JP2558590Y2 - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ

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JP2558590Y2
JP2558590Y2 JP5187391U JP5187391U JP2558590Y2 JP 2558590 Y2 JP2558590 Y2 JP 2558590Y2 JP 5187391 U JP5187391 U JP 5187391U JP 5187391 U JP5187391 U JP 5187391U JP 2558590 Y2 JP2558590 Y2 JP 2558590Y2
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JP
Japan
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diaphragm
working fluid
set spring
pressure
working
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JP5187391U
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JPH04136710U (ja
Inventor
浩一 吉原
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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  • Control Of Fluid Pressure (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、作動流体の作動圧を
2種類の異なった圧力特性に従って可変に制御しつつ供
給するアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】作動流体の作動圧を可変に制御しつつ供
給するアクチュエータとして、ダイアフラム式のものが
従来一般に知られている。これは、ダイアフラムによっ
てケース内を制御圧が導入される制御圧室と作動流体が
通過する作動圧室とに仕切ったもので、上記ダイアフラ
ムには作動圧室の圧力に抗するセットスプリングが付勢
されると共に、作動流体の通過流量を増減する弁体が付
設されている。そしてこのようなアクチュエータは、制
御圧室に導入された制御圧の変化に応じてダイアフラム
の撓み量が変化し、弁体が作動流体の通過流量を増減す
ることで作動流体の作動圧を可変に制御しつつ供給する
ようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来のアクチュエータは、ダイアフラムを付勢するセット
スプリングを交換しない限り制御圧に応じたダイアフラ
ムの撓み特性が変化しない。このため、作動流体の作動
圧を制御圧の変化に応じた1種類の圧力特性に従って可
変に制御するのみで、2種類の異なった圧力特性に従っ
て可変に制御することができない。
【0004】そこでこの考案は、作動流体の作動圧を制
御圧の変化に応じて2種類の異なった圧力特性に従って
可変に制御しつつ供給するアクチュエータを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案によるアクチュエータは、ダイアフラムに
よってケース内を制御圧が導入される制御圧室と作動流
体が通過する作動圧室とに仕切り、上記ダイアフラムに
作動流体の通過流量を増減して作動流体の作動圧を制御
する弁体を付設したアクチュエータであって、上記ダイ
アフラムには第1のセットスプリングを常時付勢すると
共に、第2のセットスプリングをプランジャを有する可
動リテーナを介して付勢し、この可動リテーナをダイア
フラムから遠ざけるように第2のセットスプリングに抗
して上記プランジャを吸引する電磁石を設けたことを手
段としている。
【0006】
【作用】このような手段を採用したことにより、アクチ
ュエータは制御圧室に導入される制御圧の変化に応じて
ダイアフラムの撓み量が変化し、弁体が作動流体の通過
流量を増減することで作動流体の作動圧を可変に制御し
つつ供給する。
【0007】ここで電磁石が非励磁のときは、ダイアフ
ラムには第1のセットスプリングが付勢されると共に、
第2のセットスプリングが可動リテーナを介して付勢さ
れる。このため、ダイアフラムは第1のセットスプリン
グ及び第2のセットスプリングの合計荷重に応じた第1
の撓み特性となる。そこでアクチュエータは、ダイアフ
ラムの第1の撓み特性に応じた第1の圧力特性に従って
作動流体の作動圧を可変に制御しつつ供給する。
【0008】また、電磁石が励磁されると、プランジャ
が吸引されて可動リテーナがダイアフラムから遠ざかる
ので、ダイアフラムには第1のセットスプリングのみが
付勢される。このためダイアフラムは第1のセットスプ
リングのみの荷重に応じた第2の撓み特性となる。そこ
でアクチュエータは、ダイアフラムの第2の撓み特性に
応じた第2の圧力特性に従って作動流体の作動圧を可変
に制御しつつ供給する。
【0009】
【実施例】以下、この考案の一実施例を添付の図面に基
づいて具体的に説明する。図1は一実施例によるアクチ
ュエータ1の側面を示しており、このアクチュエータ1
はケース2内にダイアフラム3で上下に仕切られた制御
圧室4と作動圧室5とを備えている。そして制御圧室
4に連通する制御圧導入パイプ6がケース2の上部に接
続され、ケース2の側部には作動圧室5を図示省略した
作動流体の供給源に連通する導入パイプ7が接続されて
いる。そしてケース2の下部中央部には作動圧室5に
連通する弁口部材8が固定され、この弁口部材8には図
示省略した適宜の圧力作動装置が接続されるようになっ
ている。
【0010】前記ダイアフラム3には弁口部材8に対向
して作動圧室5に臨む弁体9が中央部に固定され、この
弁体9がダイアフラム3の撓み量に応じて弁口部材8に
対し接離することで、弁口部材8と弁体9との間に形成
される作動流体の通路断面積が変化するようになってい
る。
【0011】一方、制御圧室4内において、皿状のリテ
ーナ10がダイアフラム3に接合して配置され、また円
板状のリテーナ11がリテーナ10に対向するようケー
ス2の上部内面に接合して配置されている。そしてこれ
らのリテーナ10,11間にコイルスプリングである第
1のセットスプリング12が介設されている。なお、第
1のセットスプリング12の上端部は、リテーナ11に
形成されたリング状溝11aに嵌入してその外側壁に接
して位置決めされている。
【0012】また、制御圧室4内において、リテーナ1
0上にはプランジャ13aが一体形成された可動リテー
ナ13が配置され、この可動リテーナ13と前記リテー
ナ11との間には、前記第1のセットスプリング12よ
り小径のコイルスプリングである第2のセットスプリン
グ14が同心状に配置して介設されている。なお、第2
のセットスプリング14は、その上端部がリテーナ11
に形成されたリング状溝11aに嵌入してその内側壁に
接して位置決めされ、その下端部が可動リテーナ13に
形成されたリング状溝13bに嵌入して位置決めされて
いる。
【0013】前記可動リテーナ13に一体形成されたプ
ランジャ13aは、第2のセットスプリング14の内側
において上方に突出し、リテーナ11に所定間隔を開け
て対向している。そしてこのプランジャ13aを第2の
セットスプリング14に抗して上方に吸引すべく電磁石
15が設けられている。
【0014】前記電磁石15は、誘磁体からなる上下一
対の取付片16,17をその両極に接続して固定したも
ので、上方の取付片16は前記制御圧導入パイプ6に嵌
合してケース2の上面に接合し、制御圧導入パイプ6の
外周に螺合するナット18によって固定されている。ま
た、下方の取付片17は前記弁口部材8に嵌合してケー
ス2の下面に接合し、このケース2の下面と弁口部材8
とに挟持されて固定されている。
【0015】このように構成された一実施例のアクチュ
エータ1は、制御圧導入パイプ6を介して例えば負圧の
制御圧が制御圧室4に導入され、また図示省略した作動
流体の供給源から導入パイプ7を介して作動圧室5に作
動流体が導入される。そして導入された作動流体は、作
動圧室5を通過して弁口部材8から適宜の圧力作動装置
に供給される。
【0016】ここで、ダイアフラム3は制御圧室4に導
入された負圧により第1のセットスプリング12などの
荷重に抗して上方に撓み、その撓み量は導入された負圧
の変化に応じて変化する。そしてこのダイアフラム3の
撓み量の変化に応じて弁体9が弁口部材8に対して接離
することで作動流体の通路断面積が変化する。そこで作
動圧室5に導入された作動流体は、その通過流量が増減
制御されて作動圧が可変に制御される。
【0017】ここで電磁石15が非励磁のときは、第1
のセットスプリング12が常時付勢されているダイアフ
ラム3に対して第2のセットスプリング14も可動リテ
ーナ13を介して付勢されている。このため、ダイアフ
ラム3は第1のセットスプリング12及び第2のセット
スプリング14の合計荷重に応じた第1の撓み特性とな
る。そこでアクチュエータ1は、ダイアフラム3の第1
の撓み特性に応じた第1の圧力特性(図2中にAで示す
グラフ)に従って作動流体の作動圧を可変に制御しつつ
供給する。
【0018】また、電磁石15が励磁されると、プラン
ジャ13aが上方に吸引されて可動リテーナ13がダイ
アフラム3から遠ざかるので、ダイアフラム3には第1
のセットスプリング12のみが付勢される。このため
ダイアフラム3は第1のセットスプリング12のみの荷
重に応じた第2の撓み特性となる。そこでアクチュエ
ータ1は、ダイアフラム3の第2の撓み特性に応じた第
2の圧力特性(図2中にで示すグラフ)に従って作動
流体の作動圧を可変に制御しつつ供給する。
【0019】このように一実施例のアクチュエータ1
は、電磁石15の励磁、非励磁の切換えにより、作動流
体の作動圧を制御圧の変化に応じて図2のA及びBで示
す第1、第2の異なった2種類の圧力特性に従って可変
に制御しつつ供給することができる。
【0020】なお、制御圧室4に導入する制御圧は、前
記実施例のような負圧に限らず、制圧としてもよい。こ
の場合にも前記実施例と同様に電磁石15の励磁、非励
磁に応じて作動流体の作動圧を2種類の圧力特性に従っ
て可変に制御しつつ供給することができる。
【0021】
【考案の効果】以上説明したとおりこの考案によれば、
アクチュエータは制御圧室に導入される制御圧の変化に
応じてダイアフラムの撓み量が変化し、弁体が作動流体
の通過流量を増減することで作動流体の作動圧を可変に
制御しつつ供給する。
【0022】ここで電磁石が非励磁のときは、ダイアフ
ラムには第1のセットスプリングが付勢されると共に、
第2のセットスプリングが可動リテーナを介して付勢さ
れる。このため、ダイアフラムは第1のセットスプリン
グ及び第2のセットスプリングの合計荷重に応じた第1
の撓み特性となる。そこでアクチュエータは、ダイアフ
ラムの第1の撓み特性に応じた第1の圧力特性に従って
作動流体の作動圧を可変に制御しつつ供給する。
【0023】また、電磁石が励磁されると、プランジャ
が吸引されて可動リテーナがダイアフラムから遠ざかる
ので、ダイアフラムには第1のセットスプリングのみが
付勢される。このためダイアフラムは第1のセットスプ
リングのみの荷重に応じた第2の撓み特性となる。そこ
でアクチュエータは、ダイアフラムの第2の撓み特性に
応じた第2の圧力特性に従って作動流体の作動圧を可変
に制御しつつ供給する。
【0024】このようにこの考案によるアクチュエータ
は、作動流体の作動圧を制御圧の変化に応じて第1、第
2の異なった2種類の圧力特性に従って可変に制御しつ
つ供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるアクチュエータの一実施例を、
その要部を断面として示す側面図である。
【図2】一実施例における制御圧と作動流体の作動圧と
の関係を示す圧力特性図である。
【符号の説明】
1……アクチュエータ 2……ケース 3……ダイアフラム 4……制御圧室 5……作動圧室 6……制御圧導入パイプ 7……導入パイプ 8……弁口部材 9……弁体 10、11……リテーナ 11a……リング状溝 12……第1のセットスプリング 13……可動リテーナ 13a……プランジャ 13b……リング状溝 14……第2のセットスプリング 15……電磁石 16、17……取付片 18……ナット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイアフラム(3)によってケース
    (2)内を制御圧が導入される制御圧室(4)と作動流
    体が通過する作動圧室(5)とに仕切り、上記ダイアフ
    ラム(3)に作動流体の通過流量を増減して作動流体の
    作動圧を制御する弁体(9)を付設したアクチュエータ
    (1)であって、上記ダイアフラム(3)には第1のセ
    ットスプリング(12)を常時付勢すると共に、第2の
    セットスプリング(14)をプランジャ(13a)を有
    する可動リテーナ(13)を介して付勢し、この可動リ
    テーナ(13)をダイアフラム(3)から遠ざけるよう
    に第2のセットスプリング(14)に抗して上記プラン
    ジャ(13a)を吸引する電磁石(15)を設けたこと
    を特徴とするアクチュエータ(1)。
JP5187391U 1991-06-10 1991-06-10 アクチュエータ Expired - Lifetime JP2558590Y2 (ja)

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JP5187391U JP2558590Y2 (ja) 1991-06-10 1991-06-10 アクチュエータ

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JPH04136710U JPH04136710U (ja) 1992-12-18
JP2558590Y2 true JP2558590Y2 (ja) 1997-12-24

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