JP2557101Y2 - 板体搬送装置 - Google Patents

板体搬送装置

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JP2557101Y2
JP2557101Y2 JP1928092U JP1928092U JP2557101Y2 JP 2557101 Y2 JP2557101 Y2 JP 2557101Y2 JP 1928092 U JP1928092 U JP 1928092U JP 1928092 U JP1928092 U JP 1928092U JP 2557101 Y2 JP2557101 Y2 JP 2557101Y2
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plate
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富雄 扇原
強三 山田
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は回路基板等の板体を立て
かけた状態で搬送するため板体搬送装置に関し、特に、
下辺をコンベアベルトの溝に差し込んで立てかけた板体
を起こすための機構を備えた板体搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回路基板の製造工程では、その乾燥や焼
成などの熱処理を行うトンネル炉等において、コンベア
ベルト上に複数の溝を形成し、この溝内に回路基板を立
て掛けた状態で搬送する搬送装置が用いられている。か
かる従来技術による搬送装置の一例が図12に示されて
いる。すなわち、従来の搬送装置によれば、コンベアベ
ルト1に形成される溝2の幅は、挿入保持される板体3
の最も厚い板体の厚みに合わせて形成されていることか
ら、この溝の幅より薄い板体3は上記溝2内で傾斜した
状態で保持されて搬送される。その傾斜角度は、その板
体3の厚みによって異なり、一般的に、薄い板体程その
傾斜角度が大きくなる。
【0003】ところで、この様なコンベアベルト1から
チャック機構5等を用いて板体を自動的に取り出す場
合、搬送されて来る板体3を一定の角度に起こす(90
度に直立させる)必要がある。そして、従来の搬送装置
においては、例えば図に示すような、板体3の上部を駆
動機構6で動作されるプッシャー7で押しながら板体3
を所定の角度に起こすことが行われていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術では、図に矢印で示すように、板体3の上部を
押して所定の角度に起こすための駆動機構6によりプッ
シャー7が、矩形状の運動作を行なう必要があるため、
その機構が複雑になってしまう。また、搬送する板体3
を変更することで、板体3の傾斜角度が違ったときは、
その板体3の傾斜角度に合わせて駆動機構6の待機位置
を変更調節する必要があり、また、板体3を所定の角度
で止めるためにチャック5にストッパー等を設ける必要
がある。さらに板体3が上記の溝2内で反対方向に傾斜
してしまった場合は、この前記のプッシャー7により板
体3を起こすことができなくなるという問題点があっ
た。
【0005】また、上記の従来技術の駆動機構6では、
その構成からコンベアベルト1の上方に配置されなけれ
ばならず、そのため、装置全体の寸法が上方に伸びてし
まい、寸法的な制約を受け易いという問題もあった。そ
こで、本考案では、上記の従来技術における問題点に鑑
み、各種の厚さの異なる板体に対しても切り換え無しに
簡単に対応が可能で、板体を確実に所定の角度に起こす
ことの可能な板体搬送装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案では、進行方向に対して直交する複数の溝を
形成した少なくとも1本の走行するコンベアベルトを備
え、該コンベアベルトの溝内に板体の下辺部を挿入して
保持し、コンベアベルトを移動させることによって該板
体を搬送する板体の搬送装置において、前記コンベアベ
ルトの進行方向に対して直交する押付面を有し、該押付
面が前記コンベアベルトの側方にあってその溝とほぼ同
じ高さに配置された板体押付機構を備えることを特徴と
する板体搬送装置を提供する。
【0007】
【作用】上記の本考案の板体搬送装置では、板体押付機
構の押付面が前記コンベアベルトの側方にあって前記溝
とほぼ同じ高さに配置されているため、前記板体押付機
構の押付面と前記溝の壁面との間に板体の下辺部を挟み
込み、その相対的位置を変えることにより、溝内に傾斜
した状態で保持された板体を垂直に起こすことが出来
る。そのため、例え板体の厚さが変化して溝内での傾斜
角度が異なっても、その傾斜方向が反対であっても、切
換動作なしに確実に板体を起こすことが可能となる。ま
た、前記板体押付機構は前記コンベアベルトの側方に配
置されていることから、搬送装置全体の寸法を小さくま
とめることができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例について、図面を参照
しながら詳細に説明する。図1に本考案による板体搬送
装置が、その板体を把持して搬送するためのチャック機
構と共に示されている。すなわち、図において、一対の
コンベアベルト10、10が平行に配置されており、各
コンベアベルト10の上面に凹状の溝11、11…が一
定の間隔で形成されている。これらの溝11、11…の
幅は、搬送すべき板体である回路基板100の内の最大
の厚みに合わせて設定されている。そして、これらの溝
11、11…はその進行方向(矢印で示す)に並んで配
置されていると共に、進行方向対して直交する方向に切
り込まれている。搬送しようとする回路基板100は、
図に破線で示すように、これらの溝11、11…に下辺
部を挿入することによって、その一方の主面を進行方向
に向け、かつやや傾斜した状態で保持される。但し、そ
の傾斜角度は、上記コンベアベルトの溝11と回路基板
100の厚さとの関係によって異なる。
【0009】本考案によれば、上記の一対のコンベアベ
ルト10、10の間の空間に板体押付機構20が設けら
れている。この板体押付機構20の全体構造が図2に示
されているが、略「L」の字形状の外枠21の前面から
突出した棒状部材22の先端に上記回路基板100の下
部表面に押し付ける円板状の押付面23が形成されてい
る。この押付面23は、前記コンベアベルト10、10
の側方にあって、その溝11とほぼ同じ高さに配置され
ている。また、この棒状部材22の後端部に例えば油圧
シリンダー等の駆動装置25が取り付けられており、上
記円板状の押付面23の位置を自在に設定し、移動する
ことが出来るようになっている。また、図中の符号26
は、この押付面23と外枠21との間に設けられた緩衝
部材としてのスプリングであり、これにより、回路基板
100の厚さ、溝11のピッチ誤差、チャック機構30
のチャックタイミングの誤差を吸収することが可能にな
る。
【0010】上記板体押付機構20が配置された上方に
板体押付機構20によって起こされた回路基板100を
上下端部から把持して所定の位置に搬送するためのチャ
ック機構30が設けられている。このチャック機構30
は、先端略「コ」の字状枠体31の間に2本のガイド軸
32、32を設け、この2本のガイド軸32、32上に
上下に摺動可能な上チャック33と下チャック34とか
ら構成されている。なお、この下チャック34は、
「T」字状の部材の両端から下側に向かって延びた2本
の「L」字状の脚部35、35を備えている。そして、
上記上チャック33と下チャックが図の矢印方向に移動
して、これらの間に上記回路基板100を立てた状態で
その上下端部を挟んで把持する。
【0011】次に、上記の構成による板体搬送装置の回
路基板を起立させる動作について、図7から図11を参
照しながら、以下に説明する。先ず、図7の(a)に示
すように、コンベアベルト10上の溝11内に傾斜した
状態で搬送されてきた回路基板100は、チャック機構
30の下方の位置に停止する。この時、上記板体押付機
構20の押付面23が、図7の(b)に示すように、回
路基板100の下端部を矢印方向に押し付ける。すなわ
ち、拡大図である図10の(b)にも示すように、上記
板体押付機構20の押付面23は、回路基板100の下
端部を上記溝11の進方向に対して後方側の壁面11a
に押し付ける。これによって、上記溝11内に傾斜して
立て掛けられていた回路基板100は徐々に起こされ、
ついには、図7の(c)あるいは図10の(c)に示す
ように、回路基板100は、押付面23と溝11の後方
側壁面11aとの間に挟み込まれて直立する。
【0012】なお、この時、上記溝11と押付面23と
の相対位置を調整するため、例えばコンベアベルト10
を完全に停止させ、押付面23の位置を板体押付機構2
0のシリンダー駆動装置25によって位置を前進させて
るようにしてもよく、あるいは、上記押付面23は固定
しておき、一方のコンベアベルト10をその停止位置か
ら徐々に前進させることも可能である。このように、上
記ベルトコンベア10の溝11と板体押付機構20の押
付面23と間に回路基板100の下端部を挟み込み、こ
れらの相対的な位置を調整することによって回路基板1
00を所定の角度に起立させ、その起立した状態でチャ
ック機構30が回路基板100の上下端部を把持するこ
とは上述の通りである。
【0013】また、図8及び図11に回路基板100の
厚さが薄い場合の動作が示されており、図9に回路基板
100が反対方向に傾斜した状態で搬送された場合の動
作が示されている。何れの図からも明らかなように、コ
ンベアベルト10の溝11内に異なる角度で傾斜した状
態で搬送されて来た回路基板100は、上記板体押付機
構20の押付面23の働きによって起立され、その後、
チャック機構30によって確実に把持されることは上記
と同様である。
【0014】図3及び図4に上記板体押付機構20の変
形例が示されている。図3の例では、外枠21の前面か
ら突出した棒状部材22の先端に外形略「L」字状の押
付部材24を取り付け、その板体押付表面の形状を長方
形にしたものである。また、図中の符号241は上記
「L」字状押付部材24の上辺に形成されたガイド溝部
を、符号242は板体押付機構20の外枠21から突出
して設けられたガイドロッドを示している。さらに、図
4の例では、板体押付機構20の外枠21の前面から
「L」字状の押付部材24’を突出して設けたものであ
り、上記の例とは異なり、その位置は固定されて移動調
整が出来ない構造となっている。
【0015】図5に上記コンベアベルト10に形成する
溝11の形状の他の例が示されている。図5の(a)で
は、その底部11bを湾曲形状としたものであり、図5
の(b)に示す例は、溝11の進行方向側(図の右側)
の壁面11cをその進行方向に対して多少傾斜させ、こ
の溝11の形状を台形状にしたものである。図1に示す
実施例では、上記板体押付機構20を一対の平行に配置
されたコンベアベルト10、10の間に配置したもので
あるが、本考案はこれだけに限定されることなく、例え
ば図6に示すように、横幅のある一本のコンベアベルト
10’を使用し、その両側に板体押付機構を配置し、そ
の溝11’と押付面23’、23’との間に回路基板1
00を挟み込んでこれを起こすようにすることも可能で
ある。上記の実施例では、図1に示すように、回路基板
を把持するチャック機構は回路基板の上下端部からこれ
をつかむ構成として示したが、本考案ではこれのみに限
定されることなく、例えば左右端部からつかみ、あるい
は、バキュームパッド等によって吸着保持するものを使
用することも可能である。
【0016】
【考案の効果】以上の詳細な説明にも述べたように、本
考案による板体搬送装置によれば、各種の厚さの異なる
板体に対しても切り換え無しに簡単に対応しながら板体
を所定の角度に確実に起こすことが可能で、かつ、搬送
装置全体の寸法も大きくすることがないという実用的に
も極めて優れた効果を達成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の板体搬送装置の一実施例の全体構造を
示す斜視図である。
【図2】上記板体搬送装置で使用される板体押付機構を
示す斜視図である。
【図3】上記板体押付機構の変形例を示す斜視図であ
る。
【図4】上記板体押付機構の他の変形例を示す斜視図で
ある。
【図5】上記板体搬送装置に使用されるコンベアベルト
の溝形状の変形例を示す側面図である。
【図6】上記板体搬送装置に使用されるコンベアベルト
の他の例を示す斜視図である。
【図7】上記板体搬送装置の板体の起立動作を説明する
動作説明図である。
【図8】上記板体搬送装置の板体の起立動作を説明する
他の動作説明図である。
【図9】上記板体搬送装置の板体の起立動作を説明す
る、さらに他の動作説明図である。
【図10】上記板体搬送装置の板体の起立動作の詳細を
説明する一部拡大動作説明図である。
【図11】上記板体搬送装置の、厚みの異なる板体の起
立動作を説明する、一部拡大動作説明図である。
【図12】従来技術の板体搬送装置の構造を説明する図
である。
【符号の説明】
10、10’ コンベアベルト 11、11’ 溝 11a 溝の進行方向後方側壁面 20 板体押付機構 23 押付面 26 緩衝部材 100 回路基板

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 進行方向に対して直交する複数の溝を形
    成した少なくとも1本の走行するコンベアベルトを備
    え、該コンベアベルトの溝内に板体の下辺部を挿入して
    保持し、コンベアベルトを移動させることによって該板
    体を搬送する板体の搬送装置において、前記コンベアベ
    ルトの進行方向に対して直交する押付面を有し、該押付
    面が前記コンベアベルトの側方にあってその溝とほぼ同
    じ高さに配置された板体押付機構を備えることを特徴と
    する板体搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1において、前記板体押付機
    構は緩衝部材を備えていることを特徴とする板体搬送装
    置。
JP1928092U 1992-02-29 1992-02-29 板体搬送装置 Expired - Lifetime JP2557101Y2 (ja)

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JPH0568987U JPH0568987U (ja) 1993-09-17
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Effective date: 19970715