等（図示せ
ず）の公知のいずれかの方法によって入口部分１４と出
口部分１６との間に接合される。支持リング２０及びシ
ール組立体２２，２４は、通常のものであり、これ以上
詳細な説明はしない。
２，２４が入口部分１４、出口部分１６の内端に設けら
れた環状の切欠すなわち溝内にそれぞれ搭載される。支
持リング２０は公知の方法、例えばボルト等（図示せ
ず）の公知のいずれかの方法によって入口部分１４と出
口部分１６との間に接合される。支持リング２０及びシ
ール組立体２２，２４は、通常のものであり、これ以上
詳細な説明はしない。
【００１３】ボール弁１０は、中央貫通孔１０ａを有し
た球形状のボール形式である。したがって、図１に示す
ボール弁１０の閉鎖位置で、入口部分１４から出口部分
１６への流体の流れを塞ぐ、２つの孔のない（中実状
の）表面領域１０ｂ，１０ｃが画定される。
た球形状のボール形式である。したがって、図１に示す
ボール弁１０の閉鎖位置で、入口部分１４から出口部分
１６への流体の流れを塞ぐ、２つの孔のない（中実状
の）表面領域１０ｂ，１０ｃが画定される。
【００１４】１対のステムが（そのうち１つは図１に極
細線で示され、参照番号２８ａを付してある）、以下に
述べる方法でボール弁１０を回転させるために、ボール
弁１０の外面の、互いに全く正反対の位置に連結され
る。より具体的には、ステム２８ａを含む１対のステム
は、ボール弁１０を両ステムの軸と一致する軸を中心に
回転させるように、従来の補助装置（図示せず）に連結
される。また、シール組立体２２，２４は、液状シール
を付与するように機能する。これらは全て従来の方法に
よる。
細線で示され、参照番号２８ａを付してある）、以下に
述べる方法でボール弁１０を回転させるために、ボール
弁１０の外面の、互いに全く正反対の位置に連結され
る。より具体的には、ステム２８ａを含む１対のステム
は、ボール弁１０を両ステムの軸と一致する軸を中心に
回転させるように、従来の補助装置（図示せず）に連結
される。また、シール組立体２２，２４は、液状シール
を付与するように機能する。これらは全て従来の方法に
よる。
【００１５】本発明の主な特徴によれば、挿入物３０は
ボール弁１０の中央貫通孔１０ａ内に設けられて、比較
的少量の流量で比較的小さな弁開口度の下でボール弁を
通る流体の流れによって生じる騒音を低減するように設
計される。この目的のため、図１，図４及び図５に示す
ように、挿入物３０は、比較的短く、わずかに湾曲した
部分３２ａと、該部分３２ａに対し角度をなして延びる
第２の、比較的長く、わずかに湾曲した部分３２ｂと、
部分３２ａと部分３２ｂを連結させる幅広のひじ部分３
２ｃとを形成するよう成形された板状部材形式である。
ボール弁１０の中央貫通孔１０ａ内に設けられて、比較
的少量の流量で比較的小さな弁開口度の下でボール弁を
通る流体の流れによって生じる騒音を低減するように設
計される。この目的のため、図１，図４及び図５に示す
ように、挿入物３０は、比較的短く、わずかに湾曲した
部分３２ａと、該部分３２ａに対し角度をなして延びる
第２の、比較的長く、わずかに湾曲した部分３２ｂと、
部分３２ａと部分３２ｂを連結させる幅広のひじ部分３
２ｃとを形成するよう成形された板状部材形式である。
【００１６】挿入物３０の部分３２ａは、ボール弁１０
の中央貫通孔１０ａの先端、すなわち入口端部に形成、
配置され、ボール弁１０の孔のない（中実状の）表面領
域１０ｂの曲面と連続部分を画定するように、中央貫通
孔１０ａの軸に対して実質的に直角に延びる。挿入物３
０の第２の部分３２ｂは、ひじ部分３２ｃから延びて中
央貫通孔１０ａの末端、すなわち出口端部に向かって湾
曲し、部分３２ａと孔のない（中実状の）表面領域１０
ｂの対応する内面と共に、閉鎖したキャビティ３４を画
定する。比較的大径の貫通通路３６は、挿入物３０の部
分３２ｂと、該部分３２ｂと対向する孔のない（中実状
の）表面領域１０ｃとの間に延びるように、中央貫通孔
１０ａ内に画定される。挿入物３０は、以下に説明する
ように流体が比較的大径の貫通通路３６内を通る時に、
圧力回復を可能にする、滑らかで湾曲した“翼形”デザ
インを有する。
の中央貫通孔１０ａの先端、すなわち入口端部に形成、
配置され、ボール弁１０の孔のない（中実状の）表面領
域１０ｂの曲面と連続部分を画定するように、中央貫通
孔１０ａの軸に対して実質的に直角に延びる。挿入物３
０の第２の部分３２ｂは、ひじ部分３２ｃから延びて中
央貫通孔１０ａの末端、すなわち出口端部に向かって湾
曲し、部分３２ａと孔のない（中実状の）表面領域１０
ｂの対応する内面と共に、閉鎖したキャビティ３４を画
定する。比較的大径の貫通通路３６は、挿入物３０の部
分３２ｂと、該部分３２ｂと対向する孔のない（中実状
の）表面領域１０ｃとの間に延びるように、中央貫通孔
１０ａ内に画定される。挿入物３０は、以下に説明する
ように流体が比較的大径の貫通通路３６内を通る時に、
圧力回復を可能にする、滑らかで湾曲した“翼形”デザ
インを有する。
【００１７】一連の、平行に離間した比較的小径の貫通
通路３８は、挿入物３０の部分３２ａ，３２ｂ，３２ｃ
を貫通して形成され、これら貫通通路がなければ上記し
たように十分に確立した理論に従い中央貫通孔１０ａ内
の流体の流れによって生じるであろう騒音レベルを、十
分に低減するように機能する。
通路３８は、挿入物３０の部分３２ａ，３２ｂ，３２ｃ
を貫通して形成され、これら貫通通路がなければ上記し
たように十分に確立した理論に従い中央貫通孔１０ａ内
の流体の流れによって生じるであろう騒音レベルを、十
分に低減するように機能する。
【００１８】ボール弁１０は、図１にその閉鎖位置が図
示され、該閉鎖位置では孔のない（中実状の）表面領域
１０ｂが入口孔１４ａからボール弁１０を通る流体の流
れを遮断する。流体の流れが要望される場合、ボール弁
１０はステム２８ａを含む１対のステムを中心に、図２
の矢印で示すように時計方向に回転させられて、一連の
比較的小径の貫通通路３８の一部を入口孔１４ａ内の流
体中に向ける。流体の一部は挿入物３０の部分３２ａの
比較的小径の貫通通路３８を通ってキャビティ３４へ入
り、挿入物３０の部分３２ｂの比較的小径の貫通通路３
８を通ってキャビティ３４から流れ出る。次いで、この
流体は、比較的大径の貫通通路３６に流入し、該貫通通
路３６を通って出口孔１６ａへ流れる。残りの流体は直
接入口孔１４ａから挿入物３０のひじ部分３２ｃ近傍に
位置する、比較的小径の貫通通路３８の一部を通り、出
口孔１６ａへ流れ出る前に直接、比較的大径の貫通通路
３６へ流入する。次に、全ての流体が、出口孔１６ａか
ら、出口部分１６に接続された出口パイプなどに至る。
この位置では、全ての流体がボール弁１０を流れ出る前
に少なくとも１つの比較的小径の貫通通路３８を通る結
果、十分な騒音低減が達成できる。
示され、該閉鎖位置では孔のない（中実状の）表面領域
１０ｂが入口孔１４ａからボール弁１０を通る流体の流
れを遮断する。流体の流れが要望される場合、ボール弁
１０はステム２８ａを含む１対のステムを中心に、図２
の矢印で示すように時計方向に回転させられて、一連の
比較的小径の貫通通路３８の一部を入口孔１４ａ内の流
体中に向ける。流体の一部は挿入物３０の部分３２ａの
比較的小径の貫通通路３８を通ってキャビティ３４へ入
り、挿入物３０の部分３２ｂの比較的小径の貫通通路３
８を通ってキャビティ３４から流れ出る。次いで、この
流体は、比較的大径の貫通通路３６に流入し、該貫通通
路３６を通って出口孔１６ａへ流れる。残りの流体は直
接入口孔１４ａから挿入物３０のひじ部分３２ｃ近傍に
位置する、比較的小径の貫通通路３８の一部を通り、出
口孔１６ａへ流れ出る前に直接、比較的大径の貫通通路
３６へ流入する。次に、全ての流体が、出口孔１６ａか
ら、出口部分１６に接続された出口パイプなどに至る。
この位置では、全ての流体がボール弁１０を流れ出る前
に少なくとも１つの比較的小径の貫通通路３８を通る結
果、十分な騒音低減が達成できる。
【００１９】ボール弁１０を完全に開いた位置まで移動
させることが望まれる場合は、該ボール弁を、図３に示
す位置に至るまで時計方向に回転させる。この位置で
は、比較的大径の貫通通路３６の他に、挿入物３０の部
分３２ａとひじ部分３２ｃの比較的小径の貫通通路３８
の全てが、入口孔１４ａ内の流体に向けられる。比較的
大径の貫通通路３６が流体に最小の流れ抵抗を付与する
ので、殆どの流体は入口孔１４ａから直接、比較的大径
の貫通通路３６を通って出口孔１６ａに至る。このよう
にして、図３に示す完全に開いた位置では、殆どの流体
が比較的大径の貫通通路３６を通るので、（騒音の低減
とともに）比較的大きな流れ容量が達成される。挿入物
３０の滑らかな“翼形”デザインの為に、流体はボール
弁１０を通る時挿入物３０の外面に“付着する”。この
ことにより十分な圧力回復が可能になる。
させることが望まれる場合は、該ボール弁を、図３に示
す位置に至るまで時計方向に回転させる。この位置で
は、比較的大径の貫通通路３６の他に、挿入物３０の部
分３２ａとひじ部分３２ｃの比較的小径の貫通通路３８
の全てが、入口孔１４ａ内の流体に向けられる。比較的
大径の貫通通路３６が流体に最小の流れ抵抗を付与する
ので、殆どの流体は入口孔１４ａから直接、比較的大径
の貫通通路３６を通って出口孔１６ａに至る。このよう
にして、図３に示す完全に開いた位置では、殆どの流体
が比較的大径の貫通通路３６を通るので、（騒音の低減
とともに）比較的大きな流れ容量が達成される。挿入物
３０の滑らかな“翼形”デザインの為に、流体はボール
弁１０を通る時挿入物３０の外面に“付着する”。この
ことにより十分な圧力回復が可能になる。
【００２０】上記したことの全ての結果として、本発明
のボール弁１０は、図２の位置を取ることにより、比較
的少量の流量でかつ大きな圧力降下の下に騒音を相当低
減することができ、さらに比較的小さい圧力降下の場合
に対応して図３の位置を取ることにより、最大流量を達
成することができる。また、本発明のボール弁を用いる
ことにより、挿入物３０の翼形デザインのために上記の
ように流体の流れの付着が起こり、圧力回復が達成され
るので比較的高い効率が得られる。
のボール弁１０は、図２の位置を取ることにより、比較
的少量の流量でかつ大きな圧力降下の下に騒音を相当低
減することができ、さらに比較的小さい圧力降下の場合
に対応して図３の位置を取ることにより、最大流量を達
成することができる。また、本発明のボール弁を用いる
ことにより、挿入物３０の翼形デザインのために上記の
ように流体の流れの付着が起こり、圧力回復が達成され
るので比較的高い効率が得られる。
【００２１】本発明の範囲を逸脱しない限り、上述した
内容に変更があってもよい。例えば、本発明に用いられ
る挿入物３０の形状は図示または上記したような特定の
形状に限らない。略円錐形の挿入物も本発明の範囲内で
ある。前述した開示内容や本発明の特徴などに変更、修
正、置換などを意図することは付随する他の特徴によら
ずに、採用し得るものと理解される。従って、添付され
たクレームを、本発明の範囲を変えずに広くすることは
適切である。
内容に変更があってもよい。例えば、本発明に用いられ
る挿入物３０の形状は図示または上記したような特定の
形状に限らない。略円錐形の挿入物も本発明の範囲内で
ある。前述した開示内容や本発明の特徴などに変更、修
正、置換などを意図することは付随する他の特徴によら
ずに、採用し得るものと理解される。従って、添付され
たクレームを、本発明の範囲を変えずに広くすることは
適切である。
【図１】本発明のボール弁組立体の３つの動作状態のう
ちの１つの動作状態を示す横断面図である。
ちの１つの動作状態を示す横断面図である。
【図２】本発明のボール弁組立体の３つの動作状態のう
ちの他の１つの動作状態を示す横断面図である。
ちの他の１つの動作状態を示す横断面図である。
【図３】本発明のボール弁組立体の３つの動作状態のう
ちの更に他の１つの動作状態を示す横断面図である。
ちの更に他の１つの動作状態を示す横断面図である。
【図４】図１から図３に示すボール弁組立体の等角投影
図である。
図である。
【図５】図４の５−５平面から取った横断面図である。
１０ ボール弁 １０ａ 中央貫通孔 １０ｂ、１０ｃ 連続した表面領域 １２ 弁本体 １４ 入口部分 １４ａ 入口孔 １４ｂ フランジ １６ 出口部分 １６ａ 出口孔 １６ｂ フランジ ２０ 支持リング ２２、２４ シール組立体 ２８ａ ステム ３０ 挿入物 ３２ａ、３２ｂ わ
ずかに湾曲した部分 ３２ｃ 継手 ３４ キャビティ ３６ 比較的大径の貫通通路 ３８ 比較的小径の
貫通通路
ずかに湾曲した部分 ３２ｃ 継手 ３４ キャビティ ３６ 比較的大径の貫通通路 ３８ 比較的小径の
貫通通路
Claims (9)
- 【請求項１】 入口と出口を有する導管部分を通る流体
の流れを制御するための弁組立体にして、 前記弁組立体は、貫通孔を有するボール弁と、前記貫通
孔を通る流体の流れにより生じる騒音を低減するために
前記貫通孔内に配置される挿入物とを備え、 前記ボール弁は、前記貫通孔内に流体が流れるのを選択
的に許容することにより前記導管部分内の流体の流れを
制御するように、前記導管部分内で回転可能であり、 前記挿入物は、流体を受け入れるための、複数の比較的
小径の通路を有する板状部材からなり、 前記板状部材は、前記ボール弁の、前記貫通孔を画定す
る面の一部と共に、比較的大径の貫通通路を画定し、 前記ボール弁は、流量と流体の流れによって生じる騒音
を低減するため、前記比較的小径の通路が流体の流路に
ある、前記導管部分内の第１の開き位置に、配置可能で
あり、 前記ボール弁は、流量を増加させるため、前記比較的大
径の貫通通路が流体の流路にある、前記導管部分内の第
２の位置に、配置可能であり、 前記比較的大径の貫通通路を画定する板状部材の一部
は、流体が前記比較的大径の貫通通路を通るときに流体
の分離が起こらないようにするための翼形面を形成して
いることを特徴とする弁組立体。 - 【請求項２】 請求項１に記載の弁組立体にして、 前記比較的小径の通路もまた、前記ボール弁の第２の位
置において流体の流路にあるが、流体の殆どは前記比較
的大径の貫通通路を通ることを特徴とする弁組立体。 - 【請求項３】 請求項１に記載の弁組立体にして、 前記板状部材が、前記ボール弁の対応する面と共にキャ
ビティを画定することにより、前記ボール弁の第１の位
置において、流体の一部が前記板状部材の通路のいくつ
かを通って前記キャビティ内に流れてから、前記板状部
材の他の通路を通ることを特徴とする弁組立体。 - 【請求項４】 請求項１に記載の弁組立体にして、 前記ボール弁をその閉鎖位置から回転させたときに、前
記ボール弁が前記第２の位置に至る前に前記第１の位置
に至ることを特徴とする弁組立体。 - 【請求項５】 請求項４に記載の弁組立体にして、 前記第２の位置が、前記ボール弁の完全な開き位置であ
ることを特徴とする弁組立体。 - 【請求項６】 ボール弁を配置した導管を通る流体の流
れを制御する方法であって、 複数の比較的小径の通路を有する挿入物と比較的大径の
通路を具備したボール弁を設ける工程、 前記ボール弁を、閉鎖位置から前記比較的小径の通路が
流体の流路にある第１位置へ回転させる工程、 前記ボール弁を、前記比較的大径の通路が流体の流路に
ある第２位置へ回転させる工程、 流体が前記比較的大径の通路を通るときに流体の分離が
起こらないようにするための翼形面を形成する工程から
なることを特徴とする方法。 - 【請求項７】 請求項６に記載の方法にして、 前記比較的小径の通路もまた、前記ボール弁の第２の位
置において流体の流路にあるが、流体の殆どは前記比較
的大径の通路を通ることを特徴とする方法。 - 【請求項８】 請求項６に記載の方法にして、 前記ボール弁をその閉鎖位置から回転させたときに、前
記ボール弁が前記第２の位置に至る前に前記第１の位置
に至ることを特徴とする方法。 - 【請求項９】 請求項６に記載の方法にして、 前記第２の位置が、前記ボール弁の完全な開き位置であ
ることを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US736508 | 1996-10-24 | ||
| US08/736,508 US5771929A (en) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | Low noise ball valve assembly with airfoil insert |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10148267A true JPH10148267A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=24960144
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9192571A Pending JPH10148267A (ja) | 1996-10-24 | 1997-07-17 | 翼形挿入物を有する低騒音のボール弁組立体 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5771929A (ja) |
| EP (1) | EP0838617A1 (ja) |
| JP (1) | JPH10148267A (ja) |
| AU (1) | AU718103B2 (ja) |
| BR (1) | BR9705127A (ja) |
| CA (1) | CA2217404A1 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 1997-07-21 AU AU28730/97A patent/AU718103B2/en not_active Ceased
- 1997-10-06 CA CA002217404A patent/CA2217404A1/en not_active Abandoned
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