JP2557412Y2 - ブロック壁用アンカー - Google Patents
ブロック壁用アンカーInfo
- Publication number
- JP2557412Y2 JP2557412Y2 JP604992U JP604992U JP2557412Y2 JP 2557412 Y2 JP2557412 Y2 JP 2557412Y2 JP 604992 U JP604992 U JP 604992U JP 604992 U JP604992 U JP 604992U JP 2557412 Y2 JP2557412 Y2 JP 2557412Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anchor
- screw shaft
- block wall
- block
- flat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
- Retaining Walls (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、道路沿いの崖部や堤防
の盛り土等の法面（斜面）の仕上げ工事としてブロック
を積み上げてブロック壁を形成する際に、作業用足場取
付枠等の機器を取付けるのに使用されるブロック壁用ア
ンカーに関する。
の盛り土等の法面（斜面）の仕上げ工事としてブロック
を積み上げてブロック壁を形成する際に、作業用足場取
付枠等の機器を取付けるのに使用されるブロック壁用ア
ンカーに関する。
【０００２】
【従来の技術及びその課題】この種のアンカーは、所謂
アンカーボルトから成るもので、法面仕上げ用ブロック
をある程度の高さまで積み上げた段階で、その積み上げ
たブロック壁の複数箇所にアンカーボルトを固定し、各
アンカーに作業用足場取付枠をナットで止め付けて足場
を仮設し、高所におけるブロック積み作業が容易に行え
るようにしたものである。
アンカーボルトから成るもので、法面仕上げ用ブロック
をある程度の高さまで積み上げた段階で、その積み上げ
たブロック壁の複数箇所にアンカーボルトを固定し、各
アンカーに作業用足場取付枠をナットで止め付けて足場
を仮設し、高所におけるブロック積み作業が容易に行え
るようにしたものである。
【０００３】ところで、従来、アンカーをブロック壁に
取付けるのに、ブロックの外側面にドリルで孔を開け、
この孔にアンカーを打ち込んで固定するようにしていた
ため、その孔開け作業に非常な手間と時間がかかってい
た。
取付けるのに、ブロックの外側面にドリルで孔を開け、
この孔にアンカーを打ち込んで固定するようにしていた
ため、その孔開け作業に非常な手間と時間がかかってい
た。
【０００４】本考案は、上記の課題に鑑み、ブロック壁
への取付けが簡単容易に行えるブロック壁用アンカーを
提供することを目的とする。
への取付けが簡単容易に行えるブロック壁用アンカーを
提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案のブロック壁用ア
ンカーは、法面仕上げ用ブロックの間に挟み込み可能な
偏平棒状体の外端部に機器取付用螺軸部を連設し、前記
偏平棒状体の内端側に、前記ブロックの内側面に係合す
る折曲部を連設して成ることを特徴とする。
ンカーは、法面仕上げ用ブロックの間に挟み込み可能な
偏平棒状体の外端部に機器取付用螺軸部を連設し、前記
偏平棒状体の内端側に、前記ブロックの内側面に係合す
る折曲部を連設して成ることを特徴とする。
【０００６】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図１〜図３は本考案に係るブロック壁用アンカー１，１
１，２１を示し、図４及び図５はその使用状態を示して
いる。先ず、図１に示すアンカー１は、金属丸棒材をそ
の一端から所要長さに亘りねじ加工して機器取付用螺軸
部２を形成し、同丸棒材の残部を圧延または鍛造により
偏平状にして、図４に示すように法面仕上げ用ブロック
１０，１０間に挟み込み可能な偏平棒状体３を形成し、
更にこの偏平棒状体３の先端側（内端側）に、前記ブロ
ック１０の内側面１０ａに係合する折曲部４をプレス加
工により折曲形成してなるものである。
図１〜図３は本考案に係るブロック壁用アンカー１，１
１，２１を示し、図４及び図５はその使用状態を示して
いる。先ず、図１に示すアンカー１は、金属丸棒材をそ
の一端から所要長さに亘りねじ加工して機器取付用螺軸
部２を形成し、同丸棒材の残部を圧延または鍛造により
偏平状にして、図４に示すように法面仕上げ用ブロック
１０，１０間に挟み込み可能な偏平棒状体３を形成し、
更にこの偏平棒状体３の先端側（内端側）に、前記ブロ
ック１０の内側面１０ａに係合する折曲部４をプレス加
工により折曲形成してなるものである。
【０００７】前記偏平棒状体３の一面側には前記螺軸部
２側の端部に、切り欠き溝より成る折り取り用薄肉部５
が形成されており、またこの折り取り用薄肉部５の切り
欠き溝に隣接する前記螺軸部１と偏平棒状体２との境界
部には傾斜段部６が形成してある。
２側の端部に、切り欠き溝より成る折り取り用薄肉部５
が形成されており、またこの折り取り用薄肉部５の切り
欠き溝に隣接する前記螺軸部１と偏平棒状体２との境界
部には傾斜段部６が形成してある。
【０００８】図２のアンカー１１は、機器取付用螺軸部
１２と偏平棒状体１３とが個別に形成れたもので、パイ
プ材をプレス加工により一端部を残して偏平状に圧潰変
形して、偏平棒状体１３を形成し、その先端側（内端
側）に折曲部１４を形成する。そして前記パイプ材の一
端部（非偏平端部）１８に、別個に形成した螺軸部１２
の一端部を内嵌して、かしめ加工により（そのかしめ部
を１７で示す）または溶接により固着している。尚、図
中、１５は折り取り用薄肉部、１６は傾斜段部である。
１２と偏平棒状体１３とが個別に形成れたもので、パイ
プ材をプレス加工により一端部を残して偏平状に圧潰変
形して、偏平棒状体１３を形成し、その先端側（内端
側）に折曲部１４を形成する。そして前記パイプ材の一
端部（非偏平端部）１８に、別個に形成した螺軸部１２
の一端部を内嵌して、かしめ加工により（そのかしめ部
を１７で示す）または溶接により固着している。尚、図
中、１５は折り取り用薄肉部、１６は傾斜段部である。
【０００９】図３のアンカー２１は、前記アンカー１１
と同様に機器取付用螺軸部２２と偏平棒状体２３とが別
体のもので、金属板材によって偏平棒状体２３を形成
し、その内端部に折曲部２４を形成し、前記板材の外端
部をプレス加工により断面円弧状の螺軸嵌合部２８を形
成し、この嵌合部２８に機器取付用螺軸部２２の一端部
を内嵌して、溶接により固着している。図中、２５は折
り取り用薄肉部、２６は傾斜段部である。
と同様に機器取付用螺軸部２２と偏平棒状体２３とが別
体のもので、金属板材によって偏平棒状体２３を形成
し、その内端部に折曲部２４を形成し、前記板材の外端
部をプレス加工により断面円弧状の螺軸嵌合部２８を形
成し、この嵌合部２８に機器取付用螺軸部２２の一端部
を内嵌して、溶接により固着している。図中、２５は折
り取り用薄肉部、２６は傾斜段部である。
【００１０】次に、前記アンカー１の使用方法を図４及
び図５により説明すると、方面仕上げ工事において、ブ
ロック１０をある程度の高さまで積み上げてブロック壁
を形成した段階で、そのブロック壁の上端のブロック１
０上にアンカー１を配置する。この場合、各アンカー１
は、交差状に隣合うブロック１０，１０の谷間部にする
と共に、図４に示すようにアンカー１の傾斜段部６がブ
ロック１０の外端面取り部１０ｂに、また折曲部４がブ
ロック１０の内側面１０ａにそれぞれ当接するように配
置する。こうして各アンカー１の配置を終えた後、前記
ブロック壁の上側にブロック１０を載置すれば、各アン
カー１は図４のようにブロック１０相互間に挟み付けら
れて固定される。
び図５により説明すると、方面仕上げ工事において、ブ
ロック１０をある程度の高さまで積み上げてブロック壁
を形成した段階で、そのブロック壁の上端のブロック１
０上にアンカー１を配置する。この場合、各アンカー１
は、交差状に隣合うブロック１０，１０の谷間部にする
と共に、図４に示すようにアンカー１の傾斜段部６がブ
ロック１０の外端面取り部１０ｂに、また折曲部４がブ
ロック１０の内側面１０ａにそれぞれ当接するように配
置する。こうして各アンカー１の配置を終えた後、前記
ブロック壁の上側にブロック１０を載置すれば、各アン
カー１は図４のようにブロック１０相互間に挟み付けら
れて固定される。
【００１１】しかして、前記ブロック壁から突出してい
る各アンカー１の螺軸部２に、作業用足場取付枠９の主
枠Ａに設けてある取付孔Ｂを挿通して、ナットＣで締結
することにより、作業用足場取付枠９はその主枠Ａがブ
ロック壁の斜面状外壁面に当接した状態で固定される。
各作業用足場取付枠９には足場板Ｄを架け渡し、またこ
の取付枠９の支柱Ｅの上端に亘って手摺ロープＦを張架
する。
る各アンカー１の螺軸部２に、作業用足場取付枠９の主
枠Ａに設けてある取付孔Ｂを挿通して、ナットＣで締結
することにより、作業用足場取付枠９はその主枠Ａがブ
ロック壁の斜面状外壁面に当接した状態で固定される。
各作業用足場取付枠９には足場板Ｄを架け渡し、またこ
の取付枠９の支柱Ｅの上端に亘って手摺ロープＦを張架
する。
【００１２】上述したようなアンカー１の取付状態にお
いて、作業用足場取付枠９及びこれに載せ付けられる足
場板等の荷重によって各アンカー１に作用する応力は、
概して前記折り取り用薄肉部５に集中するところである
が、図４を参照して明らかなように、この折り取り用薄
肉部５に隣接した傾斜段部６がブロック１０の外端面取
り部１０ｂに当接係合して、この面取り部１０ｂで前記
荷重の一部を担持することになるため、前記折り取り用
薄肉部５への応力の集中は回避され、螺軸部２の折損が
防止される。
いて、作業用足場取付枠９及びこれに載せ付けられる足
場板等の荷重によって各アンカー１に作用する応力は、
概して前記折り取り用薄肉部５に集中するところである
が、図４を参照して明らかなように、この折り取り用薄
肉部５に隣接した傾斜段部６がブロック１０の外端面取
り部１０ｂに当接係合して、この面取り部１０ｂで前記
荷重の一部を担持することになるため、前記折り取り用
薄肉部５への応力の集中は回避され、螺軸部２の折損が
防止される。
【００１３】法面仕上げ工事を終えたならば、各アンカ
ー１の螺軸部２に螺合しているナットＣを外して作業用
足場取付枠９を取外し、そして螺軸部２をハンマー等で
図４に示す状態から上向きに叩いて前記薄肉部５のとこ
ろで折り取ればよい。
ー１の螺軸部２に螺合しているナットＣを外して作業用
足場取付枠９を取外し、そして螺軸部２をハンマー等で
図４に示す状態から上向きに叩いて前記薄肉部５のとこ
ろで折り取ればよい。
【００１４】
【考案の作用及び効果】本考案のアンカーによれば、法
面仕上げ用ブロックの積み上げ時に、機器取付用螺軸部
をブロックの外側面側に突出させた状態で偏平棒状体を
ブロック相互間に挟み込むと共に、折曲部をブロックの
内側面に係合させることにより、当該アンカーを定位置
に取付固定させることができる。
面仕上げ用ブロックの積み上げ時に、機器取付用螺軸部
をブロックの外側面側に突出させた状態で偏平棒状体を
ブロック相互間に挟み込むと共に、折曲部をブロックの
内側面に係合させることにより、当該アンカーを定位置
に取付固定させることができる。
【００１５】従って本考案のアンカーは、ブロック壁へ
の取付けにあたって、従来のアンカーのようにブロック
それ自体に孔を開ける必要がなく、極めて簡単且つ容易
に取付けを行うことができる。
の取付けにあたって、従来のアンカーのようにブロック
それ自体に孔を開ける必要がなく、極めて簡単且つ容易
に取付けを行うことができる。
【００１６】また、前記偏平棒状体の前記螺軸部側の端
部に、折り取り用薄肉部を形成しておけば、法面仕上げ
作業後はブロック壁から突き出ている前記螺軸部を折り
取り用薄肉部のところから容易に折り取って除去するこ
とができる。
部に、折り取り用薄肉部を形成しておけば、法面仕上げ
作業後はブロック壁から突き出ている前記螺軸部を折り
取り用薄肉部のところから容易に折り取って除去するこ
とができる。
【００１７】また、アンカーの偏平棒状体を、パイプ材
を偏平状に加圧変形して構成し、このパイプ材の外端部
に螺軸の一端を内嵌固着して機器取付用螺軸部を形成す
ることにより、簡単容易にアンカーを製作することがで
きる。
を偏平状に加圧変形して構成し、このパイプ材の外端部
に螺軸の一端を内嵌固着して機器取付用螺軸部を形成す
ることにより、簡単容易にアンカーを製作することがで
きる。
【図１】本考案の一実施例によるアンカーの斜視図であ
る。
る。
【図２】本考案の他の実施例によるアンカーの斜視図で
ある。
ある。
【図３】本考案の更に他の実施例によるアンカーの斜視
図である。
図である。
【図４】図１に示すアンカーの取付け状態を示す側面図
である。
である。
【図５】本考案のアンカーの使用状態をブロック壁の正
面側から見た斜視図である。
面側から見た斜視図である。
１ アンカー ２ 機器取付用螺軸部 ３ 偏平棒状体 ４ 折曲部 ５ 折り取り用薄肉部 ６ 傾斜段部 １０ 法面仕上げ用ブロック １１ アンカー １２ 機器取付用螺軸部 １３ 偏平棒状体 １４ 折曲部 ２１ アンカー ２２ 機器取付用螺軸部 ２３ 偏平棒状体 ２４ 折曲部
Claims (3)
- 【請求項１】 法面仕上げ用ブロックの間に挟み込み可
能な偏平棒状体の外端部に機器取付用螺軸部を連設し、
前記偏平棒状体の内端側に、前記ブロックの内側面に係
合する折曲部を連設して成るブロック壁用アンカー。 - 【請求項２】 前記偏平棒状体の前記螺軸部側の端部
に、折り取り用薄肉部を形成して成る請求項１に記載の
ブロック壁用アンカー。 - 【請求項３】 前記偏平棒状体を、パイプ材を偏平状に
加圧変形して構成し、このパイプ材の外端部に螺軸の一
端を内嵌固着して前記螺軸部を形成して成る請求項１に
記載のブロック壁用アンカー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP604992U JP2557412Y2 (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | ブロック壁用アンカー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP604992U JP2557412Y2 (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | ブロック壁用アンカー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0558707U JPH0558707U (ja) | 1993-08-03 |
| JP2557412Y2 true JP2557412Y2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=11627766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP604992U Expired - Lifetime JP2557412Y2 (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | ブロック壁用アンカー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2557412Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5480610B2 (ja) * | 2009-12-15 | 2014-04-23 | 岡部株式会社 | 足場ブラケット等の固定用金物 |
-
1992
- 1992-01-20 JP JP604992U patent/JP2557412Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0558707U (ja) | 1993-08-03 |
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