JPH0714430Y2 - 蛇 篭 - Google Patents

蛇 篭

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Publication number
JPH0714430Y2
JPH0714430Y2 JP1988166433U JP16643388U JPH0714430Y2 JP H0714430 Y2 JPH0714430 Y2 JP H0714430Y2 JP 1988166433 U JP1988166433 U JP 1988166433U JP 16643388 U JP16643388 U JP 16643388U JP H0714430 Y2 JPH0714430 Y2 JP H0714430Y2
Authority
JP
Japan
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net
gabion
wire
nets
diamond
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988166433U
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English (en)
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JPH0289034U (ja
Inventor
諄一 白井
Original Assignee
瀬戸内金網商工株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 瀬戸内金網商工株式会社 filed Critical 瀬戸内金網商工株式会社
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、土留工事などに用いられる蛇篭の改良に関す
るものである。
[従来の技術] 一般に、この種の蛇篭は菱形金網によって構成され、現
場に施設する場合には、第4図に示すように、上面網20
の一部に開口部21を設け、この開口部21を通じて栗石を
充填したあと、開口部21の両側に位置する列線22,22を
互いに引き寄せながらそれらの折曲部22a,22aに連結線2
3を挿通することにより、該開口部21を閉じるようにし
てる。
ところが、石詰め後の蛇篭は栗石によって左右に押し広
げられているため、開口部21を閉じるときに上記列線2
2,22を非常に強い力で引き寄せなければならず、該開口
部21の一端側から順次列線22,22を引き寄せながら連結
線23を挿通していくと、該列線22,22の残りの部分が次
第に引き寄せにくくなり、一層大きな力を必要とするよ
うになる。そこで、更に大きい力で列線22,22を引き寄
せると、該列線22,22の残りの部分が変形して平坦化
し、開口幅が広がって連結線23の挿通が困難になり易
い。
[考案が解決しようとする課題] 本考案の課題は、栗石を充填したあとの開口部の閉塞が
容易な蛇篭を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案は、底面網と前後及び
左右の側面網からなる蛇篭本体と、該蛇篭本体の上面に
被着する上面網とで構成される方形箱形の蛇篭におい
て、上記蛇篭本体を菱形金網により形成すると共に、上
面網を縦横の素線の交点を溶接してなる溶接金網により
形成したことを特徴とするものである。
[作用] 上面網を開放した状態で石詰めを行い、石詰め後に該上
面網を被せると共に、その四辺を側面網に連結すること
により、該上面網が閉じられる。この時、上面網の一辺
を側面網に連結した状態でその反対側の辺をそれと対応
する側面網に連結する場合には、該上面網と側面網とを
互いに引き寄せて連結するが、その際、上面網について
は、力の作用方向に軸線が向いた素線の位置においてそ
れを引っ張ることにより、該素線の変形を生じることな
く確実に連結することができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図に示す蛇篭は、上面が開放する容器状の蛇篭本体
1と、該蛇篭本体1の上面に取り付けられる上面網2と
で方形箱形に構成されている。
上記蛇篭本体1は、方形状の底面網3と、その各辺から
立ち上がる前後の側面網4a,4b及び左右の側面部5a,5bか
らなるもので、これら各面網3,4a,4b,5a,5bが菱形金網
により構成されている。この場合、各面網3,4a,4b,5a,5
bをそれぞれ独立に形成して相互に連結しても良いが、
底面網3といずれか一対の側面網4a,4b又は5a,5bとを一
枚の菱形金網により構成し、これに独立に形成した他の
一対の側面網5a,5b又は4a,4bを連結してもよい。
一方、上記上面網2は、縦横に配設した素線7,8を交点
で溶接一体化してなる溶接金網により形成されており、
該上面網2の四辺を上記各側面網4a,4b,5a,5bの上辺に
連結金具9(第2図参照)で連結するようになってい
る。
上記構成を有する蛇篭の施設に際しては、上面網2を開
放した状態で蛇篭本体1内に石詰めを行い、石詰めした
後に上面網2を被せると共に、その四辺を各側面網4a,4
b,5a,5bの上辺に連結金具9により連結する。この時、
第2図に示すように、上面網2の一辺をそれに対応する
側面網5aに連結した後、上面網2の反対側の辺をそれに
対応する側面網5bに連結するには、これらの上面網2と
外側に湾曲する側面網5bとを矢印で示すように互いに引
き寄せて連結するが、その際、上面網2については、力
の作用方向に軸線が向いた素線8の位置において該素線
8又はそれと交叉する素線7を引っ張ることにより、こ
れらの素線7,8の変形を生じることなく確実に面網2,5b
同士を引き寄せて連結することができる。他の一組の側
面網4a,4bとの連結についても同様である。
ここで、上記上面網2と側面網4a,4b,5a,5bとの連結に
当たり、連結金具9として図示したような螺旋状のもの
を使用する場合には、上面網2の端部に位置する素線7,
8と側面網4a,4b,5a,5bの上辺に取り付けた骨線10との主
要位置又は全体に該連結金具9を巻き付けるが、その他
の任意の連結手段を用いることもできる。例えば第3図
に示すように、上面網2を構成する素線7,8の端部に環1
2を形成すると共に、側面網4a,4bにおける菱形金網を構
成する列線の端部にも同様の環13を形成し、これらの環
12,13及び側面網5a,5bにおける列線の折曲部14に直線状
の連結金具15を挿通するようにしてもよい。
かくして石詰めされた蛇篭は、上面網2を菱形金網で形
成したものに比べて上面が平に仕上げられ、その上に土
を被設するのも容易である。
[考案の効果] このように本考案によれば、菱形金網により形成した蛇
篭本体に、溶接金網からなる上面網を取り付けるように
したので、石詰後に蛇篭本体の側面網が左右に押し広げ
られた状態になっていても、該側面網と上面網とを互い
に引き寄せて連結する場合に、該上面網を、側面網の方
向を向く素線の位置で引っ張って引き寄せることによ
り、素線の変形や剥離等を生じることなく確実に引き寄
せて連結することができ、しかも、剛性が高く変形しに
くい溶接金網を蛇篭の上面に配したことにより、変形し
易い菱形金網が上面にある場合に比べ、蛇篭の上面を簡
単且つ確実に平坦面に保つことができるばかりでなく、
上面網の剛性により前後及び左右の四側面の膨出変形を
防いで蛇篭を所要の四角形に確実に保持することがで
き、このため、多数の蛇篭を並設して平地を形成するよ
うな場合に、各蛇篭を出入りを生じることなく整然と並
べて設置することができると共に、各蛇篭の上面を同一
平面上に容易に揃えることができ、工事が簡単である。
更に、蛇篭の上面網が剛性の高い溶接金網からなってい
ても、蛇篭本体が菱形金網により形成されているため、
地形になじみ易いという蛇篭の特性を損なうことがな
く、全体が菱形金網からなる従来の蛇篭と同様にして現
場に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る蛇篭の一実施例を示す上面網を取
り外した状態での斜視図、第2図は上面網の連結方法を
示す平面図、第3図は本考案の別実施例を示す要部斜視
図、第4図は従来の蛇篭の栗石充填用開口部の閉塞方法
を示す平面図である。 2……上面網、3……底面網、4……前後の側面網、5
……左右の側面網、7,8……素線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底面網と前後及び左右の側面網からなる蛇
    篭本体と、該蛇篭本体の上面に被着する上面網とで構成
    される方形箱形の蛇篭において、 上記蛇篭本体を菱形金網により形成すると共に、上面網
    を縦横の素線の交点を溶接してなる溶接金網により形成
    したことを特徴とする蛇篭。
JP1988166433U 1988-12-23 1988-12-23 蛇 篭 Expired - Lifetime JPH0714430Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988166433U JPH0714430Y2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23 蛇 篭

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988166433U JPH0714430Y2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23 蛇 篭

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0289034U JPH0289034U (ja) 1990-07-13
JPH0714430Y2 true JPH0714430Y2 (ja) 1995-04-10

Family

ID=31453811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988166433U Expired - Lifetime JPH0714430Y2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23 蛇 篭

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JP (1) JPH0714430Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0348266Y2 (ja) * 1986-10-14 1991-10-15
JPH0534825Y2 (ja) * 1986-11-21 1993-09-03

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0289034U (ja) 1990-07-13

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