JPH075056Y2 - 匣鉢自動積み降ろし装置における敷板の位置合わせ装置 - Google Patents

匣鉢自動積み降ろし装置における敷板の位置合わせ装置

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JPH075056Y2
JPH075056Y2 JP473791U JP473791U JPH075056Y2 JP H075056 Y2 JPH075056 Y2 JP H075056Y2 JP 473791 U JP473791 U JP 473791U JP 473791 U JP473791 U JP 473791U JP H075056 Y2 JPH075056 Y2 JP H075056Y2
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JP
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floor plate
loading
unloading
conveyor
trolley
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光弘 長屋
篤 水野
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Takasago Industry Co Ltd
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Takasago Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、焼成済みの製品を収容
して台車に積み重ねられた匣鉢を、クランプで挟持して
搬送コンベア上に載置された敷板の上に順次に積み降ろ
す匣鉢自動積み降ろし装置において、台車上で匣鉢の位
置がずれた場合にも、匣鉢を敷板の上に確実に整合して
積み降ろすことができるように敷板の位置を自動的に位
置合わせする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の匣鉢自動積み降ろし装置の一例
を図3及び図4を参照して説明する。1は台車であつ
て、その上面に、タイル等の陶磁製品を収容した匣鉢a
を複数段積み重ねた重畳匣鉢bが一定の間隔を空けて3
個ずつ縦2列に載せられ、台車1が図示しないトンネル
炉内を走行する間に製品が焼成され、続いて図4の矢線
方向に沿つて所定の匣鉢の積み降ろし位置Aに走行す
る。この台車1の積み降ろし用の走行路の側方には、2
本のスラツトコンベアからなる搬送コンベア3が平行に
敷設され、その上面に、3枚ずつの敷板5が重畳匣鉢b
と同一の間隔で載置されて積み降ろし位置Aに順次に搬
送されて来る。その積み降ろし位置Aには、台車1上と
搬送コンベア3上の間を往復運動する3組のクランプ6
が設けられており、各クランプ6は、重畳匣鉢bの前後
両側に対応して開閉する一対の挟持板7を備えている。
【0003】そして、台車1が積み降ろし位置Aに来る
と、各クランプ6がまず左側の列の重畳匣鉢bを挟持し
て積み出して、搬送コンベア3上の対応する敷板5の上
に積み降ろし、クランプ6が搬送コンベア3の左側に退
避している間に、積み降ろされた重畳匣鉢bが搬送され
るとともに次の3枚の敷板5が運ばれ、続いて右側の列
の重畳匣鉢bが敷板5の上に積み降ろされ、台車1が積
み降ろし位置Aに来るごとに上記の動作が繰り返される
ようになつている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記した重
畳匣鉢bは、台車1上に積まれてからトンネル炉内を通
つて降ろされるまでに長い距離を移動するため、最初に
積まれた位置からずれる場合が多い。台車1の走行方向
のずれについては、クランプ6が一対の挟持板7で重畳
匣鉢bの前後両側から挟む構造であるために、挟まれる
過程で元の位置に修正されるが、走行方向と直角方向の
ずれはそのまま残されて敷板5の上に降ろされることに
なる。その敷板5は、以降の工程を考慮して匣鉢aと略
同一の平面寸法に形成されているので、ずれた分だけ重
畳匣鉢bが敷板5からはみ出すことになる。一方匣鉢a
は、トンネル炉の加熱ガスの流通の関係から、図3に示
すように、走行方向から見て断面H字型に形成されてい
るため、上記したずれが大きいと、最下方の匣鉢aの脚
部が敷板5から外れて、重畳匣鉢bが転倒してしまうお
それがあつた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の匣鉢自動積み降
ろし装置における敷板の位置合わせ装置は、叙上の点に
鑑み案出されたものであつて、クランプで挟持されて積
み降ろされる匣鉢を敷板の一定寸法上方位置で一旦停止
させる構成とし、搬送コンベアの積み降ろし位置の手前
側に、敷板をその搬送方向と直角方向の一側に予め移動
させる移動部材を設置するとともに、搬送コンベアの積
み降ろし位置における敷板の移動方向の前方位置に、積
み降ろしの停止位置にある匣鉢と敷板とにわたつて当接
可能で、匣鉢が停止位置で停止したときに前進して敷板
を移動方向と反対方向に押し戻す押圧板を設置した構成
とした。
【0006】
【作用】匣鉢を載せるための敷板は、移動部材で押圧さ
れて搬送方向と直角方向において一側に予め移動した状
態で積み降ろし位置に搬送されて来る。クランプで挟持
された匣鉢は、搬送コンベア上の所定位置に降ろされる
が、敷板から一定寸法上方の位置で一旦停止する。匣鉢
が停止すると、押圧板が前進して敷板を押し戻し、押圧
板が匣鉢に当たつたところで押圧板が停止して敷板の押
し戻しが完了する。これにより、匣鉢と敷板との搬送方
向と直角方向の位置が整合する。一方、搬送方向につい
ては、敷板は元の位置のままであつて、匣鉢もクランプ
で挟持された段階で元の位置に修正されているから、引
き続いてクランプを下げれば、匣鉢が敷板上に正確に整
合して積み降ろされる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0008】自動積み降ろし装置の全体構造について
は、図3、4により従来技術の項で説明したのと同様で
あるが、本実施例では、重畳匣鉢bがクランプ6で挟持
されて搬送コンベア3上に降ろされて来る場合に、敷板
5の一定寸法上方位置において一旦停止するようになつ
ている。
【0009】続いて、敷板5の位置合わせ装置を図1及
び図2によつて説明する。
【0010】搬送コンベア3の積み降ろし位置Aにおい
て、コンベア3を取り付けた本体フレーム10には台車
1側である図の右側へ突出する複数本のアーム11が突
設され、各アーム11に立設した支持板12を貫通して
回転軸14が支持されている。その回転軸14の一方の
突出端には、長い第1リンク15の中央部が固着され、
その第1リンク15の下端に、上記の本体フレーム10
に軸17により右向きに取り付けられたエアシリンダ1
8のピストンロツド19の先端が軸20によつて連結さ
れている。第1リンク15の内側には、それと平行リン
クを構成する短い第2リンク21の下端が軸22によつ
て支持され、第1リンク15と第2リンク21の上端に
わたつて移動体26が軸23、24によつて連結されて
いる。この移動体26と同様の移動体が敷板5の停止位
置ごとに対応して配設されて一体的に連結され、エアシ
リンダ18のピストンロツド19の収縮と伸長に伴つ
て、移動体26が、図1に示す後退位置と、図2に示す
前進位置との間で往復運動するようになつている。
【0011】各移動体26の上面には、水平方向の案内
孔28を透設した案内部27が形成されており、その案
内孔28内に摺動軸30が嵌装され、案内部27の上面
から案内孔28内に嵌入したピン31の先端を摺動軸3
0の上面に形成した縦溝32内に嵌めることによつて回
り止めが施されている。摺動軸30の先端には、積み降
ろし工程の停止位置にある重畳匣鉢bと敷板5との両方
にわたつて当接可能な高さを有する押圧板34が固着さ
れており、押圧板34と案内部27の前面との間に装着
された圧縮コイルばね35の弾拡力によつて摺動軸30
に前進方向の移動力が付勢され、摺動軸30の後端側に
螺着したナツト36が案内部27の後面に当たることに
よつて、移動が規制されている。
【0012】また、搬送コンベア3の上記の積み降ろし
位置Aの手前側には、図1の鎖線に示すように、敷板5
の左側面を押圧して敷板5を右側に予め移動させるため
の移動部材38が進退自由に設置されている。
【0013】次に、本実施例の作動を説明する。
【0014】クランプ6で挟持された台車1上の重畳匣
鉢bは、搬送コンベア3上の幅方向の中央に降ろされる
が、図1に示すように敷板5から一定寸法上方の位置で
一旦停止する。それまで、移動体26は後退位置に退避
している。一方、重畳匣鉢bを載せるための敷板5は、
当初は搬送コンベア3の中央部に台車1上の重畳匣鉢b
と同じ間隔で載置されるが、積み降ろし位置Aの手前で
移動部材38で押圧されることにより、予め右側にずれ
た状態で積み降ろし位置Aに搬送されて来る。重畳匣鉢
bの下降が停止すると、エアシリンダ18のピストンロ
ツド19が伸長することによつて移動体26が前進し、
それに伴つて摺動軸30並びに押圧板34が前進する。
これにより敷板5の右側面が押圧板34で押されて左側
に戻され、図2に示すように、押圧板34が重畳匣鉢b
の下端部の右側面に当たると、押圧板34の前進が停止
して、圧縮コイルばね35を弾縮しつつ移動体26のみ
が前進位置に移動する。これにより、重畳匣鉢bと敷板
5との搬送方向と直角方向の位置が整合する。この位置
合わせが各敷板5ごとに行われる。
【0015】一方、搬送方向については、敷板5は当初
の位置を保つており、重畳匣鉢bもクランプ6で挟持さ
れた段階で元の位置に修正されているから、移動体26
を後退させたのち引き続いてクランプ6を下げれば、重
畳匣鉢bが敷板5の上に正確に整合して積み降ろされ
る。
【0016】
【考案の効果】以上具体的に説明したように、本考案に
よれば、台車上の匣鉢の位置が移動中にずれたとして
も、そのずれに対応するように敷板が自動的に位置合わ
せされて常に匣鉢を敷板の真上に積み降ろすことがで
き、積み降ろしに際して匣鉢の転倒事故が生ずるのを確
実に防止することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の位置合わせ前の状態の一部
切欠正面図である。
【図2】位置合わせ後の状態の一部切欠正面図である。
【図3】匣鉢自動積み降ろし装置の概略を示す正面図で
ある。
【図4】同平面図である。
【符号の説明】
a:匣鉢 b:重畳匣鉢 A:積み降ろし位置 1:台
車 3:搬送コンベア 5:敷板 6:クランプ 7:挟持板 15:第1リン
ク 18:エアシリンダ 19:ピストンロツド 2
1:第2リンク 26:移動体 28:案内孔 30:摺動軸 34:押圧板 35:圧縮コイルばね
38:移動部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼成済みの製品を収容した匣鉢を多段に
    積み重ねて走行する台車の走行路の側方に、前記匣鉢の
    搬送コンベアを平行に敷設し、前記台車が所定の積み降
    ろし位置に来ると、前記積み重ねられた匣鉢を、前記台
    車上と前記搬送コンベア上で往復運動するクランプによ
    り前記台車の走行方向の前後両側から挟持して積み出
    し、前記搬送コンベア上に載置された敷板の上に順次に
    積み降ろすようにした匣鉢自動積み降ろし装置におい
    て、前記クランプで挟持されて積み降ろされる前記匣鉢
    を前記敷板の一定寸法上方位置で一旦停止させる構成と
    し、前記搬送コンベアの前記積み降ろし位置の手前側
    に、前記敷板をその搬送方向と直角方向の一側に予め移
    動させる移動部材を設置するとともに、前記搬送コンベ
    アの前記積み降ろし位置における前記敷板の前記移動方
    向の前方位置に、前記積み降ろしの停止位置にある前記
    匣鉢と前記敷板とにわたつて当接可能で、前記匣鉢が前
    記停止位置で停止したときに前進して前記敷板を前記移
    動方向と反対方向に押し戻す押圧板を設置したことを特
    徴とする匣鉢自動積み降ろし装置における敷板の位置合
    わせ装置。
JP473791U 1991-01-16 1991-01-16 匣鉢自動積み降ろし装置における敷板の位置合わせ装置 Expired - Lifetime JPH075056Y2 (ja)

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CN114772279A (zh) * 2022-04-27 2022-07-22 芜湖固高自动化技术有限公司 一种匣钵换料机器人及其末端执行装置
CN114873317A (zh) * 2022-06-07 2022-08-09 广东奥拓美自动化科技有限公司 具有保护功能的卸料机及物料烧结设备

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