JPH0735145U - サンルーフの排水構造 - Google Patents

サンルーフの排水構造

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JPH0735145U
JPH0735145U JP072158U JP7215893U JPH0735145U JP H0735145 U JPH0735145 U JP H0735145U JP 072158 U JP072158 U JP 072158U JP 7215893 U JP7215893 U JP 7215893U JP H0735145 U JPH0735145 U JP H0735145U
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drainage groove
drain
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義高 樋口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排水溝の軸線方向端に取り付けられる排水部
材の位置決めを容易にかつ確実に行う。 【構成】 固定ルーフ1の開口2と可動パネル3との隙
間から固定ルーフ1内に浸水した水滴を受け止めるべ
く、可動パネルをスライド支持する側部フレーム4に排
水溝11を設ける。排水溝の軸線方向の一端に排水部材
12を取り付ける。排水部材の本体12aに排水溝内に
嵌合し得る嵌合部13を形成し、排水溝の底壁に設けた
所定長さのスロット17に差し込み得る係合片16を本
体12aの下面に立設する。 【効果】 排水溝内への嵌合状態により排水部材の左右
の幅方向について位置決めされ、スロットへの係合片の
差し込みにより軸線方向について位置決めされる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、サンルーフの排水構造に関し、特に、可動パネルをスライド自在に 保持するインナフレームに開口からの浸水を受け止めるための排水溝を設け、そ の排水溝の軸線方向端に車両外部へ排水するための排水部材を取り付けるサンル ーフの排水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両としての自動車の固定ルーフに開口を形成し、ガラスや鋼板などからなる 可動パネルを前後方向にスライド自在に設けることにより、この開口を選択的に 開閉し得るようにしたスライドサンルーフ装置がある。また、開口と可動パネル との隙間から固定ルーフ内に侵入する水滴を受け止めるための排水溝をインナフ レームに設け、その排水溝内の水を車両の外部へ排水するための排水部材を排水 溝の軸線方向端部に取り付けて、車両のピラー内に通したチューブを介して排水 するようにしているものがある。
【0003】 上記サンルーフの排水構造にあっては、例えば特開平4−212623号公報 に開示されているように、排水部材としての合成樹脂製の水箱端部部材をフレー ムの排水溝を形成された側部部材の後端に取り付けている。その取付構造は、側 部部材の後端面に突き合わせるようにして位置合わせを行い、水箱端部部材に一 体成形により設けられた延出片を側部部材の下面に重ね合わせて、接着やリベッ ト止めにて固定している。
【0004】 しかしながら、上記取付構造では、上記したように水箱端部部材を側部部材の 後端に突き合わせるようにして取り付けるため、取付作業時の位置決めを確実に 行うことが困難であるという問題があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 このような従来技術の問題点に鑑み、本考案の主な目的は、排水溝の軸線方向 端に取り付けられる排水部材の位置決めを容易にかつ確実に行い得るサンルーフ の排水構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、本考案によれば、車両の固定ルーフに設けられた開口を選 択的に開閉するための可動パネルをスライド自在に保持すべく当該固定ルーフの 内側に固設されたインナフレームと、前記開口からの浸水を受け止めるべく前記 インナフレームに設けられた排水溝と、前記排水溝内の水を車両外部へ排水する べく前記排水溝の軸線方向端に取り付けられた排水部材とを有し、前記排水溝の 壁部に軸線方向端から軸線方向に所定長さのスロットが形成され、前記排水部材 が、前記排水溝内に嵌合し得る嵌合部と、前記スロットに係合し得るように設け られた突片とを有し、前記インナフレームに固定手段により固定されていること を特徴とするサンルーフの排水構造を提供することにより達成される。特に、前 記排水部材の前記嵌合部を有する本体の外側面に、側方に突出するせき止め部が 設けられていると良い。
【0007】
【作用】
このようにすれば、排水部材を取り付ける際には排水部材の嵌合部を排水溝に 嵌合させて、排水溝の両側面により排水部材の左右の幅方向が位置決めされ得る と共に、インナフレームに排水溝の軸線方向端から軸線方向に所定長さのスロッ トを形成し、排水部材にスロットに係合し得る突片を設けることにより、排水部 材を取り付ける際に両者の係合により好適にガイドされ、かつ軸線方向への位置 決めを行い得る。また、排水部材の嵌合部を有する本体の外側面にせき止め部を 設けることにより、排水溝の側壁の上面を伝わってくる水滴を好適に補捉し得る 。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の好適実施例を添付の図面を参照して詳しく説明する。
【0009】 図1は、本考案が適用された自動車用サンルーフ装置の概要を示している。固 定ルーフ1には、車体幅方向に長辺を置く概ね矩形をなす開口2が形成されてお り、該開口2は、例えば板ガラス等からなる可動パネル3にて補完的に閉鎖され たり開放され得るようになっている。なお、本考案を構成する諸部材は、自動車 の前後方向に沿う中心線に対して略左右対称に配設されているので、以下、その 位置関係は、特に断わらない限り、車室中央を基準にして説明する。
【0010】 本サンルーフ装置のフレームを上面から示す図2に示されるように、固定ルー フ1の開口2の左右両側方部には、可動パネル3の左右の側部をスライド自在に 支持するべく互いに平行な左右一対の側部フレーム4が設けられている。側部フ レーム4は、アルミニウム合金の引き抜き材からなり、開口2の車両に於ける左 右の両側縁に沿って延在し、さらに固定ルーフ1の車両後方部に至り、適所を固 定ルーフ1の内面にねじ止めにて固設されている。それら両側部フレーム4の開 口2側である車両前方側の両端部間には、両側部フレーム4と共働してコ字形イ ンナフレームを形成するようにされた前部フレーム5がその両端を各側部フレー ム4に結合されて適所を固定ルーフ1の内面にねじ止めにて固設されている。
【0011】 可動パネル3の内面に於ける左右両側端部には図1に示されるように前後方向 に延在するステー3aがそれぞれ固定されており、ステー3aの下端部に装着さ れたスライダ3bが、上記側部フレーム4に形成されたガイドレール4aに摺動 自在に係合している。上記スライダには駆動力伝達ケーブルとしてのプッシュプ ルケーブル6の先端部が連結されており、そのプッシュプルケーブル6の基端部 側が、モータ7に一体化された減速機9の駆動軸にラックアンドピニオン状に噛 み合わされている。そして、プッシュプルケーブル6を押し引き駆動することに よって可動パネル3が開閉駆動される。
【0012】 前記両側部フレーム4の中間部同士には、固定ルーフ1の内面に固設された中 間部補強スティフナ8の両端部がそれぞれ結合されている。そして、両側部フレ ーム4の前部フレーム5とは相反する側の両遊端部間にモータ7が配設されてい る。モータ7には減速機9が一体化されており、それらを支持するモータ取付ブ ラケット10と共にモータ装置を構成し、固定ルーフ1の内面にねじ止めにてモ ータ取付ブラケット10が固定されている。
【0013】 次に、上記したようにして構成されたサンルーフ装置の排水構造について、図 3乃至図5を参照して以下に示す。なお、図3は、図2のIII線について見た部 分拡大平面図であり、図4は、図3のIV−IV線に沿って見た横断面図であり、図 5は、排水部材の取付要領を示す要部破断側面図である。
【0014】 図に示されるように、本排水構造は、側部フレーム4に一体的に形成されたU 字状の排水溝11の車両後方側の後端部に合成樹脂材からなる排水部材12を取 り付けて構成されている。本排水部材12は、排水溝11内に嵌合し得る矩形の 環状をなす周壁部を有する本体12aと、本体12aの矩形孔部に連通しかつ取 付状態で後部ピラー側へ延出するように曲折されたドレンパイプ部12bとを有 している。排水部材12の本体12aの取付状態に於ける下半部には、排水溝1 1の内壁に嵌合し得る形状をなす嵌合部13が形成されている。なお、本体12 aの排水溝11への没入方向端部には、排水溝11内の水滴を本体の12aの矩 形孔内に導くべく排水溝11の底面に沿うへら状の舌片部が形成されている。
【0015】 本体12aの左右の両外側面の一方にはその側方に延出する耳部14が一体成 形されており、その耳部14の貫通孔と側部フレーム4の対応する貫通孔とを用 いてリベット止めする固定手段にて、排水部材12が側部フレーム4に固定され るようになっている。なお、固定手段としては、リベット止めに限定されず、ボ ルト・ナットやファスナ、または接着剤を用いたり、さらに接着剤を併用しても 良い。
【0016】 本体12aの左右の両外側面の他方にはその側方に突出するせき止め部15が 設けられている。このせき止め部15は、プッシュプルケーブル6を受容しかつ 排水溝11の左右の内側面の一方を形成する壁部の排水溝11側に傾斜する上面 上に延出しており、その壁部の上面に流れていった水滴を補捉し、本体12a内 に向けて取り込むように平面矢視にて斜めに形成されたせき止め用壁部を有して いる。
【0017】 また、本体12aの下面にはT字状断面形状をなす係合片16が下方に向けて 立設するように形成されている。排水溝11の底壁には、軸線方向端(排水溝1 1の後端)から軸線方向に所定長切り込まれた形状のスロット17が設けられて いる。
【0018】 従って、図5に示されるように、そのスロット17に係合片16の首下部を差 し込むようにして図の矢印Aの向きに排水部材12を排水溝11内に押し込んで 取り付けることになる。この時、スロット17により係合片16がガイドされる ため、排水部材12の排水溝11内への挿入を容易に行い得ると共に、スロット 17の軸線方向の長さにより、排水部材12が軸線方向について位置決めされる 。また、排水溝11内に排水部材12の嵌合部13が嵌合して、本体12aの左 右の外側面と排水溝11の左右の内側面とが当接しており、排水部材12が左右 方向である幅方向について位置決めされる。
【0019】 このようにして軸線方向及び左右の幅方向について位置決めされた排水部材1 2の耳部14を前記したようにリベット止めして、排水部材12を側部フレーム 4に固定する。上記位置決め状態により、耳部14と側部フレーム4とのリベッ ト用貫通孔の相対位置も容易に整合することになり、リベット18の装着を容易 に行うことができる。また、T字状係合片16の首下部をスロット17に差し込 むことから、T字の頭部により、係合片16が上下方向に抜け止めされることに なり、上記リベット止めの箇所を1箇所にしても何等不都合が生じることがない ため、取付コストを低廉化し得る。
【0020】 なお、本体12aの底面及び左右の両外側面には、周方向に互いに連通するシ ール溝19が凹設されており、排水部材12の取付時にシール材をシール溝19 内に充填しておき、排水溝11と排水部材12との嵌合部分のシール性を確保し ている。
【0021】
【考案の効果】
このように本考案によれば、排水部材を、排水溝に嵌合させて取り付けたので 、排水溝に対して左右方向に位置決めされると共に、スロットに係合片を係合さ せることにより、排水部材の軸線方向の位置決めを行うこともでき、排水部材を 高精度かつ容易に取り付け、固定手段として例えばリベット止めする際の固定作 業を容易に行い得る。また、排水部材の嵌合部を有する本体の外側面にせき止め 部を設けたことにより、排水溝の側壁の上面を伝わってくる水滴を好適に補捉で き、排水部材の機能性を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用された自動車用サンルーフ装置の
概要を示す部分斜視図。
【図2】サンルーフ装置の全体を示す平面図。
【図3】図2のIII線について見た要部拡大平面図。
【図4】図3のIV−IV線に沿って見た側面図。
【図5】排水部材の取付要領を示す要部破断側面図。
【符号の説明】
1 固定ルーフ 2 開口 3 可動パネル 3a ステー 3b スライダ 4 側部フレーム 4a ガイドレール 5 前部フレーム 6 プッシュプルケーブル 7 モータ 8 中間部補強スティフナ 9 減速機 10 モータ取付ブラケット 11 排水溝 12 排水部材 12a 本体 12b ドレンパイプ部 13 嵌合部 14 耳部 15 せき止め部 16 係合片 17 スロット 18 リベット 19 シール溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の固定ルーフに設けられた開口を選
    択的に開閉するための可動パネルをスライド自在に保持
    すべく当該固定ルーフの内側に固設されたインナフレー
    ムと、前記開口からの浸水を受け止めるべく前記インナ
    フレームに設けられた排水溝と、前記排水溝内の水を車
    両外部へ排水するべく前記排水溝の軸線方向端に取り付
    けられた排水部材とを有し、 前記排水溝の壁部に軸線方向端から軸線方向に所定長さ
    のスロットが形成され、前記排水部材が、前記排水溝内
    に嵌合し得る嵌合部と、前記スロットに係合し得るよう
    に設けられた突片とを有し、前記インナフレームに固定
    手段により固定されていることを特徴とするサンルーフ
    の排水構造。
  2. 【請求項2】 前記排水部材の前記嵌合部を有する本体
    の外側面に、側方に突出するせき止め部が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のサンルーフの排水
    構造。
JP1993072158U 1993-12-13 1993-12-13 サンルーフの排水構造 Expired - Lifetime JP2557934Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02107553U (ja) * 1989-02-14 1990-08-27
JPH04124514U (ja) * 1991-04-30 1992-11-13 ダイキヨー・ベバスト株式会社 サンルーフ装置のフレーム構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02107553U (ja) * 1989-02-14 1990-08-27
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