JP2557106Y2 - 二重化制御装置 - Google Patents

二重化制御装置

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JP2557106Y2 JP1987173177U JP17317787U JP2557106Y2 JP 2557106 Y2 JP2557106 Y2 JP 2557106Y2 JP 1987173177 U JP1987173177 U JP 1987173177U JP 17317787 U JP17317787 U JP 17317787U JP 2557106 Y2 JP2557106 Y2 JP 2557106Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、各制御装置が非同期で演算を実行する二
重化制御装置の改良に関する。 (ロ)従来の技術 一般に、プラント制御等において、システムの安定動
作を確保するために非同期ではあるが、同一演算処理を
実行する第1と第2の制御装置を並設し、同一の入力信
号を加えて、制御動作を行う、いわゆる二重化制御装置
が採用されることがある。 (ハ)考案が解決しようとする問題点 上記従来の二重化制御装置は、第1と第2の制御装置
が非同期であるため、同一の入力信号をサンプリングし
て取込むタイミングが相違する。そのため、例えば第2
図に示すように、入力信号として、インパルスノイズN
がたまたま入力されたタイミングが、第2の制御装置の
サンプリングタイムtb2であると、第2の制御装置は、
これを入力信号として取込む。しかし、第1の制御装置
のサンプリングタイムがta1、ta2ならば、インパルスノ
イズNの入力タイミングと外れているので、第1の制御
装置は、これを取込まない。また、制御装置内に微分要
素が組込まれた場合やエマジエンシー動作などで入力の
急変があった場合、それらの信号による演算結果のデジ
タル信号出力は、やはり信号検出タイミングで変わる場
合がある。このように、一方と他方の制御装置の出力が
相違すると、つまり一方の制御装置のデジタル信号が誤
動作すると、常用/穴長待機系において、両制御装置の
二重化された出力も誤動作するという問題がある。 この考案は、上記問題点に着目してなされたもので、
一方の制御装置が正常に動作しているのに、他方の制御
装置がサンプリング時点の差異のため、1サンプリング
周期誤動作した場合でも、正常な出力が導出される二重
化制御装置を提供することを目的としている。 (ニ)問題点を解決するための手段及び作用 この考案の二重化制御装置は、同一の入力信号を、互
いに非同期の個別のサンプリングタイムで取込み、同一
の演算処理を行い、前記入力信号や演算処理後の信号が
所定の範囲を越えたときに、デジタル出力処理部よりデ
ジタル信号を出力する第1と第2の制御装置を備える二
重化制御装置において、前記第1と前記第2の制御装置
のデジタル出力処理部の出力に、前記サンプリングタイ
ムの周期よりもやや長い遅延時間を持つ積分型遅延回路
をそれぞれ設け、これら積分型遅延回路の出力を論理回
路を通して、前記第1、第2の制御装置の動作状態を表
すそれぞれの信号を導出するようにしている。 この二重化制御装置において、今例えば、第2図に示
す雑音Nが入力された場合、第2の制御装置がtb2のタ
イミングで、これを取込み、デジタル出力処理部より、
出力信号“1"を出しても、この出力信号は積分型遅延回
路で遅延を受け、そのタイミングには積分型遅延回路か
ら“1"に相当する信号が出力されない。そして、第2の
制御装置の次のサンプリングタイム(tb3)に正常な入
力信号が入力されると、この正常な入力信号のため、サ
ンプリング周期より、やや長い遅延時間を持つ、積分型
遅延回路の入力が、前回のサンプリングタイム(tb2
の雑音Nによる第2の制御装置の出力信号の“1"が“0"
に変わり、このサンプリングタイムにおいても、第2の
制御装置の出力に接続される積分型遅延回路は、雑音N
による“1"に相当する出力信号を出さない。このように
して、一方の制御装置が突発的な信号により誤動作して
も、二重化制御装置としては誤動作しない。 (ホ)実施例 以下実施例により、この考案をさらに詳細に説明す
る。 第1図(A)、第1図(B)は、この考案の一実施例
を示す二重化制御装置のブロック図である。この二重化
制御装置は、制御装置10と、制御装置20と、二重化出力
回路30とから構成されている。 制御装置10は、入力信号をサンプリングして取込むア
ナログ入力処理部1、上下限突変検出モニタ2、微分演
算要素3、上下限突変検出モニタ4、ロジッグ演算部
5、デジタル出力処理部6及びアナログ出力処理部7と
から構成されている。制御装置20も、制御装置10と、全
く同様の構成要素を備えている。 二重化出力回路30は、抵抗RとコンデンサCとからな
る積分型遅延回路11、12を備え、積分型遅延回路11に
は、制御装置10のデジタル出力D0Aが入力され、積分型
遅延回路12には、制御装置20のデジタル出力D0Bが入力
されるようになっている。デジタル出力D0Aは、制御装
置10の上下限突変モニタ2、4で信号の値が所定の上限
下限レベルを越えるような異常値を検出した場合にはそ
の出力値がハイ信号(“1")になり、そうでない場合に
は正常であるものとして、ロー信号(“0")が出力され
るようになっており、デジタル出力D0Bは、制御装置20
の上下限突変モニタ2、4で信号の値が所定の上限下限
レベルを越えるような異常値を検出した場合にはその出
力値がハイ信号(“1")になり、そうでない場合には正
常であるものとして、ロー信号(“0")が出力されるよ
うになっている。積分型遅延回路11の出力は、インバー
タ13とオアゲート14の入力端に接続され、また積分型遅
延回路12の出力が、オアゲート14とインバータ15の入力
端に接続されている。さらに、インバータ13、15の出力
は、アンドゲート16に入力されるようになっている。積
分型遅延回路11、12の遅延時間Tdは、制御装置10、20の
サンプリング周期tsより、若干大きく設定されている。 この実施例二重化制御装置において、制御装置10のサ
ンプリングタイムを、第2図に示すta1、ta2、…とし、
制御装置20のサンプリングタイムを第2図に示すtb1、t
b2、…とし、両者のサンプリングタイムがずれていると
する。 先ず、tb1で、制御装置20がデータの取込みを行いta1
で制御装置10がデータの取込みを行うが、第2図の例で
は、このタイミングでは、異常信号が入力されていず、
従って、第3図に示すように制御装置10、20のデジタル
出力処理部6の出力D0A、D0Bはロー(“0")であり、し
たがって積分型遅延回路11、12の出力はいずれもロー
(“0")であり、オアゲート14の出力D01はロー
(“0")(第3図参照)であり、アンドゲート16の出力
はハイ(“1")(第3図参照)となる。 今、もし第2図に示すようにtb2のタイミングで雑音
Nが入ると、たまたまtb2がサンプリングタイムである
制御装置20のアナログ入力処理部1を通して取込まれ、
上下限突変モニタ検出回路2でこれが検出され、ロジッ
ク演算部5を通して、デジタル出力処理部6より、デジ
タル出力D0B“1"が出力される(第2図、第3図参
照)。この出力D0B“1"は制御装置20の誤動作出力であ
る。この出力信号D0Bは、積分型遅延回路12に入力さ
れ、遅延を受けるためtb2のタイミングでは、積分型遅
延回路12の出力はロー(“0")であり、したがって、オ
アゲート14の出力D01は、ロー(“0")、アンドゲート1
6の出力D02はハイ(“1")(第3図参照)であり、二重
化装置としては正常動作する。 次に、tb3のタイミングに至ると、雑音Nが消滅して
おり、制御装置20のデジタル出力処理部6は出力D0B
ロー(“0")となる。積分型遅延回路12は遅延時間Td
よりサンプリングタイムtb2におけるハイ(“1")信号
入力D0Bによる出力がハイ信号(“1")出力になるまで
に、ロー(“0")信号が入力され、積分型遅延回路12の
出力は、ロー(“0")となり、やはりオアゲート14の出
力D01は、ロー(“0")、アンドゲート16の出力D02はハ
イ(“1")(第3図参照)であり、二重化装置として、
正常動作する。また、雑音Nのような場合であると、デ
ジタル出力D0Bが連続的に“1"になるのではなく、1回
程度であるので、この信号によって積分型遅延回路12の
コンデンサCに充電される電圧のレベルは、通常のロジ
ック素子が持っているハイ信号(“1")を認識する閾値
のレベルに達せず、積分型遅延回路12から遅延された信
号が出力されてもオアゲート14の入力は“0"となり、D
0Aは“0"であるので、オアゲート14の出力D01は“0"、
アンドゲート16の出力D02は“1"となり、正常動作を確
保できる。そして、積分型遅延回路12のコンデンサCに
蓄積された電荷は放電される。 一方、制御装置へのアナログ入力が異常値になったよ
うな場合には、上下限突変検出モニタにより、この異常
値が検出され、デジタル出力D0B“1"が検出される。し
かし、この出力は、上記の誤動作出力と異なり、異常値
が継続的に検出されるので、最初は積分型遅延回路12で
遅延されても、その後は各サンプリングタイムで連続的
に“1"が検出されるので、オアゲート14の入力は“1"と
なり、オアゲート14の出力D01は制御装置10からの出力
が正常値のD0A“0"であっても、“1"となる。 また、D0A“0"、D0B“1"であるから、アンドゲート16
の出力D02は、“0"となって異常信号を検出することが
できる。 (ヘ)考案の効果 この考案によれば、各制御装置のデジタル出力処理部
の出力に、サンプリング周期よりやや長い遅延時間を待
つ積分型遅延回路を設けているので、いずれかの制御装
置がスパイク的な雑音を入力信号として受け、誤動作
し、デジタル出力を出す場合でも、この出力信号を積分
型遅延回路で吸収するので、二重化装置としては、一方
の制御装置の誤動作の影響を受けず、正常動作を確保で
きる。
【図面の簡単な説明】 第1図(A)、第1図(B)は、この考案の一実施例を
示す二重化制御装置のブロック図、第2図は、同二重化
制御装置の入力信号とサンプリングタイムの関係を説明
するための波形図、第3図は、同二重化制御装置の制御
装置の出力と二重化回路の出力との関係を説明するため
の図である。 10・20:制御装置、30:二重化回路、11・12:積分型遅延
回路。

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 1.同一の入力信号を、互いに非同期の個別のサンプリ
    ングタイムで取込み、同一の演算処理を行い、前記入力
    信号や演算処理後の信号が所定の範囲を越えたときに、
    デジタル出力処理部よりデジタル信号を出力する第1と
    第2の制御装置を備える二重化制御装置において、 前記第1と前記第2の制御装置のデジタル出力処理部の
    出力に、前記サンプリングタイムの周期よりもやや長い
    遅延時間を持つ積分型遅延回路をそれぞれ設け、これら
    積分型遅延回路の出力を論理回路を通して、前記第1、
    第2の制御装置の動作状態を表すそれぞれの信号を導出
    するようにした二重化制御装置。
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