JPH0440055Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0440055Y2
JPH0440055Y2 JP1984054759U JP5475984U JPH0440055Y2 JP H0440055 Y2 JPH0440055 Y2 JP H0440055Y2 JP 1984054759 U JP1984054759 U JP 1984054759U JP 5475984 U JP5475984 U JP 5475984U JP H0440055 Y2 JPH0440055 Y2 JP H0440055Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solenoid
spring
pressure
flapper member
pressure control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984054759U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60167279U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5475984U priority Critical patent/JPS60167279U/ja
Publication of JPS60167279U publication Critical patent/JPS60167279U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0440055Y2 publication Critical patent/JPH0440055Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 この考案は、流体回路の圧力をソレノイドの励
磁電流に略比例して制御する比例ソレノイド形電
磁圧力制御弁に関する。
従来技術 比例ソレノイド形電磁圧力制御弁は、一般に流
体の流入口(Pポート)と流出口(Tポート)と
の間に流路に弁座とポペツトからなるポペツト弁
を介在させ、そのポペツトにソレノイドの電磁力
を作用させて、流入口側の圧力(例えばリリーフ
圧力)を電気的に制御するようになつている。
従来のこの種の圧力制御弁においては、このポ
ペツト弁のポペツトにソレノイドの電磁力を作用
させるための構造として、例えば特公昭49−2217
号公報に見られるように、ソレノイドの可動鉄心
に一体に設けたロツドとポペツトとの間に調圧ス
プリングを介装し、ソレノイドによつてこの調圧
スプリングの弾撥力を調整してポペツトを弁座へ
押し付ける力を制御するようになつているものが
ある。
しかしながら、このようにソレノイドの可動鉄
心の変位によつて調圧スプリングの弾撥力を調整
するようにしたのでは、ソレノイドの励磁電流が
変化して可動鉄心が移動してもポペツトに作用す
る押圧力は瞬間的には変わらないので、応答性が
悪い欠点があつた。
そこで、例えば実開昭53−90229号公報に見ら
れるが、第1図に示すように、ポペツト弁を構成
する弁座1とポペツト2との間にバネ定数の小さ
いスプリング3を介装してポペツト2を弁座1か
ら離れる方向に付勢し、ソレノイド4の可動鉄心
に設けたプツシユロツド5を直接ポペツト2の後
端に当接させて励磁電流に応じてポペツト2を弁
座1へ押し付けるようにすると共に、ポペツト2
の後端部とソレノイド4の固定部との間にバネ定
数の大きいスプリング6を介装して、ポペツトの
作動を安定させるようにしたものもある。
しかしながら、このようにしてもソレノイド4
のプツシユロツド5とポペツト2とが離れること
がるため、アンダシユートやピーク圧力が発生
し、さらに両者の接触状態が変わるために再現性
が悪くなるという問題が生ずる。
また、このような電磁圧力制御弁において、ソ
レノイド4に入力電流iを流した時に、流入口
(Pポート)から流出口(Tポート)へ流出する
油量を制御することによつて得られる回路圧力
(Pポート側の圧力)をP〔Kgf/cm2〕とすると、
次式が成立する状態でポペツト2に加わる力のバ
ランスが得られる。
P・A+K1(x01+x)=K2(x02−x)+F(i)
……(1) ここで、Aはポペツト2の受圧面積〔cm2〕, K1はスプリング3のバネ定数〔Kgf/cm〕, K2はスプリング6のバネ定数〔Kgf/cm〕, x01はスプリング3の初期たわみ量〔cm〕, x02はスプリング6の初期たわみ量〔cm〕, xは回路圧力がPの時のポペツト2の変位量
(スプリング3,6の変位量もこれに等しい)
〔cm〕,F(i)は入力電流iに比例するソレノイ
ド4の吸引力(プツシユロツド5の押圧力)〔Kg
f〕である。
(1)式を変形して、P・Aは次式により求められ
る。
P・A=K2(x02−x)+F(i)−K1(x01+x)
……(2) ここで、K2(x02−x)=a K1(x01+x)=b とすると、変位量xの増加量により、すなわち入
力電流iを大きくして回路圧力Pを高くする程、
aは減少しbは増加していく。
そして、K2>K1であるから、aの減少の方が
bの増加より大きく、その差分だけ(a−b)は
減少することになる。これは入力電流iに対する
回路圧力Pの直線性が悪くなることであり、特に
スプリング3,6のバネ定数K1,K2が大きい程、
またポペツト2の変位量であるストロークが長い
程(ストロークはポペツト2の先端部の角度θに
よつて異なり、θが大きくなる程短かくなる)直
線性が悪くなる。
実際に弁(ポペツト)の安定性を増すためには
スプリング3,6のバネ定数K1,K2を上げなけ
ればならないし、ポペツト先端部のθも小さくし
なければならないため、従来のこの種の電磁圧力
制御弁の入力電流に対する圧力特性は、第2図に
一点鎖線で示すようになり、特に低圧域(ストロ
ーク変化量に対して圧力の変化が少ない所)にお
ける直線性が悪かつた。
目 的 この考案は、上記のような問題を解消するため
になされたもので、応答性がよく安定性もあり、
ピーク圧やアンダシユートを発生することがな
く、しかも入力電流に対する圧力特性の直線性が
よい比例ソレノイド形電磁圧力制御弁を提供する
ことを目的とする。
構 成 そのため、この考案による比例ソレノイド形電
磁圧力制御弁は、ポペツト弁に替えて同じ圧力を
設定するのに比較的小さいストロークで制御でき
るノズルフラツパ型の弁を開いて直線性の向上を
計ると共に、ソレノイドの可動鉄心をプツシユロ
ツドの反対側からプツシユロツドをフラツパ部材
に押し付ける方向に付勢するスプリングを設ける
ことにより、プツシユロツドを常にフラツパ部材
に当接させて、動作の安定性と応答性が得られる
ようにしたものである。
実施例 以下、この考案の実施例を添付図面を参照して
説明する。
第3図はこの考案による比例ソレノイド形電磁
圧力制御弁の縦断面を示し、弁本体7とソレノイ
ド本体8とソレノイドのカバー部9から構成され
ている。
弁本体7は、ハウジング10に3段に径の異な
る中心孔を図で左右に貫通して形成してあり、そ
の中間の小径部にノズル(鋭端状の弁座)11
を、右側の大径部にスリーブ12をそれぞれ圧入
し、左側の中径部にプラグ13を螺着している。
また、ノズル11に対向する平坦面15aを有
する円柱状のフラツパ部材15の後部15bをス
リーブ12の内周の小径部に圧入した軸受ガイド
14に嵌入し、フラツパ部材15を軸線方向に摺
動自在に軸受支持して設け、ノズル11と共にノ
ズルフラツパ型の弁を構成している。
そして、この弁本体7におけるスリーブ12の
内周の大径部内で、ハウジング10の中心孔の大
径部の内端面とフラツパ部材15のフランジ部1
5cとの間に、第1のスプリングである圧縮スプ
リング16を介装して、フラツパ部材15をノズ
ル11から離す方向に付勢している。
なお、この弁本体7のプラグ13とノズル11
との間に形成される室は流体(加圧油)の流入口
(Pポート)17に通じ、スリーブ12の内周の
大径部に形成され、フラツパ部材15が配設され
る室は流出口(Tポート)18に通じており、こ
れらの室はノズル11を貫通するノズル孔11a
によつて連通されている。
ソレノイド本体8は、ケースを兼ねた案内筒2
0内に同心状に電磁コイル21を内蔵し、その内
周孔の図で左側に固定鉄心22を嵌入固定し、右
側にこの固定鉄心22と間隔をあけて可動鉄心
(プランジヤ)23を軸線方向に摺動可能に嵌装
している。
この可動鉄心23の固定鉄心22と対向する端
面の中心部に、固定鉄心22の中心に形成した案
内孔22aを通して軸線方向に沿つて伸び、図で
左方に突出するプツシユロツド24を固設してお
り、反対側の端面の中心部にも軸線方向に沿つて
右方に伸びる短いロツド25を固設している。
26は電磁コイル21に通電するためのコード
を接続するコネクタである。
そして、このソレノイド本体8の案内筒20と
弁本体7のハウジング10とを図示のように中心
軸線を一致させて固着し、フラツパ部材15の後
端面にプツシユロツド24の先端を当接させる。
さらに、ソレノイド本体8の後端面に固設した
カバー部9内にも摺動孔31が形成されており、
この摺動孔31に調整軸32を摺動可能に嵌装す
ると共に、可動鉄心23に突設したロツド25を
嵌入させて、その先端に固着したスプリング受3
3を案内している。
調整軸32は、外部から手動で回転されてナツ
ト34によつて固定される調整ねじ35によつて
位置決めされる。
この調整軸32とスプリング受33との間に第
2のスプリングである圧縮スプリング36を介装
して、可動鉄心23をプツシユロツド24をフラ
ツパ部材15に押し付ける方向(図では左方)に
付勢している。
したがつて、弁本体7内の圧縮スプリング16
とカバー部9内の圧縮スプリング36とによつ
て、フラツパ部材15と可動鉄心23のプツシユ
ロツド24とが常に接触状態を保つように押圧さ
れている。
ここで、ソレノイド本体8の電磁コイル21に
通電すると、固定鉄心22と可動鉄心23との間
に吸引力が働いて、可動鉄心23がプツシユロツ
ド25を介してフラツパ部材15をノズル11の
先端に押し付ける方向に移動して、ノズル11の
ノズル孔11aをフラツパ部材15の平坦面15
aによつて閉鎖しようとするが、それによつて流
入口17の流体圧力(油圧)が上昇してフラツパ
部材15を押し戻そうとする力が作用する。
したがつて、この両者の力が平衡したところ
で、ソレノイドへの入力電流(i)に比例した圧
力制御が行なわれる。
ここで、ポペツト弁とノズルフラツパ型の弁と
の弁体(ポペツト又はフラツパ部材)の閉弁状態
からのストローク(変位量)と設定圧力との関係
は、第4図に示すように相違し、ポペツト弁に比
べてノズルフラツパ型の弁の方が小さいストロー
クで大きな圧力変化を得ることができ、前述の(2)
式において、同じ圧力Pを設定するための変位量
xが小さくて済むことになる。
したがつて、本考案の電磁圧力制御弁による入
力電流iに対する圧力特性は第2図に実線で示す
ようになり、低圧域においても比較的直線性がよ
い。なお、第2図中の破線は理想的直線性を示
す。
そして、一般にはノズルフラツパ型の弁は、上
述のようにフラツパ部材の変位量に対する圧力変
化が大きい(ゲインが高い)ので、ポペツト弁に
比べて制御が難かしいが、この考案によれば一対
のスプリング16と36によつてフラツパ部材1
5と可動鉄心23のプツシユロツド24とが常時
接触するように付勢しているため応答性が良く、
しかも長期間にわたつてフラツパ部材15とプツ
シユロツド24の当り面の接触状態が変化しない
ので安定した再現性が得られる。また、可動鉄心
23の慣性によつて高圧時や低圧時にピーク圧や
アンダシユートが発生するのも防止できる。
さらに、上記実施例によれば、フラツパ部材1
5の円柱状後部15bがスリーブ12に圧入され
た軸受ガイド14によつて支持されているので、
調芯精度を向上させることができる。
また、一対のスプリング16,36によつてフ
ラツパ部材15及び可動鉄心23の位置が定ま
り、スプリング36の弾撥力は調整ねじ35によ
つて調整することができるので、ソレノイド本体
8に通電しない(励磁電流がゼロ)初期状態での
圧力調整が任意にできる。したがつてまた、マニ
ユアル操作による圧力制御も可能になる。
効 果 以上実施例について説明してきたように、この
考案による比例ソレノイド形電磁圧力制御弁は、
ノズルフラツパ型の弁を使用しているので入力電
流に対する圧力特性の直線性がよく、しかも、フ
ラツパ部材とソレノイドの可動鉄心に固設したプ
ツシユロツドとがスプリングの付勢力により常時
接しているので、応答性及び安定性が良く、高圧
時や低圧時にピーク圧やアンダシユートが発生す
ることも防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の比例ソレノイド形電磁圧力制
御弁の一例を示す要部縦断面説明図、第2図は、
従来弁と本考案の弁による入力電流に対する圧力
特性を比較して示す曲線図、第3図は、この考案
の一実施例を示す比例ソレノイド形電磁圧力制御
弁の縦断面図、第4図は、ポペツト弁とノズルフ
ラツパ型の弁の弁ストロークと設定圧力の関係を
比較して示す曲線図、 7……弁本体、8……ソレノイド本体、9……
カバー部、10……ハウジング、11……ノズ
ル、12……スリーブ、14……軸受ガイド、1
5……フラツパ部材、16……第1のスプリン
グ、17……流入口、18……流出口、20……
案内筒、21……電磁コイル、22……固定鉄
心、23……可動鉄心、24……プツシユロツ
ド、25……ロツド、32……調整軸、35……
調整ねじ、36……第2のスプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 流体回路の圧力をソレノイドの励磁電流に略
    比例して制御する比例ソレノイド形電磁圧力制
    御弁において、 流体の流入口と流出口との間の流路に介装さ
    れたノズルと、該ノズルに対向する平坦面を有
    するフラツパ部材と、前記ソレノイドの可動鉄
    心に一体に突設され、先端を前記フラツパ部材
    の後端面に当接させるプツシユロツドと、前記
    フラツパ部材を前記ノズルから離す方向に付勢
    する第1のスプリングと、前記ソレノイドの可
    動鉄心を前記プツシユロツドと反対側から該プ
    ツシユロツドを前記フラツパ部材に押し付ける
    方向に付勢する第2のスプリングとを設けたこ
    とを特徴とする比例ソレノイド形電磁圧力制御
    弁。 2 フラツパ部材が、円柱状の後部を固定部に摺
    動自在に軸受支持されている実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の比例ソレノイド型電磁圧力
    制御弁。 3 第2のスプリングが、可動鉄心の後端面に突
    設したロツドと手動で摺動可能な調整軸との間
    に介装された圧縮スプリングである実用新案登
    録請求の範囲第1項または第2項記載の比例ソ
    レノイド形電磁圧力制御弁。
JP5475984U 1984-04-16 1984-04-16 比例ソレノイド形電磁圧力制御弁 Granted JPS60167279U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5475984U JPS60167279U (ja) 1984-04-16 1984-04-16 比例ソレノイド形電磁圧力制御弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5475984U JPS60167279U (ja) 1984-04-16 1984-04-16 比例ソレノイド形電磁圧力制御弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60167279U JPS60167279U (ja) 1985-11-06
JPH0440055Y2 true JPH0440055Y2 (ja) 1992-09-18

Family

ID=30576803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5475984U Granted JPS60167279U (ja) 1984-04-16 1984-04-16 比例ソレノイド形電磁圧力制御弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60167279U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7641171B2 (en) * 2005-02-02 2010-01-05 Fujikura Rubber Ltd. Fluid control valve
JP6372995B2 (ja) * 2013-11-11 2018-08-15 日本電産トーソク株式会社 電磁弁

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5626139U (ja) * 1979-08-08 1981-03-10

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5626139U (ja) * 1979-08-08 1981-03-10

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60167279U (ja) 1985-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4524947A (en) Proportional solenoid valve
JP2898081B2 (ja) リニヤソレノイドバルブ並びにその組立方法
JP3426263B2 (ja) 圧力調整装置
EP0761966A3 (en) Pump displacement control for a variable displacement pump
US4813447A (en) Flow control valve apparatus
US3937242A (en) Pressure control device for controlling the flow of a fluid medium
JPH0440055Y2 (ja)
JPH0473036B2 (ja)
US3587617A (en) Fluid control apparatus
JPS5917005A (ja) すべり弁の作動装置
US4669700A (en) Pilot operated valve
US4236690A (en) Electrohydraulic flow control apparatus
JPH0310453Y2 (ja)
JPH0449126B2 (ja)
JPS6142150B2 (ja)
CN217177012U (zh) 一种压力补偿器
JPH0755616Y2 (ja) 圧力制御弁
JP2553342B2 (ja) 圧力制御弁
GB2043961A (en) Servovalve assembly
JPS6315932Y2 (ja)
JP2515790Y2 (ja) 圧力調整弁
EP0318552A1 (en) Hydraulic proportional pressure magnet valve
JP2514492Y2 (ja) 減圧弁
JPH056692B2 (ja)
JPH04266675A (ja) 流体圧力調整弁