JP2557934Y2 - サンルーフの排水構造 - Google Patents

サンルーフの排水構造

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JP2557934Y2
JP2557934Y2 JP1993072158U JP7215893U JP2557934Y2 JP 2557934 Y2 JP2557934 Y2 JP 2557934Y2 JP 1993072158 U JP1993072158 U JP 1993072158U JP 7215893 U JP7215893 U JP 7215893U JP 2557934 Y2 JP2557934 Y2 JP 2557934Y2
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drain
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義高 樋口
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Yachiyo Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、サンルーフの排水構造
に関し、特に、可動パネルをスライド自在に保持するイ
ンナフレームに開口からの浸水を受け止めるための排水
溝を設け、その排水溝の軸線方向端に車両外部へ排水す
るための排水部材を取り付けるサンルーフの排水構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】車両としての自動車の固定ルーフに開口
を形成し、ガラスや鋼板などからなる可動パネルを前後
方向にスライド自在に設けることにより、この開口を選
択的に開閉し得るようにしたスライドサンルーフ装置が
ある。また、開口と可動パネルとの隙間から固定ルーフ
内に侵入する水滴を受け止めるための排水溝をインナフ
レームに設け、その排水溝内の水を車両の外部へ排水す
るための排水部材を排水溝の軸線方向端部に取り付け
て、車両のピラー内に通したチューブを介して排水する
ようにしているものがある。
【0003】上記サンルーフの排水構造にあっては、例
えば特開平4−212623号公報に開示されているよ
うに、排水部材としての合成樹脂製の水箱端部部材をフ
レームの排水溝を形成された側部部材の後端に取り付け
ている。その取付構造は、側部部材の後端面に突き合わ
せるようにして位置合わせを行い、水箱端部部材に一体
成形により設けられた延出片を側部部材の下面に重ね合
わせて、接着やリベット止めにて固定している。
【0004】しかしながら、上記取付構造では、上記し
たように水箱端部部材を側部部材の後端に突き合わせる
ようにして取り付けるため、取付作業時の位置決めを確
実に行うことが困難であるばかりでなく、排水溝の側壁
の上面を伝わってくる水滴を捕捉することができない
いう問題があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このような従来技術の
問題点に鑑み、本考案の主な目的は、排水溝の軸線方向
端に取り付けられる排水部材の位置決めを容易にかつ確
実に行い得ると共に水滴の確実な捕捉を可能にするサン
ルーフの排水構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本考
案によれば、車両の固定ルーフに設けられた開口を選択
的に開閉するための可動パネルをスライド自在に保持す
べく当該固定ルーフの内側に固設されたインナフレーム
と、前記開口からの浸水を受け止めるべく前記インナフ
レームに設けられた排水溝と、前記排水溝内の水を車両
外部へ排水するべく前記排水溝の軸線方向端に取り付け
られた排水部材とを有し、前記排水溝の壁部に軸線方向
端から軸線方向に所定長さのスロットが形成され、前記
排水部材が、前記排水溝内に嵌合し得る嵌合部と、前記
スロットに係合し得るように設けられた突片とを有し、
前記インナフレームに固定手段により固定されている
共に、前記排水部材の前記嵌合部を有する本体の外側面
に、側方に突出するせき止め部が設けられていることを
特徴とするサンルーフの排水構造を提供することにより
達成される
【0007】
【作用】このようにすれば、排水部材を取り付ける際に
は排水部材の嵌合部を排水溝に嵌合させて、排水溝の両
側面により排水部材の左右の幅方向が位置決めされ得る
と共に、インナフレームに排水溝の軸線方向端から軸線
方向に所定長さのスロットを形成し、排水部材にスロッ
トに係合し得る突片を設けることにより、排水部材を取
り付ける際に両者の係合により好適にガイドされ、かつ
軸線方向への位置決めを行い得る。また、排水部材の嵌
合部を有する本体の外側面にせき止め部を設けることに
より、排水溝の側壁の上面を伝わってくる水滴を好適に
補捉し得る。
【0008】
【実施例】以下、本考案の好適実施例を添付の図面を参
照して詳しく説明する。
【0009】図1は、本考案が適用された自動車用サン
ルーフ装置の概要を示している。固定ルーフ1には、車
体幅方向に長辺を置く概ね矩形をなす開口2が形成され
ており、該開口2は、例えば板ガラス等からなる可動パ
ネル3にて補完的に閉鎖されたり開放され得るようにな
っている。なお、本考案を構成する諸部材は、自動車の
前後方向に沿う中心線に対して略左右対称に配設されて
いるので、以下、その位置関係は、特に断わらない限
り、車室中央を基準にして説明する。
【0010】本サンルーフ装置のフレームを上面から示
す図2に示されるように、固定ルーフ1の開口2の左右
両側方部には、可動パネル3の左右の側部をスライド自
在に支持するべく互いに平行な左右一対の側部フレーム
4が設けられている。側部フレーム4は、アルミニウム
合金の引き抜き材からなり、開口2の車両に於ける左右
の両側縁に沿って延在し、さらに固定ルーフ1の車両後
方部に至り、適所を固定ルーフ1の内面にねじ止めにて
固設されている。それら両側部フレーム4の開口2側で
ある車両前方側の両端部間には、両側部フレーム4と共
働してコ字形インナフレームを形成するようにされた前
部フレーム5がその両端を各側部フレーム4に結合され
て適所を固定ルーフ1の内面にねじ止めにて固設されて
いる。
【0011】可動パネル3の内面に於ける左右両側端部
には図1に示されるように前後方向に延在するステー3
aがそれぞれ固定されており、ステー3aの下端部に装
着されたスライダ3bが、上記側部フレーム4に形成さ
れたガイドレール4aに摺動自在に係合している。上記
スライダには駆動力伝達ケーブルとしてのプッシュプル
ケーブル6の先端部が連結されており、そのプッシュプ
ルケーブル6の基端部側が、モータ7に一体化された減
速機9の駆動軸にラックアンドピニオン状に噛み合わさ
れている。そして、プッシュプルケーブル6を押し引き
駆動することによって可動パネル3が開閉駆動される。
【0012】前記両側部フレーム4の中間部同士には、
固定ルーフ1の内面に固設された中間部補強スティフナ
8の両端部がそれぞれ結合されている。そして、両側部
フレーム4の前部フレーム5とは相反する側の両遊端部
間にモータ7が配設されている。モータ7には減速機9
が一体化されており、それらを支持するモータ取付ブラ
ケット10と共にモータ装置を構成し、固定ルーフ1の
内面にねじ止めにてモータ取付ブラケット10が固定さ
れている。
【0013】次に、上記したようにして構成されたサン
ルーフ装置の排水構造について、図3乃至図5を参照し
て以下に示す。なお、図3は、図2のIII線について見
た部分拡大平面図であり、図4は、図3のIV−IV線に沿
って見た横断面図であり、図5は、排水部材の取付要領
を示す要部破断側面図である。
【0014】図に示されるように、本排水構造は、側部
フレーム4に一体的に形成されたU字状の排水溝11の
車両後方側の後端部に合成樹脂材からなる排水部材12
を取り付けて構成されている。本排水部材12は、排水
溝11内に嵌合し得る矩形の環状をなす周壁部を有する
本体12aと、本体12aの矩形孔部に連通しかつ取付
状態で後部ピラー側へ延出するように曲折されたドレン
パイプ部12bとを有している。排水部材12の本体1
2aの取付状態に於ける下半部には、排水溝11の内壁
に嵌合し得る形状をなす嵌合部13が形成されている。
なお、本体12aの排水溝11への没入方向端部には、
排水溝11内の水滴を本体の12aの矩形孔内に導くべ
く排水溝11の底面に沿うへら状の舌片部が形成されて
いる。
【0015】本体12aの左右の両外側面の一方にはそ
の側方に延出する耳部14が一体成形されており、その
耳部14の貫通孔と側部フレーム4の対応する貫通孔と
を用いてリベット止めする固定手段にて、排水部材12
が側部フレーム4に固定されるようになっている。な
お、固定手段としては、リベット止めに限定されず、ボ
ルト・ナットやファスナ、または接着剤を用いたり、さ
らに接着剤を併用しても良い。
【0016】本体12aの左右の両外側面の他方にはそ
の側方に突出するせき止め部15が設けられている。こ
のせき止め部15は、プッシュプルケーブル6を受容し
かつ排水溝11の左右の内側面の一方を形成する壁部の
排水溝11側に傾斜する上面上に延出しており、その壁
部の上面に流れていった水滴を補捉し、本体12a内に
向けて取り込むように平面矢視にて斜めに形成されたせ
き止め用壁部を有している。
【0017】また、本体12aの下面にはT字状断面形
状をなす係合片16が下方に向けて立設するように形成
されている。排水溝11の底壁には、軸線方向端(排水
溝11の後端)から軸線方向に所定長切り込まれた形状
のスロット17が設けられている。
【0018】従って、図5に示されるように、そのスロ
ット17に係合片16の首下部を差し込むようにして図
の矢印Aの向きに排水部材12を排水溝11内に押し込
んで取り付けることになる。この時、スロット17によ
り係合片16がガイドされるため、排水部材12の排水
溝11内への挿入を容易に行い得ると共に、スロット1
7の軸線方向の長さにより、排水部材12が軸線方向に
ついて位置決めされる。また、排水溝11内に排水部材
12の嵌合部13が嵌合して、本体12aの左右の外側
面と排水溝11の左右の内側面とが当接しており、排水
部材12が左右方向である幅方向について位置決めされ
る。
【0019】このようにして軸線方向及び左右の幅方向
について位置決めされた排水部材12の耳部14を前記
したようにリベット止めして、排水部材12を側部フレ
ーム4に固定する。上記位置決め状態により、耳部14
と側部フレーム4とのリベット用貫通孔の相対位置も容
易に整合することになり、リベット18の装着を容易に
行うことができる。また、T字状係合片16の首下部を
スロット17に差し込むことから、T字の頭部により、
係合片16が上下方向に抜け止めされることになり、上
記リベット止めの箇所を1箇所にしても何等不都合が生
じることがないため、取付コストを低廉化し得る。
【0020】なお、本体12aの底面及び左右の両外側
面には、周方向に互いに連通するシール溝19が凹設さ
れており、排水部材12の取付時にシール材をシール溝
19内に充填しておき、排水溝11と排水部材12との
嵌合部分のシール性を確保している。
【0021】
【考案の効果】このように本考案によれば、排水部材
を、排水溝に嵌合させて取り付けたので、排水溝に対し
て左右方向に位置決めされると共に、スロットに係合片
を係合させることにより、排水部材の軸線方向の位置決
めを行うこともでき、排水部材を高精度かつ容易に取り
付け、固定手段として例えばリベット止めする際の固定
作業を容易に行い得る。また、排水部材の嵌合部を有す
る本体の外側面にせき止め部を設けたことにより、排水
溝の側壁の上面を伝わってくる水滴を好適に補捉でき、
排水部材の機能性を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用された自動車用サンルーフ装置の
概要を示す部分斜視図。
【図2】サンルーフ装置の全体を示す平面図。
【図3】図2のIII線について見た要部拡大平面図。
【図4】図3のIV−IV線に沿って見た側面図。
【図5】排水部材の取付要領を示す要部破断側面図。
【符号の説明】
1 固定ルーフ 2 開口 3 可動パネル 3a ステー 3b スライダ 4 側部フレーム 4a ガイドレール 5 前部フレーム 6 プッシュプルケーブル 7 モータ 8 中間部補強スティフナ 9 減速機 10 モータ取付ブラケット 11 排水溝 12 排水部材 12a 本体 12b ドレンパイプ部 13 嵌合部 14 耳部 15 せき止め部 16 係合片 17 スロット 18 リベット 19 シール溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の固定ルーフに設けられた開口を
    選択的に開閉するための可動パネルをスライド自在に保
    持すべく当該固定ルーフの内側に固設されたインナフレ
    ームと、前記開口からの浸水を受け止めるべく前記イン
    ナフレームに設けられた排水溝と、前記排水溝内の水を
    車両外部へ排水するべく前記排水溝の軸線方向端に取り
    付けられた排水部材とを有し、 前記排水溝の壁部に軸線方向端から軸線方向に所定長さ
    のスロットが形成され、前記排水部材が、前記排水溝内
    に嵌合し得る嵌合部と、前記スロットに係合し得るよう
    に設けられた突片とを有し、前記インナフレームに固定
    手段により固定されていると共に、前記排水部材の前記
    嵌合部を有する本体の外側面に、側方に突出するせき止
    め部が設けられていることを特徴とするサンルーフの排
    水構造。
JP1993072158U 1993-12-13 1993-12-13 サンルーフの排水構造 Expired - Lifetime JP2557934Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2577781Y2 (ja) * 1989-02-14 1998-07-30 本田技研工業株式会社 ワイパユニット
JP2598609Y2 (ja) * 1991-04-30 1999-08-16 ベバスト ジャパン株式会社 サンルーフ装置のフレーム構造

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