JP2605325Y2 - サンルーフのフレーム構造 - Google Patents

サンルーフのフレーム構造

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JP2605325Y2
JP2605325Y2 JP1993074204U JP7420493U JP2605325Y2 JP 2605325 Y2 JP2605325 Y2 JP 2605325Y2 JP 1993074204 U JP1993074204 U JP 1993074204U JP 7420493 U JP7420493 U JP 7420493U JP 2605325 Y2 JP2605325 Y2 JP 2605325Y2
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義高 樋口
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Yachiyo Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スライドパネルのガイ
ドレール、駆動用プッシュプルケーブルの保持溝、およ
び排水溝が一体成形された左右一対の側方フレーム部材
の前端同士を、排水溝を備えた前方フレーム部材で相互
に連結した構成のサンルーフのフレーム構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】サンルーフのスライドパネルを支持する
フレームには、スライドパネルに設けられたスライダを
摺合させるためのガイドレール、駆動用プッシュプルケ
ーブルを保持するための保持溝、並びに雨水を車外に排
出するための排水溝が並設される。
【0003】従来、これらの各部材は、それぞれ個別に
形成され、固定ルーフの内面に固設された共通の構造部
材に取り付けられることが一般的であった。そのため、
部品点数が多くなりがちとなって部品管理が繁雑化する
と共に、組み立て工数を低減しずらいことから、製造コ
ストを削減する要望を十分に満たすことが困難であっ
た。
【0004】そこで上記した各部材をアルミニウム合金
材の引き抜き加工にて一括形成したものを固定ルーフの
両側部に延設して側方フレーム部材を兼用させ、車体幅
方向に延設した前方フレーム部材でこの左右の側方フレ
ーム部材の前端同士を連結するようにしたフレーム構造
が考えられた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、引き抜き加
工材は、その全長に渡って断面形状が一定であるため、
ガイドレール部、プッシュプルケーブルの保持溝部、並
びに排水溝部の全てが切断端面で開放されている。ここ
で排水溝部は、左右を連通する必要があるために前方フ
レーム部材との連結部へ向けて開放していることは何等
支障とはならないが、ガイドレール部やプッシュプルケ
ーブルの保持溝部が開放していることは、この開放面か
ら浸水して作動不良を招く要因となるので、好ましいこ
とではない。
【0006】ガイドレール部並びにプッシュプルケーブ
ルの保持溝部からの浸水を防止するには、排水溝部を他
より低い位置に設けることが考えられるが、このような
高低差をつけると、サンルーフフレームの収容空間の高
さ寸法の増大を余儀なくされる。
【0007】本考案は、このような問題点に対処するべ
く案出されたものであり、その主な目的は、引き抜き加
工材にて構成して構造を簡略化し、かつフレームの収容
空間の高さ寸法を増大せずに排水溝部以外の部分への浸
水を防止し得るように改良されたサンルーフのフレーム
構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本考
案によれば、スライドパネル(3)のガイドレール(2
0)、駆動用プッシュプルケーブル(11・13)の保
持溝(19)、および排水溝(実施例中の溝形部17)
共通の平面上(実施例中のベース部14)に一体成形
された左右一対の側方フレーム部材(4)の前端同士
を、排水溝(6)を備えた前方フレーム部材(5)で相
互に連結し、前記側方フレーム部材と前記前方フレーム
部材との排水溝を平面視略コ字形をなすように連続させ
たサンルーフのフレーム構造であって、前記側方フレー
ム部材と前記前方フレーム部材との間を連結する部材
(実施例中の遮蔽部材21)に、前記側方フレーム部材
の前記ガイドレール部及び前記保持溝部の前端の開放面
を閉鎖する壁部(22)と、前記側方フレーム部材との
係合手段(実施例中の切欠孔26および係合爪27)
と、前記前方フレーム部材との結合手段(実施例中のフ
ランジ28)と、少なくとも前記保持溝部の前端部周囲
を囲む部分(実施例中のフランジ状部分23)とを備え
させたことを特徴とするサンルーフのフレーム構造を提
供することによって達成される。
【0009】
【作用】このような構成によれば、側方フレーム部材の
ガイドレール部及び保持溝部の開放面が共に閉じられる
ので、同部分に対する浸水を防止することができる。
【0010】
【実施例】以下に本考案の構成を添付の図面に示された
具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。
【0011】図1は、本考案が適用された自動車用ルー
フの概要を示している。固定ルーフ1には、車体幅方向
に長辺を置く概ね矩形をなす開口2が形成されており、
該開口2は、例えば板ガラス等からなるスライドパネル
3にて補完的に閉鎖し得るようにされている。
【0012】図2に示すように、固定ルーフ1の開口2
の左右両側部には、可動パネル3の左右の側部をスライ
ド自在に支持するべく、左右一対の側方フレーム部材4
が互いに平行に延設されている。これら側方フレーム部
材4は、開口2の左右両側縁に沿う部分から、固定ルー
フ1の後部に至って延在しており、その適所を、固定ル
ーフ1の内面に設けられたスティフナにねじ止めなどで
固定されている。そしてこれら左右の側方フレーム部材
4の前端は、図3に示すように、鋼板のプレス加工から
なり、排水溝6が形成され、かつ固定ルーフ1の前部に
左右方向に延設された前方フレーム部材5の側端に、リ
ベット止めなどで固定されており、平面視略コ字形を形
成するようにされている。なお、側方フレーム部材4と
前方フレーム部材5との接合部には、シーラント材が紐
状に塗布されている。
【0013】両側方フレーム部材4の中間部同士には、
固定ルーフ1の内面に固設された中間部補強スティフナ
8の両端部がそれぞれ結合されている。そして、固定ル
ーフ1の内面に於ける両側方フレーム部材4の後端同士
間には、減速機付きモータ9が配設されており、モータ
に一体化された減速機の駆動軸にラックアンドピニオン
式に噛み合わされたプッシュプルケーブル11・13を
押し引き駆動することにより、可動パネル3が開閉駆動
されるようになっている。
【0014】側方フレーム部材4は、アルミニウム合金
の引き抜き材からなり、図4に示すように、実質的にフ
ラットなベース部14と、このベース部14の上面に於
ける内側部分に立設されたT字状部15と、T字状部1
5の外側に立設されたC字状部16と、C字状部16の
外側に隣接して形成されたベース部14と共通の平面を
底壁とする溝形部17とからなり、T字状部15の立設
部から更に内側へ延出されたベース部14の内側端縁
と、溝形部17の外壁上縁に連続して設けられたフラッ
ト部18とが固定ルーフ1の内面に固設されたスティ
フナに固定されている。
【0015】この側方フレーム部材4は、T字状部15
の水平部の内側縁15aがサンシェードの摺合するサン
シェード用ガイドレールとして機能し、同じくT字状部
15の水平部の外側縁とベース部14との間が、スライ
ドパネル3の下面に取り付けられたスライドシューが摺
合するスライドパネル用ガイドレール20として機能
し、C字状部16の内面が、スライドパネル3を押し引
き駆動するためのプッシュプルケーブル用保持溝19と
して機能し、溝形部17が、前方フレーム部材5の排水
溝6に連なる側方排水溝として機能する。
【0016】側方フレーム部材4の前端には、遮蔽部材
21が取り付けられている。この遮蔽部材21は、側方
フレーム部材4の前端における溝形部17の開放面を除
いた部分の端面に対向する壁部22と、この壁部22の
輪郭に概ね沿って設けられたフランジ状部分23とから
なり、C字状部16のケーブル保持溝19に突入する突
起24と、T字状部15の水平部に係合する係合部25
と、側方フレーム部材4に於けるベース部14の前端部
に設けられた切欠孔26に突入する係合爪27と、前方
フレーム部材5にリベット止めされるフランジ28とが
設けられている。この遮蔽部材21により、ケーブル保
持溝19とスライドパネル用ガイドレール20との部分
前端開放面が閉じられるようになっている。
【0017】遮蔽部材21は、フランジ状部分23に於
けるC字状部16の外形輪郭に沿う部分と、T字状部1
5の水平部に係合する係合部25と、フランジ状部分2
3に於ける側方フレーム部材4のベース部14下面に接
合する部分とで側方フレーム部材4に対する上下左右の
ずれ止めがなされ、側方フレーム部材4のベース部14
に設けられた切欠孔26と、フランジ状部分23に於け
るベース部14下面に接合する部分に設けられた係合爪
27との係合により、前後のずれ止めがなされる。
【0018】このようにして側方フレーム部材4の溝形
部17のみが前方フレーム部材5の排水溝6に向けて開
放しており、溝形部17を流れた雨水は、前方フレーム
部材5の排水溝6に流れ込み、前方フレーム部材5の側
端部に固着されたホース口7に接続されたドレンチュー
ブ10を経て車外へ排出される。そしてケーブル保持溝
19とスライドパネル用ガイドレール20との前端開放
面は遮蔽部材21の壁部22で閉じられると共に、C字
状部16における溝形部17の前端開放面に隣接する部
分がフランジ状部分23で囲まれるので、ケーブル保持
溝19とスライドパネル用ガイドレール20への浸水が
防止される。
【0019】
【考案の効果】このように本考案によれば、アルミニウ
ム合金の押し出し成形で側方フレーム部材を形成したう
えで、前方フレーム部材の排水溝に溜まった水がその端
部から側方フレーム部材のガイドレール部及び保持溝部
に侵入することを防止し得る。従って、スライドパネル
のガイドレール、プッシュプルケーブルの保持溝、及び
排水溝を同一レベルに一体形成し得るので、サンルーフ
フレームの構造を簡略化し、かつフレームの収容空間の
高さ寸法を低減する上に大きな効果を発揮することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用されたサンルーフを備えた車両の
ルーフの部分的斜視図。
【図2】本考案が適用された車両のルーフの平面図。
【図3】本考案が適用されたサンルーフフレームの部分
的平面図。
【図4】本考案による遮蔽部材と側方フレーム部材との
関係を示す要部斜視図。
【符号の説明】
1 固定ルーフ 2 開口 3 スライドパネル 4 側方フレーム部材 5 前方フレーム部材 6 排水溝 7 ホース口 8 補強スティフナ 9 減速機付きモータ 10 ドレンチューブ 11・13 プッシュプルケーブル 14 ベース部 15 T字状部 16 C字状部 17 溝形部 18 フラット部 19 ケーブル保持溝 20 スライドパネル用ガイドレール 21 遮蔽部材 22 壁部 23 フランジ状部 24 突起 25 係合部 26 切欠孔 27 係合爪 28 フランジ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライドパネルのガイドレール、駆動用
    プッシュプルケーブルの保持溝、および排水溝が共通の
    平面上に一体成形された左右一対の側方フレーム部材の
    前端同士を、排水溝を備えた前方フレーム部材で相互に
    連結し、前記側方フレーム部材と前記前方フレーム部材
    との排水溝を平面視略コ字形をなすように連続させたサ
    ンルーフのフレーム構造であって、前記側方フレーム部材と前記前方フレーム部材との間を
    連結する部材に、前記側方フレーム部材の前記ガイドレ
    ール部及び前記保持溝部の前端の開放面を閉鎖する壁部
    と、前記側方フレーム部材との 係合手段と、前記前方フ
    レーム部材との結合手段と、少なくとも前記保持溝部の
    前端部周囲を囲む部分とを備えさせたことを特徴とする
    サンルーフのフレーム構造。
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