JPH069068Y2 - 土留用組立式溶接網籠 - Google Patents

土留用組立式溶接網籠

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JPH069068Y2
JPH069068Y2 JP1987116994U JP11699487U JPH069068Y2 JP H069068 Y2 JPH069068 Y2 JP H069068Y2 JP 1987116994 U JP1987116994 U JP 1987116994U JP 11699487 U JP11699487 U JP 11699487U JP H069068 Y2 JPH069068 Y2 JP H069068Y2
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JP
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JP1987116994U
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Inventor
諄一 白井
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瀬戸内金網商工株式会社
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、土留工事に使用される蛇籠やその他の物品収
納籠等として好適に使用し得る土留用組立式溶接網籠に
関するものである。
[従来の技術] 例えば、造成地や山の斜面などの土留工事には、従来よ
り蛇籠が使用されている。このような蛇籠は、一般に菱
形金網によって構成されているが、菱形金網製の蛇籠は
非常に柔軟であるため、地形によっては施設しにくい場
合も多く、また、現場での組立作業も面倒であるという
欠点を有している。
剛性の大きい溶接金網で蛇籠を形成することによって上
述した問題を解決することができるが、このような蛇籠
は、溶接金網同士の連結が面倒で、組立作業に多くの手
数がかかることになる。即ち、溶接金網の連結には、通
常、第12図に示すような連結コイル2を使用し、この連
結コイル2を隣接する溶接金網1,1の端部の線条1a,1aに
巻き付けるようにしているが、その巻き付け作業が非常
に面倒で多くの手数を要し、しかも、その面倒な作業を
蛇籠の各稜部毎に行わなければならないため、蛇籠を迅
速に組み立てるのが困難であった。特に、第13図に示す
ように3枚以上の溶接金網1を一か所で連結するような
場合には、これらの金網と同数の線条1aに一つの連結コ
イル2を巻き付けなければならないため、作業が一層面
倒になり、金網1の数即ち線条1aの数に比例して連結コ
イル2の巻径も大きくなるという欠点がある。さらに、
連結部において金網端の線条1aが重複するため、不経済
でもある。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案の課題は、組み立てのための構成が簡単で短時間
で迅速に組み立てることができ、しかも、連結部におい
て線条が重複することのない溶接金網製の土留用組立式
溶接網籠を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案の土留用組立式溶接網
籠は、格子状に配列した線条をそれらの交叉部で一体に
溶接すると共に、各線条端のそれらと交叉する線条のう
ち最も外側に位置するものから略網目間隔分の距離をお
いた位置に環を形成してなる複数の金網パネルを、箱形
に組み合わせ、隣合う金網パネルの相対応する辺に形成
された環に共通の連結骨線を挿通することにより、各金
網パネルを連結したことを特徴とするものである。
[実施例] 以下、本考案の実施例を網籠の一種である蛇籠を例にし
て詳細に説明する。
第1図に示す蛇籠10は、底面網10a、前面網10b、後面網
10c、左右の側面網10d,10d、及び上面網10eからなる箱
形をなしており、各面網10a〜10eは、第2図に示すよう
な溶接金網製の金網パネル11によって構成されている。
上記金網パネル11は、格子状に配列した線条11a,11bを
それらの交叉部で一体に溶接し、各線条11a,11bの端部
にそれぞれ環12を曲設してなるもので、第1図に示すよ
うな蛇籠10を形成するに当っては、複数の金網パネル11
を箱形に組み合わせて、隣合う金網パネル11の相対応す
る辺に形成された環12を同軸状に位置させ、これらの環
12に共通の連結骨線13を挿通することにより、各金網パ
ネル11を連結する。これにより、各稜部毎に1本の骨線
13を使用するだけで金網パネル11を連結することができ
る。
ここで、上記金網パネル11の各線条11a,11bに環12を形
成するに当り、金網パネル11の端部に位置する線条から
環12の中心までの距離aを金網の網目間隔bと略同じ大
きさに形成しておくことにより、各金網パネル11を骨線
13で連結した場合に、第1図から分るように、各骨線13
が金網パネル11を取り囲むように位置して該金網パネル
を構成する最外端の線条の代用をし、該骨線13と金網パ
ネル11とによって一つの面網10a〜10eが形成されること
になる。しかも、各骨線13は隣接する面網に共通のもの
であるから、少ない骨線13の数で効率的に蛇籠10を組み
立てることができる。
また、上記環12は、線条11a,11bの端部に第3図及び第
4図に示すように種々の態様で形成することができる。
即ち、第3図に示すものは、環12が線条11a,11bに接す
るように形成されており、第4図に示すものは、環12が
線条11a,11bの軸心を跨ぐように形成されている。
第5図〜第7図は、環12を第3図の如く線条11a,11bに
接するように形成した金網パネル11の接続方法を具体的
に示すものである。即ち、第5図では、2つの金網パネ
ル11のいずれにおいても蛇籠10の内側を向く面にそれぞ
れ環12が形成されており、第6図では、それとは逆に、
蛇籠10の外側を向く面に環12が形成されている。さら
に、第7図の場合には、一方の金網パネル11では蛇籠10
の内側を向く面に、他方の金網パネル11では蛇籠10の外
側を向く面にそれぞれ環12が形成されている。而して、
第5図に示すように蛇籠10の内側に環12を位置させた場
合には、該環12が外部に突出しないため、多数の蛇籠10
を並設する場合にそれらを隙間なく設置することがで
き、且つ、他物との係止を生じにくいため、都合が良
い。
なお、第3図に示すものと第4図に示すものとを組み合
わせ得ることはいうまでもない。
上述した蛇籠10は、法面などの所定の場所に上述したよ
うに組み立てて配置し、その中に適宜の手段で栗石や
礫、土砂等を充填することにより、1段、または複数段
重積して設置される。このとき、充填物が礫や土砂等の
ように網目特に前面網10bの網目より小さい場合には、
第8図に示すように、少なくとも該前面網10bの内側
に、該充填物を受け止めるための網目の小さいクランプ
金網などの金網や合成樹脂製ネット、木、竹等の素材か
らなる支持部材15を配設するのが望ましく、この支持部
材15の下端部は、内側に向けて折曲させておくことが望
ましい。
また、土圧による前面網10bの膨出変形を防止するた
め、第8図に示すように、前面網10bと後面網10cとの
間、前面網10bと底面網10aとの間にそれぞれ補強線A〜
Cを張設することもでき、これらの補強線は、いずれか
一本だけか、または複数本を組み合わせて張設すること
ができる。
さらに、上記蛇籠10を組み立てる際に、縦方向の連結骨
線13の下端を下方に延出させ、それを地中に差し込んで
脚とすることにより、該蛇籠10をより安定的に設置する
ことが可能となる。
なお、上記蛇籠10を現場へ輸送する場合には、各金網パ
ネル11を完全に切り離した状態で輸送してもよいが、例
えば第9図に示すように、各金網パネル11を一部だけ連
結しておき、それを図示のごとく広げた状態で、あるい
は適宜折畳んだ状態で輸送することもできる。
第10図は、金網パネル11を蛇籠10の幅方向にも複数連結
し、複数の充填室17を持つ複合蛇籠10を形成した場合を
示している。この複合蛇籠10の隣接する充填室17,17を
隔てる隔壁網18は、一枚の金網パネル11で形成されてい
る。即ち、この隔壁網18の位置では、第11図に示すよう
に、3つの金網パネル11の各辺がそれぞれ一本の連結骨
線13で連結されている。
もちろん、蛇籠10の前後方向にも金網パネル11を連結
し、前後、左右に充填室を有する複合蛇籠10を形成する
こともできる。
なお、上記各実施例における蛇籠10は、その上面網10c
を省略して上面開放形としてもよい。
[考案の効果] このように本考案の土留用組立式溶接網籠によれば、格
子状に配列した線条の端部に環を設けてなる複数の金網
パネルを箱形に組み合わせ、隣合う金網パネルの相対応
する辺に形成された環に共通の連結骨線を挿通すること
により連結するようにしたので、連結コイルを2つの金
網の端部の線条に巻き付ける場合に比べて組み立てが非
常に簡単であり、短時間で迅速に組み立てることができ
る。
しかも、各線条の端部の環を、それらの線条と交叉する
線条のうち最も外側に位置するものから略網目間隔分の
距離をおいた位置に形成しているため、各金網パネルを
骨線で連結した場合に、該骨線によって金網パネルの最
外側に他の部分と同じ大きさの網目が形成されることに
なり、このため、各金網パネルの最外側において網目の
大きさが不揃いになって外観を悪くするというような不
都合がなく、全体として均一な網目を持った自然で体裁
の良い網籠を簡単に構成することができる。しかも、一
本の骨線で隣合う金網パネルを連結しており、パネル最
外端の線同士を連結コイルで連結する従来例のように連
結部において線条が重複しないため、少ない骨線数で効
率的に網籠を組み立てることができる。
更に、各線条端を、交叉する最外側の線条から略網目間
隔分だけ長く突出させているため、各線条端が枠線で相
互に固定されている場合に比べ、それぞれの線条端が独
立して変形自在であり、このため、金網パネルを連結す
るときに、互いに網目間隔が異なることによって所々で
環同士が同じ位置に来てぶつかり合うような場合や、詰
石をしたあと上面網を取り付けるときに、詰石が邪魔に
なって環を所定の位置に配列できないような場合であっ
ても、線条端を簡単に変形させて環をずらすことができ
るため、金網パネルを確実に連結することができ、ま
た、網籠における金網パネルの一部が詰石の圧力等で膨
出変形して線条端が引っ張られても、その部分の線状の
みが連結骨線に沿って滑動することができるため、変形
による影響が局部的に吸収緩和され、他の部分まで広範
囲にわたり影響が及ばないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る網籠の一実施例を示す斜視図、第
2図は網籠を構成する金網パネル11の斜視図、第3図及
び第4図は環12の異なる構成例を示す要部斜視図、第5
図〜第7図は金網パネル11の異なる連結例を示す要部斜
視図、第8図は網籠の一使用例を示す断面図、第9図は
網籠の展開状態の平面図、第10図は網籠の別実施例を示
す斜視図、第11図はその要部拡大図、第12図及び第13図
は溶接金網の改善すべき連結方法を示す部分正面図及び
部分平面図である。 11……金網パネル、11a,11b……線条、 12……環、13……骨線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】格子状に配列した線条をそれらの交叉部で
    一体に溶接すると共に、各線条端のそれらと交叉する線
    条のうち最も外側に位置するものから略網目間隔分の距
    離をおいた位置に環を形成してなる複数の金網パネル
    を、箱形に組み合わせ、隣合う金網パネルの相対応する
    辺に形成された環に共通の連結骨線を挿通することによ
    り、各金網パネルを連結したことを特徴とする土留用組
    立式溶接網篭。
JP1987116994U 1987-07-30 1987-07-30 土留用組立式溶接網籠 Expired - Lifetime JPH069068Y2 (ja)

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