JP2557281Y2 - 底網体単位部材の接続構造 - Google Patents

底網体単位部材の接続構造

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、河川における堤防、造
成地の傾斜面等に設置される石籠等を構成するために用
いられる底網体単位部材の接続構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、河川における堤防の傾斜面には、
図8に示すように、先ず金網製の石籠a11,a12,a13
……、a21,a22,a23……、a31,a32,a33……、
41,a42,a43……、a51,a52,a53……を縦横に
隣接形成し、形成された石籠a内に順次石詰めbを行
い、石詰めb完了後に石籠aの上面を上蓋cで覆い、し
かる後、その上に図示されていない異形ブロック又は異
形籠を載置し、或いは載置することのない護岸工事が行
われている。
【0003】その際、金網製の石籠aを施工面に形成す
るに当たり、現場において、石籠aを組立てる場合と、
予め工場において一部の組立てを行い、残りの部分の組
立を現場で組立てる場合とがある。前者においては、現
場での作業時間がかかり、作業の際の天候等の条件もあ
り、長期の組立て時間を要しており、後者においては、
工場で作成した単位石籠を、現場で組付けを行っている
が、工場から現場までの単位石籠の運搬が厄介であり、
現場での組立てに比べて、材料を多く必要とする等の欠
点があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】例えば、施工面の縦一
列や横一列に対応する部分(従来の複数の石籠に相当す
る部分)を、工場において予め組立てを行い、施工現場
において、この所定の長さを有する複数の石籠を組立て
ることが容易であっても、現実には工場から施工現場へ
の運搬が不可能であったが、本考案においては、底網体
単位部材の連結手段として、複数の底網体単位部材を折
り畳んだ際、嵩張ることのない好適な連結構造を提供す
ることにより、工場から施工現場への運搬を可能とし、
複数の底網体単位部材を工場において組付け、現場での
作業を少なくし、短期間での組立てを可能とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、所定の大きさ
の枠体に略菱形に編み込まれた金網を設けてなる底網体
には、適宜の側網体、仕切網体を立設配置可能に取付け
て構成される底網体単位部材の接続構造において、隣接
する底網体の間には、各底網体の枠体に夫々列線の一端
を取付け、対向する列線の他端には、直棒を貫通して二
つの列線を結合してなる構成を特徴とするものである。
【0006】
【作用】本考案の構成により、底網体単位部材を接続す
る各底網との間には、二つの列線の結合端に直棒を挿入
して接続されているため、複数個の底網体を順次一定方
向に連結した場合において、仕切網体又は端網体、側網
体を係止した状態でZ字状に折り畳むことが可能であ
り、工場において仕切網体又は端網体、側網体を係止し
た状態の所定の列方向に連続した底網体を製作すること
ができ、この底網体を現場に運搬して作業することによ
り、現場での作業を最小限として、現場における作業時
間を短くすることができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図9、図10には、図8で示した縦方向の一列に
相当する部分を工場において連結して作成する場合、そ
の縦方向の部分の断面と、その一列を上面から展開して
示した図面であり、この場合、四つの底網体単位部材A
1 ,A2 ,A3 ,A4が接続されて、ワンセットとして
工場から現場に送るに際して、本考案は、底網体単位部
材を折り畳むに好適な手段としての底網体単位部材の接
続部に関するものである。
【0008】底網体単位部材Aは、幅1〜2m,長さ2
〜4mの大きさの枠体1に鉄線菱目網2を張設してなる
底網体3と、該底網体3には、底網体単位部材Aの大き
さに対応する縦方向の仕切りとしての側網体4、底網体
単位部材Aの大きさに対応する横方向の仕切りとしての
端網体5、斜面部分に位置する底網体単位部材Aの大き
さを横方向に仕切る仕切網6とが夫々適宜設けられた構
成からなる。
【0009】側網体4、端網体5、仕切網体6の夫々
も、底網体3と同様に、枠体に鉄線菱目網を張設した構
成からなり、側網体4は高さ0.2〜1m,長さ2〜4
mの大きさの枠体、端網体5、仕切網6は高さ0.2〜
1m,長さ1〜2mの大きさの枠体からなり、夫々の枠
体に鉄線菱目網を張設している。それらの側網体4、端
網体5、仕切網体6は、夫々底網体3の枠体1又は補強
枠体9に結合コイル10により結束されて取付けられ
る。
【0010】本考案の底網体単位部材の接続構造は、図
10の底網体単位部材A1 の底網体31 と底網体単位部
材A2 の底網体32 との間、底網体単位部材A2 の底網
体32 と底網体単位部材A3 の底網体33 との間、底網
体単位部材A3 の底網体33と底網体単位部材A4 の底
網体34 との間に形成される。また、底網体単位部材A
を複数個、横方向に接続する場合にも、適用されること
は当然である。
【0011】図2には、3個の底網体単位部材A11,A
12,A13が、本考案の接続構造を用いて接続される実施
例を示しており、図1には、理解をし易くするため、そ
の接続部を拡大して示している。これらの図において、
各底網体単位部材A11,A12,A13は、同一の大きさの
方形の枠体1の内側に略菱形に編み込まれた金網2が設
けられた底網体3を有している。
【0012】底網体31 と底網体32 及び底網体32
底網体33 との接続を行う枠体1の接続位置には、前記
編み込まれた金網2と同一の形状をした一本の金網7
(以下、列線と言う)が、各枠体1の外側に突出するよ
うに取付けられる。7aは列線3の取付け部である。
【0013】そして、底網体31 と底網体32 の各枠体
1から外側に突出した列線7の先端部分7b1 ,7b2
は重ね合わされて、その先端部分7b1 ,7b2 の交差
部分に、一本の直棒8が挿通される。したがって、二つ
の底網体単位部材A11,A12は、底網体31 と底網体3
2 との対向位置において、各底網体31 ,32 に取付け
られた列線71 ,72 と、二つの列線71 ,72 を結合
する一本の直棒8により接続される。底網体32 と底網
体33 との接続も、前述と同様に、二つの列線と一本の
直棒とにより接続される。
【0014】底網体単位部材A11の底網体31 の枠体1
には、側網体41 、端網体51 が夫々起倒可能に取付け
られ、底網体単位部材A12の底網体32 の枠体1には、
側網体42 、底網体32 の中央に取付けられた補強枠9
には、仕切網体6が夫々起倒可能に取付けられている。
底網体3に対するこれらの側網体4、端網体5、仕切網
体6の取付けは、底網体3同志の接続の前、又は後であ
ってもよい。但し、接続部の直棒8の位置に取付けられ
る端網体52 ,53 は、底網体3の接続の後、直棒8に
係止される。
【0015】以上の構成からなる二枚の底網体単位部材
Aが、列線7及び直棒8からなる接続部を介して折り畳
まれると、図3に示すように、列線7及び直棒8からな
る接続部の存在により、底網体31 と底網体32 との
間、及び底網体32 と底網体33 との間には、端網体5
1 、仕切網体6、端網体52 、及び側網体42 と側網体
3 の夫々が折り畳まれ、夫々の折り畳まれた間に位置
する各網体の厚みに応じて、底網体31 と底網体32
の間隔の開き度が調整されることとなる。
【0016】尚、この実施例においては、側網体41
底網体31 の下側に折り畳まれ、端網体53 は接続部の
直棒8から外側へ位置するため、底網体31 の端部側へ
折り畳まれる。そして、底網体33 の仕切網体6と端網
体54 は、図面上底網体33の上側に折り畳まれる。
【0017】したがって、複数枚の底網体単位部材の場
合においても、Z字状に底網体単位部材の底網体3を順
次折り畳むことにより、同様に、各側網体、端網体、仕
切網体が二つの底網体の間、又は上下の底網体の外側に
折り畳まれるように位置し、接続部に設けた列線7及び
直棒8は二つの底網体の間の位置する網体に応じて開き
度合が調整され、工場で製作した複数枚の底網体単位部
材の搬送が容易となり、現場での作業を最小限にし、施
工日時を短縮することができる。
【0018】底網体の折り畳み方として、図4に示すよ
うに、中央に位置する底網体単位部材A22の底網体322
の長さL2 が、その両側に接続される底網体単位部材A
21の底網体321及び底網体単位部材A23の底網体323
長さL1 ,L3 よりも大きい場合、図5に示すように、
底網体単位部材A22の底網体322の上に、先ず、本考案
の第一の接続部B1 により底網体単位部材A21を折り畳
み、次いで、その上に本考案の第二の接続部B2 により
底網体単位部材A23を折り畳むことができる。この図
4、図5においては、折り畳み状態の説明であるため、
側網体、端網体、仕切網体について省略されている。
【0019】本考案の接続部により接続される複数枚の
底網体単位部材は、縦方向に連結する他、横方向に連結
することも可能であることは明らかである。現場に運び
込まれた複数の底網体単位部材は、所定の位置に敷設さ
れた後、図6に示されるように、二つの列線7を開放位
置に維持するため、列線7の端部を接続部の中央に開口
7cを形成し、固定金具10をこの開口7cに挿通し、
固定金具10の両端10a,10bを、接続される各底
網体3の枠体1の端部に固定される。
【0020】二列の列線7の端部が夫々各底網体3の枠
体1に取付けられる場合(図7)には、現場に運び込ま
れた二つの底網体単位部材A31,A32の間の固定は、列
線を挿通される直棒8の端部8aを最も外側に位置する
列線の交差部分7dに折り返される。この結果、二つの
列線7の位置が固定され、二つの底網体単位部材A31
32は位置決めされる。
【0021】
【考案の効果】本考案の構成により、複数個の底網体単
位部材を順次一定方向に連結した場合において、仕切網
体又は端網体、側網体を係止した状態でZ字状に折り畳
むことが可能であり、工場において仕切網体又は端網
体、側網体を係止した状態の所定の列方向に連続した底
網体を製作することができ、この底網体を現場に運搬し
て作業することにより、現場での作業を最小限として、
現場における作業時間を短くすることができる効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の接続構造の要部拡大説明図である。
【図2】本考案の接続構造を用いて複数の底網体単位部
材を接続した概略斜視図である。
【図3】接続された複数の底網体単位部材を折り畳んだ
状態を示す説明図である。
【図4】図3とは異なる折り畳み状態を説明するための
底網体単位部材の接続構成を示す。
【図5】図4に示す底網体単位部材の接続構成を折り畳
んだ状態を示す説明図である。
【図6】本考案の底網体単位部材の接続部分を現場で敷
設した後、固定金具で固定した状態を示す説明図であ
る。
【図7】本考案の底網体単位部材の接続部分を現場で敷
設した後の図6とは異なる接続部分の固定手段を示す説
明図である。
【図8】河川における堤防の傾斜面に設置される護岸工
事の概要を示す斜視図である。
【図9】図5に示す護岸工事における縦方向の複数の底
網体単位部材の関連を示す概略断面図である。
【図10】工場で組立てられるセットの一例を示す四つ
の底網体単位部材を示す展開図である。
【符号の説明】
A 底網体単位部材 B 接続部 1 枠体 2 金網 3 底網体 4 側網体 5 端網体 6 仕切網体 7 列線 8 直棒 9 補強枠体 10 結合コイル 11 固定金具

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の大きさの枠体に略菱形に編み込ま
    れた金網を設けてなる底網体には、適宜の側網体、仕切
    網体を立設配置可能に取付けて構成される底網体単位部
    材の接続構造において、隣接する底網体の間には、各底
    網体の枠体に夫々列線の一端を取付け、対向する列線の
    他端には、直棒を貫通して二つの列線を結合してなる接
    続部を有することを特徴とする底網体単位部材の接続構
    造。
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