JP2557727Y2 - インサート成形用端子固定治具 - Google Patents

インサート成形用端子固定治具

Info

Publication number
JP2557727Y2
JP2557727Y2 JP9697591U JP9697591U JP2557727Y2 JP 2557727 Y2 JP2557727 Y2 JP 2557727Y2 JP 9697591 U JP9697591 U JP 9697591U JP 9697591 U JP9697591 U JP 9697591U JP 2557727 Y2 JP2557727 Y2 JP 2557727Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
jig
pin
hole
insert molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP9697591U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0545982U (ja
Inventor
治 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP9697591U priority Critical patent/JP2557727Y2/ja
Publication of JPH0545982U publication Critical patent/JPH0545982U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2557727Y2 publication Critical patent/JP2557727Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、インサート成形用端子
固定治具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図3に示すように、電線コード1
の端末1aに端子2の後側バレル部2aを圧着して、こ
の後側バレル部2aによる電線圧着部分から端子2の前
端に突出した雄型接続部2bの基部まで合成樹脂3に鋳
ぐんでインサート成形する場合がある。その際、図3中
に鎖線で示す如き上下金型AとBを用い、端子2の後側
バレル部2aおよび中央部はキャビテイC1内に充填す
る絶縁樹脂内に埋設すると共に、上記雄型接続部2bは
空間をあけて囲むキャビテイC2に充填する樹脂で囲む
ように成形している。
【0003】上記した成形時に端子2が樹脂圧等により
ズレが生じて不良になるのを防止するために、端子2の
前端の雄型接続部2bを位置決めするための治具 (イレ
コ)4を用いている。上記治具4としては、図4および
図5に示すように、2分割した上下治具4a,4bを用
い、その下治具4bにピン5を植設し、図4に示すよう
に、該ピン5に、上方から端子2の雄型接続部2bに穿
設した孔2cを係止し、ついで、上治具4aをかぶせる
ことにより、ピン5で端子2を位置決めしている。この
ように端子2を治具4により位置決め固定した後、金型
A、Bを型締して、キャビテイC(C1、C2)に樹脂を
充填して、端子2の後部側に合成樹脂3をインサート成
形している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、治具4
が2分割されているために、成形前には下治具4bに上
治具4aをかぶせ、成形後には下治具4bから上治具4
aを外すという作業が必要となり、治具4のかぶせ及び
外し工数が増加して作業性が悪い問題があった。
【0005】そこで、本考案の目的は、端子をワンタッ
チで位置決めロック及びアンロックできるインサート成
形用端子固定治具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、コードの端末に後部を圧着した端子の樹
脂により鋳ぐるまない前端突出部に孔を設け、該孔を治
具のピンで係止して位置決めした後、成形用金型によ
り、端子に合成樹脂をインサート成形するためのインサ
ート成形用端子固定治具であって、上記治具に、上記端
子の先端突出部を差込み可能な差込み口が設けられ、該
差込み口内に、上記端子の孔に係止可能なピンをバネ板
上に突設した固定ピンを内嵌固定していることとを特徴
としている。
【0007】
【作用】本考案の治具によれば、成形前に、治具の差込
み口に端子の前端突出部を差込むと、該前端突出部によ
りバネ板が押下げられて端子が差し込まれ、ついで、バ
ネ板の付勢力により孔にピンが自動的に嵌入し、該孔を
係止して位置決めロックする。成形後に、端子を強く引
っ張ると、孔の内周縁部によりバネ板が押下げられ、孔
から自動的にピンが抜けて外れ(アンロック)、端子を
差込み口から引抜くことができる。つまり、端子をワン
タッチでロック・アンロックすることができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例により詳細に説
明する。なお、図3〜図5の従来技術と同一構成・作用
の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
【0009】図1及び図2に示すように、治具14は、
2分割タイプではなく一体タイプになっている。該治具
14の一側面には、端子2の板状の前端突出部2bを軸
方向から差込むための差込み口14aが設けられ、該差
込み口14a内には、固定ピン15が嵌着されている。
該固定ピン15は、差込み口14aに内嵌する基部15d
の後端中央後部より前方へ突出した上下方向のバネ性を
有するバネ板15aが一体的に設けられ、該バネ板15
aの上面には、上記端子2の前端突出部2bの孔2cを
係止するためのピン15bが一体的に設けられている。
【0010】上記ピン15bは、バネ板15aにより、
差込み口14aと略平行となる係止位置に付勢されてお
り、該ピン15bが下方へ押下げられたとき、バネ板1
5aとともに付勢力に抗して下方へたわむようになる。
上記治具14の差込み口14a内には、バネ板15aの
たわみを許容する空隙14bを設けられてる。
【0011】なお、ピン15bの先端は、端子2の孔2
cの内周縁部で軽く押下げ可能なように、丸みをつける
のが好ましい。また、本実施例では、固定ピン15にバ
ネ板15aとピン15bを一体的に設けたものである
が、基部15dにピン15bを突設したバネ板を取り付け
る構成であっても良い。
【0012】上記構成とすることにより、成形前に、治
具14の差込み口14aに端子2の前端突出部2bを差
込むと、前端先部2bによりピン15bが押下げられ
て、バネ板15aとともに付勢力に抗して下方へたわ
む。そして、ピン15bが端子2の孔2cに一致する
と、バネ板15aの付勢力でピン15bが孔2cに自動
的に嵌入し、孔2cを係止して端子2を位置決めロック
する。
【0013】次に、成形後に、端子2を強く引っ張って
差込み口14aより引き抜くと、前端突出部2bの孔2
cの内周縁部によりピン15bが押下げられて、バネ板
15aとともに付勢力に抗して下方へたわむようにな
る。そして、ピン15bが孔2cから自動的に抜け外れ
(アンロック)、端子2を差込み口14aから引抜くこ
とができる。
【0014】このように、端子2を治具14の差込み口
14aに差込み、差込み口14aから引き抜く操作のみ
で、端子2を治具14にワンタッチでロック・アンロッ
クできるので、従来と比較して、作業性が格段に向上す
る。なお、端子2に設けた孔2cは、治具14に対する
位置決めのみでなく、他にも有効に利用することができ
る。
【0015】
【考案の効果】以上の説明からも明らかなように、本考
案のインサート成形用端子固定治具は、治具の差込み口
に端子の前端突出部を差込むと、自動的に位置決めロッ
クされ、端子を強く引っ張ると、自動的にアンロックさ
れて端子を差込み口から引き抜くことができる。したが
って、端子をワンタッチでロック・アンロックすること
ができるので、作業工数が減少して作業性が向上するよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の治具の端子差込み時の断面図であ
る。
【図2】 図1の端子差込み前の断面図である。
【図3】 先行技術の治具の端子差込み時の作用説明図
である。
【図4】 図3の上治具のかぶせ前の作用説明図であ
る。
【図5】 図3の端子係止前の作用説明図である。
【符号の説明】
1 コード、 2 端子、 2a 後部バレル部、 2b 前端突出部、 2c 孔、 3 合成樹脂、 14 治具、 14a 差込み口、 15 固定ピン、 15a バネ板、 15b ピン。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コードの端末に後部を圧着した端子の前
    端突出部に孔を設け、該孔を治具のピンで係止して位置
    決めした後、成形用金型により、端子に合成樹脂をイン
    サート成形するためのインサート成形用端子固定治具で
    あって、 上記治具に、上記端子の先端突出部を差込み可能な差込
    み口が設けられ、該差込み口内に、上記端子の孔に係止
    可能なピンをバネ板上に突設した固定ピンを内嵌固定し
    ていることとを特徴とするインサート成形用端子固定治
    具。
JP9697591U 1991-11-26 1991-11-26 インサート成形用端子固定治具 Expired - Lifetime JP2557727Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9697591U JP2557727Y2 (ja) 1991-11-26 1991-11-26 インサート成形用端子固定治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9697591U JP2557727Y2 (ja) 1991-11-26 1991-11-26 インサート成形用端子固定治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0545982U JPH0545982U (ja) 1993-06-18
JP2557727Y2 true JP2557727Y2 (ja) 1997-12-17

Family

ID=14179221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9697591U Expired - Lifetime JP2557727Y2 (ja) 1991-11-26 1991-11-26 インサート成形用端子固定治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2557727Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007278804A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Denso Corp 温度センサ及び温度センサの製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6118301B2 (ja) * 2014-10-21 2017-04-19 矢崎総業株式会社 金型装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007278804A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Denso Corp 温度センサ及び温度センサの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0545982U (ja) 1993-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4103333B2 (ja) コネクタ及びコネクタにおける導通検査方法
JPH10189119A (ja) 端子金具のカバー
JP3968638B2 (ja) コネクタ
JP2001230021A (ja) コネクタ
JP2005327617A (ja) コネクタ
JP2557727Y2 (ja) インサート成形用端子固定治具
US20010041472A1 (en) Connection structure for electric wire and terminal, connection method therefor and terminal connecting apparatus
US20060075634A1 (en) Method for manufacturing electrical connectors for enhancing coplanarity
JPH0850947A (ja) 丸型端子用コネクタ
JPS62188188A (ja) ねじ締め型コネクタハウジングのボルト取付機構
JP3679301B2 (ja) 圧接コネクタ
JP3988424B2 (ja) コネクタ
JP4862612B2 (ja) コネクタ及びその成形用の金型
US20020068479A1 (en) Tangless terminal fixed lock
JP4792205B2 (ja) コネクタ
JP3409700B2 (ja) 電気接続箱に対するワイヤーハーネスの支持構造
JP3412445B2 (ja) コネクタハウジングの成形方法および成形用金型
JP2003229227A (ja) 電気接続箱への電線のダイレクト挿入用治具
US6808409B2 (en) Electrical connector having guide and centering aid
JPH0727582Y2 (ja) 電気コネクタ
JP2002329544A (ja) コネクタ
JP3679162B2 (ja) コネクタ
JP4002087B2 (ja) 電気接続箱
JP3826800B2 (ja) コネクタ
JPS6017810Y2 (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970729