JP3083772U - 靴中敷 - Google Patents

靴中敷

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shoe insole
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浩智 大島
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Murai Co Ltd
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Murai Co Ltd
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱臭、除湿などの効果に優れ、さらに清潔
感、爽やか感に優れた靴中敷を提供することにある。 【解決手段】 パルプからなるベースシート3の上下両
面にそれぞれ備長炭粉末5を混合したバインダ7を介し
て合成繊維からなる表側、裏側不織布9、11を貼り合
わせてなり、前記表側不織布9の合成繊維がナイロンか
らなると共に前記裏側不織布11の合成繊維がポリプロ
ピレンからなることを特徴とすることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、靴の中に入れて使用する靴中敷に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の靴中敷101としては、図3および図4に示されているように、断面が 凹凸形状からなる表側の不織布103と裏側の不織布105とで形成されていて 、しかも、表側の不織布103と裏側の不織布105との間に形成された凸部の 空間107には備長炭粉末109が挿入されている。しかも、靴中敷101の外 周には前記備長炭粉末109が外に出ないように、縫い糸111で縫い合わされ ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の靴中敷101では、多数の凸部からなる空間107 には備長炭粉末109が挿入されているから、脱臭、除湿などの効果には優れて いるが、備長炭粉末109が多量に使用されると共に非常に高価な物になってし まう。
【0004】 また、靴中敷101の外周を布地111で縫い合わせているため、非常に手間 がかかると共に、縫い糸111が切れたりすると備長炭粉末109が外にこぼれ てしまう恐れがある。
【0005】 この考案は上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、脱臭、 除湿などの効果に優れ、さらに清潔感、爽やか感に優れた靴中敷を提供すること にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1によるこの考案の靴中敷は、パルプからな るベースシートの上下両面にそれぞれ備長炭粉末を混合したバインダを介して合 成繊維からなる表、裏側不織布を貼り合わせなることを特徴とするものである。
【0007】 したがって、パルプからなるベースシートを中心にして上下両面にはそれぞれ 備長炭粉末を混合したバインダを介して合成繊維からなる表、裏側不織布が貼り 合わされているから、脱臭、除湿などの効果に優れていると共に、マイナスイオ ンを生成し、酸化した場所を好む細菌、カビ、ダニなどを寄せ付けない効果があ る。また、備長炭粉末は遠赤外線を放出するので、血行を促進し、新陳代謝を促 すと共に、冬は温熱効果で足先の冷えが緩和される。さらに清潔感、爽やか感に 優れている。
【0008】 請求項2によるこの考案の靴中敷は、請求項1記載の靴中敷において、前記表 側不織布の合成繊維がナイロンからなると共に前記裏側不織布の合成繊維がポリ プロピレンからなることを特徴とすることを特徴とするものである。
【0009】 したがって、前記表側不織布の合成繊維がナイロンからなっていると共に前記 裏側不織布の合成繊維がポリプロピレンからなっているから、高度の通気性と肌 触りの良さがよく、しかも、摩耗強度を併せ持ち、吸放湿性に優れ、常にドライ な感覚を保っている。
【0010】 請求項3によるこの考案の靴中敷は、請求項1または2記載の靴中敷において 、全体の厚さが0.9〜1.4mmで、前記ベースシートと上下両面にそれぞれ ある備長炭粉末を混合したバインダとの厚さが0.4 〜0.6mmであると共 に表側不織布の厚さが裏側不織布の厚さより厚いことを特徴とするものである。
【0011】 したがって、全体の厚さを0.9〜1.4mmとし、前記ベースシートと上下 両面にそれぞれある備長炭粉末を混合したバインダとの厚さが0.4 〜0.6 mmとすると共に、表側不織布の厚さを裏側不織布の厚さより厚くすることによ り、靴中敷として男性、女性、子供および老人をとわず、広範囲に使用される。
【0012】 請求項4によるこの考案の靴中敷は、請求項1、2または3記載の靴中敷にお いて、前記表側不織布が無数の点状でエンボス加工されていると共に裏側の不織 布が無数の矩形状でエンボス加工されていることを特徴とするものである。
【0013】 したがって、表側の不織布が無数の点状でエンボス加工されているから、使用 時には足裏から発生した臭いなどが無数の点状から備長炭粉末に吸収される。ま た、裏側の不織布11が無数の矩形状でエンボス加工されているから、靴底に靴 中敷きが密着しない。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0015】 図1は図2(A)におけるI−I線に沿った断面図が示されており、図2(A )は靴中敷1の平面図が示されている。図2(B)は靴中敷1の裏面図が示され ている。靴中敷1は、図1に示されているように、厚さ方向図1において上下方 向の中心にパルプ(紙)からなるベーシート3が設けられている。そして、この ベースシート3を中心にして上下両面にはそれぞれ備長炭粉末5を混合したバイ ンダ7を介して表側の合成繊維からなる不織布9、裏側の合成繊維からなる不織 布11が貼り合わされて構成されている。
【0016】 その結果、備長炭粉末5にはミクロン単位の無数の穴が貫通しており、その表 面積むは1グラム当たり200〜400mにも及び、多孔質であるから、靴の 中の臭いや湿気を強力に吸着し、脱臭、除湿などの効果に優れている。
【0017】 また、備長炭粉末5はアルカリ性で、マイナスイオンを生成し、上記の優れた 吸着、吸湿効果と相まって、酸化した場所を好む細菌、カビ、ダニなどを寄せ付 けない効果があると共に帯電防止の効果もある。さらに、備長炭粉末は遠赤外線 を放出するので、血行を促進し、新陳代謝を促すと共に、冬は温熱効果で足先の 冷えが緩和される。さらに清潔感、爽やか感に優れている。
【0018】 前記表側の合成繊維がナイロン例えば6,6ナイロン繊維からなっていると共 に前記裏側の合成繊維がポリプロピレンからなっているから、特に表側の合成繊 維にナイロン例えば6,6ナイロン繊維が使用されていることにより、高度の通 気性と肌触りの良さがよく、しかも、摩耗強度を併せ持ち、吸放湿性に優れ、常 にドライな感覚を保っている。
【0019】 図1に示されているように、靴中敷1において、全体の厚さD1が0.9〜1 .4mmで好ましくは1.0mm程度がよく、また、前記ベースシート3と上下 両面にそれぞれある備長炭粉末5を混合したバインダ7との厚さが0.4 〜0 .6mm、好ましくは0.5mm程度がよく、また、表側不織布9の厚さが裏側 不織布11の厚さより厚いが望ましい。表側不織布9の厚さD3が0.3 〜0 .5mm、好ましくは0.4mm程度がよく、裏側不織布11の厚さD4が0. 2 〜0.4mm、好ましくは0.3mm程度がよい。
【0020】 全体の厚さD1において0.4mm未満であると薄すぎて耐久性に乏しく、ま た、フィット性に乏しい。また、1.4mmを越えると、厚すぎてしまい、効果 が薄れてしまう。さらに、前記ベースシート3と上下両面にそれぞれある備長炭 粉末5を混合したバインダ7との厚さD2が0.3mm未満であると薄すぎて耐 久性に乏しく、〜0.5mmを越えると、厚すぎてしまい、効果が薄れてしまう 。
【0021】 したがって、靴中敷1において、全体の厚さD1が0.9〜1.4mmで、前 記ベースシート3と上下両面にそれぞれある備長炭粉末5を混合したバインダ7 との厚さD2が0.4〜0.6mmでこと共に表側不織布9の厚さが裏側不織布 11の厚さより厚さが0.1mm程度厚いのが望ましく、靴中敷として男性、女 性、子供および老人にとわず、広範囲に使用することができる。
【0022】 前記靴中敷1において、図2(A)に示されているように、前記表側の合成繊 維からなる不織布9が無数の点状でエンボス加工されていると共に図2(B)に 示されているように、裏側の合成繊維からなる不織布11が無数の矩形状でエン ボス加工されている。
【0023】 したがって、表側不織布9が無数の点状でエンボス加工されているから、使用 時には足裏から発生した臭いなどを無数の点状から備長炭粉末5に吸収せしめる ことができる。また、裏側不織布11が無数の矩形状でエンボス加工されている から、靴底に靴中敷き1が密着しないで済み、容易に外すことができる。
【0024】 なお、この考案は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行 うことによりその他の態様で実施し得るものである。
【0025】
【考案の効果】
以上のごとき発明の実施の形態の説明から理解されるように、請求項1の考案 によれば、パルプからなるベースシートを中心にして上下両面にはそれぞれ備長 炭粉末を混合したバインダを介して合成繊維からなる不織布が貼り合わされてい るから、脱臭、除湿などの効果に優れていると共に、マイナスイオンを生成し、 酸化した場所を好む細菌、カビ、ダニなどを寄せ付けない効果がある。また、備 長炭粉末は遠赤外線を放出するので、血行を促進し、新陳代謝を促すと共に、冬 は温熱効果で足先の冷えが緩和される。さらに清潔さらさらの備感に優れている 。
【0026】 請求項2の考案によれば、前記表側不織布の合成繊維がナイロンからなってい ると共に前記裏側不織布の合成繊維がポリプロピレンからなっているから、高度 の通気性と肌触りの良さがよく、しかも、摩耗強度を併せ持ち、吸放湿性に優れ 、常にドライな感覚を保っている。
【0027】 請求項3の考案によれば、全体の厚さを0.9〜1.4mmとし、前記ベース シート3と上下両面にそれぞれある備長炭粉末5を混合したバインダ7との厚さ が0.4 〜0.6mmとし、さらに、表側不織布の厚さを裏側不織布の厚さよ り厚くすることにより、靴中敷として男性、女性、子供および老人をとわず、広 範囲に使用される。
【0028】 請求項4の考案によれば、表側不織布が無数の点状でエンボス加工されている から、使用時には足裏から発生した臭いなどを無数の点状から備長炭粉末に吸収 せしめることができる。また、裏側不織布が無数の矩形状でエンボス加工されて いるから、靴底に靴中敷きが密着しないで済み、容易に外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2(A)におけるI−I線に沿った拡大断面
図である。
【図2】(A)は靴中敷の平面図、(B)は靴中敷の裏
面図である。
【図3】図4におけるIII−III線に沿った拡大断面図で
ある。
【図4】従来の靴中敷の平面図である。
【符号の説明】
1 靴中敷 3 ベースシート 5 備長炭粉末 7 バインダ 9 表側不織布 11 裏側不織布

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルプからなるベースシートの上下両面
    にそれぞれ備長炭粉末を混合したバインダを介して合成
    繊維からなる表、裏側不織布を貼り合わせてなることを
    特徴とする靴中敷。
  2. 【請求項2】 前記表側不織布の合成繊維がナイロンか
    らなると共に前記裏側不織布の合成繊維がポリプロピレ
    ンからなることを特徴とすることを特徴とする請求項1
    記載の靴中敷。
  3. 【請求項3】 全体の厚さが1.0〜1.4mmで、前
    記ベースシートと上下両面にそれぞれある備長炭粉末を
    混合したバインダとの厚さが0.4 〜0.6mmであ
    ると共に表側不織布の厚さが裏側不織布の厚さより厚い
    ことを特徴とする請求項1または2記載の靴中敷。
  4. 【請求項4】 前記表側不織布が無数の点状でエンボス
    加工されていると共に裏側不織布が無数の矩形状でエン
    ボス加工されていることを特徴とする請求項1、2また
    は3記載の靴中敷。
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