JP2557415Y2 - 靴中敷き - Google Patents
靴中敷きInfo
- Publication number
- JP2557415Y2 JP2557415Y2 JP1992011125U JP1112592U JP2557415Y2 JP 2557415 Y2 JP2557415 Y2 JP 2557415Y2 JP 1992011125 U JP1992011125 U JP 1992011125U JP 1112592 U JP1112592 U JP 1112592U JP 2557415 Y2 JP2557415 Y2 JP 2557415Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- super
- activated carbon
- layer
- density
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Laminated Bodies (AREA)
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は吸湿性、発散性、防臭
性、通気性、クッション性に優れた靴中敷きに関するも
のである。
性、通気性、クッション性に優れた靴中敷きに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の靴中敷きには、ナイロン等の合成
繊維からなる編、織地の層と、木綿、合成繊維等の吸水
性を有する基糸に銅細線を巻付けた織地、編地からなる
層とを二重織りに織成した二重織物層を、ハニカム層と
重ね、これを表地層と裏地層とで挟み、周縁を溶着した
四層構成のものが実公昭63−14643号公報により
公知である。
繊維からなる編、織地の層と、木綿、合成繊維等の吸水
性を有する基糸に銅細線を巻付けた織地、編地からなる
層とを二重織りに織成した二重織物層を、ハニカム層と
重ね、これを表地層と裏地層とで挟み、周縁を溶着した
四層構成のものが実公昭63−14643号公報により
公知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが上記構成の靴
中敷きは、悪臭を防止するために使用した銅細線が、長
時間の使用によって、屈曲部で切れ、この切断面により
靴中敷きを構成する他の繊維層を損傷するだけでなく、
銅細線による悪臭防止効果は今一つ十分でない上に、早
期に悪臭防止効果が喪失される点に解決すべき課題があ
った。
中敷きは、悪臭を防止するために使用した銅細線が、長
時間の使用によって、屈曲部で切れ、この切断面により
靴中敷きを構成する他の繊維層を損傷するだけでなく、
銅細線による悪臭防止効果は今一つ十分でない上に、早
期に悪臭防止効果が喪失される点に解決すべき課題があ
った。
【0004】本考案は吸湿性、発散性、防臭性、通気
性、クッション性に優れた靴中敷きを提供することを目
的としている。
性、クッション性に優れた靴中敷きを提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の靴中敷きは、塩
化ビニリデン系、塩化ビニル系、ナイロン等の熱溶着性
および弾性回復力に優れた織物からなる表地シート1、
裏地シート5、ハニカムシート3と、活性炭にセラミッ
ク系消臭剤を加えた新活性炭シート2と、超密度に織成
されて繊維空間が毛細管状となった高吸水性超密度シー
ト4とからなり、これらを、上層部から、表地シート
1、新活性炭シート2、ハニカムシート3、高吸水性超
密度シート4、裏地シート5の順に積層し、少なくとも
周縁を溶着10して一体化したことを特徴とするもので
ある。
化ビニリデン系、塩化ビニル系、ナイロン等の熱溶着性
および弾性回復力に優れた織物からなる表地シート1、
裏地シート5、ハニカムシート3と、活性炭にセラミッ
ク系消臭剤を加えた新活性炭シート2と、超密度に織成
されて繊維空間が毛細管状となった高吸水性超密度シー
ト4とからなり、これらを、上層部から、表地シート
1、新活性炭シート2、ハニカムシート3、高吸水性超
密度シート4、裏地シート5の順に積層し、少なくとも
周縁を溶着10して一体化したことを特徴とするもので
ある。
【作用】上記のように構成することにより、新活性炭シ
ートが、二種類の成分による消臭作用で、消臭機能を長
期にわたって持続するとともに、悪臭成分をすばやく吸
着し、洗浄によって防臭作用を回復するようになり、ま
た、高吸水性超密度シートによって、超密度の繊維空間
が毛細管作用をなすために汗や垢、皮脂を吸い取るよう
になり、さらに全体として五層に形成されることから優
れたクッション性を発揮するように作用する。
ートが、二種類の成分による消臭作用で、消臭機能を長
期にわたって持続するとともに、悪臭成分をすばやく吸
着し、洗浄によって防臭作用を回復するようになり、ま
た、高吸水性超密度シートによって、超密度の繊維空間
が毛細管作用をなすために汗や垢、皮脂を吸い取るよう
になり、さらに全体として五層に形成されることから優
れたクッション性を発揮するように作用する。
【0007】
【実施例】本考案の靴中敷きを図に示した実施例におい
て説明すると以下の通りである。図1は本考案に係る靴
中敷きの平面図、図2は図1のA−A線における部分拡
大断面図、図3は本考案の靴中敷き構成層の内、新活性
炭シートの構成模式図である。図1、図2において、1
は表地シートであって、塩化ビニリデン系、塩化ビニル
系、ナイロン等の熱溶着性および弾性回復力に優れた織
物であり、2は新活性炭シートであって、図3の構成模
式図に示すように、上層6と下層7の間に、活性炭粒子
8とセラミック系消臭剤9とが入り乱れて挟着された構
成である。また、3はハニカムシートで、前記表地層1
と同様、塩化ビニリデン系、塩化ビニル系、ナイロン等
の熱溶着性および弾性回復力に優れた織物で、嵩高に構
成したものであり、4は高吸水性超密度シートであっ
て、東レ株式会社製の高吸水性超密度クロス(商標「シ
ルリズム」)を使用したものである。さらに、5は裏地
層であって、前記表地層1と同様、塩化ビニリデン系、
塩化ビニル系、ナイロン等の熱溶着性および弾性回復力
に優れた織物からなる。なお、塩化ビニリデン系、塩化
ビニル系、ナイロン等の熱溶着性および弾性回復力に優
れた織物として、サラン(商標・・旭化成工業株式会
社)を使用する。
て説明すると以下の通りである。図1は本考案に係る靴
中敷きの平面図、図2は図1のA−A線における部分拡
大断面図、図3は本考案の靴中敷き構成層の内、新活性
炭シートの構成模式図である。図1、図2において、1
は表地シートであって、塩化ビニリデン系、塩化ビニル
系、ナイロン等の熱溶着性および弾性回復力に優れた織
物であり、2は新活性炭シートであって、図3の構成模
式図に示すように、上層6と下層7の間に、活性炭粒子
8とセラミック系消臭剤9とが入り乱れて挟着された構
成である。また、3はハニカムシートで、前記表地層1
と同様、塩化ビニリデン系、塩化ビニル系、ナイロン等
の熱溶着性および弾性回復力に優れた織物で、嵩高に構
成したものであり、4は高吸水性超密度シートであっ
て、東レ株式会社製の高吸水性超密度クロス(商標「シ
ルリズム」)を使用したものである。さらに、5は裏地
層であって、前記表地層1と同様、塩化ビニリデン系、
塩化ビニル系、ナイロン等の熱溶着性および弾性回復力
に優れた織物からなる。なお、塩化ビニリデン系、塩化
ビニル系、ナイロン等の熱溶着性および弾性回復力に優
れた織物として、サラン(商標・・旭化成工業株式会
社)を使用する。
【0008】上記構成した各層は、上層部から、表地シ
ート1、新活性炭シート2、ハニカムシート3、高吸水
性超密度シート4、裏地シート5の順に積層し、前踏部
と周縁を溶着10して一体化し、完成品の靴中敷きとす
る。
ート1、新活性炭シート2、ハニカムシート3、高吸水
性超密度シート4、裏地シート5の順に積層し、前踏部
と周縁を溶着10して一体化し、完成品の靴中敷きとす
る。
【0009】
【考案の効果】本考案の靴中敷きは、上層部から順に、
塩化ビニリデン系、塩化ビニル系、ナイロン等の熱溶着
性および弾性回復力に優れた織物からなる表地シート
1、新活性炭シート2、ハニカムシート3、高吸水性超
密度シート4、裏地シート5の順序で積層して周縁を溶
着10して一体化したので、 A、表地シート1とハニカムシート3との間に、新活性
炭シート2が積層されているので、新活性炭シート2が
二種類の成分による消臭作用で、消臭機能を長期にわた
って持続するとともに、悪臭成分をすばやく吸着し、洗
浄によって防臭作用を回復するようになる。 B、ハニカムシート3と裏地シート5の間に、高吸水性
超密度シート層4が積層されているので、高吸水性超密
度シート層4の超密度の繊維空間が毛細管作用をなすた
めに、汗や垢、皮脂を吸い取るようになる。 C、上層部から順に、表地シート1、新活性炭シート
2、ハニカムシート3、高吸水性超密度シート4、裏地
シート5の順に積層し、各層の周縁を溶着10して一体
化したから、これら5層が一体となって始めて中敷きと
して理想の、吸湿性、発散性、防臭性、通気性、クッシ
ョン性に優れた靴中敷きを提供することができる。
塩化ビニリデン系、塩化ビニル系、ナイロン等の熱溶着
性および弾性回復力に優れた織物からなる表地シート
1、新活性炭シート2、ハニカムシート3、高吸水性超
密度シート4、裏地シート5の順序で積層して周縁を溶
着10して一体化したので、 A、表地シート1とハニカムシート3との間に、新活性
炭シート2が積層されているので、新活性炭シート2が
二種類の成分による消臭作用で、消臭機能を長期にわた
って持続するとともに、悪臭成分をすばやく吸着し、洗
浄によって防臭作用を回復するようになる。 B、ハニカムシート3と裏地シート5の間に、高吸水性
超密度シート層4が積層されているので、高吸水性超密
度シート層4の超密度の繊維空間が毛細管作用をなすた
めに、汗や垢、皮脂を吸い取るようになる。 C、上層部から順に、表地シート1、新活性炭シート
2、ハニカムシート3、高吸水性超密度シート4、裏地
シート5の順に積層し、各層の周縁を溶着10して一体
化したから、これら5層が一体となって始めて中敷きと
して理想の、吸湿性、発散性、防臭性、通気性、クッシ
ョン性に優れた靴中敷きを提供することができる。
【図1】本考案に係る靴中敷きの平面図である。
【図2】図1のA−A線における部分拡大断面図であ
る。
る。
【図3】本考案の靴中敷き構成層の内、新活性炭シート
の構成模式図である。
の構成模式図である。
1 表地シート 2 新活性炭シー
ト 3 ハニカムシート 4 高吸水性超密
度シート 5 裏地シート 6 上層 7 下層 8 活性炭粒子 9 セラミック系消臭剤 10 溶着
ト 3 ハニカムシート 4 高吸水性超密
度シート 5 裏地シート 6 上層 7 下層 8 活性炭粒子 9 セラミック系消臭剤 10 溶着
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−17458(JP,A) 特開 昭59−203501(JP,A) 特開 昭59−200603(JP,A) 実開 平2−71301(JP,U) 実開 昭63−135803(JP,U) 実開 平2−25506(JP,U) 実開 昭61−45805(JP,U) 実開 昭63−163608(JP,U) 実開 平2−74801(JP,U) 実開 昭63−191906(JP,U) 実公 昭63−14643(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】 上層部から順に、塩化ビニリデン系、塩
化ビニル系、ナイロン等の熱溶着性および弾性回復力に
優れた織物からなる表地シート(1)と、活性炭にセラ
ミック系消臭剤を加えた新活性炭シート(2)と、ハニ
カムシート(3)と、超密度に織成されて繊維空間が毛
細管状となった高吸水性超密度シート(4)と、塩化ビ
ニリデン系、塩化ビニル系、ナイロン等の熱溶着性およ
び弾性回復力に優れた裏地シート(5)とからなり、こ
れらの周縁を溶着(10)して一体化したことを特徴と
する靴中敷き。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992011125U JP2557415Y2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 靴中敷き |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992011125U JP2557415Y2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 靴中敷き |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0624507U JPH0624507U (ja) | 1994-04-05 |
JP2557415Y2 true JP2557415Y2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=11769301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992011125U Expired - Lifetime JP2557415Y2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 靴中敷き |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2557415Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2004041011A1 (ja) * | 2002-11-06 | 2006-03-02 | 東レ・デュポン株式会社 | 繊維製手袋 |
JP2016059782A (ja) * | 2014-09-15 | 2016-04-25 | 大西 啓介 | 中敷の機能と形体の変更による諸障害予防と改善・解消の技術。 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1589716A (en) * | 1976-07-31 | 1981-05-20 | Ass Paper Ind | Footwear components |
JPS59200603A (ja) * | 1983-04-26 | 1984-11-14 | 呉羽化学工業株式会社 | 靴中敷及びその製造方法 |
JPS59203501A (ja) * | 1983-05-07 | 1984-11-17 | 呉羽化学工業株式会社 | 靴中敷及びその製造方法 |
JPS6145805U (ja) * | 1984-08-30 | 1986-03-27 | 四郎 和田 | 靴の中敷 |
JPH068722Y2 (ja) * | 1987-02-26 | 1994-03-09 | アキレス株式会社 | 履物用中敷 |
JPH021042Y2 (ja) * | 1987-04-14 | 1990-01-11 | ||
JPS63191906U (ja) * | 1987-05-30 | 1988-12-09 | ||
JPH0274801U (ja) * | 1988-07-09 | 1990-06-07 | ||
JPH0225506U (ja) * | 1988-08-03 | 1990-02-20 | ||
JPH0271301U (ja) * | 1988-11-17 | 1990-05-30 |
-
1992
- 1992-03-05 JP JP1992011125U patent/JP2557415Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0624507U (ja) | 1994-04-05 |
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