JP2557860B2 - サンプルホ−ルド回路 - Google Patents

サンプルホ−ルド回路

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JP2557860B2
JP2557860B2 JP61276636A JP27663686A JP2557860B2 JP 2557860 B2 JP2557860 B2 JP 2557860B2 JP 61276636 A JP61276636 A JP 61276636A JP 27663686 A JP27663686 A JP 27663686A JP 2557860 B2 JP2557860 B2 JP 2557860B2
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transistor
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治彦 奥村
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はサンプルホールド回路に関する。
(従来の技術) 入力信号を一連の決められた時点で測定する回路とし
てサンプルホールド回路(Sample−and−hold circui
t)がある。この回路の出力は、次の測定が行われるま
ですぐ前の測定値のままであるという特性を有するもの
である。
従来より行われているサンプルホールド回路の一例を
第5図を用いて説明する。入力信号Viは入力端子1より
入力される。又サンプル−ホールドタイミングは、トラ
ンジスタQ2,Q3の各々のベースに加えられるサンプルホ
ールドパルスSP及び極性反転した▲▼に同期して行
われる。つまり、これらのトランジスタQ2Q3が差動型制
御スイッチとして働くのである。尚I1,I2は定電流源で
ある。簡単にこの回路の動作を説明すると、 サンプルホールドパルスSPがハイレベルの時(▲
▼はローレベル)Q2がオン、Q3がオフ状態となり、その
結果入力端子1に加えられた入力信号Viは抵抗R1及びト
ランジスタQ1を通してコンデンサC1に充電される。この
期間がサンプリング期間である。又、 サンプルホールドパルスSPがローレベルの時(▲
▼はハイレベル)Q2がオフ,Q3がオン状態となり、その
結果Q1はオフ状態になると共に入力信号ViがR1×I1だけ
電圧降下を起こした後Q1のベースに入力されるためにQ1
のベースエミッタ間が逆バイアス状態となりコンデンサ
C1の電荷はそのまま保持される。この期間がホールド期
間である。
以上の,の動作をサンプリング周期に従って繰り
返すサンプルホールド回路において、ホールド時に入力
信号が変化した場合Q1のオフ状態は変化しないものの、
Q1のベースにおける入力信号の変化がQ1のベース−エミ
ッタ間寄生容量Cbeを通して出力信号Voに洩れ込みホー
ルド特性を著しく悪化させるという欠点があった。この
ことは第6図に示すようにViを入力信号,SPをサンプル
ホールドパルス,Voをサンプリング後の出力信号とする
と、出力信号Voの丸印を付した部分が容量Cbeの洩れ込
みによるホールド特性の劣化である。
(発明が解決しようとする問題点) 上述したように従来のサンプルホールド回路は、ホー
ルド時に入力信号がベース−エミッタ間容量Cbeを通し
て出力に洩れ込むという問題点があり、この洩れ込みが
ホールド特性を著しく劣化させていた。
そこで本発明はこの様な洩れ込みを防止して良好なホ
ールド特性をもつサンプルホールド回路を提供すること
を目的とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は上記問題点を解決するために以下の様な構成
になっている。
すなわち、入力端子とベース接続された第1のトラン
ジスタと、この第1のトランジスタのエミッタ電流をオ
ンオフ制御するスイッチング素子と第1のトランジスタ
のエミッタに接続されたホールド用コンデンサとを有
し、サンプルホールドパルスに同期してスイッチング素
子を相補的にオンオフする事により入力信号を抜き出し
てホールド用コンデンサにホールドするサンプルホール
ド回路であってホールド時に入力信号がホールド電圧に
洩れ込む事を防止するために、ホールド時に第1のトラ
ンジスタがオフする様な一定電圧を第1のトランジスタ
のベースに与えるものである。
(作 用) ホールド時のみ定電圧源として動作するトランジスタ
を付加することにより入力信号を受けるトランジスタの
ベース電圧が入力信号の変化にかかわらず一定になり、
これによりホールド時に入力信号が入力信号を受けるト
ランジスタのベースエミッタ間容量を通してホールド信
号に洩れ込むのを防止できる。
(実施例) 以下、本発明の一実施を図面を参照して詳述する。第
1図は、本発明の実施例に係るサンプルホールド回路の
構成図である。
サンプル時の動作を再度説明すると、サンプルホー
ルドパルスSPが端子3より入力され、このパルスSPの反
転されたパルス▲▼が端子4より入力される。SPが
ハイレベル(▲▼はローレベル)の時、トランジス
タQ2がオン,Q3がオフ状態となり、その結果入力端子1
に加えられた入力信号Viは抵抗R1及びトランジスタQ1
通してコンデンサC1に充電される。
次にサンプルホールドパルスSPがローレベル(▲
▼がハイレベル)になった時、つまりホールド時の動
作を説明する。
ホールド時にはトランジスタQ3がオンとなり、その結
果トランジスタQ8が導通状態となる事によりトランジス
タQ8が定電圧源として動作し、ホールド期間中トランジ
スタQ1をベース電圧を一定に保持する。トランジスタQ8
のベース電圧をV1,ベース−エミッタ間電圧をVBE5とす
るとトランジスタQ1のベース電圧はVi−VBE5となり一定
となる。つまり、定電流I1はトランジスタQ8のエミッタ
電流IE5と抵抗R1を流れる電流IR1との和として I1=IE5+IR1 =IE5+{Vi−(V1−VBE5)}/R1 上式で表されるが、入力信号Viが変化してもIE5の変
化となるだけで I1>{Vi−(V1−VBE5)}/R1 の条件が満足している限りトランジスタQ8はオン状態を
保ちトランジスタQ1のベース電圧を一定にする。この様
にトランジスタQ8を付け加える事によりホールド時に入
力信号の電圧変化がQ1のベースに伝わる事を防ぐ事がで
きる。従ってこのトランジスタQ8を付け加える事は、ホ
ールド時に入力信号がトランジスタQ1のベース−エミッ
タ間容量Cbeを通してホールド信号に洩れる事を防ぎ、
良好なホールド特性を与える効果がある。
次にトランジスタQ4のベース電流補償回路10について
説明する。この回路はコンデンサC1とトランジスタQ4
ベース間にトランジスタQ6のコレクタに接続される。ト
ランジスタQ4のコレクタは、トランジスタのエミッタと
接続される。又、トランジスタQ6のベースとQ5のベース
が接続され、各々のベース間にトランジスタQ7のベース
(コレクタ)が接続される。つまりこの補償回路により
トランジスタQ4のベース電流を補償することにより、ホ
ールド電圧の変化は押えられる。どの程度補償させるの
かを示す。トランジスタQ4のコレクタ電流をIa(=I2
β/(1+β)),トランジスタQ5のベース電流をI
b(=Ia/(1+β)=I2 β/(1+β)),トラン
ジスタQ6のベース電流を無視するとトランジスタQ6のコ
レクタ電流IcはトランジスタQ5のベース電流と等しいの
でIc=Ib(=I2 β/(1+β))となる。
したがってトランジスタQ4のベース電流IdはId=I2/
(1+β)=(1+β/β)Icとなる。β=20とする
と、 Id≒1.05Ic つまり、約5%の誤差でトランジスタQ4のベース電流
を補償する事ができる。これによりホールド電圧の変化
は著しく押えられるのである。
次に第2図の実施例について説明する。
第1図と全く同じであるものについては説明は省略す
る。ホールド時にトランジスタQ1のベースに与える電圧
とホールド電圧との間に相関を持たせ、常にその差が一
定になる様にしたのがこの実施例である。つまり、出力
端子2とトランジスタQ9のベースを接続し、このQ9のエ
ミッタと、トランジスタQ1のベースとを接続する。この
様にすると、トランジスタQ2とQ3で構成されるスイッチ
のスイッチング速度が有限であるためにホールド時に生
じるスイッチングノイズを入力信号レベルによらず一定
にする事ができる。
又、第3図に示す様に第2図のサンプルホールド回路
S/Hを2回路設け、一方の入力に第4図(a)に示す入
力信号Vi、他方の入力に一定電圧Vcを与え、第4図
(b)に示すサンプリングパルスSPでサンプリングされ
ホールドされた各々の出力を減算する事により第4図
(c)に示すS/H出力のサンプリングノイズを除去する
場合にホールド時に生じるサンプリングノイズが各々の
サンプルホールド出力で入力信号レベルに依らず一定で
あるのでノイズ部を減算する事で完全に除去できる。つ
まり第2図の実施例ではホールド時に入力信号が出力に
洩れ込むのを防止するだけでなくスイッチング速度が有
限であるために生じるサンプリングノイズを軽減する効
果もある。
[発明の効果] 以上の様に本発明によればホールド時に入力信号が出
力に洩れる事を防ぎ良好なホールド特性を持たせる事が
できるばかりでなく、スイッチング速度が有限であるた
めにホールド時に生じるサンプリングノイズを軽減する
事もできる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の一実施例を示す回路構成
図,第3図は本発明の効果を説明するためのブロック
図,第4図は入出力される波形図,第5図は従来のサン
プルホールド回路の一例を示す回路構成図、第6図は第
5図の回路動作を説明するための入出力波形図である。 1……入力端子,2……出力端子,3……サンプルホールド
パルスSPが入力される入力端子,4……逆極性のサンプル
ホールドパルス▲▼が入力される入力端子。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースが抵抗を介し入力端に接続された第
    1のトランジスタと、この第1のトランジスタのベース
    に、エミッタが接続されると共にベースが定電圧源に接
    続されこのベースの電圧がホールド電圧として働く第2
    のトランジスタと、前記第1のトランジスタのエミッタ
    電流を制御するスイッチング素子と、このスイッチング
    素子と前記第1のトランジスタのエミッタ間に一端が接
    続され他端が接地されたコンデンサと、このコンデンサ
    に供給される電荷をホールド電圧として出力する第3の
    トランジスタと、この第3のトランジスタのベース電流
    を補償する手段とを具備し、このコンデンサの前記入力
    信号ホールド時に、前記第1のトランジスタはオフ動作
    を行うことを特徴とするサンプルホールド回路。
JP61276636A 1986-11-21 1986-11-21 サンプルホ−ルド回路 Expired - Lifetime JP2557860B2 (ja)

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JPS63131400A JPS63131400A (ja) 1988-06-03
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