JP2556952Y2 - 鎮圧ローラ装置 - Google Patents
鎮圧ローラ装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はパワーショベル等の油圧
掘削作業機に鎮圧用ローラを取付け・取外し自在に取り
付けた鎮圧ローラ装置に関するものである。
掘削作業機に鎮圧用ローラを取付け・取外し自在に取り
付けた鎮圧ローラ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パワーショベル等の油圧掘削作業機で整
地を行う場合に、地表を台車の前部に昇降自在に設けた
ブレードで平らに削り、台車の下部の両側に設けたクロ
ーラで鎮圧することが従来から行われている。しかしな
がら、この手段は地表にクローラ跡が凹凸状に残こり、
この凹部に雨などの水が溜まると排水されにくいので、
そのまま放置すると、鎮圧した地表が再び軟弱になると
いう問題がある。
地を行う場合に、地表を台車の前部に昇降自在に設けた
ブレードで平らに削り、台車の下部の両側に設けたクロ
ーラで鎮圧することが従来から行われている。しかしな
がら、この手段は地表にクローラ跡が凹凸状に残こり、
この凹部に雨などの水が溜まると排水されにくいので、
そのまま放置すると、鎮圧した地表が再び軟弱になると
いう問題がある。
【0003】そこで、前記問題を解消する手段として、
例えば実開昭56-168554 号公報は、油圧掘削作業機のブ
レード支持用アームに鎮圧用のローラを取り付け、この
ローラで地表を鎮圧する手段を提案している。
例えば実開昭56-168554 号公報は、油圧掘削作業機のブ
レード支持用アームに鎮圧用のローラを取り付け、この
ローラで地表を鎮圧する手段を提案している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記公報に
記載された手段は、鎮圧作業中にローラに泥が付着する
と、鎮圧面に凹凸が発生するので、この泥を落とす作業
が必要があり、その分、作業能率が低下するという問題
がある。本考案は上記問題を解消するために成されたも
のであり、泥などがローラ表面に付着した場合に容易に
脱落させることができ、しかも、ローラを取付け・取外
し自在とした鎮圧ローラ装置を提供することを目的とし
ている。
記載された手段は、鎮圧作業中にローラに泥が付着する
と、鎮圧面に凹凸が発生するので、この泥を落とす作業
が必要があり、その分、作業能率が低下するという問題
がある。本考案は上記問題を解消するために成されたも
のであり、泥などがローラ表面に付着した場合に容易に
脱落させることができ、しかも、ローラを取付け・取外
し自在とした鎮圧ローラ装置を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本考案の鎮圧ローラ装置の構成は、自走式油圧掘削
作業機の台車の前方に昇降自在に設けた整地用ブレード
に設けたブラケットにローラを支持させると共に、前記
ローラの表面をブレードの下縁に近接して配置して構成
されている。
めの本考案の鎮圧ローラ装置の構成は、自走式油圧掘削
作業機の台車の前方に昇降自在に設けた整地用ブレード
に設けたブラケットにローラを支持させると共に、前記
ローラの表面をブレードの下縁に近接して配置して構成
されている。
【0006】 前記ローラをブレードの下端から取り外
し可能に形成する手段には、油圧作業機械から分離して
取り外す手段、ローラ支持腕を回動させるなどして取り
外す手段など、各種の手段によっても実施することがで
きる。
し可能に形成する手段には、油圧作業機械から分離して
取り外す手段、ローラ支持腕を回動させるなどして取り
外す手段など、各種の手段によっても実施することがで
きる。
【0007】
【作 用】ブレードの下端に接近して表面が配置される
ように鎮圧用ローラを取り外し可能に取り付けており、
鎮圧作業中にローラ表面に泥などの付着物がこびり着い
た場合には、ローラの回転に伴なってこの付着物がブレ
ードの下端を通過する際に取り除かれ、鎮圧後の地表の
平滑性を向上させ、ブレードによる整地とローラによる
整地との両方の作業を1台の油圧掘削作業機で行うこと
を可能にする作用にする。
ように鎮圧用ローラを取り外し可能に取り付けており、
鎮圧作業中にローラ表面に泥などの付着物がこびり着い
た場合には、ローラの回転に伴なってこの付着物がブレ
ードの下端を通過する際に取り除かれ、鎮圧後の地表の
平滑性を向上させ、ブレードによる整地とローラによる
整地との両方の作業を1台の油圧掘削作業機で行うこと
を可能にする作用にする。
【0008】
【実 施 例】以下添付の図面を参照して本考案の実施
例を説明する。 (実施例1) 図1〜3に示す実施例1の鎮圧装置は、クローラ1aで
支持された台車1mの中央に旋回可能に支持されたスイ
ングフレーム1n有し、このスイングフレーム1nの前
方にブーム1p,アーム,バケットからなる作業機を持
つ自走式油圧掘削作業機1を改良したものである。前記
台車1mの前方にアーム2aを介して揺動自在に設けた
ブレード2の両側面にブラケット4を取り付け、このブ
ラケット4に鎮圧用のローラ6を着脱自在に設けて構成
されている。
例を説明する。 (実施例1) 図1〜3に示す実施例1の鎮圧装置は、クローラ1aで
支持された台車1mの中央に旋回可能に支持されたスイ
ングフレーム1n有し、このスイングフレーム1nの前
方にブーム1p,アーム,バケットからなる作業機を持
つ自走式油圧掘削作業機1を改良したものである。前記
台車1mの前方にアーム2aを介して揺動自在に設けた
ブレード2の両側面にブラケット4を取り付け、このブ
ラケット4に鎮圧用のローラ6を着脱自在に設けて構成
されている。
【0009】前記ブラケット4は図2に示すように、筒
状でローラ6を固定する複数個のピン穴8aを設けたも
のである。鎮圧用のローラ6は図3に示すように、ブラ
ケット4に嵌入するローラ支持腕6aをローラシャフト
6bの両端にL字形に取り付けたものである。このロー
ラ支持腕6aにはピン穴8aに対応するピン穴8bが設
けられており、図1に示すように、ローラ支持腕6aを
ブラケット4の下方から嵌入し、ボルト等の固定部材8
をピン穴8a,8bに挿通して突出端にナット8cを螺
合すると、このローラ6の表面がブレード2の下縁2b
に接近して位置するようになっている。
状でローラ6を固定する複数個のピン穴8aを設けたも
のである。鎮圧用のローラ6は図3に示すように、ブラ
ケット4に嵌入するローラ支持腕6aをローラシャフト
6bの両端にL字形に取り付けたものである。このロー
ラ支持腕6aにはピン穴8aに対応するピン穴8bが設
けられており、図1に示すように、ローラ支持腕6aを
ブラケット4の下方から嵌入し、ボルト等の固定部材8
をピン穴8a,8bに挿通して突出端にナット8cを螺
合すると、このローラ6の表面がブレード2の下縁2b
に接近して位置するようになっている。
【0010】 この鎮圧ローラ装置を使用する際には、
まず、図1に示すように、アーム2aを下げ、ローラ6
とローラ1aの後部とで自走式油圧掘削作業機1の前後
を支持し、油圧掘削作業機1の重量の一部がローラ6に
作用するようにする。そして、油圧掘削作業機1をロー
ラ1aを介して走行させてこの鎮圧ローラ6とクローラ
1aとの両者で地表Gを鎮圧する。
まず、図1に示すように、アーム2aを下げ、ローラ6
とローラ1aの後部とで自走式油圧掘削作業機1の前後
を支持し、油圧掘削作業機1の重量の一部がローラ6に
作用するようにする。そして、油圧掘削作業機1をロー
ラ1aを介して走行させてこの鎮圧ローラ6とクローラ
1aとの両者で地表Gを鎮圧する。
【0011】その際、ローラ6の表面に付着した泥は、
接近して配置されているブレード2の下縁2bで掻き落
とされるので、整地跡を綺麗に鎮圧することができる。
以上の説明から理解されるように、油圧掘削作業機1の
重量の一部をローラ6に掛けて鎮圧するので、ローラ6
の重量を軽くして取扱いを容易にすることができる。 (実施例1の変形) 図4〜6は実施例1の変形例を示すものであり、クロー
ラ1aの後部の下にローラ6mを配置しており、前後の
ローラ6とローラ6mとで鎮圧を行うようにしたもので
ある。
接近して配置されているブレード2の下縁2bで掻き落
とされるので、整地跡を綺麗に鎮圧することができる。
以上の説明から理解されるように、油圧掘削作業機1の
重量の一部をローラ6に掛けて鎮圧するので、ローラ6
の重量を軽くして取扱いを容易にすることができる。 (実施例1の変形) 図4〜6は実施例1の変形例を示すものであり、クロー
ラ1aの後部の下にローラ6mを配置しており、前後の
ローラ6とローラ6mとで鎮圧を行うようにしたもので
ある。
【0012】このローラ6mを油圧掘削作業機1に取り
付ける手段は、図5及び図6に示すようにローラシャフ
ト6cの外側端部に、L状の支持腕6dを取り付け、そ
の端部にブラケット6eを取り付けたものである。上記
構成のローラ6mを油圧掘削作業機1に取り付けるに
は、前記ブラケット1eに開けた複数のボルト穴6fに
ボルト6gを挿通してこの台車1mのフレームに螺合す
る。
付ける手段は、図5及び図6に示すようにローラシャフ
ト6cの外側端部に、L状の支持腕6dを取り付け、そ
の端部にブラケット6eを取り付けたものである。上記
構成のローラ6mを油圧掘削作業機1に取り付けるに
は、前記ブラケット1eに開けた複数のボルト穴6fに
ボルト6gを挿通してこの台車1mのフレームに螺合す
る。
【0013】以上のように構成した鎮圧ローラ装置は、
前方のローラ6と後方のローラ6mの両者に作用する重
量で鎮圧し、クローラ1aは直接地表に接しないないよ
うにしたものである。しかも、このローラ6mに付着し
た泥はローラ6mがクローラ1aと噛み合う際に取り除
かれるので、整地面を綺麗に鎮圧することができる。ま
た、図4に示す油圧掘削作業機1は、クローラ1aの跡
を残さないで整地場所から離れることができる。なお、
本変形例では油圧掘削作業機1を前進させるように操作
すると、クローラ1aで駆動されるローラ6mは逆転す
る関係で油圧掘削作業機1が後退することになる。 (実施例2) 図7〜12は実施例2の鎮圧ローラ装置を示すもので、ロ
ーラ6をブレード2に設けた回動軸6hを軸に回動し、
図8に示す鎮圧作業位置と、図9に示すアーム2a上に
乗せた収納位置とに配置できるようにしたものである。
前方のローラ6と後方のローラ6mの両者に作用する重
量で鎮圧し、クローラ1aは直接地表に接しないないよ
うにしたものである。しかも、このローラ6mに付着し
た泥はローラ6mがクローラ1aと噛み合う際に取り除
かれるので、整地面を綺麗に鎮圧することができる。ま
た、図4に示す油圧掘削作業機1は、クローラ1aの跡
を残さないで整地場所から離れることができる。なお、
本変形例では油圧掘削作業機1を前進させるように操作
すると、クローラ1aで駆動されるローラ6mは逆転す
る関係で油圧掘削作業機1が後退することになる。 (実施例2) 図7〜12は実施例2の鎮圧ローラ装置を示すもので、ロ
ーラ6をブレード2に設けた回動軸6hを軸に回動し、
図8に示す鎮圧作業位置と、図9に示すアーム2a上に
乗せた収納位置とに配置できるようにしたものである。
【0014】そのために、ローラ6には図10に示すよう
に、ローラ支持腕6aの先端に回動軸6hを取り付け、
また、ブレード2には図11に示すように回動軸6hを下
から支える半円状の下側ブラケット4aと、上から抑え
る4分円状の上側ブラケット4bとでリング状に軸受状
に形成している。下側ブラケット4aはブレード2に溶
接で固定し、また、上側ブラケット4bはブレード2の
側面にボルト4cによって取付け・取外し自在に取り付
けている。なお、図11に示す符号4dは上側ブラケット
4bの回り止めである。また、図8,9に示す符号2c
はアーム2aを台車1mに対して上げ下げする油圧シリ
ンダである。
に、ローラ支持腕6aの先端に回動軸6hを取り付け、
また、ブレード2には図11に示すように回動軸6hを下
から支える半円状の下側ブラケット4aと、上から抑え
る4分円状の上側ブラケット4bとでリング状に軸受状
に形成している。下側ブラケット4aはブレード2に溶
接で固定し、また、上側ブラケット4bはブレード2の
側面にボルト4cによって取付け・取外し自在に取り付
けている。なお、図11に示す符号4dは上側ブラケット
4bの回り止めである。また、図8,9に示す符号2c
はアーム2aを台車1mに対して上げ下げする油圧シリ
ンダである。
【0015】ローラ6を図8の作業位置と、図9の収納
位置とに固定するために、図10に示すようにローラ支持
腕6aにピン穴8bを設け、また、図12に示すようにこ
のピン穴8bに差し込む固定部材8はブラケット8eの
先端に取り付けており、このブラケット8eをブレード
2にボルト8dで回動自在に取り付け、ボルト8dの締
め付けを解除し、ピン穴8bから固定部材8を外せるよ
うにした。
位置とに固定するために、図10に示すようにローラ支持
腕6aにピン穴8bを設け、また、図12に示すようにこ
のピン穴8bに差し込む固定部材8はブラケット8eの
先端に取り付けており、このブラケット8eをブレード
2にボルト8dで回動自在に取り付け、ボルト8dの締
め付けを解除し、ピン穴8bから固定部材8を外せるよ
うにした。
【0016】したがって、図8に実線で示す位置にロー
ラ6を配置し、固定部材8をピン穴8bに差し込むと、
ローラ6をブレード2の下縁2bに近接した作業位置に
固定することができる。また、図9に示すようにローラ
6をアーム2a上に載せて固定部材8をピン穴8bに差
し込むと、このローラ6を収納位置に固定することがで
きる。なお、ローラ支持腕6aに開けたもう一つのピン
穴8f(図10)は、ローラ6を図8に2点鎖線で示した
作業位置に配置して使用する際に使用するものである。
ラ6を配置し、固定部材8をピン穴8bに差し込むと、
ローラ6をブレード2の下縁2bに近接した作業位置に
固定することができる。また、図9に示すようにローラ
6をアーム2a上に載せて固定部材8をピン穴8bに差
し込むと、このローラ6を収納位置に固定することがで
きる。なお、ローラ支持腕6aに開けたもう一つのピン
穴8f(図10)は、ローラ6を図8に2点鎖線で示した
作業位置に配置して使用する際に使用するものである。
【0017】前記実施例2の鎮圧ローラ装置において
は、ローラ6をブレード2から取り外す際は、ローラ支
持腕6aを回動軸6hを軸に回動させ、このローラ6を
アーム2a上に移動させればよいので、ローラ6の取付
け・取外し作業が容易となる。 (実施例3) 図13,14は実施例3の鎮圧ローラ装置を示すもので、ロ
ーラ6の取付け・取外しを更に容易にしたものである。
は、ローラ6をブレード2から取り外す際は、ローラ支
持腕6aを回動軸6hを軸に回動させ、このローラ6を
アーム2a上に移動させればよいので、ローラ6の取付
け・取外し作業が容易となる。 (実施例3) 図13,14は実施例3の鎮圧ローラ装置を示すもので、ロ
ーラ6の取付け・取外しを更に容易にしたものである。
【0018】 即ち、図13に示すように、ブレード2
の上部に断面が半円状のブラケット4を設け、また、図
14に示すように、ローラ6の側面のローラシャフト6
bの両側に板状のローラ支持腕6aを取り付け、このロ
ーラ支持腕6aに前記ブラケット4に引っ掛けるフック
6jを取り付けたものである。そして、図13に示すよ
うに、ブラケット4に一対のストッパー4eを取り付け
てローラ6が左右にずれないようにした。また、ローラ
支持腕6aに、図14に示すように、調整スタンド6k
をピン6pで軸支し、中性点を越えて調整スタンド6k
を回動させると、回動方向に付勢するように、いわゆる
支点越えの方法でスプリング6nを取り付けた。
の上部に断面が半円状のブラケット4を設け、また、図
14に示すように、ローラ6の側面のローラシャフト6
bの両側に板状のローラ支持腕6aを取り付け、このロ
ーラ支持腕6aに前記ブラケット4に引っ掛けるフック
6jを取り付けたものである。そして、図13に示すよ
うに、ブラケット4に一対のストッパー4eを取り付け
てローラ6が左右にずれないようにした。また、ローラ
支持腕6aに、図14に示すように、調整スタンド6k
をピン6pで軸支し、中性点を越えて調整スタンド6k
を回動させると、回動方向に付勢するように、いわゆる
支点越えの方法でスプリング6nを取り付けた。
【0019】前記調整スタンド6kは、ブラケット4に
ローラ6を装着時のローラ支持腕6aの姿勢を整える部
材であり、まず、調整スタンド6kを立ててローラ支持
腕6aを図14に示す姿勢とし、フック6jの下からブレ
ード2を上昇されるように操作し、ローラ6をブレード
2の前方に装着した後は調整スタンド6kを図14の点線
位置に収納する。
ローラ6を装着時のローラ支持腕6aの姿勢を整える部
材であり、まず、調整スタンド6kを立ててローラ支持
腕6aを図14に示す姿勢とし、フック6jの下からブレ
ード2を上昇されるように操作し、ローラ6をブレード
2の前方に装着した後は調整スタンド6kを図14の点線
位置に収納する。
【0020】また、ローラ6をブラケット4から外す場
合には、調整スタンド6kを立て、ブレード2を下に降
ろせばよい。このように、ローラ6の取付け・取外しは
ワンタッチで行うことができる。更に、ブレード2の下
縁2bに対するローラ6の位置の調整はローラ支持腕6
aの形状を予め定めることにより容易に行うことができ
る。なお、この実施例の場合には、ローラ6の側面がブ
レード2の下縁2bに接触して付着した泥を落とすこと
ができるが、このローラ6には油圧掘削作業機1の重量
が作用しないものである。 (実施例4) 図15に示す油圧掘削作業機1は前記各実施例に使用可能
なものであり、クローラ1aの下に右ローラ11aと左ロ
ーラ11b(総称する場合にはローラ11で表す)を配置
し、ローラ11で油圧掘削作業機1を走行させるようにし
たものである。なお、ブレード2に取付けたローラ6は
図示を省略している。
合には、調整スタンド6kを立て、ブレード2を下に降
ろせばよい。このように、ローラ6の取付け・取外しは
ワンタッチで行うことができる。更に、ブレード2の下
縁2bに対するローラ6の位置の調整はローラ支持腕6
aの形状を予め定めることにより容易に行うことができ
る。なお、この実施例の場合には、ローラ6の側面がブ
レード2の下縁2bに接触して付着した泥を落とすこと
ができるが、このローラ6には油圧掘削作業機1の重量
が作用しないものである。 (実施例4) 図15に示す油圧掘削作業機1は前記各実施例に使用可能
なものであり、クローラ1aの下に右ローラ11aと左ロ
ーラ11b(総称する場合にはローラ11で表す)を配置
し、ローラ11で油圧掘削作業機1を走行させるようにし
たものである。なお、ブレード2に取付けたローラ6は
図示を省略している。
【0021】ローラ11は図16に示すように、右ローラ11
a及び左ローラ11bを中央の回転軸11cで互いに独立し
て回転可能に接続しており、左右ローラ11a,11b は、い
ずれも、中間にクローラシュー1jの繋ぎ部分に噛み合
うローラ歯11dの両側にローラ11を配し一体としたもの
である。そして、図15に示すようにローラ11をクローラ
1aの下の配置し、連結部材12aで各ローラ11間を、ま
た、連結部材12bでブレード2とローラ11の間を、それ
ぞれ連結した。
a及び左ローラ11bを中央の回転軸11cで互いに独立し
て回転可能に接続しており、左右ローラ11a,11b は、い
ずれも、中間にクローラシュー1jの繋ぎ部分に噛み合
うローラ歯11dの両側にローラ11を配し一体としたもの
である。そして、図15に示すようにローラ11をクローラ
1aの下の配置し、連結部材12aで各ローラ11間を、ま
た、連結部材12bでブレード2とローラ11の間を、それ
ぞれ連結した。
【0022】以上のように構成した油圧掘削作業機1は
クローラ1aが回転すると、クローラシュー1jと噛み
合うローラ歯11dが回転し、4輪駆動車のように走行さ
せることができる。なお、前記連結部材12aは、油圧掘
削作業機1のトラックフレーム1hに連結するようにし
てもよい。以上説明したローラ11で走行する油圧掘削作
業機1は、それ自体を鎮圧ローラとして使用可能する
が、前記各実施例のブレード2の部分に設けた鎮圧ロー
ラを併用することにより、幅広の鎮圧面が容易に得られ
るので、鎮圧作業及びローラ取り付け作業を著しく向上
させ、質のよい鎮圧面が得られる。 (実施例3の応用例) 図17は、図13及び図14に示した実施例3の応用例を示し
ており、ローラ6を取り付けるブラケット4に小重量物
運搬用のバケット14を取り付けるようにしたものであ
る。このバケット14をブレード2に取り付ける手段は、
実施例3のローラ6をブレード2に取り付ける手段と同
様であり、図14と同様の部材には同じ符号を付し説明を
省略する。前記バケット14は油圧掘削作業機1に正規に
取り付けるバケット1kの補助バケットとして、一寸し
た重量物や、土砂などの運搬に便利に利用することがで
きる。
クローラ1aが回転すると、クローラシュー1jと噛み
合うローラ歯11dが回転し、4輪駆動車のように走行さ
せることができる。なお、前記連結部材12aは、油圧掘
削作業機1のトラックフレーム1hに連結するようにし
てもよい。以上説明したローラ11で走行する油圧掘削作
業機1は、それ自体を鎮圧ローラとして使用可能する
が、前記各実施例のブレード2の部分に設けた鎮圧ロー
ラを併用することにより、幅広の鎮圧面が容易に得られ
るので、鎮圧作業及びローラ取り付け作業を著しく向上
させ、質のよい鎮圧面が得られる。 (実施例3の応用例) 図17は、図13及び図14に示した実施例3の応用例を示し
ており、ローラ6を取り付けるブラケット4に小重量物
運搬用のバケット14を取り付けるようにしたものであ
る。このバケット14をブレード2に取り付ける手段は、
実施例3のローラ6をブレード2に取り付ける手段と同
様であり、図14と同様の部材には同じ符号を付し説明を
省略する。前記バケット14は油圧掘削作業機1に正規に
取り付けるバケット1kの補助バケットとして、一寸し
た重量物や、土砂などの運搬に便利に利用することがで
きる。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように本考案の鎮圧ローラ
は、油圧掘削作業機に取り付ける整地用ブレード2の下
縁2bに接近させて地表鎮圧用のローラ6を取外し可能
に取り付け、ローラに付着する泥をブレード2で除去し
ながら鎮圧するようにしたので、専用の作業機を使用し
ないでも、手軽に平坦に鎮圧することが可能となり、鎮
圧後に地表を軟弱にする水溜まりが生じることを可及的
に抑制できる。しかも、一つの作業機で地表を削る整地
と鎮圧による整地との両方を効率的に行うことができ
る。しかも、本考案は、従来の装置に僅かな設計変更を
加えるだけで実現できるのでコスト的に極めて有利であ
る。
は、油圧掘削作業機に取り付ける整地用ブレード2の下
縁2bに接近させて地表鎮圧用のローラ6を取外し可能
に取り付け、ローラに付着する泥をブレード2で除去し
ながら鎮圧するようにしたので、専用の作業機を使用し
ないでも、手軽に平坦に鎮圧することが可能となり、鎮
圧後に地表を軟弱にする水溜まりが生じることを可及的
に抑制できる。しかも、一つの作業機で地表を削る整地
と鎮圧による整地との両方を効率的に行うことができ
る。しかも、本考案は、従来の装置に僅かな設計変更を
加えるだけで実現できるのでコスト的に極めて有利であ
る。
【図1】本考案の実施例1による鎮圧ローラ装置の全体
の側面図である。
の側面図である。
【図2】図1のA部をローラを外して示した要部拡大斜
視図である。
視図である。
【図3】図1に示すローラの拡大斜視図である。
【図4】実施例1の変形例を示す側面図である。
【図5】図4の要部後面図である。
【図6】図5に示すローラの拡大斜視図である。
【図7】本考案の実施例2による鎮圧ローラの全体側面
図である。
図である。
【図8】図7の要部拡大図である。
【図9】図7に示すローラを収納した場合の要部拡大図
である。
である。
【図10】図7に示すローラの部分斜視図である。
【図11】図7に示すブレードの斜視図である。
【図12】図8のB部の拡大図である。
【図13】本考案の実施例3によるブレードの斜視図であ
る。
る。
【図14】図13のブレードの前部に設けるローラの斜視図
である。
である。
【図15】各実施例に使用することのできる油圧掘削作業
機の斜視図である。
機の斜視図である。
【図16】図15に示す鎮圧用ローラの斜視図である。
【図17】図13に示すブレードの前部に固定するバケット
の斜視図である。
の斜視図である。
1 油圧掘削作業機 2 ブレード 2b ブレードの下縁 2c 油圧シリン
ダ 4 ブラケット 4a 下側ブラケ
ット 4b 上側ブラケット 4e ストッパー 6 ローラ 6a ローラ支持
腕 6c ローラシャフト 6d 支持腕 6e ブラケット 6h 回動軸 6k 調整スタンド 8 固定部材 8a ピン穴 8b ピン穴 8e ブラケット
ダ 4 ブラケット 4a 下側ブラケ
ット 4b 上側ブラケット 4e ストッパー 6 ローラ 6a ローラ支持
腕 6c ローラシャフト 6d 支持腕 6e ブラケット 6h 回動軸 6k 調整スタンド 8 固定部材 8a ピン穴 8b ピン穴 8e ブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山田 昌宏 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番 地1 三菱農機株式会社内 (72)考案者 上野 博芳 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番 地1 三菱農機株式会社内 (72)考案者 村田 大輔 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番 地1 三菱農機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭56−168554(JP,U) 実開 平3−108008(JP,U) 実開 昭62−3809(JP,U) 実開 平1−90805(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 自走式油圧掘削作業機の台車の前方に昇
降自在に設けた整地用ブレードに設けたブラケットにロ
ーラを支持させると共に、前記ローラの表面をブレード
の下縁に近接して配置した鎮圧ローラ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7420992U JP2556952Y2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 鎮圧ローラ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7420992U JP2556952Y2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 鎮圧ローラ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0635349U JPH0635349U (ja) | 1994-05-10 |
JP2556952Y2 true JP2556952Y2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=13540578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7420992U Expired - Fee Related JP2556952Y2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 鎮圧ローラ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2556952Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-10-23 JP JP7420992U patent/JP2556952Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0635349U (ja) | 1994-05-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970701 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |