JP5030705B2 - サンルーフ用のケーブルガイドパイプ取付装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のルーフ開口部を蓋するために、可動リッド(開閉体)を可動させるサンルーフ用のケーブルガイドパイプ取付装置に関する。
雨及び洗車等の後に、車両のルーフ開口部を開閉させた時に、パネル上面に等に溜まっている水が室内に浸入するのを防止するために、ルーフ開口部の周縁の下部に雨樋が設けられている。また、可動リッドを牽引制御する駆動ケーブルは、ガイドレールのレール部に沿って配設され、レール部から外れたレール端から駆動モータまでの領域はガイドパイプによって誘導案内されるようになっている。一方、可動リッドを可動させるためのケーブルが、ルーフ開口部の前縁部に沿って配置されている雨樋部の上方を横断するように配置されている構成では、ケーブルの防水及び雨樋のケーブルが横断する部位からの漏水を防ぐことが不可欠となる。
従来、雨樋のケーブルが横断する部位には、漏水防止のためにゴム製のグロメットを設け、ケーブルガイド用のパイプをグロメットに挿通させていた。また、ケーブルの防水のためには、パネル可動用スライダを保持するガイドレールにパイプ挿入部を形成し、該パイプ挿入部にケーブルガイド用のパイプを挿入していた。
また、ルーフ開口部と、ケーブルガイド溝が設けられた左右のガイドレールに支持され、ルーフ開口部を開閉する開閉体と、ケーブルパイプによってガイドレールのケーブルガイド溝内へ誘導され、駆動部により牽引制御される駆動ケーブルとを有し、駆動ケーブルにより開閉体を開閉する車両用サンルーフ装置において、左右のガイドレールに支持され、ルーフ開口部の前端縁に沿うと共に車両の前方及び後方へ延長されたフランジを有する車幅方向の樋部を設け、その樋部上方を横切ると共に、ケーブルガイド溝の中心軸線とほぼ水平に延長配索されたケーブルパイプとガイドレールとを樋部の後方フランジに設けた固定ブラケットによって接続する一方、ケーブルパイプに、樋部の領域にわたりケーブルパイプの全周面を取囲むと共に樋部の駆動部側内側壁面に接触するパイプカバーを装着し、そのパイプカバーの一方に固定ブラケットの端面と当接しガイドレール側への水浸入を阻止する鍔状の水返し壁を設け、パイプカバーの他方に駆動部側への水浸入を阻止する鍔状の水返し壁を設けた車両用サンルーフ装置のケーブルパイプ取付構造が公知である(特許文献1)。
特許文献1に記載されているケーブルパイプ取付構造は、ガイドレールとケーブルパイプとの接続領域は、ルーフ開口の前端縁に沿って配置された車幅方向の樋部に形成された後方のフランジに、鍔部を有するケーブルパイプを、ガイドレールのケーブルガイド溝の中心軸線上で支持する固定ブラケットが設けられ、ケーブルパイプの鍔部は、鍔部を係合保持する長孔を有する固定バンドと固定ねじにより固定ブラケットの上面に固着されている。
また、レール部とガイドパイプとは、シール部材、連結部材及び取付けブラケットを介して突合せ結合された構造のものが知られている(例えば、特許文献2及び特許文献3参照)。
上記特許文献2に記載されているサンルーフ装置のガイドパイプ取付構造は、レール部に保持部材が固定ネジ(ビス)によって固定支持され、該保持部材から立上がる後方の立上り壁に、シール部材、連結部材、取付けブラケットの順にビスにより重ね合せ結合されているものである。シール部材はビスが挿入される取付孔とギヤードケーブルが貫通する貫通孔とを有している。連結部材は、ビスが挿入される取付孔と、ギヤードケーブルが貫通するケーブル孔と、ケーブル孔の同一軸心線となるパイプ挿入孔とを有している。取付けブラケットは、垂直部と水平部でアングル状に形成され、垂直部にはビスが挿入される取付孔と、ガイドパイプのパイプ端が嵌挿しており嵌挿部は一体に溶着されている。ガイドパイプの端部を連結部材のパイプ挿入孔に挿入し、前記ビスを保持部材の立上り壁に螺合することで、ガイドパイプがレール部に取り付けられる。
また、特許文献3に記載されているサンルーフ装置のガイドパイプ取付構造も、主要構造は特許文献1に記載のものと同様であり、レール部に保持部材が固定ネジ(ビス)によって固定支持され、該保持部材から立上がる後方の立上り壁に、シール部材、連結部材、取付けブラケットの順にビスにより重ね合せ結合されるものである。また、ガイドパイプのパイプ端に、一体に屈曲成形されたフランジ部が設けられている。特許文献2に記載のガイドパイプ取付構造によると、保持部材の立上り壁にシール部材を介して連結部材を重ね合わせ、連結部材のフランジ挿入孔に、ガイドパイプのフランジ部を嵌合させる。さらに、取付けブラケットを連結部材の側方からすべらせて係合孔をガイドパイプのパイプ端部側に嵌合させた後、各取付孔にビスを挿入して仮支持する。この仮支持の時に、ガイドパイプとレール部とを正しく位置決めし、ビスを再度締付けることで取付ける。
特開昭9−202144号公報 実公平8−5853号公報 実用新案登録公報第2522318号
上記特許文献1に記載の車両用サンルーフ装置のケーブルパイプ取付構造は、樋部の後方のフランジに固定した固定ブラケットに対して、固定バンドを用いて固定ネジ等の締結部材を固定ブラケットにねじ込んでケーブルパイプを取り付けるものである。ケーブルパイプの取り付けに関与する部品は、固定ブラケット、固定バンド及びビス(2個)の4点によるものである。したがって、部品点数が多く、ねじ込みであるために取付作業が面倒なものとなり、作業時間がかかる。
上記特許文献2及び特許文献3に記載のサンルーフ装置のガイドパイプ取付構造は、何れもレール部に固定した保持部材に対して、鋼板製のブラケットを用いてネジ等の締結部材をねじ込んでガイドパイプを取り付けるものである。また、ガイドパイプのレール部に対する取り付けに関与する部品は、シール部材、連結部材、取付けブラケット及びビスの4点によるものである。したがって、部品点数が多く、ねじ込みであるために取付作業が面倒なものとなり、作業時間がかかる。しかも、ねじ込み方向がギアドケーブルの軸線方向に沿った方向であるため、取付作業がやり難い。
そこで、本発明は、上述の従来技術の不具合を解消することを課題とするものであり、取付関連部品の部品点数が少なく、ネジ等の締結部材を用いずに、レールの端部に対して上方から取付関連部品を取り付けることができるようにしたサンルーフ用のケーブルガイドパイプ取付装置を提供するものである。
請求項1に係るサンルーフ用のケーブルガイドパイプ取付装置は、車両のルーフ開口部を開閉する可動リッドと、前記ルーフ開口部の前縁部に沿って配置されるフレームと、前記ルーフ開口部の両側縁に対して車両の前後方向に沿って配置されると共に前部が前記フレームに結合されるガイドレールと、前記ガイドレールに設けられたケーブルガイド溝に沿って駆動装置によって牽引移動される駆動ケーブルと、前記駆動ケーブルを前記駆動装置へ誘導するケーブルガイドパイプとを備え、前記駆動ケーブルの移動に伴って前記可動リッドを開閉するサンルーフ装置と、前記ルーフ開口部の前縁部に沿って車幅方向に配置される雨樋とを有し、前記ケーブルガイドパイプの端部と前記ケーブルガイド溝の前端部との間を、前記ケーブルガイド溝の中心軸線上に連結するものであって、上記課題を解決するために、前記フレームは、前記雨樋と、前記雨樋の前方に前記ケーブルガイドパイプの端部を下方から支持するガイドパイプ端受部と、前記雨樋の前縁上面に車幅方向に沿って上方に向けて立ち上がる左右の差込片とが樹脂成形により一体に形成され、前記ケーブルガイドパイプの端部を上方から覆うと共に、前記ガイドパイプ端受部に凹凸係合されるガイドパイプ端覆い部と、前記左右の差込片に上方から挿入される上下方向に沿った連結用溝と、前記連結用溝から後方部分において前記雨樋の上方を横断して前記駆動ケーブルを案内する長手方向に沿って形成されたケーブルガイド孔を備えたケーブルカバー部と、前記ケーブルカバー部の後部に、左右の両側面及び上面に連続して突出した連結用フランジ部とを一体に備えたパイプホルダと、後部が前記ガイドレールの前端に取り付けられ、前部に上方から前記連結用フランジ部に挿入嵌合される連結用凹溝と、前後方向に沿って前記駆動ケーブルを挿通させるケーブル挿通孔とを一体に備えた連結部材と、を有することを特徴とする。
請求項2に係るサンルーフ用のケーブルガイドパイプ取付装置は、請求項1に係るサンルーフ用のケーブルガイドパイプ取付装置において、前記ケーブルガイドパイプの端部に鍔部が形成され、前記ガイドパイプ端受部の上面に、前記鍔部の下半部分に嵌合する上側凹溝が設けられる一方、前記ガイドパイプ端覆い部の下面に、前記鍔部の上半部分に嵌合する下側凹溝が設けられ、前記ケーブルガイドパイプの鍔部の下半部分が前記下側凹溝に嵌合されると共に、前記ケーブルガイドパイプの鍔部の上半部分が前記上側凹溝に嵌合され、前記ケーブルガイドパイプが前後方向に抜け止めされることを特徴とするものである。
請求項3に係るサンルーフ用のケーブルガイドパイプ取付装置は、請求項1又は2に係るサンルーフ用のケーブルガイドパイプ取付装置において、前記ガイドパイプ端受部と前記ガイドパイプ端覆い部との前記凹凸係合は、前記ガイドパイプ端受部及び前記ガイドパイプ端覆い部のうちの一方に設けられた係止爪と、残る他方に設けられた前記係止爪が係合する係止孔とにより構成されることを特徴とするものである。
請求項4に係るサンルーフ用のケーブルガイドパイプ取付装置は、請求項1乃至請求項3のうちの何れか1つに記載のサンルーフ用のケーブルガイドパイプ取付装置において、前記連結部材に、前記連結用凹溝の前壁を形成する部分の全域に亘って前記連結用凹溝に沿う係合凸片が設けられ、前記ケーブルカバー部の前記連結用フランジ部の基部の全域に沿って、前記係合凸片が挿入嵌合される後方連結用溝が形成されていることを特徴とするものである。
請求項5に係るサンルーフ用のケーブルガイドパイプ取付装置は、請求項1乃至請求項4のうちの何れか1つに記載のサンルーフ用のケーブルガイドパイプ取付装置において、前記ケーブルカバー部の上部は、前部及び後部に対して中間部がなだらかに凹となる凹状部が形成され、前記凹状部の上面に波状の凹凸条が長手方向に直交する方向に沿って形成されていることを特徴とするものである。
請求項1に係るサンルーフ用のケーブルガイドパイプ取付装置によれば、フレームに設けられた雨樋の前方に設けられたガイドパイプ端受部にケーブルガイドパイプの端部を支持させておき、フレームに設けられた左右の差込片にパイプホルダの連結用溝を上方から挿入し、パイプホルダを下方に押し込むと、パイプホルダのガイドパイプ覆い部がケーブルガイドパイプの端部を上方から覆うと共に、ガイドパイプ端受部に凹凸係合される。次いで、パイプホルダの後部に設けられた連結用フランジ部に対して、上方からガイドレールに取り付けられた連結部材の連結用凹溝を挿入嵌合する。以上の取付手順により、フレームに対してケーブルガイドパイプの端部を取り付けることができると共に、ケーブルガイドパイプの端部とパイプホルダのケーブルガイド孔と連結部材のケーブル挿通孔とガイドレールのケーブルガイド溝とがケーブルガイド溝の中心軸線上に連結される。このように、ケーブルガイドパイプの端部の取付作業に関与する部品は、パイプホルダ及び連結部材の2点であるから、取付関連部品の部品点数が少なく、パイプホルダは上方から溝への差込片の挿入及びガイドパイプ端受部とガイドパイプ端覆い部との凹凸係合により、連結部材は上方から溝への連結用フランジ部の挿入によるので、ネジ等の締結部材を用いずに、レールの端部に対して取付関連部品を上方から取り付けることができる。よって、手間がかからず、簡単に取り付けを行うことができる。
請求項2に係るサンルーフ用のケーブルガイドパイプ取付装置によれば、ケーブルガイドパイプの鍔部の下半部分がガイドパイプ端受部の上面に設けられた下側凹溝に嵌合されると共に、ケーブルガイドパイプの鍔部の上半部分がガイドパイプ覆い部の下面に設けられた上側凹溝に嵌合されるので、ケーブルガイドパイプが前後方向に抜け止めされる。
請求項3に係るサンルーフ用のケーブルガイドパイプ取付装置によれば、ガイドパイプ端受部とガイドパイプ端覆い部との凹凸係合が、係止爪と、係止爪が係合する係止孔とによるので、上方からパイプホルダを押し込むだけで、簡単にパイプホルダを固定することができ、ケーブルガイドパイプの端部をフレームに固定することができる。
請求項4に係るサンルーフ用のケーブルガイドパイプ取付装置によれば、連結部材に、連結用凹溝の前壁を形成する部分の全域に亘って連結用凹溝に沿う係合凸片が設けられ、ケーブルカバー部の連結用フランジ部の基部の全域に沿って、係合凸片が挿入嵌合される後方連結用溝が形成されているので、パイプホルダの後部に設けられた連結用フランジ部に連結部材の連結用凹溝が挿入嵌合され、かつパイプホルダの後方連結用溝に連結部材の係合凸片が挿入嵌合されるので、パイプホルダ上の水は後方連結用溝により止水され、ガイドレールへの水浸入を確実に防止することができる。
請求項5に係るサンルーフ用のケーブルガイドパイプ取付装置によれば、パイプホルダ上に落下する水は、ケーブルカバー部の上部中間部の凹状部に集まり、さらに波状の凹凸条に沿って側方に速やかに下方の雨樋へ落下させることができる。
以下、本発明のサンルーフ用のケーブルガイドパイプ取付装置の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態に係るサンルーフ装置の平面図である。図1のサンルーフ装置は、従来と同様に、車両のルーフに開けられたルーフ開口部1に、例えば、透明なガラス製よりなる可動リッド2が配設され、可動リッド2を開閉移動させるために、ルーフ開口部1の両側に車両の前後方向に沿ってアルミニウムの押出し材で形成されたガイドレール4,4が配置され、ガイドレール4,4を幅方向で固定するための合成樹脂製のフレーム3(フロントフレーム)がルーフ開口部1の前端縁に沿って配設されている。符号59は、両側のガイドレール4,4の長手方向中間部の間を幅方向で固定する社幅方向に架設されたセンタートラバーサである。可動リッド2は左右のガイドレール4,4に沿って前後方向にスライド移動が可能となっている。
フレーム3の上面には、ルーフ開口部1の前端縁に沿って車幅方向に向いた雨樋部5が形成され、雨樋部5の両隅には水抜用のドレインパイプ60が突設されている(図参照)。また、雨樋部5の前方のフレーム3の中央部には、可動リッド2を移動させるための駆動源としての駆動モータを備えた駆動装置6が配設されている。
一方、駆動装置6により可動リッド2を可動させるために牽引移動される駆動ケーブル(周面に螺旋状の突条よりなるギア部を備えた周知のギアドケーブルで構成されている)7(図1では図示せず、図4参照)は、左側牽引移動用(図1では下側に図示される)と右側牽引移動用(図1では上側に図示される)との2本で構成され、駆動装置6からフレーム3の両側前端部分に至るまでの領域部分がケーブルガイドパイプ8で誘導案内されるようになっている。
なお、図1のフレーム3の両側において内側に位置するケーブルガイドパイプによって案内される駆動ケーブル7が可動リッド2を可動させる後述のスライダに接続され、駆動装置6によって牽引移動される。一方、図1のフレーム3の両側において外側に位置するケーブルガイドパイプ8′は、駆動装置6によって繰り出される駆動ケーブル7の逃げ込み用として設けられているものであり、雨樋部5の外側に配置される。
フレーム3の左右の両側部分において、雨樋部5の左右の両端部分を横切るようにして配設される駆動ケーブル7に対してケーブルガイドパイプ取付装置10,10がそれぞれ配設されている。なお、左右のケーブルガイドパイプ取付装置10,10は同一の構造をなす。ケーブルガイドパイプ取付装置10は、雨樋部5の上方を横断して配設される駆動ケーブル7の防水及び雨樋部の駆動ケーブル7が横断する部位からの漏水を防ぐものである他、フレーム3に対するケーブルガイドパイプ8の固定、ケーブルガイドパイプ8のパイプ端からガイドレール4のレール端(前端)までの領域の駆動ケーブル7のガイド、ケーブルガイドパイプ取付装置10とガイドレール4のレール端との連結を実現する機能を担うものである。
図2は、サンルーフ装置に配設されたケーブルガイドパイプ取付装置10を分解して斜め前方より示す斜視図である。また、図3は、図1におけるケーブルガイドパイプ取付装置10の配設部分を示す断面図である。また、図4は図3の要部拡大断面図である。
以下のケーブルガイドパイプ取付装置10の各部材及びガイドレール4の説明において、車幅方向の中央に向いた左右方向の一側(図2の斜視図では右側)を内側といい、車幅方向の側部に向いた左右方向の他側(図2の斜視図では左側)を外側ということにする。
ケーブルガイドパイプ取付装置10は、概略として、フレーム3の両側前端部に形成されたガイドパイプ端受部11と、ガイドパイプ端受部11に対して上方から係合されてケーブルガイドパイプ8をフレーム3に固定すると共に、雨樋部5の上方において雨樋部5を横断する方向に駆動ケーブル7を案内しかつ駆動ケーブル7を防水するパイプホルダ12と、パイプホルダ12の後端部分をガイドレール4の前端に連結する連結部材13とで構成されている。
図3及び図4に示すように、フレーム3の両側において内側に位置するケーブルガイドパイプ8によって案内される駆動ケーブル7は、雨樋部5の左右の両端部分を横切るようにして配設される。ケーブルガイドパイプ8のフレーム3の両側前端部分に至るケーブルガイドパイプ8の端部には、環状フランジ状の鍔部9が形成されている(図2参照)。
[フレーム3の各部]
フレーム3の駆動ケーブル7が横断する部位の雨樋部5の前縁上面には、車幅方向に沿って上方に向けて立ち上がる左右の差込片14,14が形成され、左右の差込片14,14の間には駆動ケーブル7の径よりも少し大きな間隔15が形成されている(図2参照)。左右の差込片14,14の前方には、前方に向けて突出したガイドパイプ端受部11が設けられ、ガイドパイプ端受部11の上面には、車両の前後方向に沿って上方に開放した凹部11aが形成され、凹部11aにはケーブルガイドパイプ8の端部に形成された鍔部9の下半部分に嵌合する半環状の下側凹溝17が形成されている(図2参照)。ガイドパイプ端受部11の左右の側面の基端寄りの上部には、パイプホルダ12を係止するための係止爪16がそれぞれ設けられている(図2参照)。なお、係止爪16は、上方から下方に向けて外側方に傾斜するテーパ面を有している。なお、ガイドパイプ端受部11及び左右の差込片14,14は樹脂成形によりフレーム3と一体に形成されている。
[パイプホルダ12]
図5は、ケーブルガイドパイプ取付装置10のパイプホルダ12の斜視図である。パイプホルダ12は合成樹脂成形により製作される。パイプホルダ12の前部には、ケーブルガイドパイプ8の端部を上方から覆うと共に、ガイドパイプ端受部11に凹凸係合されるガイドパイプ端覆い部18が設けられている。なお、正面視において逆U字形状をなしている。
ガイドパイプ端覆い部18の後方となるパイプホルダ12の前部寄りの両側部には、フレーム3に設けられた左右の差込片14,14に対して、上方から挿入される上下方向に沿った前方連結用溝19,19が設けられている。なお、請求項1に記載の連結用溝は、前方連結用溝19,19によって構成されている。前方連結用溝19から後方部分がケーブルカバー部20に形成されている。ケーブルカバー部20の内部には、前方連結用溝19から後方部分において長手方向に沿ってケーブルガイド孔21が形成されている(図4参照)。図4に示すように、ケーブルガイド孔21は、フレーム3の雨樋部5の上方を横断して駆動ケーブル7を案内する。ケーブルカバー部20の後部には、左右の両側面及び上面に連続して突出した連結用フランジ部22が設けられている。パイプホルダ12は、ガイドパイプ端覆い部18と、前方連結用溝19と、ケーブルカバー部20と、連結用フランジ部22とを一体に備えている。
ガイドパイプ端覆い部18の下面には、車両の前後方向に沿って下方に開放した凹部23が形成され、凹部23にはケーブルガイドパイプ8の端部に形成された鍔部9の上半部分に嵌合する半環状の上側凹溝24が形成されている。図5に示すように、ガイドパイプ端覆い部18の両側部には、前後方向に向けて突条25が形成され、突条25には下方に向けて垂下する挟持片26がそれぞれ形成されている。また、挟持片26の中央には矩形状の係止孔27が設けられている。なお、この実施形態では、ガイドパイプ端受部11とガイドパイプ端覆い部18との凹凸係合は、ガイドパイプ端受部11に設けられた係止爪16と、係止爪16が係合するガイドパイプ端覆い部18に設けられた係止孔27とにより構成される。
ケーブルカバー部20は、駆動ケーブル7の全周面を取り囲む部分であり、ケーブルカバー部20の内部には長手方向に沿ってケーブルガイド孔21が形成されている(図4参照)。ケーブルカバー部20の上部には、前部及び後部に対して中間部がなだらかに凹となる凹状部28が形成され、さらに、凹状部28の上面には波状の凹凸条29が長手方向に直交する左右方向に沿って形成されている。
連結用フランジ部22の後端は、上下方向に沿って垂直な後端壁22aに形成されている。また、連結用フランジ部22の前面基端には、連結用フランジ部22の全域に沿って、後述の係合凸片が挿入嵌合される後方連結用溝30が形成されている。
[連結部材13]
図6は連結部材13の斜視図である。連結部材13は、概略として、後部がガイドレール4の前端に取り付けられ、前部に上方からパイプホルダ12に設けられた連結用フランジ部22に挿入嵌合される連結用凹溝31と、前後方向に沿って駆動ケーブル7を挿通させるケーブル挿通孔32とを一体に備える。
連結部材13は合成樹脂成形により製作される。連結部材13は前面が略方形状をなしており、連結部材13の前面には下端縁に開放されると共に後方に向けて凹となる矩形状の接合凹部33が形成され、接合凹部33の略中央には、前後方向に沿ってケーブル挿通孔32が設けられている。また、連結部材13の前部には、前面中央の接合凹部34に向けて開放されると共に、左右の両側縁寄り及び上側縁寄りに連続した連結用凹溝31が設けられている。連結用凹溝31は、パイプホルダ12に形成された連結用フランジ部22に対応するものであり、連結用凹溝31には連結用フランジ部22が挿入嵌合される。また、連結部材13の前面には、連結用凹溝31の前壁を形成する部分の全域に亘って連結用凹溝に沿う係合凸片34が設けられている。係合凸片34は、パイプホルダ12に形成された後方連結用溝30に対応するものであり、後方連結用溝30に挿入嵌合される。
連結部材13の後部の内側には、上面に連続して後方に向けて延長された挿入突部35が設けられ、挿入突部35の先端の上面には左右方向に沿って突条部36が設けられている。また、左右方向において挿入突部35と対向する連結部材13の後部の外側には、先端を挿入突部35に向けて屈曲形成された弾性を有する屈曲規制片37が設けられている。
[ガイドレール4]
図7はガイドレール4の前端部分を示す正面図である。ガイドレール4の車体の前後方向に沿って長尺な底壁40の内側縁には、上方に向って側壁41が形成されると共に、ガイドレール5の底壁40の内側縁と外側縁との間の中央付近には上方に向って仕切り壁42が形成されている。また、ガイドレール5の底壁40の仕切り壁42の内側には上方に向って立ち上がった立上り壁43が形成され、仕切り壁42と立上り壁43との間に駆動ケーブル7が案内されるケーブルガイド溝44が形成されている。
ガイドレール4の側壁41の内側及び立上り壁43の内側には、レール溝45及びレール溝46がそれぞれ形成されると共に、レール溝45及びレール溝46の上部には案内溝47及び連結部材挿入溝48がそれぞれ形成され、連結部材挿入溝48の長手方向の前部に、図8に示すように、連結部材13が実質的に挿入される。図8に示すように、連結部材挿入溝48の上壁には、ガイドレール4の中央部に向けて開放された切欠部49が形成されている。
ガイドレール4の底壁40の外側縁には、図7に示すように、上方に向って防水壁50が形成されると共に、ガイドレール4の底壁40の仕切り壁42と防水壁50との間の上部には、上方に向って開口するサイド雨樋51が形成され、ガイドレール4の防水壁50の上縁には、外方に向って張出した取付片52が形成されている。
[連結部材13のガイドレール4への取り付け]
各部材をフレームに対して組付ける前に、予め連結部材13をガイドレール4の前端に取り付けておく。図8はガイドレール4への連結部材13の取り付けを示す平面図である。ガイドレール4の中央部に開口した連結部材挿入溝48に連結部材13の挿入突部35を側方から合わせると共にガイドレール4の中央部に開放した切欠部49に連結部材13の突条部36を合わせ、連結部材13をガイドレール4に対して内側から外側に向けてスライドさせる。この時に、連結部材13の屈曲規制片37がガイドレール4の仕切り壁42の端面に当接して内側に向けて弾性変形する。
そして、連結部材13の屈曲規制片37がガイドレール4の仕切り壁42の端面を乗り越えると、ガイドレール4の連結部材挿入溝48に連結部材13の挿入突部35が挿入されると共にガイドレール4の切欠部49に連結部材13の突条部36が嵌合される。ガイドレール4の切欠部49への連結部材13の突条部36の嵌合により、ガイドレール4に対して連結部材13の前後方向の動きが規制されて位置決めされる。また、屈曲規制片37が元形状に弾性復帰し、屈曲規制片37の先端がガイドレール4の仕切り壁42に外面に突き当たることにより、連結部材13の挿入突部35と屈曲規制片37の先端との間にガイドレール4の仕切り壁42が挟み込まれ、ガイドレール4に対して連結部材13の横方向の動きが規制されて抜け止めされる。
[ケーブルガイドパイプ8のフレーム3への組付け]
まず、フレーム3の前端部に形成されたガイドパイプ端受部11の半環状の下側凹溝17に、ケーブルガイドパイプ8の端部に形成された鍔部9の下半部分を嵌合させ、ケーブルガイドパイプ8を仮固定する。次に、フレーム3の前部の左右の差込片14,14の間隔15に上方からパイプホルダ12を配置させ、パイプホルダ12の両側に形成されている前方連結用溝19,19に左右の差込片14,14を合わせ、上方から下方に向けてパイプホルダ12を押し込み、フレーム3の左右の差込片14,14をパイプホルダ12の両側の前方連結用溝19,19に差し込む。
パイプホルダ12の前部のガイドパイプ端覆い部の下面に形成された半環状の上側凹溝24が、フレーム3のガイドパイプ端受部11の上に仮固定されたケーブルガイドパイプ8の鍔部9の上半部分に嵌合される。引き続きパイプホルダ12を下方に向けて押し込むと、ガイドパイプ端覆い部18の両側の挟持片26に設けられた係止孔27が、ガイドパイプ端受部の左右の側面の係止爪16に係合し、パイプホルダ12がフレーム3に対して固定される。即ち、係合孔27に対する係止爪16の凹凸係合により、パイプホルダ12の上方への抜け止めと前後方向の動きが規制される。
[連結部材13及びガイドレール4のフレーム3への組付け]
ガイドレール4に取り付けた連結部材13をパイプホルダ12の後端部に対してガイドレール4と共に上方から組付ける。パイプホルダ12の上方から、ガイドレール4に取り付けられた連結部材13の連結用凹溝31をパイプホルダ12の後部に設けられた連結用フランジ部22に合わせると共に、連結部材13の係合凸片34をパイプホルダ12の後部に設けられた後方連結用溝30に合わせ、パイプホルダ12に対して連結部材13を下方に向けて押し込む。パイプホルダの連結用フランジ部22に連結部材13の連結用凹溝31が挿入嵌合され、かつパイプホルダ12の後方連結用溝30に連結部材13の係合凸片34が挿入嵌合される。パイプホルダ12の連結用フランジ部22の後端壁22aと連結部材13の接合凹部33の前面とが接合すると共にケーブルガイド孔21とケーブル挿通孔32とが合致する。
以上により、ガイドレール4がフレーム3に対して組み付けられる。ケーブルガイドパイプ8の端部とパイプホルダ12のケーブルガイド孔21と連結部材13のケーブル挿通孔32とガイドレール4のケーブルガイド溝44とがケーブルガイド溝44の中心軸線上に連結される。
このように、ケーブルガイドパイプ8の端部の取付作業に関与する部品は、パイプホルダ12及び連結部材13の2点であるから、取付関連部品の部品点数が少なく、パイプホルダ12は上方から前方連結用溝19,19への差込片14,14の挿入及びガイドパイプ端受部11とガイドパイプ端覆い部18との凹凸係合により、連結部材13は上方から連結用凹溝31への連結用フランジ部22の挿入によるので、ネジ等の締結部材を用いずに、ガードレール4の端部に対して取付関連部品を上方から取り付けることができる。よって、手間がかからず、簡単に取り付けを行うことができる。
なお、ガイドレール4の後端において開口されているケーブルガイド溝44から駆動ケーブル7の先端部を挿入し、駆動ケーブル7をケーブルガイド溝44に沿って前方に送り込むことにより、ガイドレール4のケーブルガイド溝44、連結部材13のケーブル挿通孔32、パイプホルダ12のケーブルガイド孔21、ケーブルガイドパイプ8の内部に駆動ケーブル7が挿通され、駆動装置6に駆動ケーブル7の先端部を到達させることができる。この後、駆動ケーブル7の先端部を駆動装置6に取り付ける。
[駆動ケーブル7に対する防水]
ケーブルガイドパイプ8の端部に対しては、パイプホルダ12のガイドパイプ端覆い部18によってケーブルガイドパイプ8の端部を上方から覆うことで、水が掛かることを防止する。また、パイプホルダ12に形成されている前方連結用溝19,19によって差込片14,14と連結しているので、パイプホルダ12上に落下する水は前方連結用溝19,19によって止水され下方の雨樋部5にそって排水される。
ガイドレール4に対しては、連結部材13に、連結用凹溝31の前壁を形成する部分の全域に亘って連結用凹溝31に沿う係合凸片34が設けられ、ケーブルカバー部20の連結用フランジ部22の基部の全域に沿って、係合凸片34が挿入嵌合される後方連結用溝30が形成されているので、パイプホルダ12の後部に設けられた連結用フランジ部22に連結部材13の連結用凹溝31が挿入嵌合され、かつパイプホルダ12の後方連結用溝30に連結部材13の係合凸片34が挿入嵌合されるので、パイプホルダ12上の水は後方連結用溝30により止水され、ガイドレール4内への水の浸入を確実に防止することができる。
雨樋部5の上方については、雨樋部5の上方を横断するように配置されたパイプホルダ12のケーブルカバー部20でケーブルガイド孔21内の駆動ケーブル7を覆っていることにより、水が掛かることを防止する。さらに、パイプホルダ12上に落下する水は、ケーブルカバー部20の上部中間部の凹状部28に集まり、さらに波状の凹凸条29に沿って側方に速やかに下方の雨樋部5へ落下させることができる。また、ガイドレール4のサイド雨樋51の前部はフレーム3の雨樋部5の両端部に連結されており、ルーフ開口部1から落下する雨水等は、サイド雨樋51及び雨樋部5を介してドレインパイプ60へ誘導され、排水される。
[その他]
図3において、可動リッド2は、透明又は半透明の素材(例えば、ガラス素材)より成り、その側縁前後部の下面に従来公知のチルト機構62が組み込まれており、チルト機構62がガイドレール4のレール溝45,46(図7参照)に摺動自在に係合されているスライダ62に結合されている。スライダ62には、ガイドレール4のケーブルガイド溝44を通り、正逆運転可能なモータにより駆動される駆動装置6によって牽引・押圧される駆動ケーブル7が連結されている。
本発明の実施形態に係るサンルーフ装置の平面図である。 サンルーフ装置に配設されたケーブルガイドパイプ取付装置を分解して示す斜視図である。 図1におけるケーブルガイドパイプ取付装置の配設部分を示す断面図である。 図3の要部拡大図である。 ケーブルガイドパイプ取付装置のパイプホルダの斜視図である。 ケーブルガイドパイプ取付装置の連結部材の斜視図である。 ガイドレールの前端部分を示す正面図である。 ガイドレールへの連結部材の取り付けを示す平面図である。
符号の説明
1 ルーフ開口部
2 可動リッド
3 フレーム
4 ガイドレール
5 雨樋部
6 駆動装置
7 駆動ケーブル
8 ケーブルガイドパイプ
8′ ケーブルガイドパイプ
9 鍔部
10 ケーブルガイドパイプ取付装置
11 ガイドパイプ端受部
11a 凹部
12 パイプホルダ
13 連結部材
14 差込片
15 間隔
16 係止爪
17 下側凹溝
18 ガイドパイプ端覆い部
19 前方連結用溝(連結用溝)
20 ケーブルカバー部
21 ケーブルガイド孔
22 連結用フランジ部
22a 後端壁
23 凹部
24 上側凹溝
25 突条
26 挟持片
27 係止孔
28 凹状部
29 凹凸条
30 後方連結用溝
31 連結用凹溝
32 ケーブル挿通孔
33 接合凹部
34 係合凸片
35 挿入突部
36 突条部
37 屈曲規制片
40 底壁
41 側壁
42 仕切り壁
43 立上り壁
44 ケーブルガイド溝
45 レール溝
46 レール溝
47 案内溝
48 連結部材挿入溝
49 切欠部
50 防水壁
51 サイド雨樋
52 取付片
59 センタトラバーサ
60 ドレインパイプ
61 チルト機構
62 スライダ

Claims (5)

  1. 車両のルーフ開口部を開閉する可動リッドと、前記ルーフ開口部の前縁部に沿って配置されるフレームと、前記ルーフ開口部の両側縁に対して車両の前後方向に沿って配置されると共に前部が前記フレームに結合されるガイドレールと、前記ガイドレールに設けられたケーブルガイド溝に沿って駆動装置によって牽引移動される駆動ケーブルと、前記駆動ケーブルを前記駆動装置へ誘導するケーブルガイドパイプとを備え、前記駆動ケーブルの移動に伴って前記可動リッドを開閉するサンルーフ装置と、
    前記ルーフ開口部の前縁部に沿って車幅方向に配置される雨樋とを有し、
    前記ケーブルガイドパイプの端部と前記ケーブルガイド溝の前端部との間を、前記ケーブルガイド溝の中心軸線上に連結するサンルーフ用のケーブルガイドパイプ取付装置において、
    前記フレームは、前記雨樋と、前記雨樋の前方に前記ケーブルガイドパイプの端部を下方から支持するガイドパイプ端受部と、前記雨樋の前縁上面に車幅方向に沿って上方に向けて立ち上がる左右の差込片とが樹脂成形により一体に形成され、
    前記ケーブルガイドパイプの端部を上方から覆うと共に、前記ガイドパイプ端受部に凹凸係合されるガイドパイプ端覆い部と、前記左右の差込片に上方から挿入される上下方向に沿った連結用溝と、前記連結用溝から後方部分において前記雨樋の上方を横断して前記駆動ケーブルを案内する長手方向に沿って形成されたケーブルガイド孔を備えたケーブルカバー部と、前記ケーブルカバー部の後部に、左右の両側面及び上面に連続して突出した連結用フランジ部とを一体に備えたパイプホルダと、
    後部が前記ガイドレールの前端に取り付けられ、前部に上方から前記連結用フランジ部に挿入嵌合される連結用凹溝と、前後方向に沿って前記駆動ケーブルを挿通させるケーブル挿通孔とを一体に備えた連結部材と、を有することを特徴とするサンルーフ用のケーブルガイドパイプ取付装置。
  2. 前記ケーブルガイドパイプの端部に鍔部が形成され、前記ガイドパイプ端受部の上面に、前記鍔部の下半部分に嵌合する上側凹溝が設けられる一方、前記ガイドパイプ端覆い部の下面に、前記鍔部の上半部分に嵌合する下側凹溝が設けられ、前記ケーブルガイドパイプの鍔部の下半部分が前記下側凹溝に嵌合されると共に、前記ケーブルガイドパイプの鍔部の上半部分が前記上側凹溝に嵌合され、前記ケーブルガイドパイプが前後方向に抜け止めされることを特徴とする請求項1に記載のサンルーフ用のケーブルガイドパイ取付装置。
  3. 前記ガイドパイプ端受部と前記ガイドパイプ端覆い部との前記凹凸係合は、前記ガイドパイプ端受部及び前記ガイドパイプ端覆い部のうちの一方に設けられた係止爪と、残る他方に設けられた前記係止爪が係合する係止孔とにより構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のサンルーフ用のケーブルガイドパイプ取付装置。
  4. 前記連結部材に、前記連結用凹溝の前壁を形成する部分の全域に亘って前記連結用凹溝に沿う係合凸片が設けられ、前記ケーブルカバー部の前記連結用フランジ部の基部の全域に沿って、前記係合凸片が挿入嵌合される後方連結用溝が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちの何れか1つに記載のサンルーフ用のケーブルガイドパイプ取付装置。
  5. 前記ケーブルカバー部の上部は、前部及び後部に対して中間部がなだらかに凹となる凹状部が形成され、前記凹状部の上面に波状の凹凸条が長手方向に直交する方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のうちの何れか1つに記載のサンルーフ用のケーブルガイドパイプ取付装置。
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