JP2557236Y2 - 推進体 - Google Patents

推進体

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JP2557236Y2
JP2557236Y2 JP8910092U JP8910092U JP2557236Y2 JP 2557236 Y2 JP2557236 Y2 JP 2557236Y2 JP 8910092 U JP8910092 U JP 8910092U JP 8910092 U JP8910092 U JP 8910092U JP 2557236 Y2 JP2557236 Y2 JP 2557236Y2
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輝夫 壁内
勝彦 向野
充彦 鎌田
和則 辻本
幸重 山田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、先端部に推進駆動ヘッ
ドを設け、その推進駆動ヘッドの後続に、それぞれの端
部どうしを着脱自在な複数の推進管を連設し、前記推進
管内部に、前記推進駆動ヘッドの駆動に係わる複数の配
管(例えば油圧ホース)と、前記推進駆動ヘッドの計測
制御に係わる複数の配線(例えば信号ケーブル)とを内
装してある推進体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の推進体としては、上述の
各配管や各配線を、ばらばらの状態か、又は、テープ等
で所々を縛った状態で前記推進管に内装されてあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来、この種の推進体
は、推進管内部に前記各配管・各配線を内装したままで
推進管端部どうしを切り離した状態にして、その切り離
し箇所で屈曲させて巻取ドラムに巻取られており、推進
作業の実施に当たっては、これらの推進体を推進装置側
へ繰り出して、前記切り離し箇所を接続した状態で、前
記推進装置で挟持して地中へ押し込まれる。
【0004】前記推進管どうしの接続や切り離し時に
は、各配管や各配線に引張力が作用することがあるが、
その際、上述した従来の推進体によれば、それぞれの配
管や配線は、単体で前記引張力に対抗するために、特に
強度の低い配線系が損傷を受けたり切断されたりするこ
とが多いという問題点がある。
【0005】また、前記切り離し箇所における各配管・
各配線の屈曲に伴って、特に配管系が折れ曲がって損傷
を受ける問題点もある。
【0006】更には、推進管どうしの接続に当たって
は、前記切り離し箇所に露出した前記各配管・各配線を
推進管の中に納めながら実施するわけであるが、その際
に、各配管・各配線どうしが縺れて抵抗となり、スムー
スに推進体の中に納まり難く、推進管接続作業の効率が
低下する危険性もある。
【0007】従って、本考案の目的は、上記問題点を解
消し、内装された各配管・各配線が損傷・破損し難く、
且つ、スムースな推進管接続作業が可能な推進体を提供
するところにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本考案における推進体の特徴構成は、推進駆動ヘッド
の後続に連設される複数の推進管の内部に収容されて前
記推進駆動ヘッドの駆動に係わる複数の各配管と、同様
に前記推進管の内部に収容されて前記推進駆動ヘッドの
計測制御に係わる複数の配線との間に繊維材を介在さ
せ、それらを一体的に束ねてあるところにある。
【0009】
【作用】本考案における推進体の特徴構成によれば、前
記各配管と各配線との間に繊維材を介在させ、それらを
一体的に束ねてあるから、各配管・配線に対して引張力
が作用した場合には、その引張力に対して従来のように
単体で対抗するのではなく、全体として対抗することが
可能となり、全体的な引張強度が増加することから、部
分的に損傷を受けたり切断されたりし難くすることが可
能となる。
【0010】また、曲げ力に対しても同様に、束ねられ
た各配管・配線が一体的に曲げ力に対抗することができ
るから、前記切り離し箇所における各配管・各配線の屈
曲に伴っても、配管系が折れ曲がったり、それに伴って
損傷したりし難くなる。
【0011】更には、一体的に束ねてあることで、各配
管・配線が従来のように縺れることもなく、推進管どう
しの接続に当たっては、スムースに推進管の中に納まり
易く、推進管接続作業を効率よく行うことが可能とな
る。
【0012】一方、各配管・配線間に繊維材を介在させ
てあることによって、各配管・配線相互の緩衝作用を期
待することができ、各配管・配線どうしが直接に擦れ合
うことによる摩耗を減少させることが可能となる。
【0013】
【考案の効果】従って、本考案の推進体によれば、内装
された各配管・各配線の取扱性・耐久性が向上すると共
に、推進管接続作業の効率も向上し、低コストにおける
推進工の実施が可能となる。
【0014】
【実施例】以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0015】図3・図4には本考案に係わる一実施例の
推進体1を用いた推進工法用推進設備Sを示している。
この推進工法用推進設備Sは、連結部Jを介して屈曲自
在に連設された複数の推進管2を巻取り収納してある水
平型巻取ドラム3と、その巻取ドラム3から繰り出され
る前記推進管2を保持しつつ押圧して土中に推進させる
推進装置4とを備えて構成してある。また、前記推進体
1は、前記推進管2群の先端部に、推進駆動ヘッド5を
連設させて構成してある。
【0016】前記巻取ドラム3、及び、前記推進装置4
には、各別にクローラ6を付設してある。
【0017】前記巻取ドラム3のクローラ6には、前記
推進駆動ヘッド5の先端部を回転や出退駆動させるため
の第一油圧ユニット7と、推進体1の推進に伴う土との
摩擦を低減させるための滑材を撹拌送液可能な滑材ユニ
ット8とを搭載してある。
【0018】前記推進装置4のクローラ6には、推進装
置4によって推進体1を握持・出退駆動するための第二
油圧ユニット9を搭載し、且つ、前記巻取ドラム3を繰
り出し又は巻取り操作するための巻取操作装置10と、
前記推進装置4を駆動操作するための推進操作装置11
とを備えて構成した集中操作盤12を搭載してある。
【0019】また、前記両クローラ6間には、前記巻取
ドラム3の駆動部分と前記集中操作盤12を電気的に連
絡するケーブル13、及び、前記巻取ドラム3から繰り
出された推進体1を、張り渡した状態に配置してある。
【0020】推進装置4について説明すると、前記推進
体1を挟持可能な挟持部14を設け、その挟持部14で
挟持した状態の前記推進管2の長手方向に沿って前記挟
持部14を前後移動自在な推進機本体15を設け、その
推進機本体15の向きを調整可能な油圧駆動の方向調整
機構16を設け、挟持部14で挟持した状態の推進管2
に対してその軸芯Pに合わせて後続の推進管2を支持し
た状態で近接方向に誘導自在な管支持誘導機構17を推
進機本体15の後方側に一体的に取り付け、推進機本体
15と管支持誘導機構17との間に、両推進管2,2ど
うしの接合作業可能な作業空間Xを設けて構成してあ
る。従って、前記挟持部14で推進管2を挟持すると共
に、推進機本体15を前方に移動させることによって、
前記推進体1を、地中に設けたガイド管18を通して地
中推進させることができる。
【0021】前記推進体1について説明すると、図1・
図2に示すように、連結部Jを介して長手方向に屈曲自
在に連設した複数の推進管2の先端に、地中穴穿孔用の
推進駆動ヘッド5を設けて構成してあり、内空部には、
推進駆動ヘッド5の駆動に係わる複数の配管の一例であ
るホース群18と、推進駆動ヘッド5の計測制御に係わ
る複数の配線の一例である計測用ケーブル群19とを一
体的に束ねて形成した長尺体Tを内装してある。
【0022】また、推進管2は、一端部には接合用雄ネ
ジ部Mを備え、他端部には隣接する他の推進管2の雄ネ
ジ部Mと螺合自在な接合用雌ネジ部材Wを抜け止め状態
で外嵌させて設けてあり、隣接する推進管2どうしの前
記雄ネジ部Mと雌ネジ部Wとを螺合させることによっ
て、互いを連結することが可能となる。尚、前記巻取ド
ラム3に巻回してある推進体1は、巻取ドラム3の巻取
面頂点部分に位置する連結部Jにおいて、前記雄ネジ部
Mと雌ネジ部材Wとの螺合を解除し、内装された長尺体
Tが露出する状態に屈曲させてあり(図2参照)、推進
に伴って、巻取ドラム3から繰り出して、前記推進装置
4の作業空間Xにおいて螺合解除してある連結部Jの雄
ネジ部Mと雌ネジ部材Wとを接続して推進されるもので
ある。(図3・図4参照)
【0023】前記長尺体Tは、図1に示すように、四本
の油圧駆動用ホース18aと、一本の滑材送液用ホース
18bとで構成するホース群18、及び、三系統の計測
用ケーブル19aからなるケーブル群19を、芯材とな
るロープ20の周りに緩やかな螺旋状を描くように、且
つ、断面がほぼ円形になるように配置して、それらの外
周を樹脂製のチューブ21によって一体的に束ねて被覆
してある。また、前記ロープ20・前記各ホース18
a,18b・前記各ケーブル19aと、前記チューブ2
1との間には、繊維材の一例である木綿繊維22を介装
してある。
【0024】前記各ホース18a,18b・前記各ケー
ブル19aの螺旋状配置に関しては、長尺体Tに対する
軸心方向に作用する力に対して、前記各ホース18a,
18b・前記各ケーブル19aが前記軸心周りに姿勢変
更をして応力を緩和できるためのものであり、また、断
面がほぼ円形になるように配置することに関しては、円
筒形の推進管2内に前記長尺体Tが収納し易くなるため
のものである。
【0025】本実施例の推進体1によれば、推進管2の
連結部Jにおいて露出した状態なった長尺体Tに曲げや
引張りの力が作用しても、折れ曲がり難く、且つ、損傷
を受け難く、更に、隣接する推進管2どうしの接続に際
しても、長尺体Tの露出した部分がスムースに推進管2
内に納まり、推進管2内周面への引掛りによる長尺体T
の損傷が少なくなり、配管や配線の耐用年数が増加する
と共に効率のよい推進を実施することが可能となる。
【0026】〔別実施例〕 以下に別実施例を説明する。
【0027】〈1〉 前記複数の配管18及び前記複数
の配線19は、先の実施例で説明した四本の油圧駆動用
ホース18aと、一本の滑材送液用ホース18bとで構
成するホース群や、三系統の計測用ケーブル19aから
なるケーブル群に限るものではなく、他の配管や配線で
あってもよい。
【0028】〈2〉 また、それらの束ね方に関して
も、前記チューブ21による被覆以外の実施も可能で、
例えば、各配管・配線を繊維材を介してテープ巻きによ
って束ねたものであってもよい。
【0029】〈3〉 更には、前記被覆なり前記テープ
は、各配管・配線の全長にわたって設ける他、推進管2
の連結部Jに露出する部分を含めた前後範囲のみに設け
るものであってもよい。
【0030】尚、実用新案登録請求の範囲の項に、図面
との対照を便利にするために符号を記すが、該記入によ
り本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の長尺体を表す横断面図
【図2】実施例の推進体の連結部を表す縦断面図
【図3】実施例の推進設備を表す上面図
【図4】実施例の推進設備を表す側面図
【符号の説明】
2 推進管 5 推進駆動ヘッド 18 配管 19 配線 22 繊維材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 辻本 和則 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会 社クボタ 技術開発研究所内 (72)考案者 山田 幸重 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会 社クボタ 技術開発研究所内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に推進駆動ヘッド(5)を設け、
    その推進駆動ヘッド(5)の後続に、それぞれの端部ど
    うしを着脱自在な複数の推進管(2)を連設し、前記推
    進管(2)内部に、前記推進駆動ヘッド(5)の駆動に
    係わる複数の配管(18)と、前記推進駆動ヘッド
    (5)の計測制御に係わる複数の配線(19)とを内装
    してある推進体であって、 前記各配管(18)と前記各配線(19)との間に繊維
    材(22)を介在させ、それらを一体的に束ねてある推
    進体。
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