JP2557929B2 - 放電加工装置 - Google Patents
放電加工装置Info
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- JP2557929B2 JP2557929B2 JP63009885A JP988588A JP2557929B2 JP 2557929 B2 JP2557929 B2 JP 2557929B2 JP 63009885 A JP63009885 A JP 63009885A JP 988588 A JP988588 A JP 988588A JP 2557929 B2 JP2557929 B2 JP 2557929B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、被加工物とワイヤ等の電極との間で放電を
発生させて加工処理を行う放電加工装置に関する。
発生させて加工処理を行う放電加工装置に関する。
(従来の技術) かかる放電加工にはワイヤ放電加工及び形彫り放電加
工があり、このうちワイヤの放電加工は被加工物に対し
てワイヤを近接させ、この状態に被加工物とワイヤとの
間に所定レベルのパルス電圧を印加させて被加工物とワ
イヤとの間に放電を発生させ、この放電の作用により被
加工物を加工するものである。そして、放電加工が進む
ごとにワイヤを移動させて被加工物とワイヤとの間隔が
放電を発生させるのに最適な距離になるように制御して
いる。又、形彫り放電加工は前記ワイヤの代わりに加工
すべき形状に形成された電極を被加工物に対して近接さ
せ、この状態にワイヤ放電加工と同様に被加工物と電極
との間に所定レベルのパルス電圧を印加させて被加工物
と電極との間に放電を発生させ、この放電の作用により
被加工物を加工するものである。
工があり、このうちワイヤの放電加工は被加工物に対し
てワイヤを近接させ、この状態に被加工物とワイヤとの
間に所定レベルのパルス電圧を印加させて被加工物とワ
イヤとの間に放電を発生させ、この放電の作用により被
加工物を加工するものである。そして、放電加工が進む
ごとにワイヤを移動させて被加工物とワイヤとの間隔が
放電を発生させるのに最適な距離になるように制御して
いる。又、形彫り放電加工は前記ワイヤの代わりに加工
すべき形状に形成された電極を被加工物に対して近接さ
せ、この状態にワイヤ放電加工と同様に被加工物と電極
との間に所定レベルのパルス電圧を印加させて被加工物
と電極との間に放電を発生させ、この放電の作用により
被加工物を加工するものである。
ところで、このような放電加工ではこの加工を正常に
行うために放電状態が監視される。かかる放電状態の監
視は被加工物とワイヤ等の電極との間に加わるパルス電
圧やパルス電流をノン・ストレージタイプのオシロスコ
ープによって表示させて放電発生数等を監視する方法で
ある。ところで、被加工物とワイヤ等の電極との間に加
わるパルス電圧やパルス電流は高速であって、具体的に
ワイヤ放電加工の場合の高速インパルスのパルス電流幅
は約0.1〜3usでそのピーク値は10〜200Aであり、又形彫
り放電加工の場合の高速矩形波のパルス電流幅は約1〜
100usでそのピーク値は5〜50Aである。従って、このよ
うな高速パルスをノン・ストレージタイプのオシロスコ
ープで表示させてもこれら高速のパルスの波形は静止せ
ず、このため、放電発生時のパルス電圧とパルス電流と
の波形及びそのパルス数を表示画面から認識することが
難かしくなっている。従って、放電状態を正確に認識す
ることが困難となり、被加工物とワイヤ等の電極とのオ
フセット量を常に放電に最適に調整することができなく
なってしまう。とりわけ、仕上げ加工のための片側放電
加工時における被加工物と電極とのオフセット間隔のマ
ニュアル調節がすこぶる困難となっていた。
行うために放電状態が監視される。かかる放電状態の監
視は被加工物とワイヤ等の電極との間に加わるパルス電
圧やパルス電流をノン・ストレージタイプのオシロスコ
ープによって表示させて放電発生数等を監視する方法で
ある。ところで、被加工物とワイヤ等の電極との間に加
わるパルス電圧やパルス電流は高速であって、具体的に
ワイヤ放電加工の場合の高速インパルスのパルス電流幅
は約0.1〜3usでそのピーク値は10〜200Aであり、又形彫
り放電加工の場合の高速矩形波のパルス電流幅は約1〜
100usでそのピーク値は5〜50Aである。従って、このよ
うな高速パルスをノン・ストレージタイプのオシロスコ
ープで表示させてもこれら高速のパルスの波形は静止せ
ず、このため、放電発生時のパルス電圧とパルス電流と
の波形及びそのパルス数を表示画面から認識することが
難かしくなっている。従って、放電状態を正確に認識す
ることが困難となり、被加工物とワイヤ等の電極とのオ
フセット量を常に放電に最適に調整することができなく
なってしまう。とりわけ、仕上げ加工のための片側放電
加工時における被加工物と電極とのオフセット間隔のマ
ニュアル調節がすこぶる困難となっていた。
(発明が解決しようとする課題) 以上のように放電状態を正確に認識することが困難と
なっている。
なっている。
そこで本発明は、放電状態を正確に認識できて片側放
電加工時における被加工物と電極とのオフセット間隔を
常に放電に最適な状態に調整することができる放電加工
装置を提供することを目的とする。
電加工時における被加工物と電極とのオフセット間隔を
常に放電に最適な状態に調整することができる放電加工
装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、被加工物に対してワイヤ等の電極を接近さ
せてこれら被加工物と電極との間へのパルス電圧の印加
により放電を発生させて被加工物を加工する放電加工装
置において、 パルス電圧を検出してその電圧検出信号を出力する電圧
検出部と、 電極に流れるパルス電流を検出してその電流検出信号
を出力する電流検出部と、 この電流検出部から出力された電流検出信号をカウン
トしてパルス電流数信号を出力するカウンタと、 予めレベルの異なる複数の設定値が設定され、電圧検
出部から出力された電圧検出信号を複数の設定値により
複数種類に分類する放電パルス分類部と、 この放電パルス分類部により分類された各電圧検出信
号をそれぞれカウントして各パルス電圧数信号として出
力する放電パルス数計数部と、 放電パルス分類部により分類された各電圧検出信号及
び電流検出部から出力された電流検出信号に基づいて各
種類の放電パルスごとに各放電エネルギを算出してその
各エネルギ信号を出力するエネルギ算出部と、 放電パルス数計数部から出力された各パルス電圧数信
号を受けて総パルス電圧数を算出するとともにカウンタ
から出力されたパルス電流数信号を取り込んでこのパル
ス電流数を総パルス電圧数で除算して放電発生の割合を
求めるとともに、カウンタから出力されたパルス電流数
信号に基づいて所定期間毎の放電発生数を求め、 かつ放電パルス数計数部から出力された各パルス電圧
数信号ごとに各平均パルス数を求めるとともに、エネル
ギ算出部から出力された各種類の放電ごとの各エネルギ
信号に基づいて各平均パルスエネルギを算出し、次に各
平均パルス数の大小比較を行ってその比較結果から被加
工物に対する加工状態を判定し、この加工状態判定のう
ち各平均パルス数の大小比較で判定が困難な場合に各平
均パルスエネルギの大小比較の結果に基づいて被加工物
に対する加工状態を判定する加工状態判定部と、 この加工状態判定部において求められた放電発生の場
合、所定期間毎の放電発生数及び加工状態判定結果を表
示する表示部と、 を備えた放電加工装置である。
せてこれら被加工物と電極との間へのパルス電圧の印加
により放電を発生させて被加工物を加工する放電加工装
置において、 パルス電圧を検出してその電圧検出信号を出力する電圧
検出部と、 電極に流れるパルス電流を検出してその電流検出信号
を出力する電流検出部と、 この電流検出部から出力された電流検出信号をカウン
トしてパルス電流数信号を出力するカウンタと、 予めレベルの異なる複数の設定値が設定され、電圧検
出部から出力された電圧検出信号を複数の設定値により
複数種類に分類する放電パルス分類部と、 この放電パルス分類部により分類された各電圧検出信
号をそれぞれカウントして各パルス電圧数信号として出
力する放電パルス数計数部と、 放電パルス分類部により分類された各電圧検出信号及
び電流検出部から出力された電流検出信号に基づいて各
種類の放電パルスごとに各放電エネルギを算出してその
各エネルギ信号を出力するエネルギ算出部と、 放電パルス数計数部から出力された各パルス電圧数信
号を受けて総パルス電圧数を算出するとともにカウンタ
から出力されたパルス電流数信号を取り込んでこのパル
ス電流数を総パルス電圧数で除算して放電発生の割合を
求めるとともに、カウンタから出力されたパルス電流数
信号に基づいて所定期間毎の放電発生数を求め、 かつ放電パルス数計数部から出力された各パルス電圧
数信号ごとに各平均パルス数を求めるとともに、エネル
ギ算出部から出力された各種類の放電ごとの各エネルギ
信号に基づいて各平均パルスエネルギを算出し、次に各
平均パルス数の大小比較を行ってその比較結果から被加
工物に対する加工状態を判定し、この加工状態判定のう
ち各平均パルス数の大小比較で判定が困難な場合に各平
均パルスエネルギの大小比較の結果に基づいて被加工物
に対する加工状態を判定する加工状態判定部と、 この加工状態判定部において求められた放電発生の場
合、所定期間毎の放電発生数及び加工状態判定結果を表
示する表示部と、 を備えた放電加工装置である。
(作用) このような手段を備えたことにより、被加工物と電極
との間に印加されるパルス電圧を電圧検出部により検出
するとともに、電極に流れるパルス電流を電流検出部に
より検出し、このうち電圧検出部から出力された電圧検
出信号が放電パルス分類部において複数の設定値により
複数種類に分類し、これら分類された各電圧検出信号を
それぞれカウントして各パルス電圧信号としてエネルギ
算出部に送る。
との間に印加されるパルス電圧を電圧検出部により検出
するとともに、電極に流れるパルス電流を電流検出部に
より検出し、このうち電圧検出部から出力された電圧検
出信号が放電パルス分類部において複数の設定値により
複数種類に分類し、これら分類された各電圧検出信号を
それぞれカウントして各パルス電圧信号としてエネルギ
算出部に送る。
又、電流検出部から出力された電流検出信号をカウン
タによりカウントしてパルス電流数信号してエネルギ算
出部に送る。
タによりカウントしてパルス電流数信号してエネルギ算
出部に送る。
このエネルギ算出部では、放電パルス分類部により分
類された各電圧検出信号及び電流検出部から出力された
電流検出信号に基づいて各種類の放電ごとに各放電エネ
ルギを算出してその各エネルギ信号を出力する。
類された各電圧検出信号及び電流検出部から出力された
電流検出信号に基づいて各種類の放電ごとに各放電エネ
ルギを算出してその各エネルギ信号を出力する。
加工状態判定部は、放電パルス数計数部から出力され
た各パルス電圧数信号を受けて総パルス電圧数を算出す
るとともにカウンタから出力されたパルス電流数信号を
取り込んでこのパルス電流数を総パルス電圧数で除算し
て放電発生の割合を求めるとともに、カウンタから出力
されたパルス電流数信号に基づいて所定期間毎の放電発
生数を求め、 かつ放電パルス数計数部から出力された各パルス電圧
数信号ごとに各平均パルス数を求めるとともに、エネル
ギ算出部から出力された各種類の放電ごとの各エネルギ
信号に基づいて各平均パルスエネルギを算出し、次に各
平均パルス数の大小比較を行ってその比較結果から被加
工物に対する加工状態を判定し、この加工状態判定のう
ち各平均パルス数の大小比較で判定が困難な場合に各平
均でパルスエネルギの大小比較の結果に基づいて被加工
物に対する加工状態を判定する。
た各パルス電圧数信号を受けて総パルス電圧数を算出す
るとともにカウンタから出力されたパルス電流数信号を
取り込んでこのパルス電流数を総パルス電圧数で除算し
て放電発生の割合を求めるとともに、カウンタから出力
されたパルス電流数信号に基づいて所定期間毎の放電発
生数を求め、 かつ放電パルス数計数部から出力された各パルス電圧
数信号ごとに各平均パルス数を求めるとともに、エネル
ギ算出部から出力された各種類の放電ごとの各エネルギ
信号に基づいて各平均パルスエネルギを算出し、次に各
平均パルス数の大小比較を行ってその比較結果から被加
工物に対する加工状態を判定し、この加工状態判定のう
ち各平均パルス数の大小比較で判定が困難な場合に各平
均でパルスエネルギの大小比較の結果に基づいて被加工
物に対する加工状態を判定する。
そして、この加工状態判定部において求められた放電
発生の割合、所定期間毎の放電発生数及び加工状態判定
結果を表示部において表示する。
発生の割合、所定期間毎の放電発生数及び加工状態判定
結果を表示部において表示する。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
する。
第1図は放電加工装置の構成図である。ところで、放
電加工におけるパルス印加電圧方法には印加電圧周期制
御のタイプと印加電圧無制御のタイプとがあるが、同図
では印加電圧周期制御電源を用いたタイプのものであ
る。さて、1は被加工物であって、この被加工物1には
ワイヤ2が近接して配置されている。3は加工本体部で
あって、この加工本体部3は被加工物1とワイヤ2との
間にパルス電圧及びパルス電流を供給し、かつワイヤ2
を放電加工中に矢印(イ)方向に走行させるとともに被
加工物1との放電ギャップを放電発生に最適となるよう
に制御する機能を有している。具体的には図示しないが
抵抗体,電源,切換手段としてのコンデンサ群から成る
充放電回路等から構成されている。
電加工におけるパルス印加電圧方法には印加電圧周期制
御のタイプと印加電圧無制御のタイプとがあるが、同図
では印加電圧周期制御電源を用いたタイプのものであ
る。さて、1は被加工物であって、この被加工物1には
ワイヤ2が近接して配置されている。3は加工本体部で
あって、この加工本体部3は被加工物1とワイヤ2との
間にパルス電圧及びパルス電流を供給し、かつワイヤ2
を放電加工中に矢印(イ)方向に走行させるとともに被
加工物1との放電ギャップを放電発生に最適となるよう
に制御する機能を有している。具体的には図示しないが
抵抗体,電源,切換手段としてのコンデンサ群から成る
充放電回路等から構成されている。
一方、被加工物1とワイヤ2との間には電圧プロープ
等から成る電圧検出部4が接続され、この電圧検出部4
で被加工物1とワイヤ2との間に印加されるパルス電圧
を検出してその電圧検出信号VDを出力するものとなって
いる。又、ワイヤ2には電流センサ等から成る電流検出
部5が接続され、この電流検出部5でワイヤ2に流れる
パルス電流を検出してその電流検出信号IDを出力するよ
うになっている。そして、電圧検出信号VDはA/D(アナ
ログ/ディジタル)変換器6を通して放電パルス分類部
7に送られるようになっており、この放電パルス分類部
7は予めそれぞれレベルの異なる第1及び第2の設定値
VO1,VO2が設定され、入力するディジタル電圧検出信号S
Dをこれら設定値VO1,VO2により3種類に分類してそれぞ
れ第1,第2及び第3の電圧検出信号SD1,SD2,SD3として
出力する機能を持ったものである。ところで、第1及び
第2の設定値VO1,VO2は放電加工が正常に行なわれてい
るかを判別するためのもので、例えばそれぞれ印加電圧
の70%及び5%に設定され、ディジタル検出電圧信号SD
の電圧レベルが第1の設定値VO1以上であれば「加工状
態が正常であり、余力がある」、又電圧レベルが第2の
設定値VO2以下であれば「加工状態が異常」、さらに電
圧レベルが第1と第2の設定値VO1,VO2の間であれば
「加工状態が適正値である」と分類するようになってい
る。この放電パルス分類部7の各出力端子には放電パル
ス数計測部8が接続されており、この計測部8は各カウ
ンタ8a,8b,8cから構成されそれぞれ第1〜第3の電圧検
出信号SD1,SD2,SD3をカウントし、そのカウント値をそ
れぞれパルス電圧数信号ND1,ND2,ND3として出力するも
のとなっている。
等から成る電圧検出部4が接続され、この電圧検出部4
で被加工物1とワイヤ2との間に印加されるパルス電圧
を検出してその電圧検出信号VDを出力するものとなって
いる。又、ワイヤ2には電流センサ等から成る電流検出
部5が接続され、この電流検出部5でワイヤ2に流れる
パルス電流を検出してその電流検出信号IDを出力するよ
うになっている。そして、電圧検出信号VDはA/D(アナ
ログ/ディジタル)変換器6を通して放電パルス分類部
7に送られるようになっており、この放電パルス分類部
7は予めそれぞれレベルの異なる第1及び第2の設定値
VO1,VO2が設定され、入力するディジタル電圧検出信号S
Dをこれら設定値VO1,VO2により3種類に分類してそれぞ
れ第1,第2及び第3の電圧検出信号SD1,SD2,SD3として
出力する機能を持ったものである。ところで、第1及び
第2の設定値VO1,VO2は放電加工が正常に行なわれてい
るかを判別するためのもので、例えばそれぞれ印加電圧
の70%及び5%に設定され、ディジタル検出電圧信号SD
の電圧レベルが第1の設定値VO1以上であれば「加工状
態が正常であり、余力がある」、又電圧レベルが第2の
設定値VO2以下であれば「加工状態が異常」、さらに電
圧レベルが第1と第2の設定値VO1,VO2の間であれば
「加工状態が適正値である」と分類するようになってい
る。この放電パルス分類部7の各出力端子には放電パル
ス数計測部8が接続されており、この計測部8は各カウ
ンタ8a,8b,8cから構成されそれぞれ第1〜第3の電圧検
出信号SD1,SD2,SD3をカウントし、そのカウント値をそ
れぞれパルス電圧数信号ND1,ND2,ND3として出力するも
のとなっている。
一方、電流検出部5から出力された電流検出信号IDは
A/D変換器9を通してエネルギ算出部10及びカウンタ11
に送られるようになっている。このエネルギ算出部10は
放電パルス分類部7からの第1〜第3の電圧検出信号SD
1,SD2,SD3及びディジタル電流検出信号SIを受け、これ
ら検出信号SD1,SD2,SD3及びSIに基づいて放電エネルギ
を算出してそのエネルギ信号EDを出力する機能を有する
ものである。又、カウンタ11はディジタル電流検出信号
SIをカウントし、そのカウント値をパルス電流数信号IN
として出力するものとなっている。
A/D変換器9を通してエネルギ算出部10及びカウンタ11
に送られるようになっている。このエネルギ算出部10は
放電パルス分類部7からの第1〜第3の電圧検出信号SD
1,SD2,SD3及びディジタル電流検出信号SIを受け、これ
ら検出信号SD1,SD2,SD3及びSIに基づいて放電エネルギ
を算出してそのエネルギ信号EDを出力する機能を有する
ものである。又、カウンタ11はディジタル電流検出信号
SIをカウントし、そのカウント値をパルス電流数信号IN
として出力するものとなっている。
加工状態判定部12は、放電パルス数計数部8から出力
された各パルス電圧数信号ND1〜ND3を受けて総パルス電
圧数を算出するとともにカウンタ11から出力されたパル
ス電流数信号INを取り込んでこのパルス電流数を総パル
ス電圧数で除算して放電発生の割合を求めるとともに、
カウンタ11から出力されたパルス電流数信号INに基づい
て所定期間毎の放電発生数を求め、これら放電発生の割
合、所定期間毎の放電発生数をCRT表示装置13に送って
表示させる機能を有している。
された各パルス電圧数信号ND1〜ND3を受けて総パルス電
圧数を算出するとともにカウンタ11から出力されたパル
ス電流数信号INを取り込んでこのパルス電流数を総パル
ス電圧数で除算して放電発生の割合を求めるとともに、
カウンタ11から出力されたパルス電流数信号INに基づい
て所定期間毎の放電発生数を求め、これら放電発生の割
合、所定期間毎の放電発生数をCRT表示装置13に送って
表示させる機能を有している。
又、加工状態判定部12は、放電パルス数計数部8から
出力された各パルス電圧数信号ND1〜ND3ごとに各平均パ
ルス数を求めるとともに、エネルギ算出部10から出力さ
れた各種類の放電がごとの各エネルギ信号EDに基づいて
各平均パルスエネルギを算出し、次に各平均パルス数の
大小比較を行ってその比較結果から被加工物1に対する
加工状態を判定し、この加工状態判定のうち各平均パル
ス数の大小比較で判定が困難な場合に各平均パルスエネ
ルギの大小比較の結果に基づいて被加工物1に対する加
工状態を判定し、これら加工状態の判定結果、例えば
「正常」「異常」をCRT表示装置13に送って表示させる
機能を有している。
出力された各パルス電圧数信号ND1〜ND3ごとに各平均パ
ルス数を求めるとともに、エネルギ算出部10から出力さ
れた各種類の放電がごとの各エネルギ信号EDに基づいて
各平均パルスエネルギを算出し、次に各平均パルス数の
大小比較を行ってその比較結果から被加工物1に対する
加工状態を判定し、この加工状態判定のうち各平均パル
ス数の大小比較で判定が困難な場合に各平均パルスエネ
ルギの大小比較の結果に基づいて被加工物1に対する加
工状態を判定し、これら加工状態の判定結果、例えば
「正常」「異常」をCRT表示装置13に送って表示させる
機能を有している。
CRT表示装置13は、加工状態判定部12により求められ
た加工状態情報として放電発生の割合を放電発生の全く
ない場合を「0%」として、全て放電発生した場合を
「100%」としてパーセント表示し、かつ所定期間毎の
放電発生数を折れ線グラフ化して表示する機能を有して
いる。
た加工状態情報として放電発生の割合を放電発生の全く
ない場合を「0%」として、全て放電発生した場合を
「100%」としてパーセント表示し、かつ所定期間毎の
放電発生数を折れ線グラフ化して表示する機能を有して
いる。
又、CRT表示装置13は、加工状態判定部12により判定
された加工状態の判定結果、例えば「正常」「異常」を
上記放電発生の割合及び所定期間毎の放電発生数ととも
に表示する機能を有している。
された加工状態の判定結果、例えば「正常」「異常」を
上記放電発生の割合及び所定期間毎の放電発生数ととも
に表示する機能を有している。
次に上記の如く構成された装置の作用について説明す
る。
る。
加工本体部3が起動されると、この加工本体部3によ
り被加工物1とワイヤ2との間にパルス電圧が印加さ
れ、かつワイヤ2が矢印(イ)方向に走行される。この
ようにパルス電圧が印加されて被加工物1とワイヤ2と
の間に放電が発生すると、ワイヤ2にパルス電流が流れ
る。そして、この放電の作用により被加工物1はワイヤ
カットされる。
り被加工物1とワイヤ2との間にパルス電圧が印加さ
れ、かつワイヤ2が矢印(イ)方向に走行される。この
ようにパルス電圧が印加されて被加工物1とワイヤ2と
の間に放電が発生すると、ワイヤ2にパルス電流が流れ
る。そして、この放電の作用により被加工物1はワイヤ
カットされる。
このとき、電圧検出部4は被加工部1とワイヤ2との
間に印加されたパルス電圧を検出してその電圧検出信号
VDを出力する。この電圧検出信号VDはA/D変換器6でA/D
変換されて第2図(b)に示すディジタル電圧検出信号
SDとして放電パルス分類部7に送られる。これと同時に
電流検出部5はワイヤ2に流れるパルス電流を検出して
その電流検出信号IDを出力する。この電圧検出信号IDは
A/D変換器9でA/D変換されて第2図(a)に示すディジ
タル電流検出信号SIとしてエネルギ算出部10及びカウン
タ11に送られる。
間に印加されたパルス電圧を検出してその電圧検出信号
VDを出力する。この電圧検出信号VDはA/D変換器6でA/D
変換されて第2図(b)に示すディジタル電圧検出信号
SDとして放電パルス分類部7に送られる。これと同時に
電流検出部5はワイヤ2に流れるパルス電流を検出して
その電流検出信号IDを出力する。この電圧検出信号IDは
A/D変換器9でA/D変換されて第2図(a)に示すディジ
タル電流検出信号SIとしてエネルギ算出部10及びカウン
タ11に送られる。
さて、放電パルス分類部7は第2図に示すように第1
及び第2の設定値VO1,VO2によりディジタル電圧信号SD
を分類する。すなわち、放電パルス分類部7はディジタ
ル電圧検出信号SDの電圧レベルが第1の設定値VO1によ
りも高ければ第1の電圧検出信号SD1に、同じく電圧レ
ベルが第1の設定値VO1と第2の設定値VO2との間にあれ
ば第2の電圧検出信号SD2に、又電圧レベルが第2の設
定値VO2より低ければ第3の電圧検出信号SD3にそれぞれ
分類して各カウンタ8a〜8cに送出する。これにより、各
カウンタ8a〜8cはそれぞれ各電圧検出信号SD1〜SD3を入
力してカウントを行ない、そのカウント値をそれぞれパ
ルス電圧数信号ND1〜ND3として加工状態判定部12へ送出
する。
及び第2の設定値VO1,VO2によりディジタル電圧信号SD
を分類する。すなわち、放電パルス分類部7はディジタ
ル電圧検出信号SDの電圧レベルが第1の設定値VO1によ
りも高ければ第1の電圧検出信号SD1に、同じく電圧レ
ベルが第1の設定値VO1と第2の設定値VO2との間にあれ
ば第2の電圧検出信号SD2に、又電圧レベルが第2の設
定値VO2より低ければ第3の電圧検出信号SD3にそれぞれ
分類して各カウンタ8a〜8cに送出する。これにより、各
カウンタ8a〜8cはそれぞれ各電圧検出信号SD1〜SD3を入
力してカウントを行ない、そのカウント値をそれぞれパ
ルス電圧数信号ND1〜ND3として加工状態判定部12へ送出
する。
又、カウンタ11はディジタル電流検出信号SIを入力し
てカウントを行ない、このカウント値をパルス電流数信
号INとして加工状態判定部12へ送出する。
てカウントを行ない、このカウント値をパルス電流数信
号INとして加工状態判定部12へ送出する。
一方、エネルギ算出部10は放電パルス分類部7からの
第1〜第3電圧検出信号SD1〜SD3及びディジタル電流検
出信号SIを受けて各放電ごとのエネルギを算出する。す
なわち、第3図に示すように第1〜第3の電圧検出信号
SD1〜SD3のうち第1の電圧検出信号SD1を例にとって説
明すると、この第1の電圧検出信号SD1における各ピー
ク値をV1,V2,V3…とし、一方のディジタル電流検出信号
SIの各ピーク値をI1,I2,I3…とすると、エネルギEは、 E=V1I1+V2I2+V3I3+……+VnIn で求められる。そして、このようにして求められたエネ
ルギEはエネルギ信号EDとして加工状態判定部12に送出
される。
第1〜第3電圧検出信号SD1〜SD3及びディジタル電流検
出信号SIを受けて各放電ごとのエネルギを算出する。す
なわち、第3図に示すように第1〜第3の電圧検出信号
SD1〜SD3のうち第1の電圧検出信号SD1を例にとって説
明すると、この第1の電圧検出信号SD1における各ピー
ク値をV1,V2,V3…とし、一方のディジタル電流検出信号
SIの各ピーク値をI1,I2,I3…とすると、エネルギEは、 E=V1I1+V2I2+V3I3+……+VnIn で求められる。そして、このようにして求められたエネ
ルギEはエネルギ信号EDとして加工状態判定部12に送出
される。
さて、この加工状態判定部12は各カウンタ8a〜8cから
の各パルス電圧数信号ND1〜ND3を受けて総パルス電圧数
を算出し、かつカウンタ11からのパルス電流信号INを取
込んでこのパルス電流数を総パルス電圧数で除算して放
電発生の割合いを求める。又、加工状態判定部12はカウ
ンタ11からのパルス電流数から1msの所定期間毎の放電
発生数を求める。このようにして求められた放電発生の
割合い及び所定期間における放電発生数はCRT表示装置1
3に送られる。
の各パルス電圧数信号ND1〜ND3を受けて総パルス電圧数
を算出し、かつカウンタ11からのパルス電流信号INを取
込んでこのパルス電流数を総パルス電圧数で除算して放
電発生の割合いを求める。又、加工状態判定部12はカウ
ンタ11からのパルス電流数から1msの所定期間毎の放電
発生数を求める。このようにして求められた放電発生の
割合い及び所定期間における放電発生数はCRT表示装置1
3に送られる。
しかして、このCRT表示装置13は第4図に示すように
加工状態情報として放電発生の割合いを放電発生が全く
無い場合を「0%」とし、全て放電発生した場合を「10
0%」として表示し、これとともに所定期間毎の放電発
生数を折れ線グラフ化して表示する。
加工状態情報として放電発生の割合いを放電発生が全く
無い場合を「0%」とし、全て放電発生した場合を「10
0%」として表示し、これとともに所定期間毎の放電発
生数を折れ線グラフ化して表示する。
さらに、加工状態判定部12は次のような判定を行う。
すなわち、パルス電圧数信号ND1,ND2,ND3ごとにパルス
数の総和を求め、これら総和を1msの所定期間の数で除
算して平均パルス数AND1,AND2,AND3を求める。次に同様
にして各パルス電圧数信号ND1,ND2,ND3ごとに平均パル
スエネルギEA1,EA2,EA3を算出する。そして、次に平均
パルス数の大小比較を行う。この比較の結果、AND1>AN
D2>AND3の場合には「加工状態・正常加工速度をもっと
上げることが可能」と判定する。又、AND3>AND2>AND1
のときは「加工状態・異常」つまり残留イオンや加工屑
により被加工物1のワイヤ2との間が導通状態になって
いると判定し、制御信号SFを加工本体部3に総出し、例
えば充放電回路の電気条件切換手段のコンデンサを容量
の大きなものに切換え、若しくはパルス電圧の電圧レベ
ルを高くする等して安定した放電エネルギーを速やかに
供給して加工状態を正常に復帰させる。さらに、AND2>
AND1>AND1又はAND2>AND3>AND1のときは加工速度とし
ては適正とするが加工面への影響の良し悪しの判定がパ
ルス数だけでは困難であるので、平均パルスエネルギの
大小比較により加工状態を詳しく説明する。すなわち、
平均パルスエネルギーの大小順序がEA2>E1>EA3の場合
のみ「加工状態・異常」とし制御信号SFを出力する。一
方、他の場合は「加工状態・正常」と判定し放電加工を
続ける。
すなわち、パルス電圧数信号ND1,ND2,ND3ごとにパルス
数の総和を求め、これら総和を1msの所定期間の数で除
算して平均パルス数AND1,AND2,AND3を求める。次に同様
にして各パルス電圧数信号ND1,ND2,ND3ごとに平均パル
スエネルギEA1,EA2,EA3を算出する。そして、次に平均
パルス数の大小比較を行う。この比較の結果、AND1>AN
D2>AND3の場合には「加工状態・正常加工速度をもっと
上げることが可能」と判定する。又、AND3>AND2>AND1
のときは「加工状態・異常」つまり残留イオンや加工屑
により被加工物1のワイヤ2との間が導通状態になって
いると判定し、制御信号SFを加工本体部3に総出し、例
えば充放電回路の電気条件切換手段のコンデンサを容量
の大きなものに切換え、若しくはパルス電圧の電圧レベ
ルを高くする等して安定した放電エネルギーを速やかに
供給して加工状態を正常に復帰させる。さらに、AND2>
AND1>AND1又はAND2>AND3>AND1のときは加工速度とし
ては適正とするが加工面への影響の良し悪しの判定がパ
ルス数だけでは困難であるので、平均パルスエネルギの
大小比較により加工状態を詳しく説明する。すなわち、
平均パルスエネルギーの大小順序がEA2>E1>EA3の場合
のみ「加工状態・異常」とし制御信号SFを出力する。一
方、他の場合は「加工状態・正常」と判定し放電加工を
続ける。
しかして、このようにして加工状態が判定されると、
この判定結果はCRT表示装置13に送出される。そして、
このCRT表示装置13は第4図に示すように放電発生の割
合い及び放電発生数とともに加工状態を表示する。例え
ば、加工状態が「加工状態・正常」であれば発光部13a
を発光や点灯させる。又、このとき加工状態判定部12は
上記エネルギ算出部13で求めたエネルギEをCRT表示装
置13に送って表示させている。
この判定結果はCRT表示装置13に送出される。そして、
このCRT表示装置13は第4図に示すように放電発生の割
合い及び放電発生数とともに加工状態を表示する。例え
ば、加工状態が「加工状態・正常」であれば発光部13a
を発光や点灯させる。又、このとき加工状態判定部12は
上記エネルギ算出部13で求めたエネルギEをCRT表示装
置13に送って表示させている。
このように上記一実施例において、パルス電圧数とパ
ルス電流数とから被加工物1とワイヤ2との間における
放電発生の割合い及び所定期間における放電発生数を求
め、これら、放発生の割合い及び所定期間における放電
発生数をCRT表示装置13で表示させる構成としたので、
作業者は表示された放電発生の割合い及び所定期間にお
ける放電発生数から容易に現在の放電状態を認識でき
る。つまり、この放電状態を認識できることによって作
業者は被加工物1とワイヤ2との間の間隔の適否を把握
することができ、これに基づいて仕上げのための片側放
電加工時におけるワイヤ2と被加工物1とのオフセット
間隔を放電発生の最適値にマニュアル調整できる。
ルス電流数とから被加工物1とワイヤ2との間における
放電発生の割合い及び所定期間における放電発生数を求
め、これら、放発生の割合い及び所定期間における放電
発生数をCRT表示装置13で表示させる構成としたので、
作業者は表示された放電発生の割合い及び所定期間にお
ける放電発生数から容易に現在の放電状態を認識でき
る。つまり、この放電状態を認識できることによって作
業者は被加工物1とワイヤ2との間の間隔の適否を把握
することができ、これに基づいて仕上げのための片側放
電加工時におけるワイヤ2と被加工物1とのオフセット
間隔を放電発生の最適値にマニュアル調整できる。
なお、本発明は上記一実施例に限定されるものでなく
その主旨を逸脱しない範囲で変形してもよい。例えば、
CRT表示装置13に表示させる放電状態情報内容をさらに
追加して放電パルス分類部7で分類された各パルス電圧
ごとに放電発生の部分及びその所定期間における放電発
生数を表示させてもよい。さらにパルス電圧のピーク
値、パルス電流のピーク値、さらには各パルス電圧数ND
1,ND2,ND3、正常及び異常放電数等も表示させてもよ
い。又、表示の方法としては円グラフや数値でもって表
示させてもよい。又、上記一実施例では印加電圧周期制
御電源タイプのものに適用したが、他の印加電圧無制御
電源タイプに適用してもよい。なお、こ場合にはコンデ
ンサ等に充電を行いながら放電発生させるので、特に所
定期間の放電発生数を求めてオフセット量を調整するこ
とになる。
その主旨を逸脱しない範囲で変形してもよい。例えば、
CRT表示装置13に表示させる放電状態情報内容をさらに
追加して放電パルス分類部7で分類された各パルス電圧
ごとに放電発生の部分及びその所定期間における放電発
生数を表示させてもよい。さらにパルス電圧のピーク
値、パルス電流のピーク値、さらには各パルス電圧数ND
1,ND2,ND3、正常及び異常放電数等も表示させてもよ
い。又、表示の方法としては円グラフや数値でもって表
示させてもよい。又、上記一実施例では印加電圧周期制
御電源タイプのものに適用したが、他の印加電圧無制御
電源タイプに適用してもよい。なお、こ場合にはコンデ
ンサ等に充電を行いながら放電発生させるので、特に所
定期間の放電発生数を求めてオフセット量を調整するこ
とになる。
[発明の効果] 以上詳記したように本発明によれば、放電発生の割合
及び所定期間毎の放電発生数を求めて表示できると共
に、放電の平均パルス数に基づいて被加工物に対する加
工状態を判定してその判定結果を表示でき、かつこの加
工状態判定では判定が困難な場合に各平均パルスエネル
ギに基づいて被加工物に対する加工状態を判定してその
判定結果を表示でき、そのうえ放電発生の割合及び所定
期間毎の放電発生数の表示から作業者は容易に現在の放
電状態、つまり被加工物と電極との間隔の適否を把握で
き、これに基づいて仕上げのための片側放電加工におけ
る被加工物と電極とのオフセット間隔を放電発生の最適
値にマニュアル調整できる放電加工装置を提供できる。
及び所定期間毎の放電発生数を求めて表示できると共
に、放電の平均パルス数に基づいて被加工物に対する加
工状態を判定してその判定結果を表示でき、かつこの加
工状態判定では判定が困難な場合に各平均パルスエネル
ギに基づいて被加工物に対する加工状態を判定してその
判定結果を表示でき、そのうえ放電発生の割合及び所定
期間毎の放電発生数の表示から作業者は容易に現在の放
電状態、つまり被加工物と電極との間隔の適否を把握で
き、これに基づいて仕上げのための片側放電加工におけ
る被加工物と電極とのオフセット間隔を放電発生の最適
値にマニュアル調整できる放電加工装置を提供できる。
第1図乃至第4図は本発明の放電加工装置の一実施例を
説明するための図であって、第1図は構成図、第2図は
ディジタルの電圧及び電流検出信号波形を示す図、第3
図は放電エネルギ算出を説明するための図、第4図は放
電状態情報の表示例を示す図である。 1……被加工物、2……ワイヤ電極、3……加工本体
部、4……電圧検出部、電流検出部、7……放電パルス
分類部、8……放電パルス数計測部、10……エネルギ算
出部、11……カウンタ、12……加工状態判定部、13……
CRT表示装置。
説明するための図であって、第1図は構成図、第2図は
ディジタルの電圧及び電流検出信号波形を示す図、第3
図は放電エネルギ算出を説明するための図、第4図は放
電状態情報の表示例を示す図である。 1……被加工物、2……ワイヤ電極、3……加工本体
部、4……電圧検出部、電流検出部、7……放電パルス
分類部、8……放電パルス数計測部、10……エネルギ算
出部、11……カウンタ、12……加工状態判定部、13……
CRT表示装置。
Claims (1)
- 【請求項1】下記構成(イ)〜(チ)を具備し、被加工
物に対してワイヤ等の電極を接近させてこれら被加工物
と電極との間へのパルス電圧の印加により放電を発生さ
せて前記被加工物を加工する放電加工装置。 (イ)前記パルス電圧を検出してその電圧検出信号を出
力する電圧検出部。 (ロ)前記電極に流れるパルス電流を検出してその電流
検出信号を出力する電流検出部。 (ハ)この電流検出部から出力された電流検出信号をカ
ウントしてパルス電流数信号を出力するカウンタ。 (ニ)予めレベルの異なる複数の設定値が設定され、前
記電圧検出部から出力された電圧検出信号を前記複数の
設定値により複数種類に分類する放電パルス分類部。 (ホ)この放電パルス分類部により分類された各電圧検
出信号をそれぞれカウントして各パルス電圧数信号とし
て出力する放電パルス数計数部。 (ヘ)前記放電パルス分類部により分類された各電圧検
出信号及び前記電流検出部から出力された電流検出信号
に基づいて前記各種類の放電パルスごとに各放電エネル
ギを算出してその各エネルギ信号を出力するエネルギ算
出部。 (ト)前記放電パルス数計数部から出力された各パルス
電圧数信号を受けて総パルス電圧数を算出するとともに
前記カウンタから出力されたパルス電流数信号を取り込
んでこのパルス電流数を前記総パルス電圧数で除算して
放電発生の割合を求めるとともに、前記カウンタから出
力されたパルス電流数信号に基づいて所定期間毎の放電
発生数を求め、 かつ前記放電パルス数計数部から出力された各パルス電
圧数信号ごとに各平均パルス数を求めるとともに、前記
エネルギ算出部から出力された前記各種類の放電ごとの
各エネルギ信号に基づいて各平均パルスエネルギを算出
し、次に前記各平均パルス数の大小比較を行ってその比
較結果から前記被加工物に対する加工状態を判定し、こ
の加工状態判定のうち前記各平均パルス数の大小比較で
判定が困難な場合に前記各平均パルスエネルギの大小比
較の結果に基づいて前記被加工物に対する加工状態を判
定する加工状態判定部。 (チ)前記加工状態判定部において求められた前記放電
発生の割合、前記所定期間毎の放電発生数及び前記加工
状態判定結果を表示する表示部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63009885A JP2557929B2 (ja) | 1988-01-20 | 1988-01-20 | 放電加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63009885A JP2557929B2 (ja) | 1988-01-20 | 1988-01-20 | 放電加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01188228A JPH01188228A (ja) | 1989-07-27 |
JP2557929B2 true JP2557929B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=11732600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63009885A Expired - Lifetime JP2557929B2 (ja) | 1988-01-20 | 1988-01-20 | 放電加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2557929B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101760138B1 (ko) * | 2010-12-17 | 2017-07-20 | 두산공작기계 주식회사 | 와이어 방전기의 서보추종제어장치 및 방법 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH068054A (ja) * | 1992-06-25 | 1994-01-18 | Fanuc Ltd | ワイヤカット放電加工機の放電加工モニタ方法 |
EP2839916B1 (en) * | 2012-04-16 | 2019-01-23 | Makino Milling Machine Co., Ltd. | Machine tool |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54159795A (en) * | 1978-06-07 | 1979-12-17 | Hitachi Seiko Ltd | Indicator of spark machining condition |
JPS56126537A (en) * | 1980-03-05 | 1981-10-03 | Hitachi Seiko Ltd | Gap control method for spark machining device |
-
1988
- 1988-01-20 JP JP63009885A patent/JP2557929B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101760138B1 (ko) * | 2010-12-17 | 2017-07-20 | 두산공작기계 주식회사 | 와이어 방전기의 서보추종제어장치 및 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01188228A (ja) | 1989-07-27 |
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