JPH0751419B2 - 偏平ロープの牽引装置 - Google Patents

偏平ロープの牽引装置

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JPH0751419B2
JPH0751419B2 JP16955188A JP16955188A JPH0751419B2 JP H0751419 B2 JPH0751419 B2 JP H0751419B2 JP 16955188 A JP16955188 A JP 16955188A JP 16955188 A JP16955188 A JP 16955188A JP H0751419 B2 JPH0751419 B2 JP H0751419B2
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traction
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紀美男 中嶋
道夫 小沢
勇 山田
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Nippon Steel Corp
Osaka Gas Co Ltd
Toho Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
Sumitomo Metal Industries Ltd
Toho Gas Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上利用分野】
この発明は、特に断面偏平の牽引用ロープの牽引に好適
な牽引装置に係り、千鳥状に配置した複数個の片持ち支
持ローラで構成したコンパクトでかつ持運びが容易な牽
引装置に関する。
【従来の技術】
ガス、水道配管等のパイプラインの内面からの検査は、
管内に各種機器を挿入し、該機器を自走式で走行させて
行なうか、またはウインチ等の動力で牽引しながら行わ
れる。 牽引方式の場合は、使用される牽引用ロープは、検査機
器の電気通信用ケーブルを内蔵し外部との電気通信用に
も利用されている。 第5図は牽引方式による地中埋設管の内面からの検査の
一例を示す概略図である。すなわち、立杭(30)間の埋
設管(32)の内面からの検査を行なう場合は、立杭(3
0)を利用して埋設管(32)に検査用機器(33)と牽引
用ロープ(31)を挿入し、地上のウインチ(34)にて牽
引用ロープ(31)を巻取りながら管内の検査用機器(3
3)を牽引して検査を行なう。 上記のような直管部および曲管部を有する配管の内面か
らの検査を牽引方式にて実施する方法において、従来使
用されている牽引用ロープは、断面円形のコアに電気通
信用ケーブルが内蔵されたワイヤロープあるいは繊維丸
ロープである。しかるに、このような円形断面のロープ
の場合、特に被検査管の曲管部において牽引力と曲り曲
率で面圧の増加により外牽引用ロープが管体に食い込
み、管内面に溝状摩耗が生じるという問題がある。 このため、本出願人は管路を損傷させることのない牽引
用ロープとして偏平ロープを先に提案した(実願昭61−
154568)。 この偏平ロープは、管内に挿入された機器を牽引するた
めのロープ本体がナイロンスリング等の繊維織物で構成
された薄板状体、または薄板状体と棒状体との組合わせ
積層帯状体からなり、該積層帯状体内に前記機器の電気
通信用ケーブルを内蔵したものである。 すなわち、この偏平ロープは基本的には牽引ロープの断
面形状を薄板状とすることによって、特に曲管部におけ
る接触面圧を分散させて管体への食込みを抑制し溝状摩
耗を防止したものである。また同時に、ロープ自体の摩
耗軽減効果を得るとともに、薄板状体をナイロンスリン
グ等の繊維織物で構成することによって管体の摩耗軽減
をはかったものである。 第6図はその管内挿入機器牽引用偏平ロープの一例を示
す横断面斜視図であり、帯状の繊維織物(21)を2枚重
ねて貼着し、その貼着面間に電気通信用ケーブル(22)
を直状または蛇行状に内挿した構造となっている。 このような偏平ロープの場合、例えば曲管部において牽
引力にて管内面に押付け力が作用した場合、管内面と偏
平ロープとの接触面圧が分散されることによって単位圧
力が小さくなり、管内面への食込みはほとんど生じな
い。したがって、円形断面ロープの場合に発生するよう
な管体の溝状摩耗は生じないことになり、管体を損傷さ
せることがない。
【発明が解決しようとする課題】
直管部および曲管部を有する配管の内面検査を牽引方式
にて実施する方法においては、管路長さが数百m近くに
なると、その牽引力は数トン程度の牽引荷重を必要と
し、この牽引力を有する比較的コンパクトなウインチと
しては、従来から第7図に示すキャプスタンタイプがあ
る。図中、(1)はウインチ、(2)はモーター、
(3)は牽引用ロープである。 しかし、このキャプスタンタイプのウインチは、断面円
形のロープ専用であり、偏平ロープには適用できなかっ
た。 即ち、偏平ロープの場合は、一旦巻取ると取外しが困難
であること、また偏平ロープ故に胴長が長いものが必要
で大型化を余儀なくされコンパクト化できないこと、さ
らに偏平ロープがラップ巻きとなりロープ損傷を招く等
の問題を有するためである。 一方、大きな牽引力を出すためには、第8図に示すよう
なロープ(3)をドラム(4)に巻取るドラム巻取方式
が考えられる。 しかし、偏平ロープ自体に荷重をかけてドラムに巻取る
ため、ドラムの破損防止のために大きな剛性が要求さ
れ、厚肉中空胴のドラムが必要となること、又巻取り回
数が増加していくとその巻取り回転半径が大きくなる結
果、大回転モーメントとなり、この回転モーメントを得
るためには大回転力を必要とすることから、非常に大き
な駆動源を必要とすること等により、コンパクト化がは
かられない。 この発明は従来のこのような問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところはコンパクトで大きな牽
引力が得られ、かつ持ち運びが容易な偏平ロープ牽引装
置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
この発明は、偏平ロープを千鳥状に配置した複数個のロ
ーラで牽引する方式となしたものであり、その要旨は偏
平ロープの幅より僅かに長い胴長を有する片持ち支持方
式の鋼製鍔付き牽引用ローラ複数個を、同一垂直平面内
に該偏平ロープ接触周長が可及的に長くなるように千鳥
状に横配置し、この複数個の鋼製鍔付き牽引用ローラの
うち、入口の鋼製鍔付き牽引用ローラを除く他の鋼製鍔
付き牽引用ローラを、その胴部外周面を耐摩耗性に優れ
かつ摩擦係数の大きい弾性材料で被覆したローラで構成
し、この千鳥状に配置した各鋼製鍔付き牽引用ローラを
ギヤーを介して回転駆動する機構となした牽引装置であ
る。
【作用】
千鳥状に配置された複数個の片持ち支持方式の鋼製鍔付
き牽引用ローラは、電動または油圧モーターの駆動によ
りギヤーを介して同期回転する。 複数個の鋼製鍔付き牽引用ローラを偏平ロープ接触周長
が可及的に長くなるように千鳥状に配置することによ
り、ベルトの伝動馬力理論より巻取ドラム方向への引張
力を小さくすることが可能となる。 偏平ロープが最初に巻掛けられる入口の鋼製鍔付き牽引
用ローラを鋼製のままとしたのは、該ローラには他の鋼
製鍔付き牽引用ローラより大きな荷重(引張力)が作用
するため、胴部に弾性材等をコーティングしてもその摩
耗損傷が激しい上、その被覆が変形したり剥離脱落し、
作業できなくなるためである。 入口の鋼製鍔付き牽引用ローラを除く他の鋼製鍔付き牽
引用ローラの胴部を、耐摩耗性に優れかつ摩擦係数の大
きい弾性材料で被覆することにより、比較的少ない牽引
用ローラで大きな牽引力が得られる。
【実施例】
第1図および第2図はこの発明の一実施例装置を示す概
略図で、第1図は牽引用ローラを4個用いて構成した牽
引装置を示す正面図、第2図は同上側面図であり、(1
0)は機台、(11)〜(14)は片持ち支持された鋼製鍔
付き牽引用ローラ、(15)はリターンアイドルローラ、
(16)はギヤボックス、(17)は電動または油圧駆動モ
ーター、(20)は偏平ロープである。 即ち、上記4個の鋼製鍔付き牽引用ローラ(11)〜(1
4)は、機台(10)に固定されたギヤボックス(16)の
同一垂直面に千鳥状に横配設されている。 鋼製鍔付き牽引用ローラの千鳥配置は、各牽引用ローラ
に対する偏平ロープ(20)の接触角θiが可能な限り大
きくなるようにする。 このように千鳥配置することにより、ベルトの伝動馬力
理論から少数の鋼製鍔付き牽引用ローラで巻取ドラム方
向への引張力を可及的に小さくすることが可能となり、
巻取ドラムの駆動モーターを小型化できる。 この4個の鋼製鍔付き牽引用ローラのうち、偏平ロープ
(20)が最初に巻き掛けられる入口の鋼製鍔付き牽引用
ローラ(11)を除く他の鋼製鍔付き牽引用ローラ(12)
〜(14)は、胴部に例えば硬度80〜90程度のウレタンゴ
ム被覆ローラとする。 この4個の鋼製鍔付き牽引用ローラ(11)〜(14)は、
鋼製鍔付き牽引用ローラ(11)と鋼製鍔付き牽引用ロー
ラ(12)が、鋼製鍔付き牽引用ローラ(12)と鋼製鍔付
き牽引用ローラ(13)が、鋼製鍔付き牽引用ローラ(1
3)と鋼製鍔付き牽引用ローラ(14)が、それぞれギヤ
ボックス(16)内で噛合し、駆動モーター(17)にて回
転駆動される機構となっている。 ここで、4個の鋼製鍔付き牽引用ローラ(11)〜(14)
を同一胴径とし、同一回転数で同期回転する機構とした
場合の各ローラに使用する牽引力について説明する。 第3図はその説明図で、各鋼製鍔付き牽引用ローラ(1
1)〜(14)での牽引力Pは、 P1>P2>P3>P4 偏平ロープの張力Tは T1>T2>T3>T4>T5 偏平ロープの伸び代lは l1>l2>l3>l4>l5 となり、 P1=T1−T2 P2=T2−T3 P3=T3−T4 P4=T4−T5 となる。 したがって、トータル牽引力P0は Po=P1+P2+P3+P4 となる。 すなわち、4個の鋼製鍔付き牽引用ローラにより大きな
牽引力が得られることになり、後述する巻取ドラム(3
6)の巻き取り張力を小さくできるのである。 なお、ここでは4個の鋼製鍔付き牽引用ローラ(11)〜
(14)を同一胴径とし、かつ同一回転数で回転する場合
を例にとり説明したが、4個の鋼製鍔付き牽引用ローラ
の胴径を入口側より順次大きくしていくことにより、各
ローラ間での偏平ロープ(20)に適当な張力をかけ、各
ローラに同一の荷重(牽引力)をかけることが可能とな
る。この場合、その割合は使用する偏平ロープの設定仕
様の最大牽引力に応じて適宜決定すればよい。 第4図は上記したこの発明の偏平ロープ牽引装置を実際
の地中埋設管の内面からの検査に用いた場合の一例を示
す概略図である。 即ち、埋設管(32)内の検査用機器(33)に接続した牽
引用偏平ロープ(20)を地上に設置した牽引装置(9)
の各鋼製鍔付き牽引用ローラ(11)〜(14)に通し、リ
ターンアイドルローラ(15)を介して偏平ロープ(20)
の方向を逆転させ、トラバーサー(35)を介して巻取ド
ラム(36)に巻付け、しかる後、牽引装置(9)の駆動
モーター(17)を駆動して偏平ロープ(20)を牽引しな
がら巻取ドラム(36)に巻取ながら管内の検査用機器
(33)を移動させて検査を行なう。 なお、ここでは鋼製鍔付き牽引用ローラを4個用いた場
合を例示したが、2個以上の複数個を順次増加させるこ
とにより、巻取ドラム(36)の牽引力をより小さくで
き、かつ任意に設定できる。
【発明の効果】
以上説明したごとく、この発明に係る牽引装置は、強大
な牽引力を必要とする偏平ロープを何等問題なく牽引す
ることが可能であり、しかもコンパクトで持ち運びが容
易である等の利点を有し、地中埋設管の内面からの検査
作業に大なる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例装置を示す正面図、第2図
は同上側面図、第3図は同上装置に作用する牽引力の説
明図、第4図は同上装置の一実施例を示す概略図、第5
図は従来の牽引方式による地中埋設管の内面からの検査
の一例を示す概略図、第6図は偏平ロープの一例を示す
横断面斜視図、第7図はキャプスタンタイプのウインチ
を示す概略平面図、第8図はドラム巻取り方式を示す概
略側面図である。 9……牽引装置、10……機台 11〜14……鋼製鍔付き牽引用ローラ 16……ギヤボックス、17……駆動モーター 20……偏平ロープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小沢 道夫 大阪府大阪市東区平野町5丁目1番地 大 阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 山田 勇 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 東 邦瓦斯株式会社内 (56)参考文献 実公 昭53−154570(JP,Y2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏平ロープの幅より僅かに長い胴長を有す
    る片持ち支持方式の鋼製鍔付き牽引用ローラ複数個を、
    同一垂直平面内に該偏平ロープ接触周長が可及的に長く
    なるように千鳥状に横配置し、この複数個の鋼製鍔付き
    牽引用ローラのうち、入口の鋼製鍔付き牽引用ローラを
    除く他の鋼製鍔付き牽引用ローラを、その胴部外周面を
    耐摩耗性に優れかつ摩擦係数の大きい弾性材料で被覆し
    たローラで構成し、この千鳥状に配置した各鋼製鍔付き
    牽引用ローラをギヤーを介して回転駆動する機構となし
    たことを特徴とする偏平ロープの牽引装置。
JP16955188A 1988-07-07 1988-07-07 偏平ロープの牽引装置 Expired - Fee Related JPH0751419B2 (ja)

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